JPH04324097A - 飛翔体の電磁加速方法及び装置 - Google Patents

飛翔体の電磁加速方法及び装置

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JPH04324097A
JPH04324097A JP9430291A JP9430291A JPH04324097A JP H04324097 A JPH04324097 A JP H04324097A JP 9430291 A JP9430291 A JP 9430291A JP 9430291 A JP9430291 A JP 9430291A JP H04324097 A JPH04324097 A JP H04324097A
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JP
Japan
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flying object
missile
air gap
fixed coils
electromagnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP9430291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Ikuta
一成 生田
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛翔体の電磁加速方法
及び装置に関し、特に、レーザープラズマ又は火焔プラ
ズマを介して固定コイルの順次励磁を行い、高信頼度で
且つ安価に飛翔体を加速するための新規な改良に関する
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の飛翔体の
電磁加速装置としては、一般に、図3で示す構成が採用
されていた。すなわち、図3において符号1で示される
ものは、多段状に所定の間隔で配設された複数のパルス
コイル1a〜1oからなる固定パルスコイル体であり、
これらの各パルスコイル1a〜1oには、各々対応して
スイッチ2a〜2oを介して各々コンデンサ3a〜3o
が接続されている。
【0003】前記各パルスコイル1a〜1oは、互いに
直列に接続されていると共に、前記各コンデンサ3a〜
3oの一端は、前記スイッチ2aの一端に接続されてい
る。前記各パルスコイル1a〜1oの空洞4内には、可
動コイル(図示せず)を装着した飛翔体5が飛び出し自
在に設けられている。
【0004】次に前述の構成による飛翔体の電磁加速装
置を作動させる場合について説明する。まず、各コンデ
ンサ3a〜3oは、あらかじめ充電されており、飛翔体
5を各コイル1a,1b間に装填した後、スイッチ2a
をオンとすると、発射準備完了となる。次に、スイッチ
2bをオンとすると、コイル3aに電流が流れ、飛翔体
5の後部に強い磁場が発生すると同時に飛翔体5に装着
されている前記可動コイルに電流が誘起され、次のコイ
ル3bに向かって付力で加速される。従って、この飛翔
体5の位置を見つつ順次スイッチ2c〜2pをオンとす
ることによって飛翔体5は連続的に加速する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の飛翔体の電流加
速装置は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、飛翔体の飛翔位置を
目で見つつ、各スイッチを次々にオンとしなければなら
ないため、そのスイッチをスイッチングする装置が複雑
で且つ極めて高価なものであった。特に、このスイッチ
ング装置の場合、各スイッチを駆動するための多数のト
リガー装置が特に高価であった。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、レーザープラズマ又は火焔
プラズマで固定コイルの順次励磁を行い、高信頼度で且
つ安価に飛翔体を加速するようにした飛翔体の電磁加速
方法及び装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による飛翔体の電
磁加速方法は、多段状に独立して配設された複数の固定
コイルに対し、スイッチを順次オンとすることにより前
記各固定コイル内を飛翔体が通過して加速発射されるよ
うにした飛翔体の電磁加速方法において、前記各スイッ
チは、前記飛翔体の尾部を介して得られるエネルギー体
によりオン状態とする方法である。
【0008】さらに詳細には、前記エネルギー体は、前
記飛翔体の尾部に設けられた反射部で反射して得られた
レーザープラズマよりなる方法である。
【0009】さらに詳細には、前記エネルギー体は、前
記飛翔体の尾部から噴出する火焔プラズマよりなる方法
である。
【0010】本発明による飛翔体の電磁加速装置は、多
段状に独立して配設された複数の固定コイルに対し、ス
イッチを順次オンとすることにより前記各固定コイル内
を飛翔体が通過して加速発射されるようにした飛翔体の
電磁加速装置において、前記飛翔体の尾部に設けられた
