JPH04327658A - スイミングプールのプール水浄化装置 - Google Patents
スイミングプールのプール水浄化装置Info
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- JPH04327658A JPH04327658A JP3094527A JP9452791A JPH04327658A JP H04327658 A JPH04327658 A JP H04327658A JP 3094527 A JP3094527 A JP 3094527A JP 9452791 A JP9452791 A JP 9452791A JP H04327658 A JPH04327658 A JP H04327658A
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Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイミングプールのプ
ール水浄化装置に関する。
ール水浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スイミングプールのプール水は遊泳者が
持ち込む各種の汚染物質(毛髪,皮膚,汗,垢,鼻汁,
唾液,尿などの分泌物,排泄物、化粧品,頭髪油などの
油脂類、および細菌類)によって汚染されるために、ス
イミングプールに付設した循環ろ過設備でプール水に混
在している懸濁物,浮遊物をろ過するとともに、さらに
水中に塩素を添加してプール水を殺菌し、所定の水質基
準に適合した水質を維持するようにした水質管理が従来
より一般に実施されている。なお、プール水の水質基準
は、■遊離残留塩素濃度0.4mg/l以上、■水中に
溶解した有機物量の指標とてる過マンガン酸カリウム消
費量12mg/l以下、■大腸菌群は試料10mlずつ
5本について陽性のものが2本以下、■濁度5度以下に
規制されている。
持ち込む各種の汚染物質(毛髪,皮膚,汗,垢,鼻汁,
唾液,尿などの分泌物,排泄物、化粧品,頭髪油などの
油脂類、および細菌類)によって汚染されるために、ス
イミングプールに付設した循環ろ過設備でプール水に混
在している懸濁物,浮遊物をろ過するとともに、さらに
水中に塩素を添加してプール水を殺菌し、所定の水質基
準に適合した水質を維持するようにした水質管理が従来
より一般に実施されている。なお、プール水の水質基準
は、■遊離残留塩素濃度0.4mg/l以上、■水中に
溶解した有機物量の指標とてる過マンガン酸カリウム消
費量12mg/l以下、■大腸菌群は試料10mlずつ
5本について陽性のものが2本以下、■濁度5度以下に
規制されている。
【0003】ところで、前記のように塩素を単独添加す
るプール水の浄化方式では、塩素との反応により水中に
人体の目,粘膜への刺激,塩素臭の基になるクロラミン
や、発ガン性物質として知られているトリハロメタンな
どの塩素化合物が生成するほか、人の持ち込む汚れによ
るプール水の透明度の低下、過マンガン酸カリウム消費
量の増加,残留塩素の早期消耗などの問題が残る。
るプール水の浄化方式では、塩素との反応により水中に
人体の目,粘膜への刺激,塩素臭の基になるクロラミン
や、発ガン性物質として知られているトリハロメタンな
どの塩素化合物が生成するほか、人の持ち込む汚れによ
るプール水の透明度の低下、過マンガン酸カリウム消費
量の増加,残留塩素の早期消耗などの問題が残る。
【0004】一方、前記問題点の改善策として先記した
循環ろ過設備にオゾン処理を組合わせたプール水の浄化
方式が提唱され、かつその有効性が認められており、最
近ではこのオゾン処理を組み合わせたスイミングプール
の水浄化装置が急速に普及する傾向にある。このオゾン
処理によれば、塩素以上に強力な殺菌効果が得られるほ
か、クロラミンなどの塩素化合物の生成もなく、しかも
プール水のろ過時に浮遊汚染物質の凝集性を高めてスイ
ミングプール内の水中透明度を向上させることができる
など、塩素の単独浄化方式では為し得なかった浄化機能
が得られる。
循環ろ過設備にオゾン処理を組合わせたプール水の浄化
方式が提唱され、かつその有効性が認められており、最
近ではこのオゾン処理を組み合わせたスイミングプール
の水浄化装置が急速に普及する傾向にある。このオゾン
処理によれば、塩素以上に強力な殺菌効果が得られるほ
か、クロラミンなどの塩素化合物の生成もなく、しかも
プール水のろ過時に浮遊汚染物質の凝集性を高めてスイ
ミングプール内の水中透明度を向上させることができる
など、塩素の単独浄化方式では為し得なかった浄化機能
が得られる。
【0005】次に、前記のオゾン処理を組合わせた従来
におけるスイミングプールの水浄化装置を図2に示す。 図において、1はスイミングプール、2はバランスタン
