JPH05106995A - 飛翔体の電磁加速方法及び装置 - Google Patents

飛翔体の電磁加速方法及び装置

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JPH05106995A
JPH05106995A JP26641491A JP26641491A JPH05106995A JP H05106995 A JPH05106995 A JP H05106995A JP 26641491 A JP26641491 A JP 26641491A JP 26641491 A JP26641491 A JP 26641491A JP H05106995 A JPH05106995 A JP H05106995A
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JP
Japan
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core
electrodes
flying object
flying
electromagnetic
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Pending
Application number
JP26641491A
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English (en)
Inventor
Kazunari Ikuta
一成 生田
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、飛翔体の電磁加速方法及び装置に
関し、特に、電磁的な吸引により強磁性体よりなる飛翔
体を加速することを特徴とする。 【構成】 本発明による飛翔体の電磁加速方法及び装置
は、飛翔体(5)を磁気吸引する電磁石(13)のコア(10)の
上流位置に、一対の電極(15a,17a)を設け、この電極(15
a,17a)間に飛翔体(5)を装填することにより、電磁石(1
3)をオンとして飛翔体(5)がコア(10)の貫通孔(10B)を介
して電磁加速される構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飛翔体の電磁加速方法
及び装置に関し、特に、電磁的な吸引により強磁性体よ
りなる飛翔体を加速するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の飛翔体の
電磁加速装置としては、一般に、図5で示す構成が採用
されていた。すなわち、図5において、符号1で示され
るものは、多段状に所定の間隔で配設された複数のパル
スコイル1a〜1oからなる固定パルスコイル体であ
り、これらの各パルスコイル1a〜1oには、各々対応
してスイッチ2a〜2oを介して各々コンデンサ3a〜
3oが接続されている。前記各パルスコイル1a〜1o
は、互いに直列に接続されていると共に、前記各コンデ
ンサ3a〜3oの一端は、前記スイッチ2aの一端に接
続されている。前記各パルスコイル1a〜1oの空洞4
内には、可動コイル(図示せず)を装着した飛翔体5が
飛び出し自在に設けられている。次に前述の構成による
飛翔体の電磁加速装置を作動させる場合について説明す
る。まず、各コンデンサ3a〜3oは、あらかじめ充電
されており、飛翔体5を各コイル1a,1b間に装填し
た後、スイッチ2aをオンとすると、発射準備完了とな
る。次に、スイッチ2bをオンとすると、コイル3aに
電流が流れ、飛翔体5の後部に強い磁場が発生すると同
時に飛翔体5に装着されている前記可動コイルに電流が
誘起され、次のコイル3bに向かって電磁力で加速され
る。従って、この飛翔体5の位置を見つつ順次スイッチ
2c〜2pをオンとすることによって飛翔体5は連続的
に加速していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁加速装置
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、飛翔体の位置を確かめつつ
各スイッチを作動しなければならないので、スイッチン
グ装置が複雑且つ高価である事、および空心コイルを用
いるためにコイルに流す電流が大きくスイッチ用電極の
損傷が大きいなどの欠点があった。また、飛翔体に可動
コイルを装着しなければならず、飛翔体自体の製作をコ
ストダウンすることが極めて困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、電磁的な吸引により強磁性
体よりなる飛翔体を加速するようにした飛翔体の電磁加
速方法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による飛翔体の電
磁加速方法は、飛翔体を磁気的に吸引する電磁石のコア
の上流位置に、前記電磁石への通電を制御する一対の電
極を有し、前記各電極間に前記飛翔体を装着することに
より電磁石をオンとし、前記飛翔体を前記コアの貫通孔
を介して電磁的に加速する方法である。
【0006】さらに詳細には、前記貫通孔は直線状に複
数個形成され、前記飛翔体が前記各貫通孔を通過するご
とに加速される方法である。
【0007】また、本発明による飛翔体の電磁加速装置
は、互いに間隔をおいて形成され飛翔体を案内するため
の貫通孔を有する複数のコア部を有するコアと、前記コ
アの各コア部間に設けられ電流源に接続された励磁コイ
ルと、前記各コア部の上流位置に設けられ前記電流源及
び励磁コイル間に設けられた一対の電極とを備え、前記
各電極は前記飛翔体により導通するようにした構成であ
る。
【0008】さらに詳細には、前記一対の電極のうち、
一方の各第1電極は一体に構成され、他方の各第2電極
は互いに独立して形成された構成である。
【0009】
【作用】本発明による飛翔体の電磁加速方法及び装置に
おいては、飛翔体が一対の電極間に装填されることによ
り、コアの励磁コイルに通電されてコアが電磁石の作用
を有し、飛翔体がコアのコア部に形成された貫通孔内を
貫通して加速される。以上の動作を多段状に繰り返すこ
とによって、飛翔体は次々と加速され、高速で発射され
る。
【0010】
【実施例】以下、図面と共に本発明による飛翔体の電磁
加速方法及び装置の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分については、同一
符号を用いて説明する。図1から図4までは、本発明に
よる飛翔体の電磁加速装置を示すもので、図1は全体構
成を示す断面図、図2は図1の要部を示す側面図、図3
