JPH04320478A - ポリサルファイド系シーリング材 - Google Patents
ポリサルファイド系シーリング材Info
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- JPH04320478A JPH04320478A JP8712391A JP8712391A JPH04320478A JP H04320478 A JPH04320478 A JP H04320478A JP 8712391 A JP8712391 A JP 8712391A JP 8712391 A JP8712391 A JP 8712391A JP H04320478 A JPH04320478 A JP H04320478A
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Landscapes
- Sealing Material Composition (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリサルファイド系シ
ーリング材に係り、さらに詳しくは、アスファルトコン
クリートとの接着性を向上させたポリサルファイド系の
シーリング材に関する。
ーリング材に係り、さらに詳しくは、アスファルトコン
クリートとの接着性を向上させたポリサルファイド系の
シーリング材に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、アスファルトコンクリート舗装
の亀裂補修材においては、アスファルトコンクリートと
の接着性に優れていること、伸びが大きくアスファルト
コンクリートの環境温度の変化による伸縮の繰り返しに
十分追従できる弾力性、可とう性を有することなどが要
求される。
の亀裂補修材においては、アスファルトコンクリートと
の接着性に優れていること、伸びが大きくアスファルト
コンクリートの環境温度の変化による伸縮の繰り返しに
十分追従できる弾力性、可とう性を有することなどが要
求される。
【0004】しかして、従来より、この種の亀裂補修材
としては、アスファルト乳剤、アスファルト乳剤に硬化
剤を添加したもの、あるいはアクリル樹脂系の亀裂補修
材などが知られている。
としては、アスファルト乳剤、アスファルト乳剤に硬化
剤を添加したもの、あるいはアクリル樹脂系の亀裂補修
材などが知られている。
【0005】しかしながら、このような亀裂補修材のう
ち、アスファルト乳剤系の補修材は、アスファルトコン
クリートとの接着性は良いが、伸びが小さいために、ア
スファルトコンクリートが伸縮を繰返した場合に、それ
に追従できないという問題があった。また、アクリル樹
脂系の補修材では、伸縮に対する追従性のみならず、接
着性にも乏しかった。
ち、アスファルト乳剤系の補修材は、アスファルトコン
クリートとの接着性は良いが、伸びが小さいために、ア
スファルトコンクリートが伸縮を繰返した場合に、それ
に追従できないという問題があった。また、アクリル樹
脂系の補修材では、伸縮に対する追従性のみならず、接
着性にも乏しかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来より
アスファルトコンクリート用の亀裂補修材として、アス
ファルト乳剤を始め各種使用されているが、未だ満足す
べきものが得られていないのが実状である。
アスファルトコンクリート用の亀裂補修材として、アス
ファルト乳剤を始め各種使用されているが、未だ満足す
べきものが得られていないのが実状である。
【0007】ところで、従来より、ポリサルファイド系
シーリング材が、低温での伸びも大きく弾力性、可とう
性に優れたシーリング材として、コンクリートの目地部
などに広く使用されている。このため、これを、アスフ
ァルト乳剤などに代わるアスファルトコンクリート用亀
裂補修材として用いることが期待されるが、従来のポリ
サルファイド系シーリング材は、アスファルトコンクリ
ートに対してはほとんど接着性を示さなかった。コンク
リート用目地材としては、この他にサルファイド結合を
持ったエポキシ樹脂なども知られているが、このサルフ
ァイド結合を持ったエポキシ樹脂は、アスファルトコン
クリートとの接着性は良好であるが、アスファルト乳剤
と同様、可とう性、弾力性に乏しいものであった。
シーリング材が、低温での伸びも大きく弾力性、可とう
性に優れたシーリング材として、コンクリートの目地部
などに広く使用されている。このため、これを、アスフ
ァルト乳剤などに代わるアスファルトコンクリート用亀
裂補修材として用いることが期待されるが、従来のポリ
サルファイド系シーリング材は、アスファルトコンクリ
ートに対してはほとんど接着性を示さなかった。コンク
リート用目地材としては、この他にサルファイド結合を
