JPH04322897A - 汚泥脱水方法及び装置 - Google Patents

汚泥脱水方法及び装置

Info

Publication number
JPH04322897A
JPH04322897A JP3116535A JP11653591A JPH04322897A JP H04322897 A JPH04322897 A JP H04322897A JP 3116535 A JP3116535 A JP 3116535A JP 11653591 A JP11653591 A JP 11653591A JP H04322897 A JPH04322897 A JP H04322897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter cloth
sludge
side wall
lower filter
dewatering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3116535A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Suzuki
富雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishihara Environment Co Ltd
Original Assignee
Nishihara Environmental Sanitation Research Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishihara Environmental Sanitation Research Corp filed Critical Nishihara Environmental Sanitation Research Corp
Priority to JP3116535A priority Critical patent/JPH04322897A/ja
Publication of JPH04322897A publication Critical patent/JPH04322897A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/24Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using an endless pressing band
    • B30B9/246The material being conveyed around a drum between pressing bands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/24Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using an endless pressing band
    • B30B9/243The squeezing-out being performed in several stages

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚泥の脱水に関し、特
に濾布走行式ベルトプレス汚泥脱水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の濾布走行式ベルトプレス汚泥脱水
装置は、重力により遊離水を排除した濃縮汚泥のケーキ
(一次ケーキ)のような、ある程度含水率が低くなった
汚泥をさらに脱水するのに使用されている(例えば、特
開昭57−102210参照)。これは、前記一次ケー
キを上下2枚の濾布の間に挟んで、濾布の張力あるいは
、濾布の張力とローラの圧力により圧搾し、上下の濾布
面から遊離水を絞り出すもので、これにより脱水汚泥の
ケーキ(二次ケーキ)が作られる。しかし、ベルトプレ
スは、濾布張力に制限があって、ケーキ圧搾のための圧
力が0.7kg/cm2 以下であるために、かなりの
水分が残留する。
【0003】従って、二次ケーキに残った残留水分を除
去する為に、二次ケーキを挟んだ濾布をローラと高圧ベ
ルトの間に挟んで8kg/cm2 の圧力で圧搾脱水す
ることも行われ、これにより通常のベルトプレスに比べ
て含水率が5〜10%減少した脱水汚泥のケーキ(三次
ケーキ)が作られている。
【0004】そして、これらを統合したシステムとして
、汚水に凝集剤を加えたものあるいは流動性汚泥を、連
続的に移動している濾布上に供給して、濾布の移動と共
に重力により遊離水を排除して濃縮汚泥を形成する一次
