JPH0433007B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0433007B2 JPH0433007B2 JP59109896A JP10989684A JPH0433007B2 JP H0433007 B2 JPH0433007 B2 JP H0433007B2 JP 59109896 A JP59109896 A JP 59109896A JP 10989684 A JP10989684 A JP 10989684A JP H0433007 B2 JPH0433007 B2 JP H0433007B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- biconvex lens
- light
- lens group
- eye
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 44
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims description 22
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 18
- 230000005499 meniscus Effects 0.000 claims description 5
- 206010064127 Solar lentigo Diseases 0.000 description 21
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 description 8
- 206010027146 Melanoderma Diseases 0.000 description 5
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 4
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical group [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
- 229910052724 xenon Inorganic materials 0.000 description 1
- FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N xenon atom Chemical group [Xe] FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/0018—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means for preventing ghost images
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B3/00—Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
- A61B3/10—Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
- A61B3/14—Arrangements specially adapted for eye photography
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Lenses (AREA)
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は眼底カメラの光学系、さらに詳しくは
有害光の発生を防ぎかつ広画角の対物レンズを備
えた眼底カメラの光学系に関する。 〔従来技術〕 眼底カメラは、一般に眼底の広い範囲を観察・
撮影可能ないわゆる広画角のものが望まれる。と
ころで、多くの眼底カメラの光学系は対物レンズ
を通して眼底を照明するように構成されている
が、照明光束が対物レンズを通過する際にレンズ
面によつて反射されて有害光すなわち迷光が発生
し、画質を低下させる。そのため、対物レンズの
レンズ面の照明光束通過領域に、直接黒点を設け
るか、あるいは照明光学系内の該レンズ面と共役
な位置に設けた黒点による黒点像をレンズ面に結
像させることにより、上記有害光が撮影光学系に
混入することを防いでいる。従来の眼底カメラの
対物レンズのレンズ枚数の少ないものの例として
は、正メニスカスレンズ、両凸レンズ、メニスカ
スレンズと両凸レンズを組合わせたもの等が知ら
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来の対物レンズには、次のような問題が
ある。すなわち、上記メニスカスレンズの対物レ
ンズは画角を30゜以上とすることができない問題
があつた。上記両凸レンズは50゜位までの画角を
得ることが可能であるが、収差補正が困難である
問題があつた。上記メニスカスレンズと両凸レン
ズを組合わせたものは、被検眼と対物レンズの間
の距離で示される作動距離を長くすることができ