持ったエポキシ樹脂なども知られているが、このサルフ
ァイド結合を持ったエポキシ樹脂は、アスファルトコン
クリートとの接着性は良好であるが、アスファルト乳剤
と同様、可とう性、弾力性に乏しいものであった。
【0008】本発明はこのような従来技術に対処してな
されたもので、ポリサルファイド系シーリング材が本来
有する伸び、弾力性、可とう性などの優れた特性を損な
うことなく、アスファルトコンクリートに対する接着性
を改善することにより、アスファルトコンクリートの亀
裂補修などにも広く用いることのできるポリサルファイ
ド系シーリング材を提供をすることを目的としている。
されたもので、ポリサルファイド系シーリング材が本来
有する伸び、弾力性、可とう性などの優れた特性を損な
うことなく、アスファルトコンクリートに対する接着性
を改善することにより、アスファルトコンクリートの亀
裂補修などにも広く用いることのできるポリサルファイ
ド系シーリング材を提供をすることを目的としている。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のポリサルファイ
ド系シーリング材は、末端にメルカプト基を有する液状
ポリサルファイドに、これより少量のジサルファイド結
合を有するエポキシ樹脂と、前記液状ポリサルファイド
用の硬化剤と、前記エポキシ樹脂用の硬化剤とを、前記
液状ポリサルファイドの末端のメルカプト基の10〜8
0当量%が前記エポキシ樹脂の一部によってエポキシ変
性されるように配合してなることを特徴とするものであ
る。
ド系シーリング材は、末端にメルカプト基を有する液状
ポリサルファイドに、これより少量のジサルファイド結
合を有するエポキシ樹脂と、前記液状ポリサルファイド
用の硬化剤と、前記エポキシ樹脂用の硬化剤とを、前記
液状ポリサルファイドの末端のメルカプト基の10〜8
0当量%が前記エポキシ樹脂の一部によってエポキシ変
性されるように配合してなることを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明に使用される液状ポリサルファイド
は、本発明のシーリング材に優れた伸び、弾力性、可と
う性を付与する成分であって、硬化剤により通常室温で
硬化しゴム状弾性体となるものである。本発明において
は、次式(I)で示されるような化学構造を有し、分子
量1000〜 10000のものが適しており、より好
ましくは分子量が4000〜8000のものである。
は、本発明のシーリング材に優れた伸び、弾力性、可と
う性を付与する成分であって、硬化剤により通常室温で
硬化しゴム状弾性体となるものである。本発明において
は、次式(I)で示されるような化学構造を有し、分子
量1000〜 10000のものが適しており、より好
ましくは分子量が4000〜8000のものである。
【0012】
HS (−R−S−S−)n R−SH
…(I)(但し、Rは −
CH2 −CH2 または−C2 H4 −0−C
2 H4 − )このような液状ポリサルファイドと
しては、東レチオコール社製のチオコールLP(商品名
)などが例示される。また、その硬化剤としては、二酸
化鉛(PbO2 )や二酸化マンガン(MnO2 )
などの金属過酸化物、有機過酸化物、エポキシ化合物、
イソシアネート、ポリエステルなどが例示される.本発
明に使用されるエポキシ樹脂は、ジサルファイド結合を
有するエポキシ樹脂であり、上記液状ポリサルファイド
と混合することによりその末端にメルカプト基と置換し
て結合するとともに、硬化剤によりそれ自身硬化して、
本発明のシーリング材にアスファルトコンクリートに対
する接着性を付与する成分である。このようなエポキシ
樹脂としては、東レチオコール社製のフレップ(商品名
)などが例示される。また、その硬化剤としては、アミ
ン系、メルカプタン系などの通常のエポキシ樹脂用硬化
剤が使用される。
…(I)(但し、Rは −
CH2 −CH2 または−C2 H4 −0−C
2 H4 − )このような液状ポリサルファイドと
しては、東レチオコール社製のチオコールLP(商品名
)などが例示される。また、その硬化剤としては、二酸
化鉛(PbO2 )や二酸化マンガン(MnO2 )
などの金属過酸化物、有機過酸化物、エポキシ化合物、
イソシアネート、ポリエステルなどが例示される.本発
明に使用されるエポキシ樹脂は、ジサルファイド結合を
有するエポキシ樹脂であり、上記液状ポリサルファイド
と混合することによりその末端にメルカプト基と置換し
て結合するとともに、硬化剤によりそれ自身硬化して、
本発明のシーリング材にアスファルトコンクリートに対
する接着性を付与する成分である。このようなエポキシ
樹脂としては、東レチオコール社製のフレップ(商品名
)などが例示される。また、その硬化剤としては、アミ
ン系、メルカプタン系などの通常のエポキシ樹脂用硬化
剤が使用される。
