JPH04320489A - 復炭コークスの製造方法 - Google Patents

復炭コークスの製造方法

Info

Publication number
JPH04320489A
JPH04320489A JP4007813A JP781392A JPH04320489A JP H04320489 A JPH04320489 A JP H04320489A JP 4007813 A JP4007813 A JP 4007813A JP 781392 A JP781392 A JP 781392A JP H04320489 A JPH04320489 A JP H04320489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas oil
fraction
coke
sulfur
weight percent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4007813A
Other languages
English (en)
Inventor
Keith M Roussel
キース・エム・ルーセル
John K Shigley
ジョン・ケー・シグレイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ConocoPhillips Co
Original Assignee
Conoco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Conoco Inc filed Critical Conoco Inc
Publication of JPH04320489A publication Critical patent/JPH04320489A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10BDESTRUCTIVE DISTILLATION OF CARBONACEOUS MATERIALS FOR PRODUCTION OF GAS, COKE, TAR, OR SIMILAR MATERIALS
    • C10B55/00Coking mineral oils, bitumen, tar, and the like or mixtures thereof with solid carbonaceous material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G69/00Treatment of hydrocarbon oils by at least one hydrotreatment process and at least one other conversion process
    • C10G69/02Treatment of hydrocarbon oils by at least one hydrotreatment process and at least one other conversion process plural serial stages only
    • C10G69/06Treatment of hydrocarbon oils by at least one hydrotreatment process and at least one other conversion process plural serial stages only including at least one step of thermal cracking in the absence of hydrogen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Coke Industry (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は復炭コークスの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】低硫黄の復炭コークスは、高品質の鋼鉄
の製造に使用されるタイプのコークスである。その目的
は、外からの汚染物質、特に硫黄と窒素を導入すること
なく、鋼鉄の炭素含有率を増加させることにある。歴史
的には、鋼鉄製造者および復炭業者は、復炭コークスの
主要原料として破砕されたスクラップグラファイト(グ
ラファイト化されたプレミアムコークス)を使用してき
た。しかし、この原料は、グラファイト電極の生産にお
けるスクラップの割合と同様に一貫して衰退し、そして
電気アーク炉は減少してきた。現在、非常に低レベルの
汚染物質を含む復炭コークスの代替的な原料に対する需
要がある。
【0003】もちろん、高品質のプレミアムコークスを
製造し、この原料を仮焼してグラファイト化し、これを
復炭コークスとして使用することはできるであろう。し
かし、このようなプレミアムコークスは、鋼鉄の製造に
おける電極に使用するには高価すぎるので、この原料を
復炭コークスとして使用するのは有益ではない。グラフ
ァイト化の前に、プレミアムコークスは通常かなりの量
の硫黄と窒素すなわち0.3程度〜0.5重量パーセン
ト以上の硫黄および同程度の量の窒素を含んでいる。こ
のため、グラファイト化されていないプレミアムコーク
スは、経済的にはその使用が許容されるとしても、復炭
コークスとして使用するには適していない。かなりの量
で製造されている他のタイプのコークスは、いわゆるア
ルミニウムグレードのコークス、すなわちアルミニウム
の製造に使用される電極を製造するのに使用されるコー