脱水工程と、該一次脱水工程を経た一次ケーキを上下2
枚の濾布の間に挟んで、濾布の張力とローラの圧力によ
り圧搾し、上下の濾布面を通して遊離水を絞り出す二次
脱水工程と、該二次脱水工程を経た二次ケーキに残った
残留水分を除去する為に、二次ケーキを挟んだ濾布をロ
ーラと高圧ベルトの間に挟んで圧搾脱水する三次脱水工
程を1つの装置で行うものがある(特公昭60−168
79、特開昭58−29597参照)。
【0005】さらに、濾布張力の低い点を増強する為に
、金属板をリンク状に接続したベルトを濾布で包み、こ
れを一対にしてその間に汚泥を挟み、さらにベルトを無
端チェーンの間に通して、圧搾脱水するものが開発され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来の濾
布走行式ベルトプレスにあっては、上下の濾布面の間か
ら汚泥が押出されてしまうという問題点があった。この
ために、従来では、完全密封トンネル型の包囲室をベル
トの幅に合わせて形成し、この包囲室にベルトを通し、
上下の濾布面の間からはみでようとする汚泥を包囲室の
壁で押さえるという方策がとられている。
【0007】しかし、この方式では、上下の濾布面の間
から汚泥が押出されることを防止する効果が十分でなく
、また完全密封トンネル型の包囲室を形成する投資費用
が大きい上、ベルトプレス脱水装置の保全を行う上で包
囲室が障害となる問題があった。
【0008】従って、本発明は、上下の濾布面の間から
汚泥が押出されることを簡便に防止すると共に、圧縮脱
水効率を高めた濾布走行式ベルトプレス脱水装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の濾布走行式ベルトプレス汚泥脱水装置にお
いては、底部と該底部の幅方向両端に沿って折り畳み自
在に結合された側壁部を有する下濾布と、一定領域で該
下濾布に対向する上濾布と、下濾布が前記一定領域に入
る前に底部に対し側壁部を折り畳む装置と、下濾布が前
記一定領域から出た後に底部から側壁部を立ち上げる装
置と、前記一定領域で上濾布と下濾布を圧搾して、上濾
布と下濾布で包み込まれた汚泥を脱水する装置と、側壁
部が立ち上がった状態で、側壁部と底部で囲まれた空間
に汚泥を供給する装置とからなる。
【0010】また、本発明の濾布走行式ベルトプレス汚
泥脱水方法においては、底部と該底部の幅方向両端に沿
って折り畳み自在に結合された側壁部を有する下濾布に
対し一定領域で該下濾布に対向するように上濾布を配置
し、側壁部が底部から立ち上がった状態で側壁部と底部
で囲まれた空間に汚泥を供給し、下濾布が前記一定領域
に入る前に底部に対し側壁部を折り畳むようにして汚泥
の上に側壁部を倒し、前記一定領域で上濾布と下濾布を
圧搾して、上濾布と下濾布で包み込まれた汚泥を脱水し
、下濾布が前記一定領域から出た後に汚泥から側壁部を
立ち上げることにより汚泥を放出することからなる。
【0011】上濾布と下濾布は無端のものが好ましい。 また、汚泥の排出位置から供給位置へ走行する間に、走
行の便宜のために側壁部を折り畳み、供給装置の直前で
側壁部を立ち上げるようにするのが好ましい。
【0012】
【作用】上記のように構成された濾布走行式ベルトプレ
ス脱水装置で汚泥を脱水処理すると、下濾布の側壁部が
立ち上がった状態で、フィードボックス等の供給側端(
ロールを配置するのが好ましい。)に入り、フィードボ
ックス等の側壁に沿って下濾布の側壁部が案内されて移
行し、下濾布の底部と側壁部で構成される空間内に汚水
や汚泥を受け入れて、重力による脱水を行って汚泥を下
濾布の底部上に堆積し、しかる後、下濾布の側壁部が汚
泥の上に倒れて、下濾布の底部と側壁部と上濾布で汚泥
が包み混まれた状態で、フィードボックス等の排出側端
から脱水装置、例えば最初のロール間隙に入り、そして
濾布の張力で脱水され、さらに脱水ドラムに押し付けら
れ、その上、必要に応じて高圧ベルトと脱水ドラムの間
で圧搾されて脱水を完了する。脱水完了後に、上濾布を
下濾布から分離し、下濾布の側壁部を立ち上げて、脱水
ケーキを放出する。脱水ケーキの放出後は、再びフィー
ドボックス等の供給側に移送される。
【0013】本発明の装置では、下濾布の底部と側壁部
と上濾布で汚泥が包み込まれているので、上下の濾布の
間から汚泥がはみ出るのを防止することができるので、
高い圧力で脱水することができ、汚泥処理効率を増大で
きる。この結果、汚泥ケーキの含水率が60〜80%と
極めて低くなる。
【0014】本発明では、汚水あるいは流動性汚泥の状
態から汚泥ケーキまで一貫した処理ができるとともに、
遠心分離機等によって脱水された汚泥ケーキをさらに脱
