JPH04319764A - 行編集装置 - Google Patents

行編集装置

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JPH04319764A
JPH04319764A JP3114057A JP11405791A JPH04319764A JP H04319764 A JPH04319764 A JP H04319764A JP 3114057 A JP3114057 A JP 3114057A JP 11405791 A JP11405791 A JP 11405791A JP H04319764 A JPH04319764 A JP H04319764A
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Yutaka Ishii
裕 石井
Masa Saito
斎藤 雅
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は行編集装置、特に、出版
物なみの高品質な文書を作成する文書作成装置において
用いられる行編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ技術の発達に伴い、コンピ
ュータ用の文書作成ソフトウエアや、ワードプロセッサ
なども日ごとに進歩を遂げている。このような文書作成
装置は、オフィスや家庭にまで普及し、専門知識のない
一般人に対しても、文書作成を容易に行える環境を提供
するに至っている。また、一方では、作成文書の品質を
向上させ、いわゆるDTP(Desk Top Pub
lishing )が可能な文書作成装置も市販されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】出版物なみの高品質な
文書を作成するためには、各文字ごとに字間を考慮した
行編集を行う必要がある。たとえば、漢字と漢字との字
間、漢字とアルファベットとの字間、仮名と漢字との字
間、仮名とアルファベットとの字間、といったものは、
それぞれが最適な値となるようにしなければならない。 また、各行の行頭および行末が揃うような割り付けを行
う必要がある。従来の文書作成装置には、このような行
編集を行う機能が備わっていないため、出版物なみの高
品質な文書作成を行うことができなかった。
【0004】そこで本発明は、出版物なみの高品質な文
書を作成するための行編集を行い得る行編集装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)   本願第1の
発明は、1行単位の文字列を構成する各文字を、所定の
字間をおいて割り付ける行編集処理を行う装置において
、各文字の所属するグループを特定する情報を記憶する
文字情報記憶手段と、あるグループに所属する文字と、
別なグループに所属する文字と、の間の基本字間を、各
グループの組み合わせごとに記憶する基本字間テーブル
と、この基本字間を詰めるかあるいは空ける場合の許容
量を、各グループの組み合わせごとに記憶する許容量テ
ーブルと、編集対象となる1行単位の文字列を入力する
入力手段と、入力した文字列を構成する各文字を、基本
字間テーブル内の基本字間に基づいて割り付ける基本割
付手段と、この基本割付手段による割付結果を格納する
割付結果格納手段と、割付結果格納手段内の割付結果に
対して、許容量テーブル内の許容量に基づく割付補正を
行い、入力した1行単位の文字列の行長が所定の割付区
間長に一致するようにする割付補正手段と、割付格納手
段内の割付結果を表示する表示手段と、を設けたもので
ある。
【0006】(2)   本願第2の発明は、上述の第
1の発明による行編集装置において、許容量テーブルと
して、基本字間を詰める場合の許容量を示す詰め許容量
テーブルと、基本字間を空ける場合の許容量を示す空け
許容量テーブルと、の2種類のテーブルを用意し、割付
補正手段が、詰め許容量テーブルを用いて基本字間を詰
める処理を行うか、あるいは空け許容量テーブルを用い
て基本字間を空ける処理を行うか、のいずれか一方を選
択して補正を行うようにしたものである。
【0007】(3)   本願第3の発明は、上述の第
1または第2の発明による行編集装置において、優先順
位をもった複数のレベルを定義し、各レベルごとに別個
の許容量テーブルを用意し、割付補正手段が、優先順位
の高い許容量テーブルに基づく割付補正を優先して行い