【0013】上記各成分は、少なくとも、次の条件を満
たすように配合される。すなわち、(1) ポリサルフ
ァイド末端のメルカプト基の10〜80当量%がエポキ
シ変性されること、 (2)液状ポリサルファイド量が
エポキシ樹脂量より多いこと、および(3)単独で硬化
するエポキシ樹脂成分が存在することの 3条件である
。ポリサルファイド末端のメルカプト基のエポキシ変性
量が10当量%未満では、アスファルトコンクリートに
対する接着性が不足するようになり、80当量%を越え
ると、伸び、弾力性、可とう性が低下してくる。また、
液状ポリサルファイド量がエポキシ樹脂量より少ないと
、得られる硬化体の伸び、弾力性、可とう性が低下する
。さらに、単独で硬化するエポキシ樹脂成分が存在しな
いと、アスファルトコンクリートに対する接着性が低下
する。なお、エポキシ樹脂は、ポリサルファイドと硬化
剤が共存する場合に、まず硬化剤とから反応するため、
この点を考慮して混合する必要がある。
たすように配合される。すなわち、(1) ポリサルフ
ァイド末端のメルカプト基の10〜80当量%がエポキ
シ変性されること、 (2)液状ポリサルファイド量が
エポキシ樹脂量より多いこと、および(3)単独で硬化
するエポキシ樹脂成分が存在することの 3条件である
。ポリサルファイド末端のメルカプト基のエポキシ変性
量が10当量%未満では、アスファルトコンクリートに
対する接着性が不足するようになり、80当量%を越え
ると、伸び、弾力性、可とう性が低下してくる。また、
液状ポリサルファイド量がエポキシ樹脂量より少ないと
、得られる硬化体の伸び、弾力性、可とう性が低下する
。さらに、単独で硬化するエポキシ樹脂成分が存在しな
いと、アスファルトコンクリートに対する接着性が低下
する。なお、エポキシ樹脂は、ポリサルファイドと硬化
剤が共存する場合に、まず硬化剤とから反応するため、
この点を考慮して混合する必要がある。
【0014】本発明のポリサルファイド系シーリング材
には、必要に応じて、可塑剤、軟化剤、瀝青物、硫黄、
カーボン、顔料、充填剤、老化防止剤などの添加剤を適
宜配合することができる。特に、瀝青物を配合すると、
得られるシーリング材の高温(30℃以上)での流動化
を抑制して適度に硬化する。但し、この瀝青物の配合量
はシーリング材全体の40重量%以下とすることが望ま
しい。これより多いと固くなって伸びが低下するように
なるからである。また、本発明のポリサルファイド系シ
ーリング材には、ポリサルファイド用硬化促進剤やエポ
キシ樹脂用硬化促進剤を配合することもできる。
には、必要に応じて、可塑剤、軟化剤、瀝青物、硫黄、
カーボン、顔料、充填剤、老化防止剤などの添加剤を適
宜配合することができる。特に、瀝青物を配合すると、
得られるシーリング材の高温(30℃以上)での流動化
を抑制して適度に硬化する。但し、この瀝青物の配合量
はシーリング材全体の40重量%以下とすることが望ま
しい。これより多いと固くなって伸びが低下するように
なるからである。また、本発明のポリサルファイド系シ
ーリング材には、ポリサルファイド用硬化促進剤やエポ
キシ樹脂用硬化促進剤を配合することもできる。
【0015】本発明のポリサルファイド系シーリング材
は、上記各成分を混合することにより得られるが、実際
の使用にあたっては、予め、液状ポリサルファイドにエ
ポキシ樹脂用硬化剤および必要に応じて配合される添加
剤を混合して第1液を調製する一方、エポキシ樹脂にポ
リサルファイド用硬化剤および必要に応じて配合される
添加剤を混合して第2液を調製しておき、これらの第1
液および第2液を使用の直前に混合して用いるようにす
れば、取扱い性や作業性の点からより好ましい。
は、上記各成分を混合することにより得られるが、実際
の使用にあたっては、予め、液状ポリサルファイドにエ
ポキシ樹脂用硬化剤および必要に応じて配合される添加
剤を混合して第1液を調製する一方、エポキシ樹脂にポ
リサルファイド用硬化剤および必要に応じて配合される
添加剤を混合して第2液を調製しておき、これらの第1
液および第2液を使用の直前に混合して用いるようにす
れば、取扱い性や作業性の点からより好ましい。
【0016】
【作用】本発明のポリサルファイド系シーリング材では
、末端にメルカプト基を有する液状ポリサルファイドと
、ジサルファイド結合を有するエポキシ樹脂と、これら
の各硬化剤を、上記したような特定の条件で配合するこ
とにより、液状ポリサルファイドの伸び、弾力性、可と
う性付与効果と、エポキシ樹脂の接着性付与効果が、互
いの効果を損なうことなく発現される結果、これらの両
特性を併せ持ったシーリング材として、アスファルトコ
ンクリートの亀裂補修などにも使用することが可能とな
る。
、末端にメルカプト基を有する液状ポリサルファイドと
、ジサルファイド結合を有するエポキシ樹脂と、これら
の各硬化剤を、上記したような特定の条件で配合するこ
