JPH04320503A - 位置決め制御システム - Google Patents

位置決め制御システム

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JPH04320503A
JPH04320503A JP3113872A JP11387291A JPH04320503A JP H04320503 A JPH04320503 A JP H04320503A JP 3113872 A JP3113872 A JP 3113872A JP 11387291 A JP11387291 A JP 11387291A JP H04320503 A JPH04320503 A JP H04320503A
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control
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Kazuya Sakamoto
和也 坂元
Eiichi Hirai
平井 叡一
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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  • Automatic Assembly (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それぞれ独立した複数
の被位置決め装置を順番に位置決め制御装置に接続する
ことによって位置決めする位置決め制御システムに係り
、特に被位置決め装置と位置決め制御装置との間の接続
時のデータ伝送に改良を加えた位置決め制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】ファクトリーオートメーション(FA)
の代表的なものとして自動車生産ライン等のようなトラ
ンスファーラインシステムがある。このトランスファー
ラインシステムは、移動するライン(トランスファーラ
イン)に沿って複数種類の加工機械や溶接機械等を配置
し、トランスファーライン上を移動するワークに対して
所望の加工を行っている。トンスファーラインとしては
、ベルトコンベアや走行台車を用いたものがある。
【0003】図8は走行台車を用いたトランスファーラ
インシステムの概略構成を示す図である。トランスファ
ーライン10はループ状になっており、複数の走行台車
がライン上を時計回りに移動するようになっている。本
図では6台の走行台車6a〜6fが移動する様子を示す
。トランファーライン10の周囲には作業ステーション
20、ワーク除去ステーション30、位置決め制御ステ
ーション40及びワーク設置ステーション50等を有す
る。走行台車6a〜6fはトランスファーライン10上
を時計回りに移動し、各ステーションの対応位置に停止
する。走行台車6a〜6fはワークを保持するための保
持手段7a〜7fを有する。保持手段7a〜7fはワー
クを直接保持する保持ヘッドと、この保持ヘッドをワー
クの形状に応じて所定の位置に位置決めするヘッド位置
決め手段とからなる。
【0004】作業ステーション20はトランスファーマ
シンを制御して保持手段7d〜7f上のワークに所望の
加工(穴開け加工や溶接加工等)を施す。ワーク除去ス
テーション30は加工の終了したワークを走行台車6c
の保持手段7cから除去し、別の加工ステーション(組
立ステーションや塗装ステーション等)に転送する。位
置決め制御ステーション40は保持手段7bのヘッド位
置決め手段を駆動制御して保持ヘッドを次のワーク設置
ステーションで設置されるワークの形状に応じた所定の
位置に位置決め制御する。ワーク設置ステーション50
は位置決めされた保持手段7aに作業ステーション20
で加工されるべきワークを設置する。以上のように、位
置決め制御ステーション40はワークの形状に応じて保
持手段7a〜7fの保持ヘッドを位置決め制御している
ので、保持手段7a〜7fは異なる形状のワークを順番
に保持しながら作業ステーション20内を移動すること
ができる。
【0005】図9は図8の位置決め制御ステーション4
0と走行台車6b上の保持手段7bとの接続関係の概略
を示す図である。接続手段(コネクタ)9,9bは互い
に着脱可能な構成となっており、位置決め制御ステーシ
ョン40と保持手段7bとの間を電気的に接続する。接
続手段9は位置決めステーション40側に設けられ、接
続手段9bは走行台車6b側に設けられる。なお、走行
台車6a〜6fには接続手段9a〜9fがそれぞれ設け
られている。
【0006】位置決め制御ステーション40における保
持ヘッドの位置決めはサーボ制御システムによって行わ
れる。このサーボ制御システムは、サーボモータ等のア
クチュエータの移動量、すなわち位置を検出し、その検
出位置と指令位置との偏差に応じてサーボモータの駆動
電流を制御し、その回転位置をPTP(Pointto
  Point)制御するものである。
【0007】位置決め制御ステーション40は上位コン
トローラ1と、位置決め制御手段2と、ブレーキ制御手
段3X,3Y,3Zと、電流制御部4X,4Y,4Zと
、位置センサ変換手段5X,5Y,5Zとからなる。 保持手段7bは保持ヘッドとヘッド位置決め手段とから
構成されるが、本図では保持ヘッドは省略し、ヘッド位
置決め手段の主要部であるサーボモータ6X,6Y,6
Zと、ブレーキ手段7X,7Y,7Zと、回転位置セン
サ8X,8Y,8Zとを示す。ヘッド位置決め手段は3
軸構成である。
【0008】上位コントローラ1はブレーキ手段7X,
7Y,7Zのブレーキング動作を解除するためのブレー
キ解除信号をブレーキ制御手段3X,3Y,3Zに出力
すると共に保持ヘッド(図示せず)を目的の位置に位置
決めするための位置指令信号を位置決め制御手段2に出
力する。
【0009】ブレーキ制御手段3X,3Y,3Zはブレ
ーキ解除信号の入力に応じてブレーキ手段7X,7Y,
7Zに約24〔V〕のブレーキ解除電圧を印加し、ブレ
ーキ手段7X,7Y,7Zのブレーキング動作を解除す
る。ブレーキ手段7X,7Y,7Zはオフレディ(電圧
印加オフでブレーキオン・電圧印加オンでブレーキオフ
)の電磁ブレーキで構成される。
【0010】位置決め制御手段2は上位コントローラ1
から位置指令信号を入力し、それに応じた位置に保持ヘ
ッドを位置決めするために、電流制御部4X,4Y,4
Zにトルク信号(電流指令信号)を出力する。電流制御
部4X,4Y,4Zは位置決め制御手段2からトルク信
号を入力し、それに応じた駆動電流を接続手段9,9b
を介して各サーボモータ6X,6Y,6Zに供給する。 サーボモータ6X,6Y,6Zは保持ヘッドを所望の位
置に位置決めするための複数の制御軸を回転駆動力によ
って駆動する。
【0011】サーボモータ6X,6Y,6Zには、その
回転位置を検出するための回転位置センサ8X,8Y,
8Zが設けらる。この回転位置センサ8X,8Y,8Z
は、パルスエンコーダ等のようにインクリメンタルなパ
ルスを発生する位置センサではなく、回転位置をアブソ
リュートに検出し、アブソリュートの位置信号を出力す
るアブソリャート型の位置センサである。それは、位置
決め制御ステーション40以外のトランスファーライン
10上では接続手段9と接続手段9bは分離されている
ので、位置決め制御ステーション40で接続手段9,9
bが接続された時点でサーボモータ6X,6Y,6Zの
回転位置を即時に検出することができなければならない
からである。
