JPH04330024A - 部分的にフッ素化された炭化水素を複分解する方法 - Google Patents

部分的にフッ素化された炭化水素を複分解する方法

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JPH04330024A
JPH04330024A JP3265042A JP26504291A JPH04330024A JP H04330024 A JPH04330024 A JP H04330024A JP 3265042 A JP3265042 A JP 3265042A JP 26504291 A JP26504291 A JP 26504291A JP H04330024 A JPH04330024 A JP H04330024A
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JP
Japan
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carbon atoms
compound
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alkyl
tungsten
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JP3265042A
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English (en)
Inventor
Werner Konrad Dr Von
コンラート・フオン・ウエルネル
Karin Weiss
カリン・ウアイッス
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C21/00Acyclic unsaturated compounds containing halogen atoms
    • C07C21/02Acyclic unsaturated compounds containing halogen atoms containing carbon-to-carbon double bonds
    • C07C21/18Acyclic unsaturated compounds containing halogen atoms containing carbon-to-carbon double bonds containing fluorine

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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、1個の二重結合を含有
する部分的にフッ素化された炭化水素を複分解する方法
に関する。さらに本発明は、1個の中心二重結合及び2
個の末端パーフルオールアルキル基を含有するアルケン
に関する。 【0002】 【従来の技術】熱及び/又は通例遷移金属を含有する触
媒の作用下官能基を含有することができるオレフィン性
化合物を不均化させて出発物質より高い及び低い分子量
を有する化合物を生成させることは、「複分解」と称さ
れて、1967年以来25年間知られている。シクロオ
レフィンの開環重合は、オレフィン性化合物の複分解に
類似して行われる。 【0003】V. Dregutan, A. T. 
Balaban  及び M. Dimonic, E
ditura Academici/Buchares
t,1981年及び John Wiley & So
ns/Chichester−New York, 1
985年による書籍「Olefin Metathes
is and Ring−opening Polym
eriza−tion ofCycloolefins
」及び K. J. Ivin, Academic 
Press/London−New York,198
3年による書籍「Olefin Metathesis
 」に詳細な記載がなされている。遷移金属、就中モリ
ブデン、タングステン及びレニウムの化合物を含有する
不均一系及び均一系触媒がオレフィン複分解に使用され
ていた。金属化合物、例えば酸化物、硫化物及び(ハロ
ゲン) 塩及び又、例えば有機残基及び配位子、例えば
CO、又は第三ホスフィンを含有する金属錯化合物を含
有する簡単な二成分及び三成分触媒系は公知である。例
えばAl2 O3 及びSiO2 は、不均一系触媒用
担体として使用される。 【0004】例えばCl、Br及びアルコキシアルキル
、ケト、アミノ、アルコキシカルボニル、カルボキシル
及びシアノ基は、オレフィンを担持する官能基として使
用されている。シクロオレフィン性化合物による異なる
2種のオレフィン性化合物又は1種のオレフィン性化合
物の共− 複分解は又公知である。 【0005】K. Weiβ及び M. Denzne
r 著「J.of Organometallic C
hemistry」、355(1988)第273乃至
280頁中には、アルケンの複分解に適する不均一系触
媒としての、シリカゲル上のタングステン(VI)カル
ビン錯化合物と表面クロム(II)化合物との反応生成
物が記載されている。 【0006】タングステン(VI)カルビン錯化合物と
シリカゲルのみとの反応生成物は、K. Weiβ及び
 G. Loβel著「Angew. Chemie 
」、101(1989)第75乃至77頁〔C. A.
