JPH0432135A - マグネトロンおよびその製造方法 - Google Patents

マグネトロンおよびその製造方法

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JPH0432135A
JPH0432135A JP13381090A JP13381090A JPH0432135A JP H0432135 A JPH0432135 A JP H0432135A JP 13381090 A JP13381090 A JP 13381090A JP 13381090 A JP13381090 A JP 13381090A JP H0432135 A JPH0432135 A JP H0432135A
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JP
Japan
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choke
metal piece
holes
diameter
magnetron
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Application number
JP13381090A
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English (en)
Inventor
Tomokatsu Oguro
友勝 小黒
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、出力部に高精度に組立てた複数個のチョーク
を備え、利用するマイクロ波の高調波である雑音電波の
漏洩防止機能を向上させたマグネトロンとその製造方法
に関する。
[従来の技術] マグネトロンでは基本発振周波数のみならず。
第2.第3、第4、第5、第6.第7高調波など多数の
周波数の電波が発生する。基本波以外の電波はいわゆる
雑音電波として通信障害を生じるため、マグネトロンの
出力部に特定高調波に対するチョークを挿入することが
広く行われている8例えば、近年テレビジョンの衛星放
送が開始されたが、その放送周波数帯域は12 G H
zなので2.45GHzのマイクロ波電力を使用する家
庭用電子レンジからの第5高調波の漏洩に対して厳重な
法的規制が行われるようになり、規制に十分対応できる
チョークを装備することが重要になった。
第2図は基本波の高調波に対するチョークを複数個備え
た従来のマグネトロンの構造例(例えば特開昭63−2
61651号公報参照)を示す縦断面図である。即ち、
陰極部は、アルミナセラミックス製のステム絶縁体2と
、これを貫通して設けられた陰極サポート3.4と、こ
の陰極サポート3.4に固着されたモリブデン製のエン
ドシールド5,6及びエンドシールド5.6により支持
される陰極フィラメント7などから構成されている。陰
極フィラメント7の周囲には放射状に配設されたベイン
8を陽極円筒9により支持させた陽極部が設けられ、ベ
イン8と陽極円筒9とで空洞共振器を形成している。陽
極円筒9の外周には複数の冷却フィン10を有する。陽
極円筒9の上下には磁極11が設けてあり、陰極フィラ
メント7とベイン8の間の作用空間に、ヨーク12,1
3と協同して磁石14.15からの磁束を導き適度の磁
界を形成する。陽極空洞共振器に発生するマイクロ波電
力はベイン8の一つに接続された出力導体16を通じて
出力部17に導かれ、外部に放射される。陰極サポート
3,4は金属ワッシャ18を介して絶縁体2の下面(大
気側の面)に気密に硬ろう付は固着され、また前記絶縁
体2は、一端が前記陽極円筒9に硬ろう付は固着された
封着金属体19に硬ろう付は固着されて管内を気密に保
持する。出力部17では、一端が陽極円筒9の上端部に
固着され他端が出力側絶縁体20に固着された封着金属
体21と前記出力導体16とで所謂同軸構造を形成して
おり、封着金属体21は同軸構造の外導体を、また出力
導体16は同軸構造の内導体の役割を果たすように構成
されている。封着金属体21の内部には、環状板部と内
部円筒部よりなる金属片22.23が配設され、それら
の外周は封着金属体21に硬ろう付げにより固着されて
いる。金属片22.23の内部円筒の中央を出力導体1
6が通り抜けている。出力導体16は更に上へ伸び前記
出力側絶縁体20の中央を通って、上端は、出力側絶縁
体に気密に固着された排気管支持体24Aに支持された
金属製真空排気管24Bの封止切り部に接続されている
。25は金属のカバーで、前記排気管支持体24Aの外
周部へ圧入等の方法で固着されており、真空排気管24
Bのチップオフされた鋭い端部を守ると共に外部へのマ
イクロ波電波の放射を効率的に行う役割を持っている。
封着金属体21と金属片22.23とで形成された空間
26.27は特定の高調波に対する所謂1/4波長の空
洞共振器を構成しており、特定の高調波が出力部を通っ
て外部へ漏洩するのを抑制するチョーク作用を担ってい
る。
[発明が解決しようとする課題] チョークを形成する金属片22.23は、そのチョーク
作用を有効にするために、出力導体16と同軸に延在す
る内部円筒の径は両金属片それぞれでほぼ等しく設計さ
れている。従来は、組立ててろう付けする都合から金属
片22の内径を金属片23の内径より僅かに小さく(約
1m)設定し、第3図に示すように、治具3oの円柱部
33.34をそれぞれ金属片22.23の内部円筒に通
し、治具30の段部により金属片22.23を支持させ
、ろう付けを行うようにしていた。しかし、組立治具3
oの段部31は比較的大きな面積を有するため、金属片
23を安定に支持してろう付けすることが出来るが、段
部32は、金属片22.23の内径の寸法差が小さいた
め、極めて面積が小さく、金属片22を安定に支持する
ことが困難である。何回も治具を繰返して用いていると
治具が摩耗して、金属片22.23の関係位置がずれて
しまい、良好な不要波抑制効果を示さないものが生じて
来るようになる。治具30の円柱部33.34の直径寸
法も、金属片22.23とのガタが極力小さくなるよう
に設定されているため、組立時の作業性も悪くなってい
る。
本発明は上記従来のような問題が生じないようにした、
出力部に不要電波のチョークが複数個設けてあり1組立
作業が容易で、しかも特性良好な製品が容易に量産でき
るようにしたマグネトロンとその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明においては、空洞共振
