JPH0432024A - 書換型フォトクロミック光ディスク再生装置 - Google Patents
書換型フォトクロミック光ディスク再生装置Info
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- JPH0432024A JPH0432024A JP13763090A JP13763090A JPH0432024A JP H0432024 A JPH0432024 A JP H0432024A JP 13763090 A JP13763090 A JP 13763090A JP 13763090 A JP13763090 A JP 13763090A JP H0432024 A JPH0432024 A JP H0432024A
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Landscapes
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、フォトクロミック記録層を有するいわゆる書
換型フォトクロミック光ディスクから情報を読取り再生
する再生装置に関する。
換型フォトクロミック光ディスクから情報を読取り再生
する再生装置に関する。
背景技術
情報の記録、再生、消去が可能な書換型の光ディスク(
EDRAW)として、磁性合金薄膜の磁気光学的効果を
利用した光磁気ディスクや、合金薄膜の結晶状態の変化
を利用した相変化型光ディスクが知られている。最近、
これら光ディスクより高い密度の記録をなし得るフォト
クロミック材料薄膜を用いた書換型フォトクロミック光
ディスクが開発されつつある。
EDRAW)として、磁性合金薄膜の磁気光学的効果を
利用した光磁気ディスクや、合金薄膜の結晶状態の変化
を利用した相変化型光ディスクが知られている。最近、
これら光ディスクより高い密度の記録をなし得るフォト
クロミック材料薄膜を用いた書換型フォトクロミック光
ディスクが開発されつつある。
フォトクロミック材料は光に反応して例えば着色、消色
を繰返す物質であり、ある波長の光を吸収すると安定状
態から準安定状態に変化して着色し、準安定状態におい
て他の波長の光あるいは熱を吸収すると再び元の安定状
態に戻って消色する物質である。この様な光の照射によ
って分子量を変えることなく吸収スペクトルの異なる複
数の状態を可逆的に生成するフォトクロミズム現象を利
用して、フォトクロミック材料を記録層としてレーザビ
ームにより情報の記録、再生、消去が可能な光ディスク
の記録再生方式か得られる。
を繰返す物質であり、ある波長の光を吸収すると安定状
態から準安定状態に変化して着色し、準安定状態におい
て他の波長の光あるいは熱を吸収すると再び元の安定状
態に戻って消色する物質である。この様な光の照射によ
って分子量を変えることなく吸収スペクトルの異なる複
数の状態を可逆的に生成するフォトクロミズム現象を利
用して、フォトクロミック材料を記録層としてレーザビ
ームにより情報の記録、再生、消去が可能な光ディスク
の記録再生方式か得られる。
フォトクロミック材料は有機または無機のものがあるが
、有機材料としては、例えばチオインジゴのような光に
よる異性化反応を用いるもの・や、開環及び閉環反応、
酸化還元反応等を用いるスピロピラン、フルギド等があ
る。
、有機材料としては、例えばチオインジゴのような光に
よる異性化反応を用いるもの・や、開環及び閉環反応、
酸化還元反応等を用いるスピロピラン、フルギド等があ
る。
例えば有機フォトクロミック材料のジアリールエテン化
合物を含むフォトクロミック記録層からなる書換型光デ
ィスクは、第5図に示すように、安定状態から準安定状
態に変化する2つの光波長吸収特性aおよびbを有する
。安定状態のフォトクロミック記録層はその光波長吸収
特性曲線aの波長300nm付近でピークを示す第1吸
収波長帯域を有している。
合物を含むフォトクロミック記録層からなる書換型光デ