【0012】位置センサ変換手段5X,5Y,5Zは、
回転位置センサ8X,8Y,8Zからの位置信号を入力
し、サーボモータ6X,6Y,6Zの回転位置(保持ヘ
ッドの現在位置)を示す位置データに変換して位置決め
制御手段2に出力する。位置決め制御ステーション40
は、走行台車6a〜6f上の保持手段7a〜7fを構成
するサーボモータ6X,6Y,6Zの回転位置を制御し
、保持ヘッドを目的の位置に位置決め制御している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の位置決め制御ス
テーション40は、走行台車6a〜6fがトランスファ
ーライン10上を順番に移動して来て、位置決めステー
ション40に到達した時点で、接続手段9と走行台車6
a〜6f側の接続手段9a〜9fとを接続し、保持手段
7a〜7fの保持ヘッドの位置決めを行い、位置決め終
了後、両者の接続関係を解除している。
【0014】また、接続手段9,9a〜9fにおいて、
ブレーキ解除電圧をブレーキ制御手段3Xからブレーキ
手段7Xに伝送するために必要な信号線の数は2本であ
り、駆動電流を電流制御部4Xからサーボモータ6Xに
伝送するために必要な信号線の数は4本である。従って
、ブレーキ解除電圧及び駆動電流を保持手段に伝送する
ために、接続手段9,9a〜9f間に必要な信号線の数
は全部で18本である。一方、回転位置センサ8Xから
出力される信号はアブソリュートな位置を示すデジタル
の位置信号(16ビット構成)なので、信号線の数も1
6本程度は必要である。従って、接続手段9,9a〜9
f間には全部で48本程度の位置信号用の信号線が必要
である。
【0015】一般的に着脱可能なコネクタの機械的寿命
(初期性能を安定して維持しうる限界)は着脱回数で千
回程度であり、着脱操作を繰り返すことによって、接触
圧の低下・接触ポイントの減少のために接触状態が不安
定となり、接触抵抗が増大し、コネクタ間を伝送される
信号の信頼性が低下するという問題を有する。
【0016】従って、位置決め制御の度に頻繁に着脱さ
れる接続手段9,9a〜9f間でブレーキ制御手段3X
,3Y,3Zのブレーキ解除電圧、電流制御部4X,4
Y,4Zの駆動電流及び回転位置センサ8X,8Y,8
Zの位置信号等を伝送すると、位置決め精度に誤差が生
じる。特に、サーボ制御システムは回転位置センサ8X
,8Y,8Zの位置信号に基づいて位置決め制御を行っ
ているので、例えば、位置信号に誤差が生じると、サー
ボモータ6X,6Y,6Zの回転数が急激に上昇したり
、逆回転したり暴走する。
【0017】すなわち、位置信号の方がブレーキ解除電
圧や駆動電流よりも、接触状態の影響を受けやすく、信
頼性の低下も著しい。これは、接続手段9,9a〜9f
がブレーキ解除電圧及び駆動電流を伝送する信号線より
も多くの位置信号用の信号線を有していることと、駆動
電流の電圧値が数百ボルト、ブレーキ電圧の電圧値が数
十ボルトなのに対して位置信号の電圧値が5〜12ボル
ト程度と小さいことに起因している。
【0018】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、被位置決め装置と位置決め制御装置との間で接続
手段を介して位置決め制御を行う場合に、接続手段によ
って接続される位置信号に誤差が生じないようにした位
置決め制御システムを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の位置決め制御シ
ステムは、駆動手段によって所望の位置に位置決め制御
される制御軸と、この制御軸の現在位置を示す位置信号
を検出する位置検出手段とからなる被位置決め手段を少
なくとも1つ有し、所定の経路に沿って移動する複数個
の移動体と、この移動体とは独立に設けられ、前記位置
検出手段からの前記位置信号と上位コントローラからの
位置指令信号とに基づいて前記駆動手段に駆動電流を供
給し、前記制御軸を所望の位置に位置決め制御する位置
決め制御手段と、前記位置決め制御手段を前記複数個の
移動体の中の少なくとも1つと電気的に一時的に接続す
るものであり、前記位置信号を前記位置決め制御手段に
供給するための第1の接続部と、前記駆動電流を前記駆
動手段に供給するための第2の接続部とを有し、前記第
1の接続部における信号線の数が、前記被位置決め手段
内の前記位置検出手段から出力される前記位置信号の信
号線の総数よりも少数である接続手段と、前記被位置決
め手段内の前記位置検出手段から出力される前記位置信
号を前記第1の接続部における信号線に適合させる信号
線変換手段とから構成されたものである。
【0020】
【作用】移動体はトランスファーライン等の所定経路に
沿って移動する。この移動体は、駆動手段によって所望
の位置に位置決め制御される制御軸と、この制御軸の現
在位置を示す位置信号を検出する位置検出手段とからな
る被位置決め手段を有する。従って、駆動手段の駆動電
流を適宜制御することによって、被位置決め手段は所定
の位置に位置決めされる。駆動電流の制御はこの移動体
とは別個独立に設けられた位置決め制御手段が行う。
【0021】位置決め制御手段は、位置検出手段からの
位置信号と上位コントローラからの位置指令信号とに基
づいて駆動手段に駆動電流を供給し、制御軸を所望の位
置に位置決め制御する。移動体と位置決め制御手段とは
独立分離しているので、駆動手段に駆動電流を供給して
位置決めするために、両者の間を電気的に接続しなけれ
ばならない。
【0022】接続手段は、位置決め制御手段を複数個の
移動体の中の少なくとも1つと電気的に一時的に接続す
る。接続手段の第1の接続部は位置信号を位置決め制御
手段に供給し、第2の接続部は駆動電流を駆動手段に供
給する。そして、接続手段は、位置信号を位置決め制御
手段に供給するための接続手段内の信号線の数が、位置
検出手段から出力される位置信号の信号線の数よりも少
数である。接続手段内の信号線の数が少なければ少ない
程、接続手段の接触状態の影響を受けにくく、伝送され
る位置信号の信頼性は格段に向上する。
【0023】しかし、位置検出手段から出力される位置
信号の信号線数は第1の接続部における信号線数と異な
る。そこで、信号線変換手段は被位置決め手段内の位置
検出手段から出力される位置信号を第1の接続部におけ
る信号線に適合させ、信号線数の相異を解消している。 これによって、接続手段内の信号線数が位置検出手段か
ら出力される位置信号の信号線数よりも少なくても位置
信号を位置決め制御手段に正確に供給することができる
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例である位置決め
制御システムを示す図である。本実施例では、走行台車
6a〜6f上の保持手段7a〜7fの構成は全て同じも
のであるとして説明する。従って、図1では、図8の位
置決め制御ステーション40と走行台車6b上の保持手
段7bとの接続関係のみを示し、他の保持手段7a,7
c〜7fとの接続関係については省略する。
【0025】接続手段(コネクタ)9,9bは互いに着
脱可能な構成となっており、位置決め制御ステーション
40と保持手段7bとの間を電気的に接続する。接続手
段9bは、着脱回数50万回以上の耐久性を有するスプ
リングワイヤー・コンタクトで構成される。このスプリ
ングワイヤー・コンタクトは、プラグの円周上に多数配
列されたスプリングワイヤーによって、プラグとの間で
多数の接触ポイントを形成するものである。このスプリ
ングワイヤーは接触ポイントを形成すると共にインサー
トガイドとしての役割をするため、一般のスリットソケ
