JPH04330314A - ディーゼル機関の触媒式排気浄化装置 - Google Patents
ディーゼル機関の触媒式排気浄化装置Info
- Publication number
- JPH04330314A JPH04330314A JP9899491A JP9899491A JPH04330314A JP H04330314 A JPH04330314 A JP H04330314A JP 9899491 A JP9899491 A JP 9899491A JP 9899491 A JP9899491 A JP 9899491A JP H04330314 A JPH04330314 A JP H04330314A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- fuel
- exhaust
- concentration
- diesel engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 title claims abstract description 36
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims abstract description 45
- 229910021536 Zeolite Inorganic materials 0.000 claims abstract description 17
- HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N dioxosilane;oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Si]=O.O=[Al]O[Al]=O HNPSIPDUKPIQMN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 17
- 239000010457 zeolite Substances 0.000 claims abstract description 17
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims abstract description 16
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims abstract description 16
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 15
- 229930195733 hydrocarbon Natural products 0.000 claims abstract description 12
- 150000002430 hydrocarbons Chemical class 0.000 claims abstract description 12
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims abstract description 8
- 230000003197 catalytic effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000000746 purification Methods 0.000 claims description 6
- 239000007921 spray Substances 0.000 claims description 6
- 239000007789 gas Substances 0.000 abstract description 42
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 13
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 abstract description 12
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 abstract description 12
- XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N sulfur monoxide Chemical compound S=O XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 8
- 239000004215 Carbon black (E152) Substances 0.000 abstract description 7
- TXKMVPPZCYKFAC-UHFFFAOYSA-N disulfur monoxide Inorganic materials O=S=S TXKMVPPZCYKFAC-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 23
- 229910052815 sulfur oxide Inorganic materials 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 6
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 2
- 239000003502 gasoline Substances 0.000 description 2