ィスクは、第5図に示すように、安定状態から準安定状
態に変化する2つの光波長吸収特性aおよびbを有する
。安定状態のフォトクロミック記録層はその光波長吸収
特性曲線aの波長300nm付近でピークを示す第1吸
収波長帯域を有している。
このフォトクロミック記録層に第1波長の光として波長
420nmの適度な強度の光を照射するとこれは準安定
状態となり、この準安定状態ではその光波長吸収特性曲
線すの波長300nm付近のピークが低くなり、波長5
2Onm付近及び355nm付近でピークを示す第2吸
収波長帯域を有するようになる。
420nmの適度な強度の光を照射するとこれは準安定
状態となり、この準安定状態ではその光波長吸収特性曲
線すの波長300nm付近のピークが低くなり、波長5
2Onm付近及び355nm付近でピークを示す第2吸
収波長帯域を有するようになる。
次に、第2波長の光として準安定状態のフォトクロミッ
ク記録層の第2吸収波長帯域における波長520nmの
適度な強度の光を照射すると、安定状態に戻る。
ク記録層の第2吸収波長帯域における波長520nmの
適度な強度の光を照射すると、安定状態に戻る。
この光ディスクの消去は、対物レンズ等の光学系を介し
て波長520nmの消去レーザビームをスポット状に記
録層に与え、積極的に異性化反応を生ぜしめ、安定状態
をトラックに沿って形成して行なわれる。
て波長520nmの消去レーザビームをスポット状に記
録層に与え、積極的に異性化反応を生ぜしめ、安定状態
をトラックに沿って形成して行なわれる。
この光ディスクへの情報の書き込みは、同様に波長42
0nmの書込レーザビームを安定状態トラックに沿って
スポット状に与え、積極的に異性化反応を生ぜしめ、安
定状態トラックにおいて第2吸収波長帯域を有する色調
変化又は屈折変化した準安定状態のビットの列を形成し
て行なわれる。
0nmの書込レーザビームを安定状態トラックに沿って
スポット状に与え、積極的に異性化反応を生ぜしめ、安
定状態トラックにおいて第2吸収波長帯域を有する色調
変化又は屈折変化した準安定状態のビットの列を形成し
て行なわれる。
この光ディスクからの情報の読取りはこれら消去及び書
込レーザビームとは別の波長の読取レーザビームを照射
して記録されたビット列を読み出すことで行なわれる。
込レーザビームとは別の波長の読取レーザビームを照射
して記録されたビット列を読み出すことで行なわれる。
しかしながら、この方式で記録再生する場合には書込、
読取及び消去レーザビームの3本が必要となり、光の波
長を任意に変化させることが容易でない段階ではピック
アップの構成が複雑になる。
読取及び消去レーザビームの3本が必要となり、光の波
長を任意に変化させることが容易でない段階ではピック
アップの構成が複雑になる。
また、読取レーザビームは消去レーザビームとは別の波
長の低レベルのレーザビームであるものの、フォトクロ
ミック記録層は読取レーザビームを照射する度に光エネ
ルギーを吸収して徐々に反応して安定状態から準安定状
態に変化し、光ディスクに形成されたビットが次第に消
滅する。さらに、光ディスクの情報の再生においては、
常にトラック上にレーザビームを照射してトラッキング
サーボやブリアドレス信号の読取りをなすことが不可欠
であるので、光ディスクに形成されたビットがいっそう
消滅しやすい。
長の低レベルのレーザビームであるものの、フォトクロ
ミック記録層は読取レーザビームを照射する度に光エネ
ルギーを吸収して徐々に反応して安定状態から準安定状
態に変化し、光ディスクに形成されたビットが次第に消
滅する。さらに、光ディスクの情報の再生においては、
常にトラック上にレーザビームを照射してトラッキング
サーボやブリアドレス信号の読取りをなすことが不可欠
であるので、光ディスクに形成されたビットがいっそう
消滅しやすい。
発明の概要
[発明の目的コ
本発明の目的は、繰り返し読取りを行っても記録された
情報の劣化の少ない書換型フォトクロミック光ディスク
を提供することにある。
