JPH04329909A - 妻楊子挿し - Google Patents

妻楊子挿し

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JPH04329909A
JPH04329909A JP4444191A JP4444191A JPH04329909A JP H04329909 A JPH04329909 A JP H04329909A JP 4444191 A JP4444191 A JP 4444191A JP 4444191 A JP4444191 A JP 4444191A JP H04329909 A JPH04329909 A JP H04329909A
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JP
Japan
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toothpick
cap
cylinder
housing cylinder
housing
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JP4444191A
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Inventor
Kimio Hashimoto
公雄 橋本
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Daiwa Riken Kogyo KK
Original Assignee
Daiwa Riken Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は妻楊子挿しに係り、特に
妻楊子挿しの操作性および耐久性に優れ、しかも妻楊子
を衛生的に取り扱うことができ、使用頻度の高い飲食店
での利用に好適な妻楊子挿しに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の妻楊子挿しは、妻楊子の取り出し
時に収容筒がぐらつくのを防止するための可動支持機構
が採用されている。例えば、実公昭49−43667号
公報に開示されたものでは、筒内面に摺接する環状案内
部、または筒内に設けられた複数の案内穴に挿入する案
内棒によって可動支持機構が構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、環状案内部に
よる可動支持機構は、案内羽根の先端に環状案内部を取
り付けたものであって、この案内羽根は弾性支片に固定
された突き棒に設けられ、収容筒の底に形成された溝に
差し込まれている。このように、環状案内部は、基台と
なる弾性支片の底板に対して突き棒のみによって固定さ
れているため、妻楊子の取り出し操作を強い収容筒の動
きによって行った場合はどうしてもぐらつきが生じる。 このような操作が長年に亘って繰り返されると、突き棒
と底板との固着部分に変形や割れが生じて円滑な操作が
できなくなる恐れがあった。また環状案内部は、筒内面
に摺接するので、筒内面を傷付けたり、また摺動部分が
妻楊子の収容部分に露出しているため、摺動面の汚れが
妻楊子に付いて不衛生であったり、外部から筒内の汚れ
が見えるなどの欠点があつた。そして、環状案内部と筒
内面および案内羽根と溝との僅かな隙間に妻楊子の先端
が挟まって収容筒が動かなくなる恐れがあった。
【0004】また案内棒による可動支持機構は、収容筒
を安定に操作する事はできるが、各案内棒が独立して設
けられているため、案内棒の取り付け状態が悪いと、収
容筒の操作性は悪くなる。また妻楊子の収容量が少なく
なると、妻楊子はその上端を筒内面に持たれるような格
好で下から押し上げられ、取出口に向かう。この過程で
は、取出口に向かう妻楊子を他の筒内の妻楊子が支えな
いので、取出口とはずれた方向に押し上げられて妻楊子
上端がキャップ頭部内面に引っ掛かるという不具合があ
った。また妻楊子の取り出しは、両手で行われていた。 即ち、一方の手でキャップを押し下げ、取出口から出た
妻楊子を他方の手でつかんで取り出していた。したがっ
て、妻楊子をつかむ前にキャップから手を離したり、キ