ク、3はヘアキャッチャ(ストレーナ)、4は循環ポン
プ、5は凝集ろ過装置、6は次亜塩素酸ナトリウムを注
入する薬液供給器、7はオゾン発生器、8はオゾン注入
用のエゼクタ、9はオゾンと水とを接触反応させる反応
塔、10は排オゾン処理器であり、これらの間を結んで
プール水循環ライン11,オゾン処理を行う分岐ライン
12が配管されている。
におけるスイミングプールの水浄化装置を図2に示す。 図において、1はスイミングプール、2はバランスタン
ク、3はヘアキャッチャ(ストレーナ)、4は循環ポン
プ、5は凝集ろ過装置、6は次亜塩素酸ナトリウムを注
入する薬液供給器、7はオゾン発生器、8はオゾン注入
用のエゼクタ、9はオゾンと水とを接触反応させる反応
塔、10は排オゾン処理器であり、これらの間を結んで
プール水循環ライン11,オゾン処理を行う分岐ライン
12が配管されている。
【0006】かかる構成によりスイミングプール1の水
はポンプ4によりプール水循環ライン10を循環し、こ
の過程で水中に混在している各種の浮遊物,懸濁物を除
去した後に次亜塩素酸ナトリウムを添加して再びスイミ
ングプール1に還流する。また、循環ライン11の途中
から分流した水はエゼクタ8,反応塔9を含む分岐ライ
ン12を流れて再びポンプ4の吸込側に還流し、この過
程でエゼクタ8より吸い込まれたオゾンとの接触反応に
より水中の有機物の分解,殺菌処理が行われる。そして
、このような処理を繰り返すことにより、プール水は徐
々に浄化されて水の透明度も高まようになる。図3はオ
ゾン処理によるプール水透明度の効果を表した実測例で
あり、オゾン処理を行っている状態ではプール水の透明
度が25m以上に保たれているのに対し、オゾン処理を
中断すると透明度は徐々に低下するが、オゾン処理を再
開すると透明度は再び高まるようになる。
はポンプ4によりプール水循環ライン10を循環し、こ
の過程で水中に混在している各種の浮遊物,懸濁物を除
去した後に次亜塩素酸ナトリウムを添加して再びスイミ
ングプール1に還流する。また、循環ライン11の途中
から分流した水はエゼクタ8,反応塔9を含む分岐ライ
ン12を流れて再びポンプ4の吸込側に還流し、この過
程でエゼクタ8より吸い込まれたオゾンとの接触反応に
より水中の有機物の分解,殺菌処理が行われる。そして
、このような処理を繰り返すことにより、プール水は徐
々に浄化されて水の透明度も高まようになる。図3はオ
ゾン処理によるプール水透明度の効果を表した実測例で
あり、オゾン処理を行っている状態ではプール水の透明
度が25m以上に保たれているのに対し、オゾン処理を
中断すると透明度は徐々に低下するが、オゾン処理を再
開すると透明度は再び高まるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したオ
ゾン処理を行うに当たって、従来ではスイミングプール
の容積を基準に決定した一定量のオゾンを継続的に注入
するとともに、その処理経過途中で保守員がプール水の
透明度を目視によって判定し、必要に応じてオゾン発生
器の電源を手動によりオン,オフ制御するような方法で
運転管理しているのが現状である。
ゾン処理を行うに当たって、従来ではスイミングプール
の容積を基準に決定した一定量のオゾンを継続的に注入
するとともに、その処理経過途中で保守員がプール水の
透明度を目視によって判定し、必要に応じてオゾン発生
器の電源を手動によりオン,オフ制御するような方法で
運転管理しているのが現状である。
【0008】しかしながら、オゾンを一定量の割合で継
続注入する方法では次記のような問題点が残る。すなわ
ち、スイミングプールの遊泳者数が少ない場合にはプー
ル内に持ち込まれる汚損物質の量も少ないためにオゾン
注入量が過剰となり、遊泳者の人体に対して弊害が及ぶ
。また、逆に遊泳者数が多い場合にはプール水の汚損度
も進むためにオゾン注入量が不足して水の透明度が低下
するなどの不具合を来す。なお、プール水の状態を調べ
て保守員が手動でオゾン発生器を必要に応じて運転,停
止制御することでオゾン注入量の平均的な過不足は多少
は改善されるが、この方法では人手がかかるほか、その
都度オゾン発生器をオン,オフするためにオゾン注入量
のきめ細かな制御が行えず、水質が安定しないなどの問
題が残る。
続注入する方法では次記のような問題点が残る。すなわ
ち、スイミングプールの遊泳者数が少ない場合にはプー
ル内に持ち込まれる汚損物質の量も少ないためにオゾン
注入量が過剰となり、遊泳者の人体に対して弊害が及ぶ
。また、逆に遊泳者数が多い場合にはプール水の汚損度
も進むためにオゾン注入量が不足して水の透明度が低下
するなどの不具合を来す。なお、プール水の状態を調べ
て保守員が手動でオゾン発生器を必要に応じて運転,停
