JPH04331054A - 鋏研磨装置 - Google Patents
鋏研磨装置Info
- Publication number
- JPH04331054A JPH04331054A JP12856191A JP12856191A JPH04331054A JP H04331054 A JPH04331054 A JP H04331054A JP 12856191 A JP12856191 A JP 12856191A JP 12856191 A JP12856191 A JP 12856191A JP H04331054 A JPH04331054 A JP H04331054A
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- Japan
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- scissors
- polishing
- blade
- gripping
- blade surface
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Links
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- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 11
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 abstract description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000003082 abrasive agent Substances 0.000 description 4
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 2
- 229910052593 corundum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010431 corundum Substances 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Al]O[Al]=O TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋏の刃面を研磨するた
めの研磨装置に関する。
めの研磨装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、理容店などで使用される各種の鋏は
、相当高価なものであり使い捨てではなく長い間に渡っ
て使用される。従って、それらの鋏は適当な使用回数毎
にその刃面を研磨して一定の切れ味を発生させる必要が
ある。この鋏の切れ味は、所謂はまぐり状の鋏の刃面の
稜線方向の反りとその刃面先端の鋸歯状により生まれる
のである。手作業で作業者が鋏を砥石にて研磨する場合
、通常、砥石の研磨方向に対して鋏の刃面の稜線方向を
約45°程度傾けて鋏の刃面を砥石の研磨面に押し付け
るようにする。この時、鋏の刃面の稜線部分を先にして
研磨する方法を引き研ぎといい、その逆方向に研磨する
方法を押し研ぎという。上記引き研ぎでは鋏の刃面の裏
へのカエリを生じることがなく、その研磨部分、特に刃
面先端を理想的な状態の鋸歯状にできる。従って、研磨
の仕上げ段階では引き研ぎが行われる。ここで、研磨材
を付着させたバフにて構成された円形の研磨盤を高速で
回転させ、その研磨盤の研磨面に鋏の刃面を押し付けて
研磨する装置が知られている。この研磨装置では、鋏を
支持部材に固定することにより研磨盤の研磨面の回転方
向に対して直角に鋏の刃面の稜線方向が移動できるよう
になる。この状態で、研磨盤を回転させ鋏が固定された
支持部材を作業者等が適当に移動させることにより鋏の
刃先から刃元までの刃面の研磨を行うようにしたもので
ある。
、相当高価なものであり使い捨てではなく長い間に渡っ
て使用される。従って、それらの鋏は適当な使用回数毎
にその刃面を研磨して一定の切れ味を発生させる必要が
ある。この鋏の切れ味は、所謂はまぐり状の鋏の刃面の
稜線方向の反りとその刃面先端の鋸歯状により生まれる
