JPH0431577Y2 - - Google Patents

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JPH0431577Y2
JPH0431577Y2 JP1985142055U JP14205585U JPH0431577Y2 JP H0431577 Y2 JPH0431577 Y2 JP H0431577Y2 JP 1985142055 U JP1985142055 U JP 1985142055U JP 14205585 U JP14205585 U JP 14205585U JP H0431577 Y2 JPH0431577 Y2 JP H0431577Y2
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JP
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cap
test tube
outer diameter
outer circumferential
circumferential rib
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JP1985142055U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、血液、血清、細胞、たん白溶液等を
収納し、輸送又は保存する着脱自在の専用キヤツ
プを備えた試験管に関するものである。
〔従来技術〕
通常の試験管専用キヤツプは第3〜6図に示し
た例のように、試験管に内接する(第1,2図)
か、又は外接して嵌合する構造(第3,4図)に
大別され、さらに輸送又は保存時の脱落やゆるみ
を防止するため、ネジ7構造を加えるなど用途に
より使い分けられている。
近年、試験管の使用数の増加および保存数の増
加にともない、できるだけコンパクトにして、作
業空間や冷蔵又は冷凍保存庫の空間を小さくする
ことが求められるようになり、試験管キヤツプの
外径、長さ等を可及的に小さくする工夫がなされ
てきた。特に、血清検査や細胞培養に使用される
凍結保存用の試験管は、冷蔵庫、冷凍庫又は液体
窒素用タンク内に収納されるため、キヤツプの大
きさは極度に小型化されている。その反面、外来
のホコリ又は微生物の混入や汚染を防止するた
め、試験管への内容物の出し入れをよりスピーデ
イに行なうことが必要で、試験管本体と専用キヤ
ツプ胴部を両手で夫々保持するが、キヤツプ胴部
を持つ側の手には同時にピペツト、分注器等を持
つて片手で操作することが多い。この場合は、小
指と手のひらの間でキヤツプ胴部を保持するの
が、ピペツトや分注器を用いた試験管内容物の出
し入れの操作を最も簡略化できる方法で、すでに
広く常用されている手技である。しかるに、小指
で保持したキヤツプ胴部は、小型化されているた
めしばしば操作時に小指から脱落しあるいは手の
ひらの内側に入り込み、再度キヤツプを試験管に
装着するためには操作を中断するか、又は手のひ
らや指の汚染が試験管内容物に混入する危険を避
けるために別の試験管用キヤツプを用意するな
ど、操作が煩雑になることが多かつた。
従来の試験管用キヤツプは、第3〜6図に見ら
れるようにキヤツプの胴部9の側面に縦方向にリ
ブ6を設けて回転抵抗を増やし、試験管とキヤツ
プの脱着を簡易且つ確実にするよう工夫はされて
いるが、指でキヤツプを確実に保持する工夫まで
には至つていない。
〔考案の目的〕
本考案は、従来試験管用キヤツプを小指で保持
する際に確実性がないことに着眼し、たとえ小指
1本でもキヤツプの脱着が簡便且つ確実性である
ことをそこなうことなく、且つ保持を確実にする
ことを目的として検討を行つた結果、キヤツプの
頂部に突起した外周リブを設けることにより小指
でキヤツプを確実に保持できることを見出し、鋭
意工夫を重ねて本考案を完成するに至つたもので
ある。
〔考案の構成〕
即ち本考案は、開口した縦長の有底試験管に用
いる着脱自在の試験管用キヤツプにおいて、該キ
ヤツプの頂部に外径寸法が試験管の開口端より外
側に位置するキヤツプ胴部の外径より大きい突起
状の外周リブが設けられており、外周リブの外径
寸法と、キヤツプ胴部の外周リブに隣接する部分
の外周径との差が0.1〜0.3mmの範囲であることを
特徴とする試験管用キヤツプである。
以下、図面により本考案の特徴を詳細に説明す
る。第1図および第2図は本考案の一実施例とな
る試験管用キヤツプ、第3〜6図は従来の試験管
用キヤツプを示す図である。従来の試験管用キヤ
ツプの頂部8の外径寸法は、第3図および第5図
のように胴部9の外径より小さいか、第4図およ
び第6図のように胴部9の外径とほゞ同一に作ら
れており、角が滑らかで指で保持する際のひつか
かりとなるような構造は有していない。
これに対して、本考案による試験管用キヤツプ
の頂部4には外径寸法が胴部3の外径より大きい
突起状の外周リブ5が設けられており、胴部3と
の間に段差がついていて、これがキヤツプ胴部を
小指と手のひらの間に挾んで保持する際のひつか
かりとなる構造に作られている。胴部3の外径お
よび形状は、第1図のように上部から下部まで同
一寸法でもよく、第2図のように上部の外径寸法
が小さく勾配を持つた形状でもよく、また第3図
