JPH04332416A - ガス断路器及びガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス断路器及びガス絶縁開閉装置

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JPH04332416A
JPH04332416A JP3131592A JP13159291A JPH04332416A JP H04332416 A JPH04332416 A JP H04332416A JP 3131592 A JP3131592 A JP 3131592A JP 13159291 A JP13159291 A JP 13159291A JP H04332416 A JPH04332416 A JP H04332416A
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JP
Japan
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circuit
disconnector
conductor
gas
cylindrical magnetic
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JP3131592A
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Atsushi Ozawa
小沢 淳
Toshio Ishikawa
敏雄 石川
Yukio Kurosawa
黒沢 幸夫
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to DE69213082T priority patent/DE69213082T2/de
Priority to KR92007516A priority patent/KR0126125B1/ko
Priority to CA002068142A priority patent/CA2068142C/en
Priority to CN92103359A priority patent/CN1026370C/zh
Priority to US07/879,997 priority patent/US5410116A/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/02Details
    • H01H33/04Means for extinguishing or preventing arc between current-carrying parts
    • H01H33/12Auxiliary contacts on to which the arc is transferred from the main contacts
    • H01H33/121Load break switches
    • H01H33/122Load break switches both breaker and sectionaliser being enclosed, e.g. in SF6-filled container
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/64Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid wherein the break is in gas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H31/00Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H31/26Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means with movable contact that remains electrically connected to one line in open position of switch
    • H01H31/32Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means with movable contact that remains electrically connected to one line in open position of switch with rectilinearly-movable contact

