JPH0432192Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0432192Y2 JPH0432192Y2 JP1986162202U JP16220286U JPH0432192Y2 JP H0432192 Y2 JPH0432192 Y2 JP H0432192Y2 JP 1986162202 U JP1986162202 U JP 1986162202U JP 16220286 U JP16220286 U JP 16220286U JP H0432192 Y2 JPH0432192 Y2 JP H0432192Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic chuck
- plate
- rectangular electromagnetic
- mounting structure
- thermal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002173 cutting fluid Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 4
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、平面研削盤のテーブル上に角形電磁
チヤツクが熱歪によつて湾曲するのを防止し得る
ように改良した取付構造に関するものである。
チヤツクが熱歪によつて湾曲するのを防止し得る
ように改良した取付構造に関するものである。
第3図は従来の取付構造の説明図である。機械
本体のテーブル1上に電磁チヤツク2が載置さ
れ、その周囲を4個の固定爪3(本図において3
個が現われている)で押えつけ、垂直な(テーブ
ル板面に直交する)ボルト4で緊定されている。
本体のテーブル1上に電磁チヤツク2が載置さ
れ、その周囲を4個の固定爪3(本図において3
個が現われている)で押えつけ、垂直な(テーブ
ル板面に直交する)ボルト4で緊定されている。
実線で示した2aは、電磁チヤツク2に歪みを
生じていない場合の上面周囲の縁である。
生じていない場合の上面周囲の縁である。
電磁チヤツクが稼動のために通電されて発熱し
た場合、及び、電磁チヤツク2に研削液が注がれ
てテーブル1よりも高温となつた場合、該電磁チ
ヤツク2の上面周囲縁は仮想線で示した2bの如
く、上方に凸なる形に湾曲する傾向の熱歪を生じ
る。その結果、被研削物(図示せず)の平面度、
真直度が低下する。
た場合、及び、電磁チヤツク2に研削液が注がれ
てテーブル1よりも高温となつた場合、該電磁チ
ヤツク2の上面周囲縁は仮想線で示した2bの如
く、上方に凸なる形に湾曲する傾向の熱歪を生じ
る。その結果、被研削物(図示せず)の平面度、
真直度が低下する。
上記の熱歪を防止するため、電磁チヤツク内部
に通水して、コイルの発熱を取り去る用にしたも
のや、吸着時のみ数秒間電流を通じて、あとは残
留磁気で加工品を吸着する様な工夫がなされてい
るが、これらの従来技術によつては熱歪の軽減が
不充分である。
に通水して、コイルの発熱を取り去る用にしたも
のや、吸着時のみ数秒間電流を通じて、あとは残
留磁気で加工品を吸着する様な工夫がなされてい
るが、これらの従来技術によつては熱歪の軽減が
不充分である。
本考案の上述の事情に鑑みて為されたもので、
電磁チヤツクに通水することなく、かつ、残留磁
気による吸着を利用することなしに、電磁チヤツ
クの熱歪を半減し得る電磁チヤツクの取付構造を
提供しようとするものである。
電磁チヤツクに通水することなく、かつ、残留磁
気による吸着を利用することなしに、電磁チヤツ
クの熱歪を半減し得る電磁チヤツクの取付構造を
提供しようとするものである。
なお、本考案の取付構造を適用した上に前記の
従来技術(通水、残留磁気)を併用すると、熱歪
は一層軽減され、実用上無視し得るに至ることが
期待される。
従来技術(通水、残留磁気)を併用すると、熱歪
は一層軽減され、実用上無視し得るに至ることが
期待される。
第4図A,Bは本考案の基本的原理を示す説明
図である。
図である。
剛性の著しい大きいテーブル1′上に、剛性の
充分でない板状部材2′が載置され、その両端部
をボルト4′で固定されている状態を想定する
(いわゆる思考実験である。) (第4図A参照)板状部材2′がテーブル1′に
比して相対的に熱膨脹して矢印c,cの如く圧縮
応力を生じると、該板状部材は2′bの如く湾曲
する。
充分でない板状部材2′が載置され、その両端部
をボルト4′で固定されている状態を想定する
(いわゆる思考実験である。) (第4図A参照)板状部材2′がテーブル1′に
比して相対的に熱膨脹して矢印c,cの如く圧縮
応力を生じると、該板状部材は2′bの如く湾曲
する。
しかし、板状部材2′がテーブル1′に比して相
対的に熱収縮して第4図Bの如く引張応力矢印t
−tを生じても、該板状部材2′には湾曲を生じ
ない。
対的に熱収縮して第4図Bの如く引張応力矢印t
−tを生じても、該板状部材2′には湾曲を生じ
ない。
また、予め上記矢印t−t方向のイニシアル応
力を与えておけば、板状部材2′が相対的に熱膨
脹しても湾曲傾向の熱歪(第4図A)が相殺さ
れ、乃至は軽減される。
力を与えておけば、板状部材2′が相対的に熱膨
脹しても湾曲傾向の熱歪(第4図A)が相殺さ
れ、乃至は軽減される。
上述の原理を実際面に適用して前記の目的(熱
歪の軽減)を達成するための具体的構成として、
本考案に係る取付構造は平面研削盤のテーブル上
に角形電磁チヤツクを取付ける場合に適用され、
上記テーブル上に高剛性で低熱伝導率の板状部材
を搭載し、上記板状部材の上に角形電磁チヤツク
載置するとともに、上記板状部材に対して角形電
磁チヤツクを、斜下方から引張りボルトによつて
固定し、該角形電磁チヤツクに引張方向のイニシ
アル応力を与えたものである。
歪の軽減)を達成するための具体的構成として、
本考案に係る取付構造は平面研削盤のテーブル上
に角形電磁チヤツクを取付ける場合に適用され、
