JPH0431650Y2 - - Google Patents

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JPH0431650Y2
JPH0431650Y2 JP17107786U JP17107786U JPH0431650Y2 JP H0431650 Y2 JPH0431650 Y2 JP H0431650Y2 JP 17107786 U JP17107786 U JP 17107786U JP 17107786 U JP17107786 U JP 17107786U JP H0431650 Y2 JPH0431650 Y2 JP H0431650Y2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動販売機の機内に装備した商品
収納棚毎にその商品投入口の正面に取付けてその
棚の販売商品を表示させようにした商品銘板ホル
ダの取付け構造に関する。
〔従来の技術〕
まずこの種の商品銘板ホルダを装備した自動販
売機の商品収納棚の構成概要を第4図に示す。図
において1は機内の商品収納庫、2は上下のスプ
ロケツト3の間に張架された商品収納棚搬送チエ
ーン、4はチエーンの駆動モータであり、前記チ
エーン2の周域には断面コ字形の商品収納棚5が
多数連結されている。一方、庫内の下部には傾動
式の商品搬出シユータ6を備えた商品取出口7、
および商品取出口7に連なる円弧状の商品ガイド
を備えている。一方、各商品収納棚5には各棚毎
に種類の異なる商品8が収納されており、ここで
販売に際して商品の種類を選択すると、指定され
た種類の商品を収容した商品収納棚5が商品取出
口7に臨む最下位の位置まで移動し、次いでシユ
ータ6が傾動して商品8を商品取出口7へ搬出す
る。かかる構成の自動販売機は、例えば特開昭59
−103190号公報に開示されている。
一方、上記のように機内の各商品収納棚毎に異
なる種類の商品を収容して販売する自動販売機で
は、商品補充の際に商品の補充ミスを防止するた
めに各棚毎にその棚で販売される商品の種類を表
示しておく必要がある。このために図示のように
各商品収納棚5毎に、その前面に開口する商品投
入口には販売商品名を記入した商品銘板ホルダ9
が銘板を正面に向けて取付けられている。なお図
示では商品銘板ホルダ9が一部の棚に取付けた様
子を示しているがその他の各棚にも全て同様に商
品銘板ホルダが取付けられている。そして商品補
充の際に作業者はこの商品銘板ホルダ9の表示内
容を見てその表示と一致した種類の商品8を前方
より空の商品収納棚5に補給する。
次に上記した商品銘板ホルダに付いて、従来よ
り実施されている商品銘板ホルダ、およびその取
付け構造を第5図、第6図に示すと、樹脂成形品
で作られた商品銘板ホルダ9は商品銘板10を差
込み式に保持する枠板のホルダ本体91と、該ホ
ルダ本体91の左右両側縁に沿つて張り出す支持
アーム92とから成り、かつ支持アーム92の先
端部には互いに向かい合わせにして略直角に屈曲
させた鉤形フツク93が形成されている。一方、
商品収納棚5のホルダ取付け面には前記した支持
アーム92の相互間隔寸法に対応した長さ寸法を
有する断面U字形の樋状受け座94が固着されて
おり、この受け座94の樋溝内へ両端より前記鉤
形フツク93を嵌挿することにより銘板ホルダ9
が支持アーム92の弾性を利用して取付け支持さ
れる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで上記した従来の商品銘板ホルダの取付
け構造では、第5図、第6図に示すように商品銘
板ホルダ9が商品収納棚5側の取付け面に対して
垂下する水平取付け姿勢に支持されている状態、
つまり第4図における最下位の棚移動位置の状態
にあれば、例えば商品搬出動作の過程で商品8が
商品銘板ホルダ9に触れ、これにより第6図の鎖
線で示すように銘板ホルダ9が実線の垂下姿勢か
ら傾いても銘板ホルダ自身の自重により元の姿勢
に向け矢示Pのように回動復帰してその表示面が
正しく正面に向くようになる。
しかしながら、第4図においてチエーン2の周
域で商品収納棚5が回転移動し、その位置がチエ
ーン2の左右に移動するようになると、商品銘板
ホルダ9は第7図、第8図で示すように第5図、
第6図の垂下取付け姿勢から向きを90度変えた横
向き姿勢を取るようになる。しかも商品収納棚の
