JPH04322453A - 沸騰冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置

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JPH04322453A
JPH04322453A JP9194491A JP9194491A JPH04322453A JP H04322453 A JPH04322453 A JP H04322453A JP 9194491 A JP9194491 A JP 9194491A JP 9194491 A JP9194491 A JP 9194491A JP H04322453 A JPH04322453 A JP H04322453A
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evaporation container
evaporation
boiling
cooling device
steam
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JP9194491A
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Kiyoshi Saito
清 斉藤
Hideji Saito
斉藤 秀治
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰冷却装置に係り、特
に、液体冷媒を入れた蒸発容器を発熱体に密着させて冷
却する方式において、冷却性能の向上,小形軽量化に好
適な沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等で使用される大容量の平形半導体
素子の冷却装置として、素子の交換が容易な特開昭58
−37482 号公報に示す構造の冷却装置が採用され
ている。 ここで図4は従来形の沸騰冷却装置の平面図で、図2は
図4のII−II断面図である。蒸発容器1(1A〜1
C)には絶縁継手3,ベローズ4が連接されており、こ
れらが複数個集合されて中継タンク6に接続され、一括
して凝縮器ヘッダ7と蒸発容器1が連通する構造となっ
ている。この蒸発容器1が半導体素子2A,2Bを挾持
して冷却を行っている。
【0003】また、蒸発容器1と凝縮器ヘッダ7間の管
路11は、落差をとるために緩い上り勾配を付けて構成
していた。
【0004】また、蒸発容器1と凝縮器ヘッダ7間には
液戻しパイプ9を連通させ、一端は放熱フィン9の沸騰
溝5を通して蒸発容器1の下面近くに、他端は凝縮器ヘ
ッダ7内に挿入している。この冷却装置の熱サイクルは
、半導体素子2A,2Bの発熱により蒸発容器1内で発
生した蒸気を、管路11を通して凝縮器12に送り、こ
こで放熱,液化した冷媒10を再び液戻りパイプ9,9
Aを通して蒸発容器内に戻すサイクルをくり返して半導
体素子を冷却している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2において、半導体
素子の発熱量が小さい状態では、蒸発容器1内の蒸発量
が少なく、冷媒10の液面高さHも液戻しパイプ9より
高い位置にある。この状態では冷媒10は液戻りパイプ
9,9Aと管路11を通って蒸発容器に戻ることになる
【0006】半導体素子の発熱量を増加していくと蒸発
量も多くなるため管路11も蒸気の占有率が高くなり、
液面高さHも液戻しパイプ9以下となる。この状態では
冷媒10はほとんど液戻しパイプ9,9Aを通り蒸発容
器1に供給され、バランスした状態で熱交換サイクルが
行われることになる。
【0007】従来技術において、さらに半導体素子2A
,2Bの発熱量が増加すると蒸発容器内および液戻しパ
イプ9A内で沸騰現象が起り、蒸気が発生するため、冷
媒の戻りが止まり、蒸発容器1内が液枯れ現象をきたし
、熱暴走を起すという問題があった。特に、最近はノン
フロン化の要望から蒸発潜熱の低い冷媒が多く、熱暴走
を起し易い。
【0008】この問題を解決するには、蒸発容器1およ
び管路11の大形化が避けられない。
【0009】また、従来技術では管路11に勾配がある
ために装置を製作するうえで、作業性が悪いという欠点
をもっていた。
【0010】本発明の目的は、蒸発容器の熱暴走を防止
し、冷却性能が高く作業性がよく、小形軽量化された大
容量の沸騰冷却装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、蒸発容器上
部に蒸気溜を設け、管路の勾配をなくし、蒸発容器と絶
縁継手の連結部を、長円形のフランジで構成し、絶縁継
手の内部断面を蒸気の流れに沿って長円形から徐々に円