、所望の割付補正が完了しない場合に、順次優先順位の
低い許容量テーブルに基づく割付補正を行うようにした
ものである。
【0008】
【作  用】(1)   本願第1の発明によれば、割
付対象となるすべての文字はグループ分けされる。文字
情報記憶手段には、所属するグループを特定する情報が
記憶されているので、特定の文字がどのグループに所属
するかは、この情報から認識できる。そして、基本字間
テーブルには、あるグループに所属する文字と、別なグ
ループに所属する文字と、の間の基本字間が、各グルー
プの組み合わせごとに記憶されている。たとえば、漢字
と漢字との字間、漢字と仮名との字間、漢字とアルファ
ベットとの字間、などが基本字間として定義されている
。そこで、1行単位で入力された文字列は、この基本字
間に基づいて割り付けられる。ただ、このままでは、行
頭あるいは行末が各行ごとに不揃いになってしまう。そ
こで、基本字間を詰めるかあるいは空ける場合の許容量
を、各グループの組み合わせごとに記憶した許容量テー
ブルを用意しておき、割り付け位置の補正を行っている
【0009】(2)   本願第2の発明によれば、許
容量テーブルとして、基本字間を詰める場合の許容量を
示す詰め許容量テーブルと、基本字間を空ける場合の許
容量を示す空け許容量テーブルと、の2種類のテーブル
が用意され、行頭および行末を揃えるための補正が、2
とおりの方法によって行われる。すなわち、所定の割付
区間長を超過して文字が割り付けられた行に対しては、
字間を許容量まで詰める補正を行い、所定の割付区間長
に満たないように文字が割り付けられた行に対しては、
字間を許容量まで空ける補正を行うことができる。
【0010】(3)   本願第3の発明によれば、優
先順位をもった複数のレベルが定義され、各レベルごと
に別個の許容量テーブルが用意される。そして、優先順
位の高い許容量テーブルに基づく割付補正が優先して行
われ、所望の割付補正が完了しない場合には、順次優先
順位の低い許容量テーブルに基づく割付補正が行われる
。したがって、きめの細かい補正が可能になる。
【0011】
【実施例】以下本発明を図示する実施例に基づいて説明
する。図1は本発明に係る行編集装置の基本構成を示す
ブロック図である。この装置の基本的な構成要素は、コ
ンピュータ100、入力手段200、表示手段300で
ある。コンピュータ100内は、その機能に基づいて、
割付結果格納手段10、基本割付手段20、割付補正手
段30、文字情報記憶手段40、基本字間テーブル50
、許容量テーブル60の各要素に分割されて示されてい
る。入力手段200としては、この実施例では、コンピ
ュータ100に接続されたキーボードを用いているが、
マウスやタブレットなどの他の入力装置を用いてもかま
わない。あるいは、ディスクやメモリなどの記憶装置か
らデータを転送するという形で文字入力をおこなっても
かまわない。また、表示手段300としては、この実施
例では、コンピュータ100に接続されたディスプレイ
を用いているが、これも他の表示装置を用いてもかまわ
ない。
【0012】割付結果格納手段10、文字情報記憶手段
40、基本字間テーブル50、許容量テーブル60は、
この実施例では、いずれもコンピュータ100内の記憶
装置によって実現されているが、コンピュータ100の
外部記憶装置を用いてもかまわない。また、基本割付手
段20および割付補正手段30は、このコンピュータ1
00のCPUおよびこれを制御するソフトウエアによっ
て実現される。なお、図1に示すブロック図は、行編集
装置として必要な機能をブロック化して示したものであ
るが、実際には、本発明の装置は一般の文書作成装置に
組み込んで用いられるものである。
【0013】この装置の大まかな動作は次のようになる
。まず、入力手段200から編集対象となる1行単位の
文字列が一連の文字コードとして基本割付手段20に与
えられると、基本割付手段20は文字情報記憶手段40
を参照して、各文字がどのグループに所属するかを認識
し、この認識した情報に基づいて基本字間テーブル50
を参照し、文字列を基本字間で割り付ける。割付結果は
各文字コードに位置情報を付加したものとして得られ、
割付結果格納手段10内に格納される。このようにして
、すべての文字が基本字間に従って割り付けられた1行
単位の文字列の長さは、通常は、所定の割付区間長に等
しくはならない。そこで、割付補正手段30は、割付結
果格納手段10内の割付結果に対して、許容量テーブル
60内に記憶されている許容量の範囲内で、字間の補正