クスである。このコークスも、復炭コークスとして使用
するのを不適当にさせるかなりの量の硫黄および窒素を
含んでいる。
【0004】FCCデカントオイル(スラリーオイルま
たは清浄オイルとしても知られている)を処理して復炭
コークスを製造できることが見出されている。デカント
オイルをこの目的に使用するためには、硫黄および窒素
の含有量を減少させるためにまず触媒水素処理を施さな
ければならない。都合の悪いことに、復炭コークスを作
るのに適した、硫黄および窒素の含有量が少ない供給原
料を製造するために要求される厳しい水素処理条件では
、水素処理触媒が急激に失活する。このことは、触媒寿
命の大幅な減少および処理コストの増加をもたらす。 従来技術
【0005】米国特許第4,075,084号は、原料
を分留し、ボトム留分中にアスファルテンを濃縮させる
とともにオーバーヘッド留分を触媒的に水素精製して水
素含有量を上昇させることなく脱硫させ、水素精製塔か
らの600°F+留分(コークス生成留分)とボトム留
分とをブレンドして低アスファルテンを含むコーキング
原料を作り、その後原料をディレードコーキングするこ
とにより、低硫黄ニードルコークスを製造する方法を教
示している。
【0006】米国特許第4,231,846号は、通常
のプレミアムコーキング原料をガスオイル留分とボトム
留分(このボトム留分がコーカー原料となる)とに分留
することからなる、ディレードプレミアムコーキング工
程を示している。ガスオイル留分は水素処理された後、
コーカー原料と再混合される。
【0007】米国特許第4,178,229号は、真空
蒸留塔の残油をガスオイル留分とピッチ留分とに分留し
、ガスオイル留分を水素処理し、水素処理されたガスオ
イル留分の一部をピッチ留分と組み合わせてコーカー原
料を作ることからなる、真空蒸留塔の残油からプレミア
ムコークスを製造する工程を示している。
【0008】米国特許第3,830,731号は、真空
蒸留塔の残油を残油とガスオイル留分とに分留すること
による脱硫を示している。各々の留分は別々に水素処理
され、別々に水素処理された留分が再び混合されてガス
オイル原料が作られる。
【0009】
【課題を解決するための手段と作用】本発明によれば、
FCCデカントオイルは真空蒸留され、2つの留分、す
なわち硫黄および窒素が濃縮された真空蒸留ガスオイル
と、重い残油とに分離される。真空蒸留塔ガスオイルは
、厳しい条件下で触媒的に水素処理され、硫黄および窒
素の含有量を低レベルまで減少させる。その後、水素処
理された生成物は、熱分解されてサーマルタールを生成
し、これはディレードコーキングされ、ディレードコー
クスは仮焼されて、0.1重量パーセント以下の硫黄お
よび0.1重量パーセント以下の窒素を含む復炭コーク
ス製品を与える。
【0010】本発明の方法に用いられるデカントオイル
は、FCC(流動層触媒クラッキング)操作の副生物で
ある重い残油である。これらの原料は、通常、約−4〜
約7のAPI比重、約650〜約950(90%回収)
°Fの沸点範囲を有する。最も容易に得られるデカント
オイルであり本発明が注目しているものは、1.0重量
パーセントを超える硫黄およびかなりの量すなわち0.
5重量パーセント以上の窒素を含んでいる。これらの汚
染物質は、デカントオイルから復炭コークスが製造され
る前に、本質的にすなわち0.10重量パーセント以下
の硫黄および0.10重量パーセント以下の窒素という
レベルまで除去されなければならない。
【0011】図面を参照すれば、デカントオイルは真空
蒸留塔4へ導入され、ここでこの原料は2つの留分、す
なわち一般的に硫黄と窒素とが濃縮された軽い留分と、
高度な芳香族性の高分子量物質を含む重い留分とに分離
される。この重い留分は水素処理触媒を失活させる金属
を含んでいる。軽い留分すなわち真空蒸留ガスオイルは
ライン6を通って真空蒸留塔から引き出され、重い残油
はライン7を経由して取り出される。
【0012】真空蒸留塔内では、約1000°F未満の
沸点を有する真空蒸留ガスオイルと1000°F+の残
油とに分離するのが好都合であるが、必要であれば、少
量またはより多量のデカントオイルフィードを真空蒸留
ガスオイル留分中へ補ってもよい。真空蒸留ガスオイル
は、850°F程度に低いまたは1050°F程度に高
い最高沸点を有していてもよい。真空蒸留ガスオイルの
水素処理の間、かなりの重い物質(触媒を失活させる金
属を含む)が残油中に保持され、触媒汚染を最小に維持
することが好ましい。
【0013】真空蒸留塔は通常約10〜約100mmH
gの間の絶対圧力および約700〜約800°Fの間の
温度で操作される。真空蒸留ガスオイル生成物は、デカ
ントオイルフィードの組成に依存して、デカントオイル
フィードの約60〜約95パーセントの間で変化する。
【0014】再び図面を参照すれば、真空蒸留塔4から
の真空蒸留ガスオイルは、ライン6を経由して触媒水素
処理器10へ向けられ、水素がライン8を通して水素処
理器へ導入される。水素処理器10で使用される触媒は
、適当な不活性担体に付着された水素化成分からなって
いる。種々の水素化成分の例は、周期律の8および6B
族の金属(例えば、クロム、ニオブ、タングステン、鉄
、コバルト、ニッケル、ルテニウム、パラジウム、オス
ミウム、イリジウム、および白金)、またはこれらの金
属の塩、酸化物もしくは硫化物を含んでいる。使用され
る特定の触媒は、本発明にとって決定的ではなく、水素
処理に用いられる通常のいかなる触媒も用いることがで
きる。
【0015】これらの触媒は、典型的には、カーボン例
えば活性炭または両性金属酸化物例えばアルミナ、チタ
ニア、トリア、シリカもしくはこれらの混合物の乾燥さ