ット・タイプのコネクタと比べて非常に多くの着脱に耐
え、長期間安定した接触圧及び接触状態を保持し続ける
【0026】位置決め制御ステーション40は上位コン
トローラ1と、位置決め制御手段2と、ブレーキ制御手
段3と、電流制御部4と、位置センサ変換手段5と、電
流電圧切換手段12とから構成される。保持手段7bは
保持ヘッドと保持ヘッド位置決め手段とから構成される
が、本図では保持ヘッドの構成は省略し、ヘッド位置決
め手段の主要部となるサーボモータ6X,6Y,6Zと
、ブレーキ手段7X,7Y,7Zと、回転位置センサ8
X,8Y,8Zとを示す。
【0027】ヘッド位置決め手段はこのサーボモータ6
XをX軸、サーボモータ6YをY軸、サーボモータ6Z
をZ軸とする3軸構成の位置決め手段である。なお、本
実施例では、保持手段が3軸構成の場合について説明す
るが、これ以外の1軸又は2軸構成であっても、又はこ
れらの制御軸(1軸,2軸又は3軸構成のもの)を複数
個有するものであってもよいことはいうまでもない。
【0028】本実施例が従来のものと異なる点は、回転
位置センサ8X,8Y,8Zから出力される位置信号が
センサ信号切換手段11で切り換えられて選択的に位置
センサ変換手段5に入力するように構成されている点と
、ブレーキ制御手段3のブレーキ解除電圧及び電流制御
部4の駆動電流がそれぞれ電流電圧切換手段12によっ
て切り換えられて選択的にサーボモータ6X,6Y,6
Z及びブレーキ手段7X,7Y,7Zに供給されるよう
に構成されている点である。
【0029】すなわち、本実施例では、回転位置センサ
8X,8Y,8Zから出力される位置信号を位置決め制
御手段2に供給する接続手段9,9b内の信号線の数が
、回転位置センサ8X,8Y,8Zから出力される位置
信号の信号線の総数よりも少なくなるように構成され、
位置決めステーション40の構成要素が従来のものより
も簡略化されている。本実施例では、回転位置センサ8
X,8Y,8Zから出力される位置信号の信号線の数は
全部で30本(10本×3)であるが、位置信号を位置
決め制御手段2に供給する接続手段9,9b内の信号線
の数はその3分の1の10本である。但し、センサ信号
切換手段11の制御用の信号線が増加するが、これは全
体の減少数からすれば問題ではない。
【0030】回転位置センサ8X,8Y,8Zから出力
される位置信号の信号線の数が10本なのは、回転位置
センサ8X,8Y,8Zに例えば特開昭57−7040
6号公報又は特開昭58−106691号公報に示され
たような誘導型の位相シフト型位置センサを使用してい
るからである。この位相シフト型位置センサの構成につ
いては後述する。
【0031】上位コントローラ1はブレーキ手段7X,
7Y,7Zのブレーキング動作を解除するためのブレー
キ解除信号をブレーキ制御手段3に出力すると共にサー
ボモータ6X,6Y,6Z(保持ヘッド)を目的の位置
に位置決めするための位置指令信号を位置決め制御手段
2に出力する。このとき、上位コントローラ1はブレー
キ手段7X,7Y,7Z及びサーボモータ6X,6Y,
6Zの中のどの軸を位置決め制御するのかに応じて、そ
の軸切換信号をセンサ信号切換手段11及び電流電圧切
換手段12に出力する。
【0032】電流電圧切換手段12はブレーキ制御手段
3及び電流制御部4に接続されており、上位コントロー
ラ1からの軸切換信号に応じて、ブレーキ解除電圧を各
ブレーキ手段7X,7Y,7Zに、駆動電流をサーボモ
ータ6X、6Y,6Zに、それぞれ切換えて接続する。 また、センサ信号切換手段11は位置センサ8X,8Y
,8Zに接続されており、上位コントローラ1からの軸
切換信号に応じて、位置センサ8X,8Y,8Zからの
位置信号を位置センサ変換手段5に切り換えて接続する
。従って、上位コントローラ1の軸切換信号に応じてブ
レーキ手段7X,7Y,7Z、サーボモータ6X,6Y
,6Z及び位置センサ8X,8Y,8Zの一組がブレー
キ制御手段3、電流制御部4及び位置決め制御手段2に
選択的に接続され、それぞれ独立したサーボ制御ループ
を構成するようになる。
【0033】センサ信号切換手段11及び電流電圧切換
手段12は、各位置センサ8X,8Y,8Z、ブレーキ
手段7X,7Y,7Z及びサーボモータ6X,6Y,6
Zのそれぞれに対応して設けられたスイッチング素子を
有しており、1組の位置センサ、ブレーキ手段及びサー
ボモータに対応したスイッチング素子のみを選択的に導
通させることにより、1組の位置センサ、ブレーキ手段
及びサーボモータのみを選択的に接続するように構成さ
れている。
【0034】ブレーキ制御手段3はブレーキ解除信号の
入力に応じて約24〔V〕のブレーキ解除電圧を電流電
圧切換手段12を介して、上位コントロール1によって
選択されたブレーキ手段7X,7Y,7Zのいずれかに
印加し、ブレーキ手段7X,7Y,7Zのブレーキング
動作を解除する。ブレーキ手段7X,7Y,7Zはオフ
レディ(電圧印加オフでブレーキオン・電圧印加オンで
ブレーキオフ)の電磁ブレーキで構成される。従って、
ブレーキ手段7X,7Y,7Zは、ブレーキ解除電圧の
印加されていない通常の状態ではブレーキング動作を維
持しており、24〔V〕のブレーキ解除電圧が印加され
ることによってブレーキング動作を解除する。
【0035】位置決め制御手段2は上位コントローラ1
から位置指令データF0を入力し、それに応じたトルク
信号(電流指令信号)を電流制御部4に出力し、サーボ
モータ6X,6Y,6Z(保持ヘッド)を目的の位置に
位置決め制御する。電流制御部4は位置決め制御手段2
からトルク信号を入力し、それに応じた駆動電流を電流
電圧切換手段12及び接続手段9,9bを介して各サー
ボモータ6X,6Y,6Zのいずれかに供給する。
【0036】サーボモータ6X,6Y,6Zは保持ヘッ
ドを所望の位置に位置決め制御するための複数の制御軸
を回転駆動力によって駆動する。サーボモータ6X,6
Y,6Zは例えば同期型のACサーボモータである。サ
ーボモータ6X,6Y,6Zには、その現在位置をアブ
ソリュートに検出するための位置センサ8X,8Y,8
Zが結合される。この位置センサ8X,8Y,8Zは、
誘導型の位相シフト型位置センサで構成される。
【0037】位置センサ変換手段5は、この位置センサ
8X,8Y,8Zからの位置信号P1X,P1Y,P1
Zのいずれかをセンサ信号切換手段11を介して入力し
、デジタルの位置データP2に変換して、位置決め制御
手段2に出力する。この位置データP2はサーボモータ
6X,6Y,6Zの回転位置(保持ヘッドの現在位置)
を示すデジタルのデータである。また、位置センサ8X
,8Y,8Zから出力される位置信号P1X,P1Y,
P1Zはサーボモータ6X,6Y,6Zの回転位置をア
ブソリュートに示すものであるから、接続手段9と接続
手段9bが接続されることによって、位置決め制御手段
2はサーボモータ6X,6Y,6Zのアブソリュートな
回転位置データを即座に認識でき、位置決め制御を実行
できる。
【0038】位置決め制御ステーション40は、保持手
段7a〜7fを構成するサーボモータ6X,6Y,6Z
を順番に切り換えて、その回転位置を制御し、保持ヘッ
ドを目的の位置に位置決め制御する。そして、位置決め
制御ステーション40は、このような一連の動作をトラ
ンスファーライン10上を順番に移動する走行台車6a
〜6fに対して実行する。
【0039】なお、接続手段9,9b間には、図1に示
す信号線以外にも、例えば、走行台車6a〜6fを特定
するための台車識別信号線や接続手段9,9bが確実に