とにより、液状ポリサルファイドの伸び、弾力性、可と
う性付与効果と、エポキシ樹脂の接着性付与効果が、互
いの効果を損なうことなく発現される結果、これらの両
特性を併せ持ったシーリング材として、アスファルトコ
ンクリートの亀裂補修などにも使用することが可能とな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を記載す
る。
る。
【0018】実施例1〜6、表1に示す配合で、第1液
用成分および第2液用成分をそれぞれ混合して第1液お
よび第2液を調製した。次いで、これらの第1液および
第2液を混合して、アスファルトコンクリート舗装の亀
裂に注入し硬化させた。これらの各硬化体の伸びと被着
体であるアスファルトコンクリートに対する接着強さを
、液状ポリサルファイドの末端のメルカプト基のエポキ
シ変性量とともに、表1の下欄に示す。なお、接着強さ
は、上記亀裂への注入とは別に、第1液および第2液の
混合液を、23℃の温度条件において 2つのアスファ
ルトコンクリートブロック(5cm 角)の間に1mm
厚さで硬化させ、 1週間後、引張り試験機を用いて
引張り速度1mm/分の条件で測定したものである。
用成分および第2液用成分をそれぞれ混合して第1液お
よび第2液を調製した。次いで、これらの第1液および
第2液を混合して、アスファルトコンクリート舗装の亀
裂に注入し硬化させた。これらの各硬化体の伸びと被着
体であるアスファルトコンクリートに対する接着強さを
、液状ポリサルファイドの末端のメルカプト基のエポキ
シ変性量とともに、表1の下欄に示す。なお、接着強さ
は、上記亀裂への注入とは別に、第1液および第2液の
混合液を、23℃の温度条件において 2つのアスファ
ルトコンクリートブロック(5cm 角)の間に1mm
厚さで硬化させ、 1週間後、引張り試験機を用いて
引張り速度1mm/分の条件で測定したものである。
【0019】比較例1〜5
実施例の場合と同様に、表1に示す配合で、第1液用成
分および第2液用成分をそれぞれ混合して第1液および
第2液とし、次いで、これらの第1液および第2液を混
合して、アスファルトコンクリート舗装の亀裂に注入し
硬化させた。これらの各硬化体の伸びと被着体であるア
スファルトコンクリートに対する接着強さを、実施例の
場合と同様に測定し、結果を、液状ポリサルファイドの
末端のメルカプト基のエポキシ変性量とともに、表1の
下欄に示す。
分および第2液用成分をそれぞれ混合して第1液および
第2液とし、次いで、これらの第1液および第2液を混
合して、アスファルトコンクリート舗装の亀裂に注入し
硬化させた。これらの各硬化体の伸びと被着体であるア
スファルトコンクリートに対する接着強さを、実施例の
場合と同様に測定し、結果を、液状ポリサルファイドの
末端のメルカプト基のエポキシ変性量とともに、表1の
下欄に示す。
【0020】
【表1】
【0021】表からも明らかなように本発明に係るポリ
サルファイド系シーリング材により形成された硬化体は
、いずれも、伸びが大きいうえにアスファルトコンクリ
ートとの接着性も良好である。
サルファイド系シーリング材により形成された硬化体は
、いずれも、伸びが大きいうえにアスファルトコンクリ
ートとの接着性も良好である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のポリサルフ
ァイド系シーリング材は、末端にメルカプト基を有する
液状ポリサルファイドに、これより少量のジサルファイ
ド結合を有するエポキシ樹脂と、これらの各硬化剤が、
液状ポリサルファイドの末端のメルカプト基の10〜8
0当量%がエポキシ樹脂の一部でエポキシ変性されるよ
うに配合されているので、伸び、弾力性、可とう性が良
好で、しかも、アスファルトコンクリートに対する接着
性にも優れている。したがって、寒冷地といった環境温
度の変化による伸縮の大きいアスファルトコンクリート
舗装の亀裂補修などに対しても、良好に施工、補修する
ことができる。
ァイド系シーリング材は、末端にメルカプト基を有する
液状ポリサルファイドに、これより少量のジサルファイ
ド結合を有するエポキシ樹脂と、これらの各硬化剤が、
液状ポリサルファイドの末端のメルカプト基の10〜8
0当量%がエポキシ樹脂の一部でエポキシ変性されるよ
うに配合されているので、伸び、弾力性、可とう性が良
好で、しかも、アスファルトコンクリートに対する接着
性にも優れている。したがって、寒冷地といった環境温
度の変化による伸縮の大きいアスファルトコンクリート
舗装の亀裂補修などに対しても、良好に施工、補修する
ことができる。
【0023】
Claims (1)
- 【請求項1】 末端にメルカプト基を有する液状ポリ
サルファイドに、これより少量のジサルファイド結合を
有するエポキシ樹脂と、前記液状ポリサルファイド用の