水する場合にも使用できる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0016】図1に示される濾布走行式ベルトプレス脱
水装置は、一次脱水区域Uと二次脱水区域Vと三次脱水
区域Wと汚泥排出区域Xとで構成される。
【0017】一次脱水区域Uは、脱水領域にフィードボ
ックス10を有し、このフィードボックス10の底部を
形成するように下濾布Aが張られている。この部分の下
濾布Aをやや傾斜させて保持するように一対のロール1
2、14が配置されている。そして、フィードボックス
10の底部を形成するように濾布を支持するロール16
a〜16eが適宜の間隔で配置されている。
【0018】下濾布Aは、後述のようにフィードボック
ス10の底部の幅にほぼ等しい幅の底部70と、該底部
70の側縁に沿って底部70に対し折り畳み自在に結合
された側壁部72a、72bとを有する。側壁部72a
、72bは、フィードボックス10に入る直前に立ち上
げられ、フィードボックス10を出るときに折り畳めら
れるようになっている。
【0019】フィードボックス10の供給側に汚水貯留
供給装置20があり、入口配管22から送られる汚水を
貯留すると共に、圧送装置24で汚泥をフィードボック
ス10内に送り出すようになっている。
【0020】ロール14は、フィードボックス10の供
給側端にあって、ロール14に移動してくる下濾布Aが
フィードボックス10の壁に接することで汚水の洩れが
無いように、下濾布Aを支持する。
【0021】ロール12は、フィードボックス10の排
出側端にあって、フィードボックス10の壁10bとの
間で排出口を形成し、ここから汚水を二次脱水区域Vに
送り出すようになっている。
【0022】フィードボックス10内に入った汚水の中
の汚泥が沈積する結果、汚水は汚泥と遊離水に分離され
、遊離水は汚泥及び下濾布Aを通して流下し、汚泥は下
濾布Aの上に残る。そして、フィードボックス10内の
深さが、供給側で深く、排出側で浅くなっているので、
フィードボックス10に入った汚泥の上の遊離水が少な
くなり、フィードボックス10の排出口からは、遊離水
がほとんど出ないようになっている。この時点では、下
濾布A上の汚泥の厚さが側壁部72a、72bの高さ内
に収まるように調整される。
【0023】フィードボックス10の壁10bとロール
12との間で形成される排出口の近くに、ロール14が
ロール12に対向して設けられている。従って、フィー
ドボックス10の排出口を出た下濾布はロール14とロ
ール12の間に入るように移送される。
【0024】一次脱水区域Uで脱水された遊離水は、排
水口30aから系外へ排出される。
【0025】二次脱水区域Vは、ロール12に移動して
くる下濾布Aとロール18に移動してくる上濾布Bとが
、フィードボックス10の排出口を出た汚泥をサンドイ
ッチ状に挟みつつ、ドラム32、34、36を巻回する
ように構成されている。ドラム32、34、36は多穴
板型ドラムで構成され、ドラム32、34、36を下濾
布A、Bが巻回するとき、ドラム32、34、36が濾
布A、Bの張力を増大させると共に濾布A、Bをドラム
32、34、36に押し付けることで、下濾布A、Bに
挟まれた汚泥を圧搾脱水する。ドラム32、34、36
に押し付けたときに脱水された遊離水は、ドラム32、
34、36の穴32a、34a、36aを通ってドラム
32、34、36内に入り、適宜排出される。この遊離
水は、排水口30bから系外へ排出される。
【0026】三次脱水区域Wでは、汚泥をサンドイッチ
状に挟んだ濾布A、Bがドラム40を巻回すると共に、
ドラム40を巻回する濾布A、Bをドラム40に押し付
けるように高圧ベルトCがドラム40を巻回するように
ロール42、44、46が配置されている。
【0027】ドラム40も多穴板型ドラムで構成され、
ドラム40を濾布A、Bが巻回するとき、高圧ベルトC
がドラム40に対し濾布A、Bを押し付けることで、濾
布A、Bに挟まれた汚泥を圧搾脱水する。
【0028】汚泥排出区域Xでは、下濾布Aから上濾布
Bが剥がれるように、上濾布Bを転回させるロール50
が配置されている。さらに、ロール50の外側に下濾布
Aの底部70から側壁部72a、72bを立ち上げる為
の立ち上げ装置82が配置されている。下濾布Aから上
濾布Bが剥がれたとき、下濾布A上には含水率が極めて
低くなった汚泥ケーキが露出される。そして、汚泥ケー
キを乗せた下濾布Aの面を下に向けるように下濾布Aを
転回させるようにロール52が配置されている。この結
果、汚泥ケーキは、濾布Aから離れて落下しコンテナ(
図示せず)内に収容される。ロール52から下向きにな
った下濾布Aの面に対し、スクレーパ54が配置されて
、下濾布Aの面に残る汚泥ケーキを掻き取るようになっ
