JPH04318537A - 立体画像の撮影装置 - Google Patents

立体画像の撮影装置

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JPH04318537A
JPH04318537A JP8546891A JP8546891A JPH04318537A JP H04318537 A JPH04318537 A JP H04318537A JP 8546891 A JP8546891 A JP 8546891A JP 8546891 A JP8546891 A JP 8546891A JP H04318537 A JPH04318537 A JP H04318537A
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山田千彦
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栗原勝
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武田晃
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レンチキュラー板を
用いて立体的に見える画像(例えば、立体写真等)を撮
影する立体画像の撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】立体写真の撮影装置としては、特公昭4
5ー23512号公報に開示されたものが知られている
【0003】この特許発明は、図11に示すように、回
転台1上に被写体2を載置し、シリンドリカルレンズを
連設してなるレンチキュラー板3を感光板4に接合し、
このレンチキュラー板3を接合した感光板4をカメラ5
内に配設し、回転台1の中心点1aと感光板4の中心点
4aとがカメラ5のレンズ6の光軸上に位置するように
回転台1とカメラ5とを対設し、回転台1と感光板4を
同期的に回動させ、回転台1の回転に伴い変位する被写
体2の周面を連続的又は断続的に順次感光板4に撮影す
ることにある。
【0004】この撮影装置によれば、被写体2の周面の
一部2aからの反射光はレンズ6を介してレンチキュラ
ー板3に入射し、レンチキュラー板3で屈折されて感光
板4に至り、感光板4が感光する。感光板4が感光する
ときに、被写体2の反射光はレンチキュラー板3のシリ
ンドリカルレンズを通過することによって線状に収束さ
れ、感光板4上には線状の収束像が露光される。回転台
1の回転中に感光板4を回転させることによって、感光
板4には視差のある連続的な収束像が露光される。
【0005】従って、レンチキュラー板3より分離した
感光板4を現像した写真に、再度レンチキュラー板3を
ピッチを合わせて接合し、左右両眼でレンチキュラー板
3を接合した写真を見ると、1ピッチ幅に拡大された収
束像が見える。この左右両眼が見るピッチ幅に拡大され
た各々の収束像には回転台1の回転により視差ができて
いるから、写真の観察者は立体画像を見ることができる
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の撮影装置の場合、被写体2の撮影時にカメラ5の内
部で感光板4を回転させると、被写体2の反射光がレン
ズ6を介して感光板4に結像するときに、カメラ5の被
写界深度の許容範囲内で感光板4を回転させなければな
らないために、レンズ6の結像位置に対する感光板4の
位置が回転により変わるので、被写界深度の許容範囲内
であったとしても、結像する被写体像に歪みが含まれて
しまう。このため、立体写真として観察者が観察する場
合に、立体画像に歪みが生じて不鮮明になり易い問題が
ある。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような従来の撮影装置を
改良するべくなされたものであり、観察者が立体写真を
見る場合に、歪みの少ない鮮明な立体画像に向上させる
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる立体画像の撮影装置は、鉛直軸を中
心に回動可能な被写体搭載用の回転台と、この回転台を
回動させる回動手段とを備えた被写体回動装置と、撮影
レンズからの被写体像が結像する感光体の感光面より前
記撮影レンズ側に、鉛直方向に延びるシリンドリカルレ
ンズを多数連設してなるレンチキュラー板が、前記撮影
レンズからの被写体像を前記感光面に収束させるように