ない問題があつた。 これらの問題を解決するため、特に画角を大き
くしようとすると、対物レンズのレンズ枚数を増
加させることになるが、これは当然に有害光防止
のための黒点あるいは黒点像の数を増加させるこ
とになり、照明光及び撮影光が減少するという新
たな問題が発生する。 本発明は上記問題に鑑みなされたものであつ
て、有害光の発生を有効に防ぐように構成可能で
あるとともに、レンズ枚数が少なく、画角も大き
く、収差補正も比較的容易な対物レンズを備えた
眼底カメラの光学系を提供することを目的とす
る。本発明は、さらに、作動距離が比較的長い対
物レンズを備えた眼底カメラの光学系を提供する
ことを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、被検眼に対向して配置される対物レ
ンズを通して眼底の照明及び観察・撮影を行う眼
底カメラの光学系において、上記対物レンズは、
被検眼から順に、被検眼側の空気に接する面の曲
率が側のそれよりも弱い第1両凸レンズ群と、上
記第1両凸レンズ群側の空気に接する面の曲率が
他の側のそれよりも弱い第2両凸レンズ群とを空
気間隔を置いて配棟置して構成することにより、
上記問題点を解決している。 本発明の一実施態様は、上記対物レンズを通る
主光路を光分割器によつて2つの副光路に分割
し、一方の副光路に観察・撮影光学系を配置し、
他方の副光路に照明光学系を配置し、上記対物レ
ンズによる有害反射光の除去手段を後者の副光路
中に配置して構成される。 さらに、上記実施態様は、上記対物レンズの空
気に接するレンズ面を、被検眼側から順に第1面
ないし第4面とするとき、上記観察・撮影光学系
を通過する光束を制限する光束制限手段の、上記
第1面及び第4面による反射像が略同一位置に形
成して構成される。上記実施態様は、また、上記
第2両凸レンズ群の第1両凸レンズ群側の空気に
接する面の曲率中心が、第2両凸レンズ群に関し
て上記光束制限手段と略共役にとなるように構成
される。 〔実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。眼底カメラの光学系は、第1図に示すよう
に、被検眼Eの眼底ERを照明系10によつて照
明して、観察撮影系40によつて観察撮影するも
のである。 照明系10は、タングステンランプである観察
用光源12及び照明系光軸13上に配置されたキ
セノンランプである撮影用光源14を有する。観
察用光源12からの光束は第1コンデンサーレン
ズ16により集光され、照明系光軸13上の斜設
ハーフミラー18により反射されてリングスリツ
ト20上に集光する。撮影用光源14からの光束
は照明系光軸13上の第2コンデンサーレンズ2
2により反射され、斜設ハーフミラー18を通過
してリングスリツト20上に集光する。リングス
リツト20は、第2図に示すように、リング状の
透明部20aを有し、リング状の2次光源を構成
する。 照明系光軸13上のリングスリツト20より被
検眼Eの側には、第1リレーレンズ24、第1黒
点板26、第2黒点板28、第2リレーレンズ3
0、及び穴32aを有する穴あきミラー32が順
次配置され、リングスリツト20と穴あきミラー
32が第1リレーレンズ24及び第2リレーレン
ズ30に関して共役である。第1黒点板26及び
第2黒点板28については後に詳説する。 照明系光軸13の穴あきミラー32により反射
された光軸34上には、第1対物レンズ35、第
2対物レンズ36が配置され、その前方に被検眼
Eの位置が決められる。穴あきミラー32と被検
眼瞳EPとは第対物レンズ35及び第2対物レン
ズ36に関して共役である。 観察撮影系40は、第2対物レンズ36、第1
対物レンズ35、穴あきミラー32の被検眼Eと
反対側に延びた光軸34上に配置された、穴あき
ミラー32直後の撮影絞り41、結像レンズ4
2、クイツクリターンミラー44、及びフイルム
46を有する。フイルム46は、第1対物レンズ
35第2対物レンズ36によつて結像される眼底
像48と結像レンズ42に関して共役である。 光軸34上に斜設されたクイツクミラー44の
反射光軸である観察光軸50上には、フイールド
レンズ52、ミラー54、ミラー54によつて曲
げられた観察光軸50′上の接眼レンズ56が配
置され、フイールドレンズ52は眼底像48の結
像レンズ42による再結像位置60に配置され、
接眼レンズ56はその前側焦点位置が再結像位置
60付近にあるように配置される。上記構成にお
いて、リングスリツト20から射出された光束は
穴あきミラー32付近にリング状に結像し、穴あ
きミラー32によつて反射された後、被検眼瞳
EP上に再びリング状に結像し、すなわち被検眼
瞳EPの周辺部を通過して眼底ERを照明する。 眼底ERで反射された眼底観察撮影光束は、被
検眼瞳EPの中央部分すなわち照明光束の通過し
ない領域を通過して48で示す位置に結像し、さ
らに、クイツクリターンミラー44が第1図に点
線で示す跳上げ位置60にあるときはフイルム4
6上に再結像し、クイツクミラー44が第1図に
実線で示す挿入位置にあるときにはフイールドレ
ンズ52付近に再結像し、続いて接眼レンズ56
によつていわゆる平行光束にさせられて検者眼6
2に入射する。穴あきミラー32は観察撮影光束