れ仮焼されたゲルからなる適当な不活性担体上に広がっ
ている。最も普通に使用される担体は、シリカおよびア
ルミナを含む担体またはこれらの混合物である。用いら
れる水素処理のプロセス条件は、通常用いられるよりも
厳しく、より高い圧力が使用され、以下のように要約で
きる。
【0016】
【表1】
【0017】水素処理のために使用される特定のプロセ
ス条件は、原料として使用される特定のデカントオイル
に依存する。本発明の目的にとって重要な水素処理条件
は、全条件がフィードの脱硫とフィードからの窒素の除
去を十分にもたらし、0.1重量パーセント以下の硫黄
および0.1重量パーセント以下の窒素好ましくは0.
05重量パーセント以下の硫黄および0.05重量パー
セント以下の窒素を含む復炭コークス製品を製造するよ
うに選択されなければならないというものである。
【0018】水素処理工程において混合されたフィード
から除去される硫黄と窒素は、ライン12を通って触媒
水素処理器のオーバーヘッドから取り出される。硫黄は
硫化水素として、窒素は通常アンモニアの形で除去され
る。さらに、C1 〜C3 の軽いガスは、ライン14
を通って触媒水素処理器から取り出される。触媒水素処
理器からの残りの液体排出物は、ライン16を経由して
第1分留塔18へ輸送され、ここから軽いガス、ガソリ
ン、および軽いガスオイルがそれぞれライン20、22
、24を通ってオーバーヘッドからすなわち副生成物と
して除かれる。通常約550°Fを超える沸点範囲を有
する重い原料は、分留塔18からライン26を通って取
り出され、熱分解炉28へ導入される。熱分解炉28で
は、約900〜1100°Fの温度および約300〜8
00psigの圧力が維持され、それによって重い原料
はより軽い化合物と熱分解炉へのフィードよりも少量の
水素、多量の芳香族、および多量のカーボン残渣を含む
サーマルタールとに転化される。熱分解炉28からの排
出物は、ライン30を経由して分留塔18へ循環される
【0019】コーキング成分の大部分からなっているサ
ーマルタールは、分留塔18のボトム部からライン32
を通って引き出され、第2分留塔48へ導入され、ここ
でライン46および46Aを通って分留塔へ入るコーク
スドラムのオーバーヘッド蒸気と混合される。第1およ
び第2分留塔は、通常の温度および圧力条件を用いて操
作されることに留意すべきである。混合フィード(サー
マルタールと循環分)は、分留塔48からライン56を
通って引き出され、コーカー炉に導入され、ここでおお
よそ大気圧〜約250psigの圧力で約875〜97
5°Fの範囲の温度に加熱された後、ライン36を経由
してコークスドラム38および38Aへ流される。コー
クスドラムは、約16〜約100時間の交互のコーキン
グおよびデコーキングサイクルを行う。この間、一方の
ドラムはコークスで充填され、他方はコークスが取り除
かれている。コーキングサイクルの間、各ドラムは約8
50〜約950°Fの間の温度および約15〜約200
psigの間の圧力で操作される。前述したように、コ
ークスドラムからのオーバーヘッド蒸気は、ライン46
および46Aを経由して分留塔48へ流される。同時に
、コークスはコークスドラムのボトム部から出口40ま
たは40Aを通って取り出される。分留塔48へ入る原
料はいくつかの留分すなわちライン50を通って取り出
されるガス状物質、ライン52を通って取り出されるガ
ソリン、およびライン54を経由して取り出される軽い
ガスオイルに分離される。重いコーカーガスオイルは、
分留塔48から取り出され、貯蔵室へ送られるか、また
はライン58を通って水素処理器の入口または熱分解炉
へ循環される。必要ならば、この原料の一部または全部
はコーカー炉への循環分として代わりに用いてもよく、
ライン56を通ってコーカー炉34へ戻される。
【0020】コークスドラムから出口40および40A
を通って取り出されるグリーンコークスは、仮焼炉42
へ導入され、ここで高温にさらされて揮発性原料が除去
され、コークスの炭素対水素の比が増加する。仮焼は、
約2000〜約3000°F好ましくは約2400〜約
2600°Fの間の温度で行われる。コークスは、約1
/2時間〜約10時間好ましくは約1〜約3時間の間、
仮焼条件下に維持される。0.1パーセント未満の硫黄
と0.1パーセント未満の窒素好ましくは0.05パー
セント未満の硫黄と0.05パーセント未満の窒素を含
む仮焼されたコークスは、仮焼炉から出口44を通って
引き出され、そして復炭コークスとして使用するのに適
している
【0021】
【実施例】以下の例は本発明の実施において得られた結
果を説明している。
【0022】API比重1.0、沸点範囲650°F〜
950°F(90%回収)を有し、1.2重量パーセン
トの硫黄および0.5重量パーセントの窒素を含むFC
Cデカントオイル640バーレル/hrを、30mmH
gの圧力および735°Fの温度に維持された真空蒸留
塔に導入する。570bbls/hrの量の1000°
Fより低い沸点を有する真空蒸留ガスオイル流を真空蒸
留塔から取り出し、コバルト−モリブデン触媒の存在下
に、温度750°F、圧力2000psig、水素対オ
イル比3000SCFBおよびLHVS0.8l/hr
で水素処理する。水素処理されたフィードを分留塔に導
入し、ここで軽い留分例えばガス、ガソリン、および軽
いガスオイルを取り出す。500〜1000°Fの沸点
範囲を有する重い留分450バーレル/hrを、分留塔
の下部から取り出し、910〜950°Fの温度および
400psigの圧力に維持された熱分解炉へ流す。炉
からの熱分解された排出物を分留塔へ戻す。API比重