上記テーブル上に高剛性で低熱伝導率の板状部材
を搭載し、上記板状部材の上に角形電磁チヤツク
載置するとともに、上記板状部材に対して角形電
磁チヤツクを、斜下方から引張りボルトによつて
固定し、該角形電磁チヤツクに引張方向のイニシ
アル応力を与えたものである。
上記の構成によれば、角形電磁チヤツクに、そ
の板面と平行(水平方向)の引張方向のイニシア
ル応力が与えられているので、該角形電磁チヤツ
クがテーブルに対して相対的に熱膨脹しても、湾
曲傾向の熱歪が相殺乃至は軽減される。
の板面と平行(水平方向)の引張方向のイニシア
ル応力が与えられているので、該角形電磁チヤツ
クがテーブルに対して相対的に熱膨脹しても、湾
曲傾向の熱歪が相殺乃至は軽減される。
第1図は本考案の1実施例を示し、第2図は上
記実施例を矢印方向に見た外観図である。
記実施例を矢印方向に見た外観図である。
(第1図参照)テーブル2の上に、高剛性、低
熱伝導率の板状部材として石定盤5を搭載し、定
盤取付ボルト6で固定する。
熱伝導率の板状部材として石定盤5を搭載し、定
盤取付ボルト6で固定する。
上記石定盤を水平方向に挟んでブロツク7を当
接せしめ、ブロツク取付ボルト8で固定する。
接せしめ、ブロツク取付ボルト8で固定する。
上記のブロツク7を斜下方から斜上方に向けて
引張ボルト9を設け、該引張ボルト9の先端を電
磁チヤツク2の雌ネジ穴に螺合して締めつける。
これにより電磁チヤツク2は両側から斜下方に引
つ張られ、石定盤5に向けて押圧されるとともに
水平方向の引張応力を与えられる。これにより、
電磁チヤツク2がテーブル1に対して相対的に熱
膨脹しても、湾曲傾向の熱歪が相殺される。
引張ボルト9を設け、該引張ボルト9の先端を電
磁チヤツク2の雌ネジ穴に螺合して締めつける。
これにより電磁チヤツク2は両側から斜下方に引
つ張られ、石定盤5に向けて押圧されるとともに
水平方向の引張応力を与えられる。これにより、
電磁チヤツク2がテーブル1に対して相対的に熱
膨脹しても、湾曲傾向の熱歪が相殺される。
第3図に示した従来例において5μmの熱歪を生
じる作業条件において、本実施例について実測し
たところ熱歪は2μmであつた。
じる作業条件において、本実施例について実測し
たところ熱歪は2μmであつた。
本実施例においては、前述の構成に加えて、更
に電磁チヤツク2の下面に切削液流路10,1
0′を設けてある。このようにして、電磁チヤツ
ク2の上面に注がれる切削液と同じ温度の切削液
を該電磁チヤツク2の下面にも流通させると、電
磁チヤツク2の上下方向の温度勾配が軽減され、
熱歪の防止に有効である。
に電磁チヤツク2の下面に切削液流路10,1
0′を設けてある。このようにして、電磁チヤツ
ク2の上面に注がれる切削液と同じ温度の切削液
を該電磁チヤツク2の下面にも流通させると、電
磁チヤツク2の上下方向の温度勾配が軽減され、
熱歪の防止に有効である。
以上詳述したように、本考案の取付構造によれ
ば、電磁チヤツクに通水することなく、かつ残留
磁気の利用をすることなしに電磁チヤツクの熱歪
を半減することができ、平面研削盤における加工
精度の向上に貢献するところ多大である。
ば、電磁チヤツクに通水することなく、かつ残留
磁気の利用をすることなしに電磁チヤツクの熱歪
を半減することができ、平面研削盤における加工
精度の向上に貢献するところ多大である。
第1図は本考案の一実施例を示し、一部を破断
して描いた正面図である。第2図は第1図におけ
る2矢視図である。第3図は従来例の説明図であ
る。第4図A,Bは本考案の原理の説明図であ
る。 1……テーブル、2……電磁チヤツク、3……
固定爪、4……ボルト、5……石定盤(高剛性、
低熱伝導率の板状部材)、9……引張ボルト、1
0,10′……切削液流路。
して描いた正面図である。第2図は第1図におけ
る2矢視図である。第3図は従来例の説明図であ
る。第4図A,Bは本考案の原理の説明図であ
る。 1……テーブル、2……電磁チヤツク、3……
固定爪、4……ボルト、5……石定盤(高剛性、
低熱伝導率の板状部材)、9……引張ボルト、1
0,10′……切削液流路。
Claims (1)
- 平面研削盤のテーブル上に角形電磁チヤツクを
取付ける構造において、上記テーブル上に高剛性
で低熱伝導率の板状部材を搭載し、上記板状部材
の上に角形電磁チヤツクを載置するとともに、上
記板状部材に対して角形電磁チヤツクを、斜下方
から引張りボルトによつて固定したことを特徴と
する角形電磁チヤツクの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986162202U JPH0432192Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986162202U JPH0432192Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6370839U JPS6370839U (ja) | 1988-05-12 |
JPH0432192Y2 true JPH0432192Y2 (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=31089242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986162202U Expired JPH0432192Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0432192Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-24 JP JP1986162202U patent/JPH0432192Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6370839U (ja) | 1988-05-12 |
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