配設されると共に、このレンチキュラー板と前記感光体
との少なくともいずれかを相対的に前記シリンドリカル
レンズの1ピッチ分水平方向に移動させるスライド機構
を備えたカメラと、前記回転台を所定角度定速で回動さ
せる駆動命令信号を前記被写体回動装置に出力すると共
に、前記回転台の回転中に前記カメラのシャッターを開
放させるシャッター開放命令信号を前記カメラに出力し
、且つ、前記シャッターの開放中に前記レンチキュラー
板と前記感光体のいずれかを水平方向にスライドさせる
スライド命令信号を前記スライド機構に出力する制御手
段とを備えていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明にかかる立体画像の撮影装置によれば、
制御装置から被写体回動装置に駆動命令信号を出力し、
カメラにシャッター開放命令信号を出力し、スライド機
構にスライド命令信号を出力することにより、被写体を
鉛直線を中心に回転させつつ、シャッターを開放状態と
し、レンチキュラー板若しくは感光体のいずれかがシリ
ンドリカルレンズの1ピッチ分だけ水平方向にスライド
する。被写体の反射光は撮影レンズ及びレンチキュラー
板を介して感光体の感光面上に収束して結像するから、
被写体の撮影中に被写体を回動させると共に、レンチキ
ュラー板をスライドさせると、感光体の感光面上には被
写体を観察するときの角度に違いによって視差のある収
束像が連続して感光される。
【0010】従って、感光体を現像、乾燥して画像を再
生し、この再生体の再生画像上に同じピッチのシリンド
リカルレンズからなるレンチキュラー板をピッチを合わ
せて接合し、左右両眼に対してシリンドリカルレンズが
上下方向に延びるように位置させて再生体を観察すると
、広い角度から歪みのない鮮明な立体画像を視認するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる立体画像の撮
影装置を図面を参照にしつつ説明する。図2は、本発明
の実施例にかかる立体画像の撮影装置を示したものであ
り、10は被写体、11は被写体回動装置、12はレン
チキュラー板のスライド機構Sを備えたカメラ、13は
被写体回動装置11及びカメラ12の駆動制御を行なう
制御装置である。カメラ12の撮影レンズ16の光軸は
ターンテーブル11bの被写体10に向かって延びてい
る。
【0012】被写体回動装置11は、フロア14上に位
置決め固定されるとともに移動するためのキャスターを
備えた固定台11aと、固定台11a内に配設され鉛直
方向に延びる図示しない回転軸と、この回転軸を回転駆
動するパルスモータ及びギア機構等からなる駆動機構(
図示せず)と、回転軸の上端部に取り付けられる回転台
としてのターンテーブル11bとでおもに構成されてい
る。駆動機構は、制御装置13により駆動制御されるパ
ルスモータM1(図8参照)と、パルスモータM1の駆
動力を減速する減速機構とで構成されている。ターンテ
ーブル11bの周縁部には制御装置13に接続される発
光素子L1が設けられている。固定台11aはターンテ
ーブル11bの周縁部下面に臨むフランジ部11cを有
しており、このフランジ部11cに制御装置13に接続
される受光素子A,Bが設けられている(図4参照)。
【0013】受光素子A,Bは発光素子L1の回動領域
に臨んでおり、発光素子L1が受光素子A,Bの上を通
過するときに発光素子L1からの光を検知して制御装置
13に受光信号を送信する。受光素子Aは、ターンテー
ブル11bが定速運動になる一定の位置に設けられてい
る。 受光素子Bの設定位置は任意に設定できるが、本実施例
では、回転軸の回転中心軸線を頂点として受光素子Aと
10度の角度をなす位置に設置されている。回転軸は固
定台11aに内蔵されるパルスモータM1及び減速機構
により回転される。固定台11a内部のパルスモータM
1は、制御装置13からの駆動制御信号に基づいて所定
の速度で設定された角度回動する。本実施例では、ター
ンテーブル11bは10秒間に10度回動する定速運動
を行なうが、起動の際の衝撃を回避して定速運動とする
立上げ用の回転のために、実際の回動角度は設定された
10度より大きく設定されている。
【0014】この受光素子Aによってターンテーブル1
1bが定速運動を開始したことを示すテーブル起動信号
は、制御装置13に出力される。制御装置13はこのテ
ーブル起動信号に基づきカメラ12にシャッターを開く
撮影信号を出力する。
【0015】カメラ12の筺体15の前部には撮影レン