のである。手作業で作業者が鋏を砥石にて研磨する場合
、通常、砥石の研磨方向に対して鋏の刃面の稜線方向を
約45°程度傾けて鋏の刃面を砥石の研磨面に押し付け
るようにする。この時、鋏の刃面の稜線部分を先にして
研磨する方法を引き研ぎといい、その逆方向に研磨する
方法を押し研ぎという。上記引き研ぎでは鋏の刃面の裏
へのカエリを生じることがなく、その研磨部分、特に刃
面先端を理想的な状態の鋸歯状にできる。従って、研磨
の仕上げ段階では引き研ぎが行われる。ここで、研磨材
を付着させたバフにて構成された円形の研磨盤を高速で
回転させ、その研磨盤の研磨面に鋏の刃面を押し付けて
研磨する装置が知られている。この研磨装置では、鋏を
支持部材に固定することにより研磨盤の研磨面の回転方
向に対して直角に鋏の刃面の稜線方向が移動できるよう
になる。この状態で、研磨盤を回転させ鋏が固定された
支持部材を作業者等が適当に移動させることにより鋏の
刃先から刃元までの刃面の研磨を行うようにしたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の手作
業による鋏の研磨はかなり熟練しないと切れ味を再生さ
せることは難しく、鋏の刃面の一部分を研磨し過ぎたり
して鋏そのものを駄目にしてしまうということがあった
。又、上述の装置では、研磨盤に対する鋏の刃面の角度
は適切に設定される。しかし、研磨盤の回転速度は相当
に速く基本的にバフ研磨であるので、鋏の刃面の食い込
みがない押し研ぎによる研磨しかできなかった。そして
、鋏の刃面の稜線方向の反りや研磨量に対する調整は作
業者等の経験や勘などに頼って研磨盤に対して鋏の刃面
を前後させ研磨するしかなかった。
業による鋏の研磨はかなり熟練しないと切れ味を再生さ
せることは難しく、鋏の刃面の一部分を研磨し過ぎたり
して鋏そのものを駄目にしてしまうということがあった
。又、上述の装置では、研磨盤に対する鋏の刃面の角度
は適切に設定される。しかし、研磨盤の回転速度は相当
に速く基本的にバフ研磨であるので、鋏の刃面の食い込
みがない押し研ぎによる研磨しかできなかった。そして
、鋏の刃面の稜線方向の反りや研磨量に対する調整は作
業者等の経験や勘などに頼って研磨盤に対して鋏の刃面
を前後させ研磨するしかなかった。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、鋏の刃面
の角度を適当に設定して鋏を把持させて回転する研磨盤
に当接させるだけで鋏の刃面の稜線方向の反りに合わせ
て刃先から刃元までの研磨部分を理想的な状態に自動的
に研磨することができる鋏研磨装置を提供することであ
る。
されたものであり、その目的とするところは、鋏の刃面
の角度を適当に設定して鋏を把持させて回転する研磨盤
に当接させるだけで鋏の刃面の稜線方向の反りに合わせ
て刃先から刃元までの研磨部分を理想的な状態に自動的
に研磨することができる鋏研磨装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、鋏の刃面を研磨して該鋏に一定の切れ
味を発生させる研磨装置において、回転可能に軸支され
た研磨盤と、前記研磨盤の研磨面の回転方向に対して前
記鋏をその刃面の稜線方向が所定の角度となるように把
持する把持手段と、前記把持手段に配設され、前記鋏の
刃面の角度を前記研磨盤の前記研磨面に対して調整可能
とする角度調整手段と、前記把持手段により把持された
前記鋏を予め設定された周期にて該鋏の刃面の稜線方向
に揺動させ、前記鋏の刃先から刃元までの研磨部分を前
記研磨盤の前記研磨面に対して当接させ移動させる揺動
手段とを備えたことを特徴とする。
の発明の構成は、鋏の刃面を研磨して該鋏に一定の切れ
味を発生させる研磨装置において、回転可能に軸支され
た研磨盤と、前記研磨盤の研磨面の回転方向に対して前
記鋏をその刃面の稜線方向が所定の角度となるように把
持する把持手段と、前記把持手段に配設され、前記鋏の
刃面の角度を前記研磨盤の前記研磨面に対して調整可能
とする角度調整手段と、前記把持手段により把持された
前記鋏を予め設定された周期にて該鋏の刃面の稜線方向
に揺動させ、前記鋏の刃先から刃元までの研磨部分を前
記研磨盤の前記研磨面に対して当接させ移動させる揺動