止制御することでオゾン注入量の平均的な過不足は多少
は改善されるが、この方法では人手がかかるほか、その
都度オゾン発生器をオン,オフするためにオゾン注入量
のきめ細かな制御が行えず、水質が安定しないなどの問
題が残る。
【0009】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、先記したオゾン処理を組合わせた水浄化装置を
対象に、スイミングプールのプール水に対してオゾン注
入量を自動的に適正量に調整してオゾン処理が行えるよ
うにしたプール水浄化装置を提供することを目的とする
。
であり、先記したオゾン処理を組合わせた水浄化装置を
対象に、スイミングプールのプール水に対してオゾン注
入量を自動的に適正量に調整してオゾン処理が行えるよ
うにしたプール水浄化装置を提供することを目的とする
。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の水浄化装置は、スイミングプール内ないし
プールから引出した水循環ラインの配管にプール水の汚
染度測定手段を備え、該測定手段の測定値を基に適正オ
ゾン注入量を決定して前記オゾン発生器を運転制御する
ものとする。
に、本発明の水浄化装置は、スイミングプール内ないし
プールから引出した水循環ラインの配管にプール水の汚
染度測定手段を備え、該測定手段の測定値を基に適正オ
ゾン注入量を決定して前記オゾン発生器を運転制御する
ものとする。
【0011】ここで、前記におけるプール水の汚染度測
定手段としては、水中の粒子濃度を測定する粒子計数器
、あるいは水中の透過率を測定する透過率計を使用こと
ができる。
定手段としては、水中の粒子濃度を測定する粒子計数器
、あるいは水中の透過率を測定する透過率計を使用こと
ができる。
【0012】
【作用】頭記のようにスイミングプールの汚れは、遊泳
者がプール内に持ち込んだ各種汚染物質によるものであ
り、これら汚染物質のうち溶解性のものは過マンガン酸
カリウム消費量を増加させ、非溶解性のものはプール水
の透明度を低下させる。なお、発明者等が某スイミング
プールでプール水を実際に採水してその水質分析を行っ
た結果を基に、プール水の透明度と過マンガン酸カリウ
ム消費量,粒子濃度(粒子径1μm以上),透過率との
関係を調べたところ、遊泳者数が少ない時間帯でプール
の透明度25mの状態で採水した試料では、過マンガン
酸カリウム消費量:10.3mg/l, 粒子濃度:
437個/ml,透過率:100.5%であったのに対
し、その後に遊泳者が増えてプールの透明度が20mに
低下した時間帯にで採水した試料では、過マンガン酸カ
リウム消費量:12,5mg/l, 粒子濃度:154
0個/ml, 透過率:99.9% に変化することが
認められた。また、同時に行った水質検査で特にプール
水の透明度と 0.007μm 以上の粒子濃度との関
係について調べた結果を図4に示す。
者がプール内に持ち込んだ各種汚染物質によるものであ
り、これら汚染物質のうち溶解性のものは過マンガン酸
カリウム消費量を増加させ、非溶解性のものはプール水
の透明度を低下させる。なお、発明者等が某スイミング
プールでプール水を実際に採水してその水質分析を行っ
た結果を基に、プール水の透明度と過マンガン酸カリウ
ム消費量,粒子濃度(粒子径1μm以上),透過率との
関係を調べたところ、遊泳者数が少ない時間帯でプール
の透明度25mの状態で採水した試料では、過マンガン
酸カリウム消費量:10.3mg/l, 粒子濃度:
437個/ml,透過率:100.5%であったのに対
し、その後に遊泳者が増えてプールの透明度が20mに
低下した時間帯にで採水した試料では、過マンガン酸カ
リウム消費量:12,5mg/l, 粒子濃度:154
0個/ml, 透過率:99.9% に変化することが
認められた。また、同時に行った水質検査で特にプール
水の透明度と 0.007μm 以上の粒子濃度との関
係について調べた結果を図4に示す。
【0013】上記の考察結果から判るように、スイミン
グプールの水中の粒子濃度,透過率を測定することで、
その測定結果からプール水の汚れの度合を知ることがで
き、かつ、この測定値をフィードバック量として目標値
との対比により適正なオゾン注入量を決定してオゾン発
生器を自動運転制御することにより、常にオゾン注入量
の過不足なしにオゾン処理してスイミングプールのプー
ル水を高い透明度に保つことができ、併せて遊泳者の人
体に弊害を及ぼすオゾンの過剰注入も回避できる。
グプールの水中の粒子濃度,透過率を測定することで、
その測定結果からプール水の汚れの度合を知ることがで
き、かつ、この測定値をフィードバック量として目標値
との対比により適正なオゾン注入量を決定してオゾン発
生器を自動運転制御することにより、常にオゾン注入量