ズ16が取り付けられている(図2参照)。撮影レンズ
16にはレンズシャッター(図示せず)が設けられてい
る。レンズシャッターは制御装置13からの制御信号に
制御されるシャッター開閉装置により開閉する。カメラ
12の撮影レンズ16からの光が結像する位置にはフィ
ルムFを装着するフィルムバックFBが着脱可能に取り
付けられるようになっている。フィルムバックFBを取
り付け位置の前方には、取付け板20が立設されており
(図2参照)、この取付け板20には撮影レンズ16か
らの収束光を通過させる開口部20aが形成されている
。取付け板20の開口部20aの上下の部位には撮影レ
ンズ16の光軸に対して直交方向に延びる一対のガイド
軸21a,21bが設けられている。
【0016】この一対のガイド軸21a,21bはレン
チキュラー板21を装着する枠体22のスライド機構S
の一部を構成するものであり、枠体22の上下部位には
この一対のガイド軸21a,21bに摺動自在に保持さ
れる一対の軸受23、23がそれぞれ設けられ、枠体2
2はこの軸受23、23によって左右方向に摺動自在と
されている。レンチキュラー板21のスライド機構Sは
、一対の軸受21a,21bと枠体22とスプリング2
4と、カム25と、スクリューネジ28とカム31とパ
ルスモータM2とによって概略構成されている。枠体2
2に装着されるレンチキュラー板21は鉛直方向に延び
るシリンドリカルレンズを横方向に多数連設してなるも
ので、本実施例では、シリンドリカルレンズの1ピッチ
は0.4mmに設定されている。
【0017】レンチキュラー板21は撮影レンズ16側
にシリンドリカルレンズの凸面が位置するように向けら
れ、フィルムバックFBのフィルムFの感光面が密着し
得るように、枠体22の後方側に取り付けられる。
【0018】枠体22の右端部と筺体15の右側壁部1
5aとの間には圧縮コイルスプリング24、24が配設
され、圧縮コイルスプリング24、24は枠体22を筺
体15の左側壁部15b側に向かって弾発付勢している
。枠体22の左端部にはカム25が取り付けられている
。カム25は筺体15の左側壁部15b側の面がテーパ
ー面となっている。枠体22の下端部にはスケール板2
6が取り付けられ、スケール板26は枠体22のスライ
ドにともなって一体に移動できるようになっている。ス
ケール板26には枠体22のスライド方向に対して直交
方向に延びるレチクル線26a(図5参照)が形成され
ている。このレチクル線26aは、赤外線のビーム光を
透過するものであり、レチクル線を透過するビーム光が
受光素子Cによりパルス信号に光電変換されるように、
後述するレンチキュラー板21のシリンドリカルレンズ
の1ピッチ(0.4mm)当り数10本形成されている
【0019】取付け板20の開口部20aの左側の部位
には、軸受27が設けられている。この軸受27にはス
クリューネジ28が回転自在に保持されている。スクリ
ューネジ28にはナット29が螺合しており、ナット2
9はL型アーム30を備えている。L型アーム30の右
端部には枠体22に設けられたカム25のテーパー面2
5aに摺接して上下するカム31が設けられている。L
型アーム30の左端部にはガイドプレート32が設けら
れており、ガイドプレート32は筺体15の左側壁部1
5bに固定されたガイド板33に摺接して上下動する。 スクリューネジ28の下端部は筺体15の水平壁部15
cに取り付けられた軸受34に回転自在に保持されてい
る。スクリューネジ28の下端部は軸受34の下方に突
出しており、このスクリューネジ28の下端部に傘歯車
35が取り付けられている。水平板部15cの下方には
パルスモータM2が備えられており、パルスモータM2
の回転軸の先端部には傘歯車36が取り付けられている
。傘歯車36はスクリューネジ28の傘歯車35と噛み
合っており、制御装置13の制御信号により駆動される
パルスモータM2の回転によりスクリューネジ28を回
転させ、ナット29を上下動させて枠板22を左右に移
動させる。尚、パルスモータM2は筺体15の下壁部1
5dに固定されたL型ブラケット37に取り付けられて
いる。
【0020】水平板部15cには発光素子L2と受光素
子Cとが設けられている。この発光素子L2と受光素子
Cとは互いに対向して配設され、発光素子L2と受光素
子Cとの間を枠体22のスケール板26が非接触状態で
スライドする。発光素子L2は赤外光をビーム光として
出力するもので、制御装置13からの発光信号により赤
外光を出射する。又、受光素子Cは制御装置13からの