嵌合したかどうかを認識するための嵌合識別信号線やセ
ンサ信号切換手段11に電力を供給するための電力線等
が存在するが、説明の便宜上これらは省略してある。
【0040】次に、図2を用いて位置決め制御手段2及
び電流制御部4の詳細構成について説明する。上位コン
トローラ1は位置制御部21に接続されており、サーボ
モータ6X.6Y,6Zの目標位置を示す位置指令デー
タF0を位置制御部21に出力する。また、上位コント
ローラ1はシリアル通信インターフェイス23に接続さ
れており、各種データD1を出力する。
【0041】位置決め制御手段2は位置制御部21と、
速度制御部22と、シリアル通信インターフェイス23
と、速度演算部24とから構成される。位置制御部21
は上位コントローラ1及び位置センサ変換手段5に接続
されており、サーボモータ6X,6Y,6Zの目標位置
を示す位置指令データF0とサーボモータ6X,6Y,
6Zの現在位置を示す位置データP2を入力する。
【0042】位置制御部21は速度制御部22に接続さ
れており、位置指令データF0と位置データP2との間
の偏差を求め、その位置偏差に応じた速度指令信号F1
を速度制御部22に出力する。位置センサ変換手段5は
、位置データP2を出力すると共に位置センサ8X,8
Y,8Zの位置信号P1X,P1Y,P1Zからサーボ
モータ6X,6Y,6Zの界磁の切換位置を制御するた
めの位相信号P3を生成し、シリアル通信インターフェ
イス23に出力する。
【0043】速度制御部22は位置制御部21及び速度
演算部24及びシリアル通信インターフェイス23に接
続されおり、位置制御部21からの速度指令信号F1と
サーボモータ6X,6Y,6Zの現在速度を示す速度信
号F2とを入力する。速度信号F2は位置センサ変換手
段5の位置データP2を速度演算部24によって変換し
たものである。速度演算部24は位置センサ変換手段5
の位置データP2を入力し、所定の単位時間当たりの位
置データP2の変化量に基づき、デジタル演算によりサ
ーボモータ6X,6Y,6Zの回転速度を算出する。
【0044】速度制御部22はシリアル通信インターフ
ェイス23に接続されており、速度指令信号F1と速度
信号F2との偏差を求め、この速度偏差に応じたサーボ
モータ6X,6Y,6Zのトルク信号(電流指令信号)
T1をシリアル通信インターフェイス23に出力する。
【0045】シリアル通信インターフェイス23は上位
コントローラ1、速度制御部22及び位置センサ変換手
段5に接続されており、上位コントローラ1からの各種
データD1、トルク信号T1及び位相信号P3を通信回
線を介して電流制御部4のシリアル通信インターフェイ
ス41に伝送する。シリアル通信インターフェイス23
とシリアル通信インターフェイス41との間は双方向の
通信回線で接続されており、上位コントローラ1からの
各種データD1及び電流制御部4内で生成したデータD
2は上位コントローラ1と電流制御部4との間で相互に
やりとりされる。
【0046】電流制御部4はシリアル通信インターフェ
イス41と電流アンプ42とから構成される。シリアル
通信インターフェイス41は位置決め制御手段2のシリ
アル通信インターフェイス23及び電流アンプ42に接
続されており、トルク信号T1及び位相信号P3をシリ
アル通信インターフェイス23から受信し、トルク信号
(電流指令信号)T2及び位相信号P4として電流アン
プ42に出力するとともに、電流アンプ42内の制御状
態を示すステイタス信号等の各種データD2をシリアル
通信インターフェイス23に送信する。
【0047】電流アンプ42はシリアル通信インターフ
ェイス41及び電流電圧切換手段12に接続されており
、トルク信号T2及び位相信号P4を入力し、それに基
づいて3相のPWM信号を生成してパワートランジスタ
を駆動し、駆動電流を電流電圧切換手段12を介してサ
ーボモータ6X,6Y,6Zの各相(U相、V相、W相
)に供給する。このとき、電流検出アイソレータCTに
よってU相及びV相の電流値の電流フィードバック信号
T3が電流アンプ42にフィードバックされる。電流ア
ンプ42は、各相のトルク信号(電流指令信号)T2と
各相の電流フィードバック信号T3との偏差を増幅した
駆動電流を電流電圧切換手段12を介してサーボモータ
6X,6Y,6Zに供給する。
【0048】また、シリアル通信インターフェイス41
と電流アンプ42との間はデータ線で接続されており、
両者間で各種データのやりとりが行えるようになってい
る。電流アンプ42は、サーボモータのオーバーロード
、電源電圧低下、過電流、過電圧及びオーバーヒート等
の制御状態検出する機能を有しており、また、これらの
制御状態を示すサーボステイタス信号と、電流アンプの
定格を示すIDコードと、制御対象となるサーボモータ
の定格を示すモータ定格コード等の各種データを格納す
るメモリを有する。
【0049】電流アンプ42内のメモリに格納されてい
るデータは、必要に応じて上記データD2として、デー
タ線及びシリアル通信インターフェイス41及び23を
介して上位コントローラ1に送信される。なお、モータ
定格コードは上記メモリ内にテーブルとして記憶されて
いる。従って、通信回線を介して接続されるサーボモー
タの定格に応じたテーブル番号を選択することによって
、電流アンプ42は定格の異なるサーボモータを制御で
きるようになる。これによって、サーボモータを交換し
た場合でもテーブル番号を変更するだけで電流制御部を
そのサーボモータに応じた制御系に変更することができ
る。
【0050】すなわち、サーボモータ6X,6Y,6Z
の全ての定格が同じ場合はサーボモータの定格を示すテ
ーブル番号は一定のままにして、切換え制御だけを行え
ばよい。また、各サーボモータ6X,6Y,6Zの定格
がそれぞれ異なる場合には、そのサーボモータを制御す
る前に通信回線を介してそのサーボモータの定格を示す
テーブル番号を送信してやれば、1つの電流制御部4で
容量の異なるサーボモータを順次切換えて制御すること
ができる。
【0051】次に、本実施例の動作を説明する。まず、
位置決めステーション10側の接続手段9と、走行台車
6b側の接続手段9bとが結合され、図1のようなサー
ボ制御システムが構成されると、この時点で、上位コン
トローラ1はサーボモータ6X,6Y,6Zの定格を示
すテーブル番号データD1をシリアル通信インターフェ
イス23を介して、電流制御部4側のシリアル通信イン
ターフェイス41に送信する。シリアル通信インターフ
ェイス41は送信されてきたテーブル番号データを電流
アンプ42に送信する。これによって、電流アンプ42
はサーボモータ6X,6Y,6Zの定格を特定し、サー
ボモータ6X,6Y,6Zの定格に応じた電流制御部と
して機能するようになる。この時、サーボモータ6X,
6Y,6Zがそれぞれ定格が異なってもよい。
【0052】なお、この実施例では、走行台車上の保持
手段の構成は全て同じものとして説明しているので、走
行台車の移動に伴って保持手段が順番に変更しても上述
の処理を繰り返す必要はない。但し、保持手段の構成が
走行台車毎にそれぞれ異なる場合には、上述の処理が必
要となる。すなわち、走行台車の移動に伴って保持手段
を構成するサーボモータ6X,6Y,6Zの定格が変更
する場合には、サーボモータ6X,6Y,6Zの定格に
応じた電流制御部として機能するようにテーブル番号デ
ータD1を電流制御部4に送信してやる。これによって
、異なる保持手段を有する走行台車を混合してトランス
ファーライン10上を走行させた場合でも、位置決めス
テーション40では上述のような処理を経るだけて、容
