JPH04324272A - 電気コネクタ及び電気コネクタ組立体 - Google Patents
電気コネクタ及び電気コネクタ組立体Info
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- JPH04324272A JPH04324272A JP3119018A JP11901891A JPH04324272A JP H04324272 A JPH04324272 A JP H04324272A JP 3119018 A JP3119018 A JP 3119018A JP 11901891 A JP11901891 A JP 11901891A JP H04324272 A JPH04324272 A JP H04324272A
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタ、特に回路
板間を相互接続する応用に好適な電気コネクタ及び電気
コネクタ組立体に関する。 【０００２】 【従来の技術及びその問題点】電子機器、特に電子計算
機、電子事務機器等の多機能電子応用機器の電子回路は
高密度実装された複数の回路板（プリント板）に形成さ
れるのが一般的である。斯る回路板間の電気回路の相互
接続又は１台の電子機器と他の電子機器或は周辺機器と
を相互接続する為に種々の電気コネクタが使用されてい
る。 【０００３】電子機器の高性能化及びネットワーク化に
伴い、高密度即ち小型且つ多数のコンタクトを有する電
気コネクタが要求される傾向にある。例えば全長１２０
ｍｍ 程度のハウジングに１５０ 極のコンタクトを有
し、各コンタクト間のピッチが１ｍｍ程度のコネクタの
開発が要求されている。 【０００４】斯る小型高密度の電気コネクタの問題点は
、コンタクト間隔が１ｍｍ程度であるので、嵌合する１
対のコネクタのすべての対応するコンタクト同士を正し
く位置合せして電気的接続を行うこと、即ち１対のコネ
クタの位置合せ（アライメント）が極めて困難なことで
ある。同様に、各コネクタの多数のコンタクトを、この
コネクタが取付けられる回路板の開口（スルーホール）
又はコンタクトパッドに正しく位置合せすることも問題
となる。後者の問題は各コネクタの絶縁ハウジングに位
置決め用ポスト及び／又は弾性保持金具を設け、これを
回路板の所定位置に形成した開口に挿入することにより
、ある程度解決可能である。その例は特開昭６２−１２
００９７ 号公報及び実願平１−１２７８８０号明細書
等に開示されている。しかし、前者の問題を解決する有
効な手段な開示されていない。 【０００５】従って、本発明は、回路板等の取付け板状
部材に正確に位置決めして取付けられると共に嵌合する
１対のコネクタ間の位置決めが簡単に実現できる新規な
電気コネクタ及び電気コネクタ組立体を提供することを
目的とする。 【０００６】 【課題解決のための手段】上述した課題を解決する為に
、本発明の電気コネクタは細長い絶縁ハウジングの少な
くとも両端の嵌合面に複数の取付けねじを設ける。この
取付けねじは例えばパネル及び／又は位置決め部材を取
付けると共に、嵌合面から前方へ突出する所定長のピン
状突起又は嵌合面から後方へ延びるテーパ付き中心穴が
一体に形成されている。 【０００７】また、本発明の電気コネクタ組立体による
と、１対のコネクタの細長い絶縁ハウジングの嵌合面の
両端を含む複数位置に少なくとも一方のコネクタにはピ
ン状突起付き取付けねじを他方のコネクタにはテーパ付
き中心穴を有する取付けねじを対応して設けている。従
って、これら１対のコネクタの嵌合時には各コネクタの
コンタクトが嵌合する前に先ず両取付けねじのピンと穴
とが相互に係合して両コネクタの正確な位置決めを行う
。 【０００８】 【実施例】以下、添付図を参照して本発明の電気コネク
タ及び電気コネクタ組立体の好適実施例を詳述する。 【０００９】図１乃至図４は夫々本発明の電気コネクタ