を行う。このような割付処理の結果が、表示手段300
に表示される。前述のように、割付結果格納手段10内
には、文字列を構成する文字コードとその割付位置情報
が格納されている。したがって、割付結果を表示手段3
00に表示するためには、各文字コードについての文字
フォントテーブルを用意し、このテーブルを参照して画
像データを作成する処理が行われるが、ここでは詳しい
説明は省略する。なお、前述のように、この行編集装置
は、実際には文書作成装置に組み込まれて用いられる。 従って、基本割付手段20に与えられる文字列は、実際
には、キーボードから直接入力されるのではなく、文書
作成装置内の記憶装置内から転送されることになる。ま
た、割付結果格納手段10内の割付結果は、実際には、
プリンタなどの他の装置に転送されることになる。ただ
、ここでは便宜上、行編集装置としての動作を説明する
ための単純な構成例について説明を行うことにする。
【0014】続いて、この装置のより詳細な動作を、具
体例に即して説明する。文字情報記憶手段40には、各
文字についての文字コードに対応して、その文字の所属
するグループ名、その文字の幅、禁則処理に関する属性
が記憶されている。この実施例では、対象となる文字を
図2に示すようにグループG0〜G14の15種類のグ
ループに分類しており、文字情報記憶手段40を参照す
ることにより、ある特定の文字がどのグループに所属す
るかを認識できる。たとえば、「甲,乙,丙」といった
漢字はグループG0に所属し、「ア,イ,ウ」といった
仮名はグループG1に所属し、「a,b,c」といった
欧字はグループG2に所属する。基本字間テーブル50
には、これら各グループ間における基本字間が定義され
ている。
【0015】この基本字間テーブル50は、たとえば、
図3に示すようなものである。縦欄のG0,G1,G2
,…は対象文字、横欄のG0,G1,G2,…は次の文
字を示し、表内の数値は、対象文字と次の文字との間の
基本字間の値を示している。この実施例では、各基本字
間の値は、基本文字サイズに対する%値で示されている
。たとえば、基本文字サイズが10ポイントであり、基
本字間が50%であれば、10×50%=5ポイント分
だけの字間を確保することになる。図3に示すテーブル
には、グループG3までしか示されていないが、実際に
は、G14までのグループについてのすべての組み合わ
せについて、基本字間が定義されている。このテーブル
を参照すれば、あらゆる文字についての基本字間を決定
できる。たとえば、漢字「私」と仮名「は」とを並べて
「私は」なる文字列を割り付ける場合の両者間の基本字
間は、対象文字「私」がグループG0に所属し、次の文
字「は」がグループG1に所属するので、図3のテーブ
ルから基本字間は50%と決定できる。なお、2つの文
字の順序を変えた場合に、異なる基本字間が定義されて
いる場合もある。たとえば、「2A」なる文字列におけ
る対象文字「2」(グループG3)と次の文字「A」(
グループG2)との間の字間は、図3のテーブルでは、
50%と定義されているが、「A2」なる文字列におけ
る対象文字「A」(グループG2)と次の文字「2」(
グループG3)との間の字間は、図3のテーブルでは、
30%と定義されている。このように、基本字間テーブ
ル50には、予め定義された最適な基本字間が記憶され
ている。
【0016】一方、許容量テーブル60としては、2と
おりのテーブルが用意されている。すなわち、図4に示
す詰め許容量テーブル61と、図5に示す空け許容量テ
ーブル62とである。詰め許容量テーブル61は、字間
を基本字間から更にどの程度詰めることができるかを示
す数値を、各グループの組み合わせについて定義したも
のであり、表内の数値は、対象文字と次の文字との間の
詰めの許容量を基本文字サイズに対する%値で示してい
る。また、空け許容量テーブル62は、字間を基本字間
から更にどの程度空けることができるかを示す数値を、
各グループの組み合わせについて定義したものであり、
表内の数値は、対象文字と次の文字との間の空けの許容
量を基本文字サイズに対する%値で示している。たとえ
ば、対象文字「私」(グループG0)と次の文字「は」
(グループG1)とを並べて「私は」なる文字列を割り
付ける場合の両者間の基本字間は、図3に示すように5
0%(基本文字サイズが10ポイントの場合は5ポイン
トに相当)と定義されている。これに対して、詰め補正
を行う場合には、図4の詰め許容量テーブル61から許