に対し絞り効果を有するが、この絞り効果は撮影
絞り41によつてさらに高められる。 続いて、照明光束及び観察照明光束が重複して
通過する第1対物レンズ35及び第2対物レンズ
36による有害光の除去について説明する。 第1対物レンズ36、第1対物レンズ35のレ
ンズ面を被検眼Eの側から順に、R1,R2,R3,
R4とし、今、撮影絞り41から出た仮想光束が
面R1,R3,R4によつて反射されて第1黒点板2
6又は第2黒点板28に達すると仮定する。 面R1で反射された仮想光束は、第3図に示す
ように、面R2,R3,R4を通過し、穴あきミラー
32によつて反射され、第1リレーレンズ24を
通過して第1黒点板26上に結像するように構成
する。一方、面R4で反射された仮想光束は、第
4図に示すように、穴あきミラー32によつて反
射され、第1リレーレンズ24を通過して第1黒
点板26上に結像するように構成する。すなわ
ち、面R1,R4の位置及び曲率半径は、撮影絞り
41から出て面R1,R4によつて反射された仮想
光束が第1黒点板26上に撮影絞り像を結像する
ように決められ、かつ、第7図に示すように、該
仮想光束による撮影絞り像を覆う大きさの黒点2
6′が第1黒点板26に設けられる。この黒点2
6′により、照明光束のうち、面R1,R4により反
射されて撮影絞り41を通過する光束を遮光する
ことができ、面R1,R4による有害反射光を除去
することができる。 面R2で反射された光束は、第5図に示すよう
に、面R3,R4を通過し、穴あきミラー32によ
つて反射され、第1リレーレンズ24を通過して
第2黒点板28上に撮影絞り41の像を結像する
ように構成される。すなわち、面R2の位置及び
曲率半径は、撮影絞り41から出て面R2によつ
て反射された仮想光束が第2黒点板28上に撮影
絞り像を結像するように決められ、かつ、第8図
に示すように、仮想光束による撮影絞り像を覆う
大きさの黒点28′が第2黒点板28に設けられ
る。この黒点28′により照明光束のうち、面R2
により反射されて撮影絞り41を通過する光束を
遮光することができ、面R2による有害反射光を
除去することができる。 さらに、面R3は、第6図に示すように、穴あ
きミラー32の反射面の任意の点Mで反射された
照明光束が面R3によつて反射されて、面R4を通
過し、穴あきミラー上の点Mと光軸34に関して
対称な点M′へ入射するように決められる。すな
わち、面R3は、その曲率中心が第2対物レンズ
35に関して穴あきミラー32と共役となるよう
に決められる。 従つて、穴あきミラー32により反射された照
明光束のうち、面R3により反射された光束は常
に穴あきミラー32を通過しないように構成さ
れ、面R3による有害反射光を除去することがで
きる。 本発明に係る対物レンズの第1数値例は次の通
りであり、全画角は60゜、瞳倍率は2.1倍、作動距
離は約43ミリメートルである。
有害光の発生を防ぎかつ広画角の対物レンズを備
えた眼底カメラの光学系に関する。 〔従来技術〕 眼底カメラは、一般に眼底の広い範囲を観察・
撮影可能ないわゆる広画角のものが望まれる。と
ころで、多くの眼底カメラの光学系は対物レンズ
を通して眼底を照明するように構成されている
が、照明光束が対物レンズを通過する際にレンズ
面によつて反射されて有害光すなわち迷光が発生
し、画質を低下させる。そのため、対物レンズの
レンズ面の照明光束通過領域に、直接黒点を設け
るか、あるいは照明光学系内の該レンズ面と共役
な位置に設けた黒点による黒点像をレンズ面に結
像させることにより、上記有害光が撮影光学系に
混入することを防いでいる。従来の眼底カメラの
対物レンズのレンズ枚数の少ないものの例として
は、正メニスカスレンズ、両凸レンズ、メニスカ
スレンズと両凸レンズを組合わせたもの等が知ら
れている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記従来の対物レンズには、次のような問題が
ある。すなわち、上記メニスカスレンズの対物レ
ンズは画角を30゜以上とすることができない問題
があつた。上記両凸レンズは50゜位までの画角を
得ることが可能であるが、収差補正が困難である
問題があつた。上記メニスカスレンズと両凸レン
ズを組合わせたものは、被検眼と対物レンズの間
の距離で示される作動距離を長くすることができ
ない問題があつた。 これらの問題を解決するため、特に画角を大き
くしようとすると、対物レンズのレンズ枚数を増
加させることになるが、これは当然に有害光防止
のための黒点あるいは黒点像の数を増加させるこ
とになり、照明光及び撮影光が減少するという新
たな問題が発生する。 本発明は上記問題に鑑みなされたものであつ
て、有害光の発生を有効に防ぐように構成可能で
あるとともに、レンズ枚数が少なく、画角も大き
く、収差補正も比較的容易な対物レンズを備えた
眼底カメラの光学系を提供することを目的とす
る。本発明は、さらに、作動距離が比較的長い対
物レンズを備えた眼底カメラの光学系を提供する
ことを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、被検眼に対向して配置される対物レ
ンズを通して眼底の照明及び観察・撮影を行う眼
