JPH0432638Y2 - - Google Patents

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JPH0432638Y2
JPH0432638Y2 JP1986130342U JP13034286U JPH0432638Y2 JP H0432638 Y2 JPH0432638 Y2 JP H0432638Y2 JP 1986130342 U JP1986130342 U JP 1986130342U JP 13034286 U JP13034286 U JP 13034286U JP H0432638 Y2 JPH0432638 Y2 JP H0432638Y2
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reactor vessel
inner tube
heat shield
shield plate
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JP1986130342U
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JPS6338096U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高速増殖炉等の原子炉容器における
内管スリーブ(熱遮蔽板)を具えたノズルに関す
るものである。
〔従来の技術〕
第4図に示すような原子炉容器において、ノズ
ルコーナ部(第4図A部)は、従来、第5図に示
すような構造を有する。
第5図において、1はオーバフロー用内管、2
は原子炉容器壁のノズル胴部、3は原子炉容器壁
内側に設けられた内筒、4はノズルセーフエンド
部、5はノズルセーフエンド部4と内管1の間の
スタグナント領域、03は内筒3に溶着され内管
1を囲繞する熱遮蔽板、04は熱遮蔽板03と内
管1の間のすき間である。
スクラム時原子炉の出力がほぼゼロに近くなる
ため、炉心出口を出る流体の温度は急激に変化す
る。
特に、Naを冷却材(減速材)としている高速
増殖炉では、Naの熱容量が水と比較して1/3程度
なので、スクラム時の炉心出口へNa温度変化は
顕著である。このように、急激な温度変化する流
体が、ノズル胴2に接すると、金属内で温度分布
が発生し、大きな応力が生じる。このため、応力
緩和策として、第5図に示す様に、熱遮蔽板03
を設置し、急激な温度変化をもつ流体がノズル胴
部2に直接触れない様にし、金属内での温度分布
を緩らげる。
ただし熱遮蔽板03とノズル胴部2との温度差
により熱遮蔽板03とノズル胴部2との熱膨張差
が生じる。このため、この熱伸びを逃がす構造と
して、内管1と熱遮蔽板03との間にはすき間0
4を設ける。
しかしながら、すき間04を設けたため、内管
に沿つて流れる流れが、ノズルセーフエンド4、
内管1、熱遮蔽板03とに囲まれる領域5に流れ
込む。(第6図参照)この場合、急激な温度変化
をもつ流体がノズルセーフエンド4及びノズル胴
部2に直接あたる。
また温度分布解析時に、このスタグナント領域
5を停留状態と仮定してモデル化している条件と
大きく異なるために、温度分布解析に対する信頼
性も大きく低下する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述のような従来構造では、熱膨張差を逃がす
対策として、熱遮蔽板と内管との間にすき間を設
けてあり、前記すき間を介して流体力スタグナン
ト領域5に流れ込むことにより、次のような問題
点を生ずる: (1) 急激な温度変化を有する流体が直接ノズル部
に接触する。
(2) 温度分布解析のモデル化に際し、スタグナン
ト領域は、停留領域として条件化しているのに
対し、流体が流れ込むことにより、条件化と差
が生じ、解析の信頼性が低下する。
〔問題点を解決するための手段〕
熱遮蔽板に対し、熱膨張差を逃がす対策とし
て、熱遮蔽板の軸方向にスリツト(切れ目)を設
け、伸縮性を有する構造とし、同熱遮蔽板の小径
部内周を前記内管の外周に接触させる。
また、スリツトからの流れ込みを最小限に抑え
るため、必要により、熱遮蔽板を2枚重ねとし、
スリツトの位相をずらしてもよい。
〔作用〕
内管に接する熱遮蔽板が伸縮性を有するため、
ノズル胴部と熱遮蔽板との熱膨張差を吸収し、ノ
ズル胴部及び内管に無理な荷重が加わらない。
また熱遮蔽板と内管との間のすき間がなくなつ
たため、スタグナント領域に内管の外周に沿つた
流れ込みを生じない。スリツト(切れ目)からの
流れ込みはその流量が僅小であるため、その影響
は極めて小さい。
〔実施例〕
第1図乃至第3図において、1はオーバフロー
用内管、2は原子炉容器壁のノズル胴部、3は原
子炉容器壁内側に設けらえた内管、4はノズルセ
ーフエンド部、5はノズルセーフエンド部4と内
管1の間のスタグナント領域、6は内管1を囲繞
する熱遮蔽板、7は熱遮蔽板取り付け部、8は熱
遮蔽板6に設けられたスリツトである。
なお、第1図は第4図のA部に対応するもの
で、上記部材の1乃至5は第5図の従来装置につ
いて説明した部材と同様である。
本考案による熱遮蔽板6は、従来の熱遮蔽板0
3(第5図)と異なり、軸方向にスリツト(割れ
目)8を具えており、内管1とすき間を設けずに
直接面接触させる。
スリツト8を有することにより、熱遮蔽板6の
剛性が大きく低下し、外力に対して容易に変形す
る。
従つて、ノズル胴部2と熱遮蔽板6との熱膨張
差をスリツト8を有する熱遮蔽板6により吸収す
る。
このため、熱遮蔽板6の取り付け部7また内管
1に無理な荷重が生じなくなる。
内管1と熱遮蔽板6とを面接触させることによ
り、内管周囲の流れ込みが防止される。
従つて、急激な温度変化をもつ流体が、直接、
ノズルセークエンド4及びノズル胴部2に当たら
ないため、金属内の温度分布が緩和され、スタグ
ナント領域5が保持され、解析による構造健全性
の評価の信頼性が向上する。
なお、熱遮蔽板6は、第2図に示すように、2
枚の薄板6a,6bにより構成し、スリツト8の
位置をずらした2重(多重)構造としてもよい。
〔考案の効果〕
(1) 熱膨張差を、熱遮蔽板取付け部及び、内管等
の他の部位に無理な荷重を生じずに、熱遮蔽板
で吸収することができる。
(2) 内管周囲の流れ込みを防止することにより、
流体が直接ノズル胴部及びノズルセーフエンド
部に当らず、またスリツト(切れ目)からの流
れ込みはその流量は僅小なため、金属内の温度
分布も緩和でき、構造健全性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案原子炉容器のノズルコーナ部構
造の実施例における断面図で、第4図A部を示
す。第2図は第1図B部の詳細図、第3図は第1
図の熱遮蔽部材の斜視図である。第4図は一般の
原子炉容器の特にノズル近傍の断面図、第5図は
従来構造における断面図で、第4図A部の拡大図
を示す。第6図は第5図構造における流体の運動
を示す説明図である。 1……内管、2……ノズル胴部(原子炉容器
壁)、4……ノズルセーフエンド部、5……スタ
グナント領域、6……熱遮蔽板、8……スリツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原子炉容器壁に一体成形されて側方に突出した
    ノズルと、前記ノズルを貫通して延びるオーバー
    フロー用内管と、ノズルコーナ部に前記内管を囲
    繞して設けられた熱遮蔽板とを具えた原子炉容器
    のノズルコーナ部構造において、前記熱遮蔽板を
    軸方向にスリツトを設けた可撓性を有するフレア
    管状に形成し同熱遮蔽板の小径部内周を前記内管
    の外周に接触させ、ノズルコーナ部における流れ
    込みを抑制するようにしたことを特徴とする原子
    炉容器のノズルコーナ部構造。
JP1986130342U 1986-08-28 1986-08-28 Expired JPH0432638Y2 (ja)

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JP1986130342U JPH0432638Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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JPS6338096U JPS6338096U (ja) 1988-03-11
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