, Vol. 110(1989)、134664t〕
により複分解触媒として記載されている。 【0007】W. J. Feast 及び coll
eagues: Journ. of Molecul
ar Catalysis, 8(1980)第277
乃至296頁;Polymer,20(1979)第1
182乃至1183頁及び27(1986)第1281
乃至1288頁及び第1296乃至1303頁による多
数の文献には、C=C二重結合から離れてフッ素及び/
又はトリフルオルメチル基により置換されている炭化水
素環系の開環重合が記載されていて、就中タングステン
を含有する不均一系触媒が使用されている。 【0008】部分的にフッ素化された開鎖アルケンの複
分解に関して現在まで全く知られていない。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、フッ
素化アルキル残基及び少なくとも1個の −CH2−C
H=CH− 基を含有する化合物から、少なくとも1個
の −CH2−CH=CH− CH2−基及び少なくと
も1個のフッ素化アルキル残基を含有する新規な長鎖化
合物を製造することを可能にする方法を提供することで
ある。 【0010】 【課題を解決するための手段】この課題は、タングステ
ン− 含有触媒、脱離されるエチレン又はエチレン誘導
体を使用して10乃至200℃において、必要な場合に
は不活性溶剤の存在下、標準大気圧、減圧又は反応混合
物の自己圧下、少なくとも1個の中心二重結合を含有す
る置換された長鎖炭化水素を生成させる、少なくとも1
個の二重結合を含有する部分的に置換された炭化水素を
反応させる方法において、反応させるために、一般式X
− Rf −(CH2)n − CH=CH− Z  
            (I)又は CH2 F−(CH2)m − CH=CH− Z  
            (II)(式中Rf は1乃
至18個の炭素原子を有する直鎖、枝分れ又は環状パー
フルオルアルキレン残基であり、m及びnはそれぞれ1
乃至10の整数であり、XはF、H、Cl、1乃至6個
の炭素原子を有するアルキル又は6乃至10個の炭素原
子を有するアリールでありそしてZはH、1乃至10個
の炭素原子を有するアルキル、7乃至11個の炭素原子
を有するアリールアルキル、残基−(CH2)n Rf
 X又は残基−(CH2)m − CH2 Fであり、
ここで1個のみの化合物が使用される場合には、これは
−CH=CH− 基の両側上に異なる置換基を有しなけ
ればならない)で示される少なくとも1個のアルケンを
使用することを特徴とする方法により達成される。 【0011】本発明による方法を実施するために適する
一般式(I)の化合物の例は次の通りである:(CF3
)2 CF−(CH2)2−CH=CH2 C6 F1
3− CH2−CH=CH2 C8 F17−(CH2
)2−CH=CH2CHF2−( CF2)3−( C
H2)2−CH=CH2 CClF2−CF2−( C
H2)3−CH=CH2 C2 H5−( CF2)2
−( CH2)4−CH=CH2 フエニル−(CF2
)2−( CH2)2−CH=CH2 【0012】 【化2】 【0013】 C4 F9−( CH2)2−CH=CH−(CH2)
2 C4 F9 C6 F13− CH2 − CH=
CH− C4 F9 C12F25−(CH2)4−C
H=CH2−CH2−フエニルCHF2−( CF2)
2−( CH2)2−CH=CH−(CH2)2−( 
CF2)2−CHF2  一般式(II)の適当な化合物の例は次の通りである:
CH2 F−(CH2)3−CH=CH2 CH2 F
−(CH2)6−CH=CH− C2 H5 CH2 
F−(CH2)8−CH=CH− CH2−フエニルC
H2 F−(CH2)2−CH=CH−(CH2)2−
CH2−F一般式(I)及び(II)の1又は多数の化
合物を使用することができる。単一化合物のみを使用す
る場合には、これは、 −CH=CH− 基の両側上に
異なる置換基を含有しなければならない。好ましくは、
Rf が2乃至10個の炭素原子、特に3乃至8個の炭
素原子を有するパーフルオルアルキレン基である一般式
(I)の化合物が使用される。さらに、XがFである一
般式(I)のこれら化合物が好ましい。さらに、nが1
乃至4、特に1又は2の整数である化合物が、それらの
良好な入手性及び反応性のために好ましい。同様なこと
は、一般式(II)の化合物におけるmに適用される。 一般式(I)の化合物又は一般式(II)の化合物にお
ける置換基Zは、有利には、標準大気圧下のそのビニル
化合物の沸点は選択された反応温度以下でありそして置
換基Zが一般式(I)の化合物における置換基XRf 
( CH2)n −又は一般式(II)の化合物におけ
る置換基CH2(CH2)m − より少なくとも2個
少ない炭素原子を含有する様に、選択される。置換基Z
は、好ましくは3又は4個の炭素原子を有するアルキル
残基、特にH、メチル又はエチルである。XがFであり
そしてZがHである一般式(I)の化合物を使用する場
合には、特に良好な成果が得られる。 【0014】一般式(I)又は(II)の1又は多数の
化合物のほかに一般式 A−(CH2)t − CH=CH− E      
  (III)(式中AはH、 −CH2 Cl、6乃
至10個の炭素原子を有するアリール又は−CH=CH
2 であり、tは1乃至10の整数であり、EはH、1
乃至10個の炭素原子を有するアルキル又は7乃至11
個の炭素原子を有するアリールアルキルであり、ここで
A及びEにおける結合は閉じて環を形成することができ
る)で示される、フッ素を含有しない化合物を使用する
ことができる。 【0015】本発明による方法に適する化合物の例は次
の通りである: CH3−( CH2)7−CH=CH2 CH2 Cl
− CH2−CH=CH2 フエニル− CH2−CH
=CH2  CH2 =CH−(CH2)2−CH=CH2 CH2
 Cl− CH2−CH=CH− CH2−CH2 C
lフエニル− CH2−CH=CH− CH2−フエニ
ルCH3−( CH2)4−CH=CH− CH3CH
3−( CH2)7−CH=CH−(CH2)7−CH
3 【0016】 【化3】 【0017】好ましくは、置換基Eが、大気圧下のその