もしくは第5図のように頂部近傍でのみ外径寸法
を小さくした形状であつてもよく、頂部4との間
にひつかかりとなる段差を生ずれば特に限定され
るものではない。外周リブ5の外径寸法は、第1
図、第2図のような形状のキヤツプの場合は胴部
3の外周リブ5に隣接する部分のリブ6を含む外
周、また、第3図もしくは第5図に示したキヤツ
プ胴部の頂部に外周リブを設けた形状のキヤツプ
の場合は胴部中央部の外周径に比べて、0.1〜3.0
mm、好ましくは0.2〜0.5mm大きくするのがよい。
0.1mm未満ではキヤツプ胴部を保持するための突
起のひつかかり効果が十分でなく、また3.0mmを
起えると試験管をケースに収納する際に突起状の
外周リブが邪魔になり取り扱い難くなる問題があ
る。
本考案における試験管用キヤツプの基本的な形
状および構造は、従来の試験管用キヤツプと特に
異なるものではなく、試験管に内接、又は外接し
て嵌合する構造のいずれでもよく、また、ネジ等
のゆるみ防止構造の有無など特に限定されるもの
ではない。キヤツプの胴部3の側面に設けた縦方
向のリブ1は、必ずしも必須ではないが設けるこ
とが望ましい。
また、試験管用キヤツプを構成する材質として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリウレタン、ポリアミド、合成ゴム等が
使用できるが、試験管に入れる内容物に対して影
響を持たず、冷凍など試験管が使用される環境条
件に耐え得るものであればこれらには限定されな
い。
〔考案の効果〕
本考案によつて、輸送又は冷凍保存用に適する
ようにできるだけ外径と長さを小型化された試験
管において、従来ではキヤツプの脱着時に逸脱、
落下し易いという欠点を除き、小指1本ですら確
実にキヤツプの脱着と保持を行うことができ、キ
ヤツプの逸脱、落下の事故を防ぐことができる。
特に血液、血清、細胞又はたん白溶液を収納し、
冷蔵庫、冷凍庫又は液体窒素タンク内に保持する
ための、可及的に小型化された試料保存用試験管
への応用に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例となる
試験管用キヤツプの斜視図で、第1図は頂部外周
リブ付き内接ねじ式キヤツプ、第2図は頂部外周
リブ付き外接押し込み式キヤツプである。第3
図、第4図、第5図aおよび第6図aは従来の試
験管用キヤツプの斜視図、第5図bおよび第6図
bは夫々の断面図で、第3図は内接ねじ式キヤツ
プ、第4図は内接押し込み式キヤツプ、第5図は
外接ねじ式キヤツプ、第6図は外接押し込み式キ
ヤツプである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開口した縦長の有底試験管に用いる着脱自在の
    試験管用キヤツプにおいて、該キヤツプの頂部に
    外径寸法が試験管の開口端より外側に位置するキ
    ヤツプ胴部の外径より大きい突起状の外周リブが
    設けられており、外周リブの外径寸法と、キヤツ
    プ胴部の外周リブに隣接する部分の外周径との差
    が0.1〜3.0mmの範囲であることを特徴とする試験
    管用キヤツプ。
JP1985142055U 1985-09-19 1985-09-19 Expired JPH0431577Y2 (ja)

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JP1985142055U JPH0431577Y2 (ja) 1985-09-19 1985-09-19

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JP1985142055U JPH0431577Y2 (ja) 1985-09-19 1985-09-19

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JPS6251255U JPS6251255U (ja) 1987-03-30
JPH0431577Y2 true JPH0431577Y2 (ja) 1992-07-29

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5231754U (ja) * 1975-08-29 1977-03-05
JPS5854557B2 (ja) * 1979-05-31 1983-12-05 日本電気株式会社 本配線盤の配線方式

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854557U (ja) * 1981-10-12 1983-04-13 住友ベークライト株式会社 栓体

Patent Citations (2)

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JPS5854557B2 (ja) * 1979-05-31 1983-12-05 日本電気株式会社 本配線盤の配線方式

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JPS6251255U (ja) 1987-03-30

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