形に変化する構造にして管路の断面積を大きくし、中継
タンクを蒸気室と液体室に分割することによって達成さ
れる。
【0012】
【作用】蒸発容器内で沸騰がはげしくなると、液戻しパ
イプ内でも沸騰現象が起り、蒸気が発生するため冷媒の
戻りが止まり、蒸発容器内が液枯れ現象を起し、ついに
は熱暴走に至る。
【0013】これを防止し装置の大容量化を図る手段と
して、蒸発容器の上部に蒸気溜を設けて沸騰によって生
じた蒸気をこの蒸気溜に溜めて蒸発容器の下方に拡散し
ないようにして液戻しパイプ9A内の沸騰を防止する。 同時に管路の断面積を大きくすることによって流体抵抗
を小さくし、蒸気溜内の蒸気をスムーズに凝縮器に逃す
必要がある。
【0014】この場合、管路11を構成する絶縁接手の
直径が大きくなって、各ユニット間の絶縁ギャップGが
不足する。
【0015】これを解決する手段として蒸発容器と絶縁
継手の連結部を縦長の長円形のフランジとして、管路の
断面積を大きくすると共に絶縁ギャップを確保する。
【0016】また、中継タンクは蒸気室と液体室に分割
し、沸騰蒸気によって冷媒の戻りが阻害されない構造に
する。
【0017】さらに、蒸発容器と凝縮器ヘッダ間の落差
を確保することによって管路の勾配をなくし、製造コス
トの低減を図る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明する
。図3は本発明の沸騰冷却装置の平面図で、図1は図3
のI−I矢視断面図である。
【0019】蒸発容器1(1A〜1C)には絶縁継手3
,ベローズ4が連接されて一ユニットを成し、これら複
数ユニットが中継タンク6に接続されて一体となり、さ
らに連通管13を介して凝縮器ヘッダ7に接続される。 これによって複数個の蒸発容器1(1A〜1C)から凝
縮器12まで一体に連通する構造となっている。
【0020】また、蒸発容器1(1A〜1C)は、半導
体素子2A,2Bを挾持して冷却を行っている。さらに
図1で蒸発容器1と凝縮器ヘッダ7間には液戻しパイプ
9を連通させ、一端は放熱フィン8の沸騰溝5を通して
蒸発容器1の下面近くに、他端は中継タンク6内の液体
室15に挿入している。
【0021】また、蒸発容器1の上部には、蒸気溜26
を設け、沸騰により生じた蒸気をこの蒸気溜26に溜め
て、蒸発容器1の下方に拡散しないようにして、液戻し
パイプ9A内の沸騰を防止する。
【0022】このような蒸発容器の一実施例を図5ない
し図7に示す。図5は蒸発容器の側面図を示す。また図
6は図5のVI矢視図、図7は図5のVII−VII矢
視断面図を示す。
【0023】角管18,放熱フィン8,上蓋19,下蓋
20,連結管21,液戻しパイプ9A,端子22から成
り、これ等が銀ロー付等で一体構造となり蒸発容器を構
成している。
【0024】この構成において、放熱フィン8の上部空
間が蒸気溜26となっている。また連結管21は、図6
に示すように縦方向に長円形となっている。これは図3
で示すように、隣接する蒸発容器との絶縁ギャップGを
確保するためである。
【0025】また、液戻しパイプ9Aは、放熱フィン8
の沸騰溝5を通して蒸発容器の下方に銀ロー付等で固定
する。
【0026】さらに冷却性能をあげて、大容量化を図る
ためには、管路の断面積を大きくして蒸気溜1Aからの
蒸気の通過抵抗を小さくする必要があるが、断面積をそ
のまま大きくすると、蒸発容器1と絶縁継手3の連結部
Dで、隣設するユニット間の電気的絶縁ギャップGが不
足する。そこで装置の全長L寸法を抑え、大形化をさけ
ながら管路の断面積を大きくする方法として、電気的に
絶縁の必要なD部のフランジの形状を縦長の長円形とし
、電気的絶縁の必要のない絶縁継手3とベローズ4の連
結部Eのフランジの形状を円形とする。この部分で円形
にするのはベローズの製作を容易にするためである。
【0027】図8ないし図10に本発明の絶縁継手の一
例を示す。図8は平面図で図9,図10は図8の側面図
である。
【0028】蒸発容器1に連結される側のフランジ23
を長円形とし、反対側のベローズに連結される側のフラ
ンジ24は円形にしている。また、両フランジ間の絶縁
体25の内部構造も、流体抵抗を小さくして蒸気の流れ
をスムーズにするために長円形から円形に徐々に滑らか
に変化する構造とする。
【0029】図11,図12に本発明の中継タンクの一
例を示す。本図は中継タンク部の断面図を示す。図12
は図11のXII 矢視図を示す。
【0030】中継タンク6は仕切板16によって蒸気室
14と液体室15に分割する。この場合、仕切板16に
は、図12に示すように切欠き17を設けている。これ
は蒸気の占有率が低いときは管路からも冷媒10を戻す
ためである。また仕切板16には、液戻しパイプ9Bが
固着されている。
【0031】冷媒の沸騰によって生じた蒸気はベローズ