ビニル化合物の沸点が選択された反応温度以下でありそ
して置換基Eが置換基A−(CH2)t より少なくと
も2個少ない炭素原子を含有する様に選択される化合物
が使用される。置換基Eは、好ましくは3又は4個の炭
素原子を有するアルキル残基、特にH、メチル又はエチ
ルである。AがCH2 =CH− である場合には、一
般式(III)の化合物2又は多数モルを一般式(I)
の化合物1又は2モルと反応させて生成する一層大なる
鎖長を有する低重合体の生成物を得ることができる。有
利には、AがCH2 =CH− でありそしてEがHで
ある一般式(III)の化合物がこの様な反応に使用さ
れる。 【0018】本発明による反応において、使用される一
般式(I)、(II)及び(III)の全ての化合物が
 −CH=CH2 基を含有する場合には、エチレンが
脱離され、そして使用される一般式(I)、(II)又
は(III)の少なくとも1種の化合物が −CH=C
H2 基を含有する場合にはエチレンが脱離されること
ができる。これがそうでない場合には、 −CH=CH
− 基の両側上で有機残基により置換されるアルケンが
脱離される。 −CH=CH2 基も両側上で置換され
た −CH=CH− 基も含有する出発物質の混合物の
場合、片側上で置換されたアルケン−CH=CH2 が
脱離されることもできる。 【0019】本発明による反応は、タングステンを含有
する触媒の存在下行われる。これに関連して特に適する
触媒は、例えば一般式 【0020】 【化4】 【0021】〔式中RはCl、 −CH2−C(CH3
)3 、 −O− C(CH3)3 、 −S−C(C
H3)3 又は −NG2(式中Gは1乃至4個の炭素
原子を有するアルキルキル基又はベンジル残基である)
であり、R4 は1乃至6個の炭素原子を有する直鎖、
枝分れ又は環状アルキル基、トリアルキルシリル基──
そのアルキル残基はそれぞれ1乃至3個の炭素原子を含
有する──、又はベンジル、フエニル、トリル又はナフ
チル基であり、L1 はトリアルキルホスフィン、トリ
アルキルホスフィンオキシド又はエチレングリコールジ
アルキルエーテル──それらのアルキル基は1乃至4個
の炭素原子を含有する──であり、L2 はトリアルキ
ルホスフィン、トリアルキルホスフィンオキシド、トリ
アルキルホスホニウムクロリド又はテトラアルキルアン
モニウムクロリド──それらのアルキル基は、1乃至4
個の炭素原子を含有するが、ただしL2 がトリアルキ
ルホスホニウム又はテトラアルキルアンモニウムクロリ
ドである場合には、RがClである──であり、sは零
又は1である〕で示される錯化合物である。 【0022】タングステン− 含有触媒の例は次の通り
である: 【0023】 【化5】 【0024】 〔(CH3)3 P〕Cl3 W≡C− CH2−フエ
ニル〔(CH3)3 C− CH2 〕3−W≡C− 
フエニル〔(CH3)3 C− CH2 〕3−W≡C
− Si(CH3)3 この様なタングステン錯化合物
の製造は、R. R. Schrock, D. N.
 Clark, I.Sancho, I. H. W
engrovius, S. M. Rocklage
  及び S. F. Pedersen により「O
rganometallics 」、1(1982)、
第1,645乃至1,650頁中に記載されている。 【0025】上記のタングステン錯化合物をそれ自体一
般式(I)及び/又は(II)の液体化合物及び又それ
ら化合物と一般式(III)の1又は多数の化合物との
液体混合物に添加することができる。しかし好ましくは
、溶剤が添加される。この場合に適する溶剤は、液状飽
和炭化水素、例えばヘキサン、ヘプタン、オクタン、そ
れらの異性体混合物及びそれらの塩素又はフッ素置換生
成物、例えば塩化プロピル、塩化ブチル、塩化シクロヘ
キシル、塩化メチレン、ジクロルエタン、ジクロルプロ
パン、クロロホルム、トリクロルエタン、四塩化炭素、
トリクロルフルオルメタン及びトリクロルトリフルオル
エタンである。 【0026】タングステン化合物のほかに、金属アルキ
ル、例えばSn(CH3)4 、アルキル金属ハロゲン
化物、例えば(C2 C5)2 AlCl、金属ハロゲ
ン化物、例えばSnCl及びTiCl4 、及び脂肪族
アルコール又はフエノールを付加的に共触媒として使用
することができる。 【0027】さらに、実質的に二酸化ケイ素、酸化アル
ミニウム又はこれら2種の酸化物の混合物からなる固体
担体からつくられており、該担体上にはタングステン及
び炭素原子間の結合を含有するタングステン錯化合物が
上記酸化物の酸素原子を介して又はこれらの酸素原子に
結合しているクロムを介して結合している触媒は特に適
当な触媒である。 【0028】この場合次の構造が形成されることが推定
される: 【0029】 【化6】 【0030】R3 W≡C− 型の特に適するタングス
テン化合物は、上で詳述した及び固体担体への結合によ
り一層良好な安定性を有しそしてしばしば又さらに活性
になる、一般式(IV)の化合物である。この様な触媒
は、K. Weiβ及び G. Loeβelにより「
Angewandte Chemie 」、101(1
989)、第75乃至77頁中に記載されている。 【0031】−W≡C− 型の適当なタングステン化合
物は、例えば次の一般式で示される化合物である:(C
O)y QW≡C− R5             
    (IX)式中 QはCl、Br又はIであり、 Yは4であるか、又はQはシクロペンタジエニル、フエ
ニル又はナフチルでありそしてyは2でありそしてR5
 は1乃至6個の炭素原子を有する直鎖、枝分れ又は環
状アルキル基、フエニル、ナフチル又は −NT2 (
式中Tは1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基であ
る)である。 【0032】適当な化合物の例は次の通りである:(C
O)4ClW≡C− フエニル (CO)4BrW≡C− フエニル (CO)2− シクロペンタジエニル− W≡C− フ
エニル(CO)2− フエニル −W≡C− C(CH
3)(CO)4ClW≡C− C2 H5 (CO)2
シクロペンタジエニル− W≡C− N(CH3)2 
上で詳述した固体担体へのそれらの付加生成物は、K.