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開閉動作時での再点弧
サ−ジ抑制機能を備えたガス絶縁開閉装置に係り、特に
ガス断路器に好適なガス絶縁開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、発電設備や変電設備では、断路
器などによる電路開閉操作に伴なう、いわゆる再点弧サ
−ジサージ電圧の抑制が重要な命題である。
【0003】そこで、従来から、例えば、特開昭61−
66510号公報に記載されているように、高電圧導体
の外周に円筒状の磁性体を装着し、ガス断路器の再点弧
サ−ジを抑制するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、再点
弧サージ抑制用の磁性体の存在による線路インダクタン
ス(インピーダンス)増加の影響について配慮がされて
おらず、事故電流等の遮断時に遮断器の極間に余分な回
復電圧が掛り、遮断器が事故電流等を遮断できないとい
う事態発生の問題があった。すなわち、事故電流等が零
点通過後、上記磁性体の存在で増加しているインダクタ
ンスにより高い回復電圧が遮断器の極間に現われ、この
結果、遮断器は再点弧し、遮断不能になってしまうので
ある。
【0005】本発明は、充分な再点弧サ−ジ抑制機能を
備えながら、系統内に存在する遮断器の動作に影響を与
えることがなく、常に確実に事故電流の遮断が可能なよ
うにしたガス断路器及びガス絶縁開閉装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、開閉装置内の再点弧サ−ジ抑制用の磁性体が設けら
れている導体部分を迂回する短絡接点回路を設け、開閉
装置による電路開放動作時だけ、この短絡接点回路を開
放するようにしたものである。
【0007】
【作用】開閉装置が閉成されている定常状態では、上記
短絡接点回路手段は、上記磁性体が設けられている導体
部分から事故電流を迂回させるように働く。すなわち、
磁性体が設けられている導体部分のインピ−ダンスは短
絡接点回路のそれよりも大きいので、定常状態での事故
電流等は殆どこの短絡接点回路を流れるため、インダク
タンスの増加は無く、系統内にある遮断器極間の回復電
圧が余分に高くなることは無い。
【0008】一方、開閉装置が電路開放動作時には、短
絡接点回路が開放されるので、再点弧サ−ジ電流は磁性
体が設けられている導体部分を流れ、この磁性体を貫通
する部分での高周波数に対する損失効果が確実に与えら
れることになり、開閉装置の開閉動作による再点弧サ−
ジ電圧を充分に抑制することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明によるガス断路器及びガス絶縁
開閉装置について、図示の実施例により詳細に説明する
。図1は、本発明をガス断路器に適用した場合の一実施
例で、図から明らかなように、この実施例では、SF6
(六フッ化イオウ)ガス1を封入した接地タンク2内に
固定子側3と可動子側4から構成される電路開閉部を収
納してガス断路器が構成されている。
【0010】まず、固定子側3は、固定子側導体兼シ−
ルド5と、これに設けられている主固定子6、補助導体
7と、これに設けられている補助固定子8、それに補助
導体7の外周に装着した円筒状磁性体9とからなり、固
定子側導体兼シ−ルド5は取付け金具10を介して補助
導体7につながり、補助導体7は図示しないがガス断路
器の母線導体に至る。
【0011】また、可動子側4は、可動子側シ−ルド1
1と可動子12、接触子13、取付け金具14、それに
管状の導体15からなり、可動子12の先端には主可動
子16が設けられ、さらに、その先端部は補助可動子1
7を形成している。ここで、主固定子6は主固定接点を
、主可動子16は主可動接点を、補助固定子8は補助固
定接点を、そして補助可動子17は補助可動接点を夫々
構成している。
【0012】なお、この図1では断路器が開離中の状態
を示し、従って、可動子12は極間の途中にあって再点
弧18が発生している様子を表わしている。
【0013】次に、この実施例の動作について、図2の
回路を併用して説明する。この図2は、図1の実施例の
等価回路に相当するもので、図において、20は主接点
で、主固定子6と主可動子16とで構成されるものを表
わし、そして、21は補助接点で、補助固定子8と補助
可動子17とで構成されるものを表わしている。
【0014】また、22は主接点20を含む主回路、2
3は補助接点21を含む補助回路である。そして、補助
回路23は円筒状磁性体9を有するのでインピ−ダンス
が高く、主接点20と補助接点21の双方が閉じている
定常状態では、事故電流等は殆ど主回路22を流れるよ