−1.0、初留沸点650°Fのサーマルタールを、3
60バーレル/hrの速度で分留塔のボトム部から引き
出し、コーカー分留塔へ送り、ここでコーカーオーバー
ヘッドと混合する。混合フィード(サーマルタールと循
環分)を、温度945°Fおよび圧力200psigに
維持されたコーカー炉へ導入する。コーカー炉からの排
出物を、連続的に操作されるディレードコーカーへ導入
し、温度875°Fおよび圧力60psigで24時間
、コーキングを行う。その後、時間当り18トンの量の
グリーンコークを、ディレードコーカーから取り出し、
2500°Fで1.0時間仮焼して、硫黄含有率0.1
重量パーセントおよび窒素含有率0.05重量パーセン
トの復炭コークス15.3トン/hrを供給する。
【0023】ディレードコーカーからの非コークス排出
物をコーカー分留塔へ取り出し、ここでC1 〜C3 
のガス、ガソリンおよび軽いガスオイルを含む種々の留
分を回収する。この分留塔からの重いガスオイルボトム
留分を180バーレル/hrの量でサーマルタールとと
もにコーカー炉へ循環させる。この操作は、水素処理触
媒を本質的に失活させることなく、数か月実施できる。
【0024】具体例および詳細は、本発明を説明するた
めに示されているけれども、本発明の精神と視点からは
ずれずに、種々の変更、修正がなされ得ることは、当業
者にとって明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するプロセスユニットを示す図。
【符号の説明】
4…真空蒸留塔、10…水素処理器、18…第1分留塔
、28…熱分解炉、34…コーカー炉、38、38A…
コークスドラム、42…仮焼炉、48…第2分留塔。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)かなりの量の硫黄および窒素を
    含むデカントオイルを真空蒸留して、硫黄および窒素が
    濃縮され約1000°F未満の沸点を有する真空蒸留ガ
    スオイル留分ならびに約1000°Fを超える沸点を有
    する残油を得る工程と、(b)真空蒸留ガスオイルを厳
    しい水素処理条件にさらし、硫黄および窒素の少ない生
    成物を得る工程と、(c)水素処理された生成物を第1
    の分留塔で分留し、軽い炭化水素留分、重いガスオイル
    留分およびサーマルタール留分を生成させる工程と、(
    d)(c)工程からのサーマルタールをコークスドラム
    からのオーバーヘッド炭化水素蒸気と混合して混合物を
    生成させ、前記混合物を第2の分留塔で分留して重いコ
    ーカーガスオイル留分およびサーマルタール留分を生成
    させる工程と、(e)(d)工程からのサーマルタール
    をディレードコーキングし、コークス製品を生成させる
    工程とを具備したことを特徴とする低硫黄および低窒素
    の復炭コークスの製造方法。
  2. 【請求項2】  (c)工程からの重いガスオイル留分
    を熱分解し、熱分解炉からの排出物を第1の分留塔へ循
    環させることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  (d)工程からの重いコーカーガスオ
    イルを循環させて、(a)工程の真空蒸留ガスオイル留
    分と混合することを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  (d)工程からの重いコーカーガスオ
    イルを循環させて、(b)工程の水素処理された生成物
    と混合することを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】  コークス製品が0.10重量パーセン
    ト以下の硫黄および0.10重量パーセント以下の窒素
    を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】  (b)工程における水素処理が、温度
    600°F〜約850°F、圧力約1000psig〜
    約2500psig、水素対オイル比約3000〜約4
    000、およびLHSV約0.2〜約2.0で行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】  (e)工程からのコークス製品を仮焼
    して0.05重量パーセント以下の硫黄および0.05
    重量パーセント以下の窒素を含む復炭コークス製品を得
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】  (a)1.0重量パーセントを超える
    硫黄および1.0重量パーセントを超える窒素を含むデ
    カントオイルを真空蒸留して、約1050°F未満の沸
    点を有する真空蒸留ガスオイル留分および約1000°
    Fを超える沸点を有する残油を得る工程と、(b)真空
    蒸留ガスオイルを温度700°F〜800°F、圧力1
    800psig〜2400psig、水素対オイル比3
    000〜4000、およびLHSV0.5〜1.5の厳
    しい水素処理条件にさらし、硫黄および窒素の少ない生
    成物を得る工程と、(c)水素処理された生成物を第1
    の分留塔で分留し、軽い炭化水素留分、重いガスオイル
    留分およびサーマルタール留分を生成させる工程と、(
    d)(c)工程からのサーマルタール留分をコークスド
    ラムからのオーバーヘッド炭化水素蒸気と混合して混合
    物を生成させ、前記混合物を第2の分留塔で分留して重
