JPH04317805A - 騒音を低減した空気入りタイヤ - Google Patents
騒音を低減した空気入りタイヤInfo
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- JPH04317805A JPH04317805A JP3109647A JP10964791A JPH04317805A JP H04317805 A JPH04317805 A JP H04317805A JP 3109647 A JP3109647 A JP 3109647A JP 10964791 A JP10964791 A JP 10964791A JP H04317805 A JPH04317805 A JP H04317805A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0318—Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気入りタイヤ、中
でもアスペクトレシオ(最大幅に対する断面高さの比)
が0.6 以下のへん平ラジアルタイヤに関し、タイヤ
騒音の低いトレッドパターンを与えるものである。タイ
ヤ騒音は様々な原因によって発生し、中でもトレッドパ
ターンに起因した、いわゆるパターンノイズの占める比
率は大きい。このパターンノイズは、主にトレッド接地
面と路面との間で圧縮された空気がトレッドの溝を介し
てトレッド接地面の外側に急激に流出し、この現象が断
続して起こるために生じるノイズで、ポンピングノイズ
とも呼ばれる。
でもアスペクトレシオ(最大幅に対する断面高さの比)
が0.6 以下のへん平ラジアルタイヤに関し、タイヤ
騒音の低いトレッドパターンを与えるものである。タイ
ヤ騒音は様々な原因によって発生し、中でもトレッドパ
ターンに起因した、いわゆるパターンノイズの占める比
率は大きい。このパターンノイズは、主にトレッド接地
面と路面との間で圧縮された空気がトレッドの溝を介し
てトレッド接地面の外側に急激に流出し、この現象が断
続して起こるために生じるノイズで、ポンピングノイズ
とも呼ばれる。
【0002】
【従来の技術】この種のへん平ラジアルタイヤのトレッ
ドは、トレッド周線に沿って延びる複数の周溝とこれら
周溝を横切って延びる横溝とこれら周溝及び横溝で区画
されて周方向に並ぶブロック列とからなり、特に高速走
行に供されることから、タイヤ最大幅は広く、従ってト
レッド幅も広いため、周溝の幅を広げかつ、これら周溝
を横切って延びる横溝は周溝に対し鋭角に傾斜した配置
とし、高い排水性能を与えている。そしてトレッドパタ
ーンには、いわゆるピッチバリエーションを導入してパ
ターンノイズを低減することが通例である。すなわちタ
イヤトレッドの周溝及びこれを横切る横溝で区画された
ブロックに該ブロックの対辺をなす一方の横溝を含めた
構成単位を一般にピッチと称し、横溝の幅及びブロック
の周方向長さの異なる複数種(通常の乗用車用タイヤで
3〜5種)のピッチをランダムに又は規則性をもたせて
配列することによって、パターンノイズを低減するもの
である。
ドは、トレッド周線に沿って延びる複数の周溝とこれら
周溝を横切って延びる横溝とこれら周溝及び横溝で区画
されて周方向に並ぶブロック列とからなり、特に高速走
行に供されることから、タイヤ最大幅は広く、従ってト
レッド幅も広いため、周溝の幅を広げかつ、これら周溝
を横切って延びる横溝は周溝に対し鋭角に傾斜した配置
とし、高い排水性能を与えている。そしてトレッドパタ
ーンには、いわゆるピッチバリエーションを導入してパ
ターンノイズを低減することが通例である。すなわちタ
イヤトレッドの周溝及びこれを横切る横溝で区画された
ブロックに該ブロックの対辺をなす一方の横溝を含めた
構成単位を一般にピッチと称し、横溝の幅及びブロック
の周方向長さの異なる複数種(通常の乗用車用タイヤで
3〜5種)のピッチをランダムに又は規則性をもたせて
配列することによって、パターンノイズを低減するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】またタイヤ騒音の他の
発生機構の1つとして、タイヤ転動時にその踏み込み側
