JPH0432374Y2 - - Google Patents

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JPH0432374Y2
JPH0432374Y2 JP1984154892U JP15489284U JPH0432374Y2 JP H0432374 Y2 JPH0432374 Y2 JP H0432374Y2 JP 1984154892 U JP1984154892 U JP 1984154892U JP 15489284 U JP15489284 U JP 15489284U JP H0432374 Y2 JPH0432374 Y2 JP H0432374Y2
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plastic plate
horizontal rail
softened
transfer
plastic
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は加熱炉により加熱され軟化したプラス
チツク板状体をプレスマシンの金型内へ自動的に
移送する軟化したプラスチツク板状体の移送装置
に関するものである。
(従来の技術) 近年自動車部品等の軽量化を目的として鋼板に
代えてプレス成形可能なプラスチツク板状体が普
及しているが、加熱炉で加熱軟化させたプラスチ
ツク板状体をプレスマシンの金型内へ移送する作
業は粘着性のある軟化面を損傷したり冷却するこ
となく機械的に保持させることが困難であるう
え、複数枚のプラスチツク板状体を積層して金型
内へ供給する必要がある等の複雑な操作を要求さ
れるために主として人手により行われていた。
ところが軟化したプラスチツク板状体を人手に
よりプレスマシンへ移送する作業は高温、異臭の
ある作業環境の下で行われるものであるうえ、火
傷の虞れやプレスマシンの金型内へ手を入れるこ
とによる危険のある作業であるため、その自動化
が強く望まれていた。
そこで実開昭58−191980号公報に示されるよう
に、ロボツトアームの先端にプラスチツク板状体
の保持針を取付け、軟化したプラスチツク板状体
を人手にたよることなくプレスマシンの金型内へ
供給する装置も提案されている。しかしこの装置
はプラスチツク板状体を1枚ずつハンドリングす
るものであり、複数枚のプラスチツク板状体を積
層したり、編成したり、金型内へ傾斜させて押し
込む等の複雑な動きを行わせることはできなかつ
た。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はこのような従来の問題点を解決し、軟
化した複数枚のプラスチツク板状体を、損傷した
り冷却することなくしかも積層作業等を行わせつ
つ自動的にプレスマシンの金型内へ移送すること
ができる軟化したプラスチツク板状体の移送装置
を目的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 上記した課題を解決するためになされた本考案
は、多数列のプラスチツク板状体を移送しつつ加
熱軟化させる加熱炉の終端部上方に後退動する台
車を設け、該台車上にはその進退動と同期して回
転する水平レールを軸支するとともに、該水平レ
ール上には個別の昇降機構を備えた複数本の移送
アームを水平レールに沿つてそれぞれ摺動自在に
配し、各移送アームの先端部に軟化したプラスチ
ツク板状体を保持するための湾曲させた保持針を
設けたことを特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明
する。
図中、1は多数列のプラスチツク板状体50を
移送しつつ赤外線ヒータにより加熱軟化させる加
熱炉、2は該加熱炉1の終端部上方に加熱炉1の
長手方向に進退動できるように設けられた台車で
ある。加熱炉1はその内部の昇降するフレーム3
に一定ピツチでワイヤ4を張設するとともに、進
退動するフレーム5に該ワイヤ4と半ピツチずら
せた位置にワイヤ6を張設し、フレーム3が降下
してプラスチツク板状体50がワイヤ6の載置さ
れたときフレーム5を前進させ、再びフレーム3
を上昇させてプラスチツク板状体50がワイヤ4
に載置されたのちフレーム5を後退させる方式に
よりプラスチツク板状体50を間歇的に移送しつ
つプレス可能な状態まで加熱軟化させるものであ
る。
台車2はフレーム7の下部に設けられた水平な
レール8上を転動する支持ローラ9を前後両側に
備え、フレーム7の上部のモータ10により回動
されるクランクアーム11の作用により加熱炉1
