JPH04329782A - 動画像データの記録再生方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、動画像デ−タの記録再
生方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ＤＡＴ（ディジタルオーディオテ
ープ）や８ｍｍビデオテープにディジタルで動画像記録
する方法が試みられている。

【０００３】図３はこのようなディジタル動画像記録に
おいて使用される動画像データの階層構造を示す図であ
る。図３の階層（Ａ）はビデオシ−ケンス層（Ｖｉｄｅ
ｏ　Ｓｅｑｕｅｎｃｅ　Ｌａｙｅｒ）を示し、また、階
層（Ａ）と（Ｂ）は原画像の順序と圧縮符号化出力の画
像の順序の対応を示す。ここでＩ，Ｂ，ＰはそれぞれＩ
　　Ｐｉｃｔｕｒｅ，Ｂ　　Ｐｉｃｔｕｒｅ，Ｐ　　Ｐ
ｉｃｔｕｒｅを示す。ここでＩ　　Ｐｉｃｔｕｒｅとは
過去や未来の画像に関係なく復号できる符号化画像であ
り、コアフレームに相当する。また、Ｐ　　Ｐｉｃｔｕ
ｒｅは過去のＩ　　ＰｉｃｔｕｒｅまたはＰ　　Ｐｉｃ
ｔｕｒｅから動き補償予測を使用した符号化画像である
。また、Ｂ　　Ｐｉｃｔｕｒｅは過去と未来のＩ　　Ｐ
ｉｃｔｕｒｅとＰｉｃｔｕｒｅとから動き補償予測を使
用した符号化画像である。Ｂ　　ＰｉｃｔｕｒｅとＰ　
　Ｐｉｃｔｕｒｅはインターフレームに相当し単独のデ
ータでは復号することができない。

【０００４】図４はこのような従来のディジタル記録方
式の一例を示すブロック図である。同図において、ディ
ジタルデータ化された画像データはフレームメモリ１に
格納される。このデータは動画像圧縮エンコ−ダ２にお
いてＩ，Ｐ，Ｂのそれぞれの圧縮方法で圧縮される。圧
縮された画像は図３の階層（Ｂ）に示す画像配列となる
。このデータは、記録再生用コ−デック３を介してＣ３
エラー訂正用コ−デック４、及び、Ｃ１、Ｃ２エラ−訂
正用コ−デック５によりエラー訂正符号を付加されて、
変復調器６により変調され、記録ヘッドを介し磁気テー
プに記録される。

【０００５】図５は記録されたテープフォーマットであ
る。ここで１１０は磁気テープ、１２０は記録トラック
（フレーム）を示している。このように従来はテープ上
の記録領域全てに画像データ（エラー訂正符号を含む）
を記録していた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】一般に、ディジタル記
録はダビング時の画像の劣化などが少ないと言う特徴が
ある半面、アナログ記録に比べデータ量が非常に大きく
なる欠点を持っている。そのために動画像データをヘリ
カルスキャンによりテープ媒体に記録する場合、１フレ
ームの画像データでも数トラックにまたがってしまいア
ナログ記録のように単にテープスピードを上げただけで
は高速再生をすることができない。また動き補償予測圧
縮をした場合、全てのフレームが再生できないために、
前後の画像から動き補償圧縮しているフレームは再生で
きず、フレーム内圧縮だけをしているコアフレームのみ
再生できる。しかし、コアフレームは数フレームに１枚
の割合でしか挿入されていないためにコアフレームの整
数倍の単位でしか高速再生ができないという欠点があっ
た。

【０００７】本発明の動画像記録再生方式はこのような
課題に着目してなされたもので、その目的とするところ
は、通常の画像データとは別に高速再生用のデータを各
トラックに記録することによって、様々なスピ−ドに対
応した高速再生が可能な動画像デ−タの記録再生方式を
提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の動画像デ−タの記録再生方式は、動画像
データをヘリカルスキャンヘッドを用いて磁気テープに
ディジタルレコーディングする装置において、通常の記
録画像と別に高速再生用の画像データを各記録トラック
のスキャンニングの最初の位置に記録するものである。

【０００９】

【作用】すなわち、本発明においては、高速再生用の画
像デ−タを各記録トラックのスキャニングの最初の位置
に記録するので、様々なスピ−ドに対応した高速再生が
可能になる。