で接地する際のブロックと路面との衝突音があり、この
衝突音はピッチバリエーションの導入によって軽減する
ことは不可能である。特に周溝の幅が広い場合は、衝突
音がこの周溝内で共鳴して、より大きな騒音となる。そ
こでこの発明は、パターンノイズの低いピッチバリエー
ションを導入したブロックパターンにおける、ブロック
の路面との衝突音を低減し得るトレッド構造について提
案することを目的とする。
発生機構の1つとして、タイヤ転動時にその踏み込み側
で接地する際のブロックと路面との衝突音があり、この
衝突音はピッチバリエーションの導入によって軽減する
ことは不可能である。特に周溝の幅が広い場合は、衝突
音がこの周溝内で共鳴して、より大きな騒音となる。そ
こでこの発明は、パターンノイズの低いピッチバリエー
ションを導入したブロックパターンにおける、ブロック
の路面との衝突音を低減し得るトレッド構造について提
案することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、1対のサイ
ドウォール間にまたがってトロイダル状に連なるトレッ
ドに、このトレッドの中央周線とトレッド端との間で該
中央周線に沿って延びる複数の周溝及びこれら周溝を横
切る向きで延びる多数の横溝にて区画され中央周線に沿
って並ぶブロック列をそなえる空気入りタイヤであって
、該ブロック列の各ブロックにおいて対辺をなす横溝の
一方を含むブロックの周方向長さで定義されるピッチに
つき、各ブロック列におけるピッチの平均値が上記中央
周線からトレッド端へ順次に減少する組合わせで各ブロ
ックを配置したことを特徴とする騒音を低減した空気入
りタイヤである。
ドウォール間にまたがってトロイダル状に連なるトレッ
ドに、このトレッドの中央周線とトレッド端との間で該
中央周線に沿って延びる複数の周溝及びこれら周溝を横
切る向きで延びる多数の横溝にて区画され中央周線に沿
って並ぶブロック列をそなえる空気入りタイヤであって
、該ブロック列の各ブロックにおいて対辺をなす横溝の
一方を含むブロックの周方向長さで定義されるピッチに
つき、各ブロック列におけるピッチの平均値が上記中央
周線からトレッド端へ順次に減少する組合わせで各ブロ
ックを配置したことを特徴とする騒音を低減した空気入
りタイヤである。
【0005】さて図1にこの発明に従う空気入りタイヤ
のトレッド要部を示す。このトレッドは、トレッドの中
央周線Oに沿って延びそれぞれ中央周線Oの両側で対を
なす周溝1、2及び3と、これら周溝を横切る向きに延
びて周溝1〜3間又は周溝3及びトレッド端E間をつな
ぐ横溝4、5及び6によって、中央周線O上にリブ7を
区画し、さらに周溝1の片側にそれぞれ3列両側で6列
のブロック列8、9及び10を区画してなる。
のトレッド要部を示す。このトレッドは、トレッドの中
央周線Oに沿って延びそれぞれ中央周線Oの両側で対を
なす周溝1、2及び3と、これら周溝を横切る向きに延
びて周溝1〜3間又は周溝3及びトレッド端E間をつな
ぐ横溝4、5及び6によって、中央周線O上にリブ7を
区画し、さらに周溝1の片側にそれぞれ3列両側で6列
のブロック列8、9及び10を区画してなる。
【0006】この実施例において、周溝1〜3は、周溝
1と1及び1と2の間隔を等しくする一方、この間隔よ
りも周溝2と3の間隔を大きく、そして周溝3とトレッ
ド端Eの間隔をさらに大きくした配置である。しかし目
的によっては上記トレッドの中央部に位置する周溝の間
隔を等しくせずに、例えば周溝1と1の間隔に対し周溝
1と2の間隔を比較的広くすることができる。また周溝
の幅は、上記タイヤ軸方向幅(トレッド幅)の3〜4.
5 %の範囲に設定することが好ましい。なおこの発明
においてトレッド幅は、タイヤを規定リムに装着後に規
定内圧を充填して規定荷重を加えた際の接地部分の最大
幅を意味する。
1と1及び1と2の間隔を等しくする一方、この間隔よ
りも周溝2と3の間隔を大きく、そして周溝3とトレッ
ド端Eの間隔をさらに大きくした配置である。しかし目
的によっては上記トレッドの中央部に位置する周溝の間
隔を等しくせずに、例えば周溝1と1の間隔に対し周溝
1と2の間隔を比較的広くすることができる。また周溝
の幅は、上記タイヤ軸方向幅(トレッド幅)の3〜4.