情報の劣化の少ない書換型フォトクロミック光ディスク
を提供することにある。
[発明の構成]
本発明の書換型フォトクロミック光ディスク再生装置は
、第1吸収波長帯域内の第1波長を吸収して安定状態か
ら第2吸収波長帯域を有する準安定状態へ変化し、前記
第2吸収波長帯域内の第2波長の光を吸収して前記準安
定状態から前記安定状態へ変化するフォトクロミック記
録層からなる書換型フォトクロミック光ディスクから情
報を読取り再生する再生装置であって、 前記第1波長のレーザビームを発生させる第1光源と、 前記第2波長のレーザビームを発生させる第2光源と、 前記第1及び第2光源から発せられた前記第1及び第2
のレーザビームを重畳してこれらを前記フォトクロミッ
ク記録層上に照射するレーザビーム照射手段と、 前記フォトクロミック記録層から反射する前記第1及び
第2波長のレーザビームの少なくとも一方を受光してそ
の強度に対応する信号を出力する受光手段とからなるこ
とを特徴とする。
、第1吸収波長帯域内の第1波長を吸収して安定状態か
ら第2吸収波長帯域を有する準安定状態へ変化し、前記
第2吸収波長帯域内の第2波長の光を吸収して前記準安
定状態から前記安定状態へ変化するフォトクロミック記
録層からなる書換型フォトクロミック光ディスクから情
報を読取り再生する再生装置であって、 前記第1波長のレーザビームを発生させる第1光源と、 前記第2波長のレーザビームを発生させる第2光源と、 前記第1及び第2光源から発せられた前記第1及び第2
のレーザビームを重畳してこれらを前記フォトクロミッ
ク記録層上に照射するレーザビーム照射手段と、 前記フォトクロミック記録層から反射する前記第1及び
第2波長のレーザビームの少なくとも一方を受光してそ
の強度に対応する信号を出力する受光手段とからなるこ
とを特徴とする。
[発明の作用]
この構成によれば、書き込み反応と消去反応とが平衡状
態となるように2波長の書き込み及び消去レーザビーム
を重畳し好ましくは同一ビーム径にして読み取りレーザ
ビームとするので、書き込まれている準安定状態及び安
定状態を維持しつつ、少なくとも一方の反射レーザビー
ム強度を検出することによりて記録された情報を読み取
ることができる。
態となるように2波長の書き込み及び消去レーザビーム
を重畳し好ましくは同一ビーム径にして読み取りレーザ
ビームとするので、書き込まれている準安定状態及び安
定状態を維持しつつ、少なくとも一方の反射レーザビー
ム強度を検出することによりて記録された情報を読み取
ることができる。
実施例
以下、本発明の実施例について図を参照しつつ説明する
。
。
第1図は、書換型フォトクロミック光ディスク再生装置
の概略を示す。該装置は、有機フォトクロミック記録層
を有する書換型フォトクロミック光ディスク11の情報
を読み取る読取ピックアップを有し、該読取ピックアッ
プは第ル−ザ13及びハーフミラ−14と、第2レーザ
15及びハーフミラ−16と、光電変換素子17とを備
え、該装置は制御回路18をも備えている。
の概略を示す。該装置は、有機フォトクロミック記録層
を有する書換型フォトクロミック光ディスク11の情報
を読み取る読取ピックアップを有し、該読取ピックアッ
プは第ル−ザ13及びハーフミラ−14と、第2レーザ
15及びハーフミラ−16と、光電変換素子17とを備
え、該装置は制御回路18をも備えている。
まず、有機フォトクロミック記録層を有する書換型フォ
トクロミック光ディスク11は、スピンドルモータ(図
示せず)によって回転駆動され、スピンドルサーボによ
って所定速度に制御される。
トクロミック光ディスク11は、スピンドルモータ(図
示せず)によって回転駆動され、スピンドルサーボによ
って所定速度に制御される。
この書換型フォトクロミック光ディスク11は、第2図
に示す如く有機フォトクロミック材料を含んだフォトク
ロミック記録層2を透明な基板1上に薄膜として形成し
、この記録層2の上にアルミニウムなどからなる反射層
3を薄膜で形成しこれを保護層4で保護して作製する。
