JPH0433435A - リング伝送路切り替え機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、リング状伝送路の構成方式に係り、特に、リ
ング伝送路の切離し、接続によるリング伝送路の切り替
えを行うリング伝送路切り替え機構に関する。

［従来の技術］ 一般に、ＬＡＮ等におけるリング伝送路は、配線室等に
集線装置を複数台設置し、これらの集線装置から、パッ
チ盤によりケーブルの中継を行い、伝送路全体がリング
状になるように構成されている。また、このようなリン
グ伝送路が、障害でラップされている場合には、伝送路
を折返すことにより、リングが形成されるようになって
いる。

前述のように構成されるリング状伝送路において、例え
ば、リング伝送路に障害が発生し、前述のような折返し
状態を作る場合、伝送路のどの部分（例えば、ＬＡＮを
構成する伝送路が建物の複数階にわたって敷設されてい
る場合、どの階か、あるいは、各階のどの部分か）で障
害が発生しているかを特定する必要があるが、伝送路が
リング構成になっているため、すぐには特定することが
できない。

従って、前述のような伝送路に障害が発生した場合、そ
の障害をみつけるために、階毎に伝送路の切り離しを行
い、リングの正常性を確認したり、また、障害の発生し
ている階が特定できた後も、当該階のどの集線装置また
はローブに障害があるかの切り分けを、パッチ盤よりケ
ーブルを外し、あるいは、戻したりすることによって行
う必要がある。

このため、従来一般に用いられているリング状伝送路は
、伝送路障害が発生した場合、伝送路の障害部分を特定
できるまでには、何度もケーブルの抜き差し等を行って
構成状態を切り替える必要があり、作業性が悪く、時間
がかかるという問題があった。

なお、この種リング状伝送路に関する従来技術として、
例えば、コンピュータ＆ネットワークＬＡＮ　　１９８
７／４内のｒＩＢＭ社のトークン・リングＬＡＮのハー
ドウェアとソフトウェア」等に記載された技術が知られ
ている。

［発明が解決しようとする課題］ 前記従来技術は、伝送路に障害等が発生した場合、リン
グ伝送路の構成状態を切り替えて、障害となっている特
定部位を容易にみつけられるような配慮がなされていな
いため、障害切り分けのための作業量が多大となり、し
かも、多くの時間を要するという問題点を有している。

本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、リン
グ状伝送路に障害が発生した場合、容易にリングの構成
状態の切り替えを行うことができ、かつ、特定の一箇所
で、リングの構成状態の切り替えを行うことができるよ
うにしたリング伝送路切り替え機構を提供することにあ
る。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば前記目的は、集線装置毎に、または、複
数の集線装置毎に伝送路の切り替えができるように、リ
ング幹線をスター状に構成し、このスター状の幹線毎に
切り替えを行うことのできる切り替え機構を設けること
により達成される。

さらに、本発明の目的は、前記切り替え機構を、一箇所
から操作して、リング構成の切り替えを可能とするため
、切り替え機構から、リング幹線をスター状に構成し、
切り替え機構毎にリング状伝送路の構成を変更すること
のできる前述と同様の切り替え機構を設けることにより
達成される。

［作　用］ 切り替え機構は、スター状に構成された各伝送路を、該
伝送路を含めて全体でリング構成にできるように、切り
替えスイッチを備えており、このスイッチの操作により
、リングの切り離し、接続を行うことが可能である。こ
のスイッチによって、スター状リング伝送路に接続され
た１つまたは複数の集線装置、あるいは、他の切り替え
機構を切り離し、あるいは、接続することができる。

このため、前記１つまたは複数の集線装置、集線装置内
リング支線、及び、集線装置に接続された端末ステーシ
ョンで構成されたリングを、別リングとし、該別リング
が、障害になっていた場合等には、全体のリングからそ
の障害部分を取除くことができるので、残りのリングの
運転を継続することができる。

［実施例］ 以下、本発明によるリング伝送路切り替え機構の実施例
を図面により詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例のシステム全体の構成を示す
ブロック図、第２図はリング伝送路切り替え機構の内部
構成を示すブロック図、第３図はリング伝送路切り替え
機構により制御される伝送路の状態を説明する図、第４
図はリング伝送路切り替え機構による伝送路の切り離し
例を説明する図である。第１図〜第４図において、１ａ
％　ｌｂはリング伝送路切り替え機構、２は集線装置、
３は端末ステーション、４はリング幹線、５は端末ケー
ブル、６ａ、６ｂ１６ｃｌ　〜６ｃ４はリング切り替え
スイッチ、ｌｌａ〜ｌｌｃはメディアインタフェースス
イッチである。