容量が20%であることがわかる。したがって、基本文
字サイズが10ポイントの場合は2ポイントまで詰め、
字間の絶対値を3ポイントとする割り付けまでが許され
る。
【0017】一方、空け補正を行う場合には、図5の空
け許容量テーブル61から許容量が10%であることが
わかる。したがって、基本文字サイズが10ポイントの
場合は1ポイントまで空け、字間の絶対値を6ポイント
とする割り付けまでが許される。なお、図3〜図5に示
す各テーブル内の値は、説明のための数値であり、必ず
しも実用的な数値にはなっていない。
【0018】さて、たとえば、入力手段200から、「
私はtennis(テニス)をする。彼も」という1行
単位の文字列が、基本割付手段20に与えられた場合の
行編集処理を考えてみる。基本割付手段20は、まず、
文字情報記憶手段40を参照して、各文字がどのグルー
プに所属するかを認識し、基本字間テーブル50に定義
された基本字間に基づいて、各文字を割り付け、その結
果を基本割付手段20に格納する。その結果、たとえば
、図6に示すような割付結果が得られる。ここで、G0
,G1などの記号は、各文字の所属するグループ名を示
している。この実施例では、同じグループに所属する文
字が連続した場合の各文字の字間は0とし(図3のテー
ブルで対角成分はいずれも0)、字間の調整は、異なる
グループ間同士の間で行うようにしている。いま、図6
に示す各グループ配列について、図7に示すように、各
グループ間位置を(a) 〜(i)で示すことにする。 たとえば、位置(a) は、グループG0に所属する「
私」なる文字とグループG1に所属する「は」なる文字
との間の位置を示し、位置(b) は、グループG1に
所属する「は」なる文字とグループG2に所属する「t
」なる文字との間の位置を示す。そして、各位置におけ
る基本字間、詰め許容量、空け許容量が、それぞれ図7
に示すような数値になっていたものとする(ここでは、
説明の便宜上、図3〜図5のテーブル内の数値とは異な
る数値にしている)。この場合、基本字間に基づく割り
付けでは、文字「は」と文字「t」との字間(位置(b
) の字間)は30%、文字「。」と文字「彼」との字
間(位置(h) の字間)は50%、その他の字間はす
べて0%となる。図8に示すように、このような基本字
間に基づく割り付けを行った結果の行長L0は、通常、
所定の割付区間長Lに一致しない。すなわち、図8の例
では、基本字間による割付行長L0は、所定の割付区間
長Lを越えてしまっており、最終文字「も」が部分的に
割付区間長Lから食み出している。各行の行頭および行
末をきちんと揃えるためには、すべての行の行長が割付
区間長Lに一致するようにしなければならない。そこで
、行長L0をLに詰める補正処理が必要になる。
【0019】この補正処理は、割付補正手段30によっ
て次のようにして行われる。いま、基本字間による割付
行長L0と所定の割付区間長Lとの差δLが、2ポイン
トであったものとする。ここで、基本文字サイズが10
ポイントとすれば、差δLは20%に相当する。そこで
、割付補正手段30は、文字情報記憶手段40を参照し
て各文字の所属するグループを認識し、詰め許容量テー
ブル61を参照して詰め処理を行う。この詰め処理は、
詰め許容量に余裕のある位置(0でない位置)における
字間を詰め、全体でδL=20%に相当する分だけ行長
を短くする処理である。この実施例の装置では、詰め処
理をできるだけ単純なアルゴリズムで実行することがで
きるように、詰め許容量に余裕のある位置を探し、各位
置における字間を許容量いっぱいまで詰める処理を、行
末に近い位置から優先して順次行ってゆくようにしてい
る。たとえば、図7に示す例では、詰め許容量に余裕の
ある位置は、位置(b) と位置(h) とである。こ
のうちの行末に近い位置(h) から優先して詰め処理
を行う。この例では、位置(h) における詰め許容量
は25%であるから、位置(h) における字間をδL
=20%分だけ詰めても、更に5%分の余裕がある。そ
こで、この場合は、位置(h) における字間を20%
分だけ詰める処理を行うだけで割付補正は完了する。こ
うして、割付結果格納手段10内の割付結果は補正を受
け、表示手段300には補正後の行が表示される。
【0020】差δL=30%であった場合には、位置(
h) の字間を詰めるだけでは十分ではない。そこで、
まず、位置(h) の字間を許容量いっぱいまで詰める
処理を行う。すなわち、位置(h) の字間は25%分
詰められる。δL=30%であるから、あと5%分を詰