ている。
【0029】本実施例の汚泥脱水装置には、前述のロー
ルの他に適宜支持ロール56a、56b、56cや案内
ロール58a、58b、58c、58d、58e、58
f、58gが配置され、さらに、濾布A、Bに張力を与
える加圧装置62、64、66、68が適宜設けられて
いる。そして、加圧装置62とロール14の間において
、後述のように下濾布Aの底部70から側壁部72a、
72bを立ち上げる為の立ち上げ装置80が配置されて
いる。
【0030】また、案内ロール58aには、ロール58
hが対向して配置されいる。そして、案内ロール58a
とロール58hの前に一対の側板部材86が配置され、
側板部材86は下濾布Aの底部70より上で側壁部72
a、72bに沿って伸び、下濾布Aの進行方向に向かっ
て徐々に接近する形で配置されている。
【0031】図2〜3に示すように、下濾布Aは、フィ
ードボックス10の底部の幅にほぼ等しいの幅の底部7
0と、該底部70の側部に沿って底部70に対し折り畳
み自在に結合された側壁部72a、72bとを有する。 図2は、側壁部72a、72bが底部70から立ち上が
った状態を示し、図3は、側壁部72a、72bが底部
70の上に折り畳まれた状態を示す。
【0032】底部70は、水透過性で、比較的剛性の材
料で形成されている。側壁部72a、72bは底部70
の幅より狭い補助濾布より構成され、図から明らかなよ
うに、底部70の幅方向両端に側壁部72a、72bが
取り付けられている。この取り付けには、縫い込みや接
着が使用される。補助濾布の材質としては、水透過性で
、長手方向には容易に伸縮できるが、横方向には折れに
くく、しわになりにくい程度に剛性を有するものが好ま
しい。汚泥を包み込むときに凹凸を吸収するためと、立
ち上がった状態での剛性を確保するためである。
【0033】底部70の上に折り畳められた側壁部72
a、72bに対応して、立ち上げ装置80と立ち上げ装
置82は、折り畳められた側壁部72a、72bと底部
70との隙間に差し込まれる一端を有する一対の側板部
材からなり、一対の側板部材は、下濾布Aの底部より上
で側壁部72a、72bに沿って伸び、下濾布Aの進行
方向に徐々に広がるように構成されている。従って、徐
々に広がる一対の側板部材に沿って側壁部72a、72
bが案内されつつ進行して、次第に立ち上がるようにな
っている。
【0034】下濾布Aの側壁部72a、72bは、汚泥
排出区域Xから一次脱水区域Uの間では、移送の邪魔に
ならないように折り畳められている。従って、下濾布A
は、ロール14へ移行される前に、立ち上げ装置80で
側壁部72a、72bが立ち上げられ、側壁部72a、
72bはフィードボックス10の側壁(図示せず)に沿
って移行するようになっている。
【0035】本装置の運転に際し、前述のようにフィー
ドボックス10内で、下濾布Aに入った汚水は、汚泥と
遊離水に分離され、汚水から堆積した汚泥は、図2に示
される状態の下濾布A内に収容される。この状態で、下
濾布Aはロール12の方に移行し、下濾布A内の遊離水
は下濾布Aから落下して減少し、ロール12に近付いた
下濾布A内には汚泥のみが残留することになる。
【0036】ロール12に対向するロール18に上濾布
Bが移行する結果、側壁部72a、72bと上濾布Bが
接近する。従って、側壁部72a、72bは底部70上
の汚泥の上に徐々に倒れつつ、ロール12に移行するこ
とになる。このとき側壁部72a、72bが倒れるのを
案内するように進行方向に徐々に接近する一対の側板部
材(図示せず)をフィードボックス10の側壁の延長部
として形成するのが好ましい。
【0037】上濾布Bが接近する結果、底部70と側壁
部72a、72b及び上濾布Bの間に汚泥を拘留しなが
ら、濾布A、Bがロール12とロール18の間に入る。 この結果、ロール12とロール18で圧搾脱水されても
、汚泥は濾布A、Bの間にしっかり拘束されるので、は
みでることがない。ロール12とロール18の間隙を出
た濾布A、Bは、脱水ドラム32、34、36を通過し
、さらに高圧ベルトCと脱水ドラム40の間を通過する
が、この間も汚泥は側壁部72a、72bにより濾布A
、Bの間にしっかり拘束されるので、はみでることがな
い。その後、ロール50で上濾布Bが下濾布Aから分離
されると共に、立ち上げ装置82で側壁部72a、72
bを立ち上げて、濾布A、Bの間の脱水ケーキを放出す
る。
【0038】脱水ケーキを放出した後の下濾布Aは、ス
クレーパ装置54で残留ケーキを掻きとるとともにシャ
ワー等により洗浄するのが好ましい。
【0039】その後、下濾布Aは、案内ロール58a、
58bを通過しフィードボックス10の供給側にもどる
が、このとき、進行方向に徐々に接近する一対の側板部