の１実施例の平面（嵌合面）図、正面図、拡大側面図及
び図１の線４−４に沿う拡大断面図を示す。この電気コ
ネクタ１０は例えば全長約１２０ｍｍ 幅約８ｍｍの細
長い絶縁ハウジング１２を有するが、図１及び図２では
便宜上中央部を切断して示す。絶縁ハウジング１２は基
部１２ａ から嵌合面側に突出した長手方向に沿う絶縁
隔壁１４を有する。この隔壁１４の両面の溝内に多数の
コンタクト１６ａ 、１６ｂ が所定ピッチ（ 例えば
１．２７ｍｍ） で配設されている。この図示の特定例
では、隔壁１４は途中に切欠き１５を設けて２分割し、
相手コネクタとのキーングを行っている。図２に最もよ
く示す如く、電気コネクタ１０の嵌合面はＤ字状部の内
部を除き略全面にシールド用金属ケース１８で覆ってい
る。このシールド用金属ケース１８のＤ字状部１８ｂ
は内側に向って押圧変形して多数の接触突起１８ａ を
形成している。各コンタクト１６ａ 、１６ｂ の一端
は絶縁ハウジング１２の下面から突出して例えば回路板
（ 図示せず）のスルーホールに挿入され半田付け接続
される接続端子１６ｃ となる。 【００１０】図２及び図３から明らかな如く、絶縁ハウ
ジング１２の両端近傍には夫々取付けねじ２０が取付け
られている。この取付けねじ２０は従来のねじの如く６
角形のヘッド部２１及びねじ山付き軸部２２を有する。 この特定実施例の取付けねじ２０は後述する如く位置決
め及び保持金具２４を取付けると共にシールド用金属ケ
ース１８の上面とヘッド部２１間にパネル（ 図示せず
） 等を取付ける。更に、この取付けねじ２０はねじ付
き軸部２２と同心状且つ反対方向にピン状突起２６を有
する。従って、取付けねじ２０はピン突起付き取付けね
じである。この特定実施例のピン状突起２６は直径が約
１．５ｍｍ 、全長が約１０ｍｍの細長い丸棒状であり
、電気コネクタ１０の嵌合面前端、即ちＤ字状部１８ｂ
の前端面から約５ｍｍ突出していることに注目された
い。 【００１１】この取付けねじ２０は後述する如く必要に
応じてパネルを取付けると共に、前述した位置決め及び
保持金具２４を取付ける。図８を参照する後述の説明か
ら明らかな如く、この位置決め及び保持金具２４は全体
が略Ｌ字状の弾性金属板である。その１辺にはねじ開口
を有し取付けねじ２０のねじ付き軸２２が螺入される。 他辺の先端は好ましくは２股状の弾性脚部とされ、外面
に１以上のバーブ（逆さとげ）が形成されている。従っ
て、回路板の取付け開口に圧入されると、バーブが開口
内壁に食い込んで電気コネクタ１０を回路板に正確に位
置決め固定する。 【００１２】図４は図１の線４−４に沿う断面である。 絶縁ハウジング１２、金属ケース１８、コンタクト１６
ａ 、１６ｂ の関係を良く示す。尚、この特定実施例
ではコンタクト１６の接触部１６ａ 、１６ｂ は絶縁
壁１４の両面の溝内に挿入保持され、接続部１６ｃ は
交互に千鳥足状に折曲げて４列に配置して高密度化を図
っている。また、金属ケース１８のＤ字状部１８ｂ に
は略一定間隔で内方へ押圧変形された凹み１８ａ が形
成され、ベース部には複数の開口１９が形成され絶縁ハ
ウジング１２の外周の複数の突起１２ａと係合させ、金
属ケース１８と絶縁ハウジング１２とを一体的に組立て
固定している。 【００１３】次に、本発明の電気コネクタの別の実施例
を図５乃至図７を参照して説明する。図５乃至図７は夫
々電気コネクタ３０の嵌合面から見た正面図、拡大側面
図及び図５の線７−７に沿う断面図を示す。この電気コ
ネクタ３０は直角型回路板用コネクタであり、嵌合面が
シールド用金属カバー（ 又はシェル）３２ で覆われ
た絶縁ハウジング３１を有する。絶縁ハウジング３１及
び金属カバー３２は嵌合面側に突出するＤ字状部を有す
る。このＤ字状部の絶縁ハウジング３１にはその長手方
向に細長い開口３３が形成されている。この開口３３は