 Weiβ及び M. Denznerにより「Jou
rnal of Organometallic Ch
emistry 」、355(1988)、第273乃
至280頁中に記載されている。 【0033】さらに適する −W=C− 型のタングス
テン化合物は、例えば次の一般式 (CO)5W=CR1 R2            
     (X)(式中R1 は1乃至10個の炭素原
子を有するアルキル、ベンジル、フエニル又はナフチル
であって、これら残基それ自体の芳香族環は1乃至3個
のアルキル基により置換されていることができて、該基
はそれ自体共に1乃至12個の炭素原子を含有しそして
R2 は1乃至10個の炭素原子を有するアルキル、1
乃至6個の炭素原子を有するアルコキシ又はベンジル、
フエニル、ナフチル、フエノキシ又はナフトキシであっ
て、これら残基それ自体の芳香族環は1乃至3個のアル
キル基により置換されていることができて、該基はそれ
自体共に1乃至12個の炭素原子を含有する)で示され
る化合物である。 【0034】一般式(X)の化合物を、実質的に二酸化
ケイ素、酸化アルミニウム又はこれら2種の酸化物の混
合物からなるクロム(II)−含有固体担体と反応させ
る場合、COが脱離するので、一般式 【0035】 【化7】 【0036】で示される化合物が生成する。この様な固
体触媒の製造は、K.Guthmann 及びS. M
aisulsにより「Angewandte Chem
ie 」、100(1988)、第268乃至270頁
中に記載されている。 【0037】上記の記載において、「二酸化ケイ素、酸
化アルミニウム又はこれら2種の酸化物の混合物」なる
用語は、物理的混合物ばかりでなく又化学的に結合した
混合酸化物又はアルミノケイ酸塩を包含する。 【0038】固体担体からつくられそして上記の段落に
おいて記載された触媒を、そのまま使用することができ
、又溶剤、例えば上記の塩素化又はフッ素化されている
ことができる炭化水素中小粒子の懸濁液として使用する
ことができる。一般式(I)又は(II)の化合物が、
場合により一般式(III)の化合物と共に、選択され
た反応温度において気相中に存在する場合、固体担体か
らつくられた触媒を、微細分散した、流動した形で又は
固定床として使用することができる。 【0039】一般に一般式(I)、(II)及び(II
I)の1又は多数の化合物100モル当たり0.01乃
至2モル、好ましくは0.1乃至1モルのタングステン
化合物が触媒において使用されるが、しかしタングステ
ン化合物の量又、特に固体担体からつくられる触媒を使
用する場合、一般式(I)、(II)及び(III)の
化合物100モル当たり2モル以上であることができる
。 【0040】一般式(I)又は(II)の化合物相互又
は一般式(III)の1又は多数の化合物との混合比を
、広範囲に変えることができる。一般に一般式(I)又
は一般式(II)の化合物1モル当たり0.5乃至3モ
ル、好ましくは1乃至2モルの一般式(III)の化合
物が使用される。 【0041】本発明による反応は、10乃至200℃に
おいて実施され、10℃以下では反応は一般に非常に遅
く進行し、200℃以上では非常に多くの不所望な副生
成物が生成する。最適な温度の選択は、出発物質及び使
用される触媒及び目的とする最終生成物の熱安定性に左
右される。有利には、10乃至150℃特に50乃至1
20℃の温度が使用される。 【0042】反応は、一般に標準大気圧又は反応混合物
の自己圧下実施される。本発明による反応において脱離
するエチレン誘導体が比較的低い揮発性を有する場合に
は、減圧及び場合により高沸点溶剤を使用することが推
奨される。脱離したエチレン誘導体の除去を不活性ガス
、例えば窒素又はアルゴンを反応混合物に導通又は該混
合物上に通すことにより促進することができる。気体状
で除去したエチレン又はエチレン誘導体を、例えば燃焼
により廃棄物処理をするか又は適当な媒体上への吸収又
は凝縮により回収することができる。 【0043】低揮発性化合物をもっぱら含有する反応混
合物を、クロマトグラフィーにより、場合により適当な
溶剤で稀釈した後、分離することができる。 【0044】低分子量の反応生成物の除去後残留する高
分子量の反応生成物は、存在する溶剤から分別蒸留によ
り、場合により減圧下、分離及び精製される。気相法に