- 231100000614 poison Toxicity 0.000 description 2
- 230000007096 poisonous effect Effects 0.000 description 2
- JPVYNHNXODAKFH-UHFFFAOYSA-N Cu2+ Chemical group [Cu+2] JPVYNHNXODAKFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 150000001879 copper Chemical class 0.000 description 1
- 229910001431 copper ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052878 cordierite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000002283 diesel fuel Substances 0.000 description 1
- JSKIRARMQDRGJZ-UHFFFAOYSA-N dimagnesium dioxido-bis[(1-oxido-3-oxo-2,4,6,8,9-pentaoxa-1,3-disila-5,7-dialuminabicyclo[3.3.1]nonan-7-yl)oxy]silane Chemical compound [Mg++].[Mg++].[O-][Si]([O-])(O[Al]1O[Al]2O[Si](=O)O[Si]([O-])(O1)O2)O[Al]1O[Al]2O[Si](=O)O[Si]([O-])(O1)O2 JSKIRARMQDRGJZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000005342 ion exchange Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼル機関の排気
ガス中に含まれるNOX を還元分解するディーゼル機
関の触媒式排気浄化装置に関する。
ガス中に含まれるNOX を還元分解するディーゼル機
関の触媒式排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気ガス中に含まれるNOX
を浄化する触媒として銅ゼオライト系のNOX 触媒
が知られている。この銅ゼオライト系NOX 触媒は、
排気ガスとの接触により、排気ガス中のNOX を2N
O→N2 +O2 に転化するものである。上記銅ゼオ
ライト系NOX 触媒は、現時点で最も活性の高いNO
分解触媒であるが、酸素や硫黄酸化物と共存すると活性
が著しく低下するという欠点を有する。よって、この触
媒を、酸素(O2 )および硫黄酸化物(SO2 )の
排出量が多いディーゼル機関の排気触媒に用いることは
不可能であった。
を浄化する触媒として銅ゼオライト系のNOX 触媒
が知られている。この銅ゼオライト系NOX 触媒は、
排気ガスとの接触により、排気ガス中のNOX を2N
O→N2 +O2 に転化するものである。上記銅ゼオ
ライト系NOX 触媒は、現時点で最も活性の高いNO
分解触媒であるが、酸素や硫黄酸化物と共存すると活性
が著しく低下するという欠点を有する。よって、この触
媒を、酸素(O2 )および硫黄酸化物(SO2 )の
排出量が多いディーゼル機関の排気触媒に用いることは
不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の研究の
結果、上記銅ゼオライト系NOX 触媒は、たとえ酸素
や硫黄酸化物と共存状態にあっても、そこにさらに炭化
水素(HX CX )系の還元剤を添加すれば、排気ガ
ス中のNOが選択的に還元されることが明らかになった
。また、このようなNOの選択還元現象には、酸素と炭
化水素との共存が不可欠であることが判明した。
結果、上記銅ゼオライト系NOX 触媒は、たとえ酸素
や硫黄酸化物と共存状態にあっても、そこにさらに炭化
水素(HX CX )系の還元剤を添加すれば、排気ガ
ス中のNOが選択的に還元されることが明らかになった
。また、このようなNOの選択還元現象には、酸素と炭
化水素との共存が不可欠であることが判明した。
【0004】そこで本発明者は、ディーゼル機関の排気
ガス中には酸素が多く含まれていることに着目し、その
排気ガス中に燃料(軽油)を炭化水素として適量添加す
れば、上述の如きNOの選択還元現象が生じることにな
り、銅ゼオライト系NOX 触媒をディーゼル機関の排
気還元触媒に適用できることを思い付いた。
ガス中には酸素が多く含まれていることに着目し、その
排気ガス中に燃料(軽油)を炭化水素として適量添加す
れば、上述の如きNOの選択還元現象が生じることにな
り、銅ゼオライト系NOX 触媒をディーゼル機関の排
気還元触媒に適用できることを思い付いた。
【0005】なお、関連する技術として、特開昭48−
87219号「排気系へのHC供給装置」や特開昭63
−61708号「エンジンの排気浄化装置」等が知られ
ているが、これらはガソリンエンジン用の三元触媒に関
するものであり、三元触媒の活性を悪化させるO2 を
排気ガスから除去すべく、O2 センサを用いてO2
が無くなるまで排気系にガソリンHCを添加するもので
ある。つまり、本願とは技術思想が異なる。
87219号「排気系へのHC供給装置」や特開昭63
−61708号「エンジンの排気浄化装置」等が知られ
ているが、これらはガソリンエンジン用の三元触媒に関
