JPH055066B2 - - Google Patents

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JPH055066B2
JPH055066B2 JP58082189A JP8218983A JPH055066B2 JP H055066 B2 JPH055066 B2 JP H055066B2 JP 58082189 A JP58082189 A JP 58082189A JP 8218983 A JP8218983 A JP 8218983A JP H055066 B2 JPH055066 B2 JP H055066B2
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JP
Japan
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phase
voltage
interrupting
current
transformer
Prior art date
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JP58082189A
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JPS59206785A (ja
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Hiromi Iwai
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Corporate Research and Development Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Corporate Research and Development Ltd filed Critical Fuji Electric Corporate Research and Development Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は各相の遮断部が同一の接地金属容器
中に収容された開閉機器によつて変電所の母線ま
たは送電回線を切換える際にこの開閉機器が遮断
するループ電流に対する遮断性能を検証する遮断
試験方法に使用する装置に関する。
一般に高電圧の変電所においては第1図の単線
結線図に示されるように平行に走る2組の母線
1,2によつて二重母線が形成され、両者の間に
母線連絡遮断器3、断路器4,5,6,7、遮断
器8,9を備えている。10は変圧器、11は送
電線である。いま変圧器10が送電線11からの
電力を、断路器4、母線1、断路器6、遮断器9
を介して受けているとし、断路器5,7は開路し
ているものとする。変電所の運転上の理由によつ
てこの電力を母線2を介して受けようとする場合
にはまず断路器5を投入し、つづいて4を開路す
る。この断路器5の投入時に送電線11からの電
流はこれら両断路器に分流するが、断路器4の方
を流れる分流電流は断路器4の開路によつて断路
器5に転流する。この転流現象は断路器4の分流
電流と大きさが同じで方向が反対の電流をループ
12に沿つて強制的に流通させるのに等しい。こ
の強制流通に要する電圧はループ12の有するイ
ンピーダンスと断路器4を流れる分流電流との積
に等しく、この電圧が断路器4の開路後に回復電
圧としてその断路接点間に現われる。つぎに断路
器7を投入し、6を開路する際の転流現象も同様
に、ループ13に沿つて断路器6の方の分流電流
と同じ大きさの電流をこれと反対方向に流通させ
るのに等しく、断路器6の開路後にその断路接点
間に現われる電圧は、ループ13のインピーダン
スと断路器6の分流電流との積に等しい。また送
電回線においてはたとえば第2図に示すように上
位変電所の母線14と下位変電所の母線15との
間に走つている並行2回線のうち、電流が流れて
いる1つの回線16から電流の流れていない他の
回線17に電流を移すときにも、電流を一旦2回
線に分流させた後、はじめの回線の分流電流と大
きさが同じで方向が反対の電流をループ18に沿
つて流通させることにより、開閉機器19が分流
電流に等しいループ電流を遮断したのと同一の結
果となり、送電回線の切換えが行われることにな
る。
このようなループ電流の遮断が通常の短絡電流
の遮断と異なるところは、遮断電流が小さく、回
復電圧が低いことはもちろんであるが、電流の遮
断中において各相の遮断接点が電源側、負荷側と
もに大地に対して相電圧に等しい電位をもち、か
つ各相の遮断部相互間に線間電圧が課電されてい
ることである。この発明はこのような電圧条件の
下で遮断されるループ電流の遮断試験方法に使用
する装置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
第3図に従来の遮断試験方法の一例を示す。図
において21は短絡発電機を使用した単相電源、
27は試験用変圧器を使用した単相電源、24は
試験に供される開閉機器を示し、24aはそのa
相の遮断部、24bはb相の遮断部、24cはc