反射部と、前記スイッチに設けられた気中ギャップとを
備え、前記反射部にて反射したレーザ光線がレーザープ
ラズマとして前記気中ギャップに案内されるようにした
構成である。
【0011】本発明による飛翔体の電磁加速装置は、多
段状に独立して配設された複数の固定コイルに対し、ス
イッチを順次オンとすることにより前記各固定コイル内
を飛翔体が通過して加速発射されるようにした飛翔体の
電磁加速装置において、前記飛翔体の尾部に設けられた
噴出孔と、前記スイッチに設けられた気中ギャップとを
備え、前記噴出孔からの火焔プラズマが前記気中ギャッ
プに案内されるようにした構成である。
【0012】さらに詳細には、前記飛翔体内には、液体
水素からなる可燃性の冷却剤が内蔵されている構成であ
る。
【0013】
【作用】本発明による飛翔体の電磁加速方法及び装置に
おいては、各コイルへの通過を制御するために気中ギャ
ップを有していると共に、このコイルに挿入される飛翔
体の尾部には、レーザーを反射するための反射部又は火
焔を発射するための噴射孔を有しているため、例えば、
前者の反射部の場合、レーザー光をこの反射部に照射す
ると、レーザー光は反射して90度曲げられてレーザー
プラズマとして気中ギャップに到達し、強力な電子源と
なって気中ギャップの絶縁が破壊されて各スイッチが順
次オンとなることによって飛翔体は加速発射される。ま
た、後者の噴射孔の場合、飛翔体内に内蔵された液体水
素等の可燃性冷却剤が噴出孔から蒸気として噴出するの
でこの蒸気に着火すると、その火焔プラズマが気中ギャ
ップに到達するため、気中ギャップの絶縁が破壊されて
各スイッチが順次オンとなり、飛翔体が加速発射される
【0014】
【実施例】以下、図面と共に本発明による飛翔体の電磁
加速方法及び装置の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分については、同一
符号を用いて説明する。図1及び図2は、本発明による
飛翔体の電磁加速方法及び装置を示すためのもので、図
1は全体構成を示す構成図、図2は図1の他の実施例を
示す構成図である。
【0015】図1において符号1で示されるものは、多
段状に所定の間隔で配設された輪状の複数の固定コイル
1a〜1eよりなる固定コイル体であり、この各固定コ
イル1a〜1eに形成された空洞4内には、可動コイル
5aをその外周に有する飛翔体5が矢印Aの方向に飛び
出し自在に設けられている。
【0016】前記飛翔体5の尾部には、所定角度に形成
された反射部10を有する反射体11が設けられており
、前記各固定コイル1a〜1eには、気中ギャップ12
を有する各スイッチ2a〜2eの第1電極14a〜14
eが接続され、これらの第1電極14a〜14eには前
記気中ギャップ12を介して第2電極15a〜15bが
設けられている。
【0017】前記各第2電極15a〜15eと前記各固
定コイル1a〜1e間には、電源としてのコンデンサ3
a〜3eが接続されている。
【0018】前述の状態で、図示しないレーザー源から
のレーザ光線20が前記反射部10に照射されると、こ
のレーザ光線20は、反射部10で90度角度が変えら
れ、第1電極14aに形成された孔21を貫通して気中
ギャップ12にエネルギー体としてのレーザープラズマ
22として現出する。
【0019】このレーザープラズマ22により、スイッ
チ2aの各電極14a,15a間は絶縁が破壊されて電
気的に導通状態となり、コンデンサ3aからの電荷が固
定コイル1aに流れて励磁され、飛翔体5の可動コイル
5aとの磁気作用により、飛翔体5は矢印Aの方向に加
速される。
【0020】従って、前述のレーザ光線20を反射部1
0に対して継続照射することにより、残りの各スイッチ
2b〜2eを順次オンとし、飛翔体5は最終的には高速
加速される。なお、図1に示す構成は、飛翔体5が、真
空中で加速される場合のみではなく、大気圧中で加速さ
れる場合でも同様に適応できるものである。
【0021】次に、図2の構成の場合、図1と同一部分
については同一符号を付し、その説明を省略し、図1と
異なる部分についてのみ説明する。すなわち、飛翔体5
の尾部には、液体水素からなる可燃性の冷却剤30が内
蔵されており、この冷却剤30は、可動コイル5aの温
度上昇により噴出孔31から蒸気として噴出するように
構成されている。
【0022】前述の図2の構成において、前記噴出孔3
1は飛翔体5の矢印Aで示す加速方向と直交する方向に
形成されているため、この噴出孔31から噴出する蒸気
が着火して得られるエネルギー体としての火焔プラズマ
32が加速線に沿って露出している各電極14a,15
a間の気中ギャップ12内に入射すると、この火焔プラ
ズマ32によって各電極14a,15a間の絶縁が破壊
されて導通し、コンデンサ3aからの電荷が固定コイル
1aに流れ、図1と同様の作用によって飛翔体5は矢印
Aの方向に加速される。
【0023】
【発明の効果】本発明による飛翔体の電磁加速方法及び
装置は、以上のように構成されてるため、次のような効
果を得ることができる。すなわち、エネルギー体として
のレーザープラズマ又は火焔プラズマによって気中ギャ
