JPH0431576A - 柱状構築物の雪害防止装置 - Google Patents

柱状構築物の雪害防止装置

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Publication number
JPH0431576A
JPH0431576A JP13747790A JP13747790A JPH0431576A JP H0431576 A JPH0431576 A JP H0431576A JP 13747790 A JP13747790 A JP 13747790A JP 13747790 A JP13747790 A JP 13747790A JP H0431576 A JPH0431576 A JP H0431576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat pipe
snow
heat
wound
pitch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13747790A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Sawahara
沢原 卓
Hideo Kono
河野 秀雄
Hitoshi Kikuchi
均 菊池
Kiyoshi Shimojima
下嶋 清志
Yuji Karashi
唐司 祐二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH0431576A publication Critical patent/JPH0431576A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、降雪地帯において電柱などの柱状構築物が雪
による強大な圧力により傾斜しあるいは倒壊したりする
のを適切に防止するための雪害防止装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 降雪地帯においては、柱状構築物その中でも代表例とし
て挙げられる電柱に対する雪害が発生し、社会問題とな
ることが多い。
降雪地帯において積雪量が多くなると、その積雪荷重に
より雪の締まる現象が生じ下向きの大きな沈降圧が生ず
る。その沈降圧は1000kg前後にも達するものであ
り、地形が多少なりと傾斜していると、当該沈降圧には
横方向への大きな分力が生じ、前述した電柱を傾斜させ
、あるいは最悪の場合には倒壊させることすらある。
そのような事故の発生を回避するために、降雪地帯では
電柱の埋設深さを深くしかつ基礎を強固にし、あるいは
支線をもって支持したりしているが、そのため増大する
コストは意外に大きい。しかも、そのような対策を講じ
ても、自然の力は強大なものがあり、結局その力に屈す
ることになる場合が多いのが実情である。
このため、積雪がある度に作業者が支線周囲の除雪を行
なったりして、前記沈降力による事故の発生を防止して
いるが、非常に大きな労力と時間および費用を要してい
る。
そこで、かかる労力と出費の問題を解決する方策として
、第2図に示すように電柱10の外周の予想最大積雪高
さまでヒートパイプ1を巻付は支持固定金具2,2によ
り固定する方法が提案され実用化されている。
ここにいうヒートパイプ1は、パイプ状の密封容器内に
蒸発・凝縮を行なわせる作動液を封入したものであり、
作動液は地中の集熱部IAで地熱を吸熱して蒸発し、該
蒸気は地上の放熱部IBに移動し、そこで凝縮液化して
前記集熱部IAに還流し再び蒸発することを繰返す。こ
の放熱部IBでの蒸気の凝縮の際に熱放出が起り、電柱
10周囲の雪を融かすものである。
[発明が解決しようとする課題] 第3図は、積雪20中に設置されたヒートパイプ1によ
り当該ヒートパイプ1周辺の積雪20が融かされ、融雪
孔21が形成された様子を示す説明図である。
積雪20は、前述した締まり現象により次第に沈降する
ため、その沈降移動した分だけ細長い融雪孔21が図の
ように形成される。
実測した結果、年間積雪を通じてのこの融雪孔21の長
さlはヒートパイプ1の外径りのほぼ5倍程度になるこ
とが判明した。
ところで雪の締まり現象により生ずる強大な沈降圧は積
雪高さのどの位置においても同じとなるものではなく、
実測によれば積雪深さに関係なく最大圧力の生ずるのは
地上より50国程度のところの近傍であることも判明し
ている。従って、この最大圧力の発生する近傍の雪を選
択的に融かしてやれば、積雪による被害を十分にくい止
めることが可能なことがわかる。
本発明の目的は、上記したような知見に立脚し、ヒート
パイプの巻付はピッチに着目することにより最少限の長
さのヒートパイプを用いて最大限の雪害防止効果を発揮
させ得るようにした新規な柱状構築物の雪害防止装置を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、柱状構築物の外周にヒートパイプの放熱部側
を当該ヒートパイプの外径のほぼ5〜20倍の巻付はピ
ッチで巻付け、その巻付はピッチを前記柱状構築物の下
部においてはより密に上方においてはより疎となるよう
に巻付けてなるものであり、さらにそのように巻付けた
ヒートパイプと柱状構築物との間に空間を形成してなる
ものである。
[作用] 積雪の沈降により伸びる融雪孔の長さはヒートパイプの
外径のほぼ5倍であるから、積雪の沈降圧力が最大にな
る下部においてヒートパイプのほぼ5倍のピッチとなる
ように巻付けて置けば、ヒートパイプの巻付けられた縦
方向の雪は融雪孔がつながり合うことで完全に融けて空
洞化し、完全に雪の沈降圧は断ち切られる。
しかし、余り大きな沈降圧の生じない上方においてまで
そのような密なピッチで巻く必要はなく、ヒートパイプ
を疎なピッチで巻付けても十分に雪圧低減効果を発揮さ
せることができる。
[実施例] 以下に、本発明について実施例を参照し具体的に説明す
る。
第1図は、本発明に係る雪害防止装置を電柱10に取付
けた様子を示す説明図である。
ヒートパイプ1の放熱部IB側において当該ヒートパイ
プ1を巻付けるに当り、その巻付はピ・ンチを前述した
ように積雪の沈降圧が最大となる下部すなわち地上より
50an程度における上下の近隣部分において好ましく
はヒートパイプ1の外径のほぼ5倍程度の密なピッチと