    いコーカーガスオイル留分およびサーマルタール留分を
    生成させる工程と、(e)(d)工程からのサーマルタ
    ールをディレードコーキングし、コークス製品を生成さ
    せる工程と、(f)0.10重量パーセント以下の硫黄
    および0.10重量パーセント以下の窒素を含むコーク
    ス製品を回収する工程とを具備したことを特徴とする低
    硫黄および低窒素の復炭コークスの製造方法。
  9. 【請求項9】  (c)工程からの重いガスオイル留分
    を熱分解し、熱分解炉からの排出物を第1の分留塔へ循
    環させることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】  (d)工程からの重いコーカーガス
    オイルを循環させて、(a)工程の真空蒸留ガスオイル
    留分と混合することを特徴とする請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】  (d)工程からの重いコーカーガス
    オイルを循環させて、(b)工程の水素処理された生成
    物と混合することを特徴とする請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】  熱分解が、温度約900°F〜約1
    100°Fおよび圧力約300psig〜約800ps
    igで行われることを特徴とする請求項8記載の方法。
  13. 【請求項13】  ディレードコーキングが、温度約8
    50°F〜約950°F、圧力約15psig〜約20
    0psigおよびコーキングサイクル約16時間〜約1
    00時間で行われることを特徴とする請求項8記載の方
    法。
  14. 【請求項14】  (b)工程の水素処理からの排出物
    が、約0.10重量パーセント未満の硫黄および0.1
    0重量パーセント未満の窒素を含むことを特徴とする請
    求項8記載の方法。
  15. 【請求項15】  (a)工程の真空蒸留ガスオイルが
    、約850°Fから約1050°Fの最高沸点を有する
    ことを特徴とする請求項8記載の方法。
JP4007813A 1991-03-20 1992-01-20 復炭コークスの製造方法 Pending JPH04320489A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US672504 1991-03-20
US07/672,504 US5059301A (en) 1988-11-29 1991-03-20 Process for the preparation of recarburizer coke

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04320489A true JPH04320489A (ja) 1992-11-11

Family

ID=24698831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4007813A Pending JPH04320489A (ja) 1991-03-20 1992-01-20 復炭コークスの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5059301A (ja)
EP (1) EP0504523A1 (ja)
JP (1) JPH04320489A (ja)
CA (1) CA2063032A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005532420A (ja) * 2002-04-11 2005-10-27 コノコフィリップス カンパニー ディレードコーキング軽油から微粒子材料を除去する分離方法および分離装置
JP2015514828A (ja) * 2012-03-20 2015-05-21 サウジ アラビアン オイル カンパニー 軽質オレフィン及びコークスを生成させる、統合された、原油の水素化処理及び水蒸気熱分解
WO2015098754A1 (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 石油コークス及びその製造方法
JP2020509113A (ja) * 2017-02-20 2020-03-26 サウジ アラビアン オイル カンパニー コーカーを用いた脱硫及びスルホン除去

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7563357B2 (en) * 2007-01-26 2009-07-21 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process for cracking synthetic crude oil-containing feedstock
US8007658B2 (en) * 2008-06-03 2011-08-30 Graftech International Holdings Inc. Reduced puffing needle coke from coal tar
US8007659B2 (en) * 2008-06-03 2011-08-30 Graftech International Holdings Inc. Reduced puffing needle coke from coal tar distillate
