JPH04329854A - TiNi系形状記憶合金の形状記憶処理方法 - Google Patents
TiNi系形状記憶合金の形状記憶処理方法Info
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- JPH04329854A JPH04329854A JP12554491A JP12554491A JPH04329854A JP H04329854 A JPH04329854 A JP H04329854A JP 12554491 A JP12554491 A JP 12554491A JP 12554491 A JP12554491 A JP 12554491A JP H04329854 A JPH04329854 A JP H04329854A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TiNi系形状記憶合
金の形状記憶処理方法に関するものであり、特に回復能
を低下することなく、形状回復温度Af′を調整可能と
する記憶処理方法に関するものである。
金の形状記憶処理方法に関するものであり、特に回復能
を低下することなく、形状回復温度Af′を調整可能と
する記憶処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TiNi形状記憶合金製ばねを単独で、
もしくはバイアスばねと組合わせてアクチュエータとし
て、または、温度感知作動素子として使用する場合、応
答性の一面である温度ヒステリシスを小さくしたり、サ
イクル寿命を伸ばしたりする目的のために、R相変態が
利用されている。このR相変態を起こすための形状記憶
処理方法としては、一般に、冷間加工を加えた後、50
0℃以下に加熱処理する方法、あるいは、Niが約50
.5at%以上の過剰組成の場合には溶体化処理後40
0〜500℃の時効処理を行なう方法(形状記憶合金用
途開発委員会 「形状記憶合金とその使い方」 日
刊工業新聞社、P32〜35)が公知である。一方、前
記アクチュエータ等において、応答性の他の1面として
、TiNi合金素子の高温側と低温側の力の差つまり、
回復能が大きいことが重要であり、そのためには、上記
、冷間加工を加える場合および溶体化処理を施す場合と
も記憶処理においては、500℃近くの比較的高温側の
温度で処理する(舟久保煕康編 形状記憶合金、産業
図書 P160)ことが公知である。
もしくはバイアスばねと組合わせてアクチュエータとし
て、または、温度感知作動素子として使用する場合、応
答性の一面である温度ヒステリシスを小さくしたり、サ
イクル寿命を伸ばしたりする目的のために、R相変態が
利用されている。このR相変態を起こすための形状記憶
処理方法としては、一般に、冷間加工を加えた後、50
0℃以下に加熱処理する方法、あるいは、Niが約50
.5at%以上の過剰組成の場合には溶体化処理後40
0〜500℃の時効処理を行なう方法(形状記憶合金用
途開発委員会 「形状記憶合金とその使い方」 日
刊工業新聞社、P32〜35)が公知である。一方、前
記アクチュエータ等において、応答性の他の1面として
、TiNi合金素子の高温側と低温側の力の差つまり、
回復能が大きいことが重要であり、そのためには、上記
、冷間加工を加える場合および溶体化処理を施す場合と
も記憶処理においては、500℃近くの比較的高温側の
温度で処理する(舟久保煕康編 形状記憶合金、産業
図書 P160)ことが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高温側で処理
を行うと、形状回復温度(Af′点:R相逆変態終了温
度)が低下する傾向がある(轟、田村:日本金属学会誌
、第50巻、第1号、′86、P1〜10)。Af′点
を引き上げる目的としては、Ni濃度を低くする方法が
考えられるが、Af′温度のNi濃度に対する変化は急
峻でAf′の微妙な制御が困難であり、また、Ni濃度
が低いと、R相存在温度域が低温側で狭くなるため、実
質的に、Af′点が高くかつ回復能の大きいR相変態は
存在しないこととなる。また、上記の理由により、回復
能の大きいまま、形状回復温度(Af′点)を調整する
ことは困難である。本発明は、回復能が大きく、かつA
f′点が調整可能な形状記憶処理方法を提供するもので
ある。
を行うと、形状回復温度(Af′点:R相逆変態終了温
度)が低下する傾向がある(轟、田村:日本金属学会誌
、第50巻、第1号、′86、P1〜10)。Af′点
を引き上げる目的としては、Ni濃度を低くする方法が
考えられるが、Af′温度のNi濃度に対する変化は急
峻でAf′の微妙な制御が困難であり、また、Ni濃度
が低いと、R相存在温度域が低温側で狭くなるため、実
質的に、Af′点が高くかつ回復能の大きいR相変態は
存在しないこととなる。また、上記の理由により、回復
能の大きいまま、形状回復温度(Af′点)を調整する
ことは困難である。本発明は、回復能が大きく、かつA
f′点が調整可能な形状記憶処理方法を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、Niを含み、
または、さらにFe,CoおよびCrでなるNi代替元
素の1種または2種以上を合計で3at%以下を含み前