隔壁３４により２以上に分割されていてもよい。この絶
縁ハウジング３１の開口３３の両側には多数のコンタク
ト３５、３６が配列保持されている。この絶縁ハウジン
グ３１の開口３３の両側には多数のコンタクト３５、３
６が配列保持されている。これらコンタクト３５、３６
は背面で下方へ折曲げられ、回路板のスルーホール（
図示せず）に挿入接続される接続端子３７を有する。絶
縁ハウジング３１と金属ケース３２は金属ケース３２の
上下面に形成された複数の開口３２ａ に絶縁ハウジン
グ３１の突起３１ａ を係合させて固定している。電気
コネクタ３０の後部の接続端子３７は夫々４列のテーパ
付き開口４２ａ 乃至４２ｄ を有するタインプレート
４０を介して折曲げ且つアライメントされる。 【００１４】この電気コネクタ３０の絶縁ハウジング３
１の両端部には１ 対の取付けねじ５０が取付けられて
いる。この各取付けねじ５０は弾性保持脚を有する電気
コネクタ３０用位置決め及び保持金具４４を取付けると
共に金属カバー３２と取付けねじ４３の６ 角ヘッド部
５１間にパネル（ 図示せず）を取付けることも可能で
あること、前述した電気コネクタ１０の場合と同様であ
る。 【００１５】図６に最もよく示す如く、この取付ねじ５
０は６角ヘッド部５１の後方にねじ切りされた軸部５２
を有すること従来の取付けねじと同様である。しかし、
この取付けねじ５０は更にヘッド部５１の前方に円形突
出部５４を有する。円形突出部５４の中心には丸穴５６
を有すると共にその周囲に擂り鉢状のテーパ５８が形成
されている。このテーパ付き穴５６を有する取付けねじ
５０は後述する如く相互に嵌合する１対の電気コネクタ
を有する電気コネクタ組立体のガイド（ 案内部） と
して機能する。 【００１６】次に、図８を参照して本発明による電気コ
ネクタ組立体６０を説明する。この電気コネクタ組立体
６０は前述した１対の電気コネクタ１０及び３０により
構成される。図８はこの電気コネクタ組立体６０を相互
に嵌合した状態の要部拡大断面図である。 【００１７】先ず、電気コネクタ１０は回路板６１に取
付けられる。即ち、各コンタクト１６ａ 、１６ｂ の
接続端子１６ｃ を対応するスルーホール６３に挿入さ
れ、位置決め保持金具２４は回路板６１の開口６２に圧
入される。この位置決め保持金具にて電気コネクタ１０
を仮固定して多数のコンタクト１６の接続端子１６ｃ
を回路板６１に半田付け接続される。 更にまた、ピン突起２６付き取付けねじ２０はパネル６
４を取付け、Ｄ字状突起部のみを前方に突出させる。他
の電気コネクタ３０は取付けねじ５０によりパネル６５
及び位置決め及び保持金具４４を一体的に固定する。 【００１８】図８を参照して、両電気コネクタ１０、３
０を相互に嵌合する嵌合動作を説明する。図８から明ら
かな如く、両電気コネクタ１０、３０の相互に嵌合又は
噛み合わされるＤ字状部の高さはピン突起付き取付けコ
ネクタ２０のピン突起２６及び取付けねじ５０の丸穴５
６の寸法より短い。従って、両電気コネクタ１０、３０
を嵌合の為に相互に近付けると、先ず電気コネクタ１０
のピン突起２６の先端が電気コネクタ３０の取付けねじ
５０のテーパ部５８に当接する。両電気コネクタ１０、
３０を更に近付けると、ピン突起２６はテーパ面５８に
沿って移動して丸穴５６内に案内される。これにより、
電気コネクタ１０、３０の位置合せ、即ち対応する多数
のコンタクト１６及び３５、３６を相互に正確に対向さ
せる。更に両電気コネクタ１０、３０を近付けると、ピ
ン突起２６は丸穴５６内にその底面まで進入し、両電気
コネクタ１０、３０のＤ字状突起部は相互に入れ子状に
入り込み、対応する多数のコンタクト１６ａ、１６ｂ
及び３５、３６が電気的に接続される。 【００１９】以上、本発明の電気コネクタ及び電気コネ
クタ組立体を好適実施例に則して詳述した。しかし、本
発明はこれら実施例のみに限定されるべきでないこと勿