5 %の範囲に設定することが好ましい。なおこの発明
においてトレッド幅は、タイヤを規定リムに装着後に規
定内圧を充填して規定荷重を加えた際の接地部分の最大
幅を意味する。
【0007】横溝4〜6は、周溝に対して傾斜しかつ、
その傾斜角度α1 〜α3 が中央周線Oからトレッド
端Eへ増大(すなわちα1<α2 <α3 )し、トレ
ッド端Eから中央周線Oへ実質上収斂する矢筈状の配置
になる。 これは中央周線O付近におけるブロックと路面との衝突
音がタイヤ騒音の大きな部分を占めるため、トレッドの
中央を連続したリブ7とし、このリブ7と周溝1,1を
介して隣接するブロック8,8からトレッド端Eに向か
って横溝の傾斜角を増加させたものである。それによっ
て、ブロックのエッジ部が路面に同時に接することを回
避し、ピッチノイズ成分を低減し得るトレッドパターン
とした。さらにこのトレッドパターンにおいては、横溝
の幅を横溝4から6へと順次広くしたり、あるいはブロ
ック列8〜10のネガティブ比をほぼ等しくすることが
できる。また横溝の本数は、ブロック列10からトレッ
ド中央(リブ7は横溝なし)に向かって順次減少させる
ことが好ましい。さらにリブ及びブロックのタイヤ軸方
向の幅はリブ7からブロック列8,9,10へと順次増
加することが望ましい。一方溝深さは、周溝の深さと同
等か多少浅くする。
その傾斜角度α1 〜α3 が中央周線Oからトレッド
端Eへ増大(すなわちα1<α2 <α3 )し、トレ
ッド端Eから中央周線Oへ実質上収斂する矢筈状の配置
になる。 これは中央周線O付近におけるブロックと路面との衝突
音がタイヤ騒音の大きな部分を占めるため、トレッドの
中央を連続したリブ7とし、このリブ7と周溝1,1を
介して隣接するブロック8,8からトレッド端Eに向か
って横溝の傾斜角を増加させたものである。それによっ
て、ブロックのエッジ部が路面に同時に接することを回
避し、ピッチノイズ成分を低減し得るトレッドパターン
とした。さらにこのトレッドパターンにおいては、横溝
の幅を横溝4から6へと順次広くしたり、あるいはブロ
ック列8〜10のネガティブ比をほぼ等しくすることが
できる。また横溝の本数は、ブロック列10からトレッ
ド中央(リブ7は横溝なし)に向かって順次減少させる
ことが好ましい。さらにリブ及びブロックのタイヤ軸方
向の幅はリブ7からブロック列8,9,10へと順次増
加することが望ましい。一方溝深さは、周溝の深さと同
等か多少浅くする。
【0008】ここでブロック列8〜10の各ブロック列
におけるピッチ(ピッチ長さ)が、中央周線Oからトレ
ッド端Eへ順次に減少する設定とすることが肝要である
。 すなわち図示例においてピッチの平均でみたとき、ブロ
ック列8でのピッチをPI とし、同様にブロック列9
はピッチPM 及びブロック列10はピッチPO とし
たとき、PI >PM >PO 、好ましくはPI :
PM :PO が1:2:4の関係にあるとよい。従っ
て各ブロック列におけるブロックの設置数又は横溝の設
置数は、ピッチとは逆に中央周線Oからトレッド端Eへ
順次に増加することになる。一方ブロック列のピッチを
上記に従う設定とした場合は、図示例のように、トレッ
ド周線で連続するリブ7を設けることが、トレッド踏面
部のブロック剛性を維持する上で望ましく、加えてリブ
7に幅の細い補助周溝を設けることも可能である。しか
しトレッド中央部のブロック剛性不足のおそれがない場
合は、リブ7を省略することもできる。
におけるピッチ(ピッチ長さ)が、中央周線Oからトレ
ッド端Eへ順次に減少する設定とすることが肝要である
。 すなわち図示例においてピッチの平均でみたとき、ブロ
ック列8でのピッチをPI とし、同様にブロック列9
はピッチPM 及びブロック列10はピッチPO とし
