JPH0432100Y2 - - Google Patents
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- JPH0432100Y2 JPH0432100Y2 JP1986001667U JP166786U JPH0432100Y2 JP H0432100 Y2 JPH0432100 Y2 JP H0432100Y2 JP 1986001667 U JP1986001667 U JP 1986001667U JP 166786 U JP166786 U JP 166786U JP H0432100 Y2 JPH0432100 Y2 JP H0432100Y2
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/56—Supporting or fastening means
- A61F13/5605—Supporting or fastening means specially adapted for sanitary napkins or the like
- A61F13/5611—Supporting or fastening means specially adapted for sanitary napkins or the like using fastening strips, e.g. adhesive, on the undergarment-facing side
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- A61F2013/582—Adhesive tab fastener elements with one strip on one place
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- A61F2013/586—Adhesive tab fastener elements on lateral flaps
Description
（産業上の利用分野）
本考案は、女性が生理時に着用する下着に対す
る止着手段を設けた生理用ナプキンに関する。 （従来の技術） 従来、一般に実用に供されている生理用ナプキ
ンにおいては、使用時における所謂ずれを防止す
るため、ナプキンの肌非当接面に粘着剤を塗布し
て下着に対する止着手段を設けてある。 一方、生理用ナプキンにおいて、下着に対する
もう一つの止着手段として、プラスチツクフオー
ムシートを前記肌非当接面に接合したものが知ら
れている。 （考案が解決しようとする問題点） 前記粘着剤による止着手段は、前記肌非当接面
の一部領域に設けてあるため、ナプキンを比較的
長時間にわたり着用したり、着用者が比較的激し
い動きをした場合などには、下着に接着する前記
一部領域以外の領域がずれ動いたり、変形したり
し、その結果、経血が漏れることになる。このよ
うな問題をなくすため、前記粘着剤による止着手
段を前記肌非当接面の広い領域にわたり設ける
と、それだけ粘着剤で下着を汚し、傷める領域が
広がることになる。 一方、前記プラスチツクフオームシートによる
止着手段は、ナプキンのずれ動きを防止すること
に関しては、ほぼ満足することができるが、ナプ
キンを下着から取り外すべく下着を下したとき、
ナプキンが不用意に下着から落下して他の着衣や
床などをナプキンに付着した経血で汚すことにな
る。これは、プラスチツクフオームシートが下着
の面方向に対する抵抗が大きいものの、該面方向
と交差する方向、すなわち、下着から離れまたは
浮き上る方向に対する止着機能が全くないからで
ある。 本考案の目的は、前記粘着剤による止着手段と
前記プラスチツクフオームシートによる止着手段
の問題点をなくすとともに、それら止着手段が有
する利点を利用した止着手段を有する生理用ナプ
キンを提供することにある。 本考案の他の目的は、経血がナプキンの両側縁
から浸出などしても、下着を汚損することが少な
い生理用ナプキンを提供することにある。 本考案のさらに他の目的は、止着手段として粘
着剤を塗布した領域を保護するため被覆していた
剥離片を必要としない生理用ナプキンを提供する
ことにある。 （問題点を解決するための手段） 前記問題点を解決するための本考案は、図示す
るように、透水性トツプシート３と不透水性バツ
クシート４との間に吸収体２が介在し、バツクシ
ート４の下面に塗布した粘着剤層７とこれに一体
に接合した柔軟弾性を有するプラスチツクフオー
ム層８とからなる止着手段６を有するナプキン１
を前提とし、次の点を特徴とする。 トツプシート３は吸収体２の上面からその横方
向両側の下面へ折り返されて吸収体２を被覆して
ある点。 バツクシート４は、吸収体２の下面に位置する
トツプシート３に接合するとともに、バツクシー
ト４の両側部４ａが吸収体２の両側縁を被覆する
トツプシート３の部分から外側へ突出している
点。 プラスチツクフオーム層８は、バツクシート４
の下面に接合し、粘着剤層７が部分的に露出する