駆動信号により光電変換可能な状態となり、発光素子L
2からの赤外光がスケール板26のレチクル線26aを
通過して受光素子Cにより受光されると、受光素子Cは
制御装置13にパルス信号を出力する。
【0021】筺体15の後端部にはフィルムバックFB
(図2参照)が装着される。本実施例では、フィルムバ
ックFBに装着されるフィルムFの感光面はレンチキュ
ラー板21に接触しており、撮影時においてレンチキュ
ラー板21はフィルムFの感光面上をシリンドリカルレ
ンズの1ピッチ分だけ摺接する。尚、レンチキュラー板
21からの光の結像位置がフィルムFの感光面上に位置
するものであれば、フィルムFの感光面はレンチキュラ
ー板21に接触していなくとも良い。撮影後のフィルム
バックFBはレンチキュラー板21から分離され、撮影
済みのフィルムFを現像、乾燥する。
【0022】制御装置13の演算処理装置には、図8の
ブロック図に示すように、発光素子L1、L2、受光素
子A、B、C、パルスモータM1、M2、シャッター開
閉装置が接続され、受光素子Cからのパルス信号の個数
を計算するパルスカウンターを備えている。本実施例で
は、制御装置13に設定されるパルスモータM1の回転
速度及び回転数は、ターンテーブル11bが10秒間で
10度回動するように設定する。又、制御装置13に設
定されるパルスモータM2の回転速度及び回転数は、枠
体22が10秒間にシリンドリカルレンズの1ピッチ(
0.4mm)移動するように設定する。制御装置13で
は、電源を投入すると、図9のフローチャートに示すよ
うに、発光素子L1、L2、受光素子A、B、C、パル
スモータM1、M2、シャッター開閉装置が駆動可能な
状態に立ち上がると共に、パルスカウンターが計測可能
な状態になる。
【0023】図10は制御装置13によるパルスモータ
M1、M2、シャッター開閉装置、及びパルスカウンタ
ーの起動状態のタイミングチャートを示したものであり
、制御装置13の立ち上がり後、撮影開始のメインスイ
ッチを投入すると、発光素子L1がオンするとともに、
パルスモータM1が回転する。パルスモータM1が回転
してギア機構のバックラッシュが解消されたら、ターン
テーブル11bは定速回転運動になる。ターンテーブル
11bの定速回転運動は受光素子Aによって検知される
。受光素子Aの検出信号により、枠体22をスライドさ
せるパルスモータM2が回転した直後に、シャッター開
閉装置が駆動してシャッターが開放され、更に、発光素
子L2が発光する。これによって、図6に示すように、
ターンテーブル11bの回転中にレンチキュラー板21
が水平方向にスライドする。尚、図7に示すようにター
ンテーブル11bとレンチキュラー板21とのスライド
方向を定めても良い。発光素子L2からの出射赤外光は
スケール板26のレチクル溝26aを介して受光素子C
に受光され、受光素子Cはパルスカウンターに受光信号
を送信する。パルスカウンターは受光素子Cからのパル
ス信号の個数を計算して枠体22の送り量を図る。パル
スカウンターが所定の個数のパルス信号を検出したらレ
ンチキュラー板21がシリンドリカルレンズの1ピッチ
だけ水平方向にスライドしているから、シャッター開閉
装置にシャッターを閉じる信号を出力する。シャッター
が閉じたら、発光素子L2は消灯すると共に、パルスモ
ータM2は一旦停止後所定回転数逆転し、パルスカウン
ターはリセットされる。尚、枠体22の移動とターンテ
ーブル11bの回転はほぼ同期しているから、シャッタ
ーを閉じるときに受光素子Bが発光素子L1の照射光を
検出し、パルスモータM1が停止してターンテーブル1
1bは停止する。
【0024】これによって、フィルムバックFBのフィ
ルムFには被写体10の収束像が露光されたこととなる
。 従って、この状態で、フィルムバックFBに持って行き
、フィルムFを取り出し、現像すると、フィルムFには
立体画像の原図写真が撮影されている。
【0025】尚、フィルムバックFBの取出し後所定時
間経過すると、パルスモータM1は逆転し、受光素子A
が発光素子L1の光を検出したら、パルスモータM1は
停止し、発光素子L1は消灯し、メインスイッチはオフ
となる。
【0026】本実施例の立体画像の撮影装置では、ター
ンテーブル11bが一定の速度で回動している間に、カ
メラ12のシャッターを開放状態とする一方、フィルム
Fを固定した状態で、レンチキュラー板21を一定の速
度で1ピッチ分横方向(水平方向)に移動させるから、
シリンドリカルレンズによって収束された線状の収束像