第１図に示す本発明の一実施例は、リング状伝送路を建
物の３つの階にわたって敷設したシステム例である。そ
して、この実施例は、各階に設置したリング切り替え機
構１ｂと、該切り替え機構ｌｂから延長したリング幹線
４に接続された、システム全体で１つのリング切り替え
機構１ａと、前記切り替え機構１ｂにリング幹線４を介
して接続される集線装置２とを備えて構成されている。

さらに、集線装置２には、端末ステーション３が、端末
ケーブル５（リング支線）を介して接続されている。

第１図に示す本発明の一実施例において、リング幹線４
と端末ケーブル（リング支線）５とは、全体で１つのリ
ング伝送路を構成しており、端末ステーション３相互間
で互いに通信を行うことが可能である。また、リング切
り替え機構１ａ及びｌｂは、同一機構を備えており、こ
の切り替え機構により、リング伝送路の切り離し、接続
を行うことが可能である。

リング構成切り替え機構１（ｌａ、ｌｂ）は、第２図に
示すように、リング幹線４を６本までスター状に接続で
きる接続口、すなわち、メディアインタフェースコネク
タ１１　　（１１ａ、　　１　ｌｂ。

１１ｃ）を備えており、また、それぞれの接続口対応に
、伝送路の切り替えを行うためのリング切り替えスイッ
チ６　（６ａ、６ｂ、６ｃｌ　〜６ｃ４）を備えて構成
されている。このスイッチ６は、伝送路の切り替えを直
接行うメカニカルスイッチでもよく、また、リレー接点
により切り替えるものであってもよい。

次に、第２図のリング切り替えスイッチ６を切り替える
ことにより構成される伝送路の状態を第３図により説明
する。

第２図に示すリング切り替えスイッチ６のうち、スイッ
チ６ｃｌ、６ｃ２．６ｃ３．６ｃ４は、コネクタｌｌｃ
側に伝送路を作るか、または、伝送路を、コネクタｌｌ
ａから、コネクタｌｌｂにパスさせるかを切り替えるス
イッチである。

従って、伝送路をコネクタｌｌａからコネクタ１１ｂに
パスさせる場合に、コネクタｌｌｃ側のリングは、スイ
ッチ６ｃｌ、６ｃ２．６ｃ３または６ｃ４により、これ
らのスイッチの個所で切離される。そして、コネクタｌ
ｌｃに接続される伝送路は、スイッチ６ｃｌ〜６ｃ４の
部分で折り返されたルートを形成する。

第３図に示す例は、このスイッチ６ｃｌ、６Ｃ２，６ｃ
３．６ｃ４が、伝送路をパスしていない場合であり、ス
イッチ６ｃｌ〜６ｃ４は、コネクタｌｌｃ側へ伝送路を
開いた状態になっている。

この状態において、スイッチ６ａ、６ｂをそれぞれ切り
替えることにより、第３図に示すような伝送路状態を形
成することができる。

すなわち、スイッチ６ａ、６ｂが共にオフの場合、コネ
クタ１１ａ−１１ｃに接続されている全てのリング幹線
４が１つのリング伝送路を構成するように接続され、ま
た、スイッチ６ａ、６　ｂが共にオンの場合、コネクタ
ｌｌａ〜ｌｌｃに接続されているリング幹線４が、それ
ぞれ独立にリング状となるように接続される。この場合
、コネクタｌｌｃに接続される複数のリング幹線４は、
全体で１つのリング伝送路を形成するように接続される
。さらに、スイッチ６ａ１６ｂの一方がオン、他方がオ
フの場合、コネクタ１１ａ、１１ｂに接続されるリング
幹線４のいずれか一方が、対応するスイッチ６ａ、６ｂ
の部分で折り返し接続され、他のリング幹線４の全てが
１つのリング伝送路を構成するように接続される。

第４図は３Ｆ（３階）のリングを切り離した場合のスイ
ッチの状態を示しており、この第４図において、リング
伝送路切り替え機構１ａは、６個のメディアインタフェ
ースコネクタを備えているので、各階のリング伝送路切
り替えスイッチ１ｂに接続されていることを示すＩＦ〜
３Ｆの表示のないコネクタには、図示しない、他の階ま
たは同一階の他の場所に置かれているリング伝送路切り
替えスイッチｌｂ接続されている。