おいて、高分子量の反応生成物は、有利には分別凝縮に
より得られ、同様なことは方法に再循環することができ
る未反応出発物質に関している。 【0045】本発明による反応時間を広範囲に変えるこ
とができる。これは出発物質、触媒及び反応温度に左右
される。一般に反応は、エチレン又は低分子量のエチレ
ン誘導体をさらに分離できないときに、反応は完結する
。2乃至40時間の反応時間は非連続的方法にとって通
常十分である。 【0046】本発明による反応中反応混合物は、特に微
細分散した固定触媒を使用する場合、有利には絶えず十
分に混合される。この混合を、例えば撹拌、振とう、ポ
ンプ循環処理、沸とう、反応混合物からのガス発生又は
反応混合物への不活性ガスの導通により達成することが
できる。 【0047】本発明は又、一般式   CpF2p+1(CH2)r CH=CH(CH2
)r − CpF2p+1    (XII)(式中P
は2乃至10、好ましくは3乃至8の数でありそしてr
は1乃至4、好ましくは1又は2の数である)で示され
る新規な化合物に関する。 【0048】これら化合物は、例えば上記の新規な方法
により製造され、有利には一般式       XRf−(CH2)n − CH=CH−
 Z              (I)(式中XはF
であり、ZはHであり、Rf は2乃至10個の炭素原
子を有する、直鎖又は枝分れバーフルオルアルキレン残
基でありそしてnは1乃至4の整数である)で示される
化合物がもっぱら使用される。 【0049】新規な方法により得られそして少なくとも
1個のフッ素化アルキル残基及び少なくとも1個の −
CH2−CH=CH− CH2−基を含有する長鎖化合
物は、それらの反応性二重結合のために、特に有用な物
質に導く種々な別の反応に利用できる。例えば二重結合
を水素化する場合には、耐熱性潤滑剤として使用するこ
とができる生成物が生成し、これらは又スポーツ目的(
スキー、小型そり)用の潤滑ワックスとして適して、完
全にフッ素化された炭化水素と比較してこれらは又非フ
ッ素化パラフィンとのある混合性を有する。一層短いフ
ッ素化アルキル残基を有する化合物は鉱油に溶けそして
対応する添加剤として使用することができる。二重結合
を、例えば有機過酸、例えばメタクロルパーオキシ安息
香酸によりエポキシド化合物に変えることができ、これ
はそれ自体別の反応に利用できる。例えばこれは、ジオ
ールのOH基が簡単なエステル又はポリエステルの生成
に適するジオールに変えることができる。部分的にフッ
素化されたアルケンとジエン、例えば1,6− ヘキサ
ジエンとの本発明による反応で、若干の二重結合を含有
しそして弾性を有する低重合体又は重合体の化合物が得
られる。これらエラストマーは、網状化性であって、耐
熱性プラスチックが生成する。 【0050】本発明による反応は、さもないとしばしば
若干の反応段階を必要とする一層わずらわしい工程を介
してしか得られない、部分的にフッ素化された残基を有
する長鎖化合物の生成を可能にする。 【0051】 【実施例】次の例により本発明を説明する。 【0052】例1 4−(パーフルオルイソプロピル)−1− ブテン2c
cm(12モル)及び、「Journal of Or
ganometallic Chemistry 」、
355(1988)、第279頁中に記載の如き、固体
二酸化ケイ素− クロム−(II)触媒を化合物(CO
)4ClW≡C− フエニルとの反応により得られた、
微細分散した固体触媒200mgを容積10ccmを有
するガラスフラスコ中に乾燥窒素下に導入する。触媒は
タングステン化合物0.022mモルを含有する。 4−(パーフルオルイソプロピル)−1− ブテン10
0モル当たり0.18モルのタングステン化合物を使用
する。 混合物を76℃において7時間振とうさせ、次に冷却し
、ペンタン10ccmと混合し、固体触媒をデカンテー
ションし、触媒をさらにペンタン5ccmと振とうし、
液体をふたたびデカンテーションし、主量と一緒にし、
高さ1cmの微細分散した酸化アルミニウム層上で濾過
する。溶剤及び未反応4−(パーフルオルイソプロピル
)−1− ブタンを濾液から12mバール(1.2KP
a)及び20℃下に留去する。残留物を標準大気圧下蒸
留しそして大部分が153℃において留出しそして1.