は図1の発射前状態を示す断面図、図4は図3の発射状
態を示す断面図である。
【0011】図1及び図2において、符号10で示され
るものは複数の突出した鉄心からなるコア部10a,1
0b,10c,10d,10eを一体に有するコアであ
り、このコア10の各凹部10Aには複数の励磁コイル
12a,12b,12c,12dが巻回され、各励磁コ
イル12a〜12dは電気的には直列接続されている。
従って、前記コア1と励磁コイル12a〜12dにより
電磁石13を構成している。
【0012】前記各コア部10a〜10dに隣接する各
空間部14a,14b,14c,14dには、複数の第
1電極15a,15b,15c,15dが配設され、各
第1電極15a〜15dは前記励磁コイル12a〜12
dを介して電流源16に接続されている。前記各コア部
10a〜10cの外側位置には、前記各第1電極15a
〜15dに対応する突出電極17a,17b,17c,
17dを一体に有する第2電極17が配設され、各突出
電極17a〜17dと各第1電極15a〜15d間に
は、飛翔体5が摺動できるような間隔Dが形成されてい
る。さらに、前記各コア部10a〜10eには、前記飛
翔体5が貫通するための貫通孔10Bが形成されてい
る。
【0013】次に、前述の構成において飛翔体を発射さ
せる場合について説明する。まず、図3に示すように、
強磁性体からなる飛翔体5を第1電極17の突出電極1
7aと第1電極15a間に挿入して装填し、電流源16
から電流を供給すると、この電流は飛翔体5を介して各
励磁コイル12a〜12dに通電され各コア部10a〜
10e間は励磁されると共に、この飛翔体5はコア部1
0a側へ吸引され励磁コイル12a〜12dへの給電は
その瞬間だけ断たれる。その結果、この飛翔体5は、図
4で示すように、その加速力により次の突出電極17b
と第1電極15b間に位置すると、再び各励磁コイル1
2a〜12dに給電され、次のコア部10bに吸引さ
れ、この動作を繰り返すことによって最終的に最終のコ
ア部10eを経て外部へ発射される。従って、前述の第
1電極7の各突出電極17a〜17dと各第1電極15
a〜15dは、励磁コイル12a〜12dに対する遮断
スイッチの作用をなし、前記飛翔体5は、この遮断スイ
ッチに対する摺動遮断素子の作用を構成している。
【0014】
【発明の効果】本発明による飛翔体の電磁加速方法及び
装置は、以上のように構成されているため、次のような
効果を得ることができる。すなわち、鉄心よりなるコア
による電磁石と、強磁性体による飛翔体の組合せによっ
て電磁加速器を構成したので、遮断電流の少ないかつ故
障の少ない殆んど無音の発射装置を得ることができる。
また、飛翔体は従来のようにコイルを有する必要がな
く、極めて安価かつ簡単に得ることができ、全体構成を
従来よりも大幅に安価とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による飛翔体の電磁加速装置を示す断面
図である。
【図2】図1の要部を示す側面図である。
【図3】図1の発射前を示す断面図である。
【図4】図3の発射後を示す断面図である。
【図5】従来構成を示す構成図である。
【符号の説明】
5 飛翔体 10 コア 10a〜10d コア部 10B 貫通孔 12a〜12d 励磁コイル 15a〜15d 電極 16 電流源 17a〜17d 電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛翔体(5)を磁気的に吸引する電磁石(1
    3)のコア(10)の上流位置に、前記電磁石(13)への通電を
    制御する一対の電極(15a,17a)を有し、前記各電極(15a,
    17a)間に前記飛翔体(5)を装着することにより電磁石(1
    3)をオンとし、前記飛翔体(5)は前記コア(10)の貫通孔
    (10B)を介して電磁的に加速されることを特徴とする飛
    翔体の電磁加速方法。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔(10B)は直線状に複数個形成
    され、前記飛翔体(5)が前記各貫通孔(10B)を通過するご
    とに加速されることを特徴とする請求項1記載の飛翔体
    の電磁加速方法。
  3. 【請求項3】 互いに間隔をおいて形成され飛翔体(5)
    を案内するための貫通孔(10B)を有する複数のコア部(10
    a〜10d)を有するコア(10)と、前記コア(10)の各コア部
    (10a〜10d)間に設けられ電流源(16)に接続された励磁コ
    イル(12a〜12d)と、前記各コア部(10a〜10d)の上流位置
    に設けられ前記電流源(16)及び励磁コイル(12a〜12d)間
    に設けられた一対の電極(15a〜15d,17a〜17d)とを備
    え、前記各電極(15a〜15d,17a〜17d)は前記飛翔体(5)に
    より導通するように構成したことを特徴とする飛翔体の
    電磁加速装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の電極(15a〜15d,17a〜17d)の
    うち、一方の各電極(17a〜17d)は一体に構成され、他方
    の各電極(15a〜15d)は互いに独立して構成されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の飛翔体の電磁加速装置。
JP26641491A 1991-10-15 1991-10-15 飛翔体の電磁加速方法及び装置 Pending JPH05106995A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170033A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Japan Steel Works Ltd:The 電磁加速装置
JP2014052092A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Toshiba Corp 飛しょう体発射装置
KR101968326B1 (ko) * 2018-07-11 2019-04-11 엘아이지넥스원 주식회사 유도비행체 사출 제어 시스템 및 방법
KR102350719B1 (ko) 2020-09-22 2022-01-14 엘아이지넥스원 주식회사 유도탄 사출 계측시스템

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