JPH0432123B2 - - Google Patents

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JPH0432123B2
JPH0432123B2 JP25984588A JP25984588A JPH0432123B2 JP H0432123 B2 JPH0432123 B2 JP H0432123B2 JP 25984588 A JP25984588 A JP 25984588A JP 25984588 A JP25984588 A JP 25984588A JP H0432123 B2 JPH0432123 B2 JP H0432123B2
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stave
blast furnace
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shell
cooling
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JP25984588A
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スレーブ冷却式高炉におけるステー
ブの剥離方法に関する。
(従来技術) 高炉鉄皮の冷却方法には冷却盤冷却式、散水冷
却式、ジヤケツト冷却方式及びステーブ冷却式等
の種々の冷却方式が実施されている。
ステーブ冷却式は直接高熱雰囲気に晒される為
に耐久度向上に種々の工夫がなされ、冷却水系統
は炉の周方向に数系統に分割し、各系統毎に縦方
向に配管する等の方策を施して冷却するようにし
ている。
そして、ステーブ12は第1図の縦断面図に示
す通り、高炉10のシヤフト部の内周に耐火材若
しくはその類似物の充填材23を介して鉄皮11
に被着されているが、鉄皮を流用する高炉の改修
或いは解体を行う際には、鉄皮に損傷を与えずに
ステーブを剥離除去する必要がある。
従来、ステーブの剥離除去方法としては、冷却
水パイプの外周とコーミングボツクス内側間に充
填された耐火材若しくはその類似物の充填材を可
搬式削岩機で斫り出してその部分に空隙を形成
し、ステーブを鉄皮より剥離除去する方法、コー
ミングボツクス内の充填材を除去し、空隙を形成
しないでステーブ内に内蔵した冷却パイプ中に爆
薬を装填し、爆薬の爆発力でステーブを鉄皮より
剥離する方法或いは冷却パイプの周囲にカツター
を設置し、そのカツターによつて冷却パイプの周
囲の充填材を除去し、その部分に円形の溝状空隙
を形成し、ステーブを鉄皮より剥離する方法等が
行われている。
(発明が解決しようとする課題) ステーブ冷却式高炉の改修・解体時にステーブ
を鉄皮から剥離除去する方法としては前掲の手段
が採用されているが、コーミングボツクス内側間
に充填された耐火材若しくはその類似物の充填材
を可搬式削岩機で斫り出して行う方法にあつて
は、冷却パイプ外径とコーミングボツクス内側間
の間隙が5mm〜30mmと小さいため、削岩機のチス
がコーミングボツクス内奥くまで進入させること
が困難であり、該チスが折れ曲がつたり、突きさ
さつたりして抜けなくなる等剥離作業に支障を来
していた。
カツターを使用してステーブの剥離作業を行う
方法にあつては、カツターの設置・移動に相当な
時間と手間がかかり、又この方法ではステーブと
鉄皮を剥離することが主目的となつている関係
上、鉄皮を高炉改修に再利用する場合には鉄皮内
面に残存する充填材を改めて剥離除去する必要が
あり、作業が二工程となつて作業能率が悪い。
爆薬の爆発力でステーブを鉄皮より剥離する方
法では、剥離手段として爆薬を使用するので危険
が伴い、流用鉄皮を損傷する恐れがある。
本発明は上述の諸点に鑑みなされたものであつ
てコーミングボツクス内の充填材の剥離除去が完
全に行え、しかも、充填材の剥離除去機器も軽量
且つ取扱が簡便なものとし、更に、鉄皮内外面に
残存する充填材、錆、粉塵、油脂類等の除去も同
時に行えるステーブ剥離除去方法を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成する方法として、高
炉鉄皮外面に設置されたコーミングボツクス内の
充填材を噴射ガンから超高圧水を連続的に噴射し
て剥離し、冷却水パイプと高炉鉄皮を分離させ、
その後、ステーブを除去する手段を採用したもの
である。
(作用) 前掲の通りの本発明方法によれば、コーミング
ボツクス内の充填材を剥離除去する機器として超
高圧水(350Kg/cm2〜1100Kg/cm2)を噴射ガンに
よつて噴射するようにしたので、その取扱も人力
で簡便に行えるばかりでなく、超高圧水の噴射反
力(15Kg〜18Kg)も軽微であり、作業時間も連続
して30分程度であるから作業者も充分それに耐え
ることができると共に超高圧水の噴射反力を受容
する設備を不要とし、又上記充填材の剥離除去が
超高圧水である為、コーミングボツクス内奥まで
行き渡り充填材を完全に剥離することができる。
また、鉄皮全体の掃除が充填材の剥離除去と同
時に行えるので、鉄皮を流用する高炉の改修或い