第４図にの例では、スイッチ６ｃｌをパス状態にし、ス
イッチ６ａ、６ｂを、第３図に示す両者共のオンの状態
にして伝送路を構成している。これにより、ＩＦ、２Ｆ
は、同一のリング伝送路を構成することになるが、３Ｆ
は、１Ｆ、２Ｆ及び他の部分と切離された個別のリング
を構成することができる。

第４図に示す例は、例えば、３Ｆに敷設した伝送路に障
害が発生して、３Ｆ部分の伝送路を切り離す場合で、Ｉ
Ｆ、２Ｆに敷設された伝送路は、３Ｆの障害が取り除か
れたことにより、システムの運転を再開することができ
る。

また、３Ｆの伝送路の障害がどこにあるかは、３Ｆに置
かれたリング切り替え機構１ｂを用いて、各集線装置２
を接続しているリング幹線４毎にパスさせて、集線装置
２に接続されたワークステーション等の端末ステーショ
ン３を立上げ、その使用可否を明らかにすることにより
、伝送路の障害の有無をで見つけることが可能である。

前述した本発明の一実施例は、リング切り替え機構を、
２段に接続して構成したが、リング切り替え機構は、さ
にら多段に接続されてもよい。

第５図は本発明の他の実施例のシステム構成を示すブロ
ック図であり、図の符号は第１図の場合と同一である。

この本発明の他の実施例は、各階に設置したリング切り
替え機構１ｂを相互間で接続して、リング伝送路を構成
したものである。

この実施例は、特定の１ケ所で、階毎の伝送路を切り離
すことのできるリング切り替え機構を備えていないので
、伝送路に障害が発生した場合、各階毎に順番に、伝送
路の切り離し、接続を行う必要があり、例えば、リング
伝送路の一部が障害になった場合、全ての階について、
切り離し、接続を行って、障害となっている特定の伝送
路部分を切り離す必要がある。

しかし、この実施例は、階渡りが多くなった場合など、
特定箇所で、各階の切り離しをコントロールするリング
切り替え機構１８を備える第１図に示した実施例に比べ
、特定箇所にケーブルを集中させる必要がない点で、リ
ング伝送路の構築を簡単にすることができる。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、リング伝送路の切
り離しを、１箇所で行うことができるので、リング構成
を容易に変更することが可能であり、また、リング伝送
路切り替え機構間をリング状に接続して、容易にリング
構成を作り、スター状リング幹線を切離すことができる
ので、伝送路に障害が発生した場合にも、少ない作業量
で、容易に、短時間で、障害伝送路部分の切り分けを行
うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のシステム全体の構成を示す
ブロック薗、第２図はリング伝送路切り替え機構の内部
構成を示すブロック図、第３図はリング伝送路切り替え
機構により制御される伝送路の状態を説明する図、第４
図はリング伝送路切り替え機構による伝送路の切り離し
例を説明する図、第５図は本発明の他の実施例のシステ
ム構成を示すブロック図である。 １ａ、１ｂ・・・・・・リング伝送路切り替え機構、２
・・・・・・集線装置、３・・・・・・端末ステーショ
ン、４・・・・・・リング幹線、５・・・・・・端末ケ
ーブル（リング支線）、６ａ、６ｂ、６ｃｌ〜６ｑ４・
・・・・・リング切り替えスイッチ、ｌｌａ〜ｌｌｃ・
・・・・・メディアインタフェーススイッチ。 第１図 Ｉ　ａ　−ｒ　ｌ　ｂ　−−−’）　ンク”イｓｉｘ切
ン眉゛之機′番２−−−某煉装！ ３−−−メＩ（ステーション ４−−−　ンングネや鳳 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、端末ステーションが接続されている複数の集線装置
   が、リング状の伝送路により接続されて構成される伝送
   システムにおいて、前記リング状の伝送路内にリング切
   り替え機構を備え、前記リング状伝送路を前記切り替え
   機構を介してスター状に集線装置または他の切り替え機
   構に接続するように構成し、前記切り替え機構は、スタ
   ー状のリング伝送路を、各スター状のリング伝送路毎に
   切り離しあるいは接続することを特徴とするリング伝送
   路切り替え機構。