ャップを元の位置に戻したりすると、取出口から突出し
た妻楊子が引っ込んでしまい、再度キャップを押し下げ
なければならず、その取扱性が悪かった。
【0005】そして妻楊子挿しは、妻楊子の補給や洗浄
を行う為に、キャップが収容筒から外されるが、その際
キャップを誤って落下させたり、置き忘れたりなどの破
損、紛失により使用できなくなることがしばしば起こっ
ていた。また妻楊子挿しを落下させた場合、その衝撃に
よりキャップの係止が外れて収容筒が妻楊子が床上に飛
散して使用できなくなるなどの無駄が生じていた。この
ように、従来のものでは、取り出し操作における妻楊子
の挙動や妻楊子挿しの取り扱い上の課題を充分に満足さ
せるものではなかった。本発明の主目的は、妻楊子受け
部材の構造を簡略化し、収容筒への組み付け性を向上さ
せた妻楊子挿しを提供することである。また他の目的は
、妻楊子挿し本体の捩れ強度を高め、信頼性を更に向上
させた妻楊子挿しを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は妻楊子挿しは筒底側の内面に複数のリブが
形成された妻楊子を入れる収容筒と、収容筒に装着され
、頂部中央に妻楊子取出口が設けられたキャップと、キ
ャップと収容筒を連結させるスライドを摺動自在に保持
するスライドケースを前記収容筒内に配置したキャップ
紐と、前記スライドケースとの係止部を有し、外周下面
が前記収容筒のリブに当接したとき前記スライドケース
に係止されると共に、外周面が収容筒内面に接触状態で
装着される中央に軸穴が形成された妻楊子受け部材と、
妻楊子受け部材の軸穴に嵌入され、妻楊子の先端を受け
る妻楊子突き棒と、収容筒の底部を貫通する複数の支軸
および該支軸の上端に設けられ、収容筒内面に摺接する
環状部を有し、収容筒を上下方向に可動自在に支持する
支軸部材と、収容筒の外周に摺接する内面を有し、上部
外側に放射状に複数のベルトを設け、底部に前記支軸が
貫通される収容筒受け部材と、支軸部材の支軸を固定す
ると共に、収容筒受け部材のベルトの先端を保持する基
台と、前記妻楊子突き棒の下部を支持すると共に、前記
基台に取り付けによりベルトを押える止め部材と、妻楊
子受け部材と基台との間に配置され、常時収容筒を妻楊
子の取出し方向に付勢する弾性部材とを具備するもので
ある。また他の発明は上記発明において、収容筒の内面
に複数条のリブを設けると共に、支軸部材の環状部外周
に前記リブと同形の切欠き部を設け、該リブと切欠き部
を一致させて収容筒を上下方向のみ可動自在に装着され
ていることを特徴とする。
【0007】
【作用】妻楊子受け部材は全ての部材の最後に組み付け
が行われため、その前に最終のチエツクができる。この
部材の装着前に不具合の調整が効率的にできる。また使
用時において収容筒に強い捩れを加えても収容筒内のリ
ブと支軸部材の環状部の切込み部がかみ合って収容筒の
回動を阻止し、支軸やスプリングに過度な力を作用させ
ないため、変形等による操作不能に陥ることがなく、長
期に渡って高い性能が維持される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る妻楊子挿しの一実施例を
図面を参照して説明する。図1は本発明の妻楊子挿しの
一部裁断した断面図、図2は妻楊子挿し本体の平面図、
図3は図2のA−A線の断面図である。図において、妻
楊子挿しは、妻楊子挿し本体Aと該本体を収納するケー
スBとから構成されている。妻楊子挿し本体Aは、妻楊
子を入れる収容筒1と、収容筒に被冠され、キャップ紐
3により収容筒に連結された妻楊子取出口を有するキャ
ップ2と、収容筒内に配置され、妻楊子の受け面を有す
る妻楊子受け部材4、この収容筒が可動自在に嵌装され
る収容筒受け部材5と、この収容筒受け部材を取着し、
かつ収容筒の筒軸線方向の移動によって妻楊子Cを1本
づつ取り出す妻楊子突き棒6が取り付けられる止め部材
7と、収容筒1および収容筒受け部材5を貫通し、収容
筒の上下方向の動きを案内する収容筒支軸8、止め部材
7および収納筒支軸8をビス止めして収納筒1と収容筒
受け部材5を一体化する基台9とから構成されている。
【0009】収容筒1の内面には、図4に示すように、
筒底から所定の高さに延びる複数条のストッパ21が一