たとき、PI >PM >PO 、好ましくはPI :
PM :PO が1:2:4の関係にあるとよい。従っ
て各ブロック列におけるブロックの設置数又は横溝の設
置数は、ピッチとは逆に中央周線Oからトレッド端Eへ
順次に増加することになる。一方ブロック列のピッチを
上記に従う設定とした場合は、図示例のように、トレッ
ド周線で連続するリブ7を設けることが、トレッド踏面
部のブロック剛性を維持する上で望ましく、加えてリブ
7に幅の細い補助周溝を設けることも可能である。しか
しトレッド中央部のブロック剛性不足のおそれがない場
合は、リブ7を省略することもできる。
【0009】また上記に従うトレッドパターンに、ピッ
チバリエーションを規則的に又はランダムに導入するこ
とが、タイヤ騒音の低下をはかる上で好ましい。ブロッ
ク列10を代表として説明すると、このブロック列10
に3種のピッチP1 、P2 及びP3 (P1 >P
2 >P3 )を導入する場合は、例えばP1,P1,
P1,P2,P2,P2,P2,P3,P3,P3,P
2,P2,P2,P2,P1 ─の組合せで各ブロック
を配置するか、又は複数のピッチをランダムに配置する
。ところでピッチバリエーションを導入した場合は、各
ブロック列におけるピッチの平均値が中央周線Oからト
レッド端Eへ順次に減少していればよい。
チバリエーションを規則的に又はランダムに導入するこ
とが、タイヤ騒音の低下をはかる上で好ましい。ブロッ
ク列10を代表として説明すると、このブロック列10
に3種のピッチP1 、P2 及びP3 (P1 >P
2 >P3 )を導入する場合は、例えばP1,P1,
P1,P2,P2,P2,P2,P3,P3,P3,P
2,P2,P2,P2,P1 ─の組合せで各ブロック
を配置するか、又は複数のピッチをランダムに配置する
。ところでピッチバリエーションを導入した場合は、各
ブロック列におけるピッチの平均値が中央周線Oからト
レッド端Eへ順次に減少していればよい。
【0010】なお周溝2から延びる横溝4又は横溝4の
一部を周溝1に開口させない片側開口の溝とし、ブロッ
ク列8を連続又は断続したリブに変更することも可能で
ある。さらに横溝は中央周線Oに関し実質上対称形であ
るが、横溝の向きを全て同様の向きとすることも、この
発明の目的を損なわない範囲で可能である。この非対称
形の横溝配置にあっても、各ブロック列でのピッチを中
央周線Oからトレッド端Eへ順次に減少させる必要があ
る。また図示例は中央周線Oの両側に各3列のブロック
列を配置した対称型としたが、例えば中央周線Oの片側
に3列及び逆側に2列のブロック列を配置した非対称型
としてもよい。この場合においてもこの発明を適用する
ことが肝要で、すなわち2列のブロック列を配置した側
では、中央周線O寄りのブロック列のピッチを長くすれ
ばよい。
一部を周溝1に開口させない片側開口の溝とし、ブロッ
ク列8を連続又は断続したリブに変更することも可能で
ある。さらに横溝は中央周線Oに関し実質上対称形であ
るが、横溝の向きを全て同様の向きとすることも、この
発明の目的を損なわない範囲で可能である。この非対称
形の横溝配置にあっても、各ブロック列でのピッチを中
央周線Oからトレッド端Eへ順次に減少させる必要があ
る。また図示例は中央周線Oの両側に各3列のブロック
列を配置した対称型としたが、例えば中央周線Oの片側
に3列及び逆側に2列のブロック列を配置した非対称型
としてもよい。この場合においてもこの発明を適用する
ことが肝要で、すなわち2列のブロック列を配置した側
では、中央周線O寄りのブロック列のピッチを長くすれ
ばよい。
【0011】この発明に従うタイヤの他の構造は、従来
タイヤの慣習に則ったものでよい。すなわちカーカスは