相の遮断部、24dはこれら遮断部を収容する接
地された金属容器である。このように構成された
試験回路において、単相電源21は遮断部24a
に対して所定の電流と回復電圧とを供給し、単相
電源27は遮断部24aと24b,24cとの間
に実回路と等しい線間電圧を課電する。供試開閉
機器24に対して遮断指令が与えられると、閉路
状態にあつた遮断部24a,24b,24cのそ
れぞれの遮断接点が開離し、遮断部24aの遮断
接点間にアークを生ずるので、アーク継続中およ
び消弧後の遮断部24aと他の2相の遮断部24
b,24cとの間の絶縁性能の検証が行われるこ
とになる。ここで単相電源27の出力電圧すなわ
ち線間電圧は通常数万ボルト以上であり、他方、
単相電源21を構成する短絡発電機の絶縁強度は
通常1万ボルト程度相当のものであるから、遮断
部24aの対地電位を実系統と同じく数万ボルト
に維持することは不可能で、図のようにループ電
流遮断時の回復電圧すなわち数百ないし数千ボル
ト程度に維持できるにすぎない。従つて第3図の
ような試験方法においてはアーク継続中および消
弧後における遮断部24aの対地絶縁性能を検証
することができないという欠点がある。
第4図はこの欠点を除去した従来の遮断試験方
法の一例を示す。図において21は第3図と同様
に短絡発電機を使用した単相電源、22は変圧器
を示し、変圧器22の2次側は巻線22aと巻線
22bとを備えている。ここで22aは開閉機器
の遮断接点に対してループ電流と回復電圧とを供
給する巻線、22bは遮断接点の対地電位を相電
圧に保つための巻線である。また23はループ電
流の大きさを調整するリアクトルを示す。このよ
うに構成された試験回路において閉路状態にあつ
た開閉機器24に遮断指令が与えられると遮断部
24a,24b,24cのそれぞれの遮断接点が
開離し、供試遮断部24aの遮断接点間にアーク
を生ずる。この状態において巻線22bには相電
圧が発生しているから遮断部24aの対地電位は
相電圧に維持され、遮断部24aと24b,24
cとの間にも相電圧が課電されている。従つて遮
断時の所要電圧条件のうち遮断部24aと接地金
属容器24dすなわち大地との間は電圧条件を満
足するが、遮断部24b,24cとの間は満足し
ない。また遮断部24b,24cと大地との間も
満足しない。従つて遮断部24aと24b,24
cとの間に所要電圧条件に従つて線間電圧を課電
するにはたとえば巻線22bの代りに線間電圧を
供給できる2次巻線を有する変圧器を必要とす
る。しかしこの場合には遮断部24aと大地との
間にも線間電圧が課電され、必要以上に過酷な試
験となる。また第5図のように変圧器22の接地
個所を巻線22a側に移すと、遮断部24aと大
地との間には開閉機器の回復電圧に等しい電圧し
か課電されず、所要電圧条件を満足しない。しか
も遮断部24b,24cと大地との間には線間電
圧が課電されることになる。
さらに第4図および第5図の試験回路において
はリアクトル23が使用され、これによつて遮断
電流の調整を行なつているが、試験電源の容量が
小さいと、リアクトル23から電源側をみたイン
ピーダンスが大となり、このため遮断部24aに
電流が流れている間の変圧器22の2次側端子電
圧がほとんど零となり、遮断部24aと大地との
間や遮断部24b,24cとの間の電圧が零とな
る。
このように単相電源を使用するときは、所要電
圧条件が得られないばかりでなく、電源容量が小
さいと、検証できるのは遮断部の遮断性能のみで
あつて、遮断の途中の遮断部と大地との間や他の
相の遮断部との間の絶縁性能は全く検証されない
という欠点があつた。
〔発明の目的〕
この発明はループ電流を遮断する際の、遮断性
能の検証に必要な試験条件すなわち所定の遮断電
流と回復電圧を満足させると同時に、絶縁性能の
検証に必要な試験条件すなわち各相の遮断部と大
地との間は相電圧が与えられ、遮断相の遮断部と
他相の遮断部との間は線間電圧が与えられるとい
う条件を満足させることができ、小容量の試験電
源によつて行なうことのできる遮断試験方法に使
用される装置を提供しようとするものである。
〔発明の要点〕
この発明は試験の電源として三相電源を使用す
るとともに、その第1相は第1の単相変圧器を介
して前記開閉機器の1相に所定の遮断電流と回復
電圧とを供給し、その第2相は第2の単相変圧器
を介して前記開閉機器の1相の一方の端子と前記
接地金属容器との間に所定の相電圧を、またその
第3相は第3の単相変圧器を介して前記開閉機器
の他の相の全ての端子と前記接地金属容器との間
に所定の相電圧をそれぞれ供給する構成とするこ
とにより、前記開閉機器の遮断部の遮断性能の検
証と、電流の遮断中および遮断後における遮断部
と大地および他の相との間の絶縁性能の検証とを
行なうとともに第1ないし第3の単相変圧器をそ
れぞれ小容量とし、これによつて小容量の三相電
源によつて試験を可能ならしめようとするもので
ある。
〔発明の実施例〕
第6図に本発明による遮断試験方法に使用する
回路構成の一実施例を示す。図において25は三
相電源を示し、25a,25b,25cはその各
相である。26a,26b,26cはそれぞれ三
相電源の25a,25b,25cに接続された単
相変圧器であつて、その第1の単相変圧器26a