底カメラの光学系において、上記対物レンズは、
被検眼から順に、被検眼側の空気に接する面の曲
率が側のそれよりも弱い第1両凸レンズ群と、上
記第1両凸レンズ群側の空気に接する面の曲率が
他の側のそれよりも弱い第2両凸レンズ群とを空
気間隔を置いて配棟置して構成することにより、
上記問題点を解決している。 本発明の一実施態様は、上記対物レンズを通る
主光路を光分割器によつて2つの副光路に分割
し、一方の副光路に観察・撮影光学系を配置し、
他方の副光路に照明光学系を配置し、上記対物レ
ンズによる有害反射光の除去手段を後者の副光路
中に配置して構成される。 さらに、上記実施態様は、上記対物レンズの空
気に接するレンズ面を、被検眼側から順に第1面
ないし第4面とするとき、上記観察・撮影光学系
を通過する光束を制限する光束制限手段の、上記
第1面及び第4面による反射像が略同一位置に形
成して構成される。上記実施態様は、また、上記
第2両凸レンズ群の第1両凸レンズ群側の空気に
接する面の曲率中心が、第2両凸レンズ群に関し
て上記光束制限手段と略共役にとなるように構成
される。 〔実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。眼底カメラの光学系は、第1図に示すよう
に、被検眼Eの眼底ERを照明系10によつて照
明して、観察撮影系40によつて観察撮影するも
のである。 照明系10は、タングステンランプである観察
用光源12及び照明系光軸13上に配置されたキ
セノンランプである撮影用光源14を有する。観
察用光源12からの光束は第1コンデンサーレン
ズ16により集光され、照明系光軸13上の斜設
ハーフミラー18により反射されてリングスリツ
ト20上に集光する。撮影用光源14からの光束
は照明系光軸13上の第2コンデンサーレンズ2
2により反射され、斜設ハーフミラー18を通過
してリングスリツト20上に集光する。リングス
リツト20は、第2図に示すように、リング状の
透明部20aを有し、リング状の2次光源を構成
する。 照明系光軸13上のリングスリツト20より被
検眼Eの側には、第1リレーレンズ24、第1黒
点板26、第2黒点板28、第2リレーレンズ3
0、及び穴32aを有する穴あきミラー32が順
次配置され、リングスリツト20と穴あきミラー
32が第1リレーレンズ24及び第2リレーレン
ズ30に関して共役である。第1黒点板26及び
第2黒点板28については後に詳説する。 照明系光軸13の穴あきミラー32により反射
された光軸34上には、第1対物レンズ35、第
2対物レンズ36が配置され、その前方に被検眼
Eの位置が決められる。穴あきミラー32と被検
眼瞳EPとは第対物レンズ35及び第2対物レン
ズ36に関して共役である。 観察撮影系40は、第2対物レンズ36、第1
対物レンズ35、穴あきミラー32の被検眼Eと
反対側に延びた光軸34上に配置された、穴あき
ミラー32直後の撮影絞り41、結像レンズ4
2、クイツクリターンミラー44、及びフイルム
46を有する。フイルム46は、第1対物レンズ
35第2対物レンズ36によつて結像される眼底
像48と結像レンズ42に関して共役である。 光軸34上に斜設されたクイツクミラー44の
反射光軸である観察光軸50上には、フイールド
レンズ52、ミラー54、ミラー54によつて曲
げられた観察光軸50′上の接眼レンズ56が配
置され、フイールドレンズ52は眼底像48の結
像レンズ42による再結像位置60に配置され、
接眼レンズ56はその前側焦点位置が再結像位置
60付近にあるように配置される。上記構成にお
いて、リングスリツト20から射出された光束は
穴あきミラー32付近にリング状に結像し、穴あ
きミラー32によつて反射された後、被検眼瞳
EP上に再びリング状に結像し、すなわち被検眼
瞳EPの周辺部を通過して眼底ERを照明する。 眼底ERで反射された眼底観察撮影光束は、被
検眼瞳EPの中央部分すなわち照明光束の通過し
ない領域を通過して48で示す位置に結像し、さ
らに、クイツクリターンミラー44が第1図に点
線で示す跳上げ位置60にあるときはフイルム4
6上に再結像し、クイツクミラー44が第1図に
実線で示す挿入位置にあるときにはフイールドレ
ンズ52付近に再結像し、続いて接眼レンズ56
によつていわゆる平行光束にさせられて検者眼6
2に入射する。穴あきミラー32は観察撮影光束
に対し絞り効果を有するが、この絞り効果は撮影
絞り41によつてさらに高められる。 続いて、照明光束及び観察照明光束が重複して
通過する第1対物レンズ35及び第2対物レンズ
36による有害光の除去について説明する。 第1対物レンズ36、第1対物レンズ35のレ
ンズ面を被検眼Eの側から順に、R1,R2,R3,
R4とし、今、撮影絞り41から出た仮想光束が
面R1,R3,R4によつて反射されて第1黒点板2
6又は第2黒点板28に達すると仮定する。 面R1で反射された仮想光束は、第3図に示す
ように、面R2,R3,R4を通過し、穴あきミラー
32によつて反射され、第1リレーレンズ24を
通過して第1黒点板26上に結像するように構成
する。一方、面R4で反射された仮想光束は、第
4図に示すように、穴あきミラー32によつて反