手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】把持手段により研磨盤の研磨面の回転方向に対
して鋏はその刃面の稜線方向が所定の角度となるように
把持される。又、上記把持手段に配設された角度調整手
段により上記鋏の刃面の角度が上記研磨盤の研磨面に対
して調整可能となる。そして、揺動手段により上記把持
手段により把持された上記鋏が予め設定された周期にて
その鋏の刃面の稜線方向に揺動されることにより、上記
鋏の刃先から刃元までの研磨部分が上記研磨盤の研磨面
に対して当接され移動される。
して鋏はその刃面の稜線方向が所定の角度となるように
把持される。又、上記把持手段に配設された角度調整手
段により上記鋏の刃面の角度が上記研磨盤の研磨面に対
して調整可能となる。そして、揺動手段により上記把持
手段により把持された上記鋏が予め設定された周期にて
その鋏の刃面の稜線方向に揺動されることにより、上記
鋏の刃先から刃元までの研磨部分が上記研磨盤の研磨面
に対して当接され移動される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る鋏研磨装置100を示した
全体構成図である。研磨盤11は回転軸12により軸支
され、モータ15にて矢印T1 方向に毎分120〜1
50回転可能な直径 200mmの円形平盤である。こ
の研磨盤11は適当な質量としてその慣性力により回転
ムラをなくすと共に鋳鉄製として後述の研磨材が研磨面
11aに保持され易いように配慮されている。尚、研磨
盤11は鋳鉄製であり、低速回転であり鋏Sの刃面が食
い込む危険がないことから研磨盤11の回転方向は前述
の引き研ぎ方向とされる(図4参照)。図示しない基台
と一体的な支柱固定部材21には支柱23が固定ビス2
2にて固定されている。この支柱23の先端の軸受24
はアーム25を軸支し、そのアーム25を矢印T2方向
に回動可能としている。そして、アーム25の他方の先
端の軸受26は把持軸34を軸支し、その把持軸34と
一体的な把持部材31を矢印T3 方向に回動可能とし
ている。把持部材31の一方の端には鋏Sの刃先をU字
溝32aにより把持し、角度調整手段を達成する刃先把
持板32が把持部材31に対して上記U字溝32aの位
置角度が変更できるように回動可能にて固定されている
。その刃先把持板32にはU字溝32aにて鋏Sを把持
したときの角度を表すための角度目盛り32bが配設さ
れている。そして、上記刃先把持板32の角度目盛り3
2bと上記把持部材31に固設された角度指示板33と
により、鋏Sを把持した角度が指示される。把持部材3
1の他方の端には鋏Sの刃元を把持するための刃元把持
板36が一体的に固設されている。この刃元把持板36
の立ち曲げ部36aには穴36bがあけられている。そ
の穴36bを貫通して把持固定爪37がスプリング38
にて上方に付勢されている。刃元把持板36はその下端
面を揺動板41上に載置して配設される。この揺動板3
6はモータ45の回転によりカム板44を介して矢印方
向に約10mm上下動する揺動軸43に固定ビス42に
て固定されている。 尚、本実施例装置において、把持手段は支柱固定部材2
1、支柱23、アーム25、把持軸34などを介して位
置決めされる把持部材31などにより構成される。又、
揺動手段は揺動板41、揺動軸43、カム板44及びモ
ータ45などにより構成される。
明する。図1は本発明に係る鋏研磨装置100を示した
全体構成図である。研磨盤11は回転軸12により軸支
され、モータ15にて矢印T1 方向に毎分120〜1
50回転可能な直径 200mmの円形平盤である。こ
の研磨盤11は適当な質量としてその慣性力により回転
ムラをなくすと共に鋳鉄製として後述の研磨材が研磨面
11aに保持され易いように配慮されている。尚、研磨
盤11は鋳鉄製であり、低速回転であり鋏Sの刃面が食
い込む危険がないことから研磨盤11の回転方向は前述
の引き研ぎ方向とされる(図4参照)。図示しない基台
と一体的な支柱固定部材21には支柱23が固定ビス2
2にて固定されている。この支柱23の先端の軸受24
はアーム25を軸支し、そのアーム25を矢印T2方向
に回動可能としている。そして、アーム25の他方の先
端の軸受26は把持軸34を軸支し、その把持軸34と
一体的な把持部材31を矢印T3 方向に回動可能とし
ている。把持部材31の一方の端には鋏Sの刃先をU字