するものであり、三元触媒の活性を悪化させるO2 を
排気ガスから除去すべく、O2 センサを用いてO2
が無くなるまで排気系にガソリンHCを添加するもので
ある。つまり、本願とは技術思想が異なる。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、排気ガス中に酸素や硫黄酸化物が含まれていて
も、NOを選択還元できるディーゼル機関の触媒式排気
浄化装置を提供することにある。
目的は、排気ガス中に酸素や硫黄酸化物が含まれていて
も、NOを選択還元できるディーゼル機関の触媒式排気
浄化装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ディーゼル機関の排気経路に設けられた銅
ゼオライト系のNOX 触媒と、該NOX 触媒の上流
側の排気経路に設けられ、排気ガス中の炭化水素濃度を
検出するHCセンサと、該HCセンサの上流側の排気経
路に設けられ、HCセンサの検出値に基づいて排気ガス
中のHC濃度を所定範囲にすべく排気経路に燃料を噴霧
する燃料噴霧手段とから構成されている。
に本発明は、ディーゼル機関の排気経路に設けられた銅
ゼオライト系のNOX 触媒と、該NOX 触媒の上流
側の排気経路に設けられ、排気ガス中の炭化水素濃度を
検出するHCセンサと、該HCセンサの上流側の排気経
路に設けられ、HCセンサの検出値に基づいて排気ガス
中のHC濃度を所定範囲にすべく排気経路に燃料を噴霧
する燃料噴霧手段とから構成されている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、HCセンサの検出値に基づ
いて燃料噴霧手段から排気経路内に適宜燃料が噴霧され
、排気ガス中のHC濃度が所定範囲に保たれる。燃料噴
霧手段から噴霧された燃料(HX CX )は炭化水素
系の還元剤として作用し、ディーゼル機関の排気ガス中
に含まれる酸素と共同して銅ゼオライト系のNOX 触
媒を活性化させる。この結果、排気ガス中のNOの還元
が促進される。
いて燃料噴霧手段から排気経路内に適宜燃料が噴霧され
、排気ガス中のHC濃度が所定範囲に保たれる。燃料噴
霧手段から噴霧された燃料(HX CX )は炭化水素
系の還元剤として作用し、ディーゼル機関の排気ガス中
に含まれる酸素と共同して銅ゼオライト系のNOX 触
媒を活性化させる。この結果、排気ガス中のNOの還元
が促進される。
【0009】つまり、ディーゼル機関の排気ガス中には
、O2 (酸素)やSO2 (硫黄酸化物)など上記銅
ゼオライト系NOX 触媒の活性を低下させる被毒ガス
が含まれているが、上述のように適量の燃料(HX C
X )を排気ガス中に噴霧することにより、排気ガス中
のNOの選択還元が促進される。
、O2 (酸素)やSO2 (硫黄酸化物)など上記銅
ゼオライト系NOX 触媒の活性を低下させる被毒ガス
が含まれているが、上述のように適量の燃料(HX C
X )を排気ガス中に噴霧することにより、排気ガス中
のNOの選択還元が促進される。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1にディーゼルエンジン1の排気系2を
示す。図示するように、排気管路3の一部が拡径されて
触媒室4が形成されており、そこに銅ゼオライト系のN
O X 触媒5が設けられている。このNOX 触媒
5は、排気ガスの通路を形成すべくハニカム状(蜂巣状
)に成形されたコージライト等の構造体の表面に、銅イ
オン交換ZSM−5ゼオライト(Cu−ZSM−5)が
コーティングされて構成されている。この銅ゼオライト
系NOX 触媒5の上流側の排気経路には、排気ガス中
の炭化水素(HX CX )の濃度を検出するHCセン
サ6が設けられている。このHCセンサ6には公知の一
般的なものが用いられる。また、HCセンサ6の上流側
の排気経路には、排気ガス中に燃料を噴霧するための燃
料噴霧手段7が設けられている。
示す。図示するように、排気管路3の一部が拡径されて
触媒室4が形成されており、そこに銅ゼオライト系のN
O X 触媒5が設けられている。このNOX 触媒
5は、排気ガスの通路を形成すべくハニカム状(蜂巣状
)に成形されたコージライト等の構造体の表面に、銅イ
オン交換ZSM−5ゼオライト(Cu−ZSM−5)が
コーティングされて構成されている。この銅ゼオライト
系NOX 触媒5の上流側の排気経路には、排気ガス中
の炭化水素(HX CX )の濃度を検出するHCセン
サ6が設けられている。このHCセンサ6には公知の一
般的なものが用いられる。また、HCセンサ6の上流側
の排気経路には、排気ガス中に燃料を噴霧するための燃
料噴霧手段7が設けられている。
【0012】この燃料噴霧手段7を図3に示す。図示す
るようにこの燃料噴霧手段7は、超音波振動により燃料
を霧状にして噴霧する超音波振動噴射弁8と、この超音
波振動噴射弁8に燃料を供給するインジェクタ9とから
構成されている。上記インジェクタ9には、ポンプ10
によって燃料タンク11から汲み出された燃料が、流量
計12および燃料分配管13を経由して供給されるよう
になっている。図中14は、インジェクタ9への燃圧を
所定値に保つ調圧弁であり、余った燃料は返却管15を
介して燃料タンク11へ戻されるようになっている。上
記インジェクタ9は、インジェクタドライブユニット1
6によりその噴射タイミングが制御されるようになって
いる。他方、上記超音波振動噴射弁8は、スリーブ17
とそのスリーブ17内を超音波振動する振動子18とか
らなっている。この振動子18は、その上端が超音波ト
ランスデューザ19に接続されており、トランスデュー