論である。各電気コネクタの多数のコンタクト及び対応
する回路板のスルーホール又はコンタクトパッドは位置
決め保持金具を基準とするので、取付けねじは斯る位置
決め保持金具と共に使用するのが好ましいが、必ずしも
これに限定するべきではない。各コンタクトは回路板の
スルーホールに挿通されるタイン状端子であることを必
須とせず、所謂表面実装（ＳＭＴ）型端子であってもよ
い。、また、複数のピン突起と対応するガイド穴の寸法
形状に差をつけ、方向付けを行ってもよい。この場合に
は、各電気コネクタの嵌合部をＤ字状とせず対称形状と
することも可能である。更に、各コネクタの両端にピン
状突起付きねじとテーパ穴付きねじとを取付けて嵌合さ
れる１対のコネクタの嵌合方向付けをしてもよい。また
、コネクタの両端以外の任意部分に斯るピン状突起及び
テーパ穴付きねじを形成してもよい。 【００２０】 【発明の効果】上述の説明から明らかな如く、本発明の
電気コネクタは細長い絶縁ハウジングの少なくとも両端
近傍にピン突起付き取付けねじ及び中心穴付き取付けね
じを有する。これら取付けねじは夫々コネクタの位置決
め保持金具やパネルを固定する固定手段としての機能の
みならず、両電気コネクタを嵌合する際に対応するコン
タクトの接触に先立って両電気コネクタを正確に位置決
めする案内（ガイド）手段の機能を有する。従って、多
数のコンタクトが高密度に配置された電気コネクタ組立
体を極めて容易に、しかも例えば外部から目視し得ない
場所に配置されても簡単且つ確実に嵌合し得るという実
用上顕著な効果を呈する。
板間を相互接続する応用に好適な電気コネクタ及び電気
コネクタ組立体に関する。 【０００２】 【従来の技術及びその問題点】電子機器、特に電子計算
機、電子事務機器等の多機能電子応用機器の電子回路は
高密度実装された複数の回路板（プリント板）に形成さ
れるのが一般的である。斯る回路板間の電気回路の相互
接続又は１台の電子機器と他の電子機器或は周辺機器と
を相互接続する為に種々の電気コネクタが使用されてい
る。 【０００３】電子機器の高性能化及びネットワーク化に
伴い、高密度即ち小型且つ多数のコンタクトを有する電
気コネクタが要求される傾向にある。例えば全長１２０
ｍｍ 程度のハウジングに１５０ 極のコンタクトを有
し、各コンタクト間のピッチが１ｍｍ程度のコネクタの
開発が要求されている。 【０００４】斯る小型高密度の電気コネクタの問題点は
、コンタクト間隔が１ｍｍ程度であるので、嵌合する１
対のコネクタのすべての対応するコンタクト同士を正し
く位置合せして電気的接続を行うこと、即ち１対のコネ
クタの位置合せ（アライメント）が極めて困難なことで
ある。同様に、各コネクタの多数のコンタクトを、この
コネクタが取付けられる回路板の開口（スルーホール）
又はコンタクトパッドに正しく位置合せすることも問題
となる。後者の問題は各コネクタの絶縁ハウジングに位
置決め用ポスト及び／又は弾性保持金具を設け、これを
回路板の所定位置に形成した開口に挿入することにより
、ある程度解決可能である。その例は特開昭６２−１２
００９７ 号公報及び実願平１−１２７８８０号明細書
等に開示されている。しかし、前者の問題を解決する有
効な手段な開示されていない。 【０００５】従って、本発明は、回路板等の取付け板状
部材に正確に位置決めして取付けられると共に嵌合する
１対のコネクタ間の位置決めが簡単に実現できる新規な
電気コネクタ及び電気コネクタ組立体を提供することを
目的とする。 【０００６】 【課題解決のための手段】上述した課題を解決する為に
、本発明の電気コネクタは細長い絶縁ハウジングの少な
くとも両端の嵌合面に複数の取付けねじを設ける。この
取付けねじは例えばパネル及び／又は位置決め部材を取
付けると共に、嵌合面から前方へ突出する所定長のピン
状突起又は嵌合面から後方へ延びるテーパ付き中心穴が
一体に形成されている。 【０００７】また、本発明の電気コネクタ組立体による