開孔９を有している点。 ナプキン１は、プラスチツクフオーム層８が外
側に位置する状態で折り込まれ、その個別包装袋
１０により、袋１０が開孔９から露出する粘着剤
層７の表面に接着することなく完全に被覆され、
よつて露出する粘着剤層７の表面が保護されてい
る点。 （作用） ナプキン１の使用に際し、プラスチツクフオー
ム層８を下面にして下着にナプキン１を圧接して
止着する。この止着状態において、ナプキン１
は、開孔９から露出する粘着剤層７の表面を介し
て下着に接着することにより下着の面から剥がれ
る方向への動きを阻止されるとともに、この接着
力とプラスチツクフオーム層８の下着に対する摩
擦抵抗とにより下着に摺擦する面方向へのずれ動
きを阻止される。 ナプキン１の両側縁から浸出した経血はバツク
シート４の突出する両側縁で受止される。 包装袋１０は開孔９から露出する粘着剤７の表
面を直接防護する。 さらに、本考案を図示の実施態様に基づいて説
明すると、以下のとおりである。 第１図ないし第４図において、本考案を適用し
た生理用ナプキンの一例を示してある。ナプキン
１は、その内部の詳細構造を省略してあるが、従
来一般に知られているものと同じように、吸収体
２と、透水性トツプシート３と、不透水性バツク
シート４とを含む。トツプシート３は吸収体２の
上面から両側の下面へ折り返して吸収体２を被覆
し、バツクシート４は、吸収体２よりも幅広く形
成してあつて、両側縁４ａが吸収体２の両側縁を
被覆するトツプシート３の部分から突出するよう
に、吸収体２の下面とトツプシート３の吸収体２
の下面への折り返し部とに、バツクシート４の上
面に塗布した粘着剤層５で一体に接合してある。 バツクシート４の下面の全領域には止着手段６
を設けてある。止着手段６は、バツクシート４の
下面に塗布した粘着剤層７と、これに接合した柔
軟弾性を有するプラスチツクフオーム層８とから
なる。粘着剤層７は、厚さが10〜300μ、好まし
くは30〜150μである。粘着剤層７の素材として
は、アクリル酸エステルのコポリマーなど、従来
一般に、この種ナプキンの下着に対する止着手段
として使用されているものを使用することができ
る。プラスチツクフオーム層８は、両側部を除い
て多数配列した楕円形または円形の開孔９を有
し、厚さが0.5〜2.5mm、好ましくは１〜２mmであ
り、剛軟度（JIS−K6401による）が５〜20Kg／
314cm2好ましくは８〜15Kg／314cm2である。開孔９
は、径が１〜10mm、好ましくは２〜５mm、配列ピ
ツチが３〜30mm、好ましくは５〜15mmである。プ
ラスチツクフオーム層８の素材としては、代表的
にポリウレタンシートであり、その他、ポリエチ
レンシート、ポリブタジエンシート、EVAシー
トを使用することができる。 粘着剤層７の厚さが10μ以下であると、粘着力
が充分でなく、300μ以上であると、粘着剤がプ
ラスチツクフオーム層８の気泡に侵入し該層の機
能が低下する。 プラスチツクフオーム層８の厚さが0.5mm以下
であると、弾性に劣りナプキン本体１の変形防止
機能が低下し、2.5mm以上であると、プラスチツ
クフオーム層８の加圧下でも開孔９から露出する
粘着剤層７の表面が下着に充分に接触しない。プ
ラスチツクフオーム層８の剛軟度が５Kg／314cm2
以下であると、厚さが0.5mm以下である場合とほ
ぼ同様の欠点があり、20Kg／314cm2以上であると、
厚さが2.5mm以上である場合とほぼ同様の欠点が
ある。開孔９の径が１mm以下であると、厚さが
2.5mm以上である場合とほぼ同様の欠点があり、
10mm以上であると、プラスチツクフオーム層８の
剛軟度が低下してナプキン本体１の変形防止機能
が低下するのに加えて、後述するように個別包装
袋でナプキンを被覆したとき、開孔９から露出す
る粘着剤層７の表面が該袋に接着してしまい、そ
れにより該袋からナプキンを取り出しにくいばか
りでなく、そのように接着した部分の粘着剤層７
の粘着剤が剥ぎ取られ、そのために該袋とは別個
に従来の粘着剤による止着手段と同様に開孔９か
ら露出する粘着剤層７の保護用離型片で被覆する
必要が生じる。開孔９の配列ピツチが３mm以下で
あると、プラスチツクフオーム層８の剛軟度が低
下してナプキンの変形防止機能が低下し、30mm以
上であると、粘着剤層７による効果が充分に発揮
されない。 第５図ＡないしＦにおいては、止着手段６の配
置例を示してある。このことから理解されるよう
に、止着手段６はナプキン本体１の肌非当接面の
全領域でも所要の一部領域でもよい。 第６図に示すように、止着手段６を設けたナプ
キンは、プラスチツクフオーム層８が外側に位置
するように折り込み、その状態で個別包装袋１０
により被覆してある。包装袋１０は可撓性プラス
チツクフイルムで形成してあることが好ましく、
それは、該フイルムの側端をヒートシールして該
袋に形成し易いばかりでなく、万一、なんらかの
理由により、開孔９から露出する粘着剤層７の表
面に該袋の内面が接着することがあつた場合、該
袋の材料の一部が剥ぎ取られて粘着剤層７の粘着
力を低下させることがないからである。ちなみ