移動過程で、棚5が第4図における最上位の位置
を通過すると、この過程で最下位の位置とは逆に
銘板ホルダ9の受け座94が下側に来るためにホ
ルダ本体91はフツク93を中心に転倒し、かつ
この転倒姿勢のまま銘板ホルダ9はこの鎖線位置
に倒れたまま、つまり第8図で実線位置から鎖線
位置に矢印Q方向に傾動した姿勢のまま商品収納
棚が搬送チエーンの左右両側位置に移動して来る
ようになる。しかもこのように銘板ホルダ9が棚
内で倒れたままになると商品銘板10の表示内容
を正面から正しく目視できなくなる。したがつて
この状態で空の商品収納棚へ商品を補充する場合
には、その都度商品銘板ホルダ9が正しく正面を
向くようにその取付け姿勢を手作業で修正した上
で商品補給を行わなければならず、商品補充作業
が厄介となる。また同様な銘板ホルダ9の転倒
は、第7図、第8図の実線で示す取付け姿勢の状
態で商品補充の際に商品銘板ホルダ9に投入商品
が突き合つた場合にも起こり得る。このために補
充商品と商品銘板の表示とを対比再確認すには、
前記と同様にその都度商品銘板ホルダ9が正面に
向くように取付け姿勢を修正する必要がある。
この考案の目的は、商品銘板ホルダの取付け姿
勢が水平、垂直に関係なく、かつ商品補充等に際
して商品銘板ホルダに商品等が触れて一時的にそ
の取付け姿勢が傾いても、常に表示面が正面を向
く正規な取付け姿勢に自動復帰できるようにする
ことにより、前記した商品補充の際の問題点を解
決することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、この考案によれ
ば、商品銘板ホルダの本体両側縁に先端に鉤形フ
ツクを形成した支持アームを設け、かつ前記鉤形
フツクを商品収納棚側のホルダ取付け面に固着し
た樋状受け座の両端へ嵌挿してホルダを取付け支
持したものにおいて、前記受け座の端部にその樋
溝底面側から取付け基部側に向けて拡大する斜め
カツトされたテーパ面を形成して構成するものと
する。
〔作用〕
上記の構成により、受け座に銘板ホルダ側の鉤
形フツクを嵌挿して取付けた支持状態では受け座
端部の斜めカツト面により商品銘板ホルダの支持
アームが所定位置に留まるように拘束される。し
たがつて商品収納棚の移動過程で銘板ホルダが姿
勢が上下逆向きになつても銘板ホルダが自重で転
倒することがなく、また棚内への商品補充に際し
て投入商品が商品銘板ホルダに突き当たつて正規
の姿勢から傾くようになつた場合でも、受け座の
斜めカツトのテーパ面に沿つて銘板ホルダの支持
アームが左右に拡がるように撓み、その撓み応力
により銘板ホルダに再び受け座側のテーパ面に沿
つて元の安定した支持姿勢に戻るようになる。こ
れにより商品銘板ホルダは商品収納棚の移動位置
に関係なく常に表示面が正しく正面を向くように
正規な取付け姿勢に安定よく保持されることにな
る。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は先記の第7図、第8図に
対応した取付け姿勢の状態におけるこの考案の実
施例を示すものであり、第5図ないし第8図に対
応する同一部材には同じ符号が付してある。ここ
で先述した従来構造と異なる点は、樋状受け座9
4に付いてその左右両端部の形状がテーパ面95
として示すように樋溝底面側から取付け基部側に
向けて拡大するように斜めカツトされており、こ
の受け座94の両端に鉤形フツク93を嵌挿して
商品銘板ホルダ9が取付け支持されている。つま
り受け座94の両端部は前方から見て台形を成す
ように斜めカツトされている。ここで受け座94
における樋溝底面側の長手寸法、つまり前記した
台形の短辺の寸法が銘板ホルダ9における支持ア
ーム92の相互間隔に対応するよう定めてある。
かかる構造によれば、商品銘板ホルダ9外力が
加わらない限りその支持アーム92は受け座94
の斜めカツトされたテーパ面95の拘束を受けて
棚側の取付け面に対して常に垂直に起立した姿勢
を取るようになる。したがつて先述のように商品
収納棚が搬送チエーンの周囲で最上位を通過した
場合でも銘板ホルダ9が自重で転倒することが無
く、また商品補充等に際して第2図の実線姿勢に
在る銘板ホルダ9に投入商品等が突き当たつて一
時的に鎖線位置に倒れてた場合でも、ホルダ本体
91より左右に張り出す支持アーム92は受け座
94のテーパ面95に拘束されて第3図の矢印B