易に位置決め制御を行うことができるという効果がある
【0053】次に、上位コントローラ1はセンサ信号切
換手段11及び電流電圧切換手段12に軸切換信号を出
力し、位置決め制御する軸(サーボモータ6X,6Y,
6Zのいずれか1つ)を選択する。本実施例では、まず
上位コントローラ1はサーボモータ6Xを選択する。上
位コントローラ1はサーボモータ6Xの目標位置を示す
位置指令データF0を位置制御部21に出力する。位置
制御部21は位置指令データF0及び位置データP2に
基づいた速度指令信号F1を速度制御部22に出力する
。速度制御部22は速度指令信号F1及び速度信号F2
に応じたトルク信号(電流指令信号)T1をシリアル通
信インターフェイス23に出力する。
【0054】シリアル通信インターフェイス23とシリ
アル通信インターフェイス41との間で送信が行われ、
シリアル通信インターフェイス41から電流アンプ42
に対してトルク信号T2及び位相信号P4が出力される
。電流アンプ42はトルク信号T2、電流フィードバッ
ク信号T3及び位相信号P4に基づいてサーボモータ6
Xの駆動電流を制御する。サーボモータ6Xに結合され
た位置センサ8Xの出力P1は位置センサ変換手段5に
よって位置データP2に変換され、位置決め制御手段2
の位置制御部21にフィードバックされる。サーボ制御
システムは以上の動作をサーボモータ6Y及び6Zにも
繰り返して実行し、その回転位置、すなわに保持ヘッド
を所定の位置に位置決めする。
【0055】この制御の途中で、オーバーロード、電源
電圧低下、過電流、過電圧及びオーバーヒート等の異常
が発生した場合、これらの制御状態を示すステイタス信
号のデータが電流アンプ42からシリアル通信インター
フェイス41に送信される。このステイタス信号のデー
タはシリアル通信インターフェイス23を介して上位コ
ントローラ1に送信される。上位コントローラ1はこの
ステイタス信号のデータを受け、ステイタス信号の種類
に応じた処理を行う。
【0056】次に、本実施例で使用される回転位置セン
サ8X,8Y,8Zの構成について説明する。図3は本
実施例で使用する回転位置センサの一例である誘導型の
位相シフト型位置センサからなるアブソリュート型の位
置センサを示す図である。尚、この位置センサの詳細に
ついては特開昭57−70406号公報又は特開昭58
−106691号公報にて公知なので、ここでは簡単に
説明する。
【0057】回転位置センサは、複数の極A〜Dが円周
方向に所定間隔(一例として90度)で設けられたステ
ータ71aと、各極A〜Dによって囲まれたステータ7
1aの空間内に挿入されたロータ71bとを備えている
。ロータ71bは、回転角度に応じて各極A〜Dのリラ
クタンスを変化させる形状及び材質からなり、一例とし
て偏心円筒形である。ステータ71aの各極A〜Dには
、1次コイル1A〜1D及び2次コイル2A〜2Dがそ
れぞれ巻回されている。そして、半径方向で対向する2
つの極Aと極Cの第1の対及び極Bと極Dの第2の対は
差動的に動作するようにコイルが巻かれて、かつ差動的
なリラクタンス変化が生じるように構成されている。
【0058】第1の極の対A及びCに巻かれている1次
コイル1A及び1Cは、正弦信号sinωtで励磁され
、第2の極の対B及びDに巻かれている1次コイル1B
及び1Cは余弦信号cosωtで励磁されている。その
結果、2次コイル2A〜2Dからは、それらの合成出力
信号Yが得られる。この合成出力信号Yは、基準信号と
なる1次交流信号(1次コイルの励磁信号)sinωt
又はcosωtに対して、ロータ71bの回転角度θに
応じた電気的位相角度だけ位相シフトした信号Y=si
n(ωt−θ)である。
【0059】従って、上述のような誘導型の位相シフト
型位置センサを用いる場合には、1次交流信号sinω
t又はcosωtを発生する基準信号発生部と、合成出
力信号Yの電気的位相ずれθを測定しロータの位置デー
タを算出する位相差検出部とを備える必要がある。この
基準信号発生部及び位相差検出部は位置センサ変換手段
5の中に設けられる。
【0060】図4は位置センサ変換手段5の一例を示す
図である。図4において、位置センサ変換手段は基準交
流信号sinωt及びcosωtを発生する基準信号発
生部と、2次コイル2A〜2Dの相互誘導電圧と基準交
流信号sinωtとの間の位相差(位相ずれ量)Dθを
検出する位相差検出部とからなる。
【0061】基準信号発生部はクロック発振器72、同
期カウンタ73、ROM74a,74b、D/A変換器
75a,75b及びアンプ76a,76bからなり、位
相差検出部はアンプ77、ゼロクロス回路78及びラッ
チ回路79からなる。クロック発振器72は高速の正確
なクロック信号を発生するものであり、このクロック信
号に基づいて他の回路は動作する。同期カウンタ73は
クロック発振器72のクロック信号をカウントし、その
カウント値をアドレス信号としてROM74a及び位相
差検出部のラッチ回路79に出力する。
【0062】ROM74a及び74bは基準交流信号に
対応した振幅データを記憶しており、同期カウンタ73
からのアドレス信号(カウント値)に応じて基準交流信
号の振幅データを発生する。ROM74aはcosωt
の振幅データを、ROM74bはsinωtの振幅デー
タを記憶している。従って、ROM74a及び74bは
同期カウンタ73から同じアドレス信号を入力すること
によって、2種類の基準交流信号sinωt及びcos
ωtを出力する。なお、同じ振幅データのROMを位相
のそれぞれ異なるアドレス信号で読み出しても同様に2
種類の基準交流信号を得ることができる。
【0063】D/A変換器75a及び75bはROM7
4a及び74bからのデジタルの振幅データをアナログ
信号に変換してアンプ76a及び76bに出力する。ア
ンプ76a及び76bはD/A変換器からのアナログ信
号を増幅し、それを基準交流信号sinωt及びcos
ωtとして1次コイル1A,1C及び1B〜1Dのそれ
ぞれに印加される。同期カウンタ73の分周数をMとす
ると、そのMカウント分が基準交流信号の最大位相角2
πラジアン(360度)に相当する。すなわち、同期カ
ウンタ73の1カウント値は2π/Mラジアンの位相角
を示している。
【0064】アンプ77は2次コイル2A〜2Dに誘起
された2次電圧の合成値を増幅して、ゼロクロス回路7
8に出力する。ゼロクロス回路78は回転位置センサ3
7及び41の2次コイル2A〜2Dに誘起された相互誘
導電圧(2次電圧)に基づいて負電圧から正電圧へのゼ
ロクロス点を検出し、検出信号をラッチ回路79に出力
する。
【0065】ラッチ回路79は基準交流信号の立上りの
クロック信号にてスタートした同期カウンタのカウント
値をゼロクロス回路78の検出信号の出力時点(ゼロク
ロス点)でラッチする。従って、ラッチ回路79にラッ
チされた値はちょうど基準交流信号と相互誘導電圧(合
成2次出力)との間の位相差(位相ずれ量)Dθとなる
【0066】すなわち、2次コイル2A〜2Dの合成出
力信号Y=sin(ωt−θ)は、ゼロクロス検出手段
78に与えられる。ゼロクロス検出手段78は合成出力
信号Yの電気位相角がゼロのタイミングに同期してパル
スLを出力する。パルスLはラッチ回路79のラッチパ
ルスとして使用される。従って、ラッチ回路79がパル
スLの立ち上がり応じて同期カウンタ73のカウント値
をラッチする。同期カウンタ73のカウント値が一巡す
る期間と正弦波信号sinωtの1周期とを同期させる
。すると、ラッチ回路79には基準交流信号sinωt
と合成出力信号Y=sin(ωt−θ)との位相差θに