が感光面の上に連続的に感光される。従って、このフィ
ルムFを現像、定着、乾燥して撮影写真を得た後に、撮
影写真上に鉛直方向にシリンドリカルレンズが延び且つ
そのピッチが一致するように観察用に準備した撮影写真
と同じピッチのレンチキュラー板21を合わせて接合す
ることによってディスプレー等を作成すると、観察者の
両眼が観察する像には視差ができることとなり、観察者
は立体的な画像を視認できることとなる。
【0027】そして、1ピッチ間に無段階で連続的な収
束像が感光されるために、観察者が異なる角度からディ
スプレーを見ても、立体的な像を見ることができ、この
ディスプレーによって立体的に見える角度(範囲)が拡
大される。尚、実施例での露光時間内にシャッターを高
速度で定期的に開閉しても同じような画像を得られる。
【0028】このように、この実施例の撮影装置によれ
ば、回動する被写体の撮影中にレンチキュラー板21を
水平方向に移動させるから、カメラ12の撮影レンズを
介して集光される被写体像の結像位置が略不変であるの
で、従来の如く収束像の上下方向の歪みがなくなり、出
来上がるディスプレーの立体画像は歪みのない非常に見
やすい鮮明なものとなる。
【0029】
【効果】本発明にかかる立体画像の撮影装置によれば、
観察者が立体写真を見る場合に、観察者が立体画像を見
ることができる角度を広くすることが出来るとともに、
観察者の見る立体画像の鮮明さを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の実施例にかかる立体画像の撮影装
置の概略説明図である。
【図2】  本発明の実施例にかかるカメラの後部構造
を示す説明図である。
【図3】  本発明の実施例のレンチキュラー板のスラ
イド時に収束像がフィルムに露光される状態を示す説明
図である。
【図4】  図1に示すターンテーブルの発光素子と受
光素子との位置関係を示す説明図である。
【図5】  図2に示すスケール板と発光素子及び受光
素子との位置関係を示す説明図である。
【図6】  図1に示すターンテーブルの回転方向と枠
体のスライド方向の関係を示す説明図である。
【図7】  図1に示すターンテーブルの回転方向と枠
体のスライド方向の関係を示す説明図である。
【図8】  本実施例の制御装置のブロック図である。
【図9】  本実施例の制御装置のフローチャートであ
る。
【図10】  本実施例の制御装置のタイミングチャー
トである。
【図11】  従来の立体画像の撮影方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
10…被写体 11…被写体回動装置 11b…ターンテーブル 12…カメラ 13…制御装置 M1…パルスモータ S…スライド機構 21…レンチキュラー板 21a…ガイド軸 22…枠体 24…スプリング 25…カム 28…スクリューネジ 31…カム 35、36…傘歯車 M2…パルスモータ 26…スケール板 26a…レチクル溝 L1、L2…発光素子 A,B,C…受光素子 F…フィルム FB…フィルムバック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直軸を中心に回動可能な被写体搭載用の
    回転台と、この回転台を回動させる回動手段とを備えた
    被写体回動装置と、撮影レンズからの被写体像が結像す
    る感光体の感光面より前記撮影レンズ側に、鉛直方向に
    延びるシリンドリカルレンズを多数連設してなるレンチ
    キュラー板が、前記撮影レンズからの被写体像を前記感
    光面に収束させるように配設されると共に、このレンチ
    キュラー板と前記感光体との少なくともいずれかを相対
    的に前記シリンドリカルレンズの1ピッチ分水平方向に
    移動させるスライド機構を備えたカメラと、前記回転台
    を所定角度定速で回動させる駆動命令信号を前記被写体
    回動装置に出力すると共に、前記回転台の回転中に前記
    カメラのシャッターを開放させるシャッター開放命令信
    号を前記カメラに出力し、且つ、前記シャッターの開放
    中に前記レンチキュラー板と前記感光体のいずれかを水
    平方向にスライドさせるスライド命令信号を前記スライ
    ド機構に出力する制御手段とを備えていることを特徴と
    する立体画像の撮影装置。
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