に示す如く有機フォトクロミック材料を含んだフォトク
ロミック記録層2を透明な基板1上に薄膜として形成し
、この記録層2の上にアルミニウムなどからなる反射層
3を薄膜で形成しこれを保護層4で保護して作製する。
基板1の主面上にはトラッキングの為の案内溝、データ
の書込みあるいは読出しを制御するためのプリピット、
ブリアドレス5が予め形成され、レーザビーム6は基板
1側から照射される。
の書込みあるいは読出しを制御するためのプリピット、
ブリアドレス5が予め形成され、レーザビーム6は基板
1側から照射される。
この光ディスクのフォトクロミック記録層は第5図に示
す吸収スペクトル特性を有するジアリールエテン誘導体
からなる。すなわち、ジアリールエテン誘導体のフォト
クロミック現象においては、波長420nmの第1波長
の光を吸収した時その強度に略比例して第1吸収波長帯
域aを有する安定状態から第2吸収波長帯域すを有する
準安定状態へ変化する(書き込み反応)のに要する第1
反応速度と、第2吸収波長帯域すにおいて吸収される波
長520nmの第2波長の光を吸収した時その強度に略
比例して準安定状態すから安定状態aへ変化する(消去
反応)のに要する第2反応速度とが存在する。波長42
0nmの第1波長のレーザビームは書き込みレーザビー
ムとして、波長520nmの第2波長のレーザビームは
消去レーザビームとしてそれぞれ用いられる。
す吸収スペクトル特性を有するジアリールエテン誘導体
からなる。すなわち、ジアリールエテン誘導体のフォト
クロミック現象においては、波長420nmの第1波長
の光を吸収した時その強度に略比例して第1吸収波長帯
域aを有する安定状態から第2吸収波長帯域すを有する
準安定状態へ変化する(書き込み反応)のに要する第1
反応速度と、第2吸収波長帯域すにおいて吸収される波
長520nmの第2波長の光を吸収した時その強度に略
比例して準安定状態すから安定状態aへ変化する(消去
反応)のに要する第2反応速度とが存在する。波長42
0nmの第1波長のレーザビームは書き込みレーザビー
ムとして、波長520nmの第2波長のレーザビームは
消去レーザビームとしてそれぞれ用いられる。
第1図の装置の第ル−ザ13は第1波長のレーザビーム
を発生させ、第2レーザ15は第2波長のレーザビーム
を発生させる。
を発生させ、第2レーザ15は第2波長のレーザビーム
を発生させる。
第ル−ザ13から導出された第ル−ザビームは、適当な
ビーム整形光学系(図示せず)を介して円形断面のレー
ザビームになされ、ハーフミラ−14で反射され、フォ
ーカスサーボによりスポット状に収束され所定径のピッ
トを光ディスク11のトラック上に形成し、トラッキン
グサーボにより該光スポットをトラック上に追従せしめ
られる。
ビーム整形光学系(図示せず)を介して円形断面のレー
ザビームになされ、ハーフミラ−14で反射され、フォ
ーカスサーボによりスポット状に収束され所定径のピッ
トを光ディスク11のトラック上に形成し、トラッキン
グサーボにより該光スポットをトラック上に追従せしめ
られる。
第2レーザ15から導出された第2波長のレーザビーム
も、同様に適当なビーム整形光学系(図示せず)を介し
て第ル−ザビームと同一径の円形断面のレーザビームに
なされ、ハーフミラ−16で反射され、フォーカスサー
ボにより収束され第ル−ザビームと同一径のピットを光
ディスク11のトラック上に形成し、トラッキングサー
ボにより該光スポットをトラック上に追従せしめられる
。
も、同様に適当なビーム整形光学系(図示せず)を介し
て第ル−ザビームと同一径の円形断面のレーザビームに
なされ、ハーフミラ−16で反射され、フォーカスサー
ボにより収束され第ル−ザビームと同一径のピットを光
ディスク11のトラック上に形成し、トラッキングサー
ボにより該光スポットをトラック上に追従せしめられる
。
図示しないがフォーカスサーボ及びトラッキングサーボ
の両機構はそれぞれのレーザビームに対して共用されて
いる。すなわち、第1及び第2レーザから発せられた第