材86の間を下濾布Aが通過し、側板部材86が側壁部
72a、72bを倒すように案内する。そして、案内ロ
ール58aとロール58hの間隙を通過することにより
、側壁部72a、72bが底部70上に折り畳められる
。側壁部72a、72bが折り畳められた下濾布Aは通
常のベルトのように案内ロール58bを走行し、立ち上
げ装置80で側壁部72a、72bを再び立ち上げた後
、ロール14に移行する。
【0040】上記実施例は、汚水あるいは流動性汚泥を
直接受ける形のものを説明したが、遠心分離機の後工程
に本汚泥脱水装置を設けて、遠心分離機で脱水された塊
状ケーキをさらに脱水するために本発明を適用してもよ
い。
【0041】さらに、上記実施例は、上下の濾布A、B
をローラやドラムに巻き付けて濾布A、Bに張力を与え
る方式で説明したが、上下濾布を水平に加圧部に走行さ
せ、上下から加圧を行う方式にも適用できる。図4〜5
は、金属板をリンク状に接続したベルトを濾布で包み、
これを一対にしてその間に汚泥を挟み、さらにベルトを
無端チェーンの間に通して圧搾脱水する方式に本発明を
適用した場合を示す。
【0042】本実施例の場合、二対の駆動歯車装置90
、92、94、96が、一対の駆動歯車装置90、92
の間を駆動チェーン100aが回動し、一対の駆動歯車
装置94、96の間を駆動チェーン100bが回動する
ように配置されている。
【0043】駆動チェーン100a、100bの外側に
、各々多数の金属板部材102a、102bがリンク式
に連結されて、駆動チェーン100a、100bで駆動
されるようになっている。
【0044】本実施例でも、上下の濾布A、Bは、前記
実施例と同様に作製される。
【0045】駆動歯車装置90、94側にフィードボッ
クス10が配置され、例えば、遠心分離機で脱水された
汚泥ケーキが、フィードボックス10から下濾布A上に
供給される。
【0046】駆動歯車装置92、96側には、金属板部
材102a、102bで圧搾された汚泥ケーキが排出落
下され、下濾布A上に残る汚泥ケーキを掻き取るように
なっている。
【0047】金属板部材102a、102bによる圧搾
は、下濾布Aと上濾布Bの間に汚泥ケーキを包み込んで
、金属板部材102a、102bの間に圧入させて行わ
れる。さらに、金属板部材102a、102bを上下か
ら加圧する装置(図示せず)を設けて、圧搾効果を上げ
ることができる。
【0048】下濾布Aは、フィードボックス10に近づ
くとき、立ち上げ装置80により、側壁部72a、72
bが立ち上げられて、底部70と共に容器状になる。一
方、上濾布Bがロール18によって、下濾布Bに近づけ
られる。
【0049】フィードボックス10から汚泥ケーキを受
けた下濾布Aは、ロール12、18の間を通るときに、
側壁部72a、72bが汚泥ケーキ上に倒れ込むように
なる。従って、汚泥ケーキは、底部70と側壁部72a
、72bで包み込まれた状態で、駆動歯車装置90、9
4の間に送り込まれる。
【0050】駆動歯車装置90、94から駆動歯車装置
92、96へ移行する間に、汚泥ケーキは圧搾脱水され
、遊離水は落下して、排出口30a、30bから系外へ
排出される。
【0051】駆動歯車装置92、96の間を出た上下の
濾布A、Bは分離され、下濾布の側壁部72a、72b
が立ち上げ装置82により、立ち上げられる。
【0052】従って、下濾布Aがロール52の所から垂
直方向に転回するとき、汚泥ケーキが下濾布Aから落下
する。
【0053】スクレーパ54を通った下濾布Aは、一対
の側板部材86の間を通過するとき、側板部材86の間
隔が走行方向に向かって狭くなるにつれて、側壁72a
、72bが底部70上に折り畳められる。
【0054】従って、ロール58a、58hの間を通過
した下濾布Aは、ほぼ平らな状態となって、案内ロール
58bへ移送される。
【0055】上下の濾布A、Bは、少なくとも一つの加
圧装置(62のみを図示する)で適宜緊張を維持される
【0056】金属板部材102a、102bを上下から
さらに加圧する場合、例えば金属板部材102bの上側
に固定部材(図示せず)を配置し、金属板部材102a
の下側に複数の押圧部材(図示せず)を配置し、押圧部
材を油圧シリンダにより押し上げて、固定部材と押圧部
材の間で金属板部材102a、102bを押圧すればよ
い。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】1)濾布走行式ベルトプレス脱水装置にお
いて、上下の濾布の間から汚泥がはみでるのを防止し、
汚泥処理効率を増大できる。
【0059】2)汚泥ケーキの含水率が60〜80%と
従来の75〜85%に対し極めて低くなった。
【0060】3)汚水あるいは流動性汚泥の状態から汚