うになり、従って、この主回路22が、本発明に言う短
絡接点回路を構成する。
【0015】まず、図2の(a)は、可動子12が右方
向に変位していて、主可動子16が主固定子6に、そし
て補助可動子17は補助固定子8に夫々係合している状
態を表わしており、従って、主接点20、補助接点21
は何れも閉極されている状態を表わしている。なお、こ
の状態を定常状態ということは、上記した通りである。
【0016】この定常状態では、主接点20、補助接点
21をそれぞれ含む主回路22、補助回路23において
、補助回路23は、それを構成する補助導体7が円筒状
磁性体9を有するのでインピ−ダンスが高く、従って、
上記したように、定常状態では事故電流等は殆ど主回路
22を流れ、このため、事故電流等に対して、断路器が
不必要に高インピ−ダンスになることは無く、事故電流
等の零点通過後、余分の回復電圧が遮断器の極間に現わ
れて遮断失敗を引き起こす虞れは確実に抑えられる。
【0017】次に、図2の(b)、(c)は断路器が開
極動作中を示し、まず、主接点20が開極され、ついで
、補助接点21が開極される状態を表わしている。すな
わち、断路器が開極操作されると、可動子12は、上記
した右方向に変位していた状態から、図1に矢印で示す
ように、左方向に移動を開始し始める。そうすると、ま
ず、主可動子16が主固定子6との係合状態を外れ、こ
れにより主接点20が開路する。これが図2の(b)の
状態であり、従って、この状態では、断路器を通過する
電流は、全て補助回路23に移行している。
【0018】ついで、更に可動子12が矢印方向に移動
すると、やがて、補助可動子17も補助固定子8との係
合状態を脱し、補助接点21が開き始める。これが(c
)の状態で、この過程で補助接点21には再点弧25を
発生するが、円筒状磁性体9の効果によりサ−ジ電流は
低減され、再点弧サ−ジ電圧は確実に抑制される。そし
て、この(c)の状態の後で、主接点20と補助接点2
1の双方は完全に開き、断路器は電路開放状態になるの
である。
【0019】従って、この実施例によれば、円筒状磁性
体9による断路器での再点弧サージ抑圧機能を何ら損な
うことなく、確実に、系統内にある遮断器の遮断失敗を
防止することができる。ここで、上記円筒状磁性体9に
はパ−マロイ、鉄、フェライト等の各種の磁性体材料を
用いることができるが、数100kHz〜数10MHz
の高周波数電流に対して損失が大きくなるフェライトが
適切である。
【0020】ところで、この実施例では、磁性体9の長
手方向にサ−ジ電圧が発生し、これが運転電圧波高値の
2倍程度に達することもあり、従って、これに見合って
主固定子6と補助固定子8の絶縁耐力を確保しておく必
要がある。また、再点弧18が、主固定子6と補助可動
子17の間でなく、補助固定子8と補助可動子17の間
で確実に生じるよう、主固定子6と主可動子16、それ
に補助固定子8と補助可動子17の形状及び寸法にバラ
ンスを取り、時間的に変化する電界制御が正確に与えら
れるように、全体を構成する必要があるのは言うまでも
ない。
【0021】次に、図3は本発明の他の一実施例で、図
1の変形例に相当し、固定子側3の補助導体7に追随バ
ネ3を有する追随型補助固定子31を設け、断路器が電
路開放動作時に、可動子12が矢印方向に移動を開始し
たとき、補助可動子17が追随型補助固定子31に係合
した状態から、追随バネ3の伸びにより、所定距離だけ
補助可動子17に追随した後、今度は追随バネ3の張力
により係合が外れ、復帰するようにしたものである。
【0022】従って、この図3の実施例によれば、追随
型補助固定子31による補助可動子17への追随作用に
より、主可動子16が主固定子6からの係合を脱する以
前での補助接点21の開路を確実に抑えることができ、
これら主可動子16と主固定子6間での再点弧の発生を
無くし、追随型補助固定子31と補助可動子17の間で
常に確実に再点弧18を発生させることができるという
効果がある。
【0023】次に、本発明の更に別の実施例を図4によ
り説明する。この図4の実施例は、円筒状磁性体9を最
終接離部の可動子側4に設置した場合のもので、図示の
ように、導体を兼用した可動子側シ−ルド11の左端に
主固定接触子40を設けると共に、導体15に嵌合して
、その外面を、可動子12の操作棒41の動きと一緒に
摺動するようにしたリング状の可動主接触子42を設け
、断路器閉極時には、主固定接触子40に主可動接触子
42が接触し、これにより可動子12と可動子側シ−ル
ド11、それに主固定接触子40と主可動接触子42か
らなる短絡接点回路が形成されるようにし、定常状態で
は、導体15が円筒状の磁性体9を貫通する部分ではな