1及び第2波長レーザビームを重畳してこれらをフォト
クロミック記録層上に照射して同一直径のピットを形成
するようになされている。
の両機構はそれぞれのレーザビームに対して共用されて
いる。すなわち、第1及び第2レーザから発せられた第
1及び第2波長レーザビームを重畳してこれらをフォト
クロミック記録層上に照射して同一直径のピットを形成
するようになされている。
ここでハーフミラ−16は例えば波長5000mを越え
る光を透過しこれ以下波長のレーザビームを遮断するダ
イクロイックミラーが用いられている。光ディスクのフ
ォトクロミック記録層における記録されたピット列に応
じた第2吸収波長帯域すで吸収される第2波長520n
mの反射光の変化のみを光電変換素子17へ伝えるため
である。
る光を透過しこれ以下波長のレーザビームを遮断するダ
イクロイックミラーが用いられている。光ディスクのフ
ォトクロミック記録層における記録されたピット列に応
じた第2吸収波長帯域すで吸収される第2波長520n
mの反射光の変化のみを光電変換素子17へ伝えるため
である。
光ディスク11のトラック上のピットにより変調された
両反射ビーム光はハーフミラ−14を通過し、第2’m
長520nmの反射光のみがハーフミラ−16を通過し
光電変換素子15に至る。光電変換素子15は、吸収し
た反射光量に応じたレベルの電気信号を出力する。この
電気信号は、フォーカスサーボ回路、トラッキングサー
ボ回路、信号再生回路、ブリアドレス読取回路等に供給
され処理される。
両反射ビーム光はハーフミラ−14を通過し、第2’m
長520nmの反射光のみがハーフミラ−16を通過し
光電変換素子15に至る。光電変換素子15は、吸収し
た反射光量に応じたレベルの電気信号を出力する。この
電気信号は、フォーカスサーボ回路、トラッキングサー
ボ回路、信号再生回路、ブリアドレス読取回路等に供給
され処理される。
ここで、フォトクロミック記録層においては、第3図に
示すように、書き込み反応における第1波長420nm
のレーザビームを吸収した時その強度と現れる第2吸収
波長帯域すの波長520nmにおける吸収率の増加とは
略比例増加している。
示すように、書き込み反応における第1波長420nm
のレーザビームを吸収した時その強度と現れる第2吸収
波長帯域すの波長520nmにおける吸収率の増加とは
略比例増加している。
また、第4図に示すように、消去反応における第2波長
520nmのレーザビームを吸収した時その強度と消滅
する第2吸収波長帯域すの波長520nmにおける吸収
率とは略比例減少している。
520nmのレーザビームを吸収した時その強度と消滅
する第2吸収波長帯域すの波長520nmにおける吸収
率とは略比例減少している。
したがって、第3図及び第4図の両者から明らかなよう
に、第1及び第2波長420nm及び520nmのレー
ザビームを、読み取り動作時において第2吸収波長帯域
すの波長520nmにおける吸収率が等しくなる破線C
のレベルの強度に設定すれば書き込み及び消去反応が平
衡となる。すなわち、書き込み反応の安定状態から準安
定状態へ変化する第1反応速度と、消去反応の準安定状
態から安定状態へ変化する第2反応速度とが等しくなる
のである。
に、第1及び第2波長420nm及び520nmのレー
ザビームを、読み取り動作時において第2吸収波長帯域
すの波長520nmにおける吸収率が等しくなる破線C
のレベルの強度に設定すれば書き込み及び消去反応が平
衡となる。すなわち、書き込み反応の安定状態から準安
定状態へ変化する第1反応速度と、消去反応の準安定状
態から安定状態へ変化する第2反応速度とが等しくなる
のである。
したがって、制御回路18が書き込み及び消去反応が平
衡となるように第1及び第2波長レーザビームの強度を
制御すれば、読み取り動作の状態においても、書き込ま
れている準安定状態及び安定状態を維持させることがで
きる。また、制御回路18を設けなくとも予め第1及び
第2波長レーザビームの強度をフォトクロミック記録層