に、たとえば、包装袋１０を繊維不織布から形成
してあると、前記の場合、その繊維が離脱して粘
着剤層７に残ることがある。なお、図示の包装袋
１０は、その一部を破断して示してあるが、ナプ
キンを完全に被覆するように形成してあることは
いうまでもない。
る止着手段を設けた生理用ナプキンに関する。 （従来の技術） 従来、一般に実用に供されている生理用ナプキ
ンにおいては、使用時における所謂ずれを防止す
るため、ナプキンの肌非当接面に粘着剤を塗布し
て下着に対する止着手段を設けてある。 一方、生理用ナプキンにおいて、下着に対する
もう一つの止着手段として、プラスチツクフオー
ムシートを前記肌非当接面に接合したものが知ら
れている。 （考案が解決しようとする問題点） 前記粘着剤による止着手段は、前記肌非当接面
の一部領域に設けてあるため、ナプキンを比較的
長時間にわたり着用したり、着用者が比較的激し
い動きをした場合などには、下着に接着する前記
一部領域以外の領域がずれ動いたり、変形したり
し、その結果、経血が漏れることになる。このよ
うな問題をなくすため、前記粘着剤による止着手
段を前記肌非当接面の広い領域にわたり設ける
と、それだけ粘着剤で下着を汚し、傷める領域が
広がることになる。 一方、前記プラスチツクフオームシートによる
止着手段は、ナプキンのずれ動きを防止すること
に関しては、ほぼ満足することができるが、ナプ
キンを下着から取り外すべく下着を下したとき、
ナプキンが不用意に下着から落下して他の着衣や
床などをナプキンに付着した経血で汚すことにな
る。これは、プラスチツクフオームシートが下着
の面方向に対する抵抗が大きいものの、該面方向
と交差する方向、すなわち、下着から離れまたは
浮き上る方向に対する止着機能が全くないからで
ある。 本考案の目的は、前記粘着剤による止着手段と
前記プラスチツクフオームシートによる止着手段
の問題点をなくすとともに、それら止着手段が有
する利点を利用した止着手段を有する生理用ナプ
キンを提供することにある。 本考案の他の目的は、経血がナプキンの両側縁
から浸出などしても、下着を汚損することが少な
い生理用ナプキンを提供することにある。 本考案のさらに他の目的は、止着手段として粘
着剤を塗布した領域を保護するため被覆していた
剥離片を必要としない生理用ナプキンを提供する
ことにある。 （問題点を解決するための手段） 前記問題点を解決するための本考案は、図示す
るように、透水性トツプシート３と不透水性バツ
クシート４との間に吸収体２が介在し、バツクシ
ート４の下面に塗布した粘着剤層７とこれに一体
に接合した柔軟弾性を有するプラスチツクフオー
ム層８とからなる止着手段６を有するナプキン１
を前提とし、次の点を特徴とする。 トツプシート３は吸収体２の上面からその横方
向両側の下面へ折り返されて吸収体２を被覆して
ある点。 バツクシート４は、吸収体２の下面に位置する
トツプシート３に接合するとともに、バツクシー
ト４の両側部４ａが吸収体２の両側縁を被覆する
トツプシート３の部分から外側へ突出している
点。 プラスチツクフオーム層８は、バツクシート４
の下面に接合し、粘着剤層７が部分的に露出する
開孔９を有している点。 ナプキン１は、プラスチツクフオーム層８が外
側に位置する状態で折り込まれ、その個別包装袋
１０により、袋１０が開孔９から露出する粘着剤
層７の表面に接着することなく完全に被覆され、
よつて露出する粘着剤層７の表面が保護されてい
る点。 （作用） ナプキン１の使用に際し、プラスチツクフオー
ム層８を下面にして下着にナプキン１を圧接して
止着する。この止着状態において、ナプキン１
は、開孔９から露出する粘着剤層７の表面を介し
て下着に接着することにより下着の面から剥がれ
る方向への動きを阻止されるとともに、この接着
力とプラスチツクフオーム層８の下着に対する摩
擦抵抗とにより下着に摺擦する面方向へのずれ動
きを阻止される。 ナプキン１の両側縁から浸出した経血はバツク
シート４の突出する両側縁で受止される。 包装袋１０は開孔９から露出する粘着剤７の表
面を直接防護する。 さらに、本考案を図示の実施態様に基づいて説
明すると、以下のとおりである。 第１図ないし第４図において、本考案を適用し
た生理用ナプキンの一例を示してある。ナプキン
１は、その内部の詳細構造を省略してあるが、従
来一般に知られているものと同じように、吸収体
２と、透水性トツプシート３と、不透水性バツク
シート４とを含む。トツプシート３は吸収体２の
上面から両側の下面へ折り返して吸収体２を被覆
し、バツクシート４は、吸収体２よりも幅広く形
成してあつて、両側縁４ａが吸収体２の両側縁を
被覆するトツプシート３の部分から突出するよう
に、吸収体２の下面とトツプシート３の吸収体２
の下面への折り返し部とに、バツクシート４の上
面に塗布した粘着剤層５で一体に接合してある。 バツクシート４の下面の全領域には止着手段６
を設けてある。止着手段６は、バツクシート４の
下面に塗布した粘着剤層７と、これに接合した柔
軟弾性を有するプラスチツクフオーム層８とから