く、可動子12から可動子側シ−ルド11に線路電流の
殆どが流れ、このときには円筒状磁性体9の作用が生じ
ないようにしたものである。
【0024】図5は、図4のA−A’方向から見た導体
15の断面図で、この図から明らかなように、この管状
をした導体15には、その直径方向に離れて2本の長手
方向に伸びるスリットが形成してあり、これらのスリッ
トを通して支持棒43により主可動接触子42を操作棒
41に取付け、操作棒41と一緒に可動接触子42が摺
動移動するように構成してある。
【0025】従って、図2の場合と同様に、この図4の
実施例の等価回路に相当するものを示すと図6のように
なり、この実施例の場合には、第1主接点200が主固
定接触子40と主可動接触子42で構成され、第2主接
点210は主固定子6と可動子12とで構成され、更に
主回路22は可動子側シ−ルド11により構成されてい
ることになる。
【0026】次に、この図4の実施例の動作について説
明すると、まず断路器が電路を閉じている定常状態では
、操作棒15により、可動子12は図の右方に位置して
固定子6に係合し、同時に主可動接触子42は主固定接
触子40に係合した状態にある。
【0027】従って、このときには第1主接点200と
第2主接点210の双方が閉じられていることになり、
従って、その等価回路は図6(a)に示すようになり、
事故電流を含む線路電流の殆どは、円筒状磁性体9を貫
通しているためインダクタンスが大きくなっている導体
15ではなく、可動子側シ−ルド11からなる主回路2
2を流れるため、線路インダクタンスの増大は全く無く
、系統内にある遮断器の動作に悪影響を与えて遮断失敗
を誘発する虞れの発生を確実に抑えることができる。
【0028】次に、断路器が開路操作されると、操作棒
15は、図4の左方向に動き始めるが、このとき、この
操作棒15の左方向への移動に際して、まず主可動接触
子42が主固定接触子40から離れ、さらに操作棒15
が左方向に所定距離移動したとき、こんどは可動子12
が固定子6から離れるように、主可動接触子42の操作
棒15への取付位置が選定されている。
【0029】この結果、断路器の開路操作が開始される
と、図6(a)の状態から、まず(b)の状態になり、
ここで第1主接点200の開放により、それまで主回路
22に流れていた電流は全て導体15に移行し、ついで
同図(c)に示すように、第2主接点210も開放され
始めるので、ここで再点弧8が発生するが、このときに
は、電流は全て円筒状磁性体9を貫通している導体15
に移行しているため、断路器開放動作にともなう再点弧
サ−ジ電流も全て円筒状磁性体を貫通するので、確実に
再点弧サ−ジ電圧を抑制しながら電路開放を完了させる
ことができる。
【0030】図7は、更に本発明の別の一実施例で、こ
の実施例は、円筒状磁性体9を最終接離部の固定子側3
に設置した場合のもので、固定子側導体兼シ−ルド5の
可動子側4とは反対側に主固定接触子50を設けると共
に、導体7の外周部を摺動するリング状の主可動接触子
51を設け、この主可動接触子51を連動棒52に取付
けたものである。
【0031】連動棒52の可動子12に面した端部には
押板53が設けられるが、その反対側の端部には支持棒
54が設けてあり、この支持棒54により主可動接触子
51が連動棒52に取付られるようになっている。そし
て、この連動棒52全体は、管状をなしている導体7の
内部に摺動可能に挿入され、ストッパ56で保持されて
いる戻しスプリング55により、通常は図示の状態に位
置するようになっている。なお、主可動接触子51と支
持棒54との連結状態は、図5の実施例の場合と同じで
、導体7に設けてあるスリットを介して相互に連結され
ている。
【0032】次に、この図7の実施例の動作について説
明すると、まず、まず断路器が電路を閉じている定常状
態では、可動子12が図の右方に移動して固定子6に係
合した上で、さらに押板53に当接し、これによりスプ
リング55の反力に抗して連動棒52を図の右方に移動
させ、主可動接触子51を主固定接触子50に係合させ
た状態にある。
【0033】そこで、この状態を、図4の実施例の場合
と同様に、図6の等価回路で説明すると、図の(a)で
示す状態になる。なお、この図7の実施例の場合には、
第1主接点200は主固定接触子50と主可動接触子5
1で構成され、第2主接点210は固定子6と可動子1
2で構成されていることになり、主回路22は固定子側
導体兼シ−ルド5と取付け金具10で構成されているこ
とになる。
【0034】従って、この定常状態では、線路電流は、
殆どがインピーダンスの低い、可動子12と固定子6、
取付け金具10と固定子側導体兼シ−ルド5、それに主