める必要がある。そこで、位置(h) から行頭へ向か
って、詰め許容量に余裕のある位置を探すと、位置(b
) が10%の許容量をもっていることがわかる。こう
して、この位置(b) の字間を5%分だけ詰める処理
を行えば、割付補正は完了である。結局、図9に示すよ
うに、位置(b) と位置(h) における字間が詰め
られることになる。
【0021】以上は、詰め処理による補正であるが、空
け処理による補正もほぼ同様に行うことができる。たと
えば、図10に示すように、基本字間に基づく割り付け
を行った結果の行長L0が、所定の割付区間長Lより短
い場合、最終文字「も」の後ろに若干の空間が空いてし
まう。各行の行頭および行末をきちんと揃えるためには
、すべての行の行長が割付区間長Lに一致するようにし
なければならない。そこで、行長L0をLに伸ばす補正
処理が必要になる。
【0022】この補正処理は、割付補正手段30によっ
て次のようにして行われる。いま、基本字間による割付
行長L0と所定の割付区間長Lとの差δLが、3ポイン
トであったものとする。ここで、基本文字サイズが10
ポイントとすれば、差δLは30%に相当する。そこで
、割付補正手段30は、文字情報記憶手段40を参照し
て各文字の所属するグループを認識し、空け許容量テー
ブル61を参照して空け処理を行う。この空け処理は、
空け許容量に余裕のある位置(0でない位置)における
字間を空け、全体でδL=30%に相当する分だけ行長
を長くする処理である。図7において、空け許容量に余
裕のある位置は、位置(a) ,(b) ,(c),(
f) ,(i) の5か所であり、結局、図11に示す
5か所のいずれか、あるいはすべてにおける字間を空け
る処理が行われることになる。前述の詰め処理と同様に
、行末に近い位置を優先して空け許容量いっぱいまで空
ける処理を行うとすれば、位置(i) における字間を
25%分空け、位置(f) における字間を5%分空け
る処理を行えばよい。
【0023】このように、行末に近い位置から優先して
詰め処理を行うようにしているのは、一般の文書におい
ては、行末付近における字間の不適切さはあまり目立た
ないという性質があるためである。しかしながら、この
ような処理を行うと、上述の例では、位置(i) にお
ける字間の不適切さが目立つことになる。このような不
合理を除外するためには、予め所定の処理単位を定義し
ておき、各位置における空け処理を許容値いっぱいまで
行わず、この処理単位分だけにとどめるようにするとよ
い。 たとえば、処理単位を10%分と定義しておけば、まず
、位置(i) における字間を10%分空け、続いて位
置(f) における字間を10%分空け、更に位置(c
) における字間を10%分空け、合計でδL=30%
に相当する分だけ空ける処理がなされる。あるいは、処
理単位を5%分と定義しておけば、まず、位置(i) 
,(f) ,(c) ,(b) ,(a) における字
間が順次5%分空けられ、最後に再び位置(i) にお
ける字間が更に5%分空けられることになる。このよう
に、処理単位を定義しておけば、より均等な補正処理を
行うことができる。この方法は、前述した詰め処理につ
いても同様に適用できる。
【0024】さて、割付補正手段30は、このように、
詰め処理と空け処理とのいずれか一方を行う機能を有す
る。いずれの処理を行うかは、基本的には、図8に示す
ように、基本字間による割付行長L0が所定の割付区間
長Lよりも長い場合には詰め処理を行い、図10に示す
ように、基本字間による割付行長L0が所定の割付区間
長Lよりも短い場合には空け処理を行うことになる。た
だ、実際には、必ずしもそのように処理されるものでは
ない。たとえば、図8に示す状態において、最終文字「
も」を次の行の文頭へもってゆく処理を行ったり、図1
0に示す状態において、最終文字「も」の後に次の行の
文頭の文字を追加する処理を行ったりすれば、詰め処理
を行うべき状態が空け処理を行うべき状態となったり、
空け処理を行うべき状態が詰め処理を行うべき状態とな
ったりする。結局、いずれの処理を行うかは、基本字間
による割付行長Lを越えた1文字分を、その行の最終文
字として残すか、次の行の文頭文字に送るか、という判
断に基づいて決まることである。これは、禁則処理との
関係も考慮する必要があるが、できるだけ詰め処理を行
いたいのか、できるだけ空け処理をおこないたいのか、
という事項は、パラメータの設定により制御することが
できる。たとえば、図12に示すように、矩形で示した