硬化剤と、前記エポキシ樹脂用の硬化剤とを、前記液状
ポリサルファイドの末端のメルカプト基の10〜80当
量%が前記エポキシ樹脂の一部によってエポキシ変性さ
れるように配合してなることを特徴とするポリサルファ
イド系シーリング材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8712391A JPH04320478A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ポリサルファイド系シーリング材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8712391A JPH04320478A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ポリサルファイド系シーリング材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04320478A true JPH04320478A (ja) | 1992-11-11 |
Family
ID=13906182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8712391A Withdrawn JPH04320478A (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | ポリサルファイド系シーリング材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04320478A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2376915A (en) * | 2002-08-20 | 2002-12-31 | Delcam Plc | Smooth surfaced lithophane |
JP2012056989A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | シーラント用の硬化促進剤およびこれを用いるシーラントの施工方法 |
WO2020004488A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-02 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
US11891506B2 (en) | 2017-11-29 | 2024-02-06 | Nitto Denko Corporation | Sealant sheet |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP8712391A patent/JPH04320478A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2376915A (en) * | 2002-08-20 | 2002-12-31 | Delcam Plc | Smooth surfaced lithophane |
JP2012056989A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | シーラント用の硬化促進剤およびこれを用いるシーラントの施工方法 |
US11891506B2 (en) | 2017-11-29 | 2024-02-06 | Nitto Denko Corporation | Sealant sheet |
WO2020004488A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-02 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
WO2020004487A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-02 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
JPWO2020004487A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2021-07-08 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
JPWO2020004488A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2021-07-15 | 日東電工株式会社 | シーラントシート |
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