固定接触子50と主可動接触子51からなる主回路20
0、つまり短絡接点回路を流れることになり、定常状態
では磁性体9の作用が生じないようになって、系統内に
ある遮断器の遮断動作に影響を与える虞れを充分に無く
すことができる。
【0035】次に、断路器開極時には、可動子12が固
定子6に係合した状態から、図7の左方に動き始めるの
で、スプリング55により、この可動子12の動きに追
随して連動棒52も左方に戻り始め、この結果、まず主
可動接触子51が主固定接触子50から外れ、ついで可
動子12も固定子6から外れて、図示の状態になるので
、結局、このときの状態は、図6の(a)で示す定常状
態から順次(b)、(c)の状態へ移行してゆくことに
なり、従って、断路器開閉時には再点弧サ−ジ電流がよ
り確実に円筒状磁性体9を貫通して流れるようにでき、
一層確実に再点弧サ−ジ電圧を抑制できることになる。
【0036】なお、図1及び図3の実施例では、補助固
定子8と補助可動子17、或いは追随型補助固定子31
と補助可動子17とが、当然のこととして、定常状態で
は接触状態になるように構成してあるが、これらを、相
互に小間隙を保ちながら挿入され、機械的には接触しな
いような構成にしてもよい。このような実施例とした場
合には、定常状態では、補助固定子8と補助可動子17
、或いは追随型補助固定子31と補助可動子17による
回路は常に開放状態を保つので、不必要な電流が流れる
ことがなく、摩耗の虞れもないという効果がある。
【0037】ところで、図1から図7までの実施例では
、本発明をガス断路器に適用した場合について示したが
、図6から明らかなように、本発明は一般のガス絶縁変
電システムにも適用が可能であることが判る。すなわち
、任意の位置のガス母線導体に円筒状磁性体を設置して
ガス断路器の再点弧サ−ジを抑制するようにした場合で
も、この導体と並列に接点を設けることにより、本発明
の目的を達成することができ、従って、以下、本発明を
一般のガス絶縁変電システムに適用してガス絶縁開閉装
置とした場合の一実施例を図8に示す。
【0038】図8において、システム内の任意の位置に
あるガス母線導体60に円筒状磁性体61を設置し、こ
れを導体兼用シ−ルド62で覆い、接地タンク2との絶
縁を確保するようにする。そして、この導体兼用シ−ル
ド62と導体60に接触子63、64を設け、更に導体
60には環状の可動子65を摺動可能に設けたものであ
る。
【0039】この可動子65は、図の右方に移動させら
れると、接触子63と64の双方に接触し、これにより
、導体60の円筒状磁性体61を貫通している部分を迂
回する短絡接点回路66が形成される。このとき、可動
子65の近傍においてシ−ルド62の反対側にシ−ルド
67を設け、接地タンク2との絶縁が確保されるように
なっている。可動子65は絶縁操作棒68により摺動操
作され、接点回路66の開閉を行なう。
【0040】次に、この実施例の動作について説明する
と、この接点回路66は、このガス母線導体60と直列
に接続されているガス断路器が閉極されている定常状態
においては、事故電流等が零に近づく領域を除いては、
事故電流等の殆どがリング状磁性体61を貫通せず、ガ
ス断路器が開極時の過渡状態でだけ再点弧サ−ジ電流が
リング状磁性体61を貫通するように制御される。この
ため、図9に示すように、ガス断路器70と接点回路7
1の操作回路72と73の間に遅延回路74が設けられ
ており、ガス断路器70の開極直前に接点回路66を開
くような制御シ−ケンスにする。従って、この実施例に
よれば、リング状磁性体をガス絶縁開閉装置の任意の位
置の導体に設けて、所定の再点弧サ−ジ電圧を抑制でき
る効果がある。
【0041】ここで、以上の実施例による再点弧サ−ジ
電圧抑制効果について説明すると、上記の磁性体によっ
て生ずるサ−ジに対する損失が、等価抵抗に換算してガ
ス母線のサ−ジインピ−ダンスと同等以上になるように
すれば、再点弧サ−ジ電圧を2pu以下に抑制できる(
1puは運転電圧の対地電圧波高値)。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、円筒状磁性体を装着し
たガス断路器及びガス絶縁開閉装置において、定常状態
では円筒状磁性体の作用が生じないようにできるので、
上記磁性体の存在によって事故電流等の遮断時に遮断器
の回復電圧が余分に高くなることは無く、事故電流等を
通常と同様に遮断でき、一方、断路器開閉時には、磁性
体の作用が生ずるようにしたのでガス断路器の再点弧に
よるサ−ジ電圧を充分に抑制できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス断路器の一実施例を示す横断