体成形されている。このストッパ21は、図5に示すよ
うに、断面が三角形状に形成されている。筒底は中央部
分が筒内方に突出し、かつ貫通孔22が形成された環状
壁23が設けられ、この環状壁の貫通孔22に連通する
放射状の支軸挿入溝24およびキャップ紐を摺動案内す
るスライドケース19の取付溝25が形成されている。 この取付溝25の溝縁には、環状壁23と同じ高さの溝
壁231が環状壁23からストッパ211にかけて形成
されている。また環状壁23の内側には、スプリング受
け部26が設けられている。
【0010】収容筒1の中間部内周面にはプリズム28
が設けられている。プリズム28は傾斜内面に沿って複
数段に設けられた異なる径の幅部分に形成されている。 プリズム幅は底部に向かって漸減している。各プリズム
の底部側の境界bはキャップ2が収容筒に係止された際
のキャップ端3aに一致するように形成されている。即
ち、各プリズム28は、妻楊子の長さに合わせてキャッ
プを係止するための目印となるものである。このとき、
キャップ2は、図3の2点鎖線で示す位置で係止される
。また中間筒部の外面には、底部方向に延びる所定幅の
リブ29が複数条形成されている。リブ29はキャップ
取付時においてキャップ内面に当接してキャップ2のガ
タつきを防止する。
【0011】収容筒の上部は開放されている。この収容
筒の外周面には円周方向に延びる複数の係止突条30が
設けられている。この係止突条30はキャップ内面に係
止してキャップ2を収容筒に固定するものである。キャ
ップ2は、図6に示すように、収容筒1の上部に嵌め込
むキャップ主体31を有する。キャップ主体31には円
錐形のキャップ頭部32が形成されており、このキャッ
プ頭部に妻楊子Cの取出口33が設けられている。キャ
ップ主体の内面には、キャップの開放端3aから収容筒
への挿入方向に延びる嵌込溝35が形成され、この嵌込
溝から円周方向に延びる複数の係止溝36が設けられて
いる。係止溝の溝幅は、収容筒1の係止突条30の長さ
に合う寸法に形成されており、キャップの取り付けに際
して、溝の幅と突条の長さを一致させないと嵌合ができ
ないように構成されている。
【0012】係止溝36には、嵌込溝35から離れた位
置に収容筒の係止突条30を係止する突部37が設けら
れている。したがって、キャップを収容筒に嵌め込んで
回動すると、係止突条が突部に当たって該部分のキャッ
プ主体に変形を生じさせ、全ての係止突条が突部を乗り
越えて係止溝に入り、係止される。キャップ頭部には、
キャップ紐3を固定するための軸孔38が設けられてい
る。キャップ内面には妻楊子取出口33に向かって妻楊
子を誘導する案内突条39が形成されている。更にキャ
ップ頭部の外面には、妻楊子の取出時に収容筒を下方に
押動させるための押し板40が設けられており、この押
し板40は指をかけて押し下げ易くするため、所定角度
の間隔で放射状に配置されている。またキャップを収容
筒に嵌めるとき、その正規の位置合わせが目視により容
易にできるように、キャップの外壁には、後述のベルト
保持部材のキャップマークと一致させるためのキャップ
取付位置マークとしての突起41が設けられている。
【0013】キャップ紐3は、キャップ2を収容筒1か
ら取り外した際に、キャップを置き忘れたり、落下によ
る損傷や紛失を防止するため、キャップと収容筒とを一
体化させておくためのものである。キャップ紐3は、図
7に示すように、キャップ2を回転自在に連結する軸体
51および収容筒1側に摺動自在に取付けられる扁平状
のスライド52とから構成されている。軸体51はキャ
ップの軸孔38を貫通する頭部53をもっている。この
頭部53にはキャップ2に保持させるための抜止め部材
55を嵌め込むための環状溝531が形成されている。 また軸体51のスライド52側端部には、逆円錐形のワ
ッシャ60が係止される環状つば部511が形成されて
いる。
【0014】スライド52の下端には、スライド抜止め
部材62を取付けるための穴521が設けられている。 スライド抜止め部材62は2つのピースからなり、一方
のピース621にはスライドの穴521を貫通させる一
対のピン623を設け、他方のピース622には前記ピ