記Niならびに前記Ni代替元素の総含有量が原子比に
て(以下Ni当量を記す)、49.7〜52.0%で、
残部が実質的にTiからなるTiNi系形状記憶合金の
形状記憶処理に際し、所定の形状に拘束した状態のまま
、470〜530℃に加熱した後、その温度から所望の
形状回復温度Af′に対応する所定温度まで徐冷し、引
続き急冷することを特徴とするTiNi系形状記憶合金
の形状記憶処理方法である。
または、さらにFe,CoおよびCrでなるNi代替元
素の1種または2種以上を合計で3at%以下を含み前
記Niならびに前記Ni代替元素の総含有量が原子比に
て(以下Ni当量を記す)、49.7〜52.0%で、
残部が実質的にTiからなるTiNi系形状記憶合金の
形状記憶処理に際し、所定の形状に拘束した状態のまま
、470〜530℃に加熱した後、その温度から所望の
形状回復温度Af′に対応する所定温度まで徐冷し、引
続き急冷することを特徴とするTiNi系形状記憶合金
の形状記憶処理方法である。
【0005】
【作用】TiNi形状記憶処理において、種々の目的で
、Fe、Co、Crからなる第3元素を総計3at%以
下程度添加することおよび、これらNi代替元素はR相
を生成し易くすることが公知である(佐分利敏雄、他:
鉄と鋼、第72年、第6号、P571あるいは、特公昭
61−59390)。本発明においては、これらの第3
元素がR相の生成域を拡大する点で特に有意性がある。 次に、本発明における数値限定理由を述べる。本発明は
R相変態を利用するものであり、そのためには、Ni当
量を制限する必要がある。Ni当量49.7%未満では
大きな冷間加工率を必要とし、また、本発明の加熱温度
範囲では、R相変態が起き難い。一方、Ni当量52%
を越えると、合金の加工が困難となり実質的に使用出来
ない。このため、本発明において、Ni当量は49.7
%〜52%とする。なお、本発明においてこれら組成の
うち、目安としてNi当量50.8%以下では、冷間加
工により歪を加えた状態で拘束して形状記憶の熱処理を
行うのがよい。一方、Ni当量約50.5%以上では、
溶体化処理後、時効処理で形状記憶処理を行うのがよい
。上記の熱処理(あるいは時効処理)はまず470〜5
30℃の範囲で加熱する。その理由は470℃未満では
回復能が低下するためであり、530℃を越えると加工
歪が失われたり過時効により、くり返し寿命が劣化する
ためである。次に本発明において、前記の加熱後、所定
の温度まで徐冷する。その所定温度(以下徐冷到達温度
と記す)は、回復温度(Af′点)によって決められ、
該徐冷到達温度が400℃以上の範囲では低い程Af′
点は上昇し、400℃未満の温度範囲ではAf′点はや
や低下するか、ほとんど変化しない。また、徐冷速度は
10℃/min 以下であることが望ましい。徐冷によ
り到達した温度からの冷却は速やかに、水冷、空冷ある
いは、プレス冷却等により急冷する。これらは処理物の
形状、大きさにより決められる。
、Fe、Co、Crからなる第3元素を総計3at%以
下程度添加することおよび、これらNi代替元素はR相
を生成し易くすることが公知である(佐分利敏雄、他:
鉄と鋼、第72年、第6号、P571あるいは、特公昭
61−59390)。本発明においては、これらの第3
元素がR相の生成域を拡大する点で特に有意性がある。 次に、本発明における数値限定理由を述べる。本発明は
R相変態を利用するものであり、そのためには、Ni当
量を制限する必要がある。Ni当量49.7%未満では
大きな冷間加工率を必要とし、また、本発明の加熱温度
範囲では、R相変態が起き難い。一方、Ni当量52%
を越えると、合金の加工が困難となり実質的に使用出来
ない。このため、本発明において、Ni当量は49.7
%〜52%とする。なお、本発明においてこれら組成の
うち、目安としてNi当量50.8%以下では、冷間加
工により歪を加えた状態で拘束して形状記憶の熱処理を
行うのがよい。一方、Ni当量約50.5%以上では、
溶体化処理後、時効処理で形状記憶処理を行うのがよい
。上記の熱処理(あるいは時効処理)はまず470〜5
30℃の範囲で加熱する。その理由は470℃未満では
回復能が低下するためであり、530℃を越えると加工
歪が失われたり過時効により、くり返し寿命が劣化する
ためである。次に本発明において、前記の加熱後、所定
の温度まで徐冷する。その所定温度(以下徐冷到達温度
と記す)は、回復温度(Af′点)によって決められ、
該徐冷到達温度が400℃以上の範囲では低い程Af′
点は上昇し、400℃未満の温度範囲ではAf′点はや
や低下するか、ほとんど変化しない。また、徐冷速度は
10℃/min 以下であることが望ましい。徐冷によ
り到達した温度からの冷却は速やかに、水冷、空冷ある
いは、プレス冷却等により急冷する。これらは処理物の
形状、大きさにより決められる。
【0006】
【実施例】実施例1
Ni=50.6at%、残部TiよりなるTiNi合金
を溶製し、最終15%の冷間加工度を与えて0.75m
mφの線材を得た。得られた線材を中心径6mmφ、巻
数12のコイルばねに成形した後、拘束した状態で従来
の記憶処理方法として350℃、400℃、450℃、
500℃でそれぞれ30分間加熱保持し、そのまま水冷