対応するカウント値がラッチされることとなる。従って
、ラッチされた値がデジタルの位置データDθとして出
力される。尚、ラッチパルスLはタイミングパルスとし
て適宜利用することもできる。また、ラッチ回路79に
ラッチされた値のうちサーボモータの一回転内の絶対位
置を示す値がデジタルの位相データP6として出力され
、界磁の切換位置制御に利用される。
【0067】尚、図3及び図4のような位相シフト型位
置センサの合成出力信号は絶対的な回転位置を位相差信
号として出力しているので、ノイズの影響を受けにくい
という特徴を有する。従って、本実施例のように、回転
位置センサ8X,8Y,8Zからセンサ信号切換手段1
1及び接続手段9,9bを介して位置センサ変換手段5
に対して合成出力信号を直接フィードバックしても、ノ
イズ等の影響を受けないので、さしつかえない。但し、
合成出力信号をシリアル通信インターフェイス等の通信
回線を用いてフィードバックしてもよい(これについて
は後述する)。
【0068】なお、図3及び図4は一回転の範囲をアブ
ソリュートに検出するものであるが、このようなアブソ
リュートセンサを複数個組み合わせて多回転にわたって
アブソリュート位置を検出するようにするとよい。また
、図1では回転位置センサ8X,8Y,8Zからは10
本の信号線が出力しているが、これは回転位置センサ8
X,8Y,8Zが多回転型のセンサであり、2種類の合
成出力信号を出力しているからである。
【0069】図5は本発明の他の実施例を示す図である
。図5において図1と同じ構成のものには同一の符号が
付してあるので、その説明は省略する。図5の実施例が
図1のものと異なる点は、図1のセンサ信号切換手段1
1と電流電圧切換手段12とが一つにまとめられて軸切
換手段13として保持手段7b側に設けられている点で
ある。
【0070】本実施例のように構成することによって接
続手段9,9b内の信号線の数は、図9の従来のものに
比べて約3分の1程度に減少する。但し、軸切換手段1
3を走行台車6a〜6fの保持手段7a〜7fの全てに
設けなければならないので、全体的なコストが上昇する
という欠点もある。特に、電流制御部4から出力される
駆動電流の切換手段は、他のブレーキ解除電圧や位置信
号の切換手段に比べて高価なので、これを保持手段7a
〜7f毎に設けることは無駄なので、駆動電流の切換手
段のみを位置決めステーション40側に設けるようにし
てもよい。
【0071】図6は本発明のさらに他の実施例を示す図
である。図6において図1と同じ構成のものには同一の
符号が付してあるので、その説明は省略する。図6の実
施例が図1のものと異なる点は、図1の位置センサ変換
手段5を位置センサ変換手段5bとして保持手段7b側
に設け、この位置センサ変換手段5bから出力されるデ
ジタルの位置データをパラレル−シリアル変換手段14
bでシリアルデータに変換してから位置決めステーショ
ン40側に転送し、位置決めステーション40ではこの
シリアルデータをシリアル−パラレル変換手段14でパ
ラレルの位置データに変換してから位置決め制御手段2
に出力するようにした点である。
【0072】本実施例のように構成することによって接
続手段9,9b内の信号線の数は、図9の従来のものと
比べて約3分の1以下に減少するし、図1や図5のもの
と比べても大幅に減少する。例えば、位置センサ変換手
段5bは16ビット構成の位置データを出力する場合、
位置センサ変換手段15bからは16本の信号線がパラ
レル−シリアル変換手段14bに接続される。パラレル
−シリアル変換手段14bはこの16ビット構成の位置
データを少なくとも2本の信号線に変換して出力するの
で、信号線の数を大幅に減少できる。なお、パラレル−
シリアル変換手段14b及びシリアル−パラレル変換手
段14を図2のシリアル通信インターフェイスで構成し
、両者の間をシリアル通信回線で接続してもよい。
【0073】図7は本発明のさらに他の実施例を示す図
であり、3軸構成の位置決め装置が走行台車6a〜6f
の四隅に設けられている場合の位置決め制御システムの
構成を示す。図7において図1と同じ構成のものには同
一の符号が付してあるので、その説明は省略する。本実
施例は、電流制御部41〜44の間をシリアル通信回線
でマルチポイント接続し、位置決め装置61〜64の駆
動軸(X軸、Y軸又はZ軸)をそれぞれ同時に位置決め
制御するものである。
【0074】本実施例では、電流制御部41〜44は図
2の電流制御部3と構成は同じであり、それぞれのシリ
アル通信インターフェイス41がマルチポイント接続さ
れている。上位コントローラ1はブレーキ制御手段31
〜34に同時にブレーキ解除信号を出力する。XYZ軸
切換手段121はブレーキ制御手段31のブレーキ解除
電圧及び電流制御部41の駆動電流を位置決め装置61
のX1軸、Y1軸及びZ1軸のいずれか一つに切り換え
て接続する。XYZ軸切換手段121はブレーキ制御手
段32〜34及び電流制御部42〜44に対しても同様
に切換制御を行う。
【0075】位置決め装置61は図1の保持手段7bの
ようにサーボモータ6X1,6Y1,6Z1、ブレーキ
手段7X1,7Y1,7Z1及び位置センサ8X1,8
Y1,8Z1から構成される。但し、図面上ではこれら
の構成要素は図示していない。位置決め装置62〜64
も位置決め装置61と同じように構成される。そして、
各位置決め装置61〜64のX軸の位置センサ8X1,
8X2,8X3,8X4の位置信号は位置センサパラシ
リ変換手段15Xに入力し、Y軸の位置センサ8Y1,
8Y2,8Y3,8Y4の位置信号は位置センサパラシ
リ変換手段15Yに入力し、Z軸の位置センサ8Z1,
8Z2,8Z3,8Z4の位置信号は位置センサパラシ
リ変換手段15Zに入力する。
【0076】位置センサパラシリ変換手段15X,15
Y,15Zは、図6のセンサ信号切換手段11、位置セ
ンサ変換手段5b及びパラレル−シリアル変換手段14
bが一体となって構成されたものである。但し、図面上
ではこれらの構成要素は図示していない。位置センサパ
ラシリ変換手段15Xのセンサ信号切換手段は、位置セ
ンサ8X1,8X2,8X3,8X4からの位置信号を
入力し、上位コントローラ1からの軸切換信号(図示せ
ず)に応じて、位置信号のいずれか1つを選択的に位置
センサ変換手段に出力する。
【0077】位置センサ変換手段は、位置センサ8X1
,8X2,8X3,8X4からの位置信号をデジタルの
位置データに変換してパラレル−シリアル変換手段に出
力する。パラレル−シリアル変換手段はパラレルの位置
データをシリアルデータに変換して、接続手段9,9b
を介して位置決めステーション10側のXYZ軸切換手
段122に出力する。位置センサパラシリ変換手段15
Y及び15Zも位置決め装置61〜64のY軸及びZ軸
の位置センサの位置信号に対して同様の処理を行う。
【0078】XYZ軸切換手段122は上位コントロー
ラ1からの軸切換信号に応じて位置センサパラシリ変換
手段15X,15Y,15Zからのシリアルの位置デー
タを選択的に切り換えてシリアル−パラレル変換手段1
41に出力する。シリアル−パラレル変換手段141は
XYZ軸切換手段122からのシリアルの位置データを
パラレルデータに変換して、位置決め制御手段2に出力
する。
【0079】本実施例は、位置決め装置61〜64のX
軸に対して位置決め制御を行い、次にY軸、Z軸の順に
位置決め制御を行い、走行台車上の保持手段全体の位置
決め制御を行っている。従って、保持手段全体の位置決
めが終了するまでに多少の時間を要するようになる。そ