なる。粘着剤層７は、厚さが10〜300μ、好まし
くは30〜150μである。粘着剤層７の素材として
は、アクリル酸エステルのコポリマーなど、従来
一般に、この種ナプキンの下着に対する止着手段
として使用されているものを使用することができ
る。プラスチツクフオーム層８は、両側部を除い
て多数配列した楕円形または円形の開孔９を有
し、厚さが0.5〜2.5mm、好ましくは１〜２mmであ
り、剛軟度（JIS−K6401による）が５〜20Kg／
314cm2好ましくは８〜15Kg／314cm2である。開孔９
は、径が１〜10mm、好ましくは２〜５mm、配列ピ
ツチが３〜30mm、好ましくは５〜15mmである。プ
ラスチツクフオーム層８の素材としては、代表的
にポリウレタンシートであり、その他、ポリエチ
レンシート、ポリブタジエンシート、EVAシー
トを使用することができる。 粘着剤層７の厚さが10μ以下であると、粘着力
が充分でなく、300μ以上であると、粘着剤がプ
ラスチツクフオーム層８の気泡に侵入し該層の機
能が低下する。 プラスチツクフオーム層８の厚さが0.5mm以下
であると、弾性に劣りナプキン本体１の変形防止
機能が低下し、2.5mm以上であると、プラスチツ
クフオーム層８の加圧下でも開孔９から露出する
粘着剤層７の表面が下着に充分に接触しない。プ
ラスチツクフオーム層８の剛軟度が５Kg／314cm2
以下であると、厚さが0.5mm以下である場合とほ
ぼ同様の欠点があり、20Kg／314cm2以上であると、
厚さが2.5mm以上である場合とほぼ同様の欠点が
ある。開孔９の径が１mm以下であると、厚さが
2.5mm以上である場合とほぼ同様の欠点があり、
10mm以上であると、プラスチツクフオーム層８の
剛軟度が低下してナプキン本体１の変形防止機能
が低下するのに加えて、後述するように個別包装
袋でナプキンを被覆したとき、開孔９から露出す
る粘着剤層７の表面が該袋に接着してしまい、そ
れにより該袋からナプキンを取り出しにくいばか
りでなく、そのように接着した部分の粘着剤層７
の粘着剤が剥ぎ取られ、そのために該袋とは別個
に従来の粘着剤による止着手段と同様に開孔９か
ら露出する粘着剤層７の保護用離型片で被覆する
必要が生じる。開孔９の配列ピツチが３mm以下で
あると、プラスチツクフオーム層８の剛軟度が低
下してナプキンの変形防止機能が低下し、30mm以
上であると、粘着剤層７による効果が充分に発揮
されない。 第５図ＡないしＦにおいては、止着手段６の配
置例を示してある。このことから理解されるよう
に、止着手段６はナプキン本体１の肌非当接面の
全領域でも所要の一部領域でもよい。 第６図に示すように、止着手段６を設けたナプ
キンは、プラスチツクフオーム層８が外側に位置
するように折り込み、その状態で個別包装袋１０
により被覆してある。包装袋１０は可撓性プラス
チツクフイルムで形成してあることが好ましく、
それは、該フイルムの側端をヒートシールして該
袋に形成し易いばかりでなく、万一、なんらかの
理由により、開孔９から露出する粘着剤層７の表
面に該袋の内面が接着することがあつた場合、該
袋の材料の一部が剥ぎ取られて粘着剤層７の粘着
力を低下させることがないからである。ちなみ
に、たとえば、包装袋１０を繊維不織布から形成
してあると、前記の場合、その繊維が離脱して粘
着剤層７に残ることがある。なお、図示の包装袋
１０は、その一部を破断して示してあるが、ナプ
キンを完全に被覆するように形成してあることは
いうまでもない。
【表】
【表】
(注) 上表中、○印は良好、×印は不良を
示す。
（考案の効果） 以上のような止着手段を有する本考案のナプキ
ンにおいては、使用に際し、開孔９から露出する
粘着剤層７とプラスチツクフオーム層８の摩擦抵
抗とにより下着に止着することができるうえ、次
の効果を奏する。 バツクシート４の両側部４ａが吸収体２の両側
縁を被覆するトツプシート３から外側へ突出して
いるから、吸収体２に吸収された経血が吸収体２
の側縁のトツプシート３の部分から浸出したり、
吸収体２に吸収されない経血がナプキン１の側縁
へ流れたりしたとき、その経血が側部４ａで受止
されるから、下着を汚損することが少ない。 ナプキン１はプラスチツクフオーム層８が外側
に位置する状態で折り込むとともに、個別包装袋
１０により完全に被覆してあるので、開孔９から
露出する粘着剤層７の表面を保護すべく別個に形
成した離型片により被覆する必要がない。
示す。
（考案の効果） 以上のような止着手段を有する本考案のナプキ
ンにおいては、使用に際し、開孔９から露出する
粘着剤層７とプラスチツクフオーム層８の摩擦抵
抗とにより下着に止着することができるうえ、次
の効果を奏する。 バツクシート４の両側部４ａが吸収体２の両側
縁を被覆するトツプシート３から外側へ突出して
いるから、吸収体２に吸収された経血が吸収体２
の側縁のトツプシート３の部分から浸出したり、
吸収体２に吸収されない経血がナプキン１の側縁
へ流れたりしたとき、その経血が側部４ａで受止
されるから、下着を汚損することが少ない。 ナプキン１はプラスチツクフオーム層８が外側