溝32aにより把持し、角度調整手段を達成する刃先把
持板32が把持部材31に対して上記U字溝32aの位
置角度が変更できるように回動可能にて固定されている
。その刃先把持板32にはU字溝32aにて鋏Sを把持
したときの角度を表すための角度目盛り32bが配設さ
れている。そして、上記刃先把持板32の角度目盛り3
2bと上記把持部材31に固設された角度指示板33と
により、鋏Sを把持した角度が指示される。把持部材3
1の他方の端には鋏Sの刃元を把持するための刃元把持
板36が一体的に固設されている。この刃元把持板36
の立ち曲げ部36aには穴36bがあけられている。そ
の穴36bを貫通して把持固定爪37がスプリング38
にて上方に付勢されている。刃元把持板36はその下端
面を揺動板41上に載置して配設される。この揺動板3
6はモータ45の回転によりカム板44を介して矢印方
向に約10mm上下動する揺動軸43に固定ビス42に
て固定されている。 尚、本実施例装置において、把持手段は支柱固定部材2
1、支柱23、アーム25、把持軸34などを介して位
置決めされる把持部材31などにより構成される。又、
揺動手段は揺動板41、揺動軸43、カム板44及びモ
ータ45などにより構成される。
【0008】次に、鋏Sの刃面を研磨するための準備段
階として、上述の鋏研磨装置100に鋏Sを把持させて
取り付ける場合の状況を説明する。先ず、鋏Sはその支
点の螺子を外した状態の片方ずつとする。把持部材31
の方向位置決めは支柱固定部材21に予め固定ビス22
にて支柱23を固定することにより達成される。すると
、鋏Sの刃面の稜線方向は研磨盤11の研磨面11aの
回転方向に対して所定の角度となる。又、鋏Sの刃面の
研磨盤11の研磨面11aに対する研磨角度は角度指示
板33により把持部材31に対して刃先把持板32を取
り付け固定することにより予め決められた適切な角度と
なる。この鋏Sの刃面の研磨盤11の研磨面11aに対
する角度は、例えば、30°〜50°の範囲にて設定可
能となっている。鋏Sはその刃元側の近傍を刃元把持板
36のU字溝36c内に臨ませ、スプリング38を付勢
しつつ把持固定爪37のL字状の先端爪にて鋏Sの刃元
側の端面を引っ掛けて上記U字溝36cに固定する。そ
して、鋏Sはその刃先の背の部分を刃先把持板32のU
字溝32aにて挟んで把持させる。このように刃元側の
近傍を固定されると共に刃先を把持された鋏Sは研磨盤
11の研磨面11a上に載置される。
階として、上述の鋏研磨装置100に鋏Sを把持させて
取り付ける場合の状況を説明する。先ず、鋏Sはその支
点の螺子を外した状態の片方ずつとする。把持部材31
の方向位置決めは支柱固定部材21に予め固定ビス22
にて支柱23を固定することにより達成される。すると
、鋏Sの刃面の稜線方向は研磨盤11の研磨面11aの
回転方向に対して所定の角度となる。又、鋏Sの刃面の
研磨盤11の研磨面11aに対する研磨角度は角度指示
板33により把持部材31に対して刃先把持板32を取
り付け固定することにより予め決められた適切な角度と
なる。この鋏Sの刃面の研磨盤11の研磨面11aに対
する角度は、例えば、30°〜50°の範囲にて設定可
能となっている。鋏Sはその刃元側の近傍を刃元把持板
36のU字溝36c内に臨ませ、スプリング38を付勢
しつつ把持固定爪37のL字状の先端爪にて鋏Sの刃元
側の端面を引っ掛けて上記U字溝36cに固定する。そ
して、鋏Sはその刃先の背の部分を刃先把持板32のU
字溝32aにて挟んで把持させる。このように刃元側の
近傍を固定されると共に刃先を把持された鋏Sは研磨盤
11の研磨面11a上に載置される。
【0009】次に、鋏研磨装置100にて鋏Sの刃面を
研磨する場合の状況を説明する。モータ15を起動させ
研磨盤11を矢印T1 方向に回転させる。尚、モータ
15は予め研磨時間を設定されたタイマなどにより停止
される。研磨盤11の研磨面11a上には研磨材として
は、例えば、酸化アルミから成る純コランダムWA#3
000にオイルを混合したものを用いる。鋏Sの刃面が
研磨盤11の研磨面11aに当接する時の押圧は、仕上
げ研磨では通常、約100g〜 200gが適当である
。又、粗研磨では大きな押圧となるように把持部材31
に適当なおもりなどを載置して調整することができる。 鋏Sはその刃元側の近傍を固定する刃元把持板36が揺