面図である。
【図2】本発明の一実施例の動作説明用の回路図である
【図3】本発明の他の一実施例を示す横断面図である。
【図4】本発明の更に別の一実施例を示す横断面図であ
る。
【図5】本発明の別の一実施例の一部の側断面図である
【図6】本発明の別の一実施例の動作説明用の回路図で
ある。
【図7】本発明の更に別の一実施例を示す横断面図であ
る。
【図8】本発明によるガス開閉装置の一実施例を示す横
断面図である。
【図9】本発明によるガス開閉装置の一実施例の制御系
の説明するブロック図である。
【符号の説明】
3  固定子側 4  可動子側 5  固定子側導体兼シ−ルド 6  主固定子 7  補助導体 8  補助固定子 9  円筒状磁性体 11  可動子側シ−ルド 12  可動子 13  接触子 16  主可動子 17  補助可動子 18  再点弧 31  追随型補助固定子 40、42  主接触子 50、51  主接触子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  断路器での再点弧サ−ジ抑制用の円筒
    状磁性体を系統内の導体母線に備えた変電設備において
    、上記円筒状磁性体を貫通する導体部分を迂回する短絡
    接点回路を設け、上記断路器の開極動作に先立って上記
    短絡接点回路を開放動作させ、上記断路器が開極状態に
    ある期間中は上記短絡接点回路も開放状態に保持するよ
    うに構成したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】  請求項1の発明において、上記短絡接
    点回路の導電路が上記円筒状磁性体のシールドを兼ねた
    円筒状導体で構成されていることを特徴とするガス絶縁
    開閉装置。
  3. 【請求項3】  請求項2の発明において、上記短絡接
    点回路の接点が上記円筒状磁性体のシールドを兼ねた円
    筒状導体の端部に形成した主固定子と、上記円筒状磁性
    体を貫通する導体部分の近傍の部分を摺動する円環状可
    動子とで構成されていることを特徴とするガス絶縁開閉
    装置
  4. 【請求項4】  再点弧サ−ジ抑制用の筒状磁性体を内
    部の導体の一部に備えたガス断路器において、上記円筒
    状磁性体を貫通する導体部分を迂回する短絡接点回路を
    設け、断路器の開極動作に先立って上記短絡接点回路を
    開放動作させ、上記断路器が開極状態にある期間中は上
    記短絡接点回路も開放状態に保持するように構成したこ
    とを特徴とするガス断路器。
  5. 【請求項5】  請求項4の発明において、上記短絡接
    点回路の導電路が上記円筒状磁性体のシールドを兼ねた
    円筒状導体で構成され、上記短絡接点回路の接点が上記
    円筒状磁性体のシールドを兼ねた円筒状導体の端部に形
    成した主固定子と、補助可動子が端部に形成された可動
    子に取付けられている主可動子とで構成されていること
    を特徴とするガス断路器。
  6. 【請求項6】  請求項5の発明において、上記補助可
    動子と上記円筒状磁性体を装着した導体の端部にある補
    助固定子とが、断路器閉極時の定常状態でも狭い間隙を
    有し、非接触状態を保つように構成されていることを特
    徴とするガス断路器。
  7. 【請求項7】  請求項1の発明において、上記円筒状
    磁性体が、数100kHz以上の高周波数の電流に対し
    て抵抗分損失が大きくなるフェライトコア材料であるこ
    とを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  8. 【請求項8】  請求項4の発明において、上記円筒状
    磁性体が、数100kHz以上の高周波数の電流に対し
    て抵抗分損失が大きくなるフェライトコア材料であるこ
    とを特徴とするガス断路器。
  9. 【請求項9】  請求項1〜3の発明において、上記円
    筒状磁性体によって生ずるサ−ジに対する損失が、等価
    抵抗に換算して、上記導体母線のサ−ジインピ−ダンス
    と同等以上になるように構成したことを特徴とするガス
    絶縁開閉装置。
  10. 【請求項10】  請求項4〜8の発明において、上記
    円筒状磁性体によって生ずるサ−ジに対する損失が、等
    価抵抗に換算して、系統内にある導体母線のサ−ジイン
    ピ−ダンスと同等以上になるように構成したことを特徴
    とするガス断路器。
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