した。 また、本発明方法として同様に拘束した状態で、500
℃で30分間加熱保持後、それぞれ、350℃、400
℃、450℃、475℃まで、5℃/min の速度で
冷却したのち、水冷した。上記、各コイルバネについて
、12mmのたわみを与えたまま、0℃〜80℃の間を
加熱、冷却したときの、荷重を測定し、図4に例示する
荷重−温度線図を得た。当該線図より、図1に示すごと
くAf′点とMf′点を求め、Af′+10℃の荷重(
Fa)とMf′−10℃の荷重(Fb)より、Fa/F
bを求め、これを回復能とした。これらの結果を、Af
′点および回復能のそれぞれについて、加熱温度(従来
方法の場合)または徐冷到達温度(本発明方法の場合)
との関係を整理して図1を得た。図1において、本発明
方法の曲線1,3は、従来方法の曲線2,4に比較して
、回復温度(Af′)は従来方法に比し若干下るものの
、同じ傾向を示し、他方、回復能は約8と大きな一定値
を保持している。図2は、図1から回復能とAf′点と
の関係を示したもので、従来方法の曲線6では、大きな
回復能は、Af′が低い温度領域でしか得られないのに
対して、本発明方法の曲線5では、広い領域のAf′に
対して大きな回復能が得られる。すなわち、本発明では
、回復能を低下することなくAf′が調整可能である。 これにより、成分的にAf′温度が、例えばやや低下し
た溶解ロットでは徐冷到達温度を低温側とすることによ
り、Af′温度を高めるように補償することができ、こ
の際回復能の低下はない。
を溶製し、最終15%の冷間加工度を与えて0.75m
mφの線材を得た。得られた線材を中心径6mmφ、巻
数12のコイルばねに成形した後、拘束した状態で従来
の記憶処理方法として350℃、400℃、450℃、
500℃でそれぞれ30分間加熱保持し、そのまま水冷
した。 また、本発明方法として同様に拘束した状態で、500
℃で30分間加熱保持後、それぞれ、350℃、400
℃、450℃、475℃まで、5℃/min の速度で
冷却したのち、水冷した。上記、各コイルバネについて
、12mmのたわみを与えたまま、0℃〜80℃の間を
加熱、冷却したときの、荷重を測定し、図4に例示する
荷重−温度線図を得た。当該線図より、図1に示すごと
くAf′点とMf′点を求め、Af′+10℃の荷重(
Fa)とMf′−10℃の荷重(Fb)より、Fa/F
bを求め、これを回復能とした。これらの結果を、Af
′点および回復能のそれぞれについて、加熱温度(従来
方法の場合)または徐冷到達温度(本発明方法の場合)
との関係を整理して図1を得た。図1において、本発明
方法の曲線1,3は、従来方法の曲線2,4に比較して
、回復温度(Af′)は従来方法に比し若干下るものの
、同じ傾向を示し、他方、回復能は約8と大きな一定値
を保持している。図2は、図1から回復能とAf′点と
の関係を示したもので、従来方法の曲線6では、大きな
回復能は、Af′が低い温度領域でしか得られないのに
対して、本発明方法の曲線5では、広い領域のAf′に
対して大きな回復能が得られる。すなわち、本発明では
、回復能を低下することなくAf′が調整可能である。 これにより、成分的にAf′温度が、例えばやや低下し
た溶解ロットでは徐冷到達温度を低温側とすることによ
り、Af′温度を高めるように補償することができ、こ
の際回復能の低下はない。
【0007】実施例2
Ni=51.0at%、残部TiよりなるTiNi合金
を溶製し、熱間および温間加工により0.75mmφの
線材を得た。得られた線材を中心径6mmφ、巻数12
のコイルばねに成形した後、拘束した状態で700℃で
溶体化処理後急冷し、ひきつづき、従来の記憶処理方法
として、350℃、400℃、450℃、500℃でそ
れぞれ60分間加熱保持し、そのまま水冷した。また、
本発明方法として、同様に拘束した状態で500℃で6
0分間加熱保持後、それぞれ350℃、400℃、45
0℃、475℃まで3℃/min の速度で冷却したの
ち水冷した。上記各コイルばねについて、実施例1と同
様、12mmのたわみを与えたまま、0℃〜80℃間を
加熱、冷却したときのAf′点とFa/Fb(回復能)
を求め、図3を得た。図3において、本発明方法の曲線
、8,10は、従来方法の曲線7,9に比較して、回復
温度(Af′)は従来方法に比し若干下るものの回復能
は約7と大きな値を保持している。
を溶製し、熱間および温間加工により0.75mmφの
線材を得た。得られた線材を中心径6mmφ、巻数12
のコイルばねに成形した後、拘束した状態で700℃で
溶体化処理後急冷し、ひきつづき、従来の記憶処理方法
として、350℃、400℃、450℃、500℃でそ
れぞれ60分間加熱保持し、そのまま水冷した。また、
本発明方法として、同様に拘束した状態で500℃で6
0分間加熱保持後、それぞれ350℃、400℃、45
0℃、475℃まで3℃/min の速度で冷却したの
ち水冷した。上記各コイルばねについて、実施例1と同
様、12mmのたわみを与えたまま、0℃〜80℃間を
加熱、冷却したときのAf′点とFa/Fb(回復能)
を求め、図3を得た。図3において、本発明方法の曲線
、8,10は、従来方法の曲線7,9に比較して、回復
温度(Af′)は従来方法に比し若干下るものの回復能