に対応して設定すれば、読み取り動作の状態の書き込ま
れている準安定状態及び安定状態を一定に維持させるこ
とができる。
衡となるように第1及び第2波長レーザビームの強度を
制御すれば、読み取り動作の状態においても、書き込ま
れている準安定状態及び安定状態を維持させることがで
きる。また、制御回路18を設けなくとも予め第1及び
第2波長レーザビームの強度をフォトクロミック記録層
に対応して設定すれば、読み取り動作の状態の書き込ま
れている準安定状態及び安定状態を一定に維持させるこ
とができる。
なお、例では再生装置としたが、かかる読取ピックアッ
プを消去時に第1レーザ13をOFFとして第2波長5
20nmのレーザビームのみを適度な強度で照射すれば
消去ピックアップとしても用いられ得、読取ピックアッ
プのトラック移動方向後方に、第1波長420nmのレ
ーザビームのみを所定信号で明滅させて適度な強度で照
射する書き込みピックアップを備えれば書換型フォトク
ロミック光ディスク記録再生装置とすることができる。
プを消去時に第1レーザ13をOFFとして第2波長5
20nmのレーザビームのみを適度な強度で照射すれば
消去ピックアップとしても用いられ得、読取ピックアッ
プのトラック移動方向後方に、第1波長420nmのレ
ーザビームのみを所定信号で明滅させて適度な強度で照
射する書き込みピックアップを備えれば書換型フォトク
ロミック光ディスク記録再生装置とすることができる。
実施例では第1波長420nm及び第2波長520nm
のレーザビームを発するレーザ装置を用いたが、フォト
クロミック記録層をジアリールエテン誘導体とする場合
は、さらに第1及び第2波長レーザビームとしてはそれ
ぞれ390〜450nm及び500〜560nmの範囲
の波長のレーザ装置を用い得る。フォトクロミック記録
層をジアリールエテン誘導体の他の物質にする場合は、
他の第1及び第2波長のレーザビームをを用い得る。
のレーザビームを発するレーザ装置を用いたが、フォト
クロミック記録層をジアリールエテン誘導体とする場合
は、さらに第1及び第2波長レーザビームとしてはそれ
ぞれ390〜450nm及び500〜560nmの範囲
の波長のレーザ装置を用い得る。フォトクロミック記録
層をジアリールエテン誘導体の他の物質にする場合は、
他の第1及び第2波長のレーザビームをを用い得る。
発明の効果
本発明の書換型フォトクロミック光ディスク再生装置に
よれば、第1波長書き込みレーザ光源と、第2波長消去
レーザ光源と、第1及び第2レーザビームを重畳してこ
れらを光ディスク上に照射して同一直径のピットを形成
し、反射するレーザビームの少なくとも一方を受光して
その強度に対応ので、フォトクロミック記録層の書き込
まれている準安定状態及び安定状態を維持するゆえに繰
り返し読取りを行っても記録された情報の劣化を防止す
ることができる。
よれば、第1波長書き込みレーザ光源と、第2波長消去
レーザ光源と、第1及び第2レーザビームを重畳してこ
れらを光ディスク上に照射して同一直径のピットを形成
し、反射するレーザビームの少なくとも一方を受光して
その強度に対応ので、フォトクロミック記録層の書き込
まれている準安定状態及び安定状態を維持するゆえに繰
り返し読取りを行っても記録された情報の劣化を防止す
ることができる。
第1図は書換型フォトクロミック光ディスク再生装置の
概略図、第2図は書換型フォトクロミック光ディスクの
拡大部分断面図、第3図は書き込み反応における第1波
長420nmのレーザビームを吸収した時その強度に対
する現れる第2吸収波長帯域すの波長520nmにおけ
る吸収度の変化を示すグラフ、第4図は消去反応におけ
る第2波長520nmのレーザビームを吸収した時その
強度に対する消滅する第2吸収波長帯域すの波長520
nmにおける吸収度の変化を示すグラフ、第5図は安定
状態および準安定状態のフォトクロミック記録層の光波
長吸収特性を示すグラフである。 主要部分の符号の説明 1・・・・・・基板 2・・・・・・フォトクロミック記録層3・・・・・・