ザ19の振動に伴って超音波振動するようになっている
。上記超音波トランスデューザ19は、超音波ジェネレ
ータ20によりその超音波振動が制御されるようになっ
ている。
るようにこの燃料噴霧手段7は、超音波振動により燃料
を霧状にして噴霧する超音波振動噴射弁8と、この超音
波振動噴射弁8に燃料を供給するインジェクタ9とから
構成されている。上記インジェクタ9には、ポンプ10
によって燃料タンク11から汲み出された燃料が、流量
計12および燃料分配管13を経由して供給されるよう
になっている。図中14は、インジェクタ9への燃圧を
所定値に保つ調圧弁であり、余った燃料は返却管15を
介して燃料タンク11へ戻されるようになっている。上
記インジェクタ9は、インジェクタドライブユニット1
6によりその噴射タイミングが制御されるようになって
いる。他方、上記超音波振動噴射弁8は、スリーブ17
とそのスリーブ17内を超音波振動する振動子18とか
らなっている。この振動子18は、その上端が超音波ト
ランスデューザ19に接続されており、トランスデュー
ザ19の振動に伴って超音波振動するようになっている
。上記超音波トランスデューザ19は、超音波ジェネレ
ータ20によりその超音波振動が制御されるようになっ
ている。
【0013】上記燃料噴霧手段7とHCセンサ6とは、
図1に示すように、共にコントロールユニット21に接
続されている。このコントロールユニット21は、上記
HCセンサ6から得られるHC濃度に応じて燃料噴霧手
段7の燃料噴霧量を制御するものである。つまり、上記
コントロールユニット21は、燃料噴霧手段7のインジ
ェクタドライブユニット16と超音波ジェネレータ20
とにそれぞれ接続されており、排気ガス中のHC濃度に
応じてそれらに作動指令を与えて燃料噴霧量(炭化水素
量)を制御し、排気ガス中のHC濃度を所定範囲にコン
トロールするものである。本発明者の実験によれば、上
記銅ゼオライト系NOX触媒5を最も活性化させる炭化
水素の濃度は、100 〜200ppmのオーダである
ことが判明した。よって、上記コントロールユニット2
1には、排気ガス中のHC濃度を100 〜200pp
mのオーダにするように燃料噴霧手段7を作動させるプ
ログラムが書き込まれている。
図1に示すように、共にコントロールユニット21に接
続されている。このコントロールユニット21は、上記
HCセンサ6から得られるHC濃度に応じて燃料噴霧手
段7の燃料噴霧量を制御するものである。つまり、上記
コントロールユニット21は、燃料噴霧手段7のインジ
ェクタドライブユニット16と超音波ジェネレータ20
とにそれぞれ接続されており、排気ガス中のHC濃度に
応じてそれらに作動指令を与えて燃料噴霧量(炭化水素
量)を制御し、排気ガス中のHC濃度を所定範囲にコン
トロールするものである。本発明者の実験によれば、上
記銅ゼオライト系NOX触媒5を最も活性化させる炭化
水素の濃度は、100 〜200ppmのオーダである
ことが判明した。よって、上記コントロールユニット2
1には、排気ガス中のHC濃度を100 〜200pp
mのオーダにするように燃料噴霧手段7を作動させるプ
ログラムが書き込まれている。
【0014】ところで、自動車用のディーゼルエンジン
1では運転条件によって排気ガス中のHC濃度が変化す
る。よって、エンジン高負荷時のように排気ガス中のH
C濃度が触媒活性濃度(100 ppm )より高いと
きは上記燃料噴霧手段7を停止させて排気ガス中の残存
HCを利用し、クルージング時のようにHC濃度が触媒
活性濃度(100 ppm )より低いときにのみ燃料
噴霧手段7を作動させてHC濃度を上げるようにすれば
よい。このプログラムのフローを図2に示す。図示する
ように、まず排気ガス中のHC濃度が読み込まれる。そ
して、そのHC濃度が触媒活性濃度(100 ppm
)より小さい場合は燃料噴霧手段7を作動させる。この
結果、排気ガス中に燃料が添加されてHC濃度が上がる
。逆に、読み込まれたHC濃度が触媒活性濃度(100
ppm )より大きい場合には燃料噴霧手段7を作動
させずに常にリセット状態とする。
1では運転条件によって排気ガス中のHC濃度が変化す
る。よって、エンジン高負荷時のように排気ガス中のH
C濃度が触媒活性濃度(100 ppm )より高いと
きは上記燃料噴霧手段7を停止させて排気ガス中の残存
HCを利用し、クルージング時のようにHC濃度が触媒
活性濃度(100 ppm )より低いときにのみ燃料
噴霧手段7を作動させてHC濃度を上げるようにすれば
よい。このプログラムのフローを図2に示す。図示する
ように、まず排気ガス中のHC濃度が読み込まれる。そ
して、そのHC濃度が触媒活性濃度(100 ppm
)より小さい場合は燃料噴霧手段7を作動させる。この
結果、排気ガス中に燃料が添加されてHC濃度が上がる
。逆に、読み込まれたHC濃度が触媒活性濃度(100
ppm )より大きい場合には燃料噴霧手段7を作動
させずに常にリセット状態とする。
【0015】以上の構成からなる本実施例の作用を述べ
る。
る。
【0016】燃料噴霧手段7とHCセンサ6とに接続さ
れたコントロールユニット21は、図2に示すようにH
Cセンサ6の検出値に応じて燃料噴霧手段7の燃料噴霧
量を制御し、排気ガス中のHC濃度を銅ゼオライト系N
OX 触媒が最も活性化する略100 〜200ppm
に保つ。すると、燃料噴霧手段7から噴霧された燃料(
HX CX )が炭化水素系の還元剤として作用し、デ
ィーゼルエンジン1の排気ガス中に多量に含まれる酸素
と共同して銅ゼオライト系のNOX 触媒を活性化させ