ンが圧入されるためのピン穴624が設けられている。 ピース621のピン623をスライドの穴521に貫通
させ、この穴から突出したピンを他方のピースのピン穴
に圧入してスライドを挟むようにしてピース621,6
22を取り付ける。このスライド抜止め部材62は、後
述のスライドケース19内に摺動自在に嵌入される。
【0015】図8はワッシャ60の他の実施例が示され
ている。ワッシャ600は、軸体51に装着されるワッ
シャ601、このワッシャ601から上方に伸びるアー
ム602およびこのアーム先端からワッシャ601とは
反対方向に伸びる妻楊子保持片603とから構成されて
いる。このワッシャ600の取り付けは、ワッシャ60
と同様であるが、取り付け状態において妻楊子保持片6
03はキャップ2の妻楊子取出口33に位置され、この
取出口から突出した妻楊子P(図1中2点鎖線)をその
状態に保持する。
【0016】抜止め部材55は、図9に示すように、2
つ割り55aおよび55bにより構成され、キャップ紐
の頭部53を横方向から入れる嵌合部分551および頭
部53の環状溝531に入る係止部分552が設けられ
ている。キャップ2にキャップ紐3を取り付ける場合、
まずワッシャ60は、軸体51に挿入し、その弾性変形
を利用して環状つば部511を通過させておく。この軸
体をキャップの軸孔38から外部に突出させる。そして
、キャップ2から突出した頭部53には、抜け止め部材
55a,55bを側方から合わせるようにして嵌め込ま
れる。この状態でスライド52を引っ張ると、抜止め部
材55は図1に示す如く、キャップの凹部56に嵌入さ
れる。その後ワッシャ60を環状つば部511に係止さ
せる。これによりキャップは、軸体を中心として回転自
在に支持される。ワッシャ60は、図1に示すキャップ
紐の装着状態において逆円錐形状の外面が収容筒1の内
方に向いているため、妻楊子の頭が引っ掛かることがな
い。
【0017】スライドケース19は、一面が開放された
縦長の箱状に形成されており、開放面の上方を端壁91
に接続した上部側壁92により塞がれ、スライド抜止め
部材62が上端まで移動した際に、開放面から離脱され
るのを防止する。即ち、スライド52はスライドケース
の端壁91に設けられたスリット孔93を貫通させた後
、スライドの下端にスライド抜止め部材62を嵌めた後
に、スライドケース19に入れる。これによりスライド
52は、スライドケースから外れることがなくなる。 またスリット孔93の孔縁には、スライドの両面を挟み
込むように上方に延びるスライド保護部931が設けら
れている。このような構造にすると、スライド52が図
9の矢印方向に動かされたとき、スライド保護部931
によって局部的に折れることなく、ゆるやかに曲げられ
るので、スライド52を傷めることがなくなる。
【0018】スライドケースの側壁下端には、収容筒1
の下面1aに当接される第1突出部94が設けられ、ま
た第1突出部がある側壁に溝壁231の上面1bに当接
される第2突出部95が設けられている。この第2突出
部95は更にスライドケースの長手方向に延びている。 したがって、スライド52をスライドケース19に組み
付けた後、図10に示す如く、該ケースの開放面を収容
筒1の内面側にして収容筒上部から入れ、ケースの下端
を貫通孔22から収容筒外に出す。そして、ケースを矢
印で示す横方向に動かして取付溝25(図5参照)に挿
入する。第1および第2突出部94,95を収容筒の下
面1a、溝壁の上面1bにそれぞれ係止させる。
【0019】キャップの組付け後において、スライド5
2の引張りによってスライドケース19に作用する力は
、両端壁に設けられた第1突出部94、端壁91および
上部側壁92により受け止められる。また上方からスラ
イドケースに作用する力は、両側壁に設けられた第2突
出部95により受け止められる。更に、スライドケース
の背面壁には、該ケースが組み付けられた状態で、収納
筒のスプリング受け部26と同じ円周上に位置されるケ
ース側スプリング受け部96が設けられている。
【0020】スライドケース19とキャップ紐の軸体が
取り付けられるキャップ2の軸支持部の位置関係につい
て説明する。図11は妻楊子Pを収容筒1に入れた後の
キャップ2の装着状態が示されている。キャップ2を収