射され、第1リレーレンズ24を通過して第1黒
点板26上に結像するように構成する。すなわ
ち、面R1,R4の位置及び曲率半径は、撮影絞り
41から出て面R1,R4によつて反射された仮想
光束が第1黒点板26上に撮影絞り像を結像する
ように決められ、かつ、第7図に示すように、該
仮想光束による撮影絞り像を覆う大きさの黒点2
6′が第1黒点板26に設けられる。この黒点2
6′により、照明光束のうち、面R1,R4により反
射されて撮影絞り41を通過する光束を遮光する
ことができ、面R1,R4による有害反射光を除去
することができる。 面R2で反射された光束は、第5図に示すよう
に、面R3,R4を通過し、穴あきミラー32によ
つて反射され、第1リレーレンズ24を通過して
第2黒点板28上に撮影絞り41の像を結像する
ように構成される。すなわち、面R2の位置及び
曲率半径は、撮影絞り41から出て面R2によつ
て反射された仮想光束が第2黒点板28上に撮影
絞り像を結像するように決められ、かつ、第8図
に示すように、仮想光束による撮影絞り像を覆う
大きさの黒点28′が第2黒点板28に設けられ
る。この黒点28′により照明光束のうち、面R2
により反射されて撮影絞り41を通過する光束を
遮光することができ、面R2による有害反射光を
除去することができる。 さらに、面R3は、第6図に示すように、穴あ
きミラー32の反射面の任意の点Mで反射された
照明光束が面R3によつて反射されて、面R4を通
過し、穴あきミラー上の点Mと光軸34に関して
対称な点M′へ入射するように決められる。すな
わち、面R3は、その曲率中心が第2対物レンズ
35に関して穴あきミラー32と共役となるよう
に決められる。 従つて、穴あきミラー32により反射された照
明光束のうち、面R3により反射された光束は常
に穴あきミラー32を通過しないように構成さ
れ、面R3による有害反射光を除去することがで
きる。 本発明に係る対物レンズの第1数値例は次の通
りであり、全画角は60゜、瞳倍率は2.1倍、作動距
離は約43ミリメートルである。
【表】
面R11,R12,R13,R14がそれぞれ上記面R1,
R2,R3,R4に対応する。面R12,R14は非球面で
あり、r2,r4は基準球面の曲率半径を示す。面
R12,R14の非球面は、被検眼瞳EPと穴あきミラ
ー32が共役になるという条件のもとに、球面収
差が良好に補正されるように設計される。 本発明に係る第1対物レンズ35を貼合せレン
ズで構成した対物レンズの第2数値例は次の通り
であり、全画角は60゜、瞳倍率は2.1倍、作動距離
は約43ミリメートルである。
R2,R3,R4に対応する。面R12,R14は非球面で
あり、r2,r4は基準球面の曲率半径を示す。面
R12,R14の非球面は、被検眼瞳EPと穴あきミラ
ー32が共役になるという条件のもとに、球面収
差が良好に補正されるように設計される。 本発明に係る第1対物レンズ35を貼合せレン
ズで構成した対物レンズの第2数値例は次の通り
であり、全画角は60゜、瞳倍率は2.1倍、作動距離
は約43ミリメートルである。
以上のように構成される本発明は、対物レンズ
の反射面による有害反射光を少ない黒点で有効に
除去するように構成することができ、しかも広画
角で、作動距離も長く、かつレンズ枚数も比較的
少なく構成することができる効果を有する。
の反射面による有害反射光を少ない黒点で有効に
除去するように構成することができ、しかも広画
角で、作動距離も長く、かつレンズ枚数も比較的
少なく構成することができる効果を有する。
第1図は本発明の実施例の眼底カメラの光学系
の光学図、第2図はリングスリツトの平面図、第
3図ないし第6図は対物レンズによる有害反射光
の除去の説明図、第7図は第1黒点板の平面図、
第8図は第2黒点板の平面図である。 E…被検眼、EP…被検眼瞳、ER…被検眼眼底、
10…照明系、12…観察用光源、14…撮影用
光源、20…リングスリツト、26…第1黒点
板、28…第2黒点板、35…第1対物レンズ、
36…第2対物レンズ。
の光学図、第2図はリングスリツトの平面図、第
3図ないし第6図は対物レンズによる有害反射光
の除去の説明図、第7図は第1黒点板の平面図、
第8図は第2黒点板の平面図である。 E…被検眼、EP…被検眼瞳、ER…被検眼眼底、
10…照明系、12…観察用光源、14…撮影用
光源、20…リングスリツト、26…第1黒点
板、28…第2黒点板、35…第1対物レンズ、
36…第2対物レンズ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被検眼に対向して配置される対物レンズを通
る主光路を光分割器によつて2つの副光路に分割
し、一方の副光路に観察撮影光学系を配置し、他
方の副光路に証明光学系を配置し、前記対物レン
ズを通して眼底の証明・撮影を行う眼底カメラの
光学系において、 前記対物レンズは被検眼から順に、被検眼側の
空気に接する面の曲率が他の面のそれよりも弱い
第1両凸レンズ群と、上記第1両凸レンズ群の空
気に接する面の曲率が他のそれよりも弱い第2両
凸レンズ群とを空気間隔をおいて配置するととも
に、前記第1両凸レンズの空気に接する2つの
面、及び、前記第2両凸レンズの被検眼と反対側