反射層 4・・・・・・保護層 5・・・・・・案内溝 6・・・・・・レーザビーム 11・・・・・・書換型フォトクロミック光ディスク1
3・・・・・・第ル−ザ 14.16・・・・・・ハーフミラ− 15・・・・・・第2レーザ 17・・・・・・光電変換素子 18・・・・・・制御回路
概略図、第2図は書換型フォトクロミック光ディスクの
拡大部分断面図、第3図は書き込み反応における第1波
長420nmのレーザビームを吸収した時その強度に対
する現れる第2吸収波長帯域すの波長520nmにおけ
る吸収度の変化を示すグラフ、第4図は消去反応におけ
る第2波長520nmのレーザビームを吸収した時その
強度に対する消滅する第2吸収波長帯域すの波長520
nmにおける吸収度の変化を示すグラフ、第5図は安定
状態および準安定状態のフォトクロミック記録層の光波
長吸収特性を示すグラフである。 主要部分の符号の説明 1・・・・・・基板 2・・・・・・フォトクロミック記録層3・・・・・・
反射層 4・・・・・・保護層 5・・・・・・案内溝 6・・・・・・レーザビーム 11・・・・・・書換型フォトクロミック光ディスク1
3・・・・・・第ル−ザ 14.16・・・・・・ハーフミラ− 15・・・・・・第2レーザ 17・・・・・・光電変換素子 18・・・・・・制御回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 第1吸収波長帯域内の第1波長を吸収して安定状態から
第2吸収波長帯域を有する準安定状態へ変化し、前記第
2吸収波長帯域内の第2波長の光を吸収して前記準安定
状態から前記安定状態へ変化するフォトクロミック記録
層からなる書換型フォトクロミック光ディスクから情報
を読取り再生する再生装置であって、 前記第1波長のレーザビームを発生させる第1光源と、 前記第2波長のレーザビームを発生させる第2光源と、 前記第1及び第2光源から発せられた前記第1及び第2
のレーザビームを重畳してこれらを前記フォトクロミッ
ク記録層上に照射するレーザビーム照射手段と、 前記フォトクロミック記録層から反射する前記第1及び
第2波長のレーザビームの少なくとも一方を受光してそ
の強度に対応する信号を出力する受光手段とからなるこ
とを特徴とする書換型フォトクロミック光ディスク再生
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13763090A JPH0432024A (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 書換型フォトクロミック光ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13763090A JPH0432024A (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 書換型フォトクロミック光ディスク再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0432024A true JPH0432024A (ja) | 1992-02-04 |
Family
ID=15203147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13763090A Pending JPH0432024A (ja) | 1990-05-28 | 1990-05-28 | 書換型フォトクロミック光ディスク再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0432024A (ja) |
-
1990
- 1990-05-28 JP JP13763090A patent/JPH0432024A/ja active Pending
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