と、１対のコネクタの細長い絶縁ハウジングの嵌合面の
両端を含む複数位置に少なくとも一方のコネクタにはピ
ン状突起付き取付けねじを他方のコネクタにはテーパ付
き中心穴を有する取付けねじを対応して設けている。従
って、これら１対のコネクタの嵌合時には各コネクタの
コンタクトが嵌合する前に先ず両取付けねじのピンと穴
とが相互に係合して両コネクタの正確な位置決めを行う
。 【０００８】 【実施例】以下、添付図を参照して本発明の電気コネク
タ及び電気コネクタ組立体の好適実施例を詳述する。 【０００９】図１乃至図４は夫々本発明の電気コネクタ
の１実施例の平面（嵌合面）図、正面図、拡大側面図及
び図１の線４−４に沿う拡大断面図を示す。この電気コ
ネクタ１０は例えば全長約１２０ｍｍ 幅約８ｍｍの細
長い絶縁ハウジング１２を有するが、図１及び図２では
便宜上中央部を切断して示す。絶縁ハウジング１２は基
部１２ａ から嵌合面側に突出した長手方向に沿う絶縁
隔壁１４を有する。この隔壁１４の両面の溝内に多数の
コンタクト１６ａ 、１６ｂ が所定ピッチ（ 例えば
１．２７ｍｍ） で配設されている。この図示の特定例
では、隔壁１４は途中に切欠き１５を設けて２分割し、
相手コネクタとのキーングを行っている。図２に最もよ
く示す如く、電気コネクタ１０の嵌合面はＤ字状部の内
部を除き略全面にシールド用金属ケース１８で覆ってい
る。このシールド用金属ケース１８のＤ字状部１８ｂ
は内側に向って押圧変形して多数の接触突起１８ａ を
形成している。各コンタクト１６ａ 、１６ｂ の一端
は絶縁ハウジング１２の下面から突出して例えば回路板
（ 図示せず）のスルーホールに挿入され半田付け接続
される接続端子１６ｃ となる。 【００１０】図２及び図３から明らかな如く、絶縁ハウ
ジング１２の両端近傍には夫々取付けねじ２０が取付け
られている。この取付けねじ２０は従来のねじの如く６
角形のヘッド部２１及びねじ山付き軸部２２を有する。 この特定実施例の取付けねじ２０は後述する如く位置決
め及び保持金具２４を取付けると共にシールド用金属ケ
ース１８の上面とヘッド部２１間にパネル（ 図示せず
） 等を取付ける。更に、この取付けねじ２０はねじ付
き軸部２２と同心状且つ反対方向にピン状突起２６を有
する。従って、取付けねじ２０はピン突起付き取付けね
じである。この特定実施例のピン状突起２６は直径が約
１．５ｍｍ 、全長が約１０ｍｍの細長い丸棒状であり
、電気コネクタ１０の嵌合面前端、即ちＤ字状部１８ｂ
の前端面から約５ｍｍ突出していることに注目された
い。 【００１１】この取付けねじ２０は後述する如く必要に
応じてパネルを取付けると共に、前述した位置決め及び
保持金具２４を取付ける。図８を参照する後述の説明か
ら明らかな如く、この位置決め及び保持金具２４は全体
が略Ｌ字状の弾性金属板である。その１辺にはねじ開口
を有し取付けねじ２０のねじ付き軸２２が螺入される。 他辺の先端は好ましくは２股状の弾性脚部とされ、外面
に１以上のバーブ（逆さとげ）が形成されている。従っ
て、回路板の取付け開口に圧入されると、バーブが開口
内壁に食い込んで電気コネクタ１０を回路板に正確に位
置決め固定する。 【００１２】図４は図１の線４−４に沿う断面である。 絶縁ハウジング１２、金属ケース１８、コンタクト１６
ａ 、１６ｂ の関係を良く示す。尚、この特定実施例
ではコンタクト１６の接触部１６ａ 、１６ｂ は絶縁
壁１４の両面の溝内に挿入保持され、接続部１６ｃ は
交互に千鳥足状に折曲げて４列に配置して高密度化を図
っている。また、金属ケース１８のＤ字状部１８ｂ に
は略一定間隔で内方へ押圧変形された凹み１８ａ が形
成され、ベース部には複数の開口１９が形成され絶縁ハ
ウジング１２の外周の複数の突起１２ａと係合させ、金
属ケース１８と絶縁ハウジング１２とを一体的に組立て