に位置する状態で折り込むとともに、個別包装袋
１０により完全に被覆してあるので、開孔９から
露出する粘着剤層７の表面を保護すべく別個に形
成した離型片により被覆する必要がない。
図面は本考案の止着手段を適用した生理用ナプ
キンの実施例を示すもので、第１図は肌当接面の
平面図、第２図は肌非当接面の平面図、第３図は
第１図−線断面図、第４図は第３図の円形枠
部分の拡大断面図、第５図ＡないしＦは止着手段
の配設例を示す平面図、第６図はナプキンを折り
込んで個別包装袋により被覆した一部破断斜視
図。 １……ナプキン、４……バツクシート、４ａ…
…側部、６……止着手段、７……粘着剤層、８…
…プラスチツクフオーム層、９……開孔、１０…
…包装袋。
キンの実施例を示すもので、第１図は肌当接面の
平面図、第２図は肌非当接面の平面図、第３図は
第１図−線断面図、第４図は第３図の円形枠
部分の拡大断面図、第５図ＡないしＦは止着手段
の配設例を示す平面図、第６図はナプキンを折り
込んで個別包装袋により被覆した一部破断斜視
図。 １……ナプキン、４……バツクシート、４ａ…
…側部、６……止着手段、７……粘着剤層、８…
…プラスチツクフオーム層、９……開孔、１０…
…包装袋。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 透水性トツプシート３と不透水性バツクシート
４との間に吸収体２が介在し、バツクシート４の
下面に塗布した粘着剤層７とこれに一体に接合し
た柔軟弾性を有するプラスチツクフオーム層８と
からなる止着手段６を有するナプキン１におい
て、 トツプシート３は吸収体２の上面からその両側
の下面へ折り返されて吸収体２を被覆し、 バツクシート４は、吸収体２の下面に位置する
トツプシート３に接合するとともに、バツクシー
ト４の両側部４ａが吸収体２の両側縁を被覆する
トツプシート３の部分から外側へ突出し、 プラスチツクフオーム層８は、バツクシート４
の下面に接合し、粘着剤層７が部分的に露出する
開孔９を有し ナプキン１は、プラスチツクフオーム層８が外
側に位置する状態で折り込まれ、その個別包装袋
１０により、袋１０が開孔９から露出する粘着剤
層７の表面に接着することなく完全に被覆され、
よつて露出する粘着剤層７の表面が保護されてい
る ことを特徴とする生理用ナプキン。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986001667U JPH0432100Y2 (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | |
| ES868602625A ES2003885A6 (es) | 1986-01-10 | 1986-10-16 | Compresa absorbente. |
| EP87100155A EP0229639B1 (de) | 1986-01-10 | 1987-01-08 | Monatsbinde |
| AT87100155T ATE87817T1 (de) | 1986-01-10 | 1987-01-08 | Monatsbinde. |
| DE8787100155T DE3785221D1 (de) | 1986-01-10 | 1987-01-08 | Monatsbinde. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986001667U JPH0432100Y2 (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62113541U JPS62113541U (ja) | 1987-07-20 |
| JPH0432100Y2 true JPH0432100Y2 (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=11507870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986001667U Expired JPH0432100Y2 (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0229639B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0432100Y2 (ja) |
| AT (1) | ATE87817T1 (ja) |
| DE (1) | DE3785221D1 (ja) |
| ES (1) | ES2003885A6 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2621815B1 (fr) * | 1987-10-20 | 1990-02-23 | Madrieres Fabienne | Article d'hygiene feminine, notamment serviette dite de protection periodique |