は約7と大きな値を保持している。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、回復能を低下すること
なく、回復温度Af′の調整が可能であり、これにより
例えば、成分狙いの誤差を補償することができる。なお
、Fe,CoおよびCrからなるNi代替元素を含むT
iNi形状記憶合金についても前述の二実施例とほぼ同
様に本発明の効果が確認された。
なく、回復温度Af′の調整が可能であり、これにより
例えば、成分狙いの誤差を補償することができる。なお
、Fe,CoおよびCrからなるNi代替元素を含むT
iNi形状記憶合金についても前述の二実施例とほぼ同
様に本発明の効果が確認された。
【図1】Af′点および回復能と加熱温度または徐冷到
達温度の関係を示す図である。
達温度の関係を示す図である。
【図2】回復能とAf′点の関係を示す図である。
【図3】Af′点および回復能と加熱温度または徐冷到
達温度の関係を示す図である。
達温度の関係を示す図である。
【図4】荷重−温度の関係を示す図である。
1,3,8,10 本発明の実施例に係る徐冷到達温
度に対するそれぞれAf′、回復能のグラフ2,4,7
,9 従来方法の例に係る加熱温度に対するそれぞれ
Af′、回復能のグラフ 5,6 それぞれ本発明と従来方法によるAf′に対
する回復能の関係を示す曲線
度に対するそれぞれAf′、回復能のグラフ2,4,7
,9 従来方法の例に係る加熱温度に対するそれぞれ
Af′、回復能のグラフ 5,6 それぞれ本発明と従来方法によるAf′に対
する回復能の関係を示す曲線
Claims (1)
- 【請求項1】 Niを含み、または、さらにFe,C
oおよびCrでなるNi代替元素の1種または2種以上
を合計で3at%以下を含み前記Niならびに前記Ni
代替元素の総含有量が原子比にて49.7〜52.0%
で、残部が実質的にTiからなるTiNi系形状記憶合
金の形状記憶処理に際し、所定の形状に拘束した状態の
まま、470〜530℃に加熱した後、その温度から所
望の形状回復温度Af′に対応する所定温度まで徐冷し
、引続き急冷することを特徴とするTiNi系形状記憶
合金の形状記憶処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12554491A JPH04329854A (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | TiNi系形状記憶合金の形状記憶処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12554491A JPH04329854A (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | TiNi系形状記憶合金の形状記憶処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04329854A true JPH04329854A (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=14912828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12554491A Pending JPH04329854A (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | TiNi系形状記憶合金の形状記憶処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04329854A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999042629A1 (en) * | 1998-02-19 | 1999-08-26 | Boston Scientific Ltd. | Process for the improved ductility of nitinol |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP12554491A patent/JPH04329854A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999042629A1 (en) * | 1998-02-19 | 1999-08-26 | Boston Scientific Ltd. | Process for the improved ductility of nitinol |
US6106642A (en) * | 1998-02-19 | 2000-08-22 | Boston Scientific Limited | Process for the improved ductility of nitinol |
US6540849B2 (en) | 1998-02-19 | 2003-04-01 | Scimed Life Systems, Inc. | Process for the improved ductility of nitinol |
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