固定している。 【００１３】次に、本発明の電気コネクタの別の実施例
を図５乃至図７を参照して説明する。図５乃至図７は夫
々電気コネクタ３０の嵌合面から見た正面図、拡大側面
図及び図５の線７−７に沿う断面図を示す。この電気コ
ネクタ３０は直角型回路板用コネクタであり、嵌合面が
シールド用金属カバー（ 又はシェル）３２ で覆われ
た絶縁ハウジング３１を有する。絶縁ハウジング３１及
び金属カバー３２は嵌合面側に突出するＤ字状部を有す
る。このＤ字状部の絶縁ハウジング３１にはその長手方
向に細長い開口３３が形成されている。この開口３３は
隔壁３４により２以上に分割されていてもよい。この絶
縁ハウジング３１の開口３３の両側には多数のコンタク
ト３５、３６が配列保持されている。この絶縁ハウジン
グ３１の開口３３の両側には多数のコンタクト３５、３
６が配列保持されている。これらコンタクト３５、３６
は背面で下方へ折曲げられ、回路板のスルーホール（
図示せず）に挿入接続される接続端子３７を有する。絶
縁ハウジング３１と金属ケース３２は金属ケース３２の
上下面に形成された複数の開口３２ａ に絶縁ハウジン
グ３１の突起３１ａ を係合させて固定している。電気
コネクタ３０の後部の接続端子３７は夫々４列のテーパ
付き開口４２ａ 乃至４２ｄ を有するタインプレート
４０を介して折曲げ且つアライメントされる。 【００１４】この電気コネクタ３０の絶縁ハウジング３
１の両端部には１ 対の取付けねじ５０が取付けられて
いる。この各取付けねじ５０は弾性保持脚を有する電気
コネクタ３０用位置決め及び保持金具４４を取付けると
共に金属カバー３２と取付けねじ４３の６ 角ヘッド部
５１間にパネル（ 図示せず）を取付けることも可能で
あること、前述した電気コネクタ１０の場合と同様であ
る。 【００１５】図６に最もよく示す如く、この取付ねじ５
０は６角ヘッド部５１の後方にねじ切りされた軸部５２
を有すること従来の取付けねじと同様である。しかし、
この取付けねじ５０は更にヘッド部５１の前方に円形突
出部５４を有する。円形突出部５４の中心には丸穴５６
を有すると共にその周囲に擂り鉢状のテーパ５８が形成
されている。このテーパ付き穴５６を有する取付けねじ
５０は後述する如く相互に嵌合する１対の電気コネクタ
を有する電気コネクタ組立体のガイド（ 案内部） と
して機能する。 【００１６】次に、図８を参照して本発明による電気コ
ネクタ組立体６０を説明する。この電気コネクタ組立体
６０は前述した１対の電気コネクタ１０及び３０により
構成される。図８はこの電気コネクタ組立体６０を相互
に嵌合した状態の要部拡大断面図である。 【００１７】先ず、電気コネクタ１０は回路板６１に取
付けられる。即ち、各コンタクト１６ａ 、１６ｂ の
接続端子１６ｃ を対応するスルーホール６３に挿入さ
れ、位置決め保持金具２４は回路板６１の開口６２に圧
入される。この位置決め保持金具にて電気コネクタ１０
を仮固定して多数のコンタクト１６の接続端子１６ｃ
を回路板６１に半田付け接続される。 更にまた、ピン突起２６付き取付けねじ２０はパネル６
４を取付け、Ｄ字状突起部のみを前方に突出させる。他
の電気コネクタ３０は取付けねじ５０によりパネル６５
及び位置決め及び保持金具４４を一体的に固定する。 【００１８】図８を参照して、両電気コネクタ１０、３
０を相互に嵌合する嵌合動作を説明する。図８から明ら
かな如く、両電気コネクタ１０、３０の相互に嵌合又は
噛み合わされるＤ字状部の高さはピン突起付き取付けコ
ネクタ２０のピン突起２６及び取付けねじ５０の丸穴５
６の寸法より短い。従って、両電気コネクタ１０、３０
を嵌合の為に相互に近付けると、先ず電気コネクタ１０
のピン突起２６の先端が電気コネクタ３０の取付けねじ
５０のテーパ部５８に当接する。両電気コネクタ１０、
３０を更に近付けると、ピン突起２６はテーパ面５８に
沿って移動して丸穴５６内に案内される。これにより、