行最終文字が、破線で示した割付区間境界線に跨がるよ
うに割り付けられているときに、所定の荷重パラメータ
X,Yを定義しておき、空け量Aと詰め量Bとを求め、
AX≧BYであれば、この文字をこの行の最終文字とし
て残して詰め処理を行い、AX<BYであれば、この文
字を次の行の文頭文字へ送って空け処理を行うような規
則を定めておく。この場合、荷重パラメータXを大きく
すれば、詰め処理が行われる傾向が強くなり、荷重パラ
メータYを大きくすれば、空け処理が行われる傾向が強
くなる。
【0025】最後に、もうひとつ別な実施例を述べてお
く。上述の実施例では、詰め許容量テーブル61および
空け許容量テーブル62は、それぞれ単一のテーブルに
よって構成されているが、ここに示す実施例では、優先
順位をもった複数のレベルが定義され、各レベルごとに
別個の許容量テーブルが用意される。たとえば、図13
に示すように、詰め許容量テーブル61として、レベル
1,レベル2,レベル3の3種類のテーブルを、空け許
容量テーブル62として、同様に、レベル1,レベル2
,レベル3の3種類のテーブルを用意しておく。いずれ
も、図4あるいは図5に示すように、すべてのグループ
の組み合わせについての許容量を定義するテーブルであ
る。そして、レベル1,2,3の順に優先順位を定め、
割付補正手段30は、優先順位の高い許容量テーブルに
基づく割付補正を優先して行い、所望の割付補正が完了
しない場合に、順次優先順位の低い許容量テーブルに基
づく割付補正を行うようにする。
【0026】この割付補正処理を、図14に示す例で示
そう。図14は、図6に示す基本字間に基づく割付処理
が行われた状態の各位置における基本字間、詰め許容量
、空け許容量の値を示す図であり、前述の実施例におけ
る図7に対応するものである。図7と異なる点は、各許
容量が3つのレベルごとに定義されている点である。 この図14に示す例において、たとえば、20%分の詰
め処理は、次のようにして行われる。まず、レベル1の
詰め許容量に余裕がある位置を行末に近い方から詰めて
ゆく。したがって、位置(h) が10%分詰められ、
続いて位置(b) が5%分詰められる。これで、レベ
ル1の詰め許容量に余裕がある位置はすべて許容量いっ
ぱいまで詰められたことになるが、合計で15%分しか
詰められておらず、あと5%分足りない。そこで、更に
レベル2の詰め許容量に余裕がある位置を行末に近い方
から詰めてゆく。すると、位置(h)が更に5%分詰め
られる。これで、所望の20%分の詰め処理が完了する
【0027】また、この図14に示す例において、たと
えば、40%分の空け処理を、処理単位を5%と定義し
て行ったとしよう。すると、まずレベル1の空け許容量
に基づいて、位置(f) が5%空けられ、位置(a)
 が5%空けられ、再び、位置(f) が5%空けられ
、位置(a) が5%空けられる。こうして、レベル1
の空け許容量いっぱいまで空け処理が行われるが、まだ
20%分にしか達していない。そこで、レベル2の空け
許容量に基づいて、位置(i) が5%空けられ、位置
(f) が5%空けられ、位置(c) が5%空けられ
、最後に位置(b) が5%空けられて、合計で40%
分に達する。結局、合計では、位置(a) が10%、
位置(b)が5%、位置(c) が5%、位置(f) 
が15%、位置(i)が5%、それぞれ空けられたこと
になる。
【0028】このように、複数のレベルについて許容量
テーブルを定義しておくと、よりきめ細かな割付処理が
可能になる。図7に示す許容量テーブルに基づく処理結
果と、図14に示す許容量テーブルに基づく処理結果と
を比較すると、その差が明瞭になろう。要するに、複数
のレベルを定義することにより、まず、どの位置を詰め
たり空けたりし、それでもなお不足であれば、次にどの
位置を詰めたり空けたりしようという、いわゆる匙加減
を細かく行うことができるようになる。
【0029】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。特
に、各実施例で示した基本字間や許容量の値は、説明の
便宜を考えて例示した数値であり、必ずしも実用的な数
値にはなっていない。実際の装置においては、種々の経
験則に基づいて、最適な値を設定するのが好ましい。
【0030】
【発明の効果】以上のとおり本発明による行編集装置に
よれば、1行単位の文字列を構成する各文字を、最適な
字間をおいて割り付けることができるため、出版物なみ
