JPH04318260A - 油冷式多気筒エンジン - Google Patents

油冷式多気筒エンジン

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Publication number
JPH04318260A
JPH04318260A JP17627391A JP17627391A JPH04318260A JP H04318260 A JPH04318260 A JP H04318260A JP 17627391 A JP17627391 A JP 17627391A JP 17627391 A JP17627391 A JP 17627391A JP H04318260 A JPH04318260 A JP H04318260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
liner
crankcase
oil
flange part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17627391A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Watanabe
英昭 渡辺
Hidetsugu Yamamoto
英継 山本
Hiroshi Sato
宏 佐藤
Fujio Hama
浜 藤夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
TPR Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Teikoku Piston Ring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Teikoku Piston Ring Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP17627391A priority Critical patent/JPH04318260A/ja
Publication of JPH04318260A publication Critical patent/JPH04318260A/ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのシリンダ部
分をオイルによって冷却するようにした油冷式多気筒エ
ンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ディーゼルエンジン等シリンダラ
イナを具えた多気筒エンジンにおいて、中空円筒状をな
すライナの外壁面に多数の円周溝又は螺旋溝を設け、同
円周溝又は螺旋溝内に冷却用のオイルを流通させるよう
にした油冷式エンジンが既に提案されている。(例えば
昭和62年実用新案登録願第60967号参照)従来の
油冷式多気筒エンジンにおける典型的なシリンダライナ
取付構造を図3を参照して説明すると、図中符号1は全
体として中空円筒状の形状を有するシリンダライナ、2
は同シリンダライナ1が嵌装されるクランクケース3の
シリンダボア部である。上記シリンダライナ1には、シ
リンダヘッド側の一端部分に半径方向外方に延在したフ
ランジ部4が形成されると共に、クランクケースのシリ
ンダボア部2に接する外壁面に多数の円周溝又は螺旋溝
5が形成されている。また上記フランジ部4は、クラン
クケース3の上面にシリンダボア部2に対し同心に凹設
された座ぐり部6内に受容されている。
【0003】上記従来の構成では、クランクケース3に
上記座ぐり部6を加工する際に、その座ぐり深さhcの
加工誤差が大きいために、複数のシリンダにおけるシリ
ンダライナ上面7のクランクケース上面8からの突出量
hlの変動が大きくなることを免れない。このためクラ
ンクケース上面8に図示しないヘッドガスケットを介し
てシリンダヘッド装架しヘッドボルトにより締付けた場
合、各シリンダライナ1のフランジ部4の締付け力が一
定せず、すべてのシリンダに夫々適切な燃焼ガスシール
性及び冷却用オイルのシール性を確保することが難しい
という問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本考案は、従来の油冷
式多気筒エンジンにおける上記問題点に鑑み創案された
もので、複数のシリンダにおけるシリンダライナフラン
ジ部のクランクケース上面からの突出量の変動を少なく
して、すべてのシリンダライナフランジ部の締付力を略
均等かつ適正なものとすることができる構造簡単かつ安
価な油冷式多気筒エンジンを提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は、クランクケースのシリンダボア部にライナ
を嵌装し同ライナの外壁面に冷却用のオイルを流通させ
る溝を設けたものにおいて、上記ライナのシリンダヘッ
ド側の一端部に半径方向外方に延在したフランジ部を形
成して、同フランジ部の下側面をクランクケース上面に
当接させると共に、同フランジ部の上側面を燃焼ガスシ
ール用のガスケットを介しシリンダヘッド下面に当接さ
せたことを特徴とする油冷式多気筒エンジンを提案する
ものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、シリンダライナの一端部に形