容筒1に所定位置に合わせて挿入したとき、スライドケ
ースとキャップの軸支持部が図示の如く直線上に位置さ
れるようにキャップ2の嵌込溝35と収容筒上部外面の
係止突条30が設定されている。したがって、キャップ
の挿入動作では軸支持部付近に集まっている妻楊子Pは
キャップ2の矢印(装着)方向の動きによりワッシャ6
0の傾斜面で側方に寄せられ、妻楊子の頭部が軸支持部
に当たってキャップの定位置への挿入を妨げることはな
い。
【0021】妻楊子受け部材4は、図12に示すように
、中心に妻楊子突き棒が貫通する軸穴43が設けられ皿
部42を備えている。皿部42は、軸穴43に向かって
下り勾配をもったすり鉢状の受け面4aを有し、その外
周面は収容筒1の内面に接触される。また皿部の外周下
面46は収容筒1のリブ21の上端に当接される。これ
によって、妻楊子受け部材4の位置決めがなされる。
【0022】また皿部42には、スライドケース19の
幅にほぼ等しい内側寸法に形成された切欠き部45が設
けられている。この切欠き部45に一致した筒部44は
、図13に示すように、平坦面47を形成している。 そして平坦面47には細長い複数の係止爪48が設けら
れている。一方スライドケース19には、開放面とは反
対側に上記係止爪48を係止するためのスリット状の係
合穴97が係止爪48と同数設けられている。
【0023】収容筒1にスライドケース19を取り付け
た後、切欠き部45をスライドケースに一致させて妻楊
子受け部材4を挿入する。このとき、妻楊子受け部材4
を装着する際、皿部に加える押し込み力によりその係止
爪49およびその周辺の筒部を変形させてスライドケー
スの係合穴97に係止させる。全部の係止爪と係合穴の
係止が完了すると、同時に皿部42の外周下面46が収
容筒1のリブ21の上端に当接される。
【0024】図14は妻楊子受け部材4の他の実施例が
示されている。軸穴43の壁外周に突部440が一体成
型され、この突部に複数の係合ノブ491を形成する。 一方スライドケース19には突部440の下面が当接す
る受け部98を設け、この受け部の近傍に係合ノブ49
1が挿入される係合孔970が設けられている。図15
は妻楊子受け部材4の他の実施例が示されている。軸穴
43の壁外周に突部441が一体成型され、この突部側
面に複数の係止爪492を形成する。一方スライドケー
ス19には突部441の係止爪を両側方から係合する係
止部971が設けられている。
【0025】収容筒受け部材5は、図16,17に示す
ように、収容筒1の外径より大きい内径をもつ有底筒状
の胴部80と、この胴部の中間外周に下向きの環状空間
を有する鍔部81に連続して放射状に延びた複数のベル
ト82とから構成されている。胴部の底には、中央に止
め部材7の支持部70が貫通する穴83が形成され、こ
の穴から放射状に支軸部材8が挿入される溝穴831が
設けられている。また胴部下面には基台9に係止するた
めの一対の脚部84が設けられている。ベルト82は鍔
部81に10本が一体成形されており、その裏面にはリ
ブ821が多数設けられている。
【0026】更にベルト82の先端には、ベルトを図3
に示す状態に基台9に取り付けるための鈎部85が形成
されている。このベルトの中で脚部84を結ぶ線上に位
置するベルトの鈎部外面には基台9に係止された脚部8
4を押える突起86が形成されている。胴部80の外周
には、ベルトの中間を補強するベルト保形部材13が回
り止めされて嵌着されている。そのため、ベルトの幅方
向やベルト表面に対して垂直方向に作用する外力はベル
ト保形部によって受け止められる。したがって、ベルト
のつけ根や鈎部には大きな変形が生じ難く、当該部分の
破断や塑性変形を防止できる。
【0027】止め部材7は、図18に示すように、基台
9に係止されたベルト82の鈎部85を上から押えるよ
うベルト押え部70を有し、中央には上方に延びる妻楊
子突き棒6を取り付ける支持部71が設けられている。 この支持部71は妻楊子突き棒6の下部が挿入される保
持部分72およびこの保持部から上方に延びるガード筒
部分73からなっている。保持部分72には妻楊子突き
棒6の下部を挿入後の回動により係止させるための突出
部分74が形成されている。ベルト押え部の周辺には収