動板41により毎分1〜1.5 往復運動される。する
と、図3に示したように、鋏Sは刃先から刃元までの刃
面が研磨盤11の研磨面11a上に理想的な押圧にて繰
り返し当接され自動的に研磨される。ここで、研磨盤1
1の研磨面11aの回転方向に対して鋏Sはその刃面の
稜線方向が約45°となるように把持されており、研磨
盤11は毎分 120〜150 回転と低速であること
により、研磨盤11の研磨面11a上の研磨材は鋏Sの
刃元を研磨している時には、鋏Sの刃面にて押されて研
磨盤11の回転中心方向に移動する。又、鋏Sの刃先を
研磨している時には、研磨材は遠心力により研磨盤11
の周辺方向に移動する。 即ち、研磨材は研磨盤11の研磨面11a上で中心と周
辺との間の移動が自動的に繰り返され、研磨盤11の材
質とも相まって鋏Sの刃面の研磨に対して理想的な分布
状態となる。
研磨する場合の状況を説明する。モータ15を起動させ
研磨盤11を矢印T1 方向に回転させる。尚、モータ
15は予め研磨時間を設定されたタイマなどにより停止
される。研磨盤11の研磨面11a上には研磨材として
は、例えば、酸化アルミから成る純コランダムWA#3
000にオイルを混合したものを用いる。鋏Sの刃面が
研磨盤11の研磨面11aに当接する時の押圧は、仕上
げ研磨では通常、約100g〜 200gが適当である
。又、粗研磨では大きな押圧となるように把持部材31
に適当なおもりなどを載置して調整することができる。 鋏Sはその刃元側の近傍を固定する刃元把持板36が揺
動板41により毎分1〜1.5 往復運動される。する
と、図3に示したように、鋏Sは刃先から刃元までの刃
面が研磨盤11の研磨面11a上に理想的な押圧にて繰
り返し当接され自動的に研磨される。ここで、研磨盤1
1の研磨面11aの回転方向に対して鋏Sはその刃面の
稜線方向が約45°となるように把持されており、研磨
盤11は毎分 120〜150 回転と低速であること
により、研磨盤11の研磨面11a上の研磨材は鋏Sの
刃元を研磨している時には、鋏Sの刃面にて押されて研
磨盤11の回転中心方向に移動する。又、鋏Sの刃先を
研磨している時には、研磨材は遠心力により研磨盤11
の周辺方向に移動する。 即ち、研磨材は研磨盤11の研磨面11a上で中心と周
辺との間の移動が自動的に繰り返され、研磨盤11の材
質とも相まって鋏Sの刃面の研磨に対して理想的な分布
状態となる。
【0010】更に、鋏Sの刃面の稜線方向の反りの状態
により、モータ45に軸支されたカム板44を別形状の
ものと替えることにより鋏Sに対する揺動量を適切にし
て研磨することができる。又、図示しないスイッチによ
りモータ45を停止させカム板44を介して揺動板41
を固定し、鋏Sの特に研磨が必要な刃面部分を重点的に
研磨することもできる。
により、モータ45に軸支されたカム板44を別形状の
ものと替えることにより鋏Sに対する揺動量を適切にし
て研磨することができる。又、図示しないスイッチによ
りモータ45を停止させカム板44を介して揺動板41
を固定し、鋏Sの特に研磨が必要な刃面部分を重点的に
研磨することもできる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、研磨盤の研磨面の回転方向に
対して鋏をその刃面の稜線方向が所定の角度となるよう
に把持する把持手段と、その把持手段に配設され、鋏の
刃面の角度を研磨盤の研磨面に対して調整可能とする角
度調整手段と、把持手段により把持された鋏を予め設定
された周期にて鋏の刃面の稜線方向に揺動させ、鋏の刃
先から刃元までの研磨部分を研磨盤の研磨面に対して当
接させ移動させる揺動手段とを備えており、鋏の刃面の
角度などを調整され把持された鋏は研磨盤の研磨面に当
接させるだけでその刃先から刃元までの研磨部分が理想
的な状態に自動的に研磨できるという効果を有する。
対して鋏をその刃面の稜線方向が所定の角度となるよう
に把持する把持手段と、その把持手段に配設され、鋏の
刃面の角度を研磨盤の研磨面に対して調整可能とする角
度調整手段と、把持手段により把持された鋏を予め設定
された周期にて鋏の刃面の稜線方向に揺動させ、鋏の刃
先から刃元までの研磨部分を研磨盤の研磨面に対して当
接させ移動させる揺動手段とを備えており、鋏の刃面の
角度などを調整され把持された鋏は研磨盤の研磨面に当