こで、この位置決め時間が各作業ステーション20にお
ける作業時間よりも大きい場合には、位置決めステーシ
ョン40を複数個設け、そこに走行台車を並列的に進入
させ、平行して位置決め制御を行うようにすればよい。 なお、位置センサパラシリ変換手段15X,15Y,1
5Zのパラレル−シリアル変換手段及びシリアル−パラ
レル変換手段141を図2のシリアル通信インターフェ
イスで構成し、両者の間をシリアル通信回線で接続して
もよい。
【0080】なお、図1ではブレーキ制御手段3のブレ
ーキ解除電圧及び電流制御部4の駆動電流を電流電圧切
換手段12で切り換えて、ブレーキ手段7X,7Y,7
Z及びサーボモータ6X,6Y,6Zに供給する場合に
ついて説明したが、図9のようにそれぞれの制御軸に対
してブレーキ制御手段3及び電流制御部4を設けるよう
にしてもよい。
【0081】また、本実施例では、保持手段が3つの制
御軸(サーボモータ6X,6Y,6Z)で構成される場
合について説明したが、走行台車6a〜6f上にこのよ
うな3つの制御軸からなる位置決め装置が複数個、例え
ば走行台車6a〜6fのその四隅に設けられている場合
には、図1の位置決め制御システムをそれぞれの位置決
め装置に対して構成してやればよい。
【0082】なお、パラレル−シリアル変換手段14,
14bを省略して位置センサ変換手段5bの位置データ
を接続手段9,9bを介して直接位置決め制御手段2に
出力するようにしてもよい。また、図6の実施例では位
置センサ8X,8Y,8Zの位置信号をセンサ信号切換
手段11で切り換えて位置センサ変換手段5bに供給す
る場合について説明したが、次のように構成してもよい
【0083】すなわち、それぞれの位置センサ8X,8
Y,8Zに対して、位置センサ変換手段5b、パラレル
−シリアル変換手段14b及びシリアル−パラレル変換
手段14を別々に設け、シリアル−パラレル変換手段1
4からの位置データをセンサ信号切換手段で切り換えて
位置決め制御手段2に入力するようにしてもよい。また
、それぞれの位置センサ8X,8Y,8Zに対して、位
置センサ変換手段5b及びパラレル−シリアル変換手段
14bを別々に設け、パラレル−シリアル変換手段14
bからの位置データを接続手段9,9bを介して位置決
めステーション40側に転送し、その位置データをセン
サ信号切換手段で切り換えてシリアル−パラレル変換手
段14に入力するようにしてもよい。
【0084】また、それぞれの位置センサ8X,8Y,
8Zに対して、位置センサ変換手段5b及びパラレル−
シリアル変換手段14bを別々に設け、パラレル−シリ
アル変換手段14bからの位置データをセンサ信号切換
手段で切り換えて接続手段9,9bを介して位置決めス
テーション40側のシリアル−パラレル変換手段14に
入力するようにしてもよい。また、それぞれの位置セン
サ8X,8Y,8Zに対して、位置センサ変換手段5b
を別々に設け、位置センサ変換手段5bからの位置デー
タをセンサ信号切換手段で切り換えてパラレル−シリア
ル変換手段14bに入力するようにしてもよい。
【0085】なお、本実施例で採用しているシリアル通
信方式はコスト的にも安価で単純なハードウェアで構成
され、データを高速で送受信できる新規な通信方式を採
用している。このシリアル通信方式の詳細については、
本願出願人が先に出願した特願平2−49640号に記
載されているので、その説明は省略する。
【0086】また、サーボモータは同期型サーボモータ
に限らず誘導型ACサーボモータであってもよい。その
場合は、位相信号P6を生成する必要はない。また、A
Cサーボモータに限らず、DCサーボモータ等のその他
のタイプのものでもよいは言うまでもない。また、位置
センサも誘導式位相シフト型センサに限らず、光学式ア
ブソリュートエンコーダやインクリメンタルエンコーダ
又はその他のタイプのセンサを使用してアブソリュート
の位置データを出力するものでもよい。さらに、通信回
線は電気ケーブルに限らず、光ケーブルを用いてもよい
【0087】上述の実施例を適宜に組み合わせることに
よって種々の位置決め制御システムを構成することは可
能である。例えば、図1と図7とを組み合わせることに
よって、図7のXYZ軸切換手段122を保持手段7b
側に設けた位置決め制御システムを構成できる。また、
図5と図7とを組み合わせることによって、図7のXY
Z軸切換手段121及び122を保持手段7b側に設け
た位置決め制御システムを構成できる。図2の実施例で
は、位置決め制御時に速度制御ループを構成してサーボ
モータの回転速度を制御しているが、回転速度の上限を
クランプして位置制御ループのみで位置決め制御しても
よい。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、被位置決め装置と位置
決め制御装置との間で接続手段を介して位置決め制御を
行う場合に、接続手段によって接続される位置信号に誤
差は生じにくくなり、位置決め制御を高精度に行えると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の一実施例である位置決め制御シス
テムの構成を示す図であり、図8の位置決め制御ステー
ションと走行台車上の保持手段との接続関係を示す。
【図2】  図1の位置決め制御手段及び電流制御部の
詳細構成を示す図である。
【図3】  本実施例で使用する回転位置センサの一例
である誘導型の位相シフト型位置センサからなるアブソ
リュート型の位置センサを示す図である。
【図4】  図2の位置センサ変換手段の一例を示す図
である。
【図5】  本発明の他の実施例を示す図である。
【図6】  本発明のさらに他の実施例を示す図である
【図7】  本発明のさらに他の実施例を示す図であり
、3軸構成の位置決め装置が走行台車の四隅に設けられ
ている場合の位置決め制御システムの構成を示す。
【図8】  走行台車を用いたトランスファーラインシ
ステムの概略構成を示す図である。
【図9】  従来技術を示す図であり、図8の位置決め
制御ステーションと走行台車上の保持手段との接続関係
の概略を示す図である。
【符号の説明】
1…上位コントローラ、2…位置決め制御手段、3…ブ
レーキ制御手段、4…電流制御部、5,5b…位置セン
サ変換手段、6a〜6f…走行台車、6X,6Y,6Z
…サーボモータ、7a〜7f…保持手段、7X,7Y,
7Z…ブレーキ手段、8X,8Y,8Z…回転位置セン
サ、9,9a〜9f…接続手段、10…トランスファー
ライン、11…センサ信号切換手段、12…電流電圧切
換手段、121,122…XYZ軸切換手段、13…軸
切換手段、14,141…シリルア−パラレル変換手段
、14b…パラレル−シリアル変換手段、15X,15
Y,15Z…位置センサパラシリ変換手段、21…位置
制御部、22…速度制御部、23,41…シリアル通信
インターフェイス、24…速度演算部、42…電流アン
プ、61〜64…位置決め装置、71a…ステータ、7
1b…ロータ、72…クロック発振器、73…同期カウ
ンタ、74a,74b…ROM、75a,75b…D/
A変換器、76a,76b,77…アンプ、78…ゼロ
クロス回路、79…ラッチ回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  駆動手段によって所望の位置に位置決
    め制御される制御軸と、この制御軸の現在位置を示す位
    置信号を検出する位置検出手段とからなる被位置決め手
    段を少なくとも1つ有し、所定の経路に沿って移動する
    複数個の移動体と、この移動体とは独立に設けられ、前