におけるプラスチツク板状体50の間歇送りと同
期的にレール8上を進退動することができる。こ
の台車2の前端部には垂直軸12により加熱炉1
の横幅とほぼ等しい長さの断面が菱形の水平レー
ル13が軸支されている。垂直軸12の上端には
スプロケツト14が固定されており、スプロケツ
ト14と台車2の後端部の第2のスプロケツト1
5との間には一点が係止具16によりフレーム7
に固定されたチエーン17が張設されているの
で、前述のように台車2が前進するとスプロケツ
ト14は反時計方向に回転して垂直軸12と水平
レール13を第4図及び第5図のように180°回転
させ、台車2が後退すると水平レール13は第1
図及び第2図のように元の位置へ反転することと
なる。
この水平レール13上には複数本の移送アーム
18がそれぞれ摺動自在に配されている。実施例
では中心線の左右に対称な2組6本の移送アーム
18が配されているが、これはプレスマシンの2
連式の金型へ同時にプラスチツク板状体50の供
給を行うためのものであり、プレスマシンの型式
に応じてそのうちの1組は省略することができる
ものである。説明を簡略化するため、以下の説明
は片側3本の移送アーム18についてのみ行うも
のとする。
移送アーム18は内側の移送アーム18aと、
外側の2本の移送アーム18b,18cとに大別
され、それぞれエアシリンダ19a,19bによ
つて独立に水平レール13上を摺動できるもので
ある。いずれの移送アーム18もその基部をスラ
イドベース20の側面にピン21により枢支され
た主アーム22と、同じく基部をピン23により
枢支された副アーム24とを備え、主アーム22
の先端にピン25により枢着されたリンク26と
ともに平行リンク機構を構成している。また主ア
ーム22の中央部上面には昇降シリンダ27によ
り揺動する揺動板28とその先端に枢着されたリ
ンク29とからなる昇降機構が設けられている。
この昇降機構の昇降シリンダ27は、2本のシリ
ンダ27a,27bを直列に接続したもので、そ
のストロークを2段階に正確に変えることができ
るものである。この昇降シリンダ27が伸長する
と移送アーム18は第1図に想像線で示したよう
に下降することとなるが、平行リンク機構の作用
によりリンク26は常に垂直姿勢を保つこととな
る。上記した昇降機構は各移送アーム18毎に個
別に設けられているので、各移送アーム18を独
立して昇降させることができる。
このリンク26の下端には前後一対のヘツド3
0が設けられている。第3図はその一方のヘツド
30を拡大して示したもので、下面に透孔31を
透設したケース32の内部に揺動板33をピン3
4により枢着し、ケース32の上部のシリンダ3
5のピストンロツドがリンク36を介して揺動板
33を下方へ揺動させると揺動板33の先端の彎
曲した保持針37が透孔31から突出してプラス
チツク板状体50を前後2箇所で突き刺して保持
できるようにしたものである。なお、ケース32
の外表面は軟化して粘着性を呈するプラスチツク
板状体50の付着を防止するためにテフロンテー
プを貼着しておくことが好ましい。
(作用) このように構成された装置の作動の一例は次の
通りである。
まず、加熱炉1のワイヤ4及びワイヤ6上に例
えば片側3列(両側6列)にプラスチツク板状体
50を配して間歇的に加熱炉1内を移送させつつ
加熱軟化させる。そして先端のプラスチツク板状
体50が終端部に到達したときに台車2を第1図
及び第2図の位置まで後退させ、台車2に軸支さ
れた水平レール13上の各移送アーム18を同時
に下降させる。同時に各移送アーム18の先端部
の湾曲させた保持針37を下方へ伸長させてプラ
スチツク板状体50に突き刺し、第6図のように
内側のプラスチツク板状体50を内側の移送アー
ム18aに、また、外側のプラスチツク板状体5
0を外側の2本の移送アーム18b,18cに保
持させる。
次に内側の移送アーム18aを一度上昇したう
えでシリンダ19aにより外側へ摺動させ、第6
図に想像線で示されるように中央のプラスチツク
板状体50の上方に移動させたうえで再度内側の
移送アーム18aのみを降下させ、第7図のよう
に2枚のプラスチツク板状体50を積層させた状
態で内側の移送アーム18aの保持針37に保持
させる。このようにして3枚のプラスチツク板状
体50が移送アーム18a,18b,18cに保
持された後に台車2は第4図及び第5図のように
レール8上を前進し、これと同期して水平レール
13は180°回転して各移送アーム18をプレスマ
シン60の内部へ位置させ、その保持針37に保
持された軟化したプラスチツク板状体50を金型
