JPH0545091A - 電磁レールガン - Google Patents
電磁レールガンInfo
- Publication number
- JPH0545091A JPH0545091A JP20432891A JP20432891A JPH0545091A JP H0545091 A JPH0545091 A JP H0545091A JP 20432891 A JP20432891 A JP 20432891A JP 20432891 A JP20432891 A JP 20432891A JP H0545091 A JPH0545091 A JP H0545091A
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- Japan
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- plasma
- electromagnetic
- main acceleration
- gun
- Prior art date
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- Pending
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- Plasma Technology (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、電磁レールガンに関し、特に、主
加速レールの突出レール部でプラズマを発生することに
より、主加速レールのエロージョン等砲身内面損傷を著
しく低減させ、耐久性を向上させることを特徴とする。 【構成】 本発明による電磁レールガンは、飛翔体(2)
を、一対のレール部(3a,3b)からなる主加速レール(3)を
経て加速するようにした電磁レールガンにおいて、前記
主加速レール(3)の後端(3A)に形成された一対の突出レ
ール部(3B,3C)を有し、この突出レール部(3B,3C)にはプ
ラズマ発生部材(4)が形成されている構成である。
加速レールの突出レール部でプラズマを発生することに
より、主加速レールのエロージョン等砲身内面損傷を著
しく低減させ、耐久性を向上させることを特徴とする。 【構成】 本発明による電磁レールガンは、飛翔体(2)
を、一対のレール部(3a,3b)からなる主加速レール(3)を
経て加速するようにした電磁レールガンにおいて、前記
主加速レール(3)の後端(3A)に形成された一対の突出レ
ール部(3B,3C)を有し、この突出レール部(3B,3C)にはプ
ラズマ発生部材(4)が形成されている構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁レールガンに関
し、特に、主加速レールの突出レール部でプラズマを発
生することにより、主加速レールのエロージョン等砲身
内面損傷を著しく低減させ、耐久性を向上させるための
新規な改良に関する。
し、特に、主加速レールの突出レール部でプラズマを発
生することにより、主加速レールのエロージョン等砲身
内面損傷を著しく低減させ、耐久性を向上させるための
新規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般に採用されていた電磁レール
ガンとしては、図３及び図４で示すように、予備加速器
１から加速された飛翔体２を一対のレール部３ａ，３ｂ
からなる主加速レール３を経て発射される構成が採用さ
れていた。
ガンとしては、図３及び図４で示すように、予備加速器
１から加速された飛翔体２を一対のレール部３ａ，３ｂ
からなる主加速レール３を経て発射される構成が採用さ
れていた。
【０００３】前記飛翔体２の後部には電機子４が設けら
れ、この各レール部３ａ，３ｂには、スイッチ５を有す
る電源６が接続されている。なお、前記予備加速器１
は、プラズマあるいはハイブリット電機子によるレール
（砲身）内面の損傷（エロージョン等）を軽減するため
のもので、ガスガン、火薬銃、電熱ガン等が使用され
る。
れ、この各レール部３ａ，３ｂには、スイッチ５を有す
る電源６が接続されている。なお、前記予備加速器１
は、プラズマあるいはハイブリット電機子によるレール
（砲身）内面の損傷（エロージョン等）を軽減するため
のもので、ガスガン、火薬銃、電熱ガン等が使用され
る。
【０００４】これは、このエロージョンがプラズマが発
生する位置で最も大きく、かつ、飛翔体速度が遅く、プ
ラズマの滞留時間が長いほど大きくなるためである。な
お、プラズマ電機子の生成方法としては、レール間での
フューズ爆発、高電圧印加やレーザ照射による気中放電
及び予備加速器である電熱ガンのプラズマを利用する構