成されたフランジ部の下側面がクランクケースの上面に
直接当接され、同フランジ部の上側面が燃焼ガスシール
用のガスケットを介してシリンダヘッドの下面に当接さ
れるので、深さ方向の誤差が大きい座ぐり部に上記フラ
ンジ部を嵌装するようにした従来の構造に較べて、クラ
ンクケース上面からのライナフランジ部上側面の突出量
の変動を著しく低減することができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図1及び図2について
具体的に説明する。図中符号10はトラック用の直接噴
射式多気筒ディーゼルエンジンを総括的に示し、12は
同エンジンのクランクケース、14は同クランクケース
の上端に装架されたシリンダヘッド、16は上記クラン
クケース12の下端に装着され平面形状が略梯子型をな
す自体公知のラダーフレーム又はアンダフレーム、18
は上記シリンダヘッド14とクランクケース12とラダ
ーフレーム16とを挿通してシリンダ軸線に平行に延在
しこれらを一体的に緊締する多数のヘッドボルト、20
は上記クランクケース12に形成されたシリンダボア部
22に嵌装され全体として中空円筒状の形状を有するシ
リンダライナ、24は同シリンダライナ20内に嵌装さ
れたピストン、26はその一端小端部を同ピストン24
に連結されたコネクティングロッド、28は同コネクテ
ィングロッド26の他端大端部に連結されたクランク軸
、30は上記クランクケース12の上端付近にクランク
軸線方向に延在して形成されたライナ給油用オイルギャ
ラリ、32は上記クランクケース12のライナ下方部分
に隣接する側壁部分にクランク軸線方向に延在して形成
され上記ライナ給油用オイルギャラリ30に図示しない
外部通路又はクランクケース内のオイル通路を介して接
続されたメインオイルギャラリである。
【0008】上記シリンダライナ20には、シリンダヘ
ッド14側の端部に、半径方向外方に延在して形成され
たフランジ部34が設けられ、また同フランジ部34を
除く外壁面には、図示の実施例の場合、シリンダ軸線方
向に適宜の間隔を存して多数の円周溝36が形成されて
いる。これらの円周溝36は、前記既提案の発明又は考
案例えば実願昭62−60967号に詳しく開示されて
いるように、ライナ外壁面に略180度の円周方向の角
度間隔を存しシリンダ軸線方向に延在して形成された図
示しない入口側及び出口側の縦油溝によって1個以上適
数の通路群に区分され、上記ライナ給油用オイルギャラ
リ30から供給された冷却用のオイルが群別された円周
溝36内を順次に流れてライナ外壁面の下方部分に設け
られたオイル排出溝38から直接図示しないオイルパン
内に流下し、又は図1に点線で示されているオイル排出
用ギャラリ40に集収されたのち上記オイルパン内に流
下せしめられる。同オイル排出用ギャラリ40は、上記
ライナ給油用オイルギャラリ30と同様に、クランクケ
ース12の側壁内にクランク軸線方向に延在して穿設さ
れる。
【0009】図2の要部拡大断面図に良く示されている
ように、シリンダライナ20の上記フランジ部34は、
その下側面34aをクランクケース12の平らな上面4
2に直接当接し、またその上側面34bは適宜のガスケ
ット例えばラミネート型の薄いガスケット44を介して
シリンダヘッド14の下面46と当接する。
【0010】上記構成において、エンジン10の運転中
、図示しないオイルポンプによって上記メインオイルギ
ャラリ32に供給されたオイルが、クランクケース12
内のオイル通路又は外部通路を経て給油用オイルギャラ
リ30に供給され、更に複数個のシリンダのライナ20
の外壁面に夫々形成された円周溝36内を上述したよう
に流れて同ライナを冷却したのちオイルパン内に流下す
る。一方、シリンダヘッド14の内部には、冷却水室4
8が設けられ(図1参照)、図示しないウォータポンプ
によって圧送された冷却水が、シリンダヘッド14の上
記冷却水室48内を流れて排気ボートや排気弁等を冷却
したのちラジェータを経由して再びウォータポンプに還
流する。クランクケース12及びシリンダライナ20が
オイルによって冷却され、シリンダヘッド14は冷却水
によって冷却されるので、通常の水冷式エンジンのよう
に、冷却水をクランクケース12からシリンダヘッド1
4に流す必要がない。従って、上記ガスケット44には
、冷却水を通すための水孔を設ける必要がなく、単にガ
スシールを行なうだけでよいので、図2に示されている
ように、ライナ20のフランジ上側面34bに当接する
極めて簡単な構造のものを採用することができる。
【0011】上記シリンダライナ20のフランジ部34
の高さhf、即ちシリンダ軸線方向の寸度は、図3にお
ける座ぐり部6の深さhcと比較して、本質的に高い精
度で加工することができ、またフランジ部の下側面34
aが当接するクランクケース12の上面42の平面加工
精度は十分に高く複数のシリンダボア部において実質的
に均等で凹凸が極めて小さいので、クランクケース12
のボア部にライナ20を嵌装した場合、各シリンダのラ
イナのフランジ上側面34bの高さが略同一の高さとな
り、ばらつきが極めて小さくなる。従って、複数のライ
ナ20のフランジ上側面34bにガスケット44を介し
シリンダヘッド14を装架し、多数のヘッドボルト18
によって、シリンダヘッド14とクランクケース12と
ラダーフレーム16とを一体的に締付けた場合、各ライ
ナ20のフランジ部34に作用する締付け力が略均等に