4を通り、中継タンク6の蒸気室14に入る。さらに中
継タンク6の上部から連結管13を通り、凝縮器ヘッダ
7から凝縮器12に供給される。一方、凝縮器12で液
化した冷媒は、凝縮器ヘッダ7からこれに直結する中継
タンク6の液体室15に溜った後、管路11及び液戻し
パイプ9B,9,9Aを通って、蒸発容器1に戻る構造
である。
【0032】また、本発明では、蒸発容器1と凝縮器ヘ
ッダ7間の落差を大きくすることによって、図2に示す
管路の勾配をなくし、部品の製造を容易にし、製造コス
トの低減を図っている。
【0033】本実施例によれば、蒸発容器の上部に蒸気
溜を設け、管路の断面積を大きくして、ほぼ水平に設置
し、さらに中継タンクを蒸気室と液体室に分割すること
によって、蒸発容器の熱暴走を防止し、冷却性能が高く
,小形軽量化された大容量の沸騰冷却装置を提供するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】(1)蒸発容器の上部に蒸気溜を設ける
ことにより、沸騰により生じた蒸気をこの蒸気溜に溜め
て、蒸気が蒸発容器の下方に拡散することを防止し冷却
性能を向上させる。
【0035】(2)蒸発容器と絶縁継手の連結部を長円
形のフランジ,絶縁継手とベローズの連結部を円形のフ
ランジで構成し、その間の絶縁継手の内部断面を蒸気の
流れに沿って長円形から徐々に円形に変化させて断面積
を大きくすることにより、装置の大形化をさけながら流
体抵抗を小さくし、蒸気の流れをスムーズにして冷却性
能を向上させる。
【0036】(3)中継タンクを蒸気室と液体室に分割
することによって、蒸気によって冷媒の戻りが阻害され
ることを防止し、冷却性能を向上させる。
【0037】以上の相乗効果により冷却性能を大幅に向
上することができるため、小形軽量化された大容量の沸
騰冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の沸騰冷却装置の断面図。
【図2】従来形の沸騰冷却装置の断面図。
【図3】本発明の沸騰冷却装置の平面図。
【図4】従来形の沸騰冷却装置の平面図。
【図5】本発明の蒸発容器の側面図。
【図6】図5のVI−VI矢視図。
【図7】図5のVII−VII矢視断面図。
【図8】本発明の絶縁継手の平面図。
【図9】図8の側面図。
【図10】図8の反対側の側面図。
【図11】本発明の中継タンク部の断面図。
【図12】図11のXII 矢視図。
【符号の説明】
1…蒸発容器、3…絶縁継手、4…ベローズ、6…中継
タンク、7…凝縮器ヘッダ、8…放熱フィン、9,9A
,9B…液戻しパイプ、12…凝縮器、13…連結管、
14…蒸気室、15…液体室、26…蒸気溜。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱体を挾持して冷却する液体冷媒を収納
    する複数の蒸発容器、前記蒸発容器に連結された絶縁継
    手,ベローズを含む管路、前記管路を集合し凝縮器ヘッ
    ダと前記蒸発容器を連通させる中継タンク、前記管路内
    を貫通して凝縮器ヘッダと前記蒸発容器を連通する液戻
    しパイプを備えた沸騰冷却装置において、前記蒸発容器
    の上部に、蒸気溜を構成したことを特徴とする沸騰冷却
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記蒸発容器と前記絶
    縁継手の連結部を長円形のフランジとし、前記絶縁継手
    と前記ベローズの連結部を円形のフランジとして、前記
    絶縁継手の内部断面を蒸気の流れに沿って長円形から徐
    々に円形に変化させた沸騰冷却装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記中継タンクを蒸気
    室を液体室に分割した沸騰冷却装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7004239B2 (en) 1996-03-14 2006-02-28 Denso Corporation Cooling apparatus boiling and condensing refrigerant
JP2015019076A (ja) * 2008-11-18 2015-01-29 日本電気株式会社 沸騰冷却装置

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JPH03283454A (ja) * 1990-03-30 1991-12-13 Toshiba Corp 半導体冷却装置

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