JPH04331903A - 光ファイバカプラの補強方法 - Google Patents

光ファイバカプラの補強方法

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JPH04331903A
JPH04331903A JP10120491A JP10120491A JPH04331903A JP H04331903 A JPH04331903 A JP H04331903A JP 10120491 A JP10120491 A JP 10120491A JP 10120491 A JP10120491 A JP 10120491A JP H04331903 A JPH04331903 A JP H04331903A
Authority
JP
Japan
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optical fiber
fiber coupler
shrinkable tube
heat
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP10120491A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yoshikawa
順一 吉川
Hiroshi Suganuma
寛 菅沼
Tomoyuki Hattori
知之 服部
Hiroaki Takimoto
滝本 弘明
Nobuo Tomita
信夫 富田
Kazuhiko Arimoto
和彦 有本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumiden Opcom Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumiden Opcom Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumiden Opcom Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumiden Opcom Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の光ファイバを
加熱、融着、延伸してなる光ファイバカプラの補強方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバカプラは、融着延伸し
てなる光ファイバカプラ本体を、石英光ファイバと同程
度の線膨張係数の固定部材に固定するのが普通である。 固定部材としては、例えば、実開昭64−24308号
公報に記載されているように、板状の石英部材などが用
いられる。光ファイバカプラの固定用の接着剤としては
、エポキシ系接着剤、又は、紫外線硬化型接着剤が用い
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】接着剤を用いて固定す
る従来の技術の問題点は、光ファイバを融着延伸後、固
定部材を融着延伸した光ファイバカプラに近づけ、その
両端部に接着剤を塗布し、固定部材と光ファイバを一体
化させる方法を採るので、第一に接着剤を塗布する作業
を必要とする点であり、第二に接着剤を硬化させるに要
する時間は早いものでも15分程度であるから、固定部
材への取り付け固定工程に時間を要する点であり、第三
に板状の固定部材に固定した後、湿気などの外気に対す
る保護が必要となる点である。更に紫外線線硬化型接着
剤を用いる場合は、紫外線光源等の高価な機材が必要と
なる問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバカ
プラの補強方法において、平面と該平面の長手方向の中
央部領域に位置する貫通部とを有する部材の、該貫通部
の両側に熱溶融型接着剤を配置し、かつ、それらの外周
に、該貫通部と該熱溶融型接着剤との境界部分に切れ目
を有する熱収縮性チュ−ブを被せ、該貫通部に対応する
部分の該熱収縮性チュ−ブを熱収縮させて補強ケ−スを
形成し、光ファイバカプラ本体が前記貫通部分に位置す
るように光ファイバカプラを挿通させた状態で、前記補
強ケ−スを加熱して、光ファイバカプラを前記平面上に
接着固定することを特徴とするものである。
【0005】貫通部を有する部材は、例えば、平面部を
有する半円柱状の基材と貫通部の孔を形成するための半
割円筒状の孔形成材より形成される。半円柱状の基材と
しては、光ファイバカプラの材質である石英ガラスとの
線膨張係数差が1×10−4以下であるものが光ファイ
バカプラの温度特性を良好に保つために望ましい。半割
円筒状の孔形成材としては、SUS、耐熱プラスチック
、石英、インバ−など熱溶融型接着剤の溶融温度に耐え
られるものを使用することが出来る。
【0006】次に、熱溶融型接着剤として、エチレン系
共重合型樹脂例えばエチレンビニルアセテ−ト、低溶融
点金属例えば半田、低溶融点樹脂例えばロウを用いるこ
とが出来る。熱収縮性チュ−ブはプラスチックよりなる
ものでありその切れ目は、該貫通部分とその両側に配置
された熱溶融型接着剤との間の境界部分の2箇所に存在
し、それは該貫通部が上部にあるときを基準にすると上
方の径方向に半円柱状の基材の平面部の高さと同等また
はそれより少し下部まで達するものである。
【0007】
【作用】先ず、本発明の光ファイバカプラの補強ケ−ス
の部材に貫通部分を設けた理由について説明する。2本
の光ファイバを融着延伸して構成された光ファイバカプ
ラは、延伸によりテ−パ−状に中央部の径が細くなった
バイコニカルの形状となっている。この場合、コア径も
クラッド径と同一比で細くなっている。このような光フ
ァイバカプラを伝播する光は、コア部が細くなるとコア
に閉じ込められる能力が小さくなるため、光は、コアの
外に大きく広がるようになる。
【0008】コアとクラッドの屈折率差が0.3%、コ
ア径8μm、クラッド径125μmの通常の1.3μm
帯の単一モ−ドの光ファイバを用いて光ファイバカプラ
を製造した場合、クラッド径が30μm程度になる部分
では、クラッド全体に光が広がることになる。このよう
な光ファイバカプラの場合、融着部分がダンベル状であ
ると、最小径の部分では、その周囲の媒質の屈折率を光