る。この結果、排気ガス中に含まれるNOが2NO→N
2 +O2 に還元される。
れたコントロールユニット21は、図2に示すようにH
Cセンサ6の検出値に応じて燃料噴霧手段7の燃料噴霧
量を制御し、排気ガス中のHC濃度を銅ゼオライト系N
OX 触媒が最も活性化する略100 〜200ppm
に保つ。すると、燃料噴霧手段7から噴霧された燃料(
HX CX )が炭化水素系の還元剤として作用し、デ
ィーゼルエンジン1の排気ガス中に多量に含まれる酸素
と共同して銅ゼオライト系のNOX 触媒を活性化させ
る。この結果、排気ガス中に含まれるNOが2NO→N
2 +O2 に還元される。
【0017】つまり、ディーゼルエンジン1の排気ガス
中には、O2 (酸素)やSO2 (硫黄酸化物)など
上記銅ゼオライト系NOX触媒の活性を低下させる被毒
ガスが含まれているが、上述のように適量の燃料(HX
CX )を排気ガス中に噴霧することにより、排気ガ
ス中のNOの選択還元が促進される。
中には、O2 (酸素)やSO2 (硫黄酸化物)など
上記銅ゼオライト系NOX触媒の活性を低下させる被毒
ガスが含まれているが、上述のように適量の燃料(HX
CX )を排気ガス中に噴霧することにより、排気ガ
ス中のNOの選択還元が促進される。
【0018】特に本実施例にあっては、上記炭化水素系
の還元剤としてディーゼル燃料(軽油)を用いたので、
還元剤専用の貯蔵タンクは必要なくなる。また、エンジ
ン高負荷時のように排気ガス中のHC濃度が触媒活性濃
度(100 ppm )より高いときは、上記燃料噴霧
手段7を停止させて排気ガス中の残存HCを還元剤とし
て利用するようにしたので、燃料噴霧手段7の燃料消費
を低減することができる。
の還元剤としてディーゼル燃料(軽油)を用いたので、
還元剤専用の貯蔵タンクは必要なくなる。また、エンジ
ン高負荷時のように排気ガス中のHC濃度が触媒活性濃
度(100 ppm )より高いときは、上記燃料噴霧
手段7を停止させて排気ガス中の残存HCを還元剤とし
て利用するようにしたので、燃料噴霧手段7の燃料消費
を低減することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るディー
ゼル機関の触媒式排気浄化装置よれば、排気ガス中に酸
素や硫黄酸化物が含まれていても、NOを選択還元する
ことができるという優れた効果を発揮する。
ゼル機関の触媒式排気浄化装置よれば、排気ガス中に酸
素や硫黄酸化物が含まれていても、NOを選択還元する
ことができるという優れた効果を発揮する。
【図1】本発明の一実施例を示すディーゼル機関の触媒
式排気浄化装置の説明図である。
式排気浄化装置の説明図である。
【図2】図1に示す燃料噴霧手段を制御するコントロー
ルユニットのフロー図である。
ルユニットのフロー図である。
【図3】図1に示す燃料噴霧手段の概略図である。
1 ディーゼルエンジン
3 排気管路
5 NOX 触媒
6 HCセンサ
7 燃料噴霧手段
Claims (1)
- 【請求項1】 ディーゼル機関の排気経路に設けられ
た銅ゼオライト系のNOX 触媒と、該NOX 触媒の
上流側の排気経路に設けられ、排気ガス中の炭化水素濃
度を検出するHCセンサと、該HCセンサの上流側の排
気経路に設けられ、HCセンサの検出値に基づいて排気
ガス中のHC濃度を所定範囲にすべく排気経路に燃料を
噴霧する燃料噴霧手段とを備えたことを特徴とするディ
ーゼル機関の触媒式排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3098994A JP2956257B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ディーゼル機関の触媒式排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3098994A JP2956257B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ディーゼル機関の触媒式排気浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04330314A true JPH04330314A (ja) | 1992-11-18 |
JP2956257B2 JP2956257B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=14234538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3098994A Expired - Fee Related JP2956257B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ディーゼル機関の触媒式排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2956257B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04339121A (ja) * | 1991-05-16 | 1992-11-26 | Hino Motors Ltd | ディーゼルエンジンの排ガス浄化方法を用いたディーゼルエンジン |
US6079203A (en) * | 1995-10-02 | 2000-06-27 | Komatsu Ltd. | Apparatus and method for detecting deterioration of NOx catalyst in diesel engine |