56g/cm3 の密度を有する。次のシグナルは、テ
トラメチルシラン及びパーフルオル酢酸に対し、CDC
l3 における13C及び19F核磁気共鳴分光分析法
(NMR)により得られる: 13C− NMR(ppm):121.4CF3 ;9
1.3CF;28.9CH2 ;24.6及び19.5
CH2−(C=);129.5及び128.8 −HC
=CH− (シス、トランス) 19F− NMR(ppm):−1.84;−1.12
及び−1.18CF3 。 【0053】分析から明らかな様に、大部分は1,6−
 ビス−(パーフルオルイソプロピル)−3− ヘキサ
ン【0054】 【化8】 【0055】からなる。1.9g=4.5mモル=理論
値の75%が得られる。(収率はガスクロマトグラフィ
ーにより測定された値より低い。吸収による物質の損失
は、多分Al2 O3 上の濾過のため生じた。)例2 例1に記載の固体触媒250mg(タングステン化合物
に対し0.028mモル)をヘキサン10ccm中に室
温において容積20ccmを有するガラスフラスコにお
いて乾燥窒素下懸濁し、懸濁液を69℃に加熱し、化合
物C6 F13CH2−CH=CH2 1.3ccm(
5.54mモル)を添加し、混合物を69℃において7
時間振とうする。C6 F13CH2 CH=CH2 
100モル当たり0.5モルのタングステン化合物を使
用する。出発物質における低減及び反応生成物における
増大は、反応中ガスクロマトグラフィーによりモニター
される。反応生成物は、ダスクロマトグラフィー分析及
びその直後の質量分析法(GC/MS分析)により、C
6 F13CH2 CH=CHCH2 C6 F13と
して特徴づけられる。7時間後の出発物質の全反応率は
93.5%である(可能反応率100%る対し)。1時
間当たり及びタングステン化合物1モル当たり71.4
モルの出発アルケンを反応させる。 【0056】例3 例2に類似して実施するが、ただし例1に記載の固体触
媒220mg(タングステン化合物に対し0.025m
モル)を溶剤なしに使用し、C6 F13CH2 CH
=CH5.8ml(24.4mモル)を添加しそして混
合物を122℃において7時間振とうする。C6 F1
3CH2 CH=CH2 100モル当たり0.1モル
のタングステン化合物を使用する。反応生成物は、C6
 F13CH2 CH=CHCH2 C6 F13とし
て特徴づけられる。出発物質の全反応率は、7時間後1
6.9%である(反応率100%に対し)。1時間当た
り及びタングステン化合物1モル当たり160.0モル
の出発アルケンを反応させる。 【0057】例4 例2に類似して実施するが、ただし例1に記載の固体触
媒230mg(タングステン化合物に対し0.026m
モル)をヘキサン10ccm中に室温において懸濁し、
懸濁液を69℃に加熱し、化合物C6 F13CH2 
CH2 CH=CH2 1.3ccm(5.1mモル)
を添加しそして混合物を69℃において7時間振とうす
る。C6 F13CH2 CH2 CH=CH2 10
0モル当たり0.5モルのタングステン化合物を使用す
る。反応生成物は、C6 F13CH2 CH2 CH
=CHCH2 CH2 C6 F13として特徴づけら
れる。出発物質の全反応率は、7時間後43.7%であ
る(反応率100%に対し)。1時間当たり及びタング
ステン化合物1モル当たり37.6モルの出発アルケン
を反応させる。 【0058】例5 例2に類似して実施する。「Organometall
ics 」、第1巻、第12号(1982)、第1,6
49頁、右欄中に記載の様に製造した化合物(CH2 
OCH2 CH2 OCH3)Cl3 W≡C−C(C
H3)3 2.45mg(0.1mモル)を1,2− 
ジクロルエタン10ccm中に室温において溶解し、(
CF3)2 CF− CH2 CH2−CH=CH2 
11.2g(50mモル)を添加しそして混合物を76
℃において24時間振とする。(CF3)2 CFCH
2CH2 CH=CH2 100モル当たり0.1モル
のタングステン化合物を使用する。反応生成物は、GC
/MS分析により(CF3)2 CFCH2 CH2 
CH=CHCH2CH2 CF(CF3)2 として特
徴づけられる。出発物質の全反応率は、24時間後63
.4%である(可能反応率100%に対し)。1時間当
たり及びタングステン化合物1モル当たり44モルの出
発アルケンを反応させる。 【0059】例6 例2に類似して実施する。「Angewandte C
hemie 」、101(1989)、第76頁中に記
載の様に固体二酸化ケイ素触媒を化合物〔(CH3)3
 C− CH2−〕3 W≡C−C(CH3)3 、と
反応させて得られた微細分散した固体触媒150mg(
タングステン化合物に対し0.029mモル)をヘプタ
ン10ml中に室温において懸濁し、懸濁液を69℃に
加熱し、化合物(CF3)2 CFCH2 CH2 C
H=CH2 1ccm(5.78mモル)を添加しそし
て混合物を69℃において7時間振とうする。(CF3
)2 CFCH2 CH2 CH=CH2 100モル
当たり0.5モルのタングステン化合物を使用する。 反応生成物は、GC/MSにより(CF3)2 CFC
H2 CH2 CH=CHCH2 CH2 CF(CF
3)2 として特徴づけられる。出発物質の全反応率は
、88.1%である(可能反応率100%に対し)。1
時間当たりタングステン化合物1モル当たり260.8
モルの出発アルケンを反応させる。 【0060】例7 例6に類似して実施するが、ただしヘプタンを使用せず
そして化合物(CF3)2 CFCH2 CH2 CH
=CH2 1ccmの代りに5.1ccm(28.9m
モル)を使用し、これに固体触媒を懸濁する。反応は7