成であった。
生する位置で最も大きく、かつ、飛翔体速度が遅く、プ
ラズマの滞留時間が長いほど大きくなるためである。な
お、プラズマ電機子の生成方法としては、レール間での
フューズ爆発、高電圧印加やレーザ照射による気中放電
及び予備加速器である電熱ガンのプラズマを利用する構
成であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁レールガン
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、プラズマがレール長手方向
（飛翔体加速軸上）の飛翔体後方でプラズマ電機子が生
成されるため、予備加速器による飛翔体の投入速度がよ
ほど大きくなければ、エロージョンの発生を防止するこ
とが困難であり、通常の予備加速器を使用した場合に
は、エロージョンが発生し、システム効率の低下を招い
たり繰り返し射撃を不可能としていた。また予備加速器
による投入速度が大きくなるとプラズマの形成が難しく
なるという重大な課題もあった。
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、プラズマがレール長手方向
（飛翔体加速軸上）の飛翔体後方でプラズマ電機子が生
成されるため、予備加速器による飛翔体の投入速度がよ
ほど大きくなければ、エロージョンの発生を防止するこ
とが困難であり、通常の予備加速器を使用した場合に
は、エロージョンが発生し、システム効率の低下を招い
たり繰り返し射撃を不可能としていた。また予備加速器
による投入速度が大きくなるとプラズマの形成が難しく
なるという重大な課題もあった。
【０００６】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、主加速レールの突出レール
部でプラズマを発生することにより、主加速レールのエ
ロージョン等の砲身内面損傷を著しく低減させ、耐久性
を向上させるようにした電磁レールガンを提供すること
を目的とする。
めになされたもので、特に、主加速レールの突出レール
部でプラズマを発生することにより、主加速レールのエ
ロージョン等の砲身内面損傷を著しく低減させ、耐久性
を向上させるようにした電磁レールガンを提供すること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明による電磁レール
ガンは、飛翔体を、一対のレール部からなる主加速レー
ルを経て加速するようにした電磁レールガンにおいて、
前記主加速レールの後端に形成された一対の突出レール
部を有し、この突出レール部にはプラズマ発生部材が形
成されている構成である。
ガンは、飛翔体を、一対のレール部からなる主加速レー
ルを経て加速するようにした電磁レールガンにおいて、
前記主加速レールの後端に形成された一対の突出レール
部を有し、この突出レール部にはプラズマ発生部材が形
成されている構成である。
【０００８】さらに詳細には、前記主加速レールの後端
に隣接して設けられた予備加速器を有し、この予備加速
器により前記飛翔体に初速を与えるようにした構成であ
る。
に隣接して設けられた予備加速器を有し、この予備加速
器により前記飛翔体に初速を与えるようにした構成であ
る。
【０００９】
【作用】本発明による電磁レールガンにおいては、突出
レール部にプラズマ発生部材（ヒューズ）を取付け、飛
翔体が通過した瞬間にスイッチを閉じるとフューズが爆
発してプラズマが形成される。形成されたプラズマは電
磁力により加速され主加速レール中に供給され、飛翔体
に追いつき以後、電機子として飛翔体を加速し、飛翔体
は高速で発射される。このプラズマの形成が突出レール
部で行われるため、加速レールのエロージョン等砲身内
面の損傷が著しく軽減される。従って効率の低下を防ぐ
ことができ、繰返し射撃が可能となる。また、プラズマ
の形成はフューズ爆発の他、他の方法も使用できる。な
お、予備加速を行わない場合にもエロージョン等の軽減
に対し有効である。
レール部にプラズマ発生部材（ヒューズ）を取付け、飛
翔体が通過した瞬間にスイッチを閉じるとフューズが爆
発してプラズマが形成される。形成されたプラズマは電
磁力により加速され主加速レール中に供給され、飛翔体
に追いつき以後、電機子として飛翔体を加速し、飛翔体
は高速で発射される。このプラズマの形成が突出レール
部で行われるため、加速レールのエロージョン等砲身内
面の損傷が著しく軽減される。従って効率の低下を防ぐ
ことができ、繰返し射撃が可能となる。また、プラズマ
の形成はフューズ爆発の他、他の方法も使用できる。な
お、予備加速を行わない場合にもエロージョン等の軽減
に対し有効である。
【００１０】
【実施例】以下、図面と共に本発明による電磁レールガ