は解体を行う場合に鉄皮内外面に残存する充填
材、錆、粉塵、油脂類等の除去・清掃を後に行う
必要がなくなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図乃至第5図に基
づき説明する。
第1図の縦断面図は、高炉10の断面図を模式
的に示したものであつて、符号11は鉄皮、符号
12はステーブを示すが、該ステーブ12には第
2図乃至第5図にある通り、通常8個の冷却水パ
イプ13,14,15,16が埋設され、その両
端は各々鉄皮11外面に突出している。そして、
冷却水パイプ13,14,15,16外周部はコ
ーミングボツクス17内に充填された耐火材23
によつて高炉10内燃焼ガスが炉外に漏洩しない
ように固着されている。
また、ステーブ12の中央部には炉内温度検知
用のサーモカツプル装填孔18が穿設され、その
周囲にステーブ12取りつけ用のボルト19が4
ケ所配設されている。
ステーブ12周辺の構成は以上の通りである
が、このステーブ12の剥離除去する機器は、
350Kg/cm2〜1100Kg/cm2の超高圧水を噴射する噴
射ガン20を使用する。この噴射ガン20は、第
2図にある通り水圧ポンプ(図示省略)に接続し
た高圧ホース21に、先端にノズル22を具備し
た噴射ガン20を取りつけた構成である。
そして、耐火材23の剥離除去作業を行う場合
には、作業者が噴射ガン20を作業床24上で抱
きかかえ、前記噴射ガンノズル22をコーミング
ボツクス17内の剥離すべき耐火材23に指向さ
せ、そして、コーミングボツクス17内壁及び冷
却水パイプ13,14,15,16周囲の耐火材
23に超高圧水を吹きつけ、耐火材23の剥離除
去を連続して行う。
超高圧水の吹きつけによる耐火材23の剥離が
進行し、冷却水パイプ13,14の外周端面及び
コーミングボツクス17内壁面の耐火材23の剥
離除去が終了すれば、ステーブ12外周面の耐火
材23も剥離除去する。
この結果、冷却水パイプ13…は鉄皮11から
分離することが可能となる。
耐火材23の剥離作業が終了すれば、ステーブ
12の締着ボルト19を脱去し、鉄皮11からス
テーブ12が容易に外せる状態とし、コーミング
ボツクス17より炉内にむかつて突き上げれば、
ステーブ12は鉄皮11から離脱して炉内に落下
する。
以上の如くステーブ12の剥離除去作業を行う
が、この際、鉄皮11には何ら損傷はない。
(発明の効果) 本発明は、高炉鉄皮外面に設置されたコーミン
グボツクス内の充填材を噴射ガンから超高圧水を
連続的に噴射して剥離し、冷却水パイプと高炉鉄
皮を分離させ、その後、ステーブを除去するよう
にしたので、噴射ガンの取扱も人力で簡便に行え
るばかりでなく、超高圧水の噴射反力(15Kg〜18
Kg)も軽微であり、作業時間も連続して30分程度
であるから作業者も充分それに耐えることができ
ると共に超高圧水の噴射反力を受容する設備を不
要とし、又上記充填材の剥離除去が超高圧水であ
る為、コーミングボツクス内奥まで行き渡り充填
材を完全に剥離することができる。又、鉄皮全体
の掃除が充填材の剥離除去と同時に行えるので、
鉄皮内面に残存する耐火材、錆、タール類及び鉄
皮外面に付着した錆、粉塵、油脂類の除去も簡便
に行え、高炉改修時に鉄皮を流用して行う場合に
あつても何ら支障がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は高炉を示す模式断面図、第2図は第1
図A矢視の拡大断面図、第3図は第2図B矢視の
正面図、第4図は第2図C部分の拡大断面図、第
5図はコーミングボツクスの拡大正面図である。
符号の名称は以下の通りである。 10……高炉、11……鉄皮、12……ステー
ブ、13〜16……冷却水パイプ、17……コー
ミングボツクス、18……サーモカツプル装填
孔、19……ボルト、20……高圧水噴射ガン、
21……高圧ホース、22……高圧水噴射ガンノ
ズル、23……耐火材、24……作業床。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高炉鉄皮外面に設置されたコーミングボツク
    ス内の充填材を噴射ガンから超高圧水を連続的に
    噴射して剥離し、冷却水パイプと高炉鉄皮を分離
    させ、その後、ステーブを剥離除去することを特
    徴とする高炉のステーブ剥離方法。
JP25984588A 1988-10-14 1988-10-14 高炉のステーブ剥離方法 Granted JPH02107708A (ja)

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JP25984588A JPH02107708A (ja) 1988-10-14 1988-10-14 高炉のステーブ剥離方法

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JPH02107708A JPH02107708A (ja) 1990-04-19
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