容筒受け部材の胴部80の底部分が入る環状側壁75が
設けられている。そして、ベルト押え部70の下面には
支軸111が貫通する穴76と収容筒受け部材5の脚部
84が貫通する穴77が設けられている。穴76の間に
は取付ボス78が設けられている。
【0028】ガード筒部分73は、図1に示す状態から
収容筒1を捩ったときに支軸部材8の支軸111が収容
筒の中心方向に倒れ込んでくるのを阻止し、収容筒の円
滑な動きを保証する。妻楊子突き棒6は、支持部71の
保持部分72で固定され、妻楊子の先が入る穴60を有
する先端が妻楊子受け部材4の軸孔43に嵌め込まれる
。この妻楊子突き棒6の下部には、図19に示すように
、支持部71の保持部分72の内径より若干小さい幅の
プレート61が設けられている。妻楊子突き棒6の止め
部材7への取り付けは、プレート61を支持部71の上
から挿入し、突出部分74を通過させた後、矢印方向に
90度回転させて突出部分74に係止する。そして図2
0に示すように、楔62を打ち込んで妻楊子突き棒6を
固定する。
【0029】支軸部材8は、図21に示すように、収容
筒1の内面を摺動する環状部110とこの環状部から下
方に延びる断面丸形の3本の支軸111からなっている
。環状部110の内面および支軸111の内側には収容
筒1および収容筒受け部材5のそれぞれの支軸111が
貫通する穴24,831への溝に嵌まる突条部112が
設けられている。環状部110の外周面には収容筒1の
内面に形成されたリブ21に合致する同形の切込み部分
113が形成されている。また環状部110はその一部
が切除されている。この切除部分114の切除面114
aは収容筒1の溝壁231の外面およびスライドケース
19に設けられた突出部95に摺動接触される。このよ
うに環状部に切込み部分113とリブ21のかみ合いは
収容筒1の上下方向の動きを可能とするが、収容筒1を
捩る方向の動きに対してはそれを阻止する。
【0030】基台9は、図22に示すように、収容筒受
け部材5や支軸部材8を支持する。基台の周縁には一定
間隔に突出した壁100が一体に設けられている。この
壁100間の寸法はベルト82幅にほぼ等しくかつ壁の
高さはベルトの厚みにほぼ等しく形成されている。また
基台には上記壁100と等しい高さをもつ環状の壁10
1が設けられている。この壁101の外周にはベルト8
2の鈎部85が入る環状の溝103が形成されている。 壁101の一部は収容筒受け部材5の脚部84が貫通さ
れる一対の穴104によって切断されている。この穴1
04は壁100間に位置されている。収容筒受け部材5
の組み付けは、図1に示すように、脚部84を穴104
に差し込んでその先端を基台9の下面に係止した後に突
起86のあるベルト82の鈎部85を溝103に入れる
。すると、脚部84は突起86により脚部の側方から中
心方向、すなわち脚部の係止方向に押え込まれ、抜け止
めされる。
【0031】壁101の内側には、図23に示すように
、支軸部材8の3本の支軸111の軸端を支える受け座
105が設けられている。この受け座105は支軸11
1の断面と同じ形状の受け部分105aを有し、その中
央に貫通するビス穴が設けられている。支軸部材8の組
み付けは、支軸111の軸端を受け座の受け部分105
aに入れて回り止め状態にして裏側からビス106で止
める。
【0032】基台の裏側は妻楊子挿し本体を安定させる
ための環状のウエイト10を入れる空間が設けられてい
る。この空間を形成している周囲の壁107の内側には
裏蓋11を位置決めするための切欠き部分108が形成
されている。また壁108の下端の外周にはケース台1
6に固定するための取付片109が設けられている。裏
蓋11は、図24に示すように、外周に基台9の切欠き
部分108に嵌まる突部11aおよび止め部材7および
支軸部材8を基台9に固定したビスが緩んで脱落するの
を防止するためのビス押え11bが設けられている。裏
蓋11の組み付けは妻楊子突き棒6を止め部材7に取り
付ける前にウエイト10を基台裏側に入れ、裏蓋11の
突部11aを基台側の切欠き部分108に嵌め込み、そ
の後基台中央のビス穴を利用して固定される。
【0033】次に、妻楊子挿し本体Aを収納するケース
Bについて説明する。ケースBは、図1に示すように、