ンの好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来
例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明す
る。図１及び図２は、本発明による電磁レールガンを示
すもので、図１は発射前を示す斜視図、図２は予備加速
器作動直後でかつスイッチ５を閉じる直前の状態を示す
斜視図である。
ンの好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来
例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明す
る。図１及び図２は、本発明による電磁レールガンを示
すもので、図１は発射前を示す斜視図、図２は予備加速
器作動直後でかつスイッチ５を閉じる直前の状態を示す
斜視図である。
【００１１】図１において符号１で示されるものは、ガ
スガン、火薬銃及び電熱ガン等からなる予備加速器であ
り、この予備加速器１の出口側１ａには、一対のレール
部３ａ，３ｂからなる主加速レール３が配設されてい
る。
スガン、火薬銃及び電熱ガン等からなる予備加速器であ
り、この予備加速器１の出口側１ａには、一対のレール
部３ａ，３ｂからなる主加速レール３が配設されてい
る。
【００１２】前記予備加速器１には、飛翔体２が設けら
れていると共に、前記主加速レール３の後端３Ａには、
斜め後部上方に向けて突出する一対の突出レール部３
Ｂ，３Ｃが形成されている。
れていると共に、前記主加速レール３の後端３Ａには、
斜め後部上方に向けて突出する一対の突出レール部３
Ｂ，３Ｃが形成されている。
【００１３】前記各突出レール部３Ｂ，３Ｃ間には、プ
ラズマ発生部材４が設けられると共に、スイッチ５を介
して電源６が接続されている。
ラズマ発生部材４が設けられると共に、スイッチ５を介
して電源６が接続されている。
【００１４】前記各突出レール部３Ｂ，３Ｃは、各レー
ル部３ａ，３ｂと同一の平行を保って配設されており、
各レール部３ａ，３ｂは、絶縁体によって包囲され、変
形しないような十分な剛性が与えられている。
ル部３ａ，３ｂと同一の平行を保って配設されており、
各レール部３ａ，３ｂは、絶縁体によって包囲され、変
形しないような十分な剛性が与えられている。
【００１５】次に、前述の構成において、予備加速器１
で加速された飛翔体２が各突出レール部３Ｂ，３Ｃを通
過した瞬間に、スイッチ５を閉じることにより、プラズ
マ発生部材４（フューズ）がプラズマ化する。
で加速された飛翔体２が各突出レール部３Ｂ，３Ｃを通
過した瞬間に、スイッチ５を閉じることにより、プラズ
マ発生部材４（フューズ）がプラズマ化する。
【００１６】このプラズマは、各突出レール部、３Ｂ，
３Ｃが形成する磁場により加速され、主加速レール３内
に導入されて加速されることにより飛翔体２に追いつ
き、以後、電機子として飛翔体２を加速する。
３Ｃが形成する磁場により加速され、主加速レール３内
に導入されて加速されることにより飛翔体２に追いつ
き、以後、電機子として飛翔体２を加速する。
【００１７】この場合、最も激しいエロージョンを伴う
プラズマ形成が突出レール部３Ｂ，３Ｃで行われるた
め、主加速レール３のエロージョンが著しく軽減され
る。従って、エロージョンを発生する部分でのプラズマ
の漏れ等による効率の低下がなく、また、繰返し射撃が
可能となる。
プラズマ形成が突出レール部３Ｂ，３Ｃで行われるた
め、主加速レール３のエロージョンが著しく軽減され
る。従って、エロージョンを発生する部分でのプラズマ
の漏れ等による効率の低下がなく、また、繰返し射撃が
可能となる。
【００１８】また、プラズマを発生するためのプラズマ
発生部材４としてのフューズは、通電によってプラズマ
を発生するものであれば任意のものでよく、さらには、
フューズを使用することなく、高電圧印加、レーザ照射
による気中放電等によることもできる。さらに、予備加
速器の使用ガスを変更することにより、容易に種々のプ
ラズマを発生することができる。
発生部材４としてのフューズは、通電によってプラズマ
を発生するものであれば任意のものでよく、さらには、
フューズを使用することなく、高電圧印加、レーザ照射
による気中放電等によることもできる。さらに、予備加
速器の使用ガスを変更することにより、容易に種々のプ
ラズマを発生することができる。
【００１９】また、この突出レール部３Ｂ，３Ｃは、主
加速レール３と同一材質である必要はなく、得たいプラ
ズマ種及びその発生方法等に応じて適宜変更することが
でき、また、主加速レールと同一の平行である必要はな
く適宜テーパとすることができる。
加速レール３と同一材質である必要はなく、得たいプラ
ズマ種及びその発生方法等に応じて適宜変更することが