の高品質な文書を作成するための行編集を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る行編集装置の基本構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示す装置における文字情報記憶手段40
内に定義されたグループの一例を示す図である。
【図3】図1に示す装置における基本字間テーブル50
の一例を示す図である。
【図4】図1に示す装置における許容量テーブル60内
の詰め許容量テーブル61の一例を示す図である。
【図5】図1に示す装置における許容量テーブル60内
の空け許容量テーブル62の一例を示す図である。
【図6】図1に示す装置における基本字間による割付結
果を示す図である。
【図7】図6に示す割付結果に対する補正処理を説明す
る図である。
【図8】図6に示す割付結果が詰め処理を必要とする状
態を示す図である。
【図9】図6に示す割付結果に対する詰め処理を行う位
置を示す図である。
【図10】図6に示す割付結果が空け処理を必要とする
状態を示す図である。
【図11】図6に示す割付結果に対する空き処理を行う
位置を示す図である。
【図12】図1に示す装置における処理傾向を制御する
方法を説明する図である。
【図13】図1に示す装置において、複数のレベルごと
に許容量テーブルを定義した状態を示す概念図である。
【図14】複数のレベルをもった許容量テーブルに基づ
く補正処理を説明する図である。
【符号の説明】
10…割付結果格納手段 20…基本割付手段 30…割付補正手段 40…文字情報記憶手段 50…基本字間テーブル 60…許容量テーブル 61…詰め許容量テーブル 62…空け許容量テーブル 100…コンピュータ 200…入力手段(キーボード) 300…表示手段(ディスプレイ) G0〜G14…文字のグループ L…所定の割付区間長 L0…基本字間による割付行長

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  1行単位の文字列を構成する各文字を
    、所定の字間をおいて割り付ける行編集処理を行う装置
    であって、各文字の所属するグループを特定する情報を
    記憶する文字情報記憶手段と、あるグループに所属する
    文字と、別なグループに所属する文字と、の間の基本字
    間を、各グループの組み合わせごとに記憶する基本字間
    テーブルと、前記基本字間を詰めるかあるいは空ける場
    合の許容量を、各グループの組み合わせごとに記憶する
    許容量テーブルと、編集対象となる1行単位の文字列を
    入力する入力手段と、入力した文字列を構成する各文字
    を、前記基本字間テーブル内の基本字間に基づいて割り
    付ける基本割付手段と、前記基本割付手段による割付結
    果を格納する割付結果格納手段と、前記割付結果格納手
    段内の割付結果に対して、前記許容量テーブル内の許容
    量に基づく割付補正を行い、入力した1行単位の文字列
    の行長が所定の割付区間長に一致するようにする割付補
    正手段と、前記割付格納手段内の割付結果を表示する表
    示手段と、を備えることを特徴とする行編集装置。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の行編集装置において
    、許容量テーブルとして、基本字間を詰める場合の許容
    量を示す詰め許容量テーブルと、基本字間を空ける場合
    の許容量を示す空け許容量テーブルと、の2種類のテー
    ブルを用意し、割付補正手段が、前記詰め許容量テーブ
    ルを用いて基本字間を詰める処理を行うか、あるいは前
    記空け許容量テーブルを用いて基本字間を空ける処理を
    行うか、のいずれか一方を選択して補正を行うようにし
    たことを特徴とする行編集装置。
  3. 【請求項3】  請求項1または2に記載の行編集装置
    において、優先順位をもった複数のレベルを定義し、各
    レベルごとに別個の許容量テーブルを用意し、割付補正
    手段が、優先順位の高い許容量テーブルに基づく割付補
    正を優先して行い、所望の割付補正が完了しない場合に
    、順次優先順位の低い許容量テーブルに基づく割付補正
    を行うことを特徴とする行編集装置。
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