泥ケーキまで一貫した処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚泥脱水装置を汚水あるいは流動性汚
泥を直接うける形で適用した実施例を示す概略側面説明
図である。
【図2】本発明の汚泥脱水装置に使用される濾布の断面
図で、濾布の側壁部が立ち上がった状態を示す。
【図3】本発明の汚泥脱水装置に使用される濾布の断面
図で、濾布の側壁部が折り畳まれた状態を示す。
【図4】本発明の汚泥脱水装置をリンク式金属板部材と
無端チェーンによる脱水方式に適用した実施例を示す概
略側面説明図である。
【図5】図4の汚泥脱水装置における汚泥供給側で上濾
布と下濾布がローラに入って行くところを示す概略側面
説明図である。
【符号の説明】
10  フィードボックス 12、14、16a〜e、18  ロール20  汚水
貯留供給装置 22  入口配管 24  圧送装置 30a、30b  排水口 32、34、36  ドラム 40  ドラム 50、52  ロール 54  スクレーパ 56a〜c  支持ロール 58a〜g  案内ロール 58h  ロール 62、64、66、68  加圧装置 70  底部 72a、72b  側壁部 80、82  立ち上げ装置 86  側板部材 90、92、94、96  駆動歯車装置100a、1
00b  駆動チェーン A  下濾布 B  上濾布 C  高圧ベルト U  一次脱水区域 V  二次脱水区域 W  三次脱水区域 X  汚泥排出区域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  底部と該底部の幅方向両端に沿って折
    り畳み自在に結合され、長手方向には伸縮性があるが、
    幅方向には硬さがあって曲げにくい側壁部を有する下濾
    布と、一定領域で該下濾布に対向する上濾布と、下濾布
    が前記一定領域に入る前に底部に対し側壁部を折り畳む
    装置と、下濾布が前記一定領域から出た後に底部から側
    壁部を立ち上げる装置と、前記一定領域で上濾布と下濾
    布を圧搾して、上濾布と下濾布で包み込まれた汚泥を脱
    水する装置と、側壁部が立ち上がった状態で、側壁部と
    底部で囲まれた空間に汚泥を供給する装置とからなる濾
    布走行式ベルトプレス汚泥脱水装置。
  2. 【請求項2】  汚泥を供給する装置が、汚水を供給収
    容するフィードボックスである請求項1記載の濾布走行
    式ベルトプレス汚泥脱水装置。
  3. 【請求項3】  汚泥を供給する装置が、汚泥ケーキの
    ホッパである請求項1記載の濾布走行式ベルトプレス汚
    泥脱水装置。
  4. 【請求項4】  前記一定領域で上濾布と下濾布を圧搾
    して汚泥を脱水する装置が、少なくとも一対のロールで
    ある請求項1記載の濾布走行式ベルトプレス汚泥脱水装
    置。
  5. 【請求項5】  前記一定領域で上濾布と下濾布を圧搾
    して汚泥を脱水する装置が、脱水ドラムである請求項1
    記載の濾布走行式ベルトプレス汚泥脱水装置。
  6. 【請求項6】  前記一定領域で上濾布と下濾布を圧搾
    して汚泥を脱水する装置が、高圧ベルトと脱水ドラムの
    組み合わせである請求項1記載の濾布走行式ベルトプレ
    ス汚泥脱水装置。
  7. 【請求項7】  側壁部を折り畳む装置が、一対の側板
    部材で構成され、該側板部材は下濾布の底部より上側で
    側壁部に沿って伸び、下濾布の進行方向に向かって徐々
    に接近する形になっている請求項1記載の濾布走行式ベ
    ルトプレス汚泥脱水装置。
  8. 【請求項8】  側壁部を立ち上げる装置は、折り畳め
    られた側壁部と底部との隙間に差し込まれる一端を有す
    る一対の側板部材からなり、一対の側板部材は下濾布の
    底部より上側で側壁部に沿って伸び、下濾布の進行方向
    に向かって徐々に広がるように構成されている請求項1
    記載の濾布走行式ベルトプレス汚泥脱水装置。
  9. 【請求項9】  底部と該底部の幅方向両端に沿って折
    り畳み自在に結合された側壁部を有する下濾布に対し、
    一定領域で該下濾布に対向するように上濾布を配置し、
    側壁部が底部から立ち上がった状態で側壁部と底部で囲
    まれた空間に汚泥を供給し、下濾布が前記一定領域に入
    る前に底部に対し側壁部を折りたたようにして汚泥の上
    に側壁部を倒し、前記一定領域で上濾布と下濾布を圧搾
    して、上濾布と下濾布で包み込まれた汚泥を脱水し、下
    濾布が前記一定領域から出た後に汚泥から側壁部を立ち