の空気に接する面の反射光を照明系に配置した除
光手段で除去し、前記第2両凸レンズ群の第1両
凸レンズ群側の空気に接する面の曲率中心が、第
2両凸レンズ群に関して前記観察・撮影光学系を
通過する光束を制限する光束制限手段と略共役に
したことを特徴とする眼底カメラの光学系。 2 前記対物レンズの空気に接するレンズ面を、
被検眼側から順に第1面ないし第4面とすると
き、上記観察・撮影光学系を通過する光束を制限
する光束制限手段の、前記第1面及び第4面によ
る反射像を照明光学系中の略同一位置に形成して
この位置に除光手段を配置した特許請求の範囲第
1項記載の眼底カメラの光学系。 3 上記第1両凸レンズ群の上記第2両凸レンズ
群側の面、および第2両凸レンズ群の第1両凸レ
ンズ群と反対側の面を非球面とした特許請求の範
囲第1項に記載の眼底カメラの光学系。 4 上記第2両凸レンズ群は、両凸レンズとメニ
スカスレンズを接合して構成される特許請求の範
囲第1項に記載の眼底カメラの光学系。 5 上記対物レンズのレンズ面と、被検眼側から
順に第1面ないし第5面とするとき、上記観察・
撮影光学系を通過する光束を制限する光束制限手
段の、第1面、第4面及び第5面による反射像が
略同一位置に形成される特許請求の範囲第4項に
記載の眼底カメラの光学系。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59109896A JPS60254012A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 眼底カメラの光学系 |
DE19853519442 DE3519442A1 (de) | 1984-05-30 | 1985-05-30 | Optisches system fuer eine netzhautkamera |
US07/161,221 US4838680A (en) | 1984-05-30 | 1988-02-17 | Optical system for retinal camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59109896A JPS60254012A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 眼底カメラの光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60254012A JPS60254012A (ja) | 1985-12-14 |
JPH0433007B2 true JPH0433007B2 (ja) | 1992-06-01 |
Family
ID=14521903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59109896A Granted JPS60254012A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 眼底カメラの光学系 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4838680A (ja) |
JP (1) | JPS60254012A (ja) |
DE (1) | DE3519442A1 (ja) |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5055863A (en) * | 1990-06-29 | 1991-10-08 | Photo Control Corporation | Multiple image transfer camera system |
US5713047A (en) * | 1992-06-08 | 1998-01-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Eye fundus photographing apparatus |
DE10316416A1 (de) | 2003-04-10 | 2004-10-21 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Optisches System für eine Funduskamera |
US7296894B2 (en) * | 2004-09-22 | 2007-11-20 | Carestream Health, Inc. | Fundus camera having scanned illumination and pupil tracking |
US7241011B2 (en) * | 2004-10-29 | 2007-07-10 | Carestream Health, Inc. | Fundus imaging system |
US7275826B2 (en) * | 2005-08-03 | 2007-10-02 | Carestream Health, Inc. | Fundus camera having curved mirror objective |