電気コネクタ１０、３０の位置合せ、即ち対応する多数
のコンタクト１６及び３５、３６を相互に正確に対向さ
せる。更に両電気コネクタ１０、３０を近付けると、ピ
ン突起２６は丸穴５６内にその底面まで進入し、両電気
コネクタ１０、３０のＤ字状突起部は相互に入れ子状に
入り込み、対応する多数のコンタクト１６ａ、１６ｂ
及び３５、３６が電気的に接続される。 【００１９】以上、本発明の電気コネクタ及び電気コネ
クタ組立体を好適実施例に則して詳述した。しかし、本
発明はこれら実施例のみに限定されるべきでないこと勿
論である。各電気コネクタの多数のコンタクト及び対応
する回路板のスルーホール又はコンタクトパッドは位置
決め保持金具を基準とするので、取付けねじは斯る位置
決め保持金具と共に使用するのが好ましいが、必ずしも
これに限定するべきではない。各コンタクトは回路板の
スルーホールに挿通されるタイン状端子であることを必
須とせず、所謂表面実装（ＳＭＴ）型端子であってもよ
い。、また、複数のピン突起と対応するガイド穴の寸法
形状に差をつけ、方向付けを行ってもよい。この場合に
は、各電気コネクタの嵌合部をＤ字状とせず対称形状と
することも可能である。更に、各コネクタの両端にピン
状突起付きねじとテーパ穴付きねじとを取付けて嵌合さ
れる１対のコネクタの嵌合方向付けをしてもよい。また
、コネクタの両端以外の任意部分に斯るピン状突起及び
テーパ穴付きねじを形成してもよい。 【００２０】 【発明の効果】上述の説明から明らかな如く、本発明の
電気コネクタは細長い絶縁ハウジングの少なくとも両端
近傍にピン突起付き取付けねじ及び中心穴付き取付けね
じを有する。これら取付けねじは夫々コネクタの位置決
め保持金具やパネルを固定する固定手段としての機能の
みならず、両電気コネクタを嵌合する際に対応するコン
タクトの接触に先立って両電気コネクタを正確に位置決
めする案内（ガイド）手段の機能を有する。従って、多
数のコンタクトが高密度に配置された電気コネクタ組立
体を極めて容易に、しかも例えば外部から目視し得ない
場所に配置されても簡単且つ確実に嵌合し得るという実
用上顕著な効果を呈する。
【図１乃至図４】本発明による電気コネクタの一実施例
の夫々平面図、正面図、拡大側面図及び拡大断面図。
の夫々平面図、正面図、拡大側面図及び拡大断面図。
【図５乃至図７】本発明による電気コネクタの他の実施
例の夫々正面図、拡大側面図及び拡大断面図。
例の夫々正面図、拡大側面図及び拡大断面図。
【図８】本発明による電気コネクタ組立体の要部拡大断
面図。
面図。
１０、３０ 電気コネクタ
２０ ピン状突起付き取付けねじ２
６ ピン状突起 ５０ 中心穴付き取付けねじ５６
中心穴 ５８ テーパ ６０ 電気コネクタ組立体１６、３
５、３６ コンタクト
６ ピン状突起 ５０ 中心穴付き取付けねじ５６
中心穴 ５８ テーパ ６０ 電気コネクタ組立体１６、３
５、３６ コンタクト
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも１列に配列された多数のコ
ンタクトを有し相手コネクタと嵌合する電気コネクタに
おいて、該電気コネクタの少なくとも両端近傍には前記
相手コネクタとの嵌合面にピン状突起又はテーパ付き中
心穴を有する複数の取付けねじが設けられていることを
特徴とする電気コネクタ。 - 【請求項２】 夫々少なくとも１列に配列された多数
のコンタクトを有する相互に嵌合する１対のコネクタを
含む電気コネクタ組立体において、前記１対のコネクタ
の一方のコネクタの少なくとも両端近傍には嵌合面から
突出するピン状突起を有する複数のピン付き取付けねじ
が設けられ、前記１対のコネクタの他方のコネクタの少
なくとも両端近傍には嵌合面から後方へテーパ付き中心
穴を有する複数の穴付き取付けねじが設けられ、前記１
対のコネクタの嵌合時に前記ピン付き取付けねじと前記