、ビードコアのまわりをタイヤの内側から外側へ巻返し
た少なくとも1枚(多くて3枚)のターンナッププライ
になり、プライはレーヨン、ナイロン及びポリエステル
で代表される繊維コードをタイヤの赤道面と実質的に直
交する方向(ラジアル方向)に配列したものを用い、ベ
ルト層は、スチールコード、芳香族ポリアミド繊維コー
ドなどの非伸長性コードをタイヤの赤道面に対して10
〜35°の角度で配列したベルトの少なくとも2層を互
いに交差させて配置した主ベルト層の全幅にわたり、ナ
イロンコードで代表される熱収縮性コードをタイヤの赤
道面と実質上平行に配した少なくとも1枚の補助ベルト
層を、その形成に当っては主ベルト層の円周に沿ってコ
ードを複数本並べてゴム引きしたリボン状体により、並
置巻き又はらせん巻きしてなるものをそれぞれ用いる。 そしてこのベルト層上に、上記したトレッドを配置する
。
タイヤの慣習に則ったものでよい。すなわちカーカスは
、ビードコアのまわりをタイヤの内側から外側へ巻返し
た少なくとも1枚(多くて3枚)のターンナッププライ
になり、プライはレーヨン、ナイロン及びポリエステル
で代表される繊維コードをタイヤの赤道面と実質的に直
交する方向(ラジアル方向)に配列したものを用い、ベ
ルト層は、スチールコード、芳香族ポリアミド繊維コー
ドなどの非伸長性コードをタイヤの赤道面に対して10
〜35°の角度で配列したベルトの少なくとも2層を互
いに交差させて配置した主ベルト層の全幅にわたり、ナ
イロンコードで代表される熱収縮性コードをタイヤの赤
道面と実質上平行に配した少なくとも1枚の補助ベルト
層を、その形成に当っては主ベルト層の円周に沿ってコ
ードを複数本並べてゴム引きしたリボン状体により、並
置巻き又はらせん巻きしてなるものをそれぞれ用いる。 そしてこのベルト層上に、上記したトレッドを配置する
。
【0012】
【作用】タイヤ転動中の接地域はブロックからその隣の
ブロックへと順次に移行し、ブロックが路面と衝突して
衝突音が発生し、タイヤ騒音は大きくなる。そこでこの
発明に従うタイヤにあっては、各ブロック列におけるピ
ッチの平均値をトレッドの中央周線からトレッド端へ順
次に減少することによって、各ブロック列8,9,10
でのピッチノイズ成分の特性を異ならせてタイヤ騒音に
おけるピーク音の発生を抑えることができ、よってタイ
ヤ騒音の低減が達成される。また横溝の傾斜角度をトレ
ッドの中央周線からトレッド端へ順次に増大することに
よって、タイヤ転動時にブロックのエッジ部が路面に同
時に接することを回避し、路面との衝突音を低減する。
ブロックへと順次に移行し、ブロックが路面と衝突して
衝突音が発生し、タイヤ騒音は大きくなる。そこでこの
発明に従うタイヤにあっては、各ブロック列におけるピ
ッチの平均値をトレッドの中央周線からトレッド端へ順
次に減少することによって、各ブロック列8,9,10
でのピッチノイズ成分の特性を異ならせてタイヤ騒音に
おけるピーク音の発生を抑えることができ、よってタイ
ヤ騒音の低減が達成される。また横溝の傾斜角度をトレ
ッドの中央周線からトレッド端へ順次に増大することに
よって、タイヤ転動時にブロックのエッジ部が路面に同
時に接することを回避し、路面との衝突音を低減する。
【0013】
【実施例】図1に示したトレッドパターンに準じて、タ
イヤサイズ245/45ZR16の空気入りラジアルタ
イヤを試作した。各ブロック列のピッチの平均値は、P
I :68.32mm,PM :34.16mm,PO
:17.08mm とし、また導入したピッチバリー
ションはピッチP1 :P2 :P3 が8.5 :1
0:11.5となるようにした。また周溝1〜3の幅は
7mm、そして横溝4の幅は4mm、横溝5の幅は4.