US8007660B2 (en) * 2008-06-03 2011-08-30 Graftech International Holdings Inc. Reduced puffing needle coke from decant oil
US9109165B2 (en) * 2008-11-15 2015-08-18 Uop Llc Coking of gas oil from slurry hydrocracking
US20140027345A1 (en) * 2012-07-30 2014-01-30 Exxonmobil Research And Engineering Company Vacuum gas oil conversion process
PL2970046T3 (pl) * 2013-03-15 2019-07-31 Bechtel Hydrocarbon Technology Solutions, Inc. Układy i sposoby zewnętrznego przetwarzania oleju gazowego ze strefy zapłonu ze sposobu opóźnionego koksowania
CN104629789B (zh) * 2013-11-13 2016-06-22 中国石油化工股份有限公司 一种石油焦的制备方法
CN104629801B (zh) * 2013-11-13 2016-08-24 中国石油化工股份有限公司 一种石油焦的制备方法
US9422487B2 (en) 2014-04-09 2016-08-23 Uop Llc Process for fluid catalytic cracking and hydrocracking hydrocarbons
US9243195B2 (en) 2014-04-09 2016-01-26 Uop Llc Process and apparatus for fluid catalytic cracking and hydrocracking hydrocarbons
US9228138B2 (en) 2014-04-09 2016-01-05 Uop Llc Process and apparatus for fluid catalytic cracking and hydrocracking hydrocarbons
US9399742B2 (en) 2014-04-09 2016-07-26 Uop Llc Process for fluid catalytic cracking and hydrocracking hydrocarbons
US9394496B2 (en) 2014-04-09 2016-07-19 Uop Llc Process for fluid catalytic cracking and hydrocracking hydrocarbons
US9732290B2 (en) 2015-03-10 2017-08-15 Uop Llc Process and apparatus for cracking hydrocarbons with recycled catalyst to produce additional distillate
US9809766B2 (en) 2015-03-10 2017-11-07 Uop Llc Process and apparatus for producing and recycling cracked hydrocarbons
US9890338B2 (en) 2015-03-10 2018-02-13 Uop Llc Process and apparatus for hydroprocessing and cracking hydrocarbons
US9783749B2 (en) 2015-03-10 2017-10-10 Uop Llc Process and apparatus for cracking hydrocarbons with recycled catalyst to produce additional distillate
US9567537B2 (en) 2015-03-10 2017-02-14 Uop Llc Process and apparatus for producing and recycling cracked hydrocarbons
US9777229B2 (en) 2015-03-10 2017-10-03 Uop Llc Process and apparatus for hydroprocessing and cracking hydrocarbons

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3830731A (en) * 1972-03-20 1974-08-20 Chevron Res Vacuum residuum and vacuum gas oil desulfurization
US4075084A (en) * 1977-02-17 1978-02-21 Union Oil Company Of California Manufacture of low-sulfur needle coke
US4178229A (en) * 1978-05-22 1979-12-11 Conoco, Inc. Process for producing premium coke from vacuum residuum
US4213846A (en) * 1978-07-17 1980-07-22 Conoco, Inc. Delayed coking process with hydrotreated recycle