    上げることにより汚泥を放出することからなる濾布走行
    式ベルトプレス汚泥脱水方法。
JP3116535A 1991-04-22 1991-04-22 汚泥脱水方法及び装置 Pending JPH04322897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116535A JPH04322897A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 汚泥脱水方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116535A JPH04322897A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 汚泥脱水方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04322897A true JPH04322897A (ja) 1992-11-12

Family

ID=14689535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3116535A Pending JPH04322897A (ja) 1991-04-22 1991-04-22 汚泥脱水方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04322897A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016073930A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 株式会社石垣 ベルトプレス
JP2016073933A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 株式会社石垣 ベルトプレスの脱水方法及びベルトプレス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016073930A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 株式会社石垣 ベルトプレス
JP2016073933A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 株式会社石垣 ベルトプレスの脱水方法及びベルトプレス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0784715B2 (ja) パルプおよび紙料濃縮装置
US4159947A (en) Dewatering system
JP2901319B2 (ja) 繊維質原料スラリーの処理方法及び装置
US4158627A (en) Method and apparatus for extracting waste material
US3774760A (en) Sludge dewatering apparatus and process
US9381454B2 (en) Materials handling and treatment
JPH04322897A (ja) 汚泥脱水方法及び装置
CN216106576U (zh) 一种带式脱水压滤机
CN108929015A (zh) 一种污泥脱水处理装置
KR101535364B1 (ko) 물질 처리 장치 및 그 방법
CN115057599A (zh) 连续式深度压榨污泥深度脱水装置
US3812971A (en) An apparatus for dehydrating a slurry
GB2010690A (en) Pressure filter
US4543880A (en) Method and a device for expelling liquid by squeezing of masses having great liquid content
JPS6041358Y2 (ja) ベルトプレス脱水機の濾布端密封装置
JPH0450120B2 (ja)
CN219861013U (zh) 一种高压带式深度脱水机
KR200365673Y1 (ko) 슬러지 탈수장치
JPS5811016A (ja) ベルトプレス型脱水機
CN208493462U (zh) 一种带式过滤装置
JPH0245559B2 (ja)
JPS6315080B2 (ja)
JP3786381B2 (ja) 真空濾過機およびこれを用いた濾過方法
JPS6116955Y2 (ja)
JPS60216998A (ja) ベルトプレス型脱水装置