なり、夫々のフランジ下側面34a及び上側面34bに
所要の当接圧力を生起させることができるので、ライナ
外壁面からの冷却用オイルの漏れ及びガスケット44か
らのガス漏れを効果的に防止することができる利点があ
る。また、図3に示した従前の油冷式エンジンにおける
シリンダライナ取付構造と較べて、ボア部上端にフラン
ジ部を収容するための座ぐり加工を施す必要がないので
、機械加工工数を節減し、相応して製造コストの低減を
達成することができる。
【0012】なお、上記実施例では、ライナ20の外壁
面に冷却用オイルを流通させる円周溝36が設けられて
いるが、ライナ20の外壁面に螺旋溝を設けた場合にも
勿論本発明を適用することができる。更に、本発明は、
上記円周溝又は螺旋溝を、ライナ各部分の熱負荷に応じ
部分的に断面積を変化させ或いは配置間隔を変更して配
置する等、冷却用オイルの流通パターンを種々変化させ
たすべてのオイル冷却式ライナを有するエンジンに広く
適用することができる。
【0013】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る油冷式多気
筒エンジンは、クランクケースのシリンダボア部にライ
ナを嵌装し同ライナの外壁面に冷却用のオイルを流通さ
せる溝を設けたものにおいて、上記ライナのシリンダヘ
ッド側の一端部に半径方向外方に延在したフランジ部を
形成して、同フランジ部の下側面をクランクケース上面
に当接させると共に、同フランジ部の上側面を燃焼ガス
シール用のガスケットを介しシリンダヘッド下面に当接
させたことを特徴とし、複数のシリンダにおけるシリン
ダライナフランジ部の締付け力を効果的に均等化してラ
イナ冷却用オイルのシール性及びガスシール性を向上す
ることができる構造簡単かつ安価な構成を提供すること
ができるので、産業上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横断面図である。
【図2】図1におけるシリンダライナ取付け部分の拡大
断面図である。
【図3】従前の油冷式エンジンにおけるシリンダライナ
取付け部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
10    多気筒ディーゼルエンジン12    ク
ランクケース 14    シリンダヘッド 16    ラダーフレーム 20    シリンダライナ 34    フランジ部 36    円周溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クランクケースのシリンダボア部にラ
    イナを嵌装し同ライナの外壁面に冷却用のオイルを流通
    させる溝を設けたものにおいて、上記ライナのシリンダ
    ヘッド側の一端部に半径方向外方に延在したフランジ部
    を形成して、同フランジ部の下側面をクランクケース上
    面に当接させると共に、同フランジ部の上側面を燃焼ガ
    スシール用のガスケットを介しシリンダヘッド下面に当
    接させたことを特徴とする油冷式多気筒エンジン。
JP17627391A 1991-04-16 1991-04-16 油冷式多気筒エンジン Pending JPH04318260A (ja)

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JP17627391A JPH04318260A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 油冷式多気筒エンジン

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JPH04318260A true JPH04318260A (ja) 1992-11-09

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JP17627391A Pending JPH04318260A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 油冷式多気筒エンジン

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5591739A (en) * 1978-10-23 1980-07-11 Ramsey Corp Sealing apparatus for internal combustion engine
JPS6260967A (ja) * 1985-09-09 1987-03-17 Agency Of Ind Science & Technol セラミックリング付ピストンの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5591739A (en) * 1978-10-23 1980-07-11 Ramsey Corp Sealing apparatus for internal combustion engine
JPS6260967A (ja) * 1985-09-09 1987-03-17 Agency Of Ind Science & Technol セラミックリング付ピストンの製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970826