6℃において7時間実施される。化合物(CF3)2 
CFCH2 CH2 CH=CH2 100モル当たり
0.1モルのタングステン化合物を使用する。反応生成
物は、例6の場合と同一である。7時間後出発物質の全
反応率は94.4%である(反応率100%に対し)。 1時間当たり及びタングステン化合物1モル当たり1,
240モルの出発アルケンを反応させる。 【0061】例8 例2に類似して実施する。例1に記載の固体触媒240
mg(タングステン化合物に対し0.027mモル)を
化合物(CF3)2 CFCH2 CH2 CH=CH
2 4.7ccm(26.6mモル)中に室温において
懸濁し、そして混合物を76℃において7時間振とうす
る。(CF3)2 CFCH2 CH2 CH=CH2
 100モル当たり0.1モルのタングステン化合物を
使用する。例6の場合と同一の反応生成物が生成する。 出発物質の全反応率は7時間後97%である(可能反応
率100%に対し)。1時間当たり及びタングステン化
合物1モル当たり1,570モルの出発アルケンを反応
させる。 【0062】例9 例6に記載の固体触媒120mg(タングステン化合物
に対し0.023mモル)をヘキサン10ccm中に6
0℃において容積20ccmを有するガラスフラスコに
おいて懸濁し、1,5− ヘキサジエン0.54ccm
(4,6mモル)及び4−(パーフルオルイソプロピル
)−1− ブテン0.82ccm(4.6mモル)を添
加しそして混合物を69℃において5時間振とうする。 4−(パーフルオルイソプロピル)−1− ブテン10
0モル当たり100モルの1,5− ヘキサジエンを使
用しそして上記の2種の出発物質の混合物100モル当
たり0.25モルのタングステン化合物を使用する。5
時間後生成した反応混合物を触媒から分離しそしてガス
クロマトグラフィー分析及びその直後の質量分析法(G
C/MS分析)により分析し、次の値が測定される: (CF3)2 CFCH2 CH2 CH=CH2 }
出発              27.9重量%CH
2 =CH− CH2−CH2−CH=CH2 }化合
物              5.3重量%(CF3
)2 CFCH2 CH2 CH=CHCH2 CH2
 CF(CF3)2)               
                         
                    7.8重量
%(CF3)2 CFCH2 CH2 CH=CH− 
CH2 CH2−CH=CH2           
                         
                       27
.3重量%(CF3)2 CFCH2 CH2 CH=
CH− CH2 CH2−CH=CHCH2 CH2 
CF(CF3)2                 
                         
     6.5重量%(CF3)2 CFCH2 C
H2 CH=(CHCH2 CH2 CH=)2CH2
                         
                         
         12.0重量%(CF3)2 CF
CH2 CH2 CH=(CHCH2 CH2 CH=
)3CH2                    
                         
                2.8重量%残余分
                         
                         
  10.4重量%                
                         
               100    重量%
  残余分は次の化合物の混合物からなる:(CF3)
2 CFCH2 CH2 CH=(CHCH2 CH2
 CH=) y CHCH2            
                         
              CH2 CF(CF3)
2 y=2及び3 (CF3)2 CFCH2 CH2 CH=(CHCH
2 CH2 CH=) z CH2 z=4,5及び6
。 【0063】明白である様に、1乃至6個の中心 −C
H=CH− 基を有しそして一方又は両方の鎖端上にパ
ーフルオルイソプロピルを有する長鎖アルケンが生成す
る。 【0064】例10 例2に類似して実施する。「Angewandte C
hemie 」、100(1988)、第268乃至2
70頁中に記載の様に、固体二酸化ケイ素− クロム(
II)触媒を化合物(CO)5W=C( フエニル)2
とCOの脱離下反応させて得られた微細分散した固体触
媒130mg(タングステン化合物に対し0.026m
モル)をヘプタン4ccm中に室温において懸濁しそし
て4− パーフルオルイソプロピル −1− ブテン0
.9ccm(5.2mモル)を添加する。混合物を76
℃に撹拌しながら加熱する。4− パーフルオルプロピ
ル −1− ブテン100モル当たり0.5モルのタン
グステン化合物を使用する。出発物質における低減及び
反応生成物における増大は、反応中ガスクロマトグラフ
ィーによりモニターされる。1時間の反応時間後反応率
は26.1重量%であり、これはタングステン化合物1
モル当たり52モルのパーフルオルアルキルアルケンの
反応率に相当する。24時間の反応時間後、全収率は5
5重量%(可能収率100%に対し)である。 【0065】 【発明の効果】以上説明した様に、本発明は、フッ素化
アルキル残基及び少なくとも1個の−CH2−CH=C
H− 基を含有する化合物から、少なくとも1個の −
CH2−CH=CH− CH2−基及び少なくとも1個
のフッ素化アルキル残基を含有する新規な長鎖化合物を