方向に押し広げられて撓むようになり、これによ
り支持アーム92には撓み応力が生じ、かつこの
応力を復元力として外力が開放された後は銘板ホ
ルダ9の支持アーム92が受け座94のテーパ面
95に沿つて第2図に矢印P方向に回動し、再び
商品銘板10が正面を向く実線で示した正規の取
付け姿勢に自動復帰するようになる。
しかも前記のように受け座94の左右端面を段
付きの無い斜めテーパ面95としたことにより、
銘板ホルダ9の板面に外部から衝撃力を伴つて商
品等が突き当たつた場合でも、その衝撃力を吸収
するように銘板ホルダは支持アームが介して受け
座の回りに回動できるので支持アームが折損する
ことはなく、銘板ホルダを安全に保護できる。
〔考案の効果〕
以上述べたようにこの考案によれば、商品銘板
ホルダの本体両側縁に先端に鉤形フツクを形成し
た支持アームを設け、かつ前記鉤形フツクを商品
収納棚側のホルダ取付け面に固着した樋状受け座
の両端へ嵌挿してホルダを取付け支持したものに
おいて、前記受け座の端部にその樋溝底面側から
取付け基部側に向けて拡大する斜めカツトされた
テーパ面を形成して構成したことにより、従来の
取付け構造の受け座端部形状を斜めカツトした僅
かな構造変更だけで、商品銘板ホルダを常に商品
銘板が正面を向くように正規な取付け姿勢に安定
保持することができ、これにより商品収納棚への
商品補充作業に対する作業性の大幅な改善を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は商品収納棚への取付け状態を示すこの
考案の実施例によに商品銘板ホルダの一部切欠正
面図、第2図は第1図の上面図、第3図は商品銘
板ホルダが第2図における鎖線位置に倒れた状態
を表す側面図、第4図はこの考案の実施対象とな
る自動販売機の商品収納棚の構成概要図、第5
図、第6図はそれぞれ従来構造による水平取付け
姿勢の支持状態を示す正面図、および側面図、第
7図、第8図は同じく従来構造による垂直取付け
姿勢の支持状態を示す正面図、および上面図であ
る。 各図において、2……商品収納棚の搬送チエー
ン、5……商品収納棚、8……商品、9……商品
銘板ホルダ、10……商品銘板、91……ホルダ
本体、92……支持アーム、93……鉤形フツ
ク、94……樋状受け座、95……受け座端部の
斜めカツトテーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動販売機の機内に装備した上下のスプロケツ
    トの間に張架された搬送チエーンに連結された商
    品収納棚毎にその商品投入口の正面に取付けた商
    品銘板ホルダの取付け構造であり、商品銘板ホル
    ダの本体両側縁に先端に鉤形フツクを形成した支
    持アームを設け、かつ前記鉤形フツクを商品収納
    棚側のホルダ取付け面に固着した樋状受け座の両
    端へ嵌挿してホルダを取付け支持したものにおい
    て、前記受け座の端部にその樋溝底面側から取付
    け基部側に向けて拡大する斜めカツトされたテー
    パ面を形成して成ることを特徴とする自動販売機
    における商品銘板ホルダの取付け構造。
JP17107786U 1986-11-07 1986-11-07 Expired JPH0431650Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17107786U JPH0431650Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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JP17107786U JPH0431650Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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Publication Number Publication Date
JPS6376974U JPS6376974U (ja) 1988-05-21
JPH0431650Y2 true JPH0431650Y2 (ja) 1992-07-29

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