妻楊子挿し本体Aを固定するケース台16、このケース
台に装着されるケース中間部17、およびケース中間部
に着脱自在に装着され、妻楊子挿し本体Aの収容筒1の
ほぼ中程からキャップ2をすっぽり包囲するドーム形の
ケース上部18とから構成されている。ケースBは、少
なくともケース中間部17とケース上部18の内部を透
視できる透明プラスチック材又は強化ガラスにより形成
されている。ケース台16は、妻楊子挿し本体Aの基台
7を固定するための係合部150が設けられている。こ
の係合部150は、基台7の取り付けは、基台の取付片
143を平面的に回して係合部150に係止させる。
【0034】次に、妻楊子挿し本体の組立手順について
説明する。先ず、キャップ2にキャップ紐3を取付け、
このキャップ紐のスライド52をスライドケース19に
組付ける。このスライドケースは、その開口面を収容筒
1の内面側に向けて収容筒に入れる。そしてスライドケ
ースは、その下部を貫通孔22より下方に突出させ、両
側壁に設けられた第1および第2突出部94,95で収
容筒の環状壁23の上下両面を挟むようにして取付溝2
5に装着し、次いで支軸部材8を収容筒に挿入して支軸
を筒底から突出させて収容筒ユニット部品に組み立てる
。一方基台7には、収容筒受け部材5のベルト82を取
り付け、このベルトが外れないように止め部材7を基台
9に仮止めして基台ユニット部品に組み立てる。その後
、スプリング12を止め部材7の妻楊子突き棒の支持部
外側に入れから収容筒1を収容筒受け部材5に組み付け
る。
【0035】このとき支軸部材の支軸を収容筒受け部材
5の筒底から突出させ、この支軸端を基台の受け座に挿
入した後、基台の裏側からビス止めする。ここで止め部
材7のビスもしっかり止め、ベルトを確実に押える。そ
して基台の裏側にウエイト10を入れ、裏蓋11をはめ
た後、収容筒1の上部開放部分からドライバー等の工具
を差し込んで基台上方から裏蓋11をビス止めする。次
いで妻楊子突き棒6を止め部材7の支持部に固定する。 最後に妻楊子受け部材4の切欠き部45をスライド52
に位置させて収容筒内に入れ、皿部42の下面がリブ2
1上端に当るまで押し下げ、係止部をスライドケースに
係合させて装着する。
【0036】本発明の実施例によれば、次のような効果
が生ずる。 (1)収容筒は収容筒案内支軸と収容筒受け部材の内面
によって上下方向に可動自在に支持されているので、妻
楊子の取出時に収容筒が横振れしたり、ガタつくことが
ないから、操作がし易く、かつ筒内面に傷を付けること
がなく、常に美しく保たれる。また収容筒案内支軸が妻
楊子の収容部分とは別の場所に設けられているので、妻
楊子は衛生的に収容される。 (2)収容筒の下部に、基台に取り付けられたベルト部
材が配置されいるので、妻楊子挿しの安定性が増すと共
に、収容筒の押し下げ時にベルト部材の胴部の底部分に
当たってもベルトの弾性によって吸収され、衝撃による
反力が使用者に手に伝わることがなく、また衝撃音の発
生もない。 (3)キャップ内面に取出口に向かって複数の突条が設
けられているので、妻楊子取出時において、突き棒で押
された妻楊子は、その上部が振られて妻楊子同士がぶつ
かり合うなどの他の妻楊子との干渉がなく、取出口に円
滑に誘導される。 (4)ベルト端部の係止部分に補強リングが装着されて
いるので、ベルトに指を掛けて外方に引っ張っても胴部
に変形が生じることがないから、収容筒の動作に支障を
きたしたり、ベルトの係止が外れたりすることがなく、
長期に亘っての使用に耐えられる。 (5)キャップは、キャップ紐によって収容筒に一体化
されているため、キャップ取外時の破損や紛失を未然に
防ぐことができる。またキャップ装着時において、キャ
ップの係止溝内の突部と収容筒の係止突条が複数箇所に
おいて係止されているため、万一妻楊子挿しを落下させ
ても、キャップが外れることがないから、落下の際に起
こる妻楊子の飛散がなくなり、無駄が解消される。
【0037】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、妻楊子
受け部材はビス等の固着のための別部品や接着工程を必
要とせず、しかも全ての部材の最後に取り付ける構成に
したので、組み付け性が良くなり、この部材の装着前の