の過不足なしにオゾン処理してスイミングプールのプー
ル水を高い透明度に保つことができ、併せて遊泳者の人
体に弊害を及ぼすオゾンの過剰注入も回避できる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すプール水浄化装
置の系統図であり、図2との共通部分には同じ符号が付
してある。すなわち、水浄化装置のシステムフローは基
本的に図2と同様であるが、特に図2との相違点は、ス
イミングプール1に、プール水の汚染度測定手段13と
して水中の粒子濃度を測定する粒子計数器,ないしは水
中の透過率を測定する透過率計を設置し、該測定手段1
3の測定信号をコントローラ14に与えてオゾン発生器
7を運転制御するようにしたことにある。ここで、コン
トローラ14にはあらかじめ水中透明度の目標値に対応
する粒子濃度,あるいは透過率の設定値が格納してあり
、前記測定手段13で連続的に測定した測定値をフィー
ドバック量として設定値と比較し、その結果を基にオゾ
ン発生器7を自動的に運転制御する。なお、この場合に
オゾン発生器の運転制御方式としては、前記測定値と設
定値との偏差を基にオゾン発生器7の供給電圧を制御し
てオゾン注入量を連続的に増減調節する方法、あるいは
オゾン発生器の供給電圧を一定として電源をオン,オフ
してオゾン注入量を制御する方法がある。
置の系統図であり、図2との共通部分には同じ符号が付
してある。すなわち、水浄化装置のシステムフローは基
本的に図2と同様であるが、特に図2との相違点は、ス
イミングプール1に、プール水の汚染度測定手段13と
して水中の粒子濃度を測定する粒子計数器,ないしは水
中の透過率を測定する透過率計を設置し、該測定手段1
3の測定信号をコントローラ14に与えてオゾン発生器
7を運転制御するようにしたことにある。ここで、コン
トローラ14にはあらかじめ水中透明度の目標値に対応
する粒子濃度,あるいは透過率の設定値が格納してあり
、前記測定手段13で連続的に測定した測定値をフィー
ドバック量として設定値と比較し、その結果を基にオゾ
ン発生器7を自動的に運転制御する。なお、この場合に
オゾン発生器の運転制御方式としては、前記測定値と設
定値との偏差を基にオゾン発生器7の供給電圧を制御し
てオゾン注入量を連続的に増減調節する方法、あるいは
オゾン発生器の供給電圧を一定として電源をオン,オフ
してオゾン注入量を制御する方法がある。
【0015】すなわち、測定手段13が粒子計数器であ
る場合には、測定値が設定値以上の条件(プール水の汚
染度が増加)でオゾン発生器の供給電圧を高めるか、あ
るいは電源をオンにし、逆に設定値以下の条件(プール
水の汚染度が低下)で供給電圧を低めるか、あるいは電
源をオフに切換え制御する。また、測定手段が透過率計
である場合には、前記とは逆な制御を行う。なお、図示
例では汚染度測定手段13をスイミングプール1に設置
した例を示したが、スイミングプール1から引出した循
環ライン11の配管に設置することもできる。
る場合には、測定値が設定値以上の条件(プール水の汚
染度が増加)でオゾン発生器の供給電圧を高めるか、あ
るいは電源をオンにし、逆に設定値以下の条件(プール
水の汚染度が低下)で供給電圧を低めるか、あるいは電
源をオフに切換え制御する。また、測定手段が透過率計
である場合には、前記とは逆な制御を行う。なお、図示
例では汚染度測定手段13をスイミングプール1に設置
した例を示したが、スイミングプール1から引出した循
環ライン11の配管に設置することもできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるスイ
ミングプールのプール水浄化装置によれば、その時のプ
ール水の汚れ度合に対応して適正なオゾン注入量を自動
的に決定し、オゾン発生器より過不足なしにオゾンを供
給してプール水をオゾン処理することができる。これに
より、人手による監視,制御に頼ることなくスイミング
プールのプール水を水質基準に適合した水質に安定維持
でき、併せて遊泳者の人体に弊害を及ぼすオゾンの過剰
注入を防いで安全性の向上化も図れるなどの効果が得ら
れる。
ミングプールのプール水浄化装置によれば、その時のプ
ール水の汚れ度合に対応して適正なオゾン注入量を自動
的に決定し、オゾン発生器より過不足なしにオゾンを供
給してプール水をオゾン処理することができる。これに
より、人手による監視,制御に頼ることなくスイミング
プールのプール水を水質基準に適合した水質に安定維持
でき、併せて遊泳者の人体に弊害を及ぼすオゾンの過剰
注入を防いで安全性の向上化も図れるなどの効果が得ら
れる。
【図1】本発明の実施例によるプール水浄化装置の系統
図
図
【図2】オゾン処理を組合わせた従来におけるプール水
浄化装置の系統図
浄化装置の系統図