ップを有するスイッチをオンとすることによって、固定
コイルを順次励磁して飛翔体を加速することができ、従
来のように、各スイッチを順次オンとするための複雑な
トリガー装置を必要とせず、比較的安価で高信頼度の装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による飛翔体の電磁加速方法及び装置を
示す構成図である。
【図2】図1の他の実施例を示す構成図である。
【図3】従来の飛翔体の電磁加速装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1a〜1e    固定コイル 2a〜2e    スイッチ 5    飛翔体 10    反射部 12    気中ギャップ 20    レーザ光線 22    レーザープラズマ 30    冷却剤 31    噴出孔 32    火焔プラズマ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多段状に独立して配設された複数の固
    定コイル(1a〜1e)に対し、スイッチ(2a〜2e
    )を順次オンとすることにより前記各固定コイル(1a
    〜1e)内を飛翔体(5)が通過して加速発射されるよ
    うにした飛翔体の電磁加速方法において、前記各スイッ
    チ(2a〜2e)は、前記飛翔体(5)の尾部を介して
    得られるエネルギー体によりオン状態とすることを特徴
    とする飛翔体の電磁加速方法。
  2. 【請求項2】  前記エネルギー体は、前記飛翔体(5
    )の尾部に設けられた反射部(10)で反射して得られ
    たレーザープラズマ(22)よりなる請求項1記載の飛
    翔体の電磁加速方法。
  3. 【請求項3】  前記エネルギー体は、前記飛翔体(5
    )の尾部から噴出する火焔プラズマ(32)よりなる請
    求項1記載の飛翔体の電磁加速方法。
  4. 【請求項4】  多段状に独立して配設された複数の固
    定コイル(1a〜1e)に対し、スイッチ(2a〜2e
    )を順次オンとすることにより前記各固定コイル(1a
    〜1e)内を飛翔体(5)が通過して加速発射されるよ
    うにした飛翔体の電磁加速装置において、前記飛翔体(
    5)の尾部に設けられた反射部(10)と、前記スイッ
    チ(2a〜2e)に設けられた気中ギャップ(12)と
    を備え、前記反射部(10)にて反射したレーザ光線(
    20)がレーザープラズマ(22)として前記気中ギャ
    ップ(12)に案内されるように構成したことを特徴と
    する飛翔体の電磁加速装置。
  5. 【請求項5】  多段状に独立して配設された複数の固
    定コイル(1a〜1e)に対し、スイッチ(2a〜2e
    )を順次オンとすることにより前記各固定コイル(1a
    〜1e)内を飛翔体(5)が通過して加速発射されるよ
    うにした飛翔体の電磁加速装置において、前記飛翔体(
    5)の尾部に設けられた噴出孔(31)と、前記スイッ
    チ(2a〜2e)に設けられた気中ギャップ(12)と
    を備え、前記噴出孔(31)からの火焔プラズマ(32
    )が前記気中ギャップ(12)に案内されるように構成
    したことを特徴とする飛翔体の電磁加速装置。
  6. 【請求項6】  前記飛翔体(5)内には液体水素から
    なる可燃性の冷却剤(30)が内蔵されていることを特
    徴とする請求項5記載の飛翔体の電磁加速装置。
JP9430291A 1991-04-24 1991-04-24 飛翔体の電磁加速方法及び装置 Pending JPH04324097A (ja)

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JP9430291A JPH04324097A (ja) 1991-04-24 1991-04-24 飛翔体の電磁加速方法及び装置

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JP (1) JPH04324097A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170033A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Japan Steel Works Ltd:The 電磁加速装置
JP2017009278A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 株式会社神戸製鋼所 水中航走体発射装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170033A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Japan Steel Works Ltd:The 電磁加速装置
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