| US5453296A (en) * | 1993-05-04 | 1995-09-26 | Mcneil-Ppc, Inc. | Method for making an absorbent product having integrally protected adhesive |
| EP0680740A1 (en) * | 1994-05-07 | 1995-11-08 | The Procter & Gamble Company | Separation aid for release paper of a fastening system of a sanitary article |
| SE508164C2 (sv) * | 1995-08-03 | 1998-09-07 | Moelnlycke Ab | Adhesiv fastsättningsanordning samt alster försett med en sådan fastsättningsanordning |
| DE19728328C1 (de) * | 1997-07-03 | 1999-04-08 | Daniela Reuter | Absorbierende Vorlage für sanitäre, medizinische und/oder hygienische Zwecke |
| FR2825017B1 (fr) * | 2001-05-28 | 2004-01-16 | Braun Medical | Procede et film de fixation d'un appareillage, en particulier a usage medical, sur une partie externe d'un corps vivant, et appareillage muni d'un tel film |
| US20130261590A1 (en) * | 2010-12-13 | 2013-10-03 | Sca Hygiene Products Ab | Fastening means for an absorbent product |
| CN103781448B (zh) | 2011-10-05 | 2015-11-25 | Sca卫生用品公司 | 向吸收性物品施加结构元件的方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2644032C3 (de) * | 1976-09-30 | 1982-04-01 | Vereinigte Papierwerke Schickedanz & Co, 8500 Nürnberg | Selbsthaftendes hygienisches Saugkissen |
| US4376440A (en) * | 1980-08-05 | 1983-03-15 | Kimberly-Clark Corporation | Sanitary napkin with adhesive attachment means |
| JPS5933368Y2 (ja) * | 1982-01-11 | 1984-09-18 | 花王株式会社 | 生理用ナプキン |
| JPS5988421U (ja) * | 1982-12-03 | 1984-06-15 | アンネ株式会社 | ずれ止め材 |
-
1986
- 1986-01-10 JP JP1986001667U patent/JPH0432100Y2/ja not_active Expired
- 1986-10-16 ES ES868602625A patent/ES2003885A6/es not_active Expired
-
1987
- 1987-01-08 DE DE8787100155T patent/DE3785221D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1987-01-08 AT AT87100155T patent/ATE87817T1/de not_active IP Right Cessation
- 1987-01-08 EP EP87100155A patent/EP0229639B1/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ATE87817T1 (de) | 1993-04-15 |
| EP0229639A2 (de) | 1987-07-22 |
| EP0229639A3 (en) | 1988-12-07 |
| EP0229639B1 (de) | 1993-04-07 |
| DE3785221D1 (de) | 1993-05-13 |
| ES2003885A6 (es) | 1988-12-01 |
| JPS62113541U (ja) | 1987-07-20 |
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