US4720338A (en) * 1986-11-03 1988-01-19 Conoco Inc. Premium coking process
US4894144A (en) * 1988-11-23 1990-01-16 Conoco Inc. Preparation of lower sulfur and higher sulfur cokes

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005532420A (ja) * 2002-04-11 2005-10-27 コノコフィリップス カンパニー ディレードコーキング軽油から微粒子材料を除去する分離方法および分離装置
JP2015514828A (ja) * 2012-03-20 2015-05-21 サウジ アラビアン オイル カンパニー 軽質オレフィン及びコークスを生成させる、統合された、原油の水素化処理及び水蒸気熱分解
WO2015098754A1 (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 石油コークス及びその製造方法
JPWO2015098754A1 (ja) * 2013-12-24 2017-03-23 Jxエネルギー株式会社 石油コークス及びその製造方法
US9732278B2 (en) 2013-12-24 2017-08-15 Jx Nippon Oil & Energy Corporation Petroleum coke and production method for same
JP2020509113A (ja) * 2017-02-20 2020-03-26 サウジ アラビアン オイル カンパニー コーカーを用いた脱硫及びスルホン除去

Also Published As

Publication number Publication date
EP0504523A1 (en) 1992-09-23
CA2063032A1 (en) 1992-09-21
US5059301A (en) 1991-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04320489A (ja) 復炭コークスの製造方法
US5158668A (en) Preparation of recarburizer coke
US4178229A (en) Process for producing premium coke from vacuum residuum
US2727853A (en) Process for refining of petroleum, shale oil, and the like
US4075084A (en) Manufacture of low-sulfur needle coke
US4547284A (en) Coke production
US4332671A (en) Processing of heavy high-sulfur crude oil
US4443325A (en) Conversion of residua to premium products via thermal treatment and coking
US5080777A (en) Refining of heavy slurry oil fractions
EP0432335B1 (en) Preparation of lower sulfur and higher sulfur cokes
US4676886A (en) Process for producing anode grade coke employing heavy crudes characterized by high metal and sulfur levels
KR100430605B1 (ko) 지연된 코크스 제조공정에서 액체생성물 수율을 증가시키는 방법
US9868915B2 (en) Slurry hydroconversion and coking of heavy oils
US4235703A (en) Method for producing premium coke from residual oil
EP0129687B1 (en) Improved needle coke process
US4272357A (en) Desulfurization and demetalation of heavy charge stocks
US4822479A (en) Method for improving the properties of premium coke
US4720338A (en) Premium coking process
US4758329A (en) Premium coking process
US4176046A (en) Process for utilizing petroleum residuum
US4713168A (en) Premium coking process
US5071515A (en) Method for improving the density and crush resistance of coke
US4137149A (en) Slurry hydrogen treating processes
US5128026A (en) Production of uniform premium coke by oxygenation of a portion of the coke feedstock
JPH0426638B2 (ja)