61の上方へ移送する。
ここで先ず内側の移送アーム18aが下降し、
その保持針37を後退させて積層されたプラスチ
ツク板状体50を金型61の中央部分に供給し、
移送アーム18aは更に中央側へ寄せられる。次
に、外側の移送アーム18b,18cはシリンダ
19bによりやや内側へ寄せられ、移送アーム1
8bを昇降シリンダ27a,27bにより最下端
まで下降させると同時にやや外側へ移動させ、ま
た移送アーム18cを昇降シリンダ27aにより
途中まで下降させることを同時に行わせることに
より、金型61の内側方部にプラスチツク板状体
50を斜に供給することができる。このほか、他
方の移送アーム18aを利用して、金型61内に
供給されたプラスチツク板状体50の先端を折り
曲げたりすることもできる。
以上の動作は本装置の作動の一例を示すもので
あり、金型61の内部形状、プラスチツク板状体
50の形状、枚数や製品の変更等に応じて適宜変
更され得るものである。その後台車2は再度第1
図、第2図の位置へ後退して次の軟化されたプラ
スチツク板状体50の到着を待ち、一方プレスマ
シン60は金型61内のプラスチツク板状体50
をプレスして所望形状の製品を得る。
このように本考案においては軟化したプラスチ
ツク板状体50の保持を、個別に昇降および摺動
させることができる移送アーム18の先端の湾曲
させた一対の保持針37により行わせるので軟化
面が損傷したり冷却されることがほとんどなく、
また複数のプラスチツク板状体50の積層及び移
送、金型61内への供給等は正確な位置に、極め
て短時間内に手際よく自動的に行われることとな
る。
(考案の効果) 本考案は以上の説明から明らかなように、複数
枚の加熱軟化されたプラスチツク板状体をその表
面を損傷したり冷却することなく自動的にプレス
マシンの金型内へ移送することができ、また、2
枚のプラスチツク板状体の積層や金型への傾斜し
た状態での供給のような従来は専ら人手に頼つて
行われていた作業を自動的に行うことに成功した
ものである。しかも台車と水平レールとの組合せ
によつて大きな移送距離を得ることができるの
で、プレスマシンと加熱炉とを極度に接近させる
必要がなく、工場のレイアウトが容易化する利点
もある。このように本考案は従来のこの種作業の
問題点を一掃したものであり、その実用的価値は
極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の実施例を示すもので、
第1図は台車が後退した状態の正面図、第2図は
その平面図、第3図は保持針部分を拡大して示す
一部切欠正面図、第4図は台車が前進した状態の
正面図、第5図はその平面図、第6図及び第7図
は各移送ヘツドの作動説明図である。 1……加熱炉、2……台車、13……水平レー
ル、18……移送アーム、37……保持針、50
……プラスチツク板状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数列のプラスチツク板状体50を移送しつつ
    加熱軟化させる加熱炉1の終端部上方に後退動す
    る台車2を設け、該台車2上にはその進退動と同
    期して回転する水平レール13を軸支するととも
    に、該水平レール13上には個別の昇降機構を備
    えた複数本の移送アーム18を水平レール13に
    沿つてそれぞれ摺動自在に配し、各移送アーム1
    8の先端部に軟化したプラスチツク板状体50を
    保持するための湾曲させた保持針37を設けたこ
    とを特徴とする軟化したプラスチツク板状体の移
    送装置。
JP1984154892U 1984-10-12 1984-10-12 Expired JPH0432374Y2 (ja)

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JP1984154892U JPH0432374Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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JP1984154892U JPH0432374Y2 (ja) 1984-10-12 1984-10-12

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JPS6172542U JPS6172542U (ja) 1986-05-17
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