器に発生したマイクロ波電力を取り出す内導体と外導体
よりなる同軸構造の出力部を有し、この出力部に、外導
体に周縁が密着した環状板部と其の内側円周から内導体
に同軸に延在する内部円筒部を備えた金属片よりなり利
用するマイクロ波基本波の特定高調波に対し空洞共振器
を形成し該高調波の伝搬を阻止するチョークを、複数個
配設したマグネトロンにおいて、少なくとも陽極円筒に
近く位置するチョークの環状板に内側円の径に比べて小
径の3個以上の孔を設けることにした。
陽極円筒に近く位置するチョークの環状板に設けた内側
円の径に比べて小径の3個以上の孔は、これらの孔を貫
通して内導体に平行となるように配設された上記孔と同
数で互いに等長の支持棒を備えた組立治具により、他の
チョークの環状板を正しい位置に支持させながら環状板
を外導体に硬ろう付けして出力部を組立てるのに利用す
る。
[作用コ 上記のような手段を採れば、マグネトロンの出力部に複
数個のチョークを設置する場合に、治具の台に最も近い
チョークの環状板は、治具の台を兼ねた段部で支え、上
記以外のチョークの位置、姿勢は、治具の台に最も近い
チョークの環状板の3個以上の孔を貫通して内導体に平
行となるように治具に設けた前記孔と同数で互いに等長
の支持棒で、それらのチョークの環状板を下方から支承
させることによって、3点で1平面が決定される公理に
より、正確に保持できる。
[実施例] 第1図は本発明一実施例の出力部の、チョークを形成す
る金属片の位置、姿勢を組立治具を利用して正確に保持
している状態を示す縦断面図である。下側(陽極に近い
側)のチョーク用金属片23には、環状板に小径の孔2
3Aが3個設けてあり、また、本発明に係る治具30A
の金属片23を支持する台には、上記金属片23の環状
板の孔23Aに対応した位置に夫々互いに等長の支持棒
3゜Bが植設してあり、支持棒30Bは其の上端で、上
部のチョークを形成する金属片22の環状板を支承して
いる。
このように本発明に係る出力部構造では、チョークを形
成する金属片22.23の組込には支持棒付きの治具を
使用するので、チョークの内部円筒の直径は自由に選択
できることになり、不要電波阻止の特性が最も良くなる
ように内部円筒径を設定できる。従来のような治具の摩
耗による特性変動も無くすことができる。2個のチョー
クの間隔は支持棒30Bの長さで決まってしまうため、
大量生産時に安定な特性値を維持することが可能となる
。従来構造のような内部円筒孔を利用した組込方式では
ないため、仮りに金属片23の内部円筒径が金属片22
の内部円筒径よりも小さい場合でも何等問題は生じない
なお、チョークの環状板に設ける3個以上の小孔の直径
が大きすぎるとチョークとしての性能が低下するので、
治具の支持棒の強度とのバランスを考えると2〜5Il
aI程度の直径にするのが良い。
支持棒の数は少ない方が良く、3本が最適で、その配置
は金属片の中心がその3点で形成される三角形の中に在
ることが望ましい。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、出力部に装備する
チョークを形成する金属片の寸法形状に係らず高精度の
組立ができるため、量産性が良く、低雑音のマグネトロ
ンが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の出力部チョーク部材を治具に
組み込んだ状態を示す縦断面図、第2図は基本波の高調
波に対するチョークを複数個備えた従来のマグネトロン
の縦断面図、第3図は従来のマグネトロンの出力部の複
数個のチョークを組立治具に組み込んだ状態を示す図で
ある。 2・・・ステム絶縁体、 7・・・陰極フィラメント、
8・・・ベイン、 9・・・陽極円筒、  16・・・
出力導体、17・・・出力部、 19・・・封着金属体
、 2o・・・出刃側絶縁体、 21・・・封着金属体
、 22.23・・・金属片、 23A・・・環状板に
設けた小径の孔。 24A・・・排気管支持体、 24B・・・真空排気管
。 30A・・・本発明に係る治具、 30B・・・同治具
の第 図 0B 20−ボカ擢・1剰シ軛旨ト 4B 3゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、管軸に沿った陰極と、其の周囲の管軸方向に静磁界
    が形成された作用空間を隔てて、内周面に空洞共振器群
    を形成させた陽極円筒とが配置され、空洞共振器に発生
    したマイクロ波電力を取り出す内導体と外導体よりなる
    同軸構造の出力部を有し、この出力部に、外導体に周縁
    が密着した環状板部と其の内側円周から内導体に同軸に
    延在する内部円筒部を備えた金属片より成り利用するマ
    イクロ波基本波の特定高調波に対し空洞共振器を形成し
    て該高調波の伝搬を阻止するチョークを、複数個配設し
    たマグネトロンにおいて、少なくとも陽極円筒に近く位
    置するチョークの環状板に内側円の径に比べて小径の3
    個以上の孔を設けたことを特徴とするマグネトロン。 2、陽極円筒に近く位置するチョークの環状板の3個以
    上の孔を貫通して内導体に平行となるように配設された
    上記孔と同数で互いに等長の支持棒を備えた組立治具に
    より、他のチョークの環状板を正しい位置に支持させな
    がら環状板を外導体に硬ろう付けして出力部を組立てる
    ようにしたことを特徴とするマグネトロンの製造方法。
JP13381090A 1990-05-25 1990-05-25 マグネトロンおよびその製造方法 Pending JPH0432135A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2326521A (en) * 1997-06-16 1998-12-23 Lg Electronics Inc Magnetron with two chokes

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2326521A (en) * 1997-06-16 1998-12-23 Lg Electronics Inc Magnetron with two chokes
GB2326521B (en) * 1997-06-16 2000-02-23 Lg Electronics Inc Magnetron
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