中心穴付き取付けねじが相互に係合することを特徴とす
る電気コネクタ組立体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3119018A JP3066810B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 電気コネクタ及び電気コネクタ組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3119018A JP3066810B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 電気コネクタ及び電気コネクタ組立体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04324272A true JPH04324272A (ja) | 1992-11-13 |
| JP3066810B2 JP3066810B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=14750951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3119018A Expired - Fee Related JP3066810B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 電気コネクタ及び電気コネクタ組立体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3066810B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR940012712A (ko) * | 1992-11-02 | 1994-06-24 | 엘. 에이치. 번범 | 커넥터 장착 방법 및 장치 |
| US6126475A (en) * | 1997-03-03 | 2000-10-03 | Molex Incorporated | Connector having guide bush with enhanced ground contact |
| JP2003503823A (ja) * | 1999-06-29 | 2003-01-28 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 電力およびガイダンスコネクタ |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP3119018A patent/JP3066810B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR940012712A (ko) * | 1992-11-02 | 1994-06-24 | 엘. 에이치. 번범 | 커넥터 장착 방법 및 장치 |
| US6126475A (en) * | 1997-03-03 | 2000-10-03 | Molex Incorporated | Connector having guide bush with enhanced ground contact |
| JP2003503823A (ja) * | 1999-06-29 | 2003-01-28 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 電力およびガイダンスコネクタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3066810B2 (ja) | 2000-07-17 |
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