    記位置検出手段からの前記位置信号と上位コントローラ
    からの位置指令信号とに基づいて前記駆動手段に駆動電
    流を供給し、前記制御軸を所望の位置に位置決め制御す
    る位置決め制御手段と、前記位置決め制御手段を前記複
    数個の移動体の中の少なくとも1つと電気的に一時的に
    接続するものであり、前記位置信号を前記位置決め制御
    手段に供給するための第1の接続部と、前記駆動電流を
    前記駆動手段に供給するための第2の接続部とを有し、
    前記第1の接続部における信号線の数が、前記被位置決
    め手段内の前記位置検出手段から出力される前記位置信
    号の信号線の総数よりも少数である接続手段と、前記被
    位置決め手段内の前記位置検出手段から出力される前記
    位置信号を前記第1の接続部における信号線に適合させ
    る信号線変換手段とから構成されていることを特徴とす
    る位置決め制御システム。
  2. 【請求項2】  前記移動体が少なくとも2つの前記被
    位置決め手段を有し、前記信号線変換手段が前記被位置
    決め手段の前記位置検出手段からの位置信号を切り換え
    て出力する位置信号切換手段を有し、前記接続手段の第
    1の接続部は前記位置信号切換手段で切り換えられた前
    記位置信号を前記位置決め制御手段に供給することを特
    徴とする請求項1に記載の位置決め制御システム。
  3. 【請求項3】  前記信号線変換手段が前記被位置決め
    手段の前記位置検出手段からの位置信号をシリアル信号
    に変換して出力する位置信号変換手段を有し、前記接続
    手段の第1の接続部は前記位置信号変換手段からのシリ
    アル信号を前記位置決め制御手段に供給することを特徴
    とする請求項1に記載の位置決め制御システム。
  4. 【請求項4】  前記移動体が少なくとも2つの前記被
    位置決め手段を有し、前記信号線変換手段が前記被位置
    決め手段の前記位置検出手段からの位置信号を切り換え
    て出力する位置信号切換手段と、この位置信号切換手段
    で切り換えられた前記位置信号をシリアル信号に変換し
    て出力する位置信号変換手段とを有し、前記接続手段の
    第1の接続部は前記位置信号変換手段からのシリアル信
    号を前記位置決め制御手段に供給することを特徴とする
    請求項1に記載の位置決め制御システム。
  5. 【請求項5】  前記移動体が少なくとも2つの前記被
    位置決め手段を有し、前記信号線変換手段が前記位置検
    出手段からの前記位置信号をシリアル信号に変換して出
    力する位置信号変換手段と、この位置信号変換手段から
    のシリアル信号を切り換えて出力する位置信号切換手段
    とを有し、前記接続手段の第1の接続部が前記位置信号
    切換手段で切り換えられた前記シリアル信号を前記位置
    決め制御手段に供給することを特徴とする請求項1に記
    載の位置決め制御システム。
  6. 【請求項6】  前記位置信号切換手段と前記位置決め
    制御手段との間のデータ伝送をシリアル通信回線で行う
    通信手段を設けたことを特徴とする請求項3、4又は5
    に記載の位置決め制御システム。
  7. 【請求項7】  前記移動体が少なくとも2つの前記被
    位置決め手段を有し、前記位置決め制御手段が前記駆動
    電流を切り換えて出力する電流切換手段を有し、前記接
    続手段の第2の接続部が前記電流切換手段で切り換えら
    れた前記駆動電流を前記駆動手段に供給することを特徴
    とする請求項1に記載の位置決め制御システム。
  8. 【請求項8】  前記移動体が少なくとも2つの前記被
    位置決め手段と、前記制御軸にブレーキを駆け、ブレー
    キ解除電圧の印加によってブレーキ動作を解除するブレ
    ーキ手段とを有し、前記位置決め制御手段が前記ブレー
    キ解除電圧を切り換えて出力する電圧切換手段を有し、
    前記接続手段の第2の接続部が前記電圧切換手段で切り
    換えられた前記ブレーキ解除電圧を前記ブレーキ手段に
    供給することを特徴とする請求項1に記載の位置決め制
    御システム。
  9. 【請求項9】  前記位置決め制御手段は、電流指令信
    号に基づいて前記駆動手段に駆動電流を供給する電流制
    御手段と、前記位置指令信号及び前記制御軸の前記位置
    信号を入力し、これらの信号に基づいて前記電流指令信
    号を前記電流制御手段に出力する位置制御手段とから構
    成されることを特徴とする請求項1に記載の位置決め制
    御システム。
  10. 【請求項10】  前記電流制御手段と前記位置制御手
    段との間のデータ伝送を双方向の通信回線で行う通信手
    段を設けたことを特徴とする請求項9に記載の位置決め
    制御システム。
  11. 【請求項11】  前記上位コントローラから前記電流
    制御手段に対しては、前記駆動手段の定格を示すデータ
    が送信され、前記電流制御手段から前記上位コントロー
    ラに対しては、前記電流制御手段の制御状態を示すステ
    イタス信号、電流アンプの定格を示すIDコード、制御
    対象となる駆動手段の定格を示す定格コード等の各種デ
    ータが送信されることを特徴とする請求項10に記載の
    位置決め制御システム。
  12. 【請求項12】  前記移動体が少なくとも2つの前記
    被位置決め手段を有し、前記位置決め制御手段が前記電
    流制御手段を少なくとも2個有し、この電流制御手段と
    、前記位置制御手段との間をそれぞれ前記通信手段でマ
    ルチポイント接続したことを特徴とする請求項10に記
    載の位置決め制御システム。
  13. 【請求項13】  前記位置検出手段は、前記制御軸の
    回転位置を絶対位置にて検出するアブソリュート型の位
    置センサであり、巻線部と、この巻線部に対して相対的
    に変位し、前記巻線部における磁気抵抗をその相対位置
    に応じて変化させる部材とを有し、前記巻線部を位相の
    ずれた複数の1次交流信号によって励磁し、前記制御軸
    の絶対位置に対応する電気的位相ずれを持つ出力交流信
    号を発生する位相シフト型位置センサで構成されること
    を特徴とする請求項1に記載の位置決め制御システム。
  14. 【請求項14】  前記移動体が少なくとも2つの前記
    被位置決め手段と、前記駆動電流を切り換えて出力する
    電流切換手段とを有することを特徴とする請求項1に記
    載の位置決め制御システム。
  15. 【請求項15】  前記移動体が少なくとも2つの前記
    被位置決め手段と、前記制御軸にブレーキを駆け、ブレ
    ーキ解除電圧の印加によってブレーキ動作を解除するブ
    レーキ手段と、前記ブレーキ解除電圧を切り換えて出力
    する電圧切換手段とを有し、前記位置決め制御手段が前
    記ブレーキ解除電圧を出力するブレーキ制御手段を有し
    、前記接続手段の第2の接続部は前記ブレーキ制御手段
    の前記ブレーキ解除電圧を前記電圧切換手段に供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置決め制御システ
    ム。
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