他の部材のチエツクが容易にできる。また支軸部材と収
容筒との間に収容筒の回動阻止のための構成を設けたの
で、収容筒に加わる捩れ強度が高まり、部材の変形等に
よる性能低下を防止でき、信頼性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す妻楊子挿しの一部裁断し
た縦断面図である。
【図2】妻楊子挿し本体の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】収容筒の一部裁断した断面図である。
【図5】収容筒の開口側から見た平面図である。
【図6】キャップの断面図である。
【図7】キャップ紐の斜視図である。
【図8】ワッシャの他の実施例を示す斜視図である。
【図9】スライドケースとキャップ紐の組み付け斜視図
である。
【図10】スライドケースの収容筒への組み付けを説明
するための斜視図である。
【図11】キャップ装着時の作用を説明するための図で
ある。
【図12】妻楊子受け部材の断面図である。
【図13】妻楊子受け部材とスライドケースとの係止構
成を示す斜視図である。
【図14】妻楊子受け部材とスライドケースとの係止構
成の他の実施例を示す斜視図である。
【図15】妻楊子受け部材とスライドケースとの係止構
成の他の実施例を示す斜視図である。
【図16】収容筒受け部材の平面図である。
【図17】図16のB−B線断面図であるる
【図18】
止め部材の構成図で、(a)は断面図、(b)は平面図
である。
【図19】妻楊子突き棒の止め部材への取り付けを説明
する斜視図である。
【図20】妻楊子突き棒の取り付け状態を示す斜視図で
ある。
【図21】支軸部材の斜視図である。
【図22】基台の構成図で、(a)はウエイトを含む断
面図、(b)は底面図である。
【図23】支軸部材の支軸の基台への取り付けを説明す
る斜視図である。
【図24】裏蓋の斜視図である。
【符号の説明】
1  収容筒 2  キャップ 3  キャップ紐 4  妻楊子受け部材 5  収容筒受け部材 6  妻楊子突き棒 7  止め部材 8  支軸部材 9  基台 10  ウエイト 11  裏蓋 16  ケース台 17  ケース中間部 18  ケース上部 19  スライドケース 52  スライド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  筒底側の内面に複数のリブが形成され
    た妻楊子を入れる収容筒と、収容筒に装着され、頂部中
    央に妻楊子取出口が設けられたキャップと、キャップと
    収容筒を連結させるスライドを摺動自在に保持するスラ
    イドケースを前記収容筒内に配置したキャップ紐と、前
    記スライドケースとの係止部を有し、外周下面が前記収
    容筒のリブに当接したとき前記スライドケースに係止さ
    れると共に、外周面が収容筒内面に接触状態で装着され
    る中央に軸穴が形成された妻楊子受け部材と、妻楊子受
    け部材の軸穴に嵌入され、妻楊子の先端を受ける妻楊子
    突き棒と、収容筒の底部を貫通する複数の支軸および該
    支軸の上端に設けられ、収容筒内面に摺接する環状部を
    有し、収容筒を上下方向に可動自在に支持する支軸部材
    と、収容筒の外周に摺接する内面を有し、上部外側に放
    射状に複数のベルトを設け、底部に前記支軸が貫通され
    る収容筒受け部材と、支軸部材の支軸を固定すると共に
    、収容筒受け部材のベルトの先端を保持する基台と、前
    記妻楊子突き棒の下部を支持すると共に、前記基台に取
    り付けによりベルトを押える止め部材と、妻楊子受け部
    材と基台との間に配置され、常時収容筒を妻楊子の取出
    し方向に付勢する弾性部材とを具備する妻楊子挿し。
  2. 【請求項2】  前記収容筒の内面に複数条のリブを設
    けると共に、支軸部材の環状部外周に前記リブと同形の
    切欠き部を設け、該リブと切欠き部を一致させて収容筒
    を上下方向のみ可動自在に装着されていることを特徴と
    する請求項1記載の妻楊子挿し。
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