なるようにヒートパイプ1を巻付ける。これは、既に説
明したように、ヒーパイプ1によって形成される融雪孔
の長さがほぼヒートパイプ1の外径の5倍程度となるこ
とを考慮したものである。
ヒートパイプ1の巻付はピッチが該ヒートパイプの外径
のほぼ5倍となるように巻付けておけば、上記した融雪
孔がつながって電柱10の周囲がそのつながった融雪孔
により覆われ、積雪層と電柱10との接触が完全に断ち
切られ、積雪の沈降圧が電柱10に伝達されなくなる。
しかし、上記のように巻付はピッチをヒートパイプの外
径のほぼ5倍の状態で電柱10の予想最大高さまで巻付
けることはヒートパイプ1を過剰に巻付ける結果となり
好ましくない。
最大雪圧の負荷される近傍以外はより疎なピッチで巻付
けても十分に雪圧低減効果があり、−層線に巻付けるこ
とで全体的なヒートパイプの使用長さを最少限とするこ
とができる。
もっとも、最大雪圧負荷位置近傍における巻付はピッチ
については、常にヒートパイプの外径の5倍程度とせね
ばならないというわけではない。
例えば傾斜のある場所に立設され、そのために横方向の
大きな分力が生じ、電柱10を傾斜させあるいは倒壊さ
せるおそれの大きい場所においては外径の5倍程度とし
雪圧を完全に断ち切り得るようにすることが望まれるが
、平坦地のような条件のきびしくない所においては、そ
の最大雪圧負荷部分であっても外径の5倍より大きなピ
ッチで巻付けても大巾な雪圧低減効果を発揮させること
ができる。しかし、この場合でも雪圧が小さくなる上方
においてはさらに疎に巻くようにすることは勿論であり
、それによってコスト低減を図ることができる。
一方、上記のように電柱10にヒートパイプ1を巻付け
るに当り、ヒートパイプ1を電柱10に密着して巻付け
ると熱が電柱10側にも伝達されて、地熱が無駄に消費
されるおそれがある。
本発明においては、上記したように下部において密にそ
して上方において疎に巻付けると共に、支持固定金具2
.2によってヒートパイプ1を電柱10より浮かした状
態に固定し、電柱10との間に空間3を設けるようにし
てヒートパイプと電柱を熱的に絶縁するのがよい。
従来は電柱等にヒートパイプを複数本縦添えして取付け
る例も多かったが、本発明のように巻付は構造とするこ
とにより電柱等に1本のヒートパイプを取付けるだけで
電柱等の全周を保護することができるというメリットが
ある。
また、上記は柱状構築物として電柱を例示して説明した
が対象物が電柱にのみ限定されないことは勿論である。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、1本のヒートパイプを用
い、しかも最少限の長さをもって最大限の雪害防止効果
を発揮し得るものであり、降雪地帯に立設する柱状構築
物の構造を雪圧に耐え得るよう頑強化する必要がなくな
るなど、優れた経済効果をも発揮することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る実施例を電柱に取付けた様子を示
す説明図、第2図は従来例の取付は状況を示す説明図、
第3図はヒートパイプの外周に形成される融雪孔の説明
図である。 1:ヒートパイプ、 IA:集熱部、 1B:放熱部、 2:支持固定金具、 3:空間、 10:電柱(柱状構築物)。 第1図 18゛放熱部 2゛支持固定4−典 3:空間 10゛電柱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)柱状構築物の外周にヒートパイプの放熱部側を当
    該ヒートパイプの外径のほぼ5〜20倍の巻付けピッチ
    で巻付け、その巻付けピッチを前記柱状構築物の下部に
    おいてはより密に上方においてはより疎となるように巻
    付けてなる柱状構築物の雪害防止装置。
  2. (2)請求項1記載の雪害防止装置における柱状構築物
    外周面とヒートパイプとの間に空間を形成してなる柱状
    構築物の雪害防止装置。
JP13747790A 1990-05-28 1990-05-28 柱状構築物の雪害防止装置 Pending JPH0431576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13747790A JPH0431576A (ja) 1990-05-28 1990-05-28 柱状構築物の雪害防止装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13747790A JPH0431576A (ja) 1990-05-28 1990-05-28 柱状構築物の雪害防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0431576A true JPH0431576A (ja) 1992-02-03

Family

ID=15199539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13747790A Pending JPH0431576A (ja) 1990-05-28 1990-05-28 柱状構築物の雪害防止装置

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JP (1) JPH0431576A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335133B1 (en) * 1999-03-19 2002-01-01 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
US6963050B2 (en) * 2002-12-18 2005-11-08 Joseph Voegle Ag Paver and heating element

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335133B1 (en) * 1999-03-19 2002-01-01 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
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