ファイバクラッドより低くしなければならない。
【0009】その周囲に空気層が存在する場合は、空気
の屈折率がクラッドの屈折率より低いから、クラッドが
コアとして、空気層をクラッドとして、光を伝播させる
ことが出来る。本発明においては、補強ケ−スの部材に
貫通孔を設けたので、この内部の空間が光ファイバカプ
ラの最小径の部分付近の周囲に空気層を維持して光ファ
イバカプラの機能を確保することが出来る。
【0010】次に補強ケ−スを加熱して光ファイバカプ
ラを該ケ−ス部材へ固定する際に、補強ケ−スの構造上
起こる熱収縮性チュ−ブの不均一収縮は、応力を不均一
に光ファイバに加えカップリング特性に悪影響を与える
ので、本発明では熱収縮性チュ−ブに切れ目を入れるこ
とにより不均一収縮による光ファイバへ加えられる応力
の不均一を最小限に抑えてカップリング特性を確保する
ようにした。
【0011】また、貫通部分に対応する部分の熱収縮性
チュ−ブを予め熱収縮させることにより、補強ケ−スを
構成する部材が移動したり脱落したりすることがなく、
光ファイバカプラ本体製造用の光ファイバを補強ケ−ス
に通しやすくなる。
【0012】次に、半円柱状の基材へ光ファイバカプラ
を固定する接着剤として、熱溶融型接着剤を用いること
により、加熱によって容易に溶融や固化が出来、簡易迅
速に接着が可能となる。接着のための固化時間は、加熱
方法にもよるが、2分程度でも十分であり、エポキシ系
樹脂の接着剤の15分程度に比して、短い固化時間であ
る。また、接着剤を予め部材に配置しておくことにより
、接着剤の塗布工程が不要になる。従来光ファイバカプ
ラの補強ケ−スは一般的に溝を有しているが本発明の補
強ケ−スでは平面に接着固定するため、溝付きケ−スよ
りも低コストで製作することが出来る。
【0013】
【実施例】まず図1に示すように、長さ60mm、厚さ
0.1mm、外径5mmのポリエチレンよりなる熱収縮
性のチュ−ブで両端から10mmの位置に半径方向に、
中心に至る2.5mmの深さの切り込み5を入れた熱収
縮性のチュ−ブ4と、長さ60mm、半径2.0mmの
半円柱状の石英基材1と、長さ40mm、外径4mm、
肉厚0.5mmの半割円筒状の石英孔形成材2と、長さ
10mm、肉厚0.5mmで長径4mm、短径1.5m
mの楕円を長径で半割した半円筒形状で、材質がEVA
(エチレンビニルアセテ−ト)の一対の熱溶融型接着剤
3を用いる。
【0014】補強ケ−スの製作はまず図2に示すように
熱収縮性チュ−ブ4に該半円柱状の石英基材1と該半割
円筒状の石英孔形成材2を挿入し、その中央部分の40
mmをヒ−タにより180℃に加熱し該チューブを収縮
させ、該半円柱状の石英基材1と該半割円筒状の石英孔
形成材2を熱収縮性チュ−ブ4の中央に固定する。次い
で、該半円筒状の熱溶融型接着剤3を両側から挿入して
、図3に示す構造の補強ヶ−スを形成する。
【0015】これに、予めカップリングすべき2本の光
ファイバ6を挿通し別の場所で融着延伸した後、光ファ
イバカプラ7を半円柱状の石英基材1の中央に乗せ、図
4に示すように加熱固定して補強する。この場合、熱溶
融型接着剤3が熱収縮性チュ−ブ4によって圧縮され補
強ケ−スの貫通部の入り口を埋めて密封できる。またこ
の場合貫通部とその両端部とで熱収縮性チューブの熱収
縮率に大きな相違が生じても、熱収縮性チュ−ブに切り
込み5を入れたことによって光ファイバカプラのカップ
リング特性への影響を著しく低下できる。
【0016】また、熱溶融型接着剤の形状を半円筒状と
したので接着剤が光ファイバの下にも容易に浸透し光フ
ァイバに加えられる応力を均一化し光ファイバのカップ
リング特性への影響を低下させるのに充分効果がある。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、予め一定の形状を付与した熱溶融型接着剤を部
材に加えておくことにより光ファイバカプラを部材へ固
定する作業を著しく簡便なものとしかつその所要時間を
短縮することが出来る。また熱硬化型接着剤を用いた場
合のように接着剤の保持その他取り扱い時において自然
に固化するという煩雑な問題がないから、光ファイバカ
プラの製造装置の簡略化を図ることが出来る。
【0018】また貫通部分と熱溶融型接着剤の境界部分
の熱収縮性チュ−ブに切り込みを入れることにより光フ
ァイバに負荷される応力の不均一を平坦化し、光ファイ
バのカップリング特性への影響を著しく低下できる。ま
た補強ケ−スを構成する部材を熱収縮性チュ−ブで固定
したから、補強工程における作業を著しく容易にするこ
とが出来る。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組み立て前の状態を示す。
【図2】熱収縮性チュ−ブに半円柱状の基材と半割円筒
状の孔形成材を挿入した後、貫通部分の熱収縮性チュ−
ブを加熱して部材を固定した状態を示す。
【図3】図2の熱収縮性チュ−ブの両端に熱溶融型接着
剤を挿入して形成した補強ケ−スを示す。
【図4】図3の補強ケ−スに、光ファイバカプラを挿通
後加熱接着固化して光ファイバカプラを補強した状態を
示す。
【符号の説明】
1  半円柱状の基材 2  半割円筒状の孔形成材 3  熱溶融型接着剤 4  熱収縮性チュ−ブ 5  熱収縮性チュ−ブの切り込み

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  平面と該平面の長手方向の中央部領域
    に位置する貫通部とを有する部材の、該貫通部両側に熱
    溶融型接着剤を配置し、かつ、それらの外周に、該貫通
    部と該熱溶融型接着剤との境界部分に切れ目を有する熱
    収縮性チュ−ブを被せ、該貫通部分に対応する外周部分
    の該熱収縮性チュ−ブを熱収縮させて補強ケ−スを形成
    し、光ファイバカプラ本体が前記貫通部分に位置するよ
    うに光ファイバカプラを挿通させた状態で、該補強ケ−
    スを加熱して、光ファイバカプラを前記平面上に接着固
    定することを特徴とする光ファイバカプラの補強方法。
JP10120491A 1991-05-07 1991-05-07 光ファイバカプラの補強方法 Pending JPH04331903A (ja)

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