の2次側巻線は、検証すべき遮断電流と回復電圧
とを供試開閉機器24の遮断部24aに供給す
る。第2、第3の単相変圧器26b,26cの2
次側巻線にはそれぞれ供試開閉機器の定格電圧に
相当した相電圧を発生するとともに、第2の単相
変圧器26bの2次側巻線の一端は供試開閉機器
の遮断部24aの一方の端子と接続され、他端は
接地金属容器24dと接続されて接地されてい
る。また第3の単相変圧器26cの2次側巻線の
一端は接地され、他端は供試開閉機器24の遮断
部24b,24cのすべての端子と接続されてい
る。このように接続することにより、供試開閉機
器24のa相の遮断部24aによつてループ電流
に対する遮断性能が検証されるとともに、遮断部
24a,24b,24cと大地との間には、供試
開閉機器の定格電圧に相当した相電圧が課電さ
れ、また遮断部24aと24b,24cとの間に
は線間電圧が課電されて、すべての電圧、電流の
条件が満足される。またループ電流の遮断性能の
検証に使用される三相電源の1相25aと、絶縁
性能の検証に使用される他の2相25b,25c
とはそれぞれ別の相となつているため、三相電源
の容量が小さくても、遮断電流を供給することに
よつて、電流遮断中における遮断部24a,24
b,24cの対地電位ないし遮断部24aと24
b,24cとの電位差が影響をうけることはな
い。
〔発明の効果〕
この発明によればループ電流の遮断試験の際の
試験の電源として三相電源を使用するとともに、
その第1相は第1の単相変圧器を介して前記開閉
機器の1相に所定の遮断電流と回復電圧とを供給
し、その第2相は第2の単相変圧器を介して前記
開閉機器の1相の一方の端子と前記接地金属容器
との間に所定の相電圧を供給し、その第3相は第
3の単相変圧器を介して前記開閉機器の他の相の
すべての端子と前記接地金属容器との間に所定の
相電圧を供給することにより、前記開閉機器の遮
断部の遮断性能の検証と、電流の遮断中および遮
断後における遮断部と大地および他の相との間の
絶縁性能の検証とを行なうようにしたので、それ
ぞれの検証に必要な試験条件が同時に満足される
とともに、小容量の試験電源によつても必要な試
験条件を満たした試験を行なうことができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は変電所の母線を切換える際の断路器の
操作順序と、ループ電流の経路とを説明する図、
第2図は送電回線を切換える際の開閉機器の操作
順序と、ループ電流の経路とを説明する図、第3
図はループ電流に対する従来の遮断試験回路の例
を示し、単相電源を使用して遮断相の遮断部と他
相の遮断部との間の電位差を線間電圧に維持した
場合の図、第4図はループ電流に対する従来の遮
断試験回路の別の例を示し、単相電源を使用して
遮断相の遮断部と大地および他相の遮断部との間
の電位差を相電圧に維持した場合の図、第5図は
第4図の接地個所を変更しかつ遮断相以外の相の
遮断部と遮断相の遮断部および大地との間の電圧
を線間電圧に維持した場合の図、第6図は本発明
による遮断試験方法に使用する回路構成の実施例
を示す図である。 4,5,6,7,19,20,24……開閉機
器、12,13,18……ループ電流、24a,
24b,24c……各相の遮断部、24d……接
地金属容器、25……三相電源、25a……三相
電源の第1相、25b……三相電源の第2相、2
5c……三相電源の第3相、26a……第1の単
相変圧器、26b……第2の単相変圧器、26…
…第3の単相変圧器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 各相の遮断部が同一の接地金属容器中に収容
    された開閉機器のループ電流に対する遮断性能を
    検証する試験方法に使用する装置であつて、電源
    として三相電源を使用するとともにその第1相は
    第1の単相変圧器を介して前記開閉機器の1相に
    遮断電流と回復電圧を供給する構成として、その
    第2相は第2の単相変圧器を介して前記開閉機器
    の1相の一方の端子と前記接地金属容器との間に
    所定の相電圧を、またその第3相は第3の単相変
    圧器を介して前記開閉機器の他の相の全ての端子
    と前記接地金属容器との間に所定の相電圧をそれ
    ぞれ供給する構成とすることにより、前記遮断機
    器の遮断部の遮断性能の検証を行うことを特徴と
    するループ電流の遮断試験装置。
JP58082189A 1983-05-11 1983-05-11 ループ電流の遮断試験装置 Granted JPS59206785A (ja)

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JP58082189A JPS59206785A (ja) 1983-05-11 1983-05-11 ループ電流の遮断試験装置

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JPS59206785A JPS59206785A (ja) 1984-11-22
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