EP1033479A3 (en) * | 1999-03-03 | 2001-12-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | A method for purifying combustion exhaust gas |
WO2007029339A1 (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Hitachi, Ltd. | 内燃機関の排ガス浄化装置及び排ガス浄化方法 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP3098994A patent/JP2956257B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04339121A (ja) * | 1991-05-16 | 1992-11-26 | Hino Motors Ltd | ディーゼルエンジンの排ガス浄化方法を用いたディーゼルエンジン |
US6079203A (en) * | 1995-10-02 | 2000-06-27 | Komatsu Ltd. | Apparatus and method for detecting deterioration of NOx catalyst in diesel engine |
EP1033479A3 (en) * | 1999-03-03 | 2001-12-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | A method for purifying combustion exhaust gas |
WO2007029339A1 (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-15 | Hitachi, Ltd. | 内燃機関の排ガス浄化装置及び排ガス浄化方法 |
JPWO2007029339A1 (ja) * | 2005-09-05 | 2009-03-12 | 株式会社日立製作所 | 内燃機関の排ガス浄化装置及び排ガス浄化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2956257B2 (ja) | 1999-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6745560B2 (en) | Adsorber aftertreatment system having dual soot filters | |
CN101680332B (zh) | NOx净化系统及NOx净化系统的控制方法 | |
US6735940B2 (en) | Adsorber aftertreatment system having dual adsorbers | |
KR20060069355A (ko) | 환원제 첨가 조절 방법 | |
US6820414B2 (en) | Adsorber aftertreatment system having downstream soot filter | |
US8178460B2 (en) | Exhaust treatment system and method of operation | |
WO2008054628A1 (en) | System implementing low-reductant engine operation mode | |
US20120047877A1 (en) | Exhaust treatment system and method of operation | |
JP2956257B2 (ja) | ディーゼル機関の触媒式排気浄化装置 | |
JPH094441A (ja) | 内燃機関 | |
JPH07243322A (ja) | エンジンのNOx低減装置 | |
JP4290056B2 (ja) | エンジンの排気浄化装置 | |
JP3571660B2 (ja) | 内燃機関の還元剤供給装置 | |
US20110239633A1 (en) | Exhaust emission purifying apparatus | |
KR102447700B1 (ko) | 선택적 촉매 환원 시스템 및 질소산화물 저감 방법 | |
JPH06137138A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP2956258B2 (ja) | ディーゼル機関の触媒式排気浄化装置 | |
JP2009167910A (ja) | 排気通路構造 | |
JPH06108825A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP2793415B2 (ja) | エンジン排ガス中のNOx低減装置 | |
JP2956259B2 (ja) | ディーゼル機関の触媒式排気浄化装置 | |
JPH08246849A (ja) | エンジンの排ガス浄化装置 | |
JPH06123218A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP2562451Y2 (ja) | 車両の排気浄化装置 | |
JP3815236B2 (ja) | 排気ガス浄化システムと排気ガス浄化方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |