JPH04325124A - 加熱容器 - Google Patents

加熱容器

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JPH04325124A
JPH04325124A JP9405991A JP9405991A JPH04325124A JP H04325124 A JPH04325124 A JP H04325124A JP 9405991 A JP9405991 A JP 9405991A JP 9405991 A JP9405991 A JP 9405991A JP H04325124 A JPH04325124 A JP H04325124A
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Katsumi Endo
克己 遠藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水等の被加熱物を収容
して加熱・保温可能な加熱容器(例えばケットル)に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6は加熱容器の代表的例であるケット
ルの概略構成を示す断面図である。
【0003】従来のケットルは、図6に示す如く,水等
の被加熱物Wを収容して加熱・保温可能な本体10Aと
,この本体10A上部の開口部に着脱可能に装着された
蓋21と,注ぎ口22と,ハンドル23とを含み構成さ
れているのが一般的である。しかして、上記ケットルを
用いて被加熱物Wを加熱・保温するには、まず本体10
A内に被加熱物Wを注ぎ込んだ後に当該本体10Aの底
面部等より熱を加え,当該被加熱物Wが所定温度となっ
た時点で加熱を停止して当該温度を維持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したケ
ットルを用いて一旦所定温度まで熱せられた被加熱物W
も,本体10Aの壁面部11A等を介して外部に熱が奪
われ温度が低下する。特に、ケットルの本体10Aが、
迅速に加熱できるように熱伝導率の大きい材料(例えば
銅)で形成されている場合には、一段と本体10A内の
被加熱物Wが冷めやすい。
【0005】また、加熱後,ケットルの本体10Aを、
中敷等を引かずに例えば流し台上に直接置いた場合には
,流し台を通しても熱が逃げることになり,被加熱物W
が更に冷めやすくなる。そのため、被加熱物Wを使用に
供する都度に加熱し直さなければならないことが多く,
煩雑であるとともに不経済である欠点を有する。
【0006】そこで、上記した欠点を解消するために、
ケットル本体10Aの壁面部11A等を厚くして熱を逃
げにくくすることが考えられる。しかし、これでは、ケ
ットルが重くなってしまい取扱性の低下を招くとともに
,加熱しにくくなるという不都合が生じる。
【0007】本発明の目的は、上記事情に鑑み、取扱性
を低下させることなく,本体内に収容した水等の被加熱
物を効率よく加熱・保温することができる加熱容器を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、水等の被加熱
物を収容して加熱・保温可能な本体を有する加熱容器に
おいて、前記本体の少なくとも壁面部を、中間に2つの
空気層を有する三重壁構造に形成し、前記本体下部に、
被加熱物と接触する底面部より所定距離だけ突出しかつ
開口部を有する支持部を設け、さらに前記本体に、前記
各空気層中の熱膨脹した空気を逃がすための空気逃がし
部を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、水等の被加熱物を所定温度まで加
熱して保温するには、被加熱物を本体内に収容した後,
当該本体の底面部等から熱を加え,被加熱物が所定温度
となった時点で加熱を停止して当該温度を維持する。こ
の際、本体の壁面部に設けられた各空気層中の空気は熱
膨張するが当該本体の空気逃がし部より外部へ逃がされ
る。そのため、加熱時等に,本体の壁面部等が空気層中
の空気の圧力によって異常変形されるようなことはない
。また、本体内に収容された被加熱物は、外部とは2つ
の空気層を有する三重構造の壁面部等によって熱遮断さ
れているので,効率よく加熱・保温することができる。 また、各空気層を断熱層として熱遮断する構成であるの
で,容易に軽量化を図ることができ取扱性が低下するこ
とはない。
【0010】さらに、加熱後に、被加熱物を収容した本
体を、例えば流し台上に直接置いても,当該本体の支持
部によって底面部と流し台との間には空気層(断熱層)
が形成されるので,当該流し台等を介して熱が逃げるの
が効果的に抑止される。
【0011】したがって、取扱性を低下させることなく
,本体内に収容した水等の被加熱物を効率よく加熱・保
温することができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき説明する。 本発明に係る加熱容器(本実施例ではケットル)は、図
1〜図4に示す如く,本体10,蓋21,注ぎ口22お
よびハンドル23を含み構成されている。なお、図6に
示した構成要素と同一のものについては同一の符号を付
し,その説明を省略もしくは簡略化する。
【0013】ここで、本体10は、少なくとも壁面部1
1が中間に2つの空気層を有する三重壁構造とされてい
る。本実施例においては、熱効率と加工容易性とを考慮
して,本体10の壁面部11のみを三重壁構造としてい
る。具体的には、本体10の壁面部11は、内壁面部1
2と,この内壁面部12より所定距離離れて設けられた
外壁面部14と,両壁面部12,14間に設けられた中
間壁面部13とからなり,当該外壁面部14と中間壁面
部13との間には空気層Aが形成されかつ当該中間壁面
部13と内壁面部12との間には空気層Bが形成されて
いる。ここで、各空気層A,B中には、大気中の空気が
入り込んでいる。
【0014】また、各壁面部12,13,14は、同種
または異種の材料(本実施例では異種材料)より形成さ
れている。具体的には、本体10の内壁面部12(およ
び底面部15)は、迅速に加熱できるように熱伝導率の
大きい銅(熱伝導率;332kcal/mh℃)より形
成されている。また、本体10の中間壁面部13および
外壁面部14は、保温性の向上を図るために,ステンレ
ス(熱伝導率;14kcal/mh℃)より形成されて
いる。なお、本体10等を形成するための材料としては
、金属材料(ステンレス,アルミニウム,銅等),陶器
,ホウロウ引き金属材料等種々挙げることができる。
【0015】また、本体10の下部には、液状もしくは
固形状の被加熱物(本実施例においては水)Wと接触す
る底面部15より所定距離Hだけ突出しかつ開口部17
を有する支持部16が設けられている。本実施例では、
支持部16は、外壁面部14と一体的に設けられており
,当該支持部16の開口部17は、図1および図2に示
す如く,底面部15を直接加熱できるように当該底面部
15よりも直径が大とされている。
【0016】さらに、本体10には、前記各空気層A,
B中の熱膨張した空気を逃がすための空気逃がし部(1
8,19)が設けられている。本実施例においては、空
気逃がし部は、空気層A中の熱膨脹した空気を逃がすた
めの第1空気逃がし部18と,空気層B中の熱膨脹した
空気を逃がすための第2空気逃がし部19とから構成さ
れている。具体的には、第1空気逃がし部18は、本体
10下部の外壁面部14と中間壁面部13との間に円環
状に形成されており,空気層A中の熱膨脹した空気を支
持部16の開口部17等を介して外部へ逃がす構成とさ
れている。また、第2空気逃がし部19は、本体10の
中間壁面部13上部に設けられた孔19aを含んでなり
,空気層B中の熱膨張した空気を当該孔19aおよび第
1空気逃がし部18ならびに支持部16の開口部17を
介して外部に逃がす構成とされている。より具体的には
、孔19aは、細孔(本実施例では直径約2mmの孔)
とされている。
【0017】なお、図1において、31は保温用の受け
皿で、図4に示す如く,本体10の下部に着脱可能に装
着されている。ここで、受け皿31を本体10に装着し
た場合には、当該受け皿31によって本体10の支持部
16の開口部17が被覆される。したがって、本体10
の底面部15と受け皿31との間には空気層Cが形成さ
れ、底面部15等を介して熱が逃げるのが効果的に防止
される。
【0018】次に作用について説明する。被加熱物Wを
所定温度まで加熱して保温するには、被加熱物Wを本体
10内に収容した後,当該本体10の底面部15等から
熱を加え,被加熱物Wが所定温度となった時点で加熱を
停止して当該温度を維持する。この際、本体10の支持
部16の開口部17は、底面部15より直径が大である
ので,当該底面部15を直接加熱することができる。そ
のため、被加熱物を熱効率よく加熱することができる。 また、この際、本体10の壁面部11に形成された各空
気層A,B中の空気は熱膨張するが、第1および第2空
気逃がし部18,19より外部へ逃がされる。そのため
、加熱時等に,本体10の壁面部11等が各空気層A,
B中の熱膨脹した空気の圧力によって異常変形されるよ
うなことはない。
【0019】また、本体10内に収容された被加熱物W
は、外部とは空気層A,B(空気の熱伝導率;0.02
kcal/mh℃)を有する三重構造の壁面部11等に
よって熱遮断されているので,効率よく加熱・保温する
ことができる。また、各空気層A,Bを断熱層として熱
遮断する構成であるので,容易に軽量化を図ることがで
き取扱性が低下することはない。
【0020】さらに、本体10の下部に、受け皿31を
着脱自在に装着した構成としたので、加熱時には受け皿
31を本体10より取り外して当該本体10の底面部1
5に直接熱を加えることができ,被加熱物を熱効率よく
加熱することができる。また、保温時には受け皿31を
本体10に装着することにより,支持部16の開口部1
7が被覆され空気層A(さらには空気層B)が閉塞され
る。これにより、各空気層A,B中に封入された空気(
暖気)によって被加熱物Wを効果的に保温することがで
きる。また、支持部16によって受け皿31と底面部1
5との間に空気層Cが形成されるので,一段と効率よく
保温することができる。なお、かかる受け皿31を本体
10に装着することなく,当該本体10を例えば流し台
上に直接置いても、当該本体10の底面部15と流し台
との間には空気層Cが形成されるので,当該流し台等を
介して熱が逃げるのが効果的に抑止される。
【0021】しかして、この実施例によれば、本体10
の少なくとも壁面部11を、中間に2つの空気層A,B
を有する三重壁構造に形成し、本体11下部に、被加熱
物Wと接触する底面部15より所定距離Hだけ突出しか
つ開口部17を有する支持部16を設け、さらに本体1
0に、各空気層A,B中の熱膨脹した空気を逃がすため
の空気逃がし部18,19を設けた構成としたので、取
扱性を低下させることなく本体10内の被加熱物Wを効
率よく加熱・保温することができる。
【0022】なお、上記実施例においては、第1空気逃
がし部18を本体10下部の外壁面部14と中間壁面部
13との間に円環状に形成したが、図5に示す如く,当
該部分を閉塞し(つまり空気層Aの下部も空気層Bと同
様に閉鎖し),その代わりに外壁面部14上部に空気逃
がし用の孔18aを設けることにより第1空気逃がし部
18を形成してもよい。なお、空気逃がし用の孔18a
,19aの形状および設置個数は、各空気層A,Bの機
能を損なわない範囲で任意に選定できる。
【0023】また、ケットル本体10の壁面部11部分
のみを三重壁構造としたが、他の部分等をも三重構造と
してよい。例えば、本体10上部が開口されておらず注
ぎ口22より本体10内へ水を注ぎ入れる型式のケット
ルにおいては、当該本体10上部をも三重構造としてよ
い。また、本体10の注ぎ口22をも三重壁構造とする
ことは可能である。
【0024】また、本体10の壁面部11を形成する内
壁面12と外壁面14(中間壁面部13)とを異種材料
より形成したが,同種材料より形成してもよい。
【0025】さらに、本体10の支持部16の開口部1
7を、底面部15よりも直径が大きい円形状に形成した
が,当該底面部15を熱効率よく加熱することができれ
ば,その形態は任意に選定することができる。例えば、
上記開口部17を底面部15よりも直径が小さい円形状
に形成してもよい。
【0026】さらにまた、本発明をケットルに適用した
が,他の加熱容器(例えば,かま,なべ等)等に適用し
てもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、本体の少なくとも壁面
部を、中間に2つの空気層を有する三重壁構造に形成し
、本体下部に、被加熱物と接触する底面部より所定距離
だけ突出しかつ開口部を有する支持部を設け、さらに本
体に、各空気層中の熱膨脹した空気を逃がすための空気
逃がし部を設けた構成としたので、取扱性を低下させる
ことなく,本体内に収容された水等の被加熱物を熱効率
よく加熱・保温することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の矢視線Yによる図である。
【図3】一実施例の外観図である。
【図4】本体に受け皿を装着した様子を示す図である。
【図5】変形例を示す断面図である。
【図6】従来の加熱容器の代表的例であるケットルの概
略構成を示す図である。
【符号の説明】
10  本体 11  壁面部 12  内壁面部 13  中間壁面部 14  外壁面部 16  支持部 17  開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水等の被加熱物を収容して加熱・保温
    可能な本体を有する加熱容器において、前記本体の少な
    くとも壁面部を、中間に2つの空気層を有する三重壁構
    造に形成し、前記本体下部に、被加熱物と接触する底面
    部より所定距離だけ突出しかつ開口部を有する支持部を
    設け、さらに、前記本体に、前記各空気層中の熱膨脹し
    た空気を逃がすための空気逃がし部を設けたことを特徴
    とする加熱容器。
JP3094059A 1991-04-24 1991-04-24 加熱容器 Expired - Lifetime JPH0642854B2 (ja)

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JP3094059A JPH0642854B2 (ja) 1991-04-24 1991-04-24 加熱容器

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JPH0642854B2 JPH0642854B2 (ja) 1994-06-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009106719A (ja) * 2007-10-10 2009-05-21 Nagatani Seito Kk 電磁調理器用器物の保温壁部材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54155741U (ja) * 1978-04-21 1979-10-30
JPS6318918U (ja) * 1986-07-21 1988-02-08

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JP2009106719A (ja) * 2007-10-10 2009-05-21 Nagatani Seito Kk 電磁調理器用器物の保温壁部材

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