でき、また、主加速レールと同一の平行である必要はな
く適宜テーパとすることができる。
【００２０】さらに、前述の実施例では、予備加速器１
を用いた場合について述べたが、飛翔体２の予備加速を
行わない場合にも、プラズマ発生は突出レール部で行わ
れ、また、主加速レール３中に供給されたプラズマが電
機子として飛翔体を加速し始めるときには既にかなりの
電流が流れているため、加速度もかなり大きく、速やか
に飛翔体２を移動させ、プラズマの滞留時間が短くなる
ため、主加速レール１のエロージョン等砲身内面の損傷
を低減でき、極めて有効なものである。
を用いた場合について述べたが、飛翔体２の予備加速を
行わない場合にも、プラズマ発生は突出レール部で行わ
れ、また、主加速レール３中に供給されたプラズマが電
機子として飛翔体を加速し始めるときには既にかなりの
電流が流れているため、加速度もかなり大きく、速やか
に飛翔体２を移動させ、プラズマの滞留時間が短くなる
ため、主加速レール１のエロージョン等砲身内面の損傷
を低減でき、極めて有効なものである。
【００２１】以上のように、この発明によれば、突出レ
ール部でプラズマを発生する構造としたので、主加速レ
ールのエロージョン等砲身内面損傷が著しく低減され電
磁レールガンの砲身の耐久性を向上させることができ、
飛翔体を連続して発射することが可能となる。また生成
するプラズマの種類等のコントロールが容易になり、効
率を向上させることができる。
ール部でプラズマを発生する構造としたので、主加速レ
ールのエロージョン等砲身内面損傷が著しく低減され電
磁レールガンの砲身の耐久性を向上させることができ、
飛翔体を連続して発射することが可能となる。また生成
するプラズマの種類等のコントロールが容易になり、効
率を向上させることができる。
【図１】本発明による電磁レールガンの発射前の状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図２】図１の発射中の状態を示す斜視図である。
【図３】従来の電磁レールガンの発射前の状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図４】図３の発射中の状態を示す斜視図である。
１ 予備加速器 ２ 飛翔体 ３ 主加速レール ３ａ レール部 ３ｂ レール部 ３Ａ 後端 ３Ｂ 突出レール部 ３Ｃ 突出レール部 ４ プラズマ発生部材
Claims (2)
- 【請求項１】 飛翔体(2)を、一対のレール部(3a,3b)か
らなる主加速レール(3)を経て加速するようにした電磁
レールガンにおいて、前記主加速レール(3)の後端(3A)
に形成された一対の突出レール部(3B,3C)を有し、この
各突出レール部(3B,3C)にはプラズマ発生部材(4)が形成
されている構成よりなることを特徴とする電磁レールガ
ン。 - 【請求項２】 前記主加速レール(3)の後端(3A)に隣接
して設けられた予備加速器(1)を有し、この予備加速器
(1)により前記飛翔体(2)に初速を与えるように構成した
ことを特徴とする請求項１記載の電磁レールガン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20432891A JPH0545091A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 電磁レールガン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20432891A JPH0545091A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 電磁レールガン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0545091A true JPH0545091A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16488676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20432891A Pending JPH0545091A (ja) | 1991-08-14 | 1991-08-14 | 電磁レールガン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0545091A (ja) |
-
1991
- 1991-08-14 JP JP20432891A patent/JPH0545091A/ja active Pending
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