【００１０】

【実施例】まず、本発明にかかる動画像デ−タの記録再
生方式の概略を説明する。

【００１１】本発明は、通常の画像デ−タとは別に高速
再生用のデ−タを各トラックに記録するものである。こ
れによって、本来の画像データ記録領域を減少させてし
まうが、高速再生用のデータは、主に検索に使用される
ので、画質は非常にラフで良い。このためサブサンプル
等の間引きを行なっても何ら問題はない。

【００１２】また大まかな形がわかればよいと言うこと
であれば色差成分さえも省いてしまいモノクロの画像で
も検索は可能である。このように、検索用の画像をでき
るかぎり圧縮をしてなるべく多くのトラックに記録する
ことにより様々なスピードに対応した高速再生が可能と
なる。

【００１３】また輝度信号と色差信号を交互に記録する
ことにより、２倍速の再生ではカラー表示、それ以上の
スピードの高速再生では、モノクロ表示で再生すること
ができる。

【００１４】図１は、本発明を説明するためのヘリカル
スキャン方式のテープフォーマットを示す図である。こ
こで１１は磁気テープ、１２は記録トラックを示してい
る。この記録トラックの最初の領域を高速再生用の画像
記録領域（２Ｂ）とし、残りを通常の画像記録領域（２
Ａ）とする。図２は本発明にかかる動画像デ−タの記録
再生を行うためのブロック図である。

【００１５】同図において、１〜７は図４に示した従来
技術のブロック図と同様のものである。従来技術と異な
る点は高速再生用の画像データを作成するエンコ−ダ８
と、高速再生用デコ−ダ９である。高速再生用の画像デ
ータはそのフレーム単独で再生できることが条件になる
ためフレームメモリから読みだされたデータのうち輝度
成分のみを取りだしかつサブサンプルを行なって大幅な
圧縮を行なう。

【００１６】再生時は記録ヘッドからの信号は、変復調
器６、Ｃ１、Ｃ２、Ｃ３エラ−訂正用コ−デック５、４
、記録再生用コ−デック３を経て、通常再生の時は動画
像デコ−ダ７において画像が伸張され、高速再生時は高
速再生用デコ−ダ９において画像が伸張される。

【００１７】このようにして高速再生用の画像データを
付加することによって様々なスピ−ドに対応した高速再
生が可能になる。また図１において全トラックに高速再
生用画像データを付加しているが数トラック間隔でもよ
い。この場合トラック間隔をＮとすると高速再生はＮの
整数倍間隔となる。

【００１８】また４トラックおきに高速再生用の画像デ
ータを記録した場合（Ｎ＝２）、色差と輝度を交互に記
録することにより２倍速再生ではカラー画像、４倍速以
上ではモノクロ画像で再生することもできる。ただしこ
の方法では２倍速では２フレームに１枚しか画像は変わ
らない。またモノクロ高速スキャンも４倍速単位でしか
行なえない。

【００１９】

【発明の効果】以上、詳述したように、本発明において
は、高速再生用の画像デ−タを付加することによって様
々な速度に対応した高速再生が可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例にかかるヘリカルスキャン方
式のテ−プフォマットを示す図。

【図２】本発明にかかる動画像デ−タ記録再生方式によ
って記録を行うためのブロック図。

【図３】動画像デ−タの階層構造を示す図。

【図４】従来の記録方式のブロック図。

【図５】従来のヘリカルスキャン方式のテ−プフォ−マ
ットを示す図。

【符号の説明】

１…フレ−ムメモリ、２…動画像圧縮エンコ−ダ、３…
動画像伸長デコ−ダ、４…Ｃ３エラ−訂正用コ−デック
、５…Ｃ１、Ｃ２エラ−訂正用コ−デック、６…変復調
器、７…動画像伸長デコ−ダ、８…高速再生用エンコ−
ダ、９…高速再生用デコ−ダ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　動画像データをヘリカルスキャンヘッ
   ドを用いて磁気テープにディジタルレコーディングする
   装置において、通常の記録画像と別に高速再生用の画像
   データを各記録トラックのスキャンニングの最初の位置
   に記録することを特徴とする動画像データの記録再生方
   式。
2. 【請求項２】　　前記高速再生用の画像デ−タが白黒画
   像であることを特徴とする請求項１記載の動画像データ
   の記録再生方式。
3. 【請求項３】　　前記高速再生用の画像デ−タがサブサ
   ンプル画像であることを特徴とする請求項１記載の動画
   像データの記録再生方式。