US7458685B2 (en) * | 2005-08-03 | 2008-12-02 | Carestream Health, Inc. | Automated fundus imaging system |
US7360896B2 (en) * | 2005-10-11 | 2008-04-22 | Carestream Health, Inc. | Fundus camera for wide field of view and small pupil |
DE102006061933A1 (de) | 2006-12-21 | 2008-06-26 | Carl Zeiss Meditec Ag | Optisches System für eine Funduskamera |
DE102008026576A1 (de) | 2008-05-30 | 2009-12-03 | Carl Zeiss Meditec Ag | Optisches System für ophtalmologische Geräte, insbesondere Funduskameras |
DE102010008629B4 (de) | 2010-02-17 | 2020-09-03 | Carl Zeiss Meditec Ag | Reflexionsfreie Abbildungsoptik für optische Geräte, insbesondere in der Ophthalmologie |
US9931171B1 (en) | 2010-10-13 | 2018-04-03 | Gholam A. Peyman | Laser treatment of an eye structure or a body surface from a remote location |
US8452372B2 (en) | 2010-10-13 | 2013-05-28 | Gholam Peyman | System for laser coagulation of the retina from a remote location |
US9510974B1 (en) | 2010-10-13 | 2016-12-06 | Gholam A. Peyman | Laser coagulation of an eye structure or a body surface from a remote location |
US10456209B2 (en) | 2010-10-13 | 2019-10-29 | Gholam A. Peyman | Remote laser treatment system with dynamic imaging |
US11309081B2 (en) | 2010-10-13 | 2022-04-19 | Gholam A. Peyman | Telemedicine system with dynamic imaging |
US8903468B2 (en) | 2010-10-13 | 2014-12-02 | Gholam Peyman | Laser coagulation of an eye structure from a remote location |
US9037217B1 (en) | 2010-10-13 | 2015-05-19 | Gholam A. Peyman | Laser coagulation of an eye structure or a body surface from a remote location |
WO2012176026A1 (en) | 2011-06-24 | 2012-12-27 | Remidio Innovative Solutions Pvt. Ltd. | Retinal imaging device |
DE102011114753A1 (de) | 2011-09-29 | 2013-04-04 | Carl Zeiss Meditec Ag | "Auf Reflexion basierendes, optisches Beleuchtungssystem für Funduskameras" |
DE102012012086A1 (de) | 2012-06-13 | 2013-12-19 | Carl Zeiss Meditec Ag | Funduskamera mit konzentrischer Pupillenteilung zwischen Beleuchtungs- und Beobachtungsstrahlengang |
DE102012022861A1 (de) | 2012-11-19 | 2014-05-22 | Carl Zeiss Meditec Ag | Einrichtung zur Kompensation von Reflexen in Fundusbildern von Funduskameras |
DE102012022967A1 (de) | 2012-11-21 | 2014-05-22 | Carl Zeiss Meditec Ag | Reflexfreies, optisches System für eine Funduskamera |