製造することを可能にする長所を有し、該長鎖化合物は
、価値のある中間体であり、特に有用な物質に導く種々
な別の反応に利用できる。例えば本化合物の二重結合を
水素化する場合には、耐熱性潤滑剤として使用すること
ができる生成物を与え、これらは又スポーツ目的(スキ
ー、小型そり)用の潤滑ワックスとして適し、あるいは
水素化により高耐熱性生成物を与えることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  タングステン− 含有触媒、脱離され
    るエチレン又はアルケンを使用して10乃至200℃に
    おいて、必要な場合には不活性溶剤の存在下、標準大気
    圧、減圧又は反応混合物の自己圧下、少なくとも1個の
    中心二重結合を含有する置換された長鎖炭化水素を生成
    させる、少なくとも1個の二重結合を含有する置換され
    た炭化水素を反応させる方法において、反応させるため
    に、一般式 X− Rf −(CH2)n − CH=CH− Z 
                       (I)又は CH2 F−(CH2)m − CH=CH− Z  
                      (II)(式中
    Rf は1乃至18個の炭素原子を有する直鎖、枝分れ
    又は環状パーフルオルアルキレン残基であり、m及びn
    はそれぞれ1乃至10の整数であり、XはF、H、Cl
    、1乃至6個の炭素原子を有するアルキル又は6乃至1
    0個の炭素原子を有するアリールでありそしてZはH、
    1乃至10個の炭素原子を有するアルキル、7乃至11
    個の炭素原子を有するアリールアルキル、残基−(CH
    2)m Rf X又は残基−(CH2)m − CH2
     Fであり、ここで1個のみの化合物が使用される場合
    には、これは−CH=CH− 基の両側上に異なる置換
    基を有しなければならない)で示される少なくとも1個
    のアルケンを使用することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】  一般式(I)又は(II)の少なくと
    も1種の化合物のほかに一般式 A−(CH2)t − CH=CH− E      
          (III)(式中AはH、 −CH2 C
    l、6乃至10個の炭素原子を有するアリール又は−C
    H=CH2 であり、tは1乃至10の整数であり、E
    はH、1乃至10個の炭素原子を有するアルキル又は7
    乃至11個の炭素原子を有するアリールアルキルであり
    、そしてA及びEにおける結合は閉じて環を形成するこ
    とができる)で示される少なくとも1種の化合物を使用
    することが特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  触媒が、実質的に二酸化ケイ素、酸化
    アルミニウム又はこれら2種の酸化物の混合物からなる
    固体担体からつくられており、該担体上でタングステン
    がタングステン及び炭素間の結合を有する錯化合物とし
    てO原子を介して又はO原子及びクロムを介して結合し
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】  一般式 【化1】 〔式中RはCl、 −CH2−C(CH3)3 、 −
    O− C(CH3)3 、 −S− C(CH3)3 
    又は −NG2 (式中Gは1乃至4個の炭素原子を有
    するアルキル基又はベンジル残基である)であり、R4
     は1乃至6個の炭素原子を有する直鎖、枝分れ又は環
    状アルキル基、トリアルキルシリル基──そのアルキル
    残基はそれぞれ1乃至3個の炭素原子を含有する──、
    又はベンジル、フエニル、トリル又はナフチル基であり
    、L1 はトリアルキルホスフィン、トリアルキルホス
    フィンオキシド又はエチレングリコールジアルキルエー
    テル──それらのアルキル基は1乃至4個の炭素原子を
    含有する──であり、L2 はトリアルキルホスフィン
    、キリアルキルホスフィンオキシド、トリアルキルホス
    ホニウムクロリド又はテトラアルキルアンモニウムクロ
    リド──それらのアルキル基は、1乃至4個の炭素原子
    を含有するが、ただしL2 がトリアルキルホスホニウ
    ム又はテトラアルキルアンモニウムクロリドである場合
    には、RがClである──であり、S は零又は1であ
    る〕で示される触媒を使用することを特徴とする請求項
    1又は2記載の方法。
  5. 【請求項5】  XがFでありそしてZがHである一般
    式(I)で示される少なくとも1種の化合物を使用する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載
    の方法。
  6. 【請求項6】  Aが −CH=CH2 でありそして
    EがHである一般式(II)で示される少なくとも1種
    の化合物を使用することを特徴とする請求項2乃至5の
    いずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】  一般式 CpE2p+1 (CH2)r CH=CH(CH2)
    r − CpF2p+1 (式中Pは2乃至10の数でありそしてrは1乃至4の
    数である)で示される化合物。
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