3mm 、横溝6の幅は4.5mm で、深さは全て8
mmとし、リブ7の幅は14mm、ブロック列8の幅は
16mm、ブロック列9の幅は25mm及びブロック列
10の幅は68mm とした。さらに横溝の傾斜角は
、それぞれα1 :25°、α2 :46°及びα3
:76°とした。
イヤサイズ245/45ZR16の空気入りラジアルタ
イヤを試作した。各ブロック列のピッチの平均値は、P
I :68.32mm,PM :34.16mm,PO
:17.08mm とし、また導入したピッチバリー
ションはピッチP1 :P2 :P3 が8.5 :1
0:11.5となるようにした。また周溝1〜3の幅は
7mm、そして横溝4の幅は4mm、横溝5の幅は4.
3mm 、横溝6の幅は4.5mm で、深さは全て8
mmとし、リブ7の幅は14mm、ブロック列8の幅は
16mm、ブロック列9の幅は25mm及びブロック列
10の幅は68mm とした。さらに横溝の傾斜角は
、それぞれα1 :25°、α2 :46°及びα3
:76°とした。
【0014】また比較として、図2及び3に示すトレッ
ドパターンに準じて、同サイズの空気入りラジアルタイ
ヤも試作した。この比較タイヤの各ブロック列のピッチ
は全て同一とし、周溝11の幅は11mm及び横溝12
の幅は4.5 mm、溝深さは全て8mmとした。
ドパターンに準じて、同サイズの空気入りラジアルタイ
ヤも試作した。この比較タイヤの各ブロック列のピッチ
は全て同一とし、周溝11の幅は11mm及び横溝12
の幅は4.5 mm、溝深さは全て8mmとした。
【0015】上記の各タイヤを8J×16サイズのリム
に装着後に内圧3.1kgf/cm2で空気を充てんし
た後、無音響室内において、このタイヤを、表面にセー
フティーウォークを貼った2.0 mΦのドラム上に荷
重400kg で押しつけ、1m離れた位置での音をマ
イクでとって音圧を測定したところ、この発明に従う供
試タイヤは比較タイヤの音圧の85%の低い音圧を示し
た。
に装着後に内圧3.1kgf/cm2で空気を充てんし
た後、無音響室内において、このタイヤを、表面にセー
フティーウォークを貼った2.0 mΦのドラム上に荷
重400kg で押しつけ、1m離れた位置での音をマ
イクでとって音圧を測定したところ、この発明に従う供
試タイヤは比較タイヤの音圧の85%の低い音圧を示し
た。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、トレッドパターンの
各ブロックにおける衝突音を低下することができ、タイ
ヤ騒音の低い空気入りタイヤを提供し得る。
各ブロックにおける衝突音を低下することができ、タイ
ヤ騒音の低い空気入りタイヤを提供し得る。
【図1】この発明に従う空気入りタイヤのトレッド要部
の展開図である。
の展開図である。
【図2】従来のタイヤのトレッド要部の断面図である。
【図3】従来のタイヤのトレッド要部の断面図である。
1 周溝
2 周溝
3 周溝
4 横溝
5 横溝
6 横溝
7 リブ
8 ブロック列
9 ブロック列
10 ブロック列
11 周溝
12 横溝
O 中央周線
E トレッド端
Claims (2)
- 【請求項1】 1対のサイドウォール間にまたがって
トロイダル状に連なるトレッドに、このトレッドの中央
周線とトレッド端との間で該中央周線に沿って延びる複
数の周溝及びこれら周溝を横切る向きで延びる多数の横
溝にて区画され中央周線に沿って並ぶブロック列をそな
える空気入りタイヤであって、該ブロック列の各ブロッ
クにおいて対辺をなす横溝の一方を含むブロックの周方
向長さで定義されるピッチにつき、各ブロック列におけ
るピッチの平均値が上記中央周線からトレッド端へ順次
に減少する組合わせで各ブロックを配置したことを特徴
とする騒音を低減した空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 周溝はトレッド幅の3〜4.5 %の
幅を有する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
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