DE102013218416B4 (de) | 2013-09-13 | 2022-10-06 | Carl Zeiss Meditec Ag | Reflexfreies Ophthalmoskopobjektiv |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54141653A (en) * | 1978-04-27 | 1979-11-05 | Tokyo Optical | Eyeground camera |
JPS58154815A (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-14 | Canon Inc | 対物レンズと装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5591336A (en) * | 1978-12-29 | 1980-07-10 | Nippon Chemical Ind | Optical system for observing and photographing eyeground |
JPS5691729A (en) * | 1979-12-25 | 1981-07-24 | Nippon Chemical Ind | Optical system for examinating and photographing eyeground |
-
1984
- 1984-05-30 JP JP59109896A patent/JPS60254012A/ja active Granted
-
1985
- 1985-05-30 DE DE19853519442 patent/DE3519442A1/de not_active Ceased
-
1988
- 1988-02-17 US US07/161,221 patent/US4838680A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54141653A (en) * | 1978-04-27 | 1979-11-05 | Tokyo Optical | Eyeground camera |
JPS58154815A (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-14 | Canon Inc | 対物レンズと装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3519442A1 (de) | 1985-12-05 |
US4838680A (en) | 1989-06-13 |
JPS60254012A (ja) | 1985-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0433007B2 (ja) | ||
US3914032A (en) | Device for observing and photographing the fundus of eye | |
US4102563A (en) | Eye fundus camera free from undesired reflected and diffused light beams | |
US4247176A (en) | Optical system for eye fundus inspection apparatus | |
US4176920A (en) | Ophthalmoscopic system with a wide angle objective lens | |
US4322137A (en) | Fundus observation and photographing optical system | |
US4704018A (en) | Eye fundus observing and photographing apparatus | |
JPS6275618A (ja) | 像形成光学装置 | |
US4162827A (en) | Wide angle objective for ophthalmoscopic instrument | |
US4098549A (en) | Eye bottom camera | |
JPH0120896B2 (ja) | ||
JPS6152695B2 (ja) | ||
JPS6252569B2 (ja) | ||
JPS5820625B2 (ja) | ガンテイカンサツサツエイソウチ ノ コウガクケイ | |
JPS6213012B2 (ja) | ||
JPH08256988A (ja) | 眼科撮影用tvリレーレンズユニット | |
JPH0115296B2 (ja) | ||
JPS6052820B2 (ja) | 眼底カメラ | |
JPS6159135B2 (ja) | ||
JPH0412450B2 (ja) | ||
JPH0898812A (ja) | 眼底カメラ | |
JPS6316124B2 (ja) | ||
JPS58154815A (ja) | 対物レンズと装置 | |
JPS5846936A (ja) | 眼底カメラ | |
JPS59225036A (ja) | 眼科装置 |