JPH0432293B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は燃焼器具の逆風による危険防止方法に
関するものである。

（従来の技術） 排気ガスの逆流の原因は種々あるが、そのうち
の一ツとして、家屋の密閉化を挙げることができ
る。即ち、サツシ等の発達によつて家屋が密閉化
し、かかる密閉化状態に於いて、例えば、第１図
に示す如き燃焼器具を使用すると、排気ガスの逆
流によつてバーナが消火し生ガスが室内に流出す
るおそれが生じる。それは、例えば台所等の換気
扇を回すことによつて、室内が負圧になることが
一原因である。

（解決すべき課題） 排気ガスの逆流によつてバーナが消火しても、
室内に生ガスが流出しないようして危険を防止し
なければならない。

（課題を解決する手段） 前記課題を解決するために、本発明は、逆風防
止装置の排気出口部に排気流量センサを設けて、
それの正常回転以下の回転を検知して排気ガスの
逆流を検知し、該検知信号によつて電磁弁の回路
をOFFにし、燃料ガスの供給をOFFさせること
を特徴とする方法を提供するものである。

（作用） 排気の逆流があつた場合、排気出口部に於い
て、排気流量センサが逆風のため正常回転以下の
回転をし、それを検知信号として電磁弁の電気回
路に送り、電磁弁をOFFとし、燃料ガスのバー
ナ６への流れを停止する。

（実施例） 符号１は燃焼器具２の排気筒であつて、この排
気筒１と一体に邪魔板７を有する逆風防止装置８
を装置する。３は、前記逆風防止装置８の排気出
口部３に設けた排気流量センサ４である。この排
気流量センサ４が、正常回転以下の回転を検知し
て、排気ガスの逆流を検知し、該検知信号によつ
て電磁弁５を回路をOFFさせ、燃料ガスの供給
を遮断させる構成である。７は邪魔板である。

第２図Ａは正常に排気している状態を示す。こ
の時は、排気流量センサ４は正常回転をしてい
る。第２図Ｂは排気が逆流した状態を示す。い
ま、排気の逆流があつた場合、排気流量センサ４
が逆風のため正常回転以下の回転をし、それを検
知信号として電磁弁５の電気回路に送り、電磁弁
５をOFFとし、燃料ガスのバーナ６への流れを
停止する。

（発明の効果） 本発明は以上の通り、逆風防止装置の排気出口
部に排気流量センサを設けて、排気ガスを検知
し、該検知信号によつて電磁弁を閉とするように
構成したので、排気ガスの逆流の防止と同時に、
強い逆風を受けて排気流量センサが敏感に作動し
て、瞬時に燃料ガスの流れを停止することができ
危険を未然に防止できる一大利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の説明図、第２図Ａ，Ｂは本
発明の説明図である。 符号、１……排気筒、２……燃焼器具、３……
排気流通部、４……排気流量センサ、５……電磁
弁、６……バーナ、７……邪魔板、８……逆風防
止装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 逆風防止装置の排気出口部に排気流量センサ
   を設けて、それの正常回転以下の回転を検知して
   排気ガスの逆流を検知し、該検知信号によつて電
   磁弁の回路をOFFにし、燃料ガスの供給をOFF
   させることを特徴とする燃焼器具の逆風による危
   険防止方法。