接させるだけでその刃先から刃元までの研磨部分が理想
的な状態に自動的に研磨できるという効果を有する。
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る鋏研磨装置を
示した全体構成図である。
示した全体構成図である。
【図2】同実施例に係る鋏研磨装置における鋏の把持状
態を示した説明図である。
態を示した説明図である。
【図3】同実施例に係る鋏研磨装置における鋏の刃面が
研磨盤の研磨面に当接され揺動し研磨される状態を示し
た説明図である。
研磨盤の研磨面に当接され揺動し研磨される状態を示し
た説明図である。
【図4】同実施例に係る鋏研磨装置において引き研ぎを
示した説明図である。
示した説明図である。
11−研磨盤 11a−研磨面 12−回
転軸 15−モータ 21−支柱固定部材 23−支柱 25−
アーム31−把持部材 32−刃先把持板
33−角度指示板 36−刃元把持板 37−把持固定爪 3
8−スプリング 41−揺動板 43−揺動軸 44−カム
板 45−モータ 100−鋏研磨装置 S−鋏
転軸 15−モータ 21−支柱固定部材 23−支柱 25−
アーム31−把持部材 32−刃先把持板
33−角度指示板 36−刃元把持板 37−把持固定爪 3
8−スプリング 41−揺動板 43−揺動軸 44−カム
板 45−モータ 100−鋏研磨装置 S−鋏
Claims (1)
- 【請求項1】 鋏の刃面を研磨して該鋏に一定の切れ
味を発生させる研磨装置において、回転可能に軸支され
た研磨盤と、前記研磨盤の研磨面の回転方向に対して前
記鋏をその刃面の稜線方向が所定の角度となるように把
持する把持手段と、前記把持手段に配設され、前記鋏の
刃面の角度を前記研磨盤の前記研磨面に対して調整可能
とする角度調整手段と、前記把持手段により把持された
前記鋏を予め設定された周期にて該鋏の刃面の稜線方向
に揺動させ、前記鋏の刃先から刃元までの研磨部分を前
記研磨盤の前記研磨面に対して当接させ移動させる揺動
手段とを備えたことを特徴とする鋏研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12856191A JPH04331054A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 鋏研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12856191A JPH04331054A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 鋏研磨装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331054A true JPH04331054A (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=14987811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12856191A Pending JPH04331054A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 鋏研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04331054A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61135151A (ja) * | 1984-12-05 | 1986-06-23 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP12856191A patent/JPH04331054A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61135151A (ja) * | 1984-12-05 | 1986-06-23 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
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