【図3】オゾン処理とプール水透明度との関係を表す図
【図4】プール水の透明度と水中の粒子濃度との関係を
表す図
表す図
1 スイミングプール
7 オゾン発生器
8 オゾン注入用のエゼクタ
9 反応塔
11 プール水循環ライン
13 プール水の汚染度測定手段14 コ
ントローラ
ントローラ
Claims (3)
- 【請求項1】スイミングプールに付設したプール水の循
環ろ過設備にオゾン発生器を組合わせ、該オゾン発生器
で生成したオゾンをプール水循環ラインの配管途中に注
入してプール水をオゾン処理するスイミングプールの水
浄化装置において、スイミングプール内ないしプールか
ら引出した水循環ラインの配管にプール水の汚染度測定
手段を備え、該測定手段の測定値を基に適正オゾン注入
量を決定して前記オゾン発生器を運転制御することを特
徴とするスイミングプールのプール水浄化装置。 - 【請求項2】請求項1記載のプール水浄化装置において
、プール水の汚染度測定手段が水中の粒子濃度を測定す
る粒子計数器であることを特徴とするスイミングプール
のプール水浄化装置。 - 【請求項3】請求項1記載のプール水浄化装置において
、プール水の汚染度測定手段が水中の透過率を測定する
透過率計であることを特徴とするスイミングプールのプ
ール水浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3094527A JPH04327658A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | スイミングプールのプール水浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3094527A JPH04327658A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | スイミングプールのプール水浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04327658A true JPH04327658A (ja) | 1992-11-17 |
Family
ID=14112805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3094527A Pending JPH04327658A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | スイミングプールのプール水浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04327658A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007142068A1 (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-13 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | 船舶用バラスト水の浄化装置 |
CN109437457A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-03-08 | 叶兴权 | 中水回收系统 |
CN114237177A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-03-25 | 福建钰融科技有限公司 | 废液检测方法、废液检测装置及相关产品 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3094527A patent/JPH04327658A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007142068A1 (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-13 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | 船舶用バラスト水の浄化装置 |
CN109437457A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-03-08 | 叶兴权 | 中水回收系统 |
CN114237177A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-03-25 | 福建钰融科技有限公司 | 废液检测方法、废液检测装置及相关产品 |
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