JPH04314465A - α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩を用い溶液マスターバツチを経由して強化したソリッドゴルフボール - Google Patents

α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩を用い溶液マスターバツチを経由して強化したソリッドゴルフボール

Info

Publication number
JPH04314465A
JPH04314465A JP4024665A JP2466592A JPH04314465A JP H04314465 A JPH04314465 A JP H04314465A JP 4024665 A JP4024665 A JP 4024665A JP 2466592 A JP2466592 A JP 2466592A JP H04314465 A JPH04314465 A JP H04314465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
golf ball
polymer
parts
ethylenically unsaturated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4024665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3061920B2 (ja
Inventor
Takatsugu Hashimoto
隆次 橋本
Yoshinori Egashira
江頭 嘉則
Takeshi Kinoshita
健 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Publication of JPH04314465A publication Critical patent/JPH04314465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3061920B2 publication Critical patent/JP3061920B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • C08K5/098Metal salts of carboxylic acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
    • A63B37/0077Physical properties
    • A63B37/0084Initial velocity
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B45/00Apparatus or methods for manufacturing balls
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S524/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S524/908Composition having specified shape, e.g. rod, stick, or ball, and other than sheet, film, or fiber

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、α,β−エチレン性不飽和カル
ボン酸の金属塩を強化剤として使用する硬質ゴルフボー
ルを提供する。この種の金属塩はゴムのある種の物理的
性質、たとえば引っ張り強度およびモデュラスを改良す
るために、従来からゴム組成物に添加されてきた。しか
し、混和中に塩のゴム中における良好な分散を得ること
が不可能ではないにしても困難であるために、硬化後の
物理的性質の最適な改良は未だに得られていない。上記
の塩の溶液マスターバッチが金属塩を組み入れるために
使用される。
【0002】
【発明の背景】種々の有機酸金属塩のゴルフボール中の
強化性充填剤としての使用は周知されており、多くの特
許に記載されている。これらの塩を含有するゴム混和物
は高い硬度と良好な反発とを示す。特に有用な塩の一つ
は、メタクリル酸から製造した二メタクリル酸亜鉛であ
る。この塩は、混和中に幸便にゴムに添加されている。 ゴム混和物との混合中に工程内で塩を製造する方法も公
知であるが、多くの欠点が存在する。たとえば、メタク
リル酸が液体で腐食性であるために加工性が良好でなく
、特殊な装置の使用を必要とする。また、副生成物とし
て生成する水を除去することも必要であり、長い混合時
間が必要であり、硬化時間が長くなり、工程内における
反応の制御が困難であるために混和物の性質が一定でな
い。
【0003】特許文献に関しては、たとえば米国特許第
4,082,288号はメタクリル酸と酸化亜鉛の液体
媒体、たとえば水または揮発性有機溶媒中の懸濁液との
撹拌下のミル加工による塩基性メタクリル酸亜鉛の製造
に関するものである。
【0004】米国特許第4,100,182号は、塩基
性メタクリル酸亜鉛を形成させるのに必要な比率のメタ
クリル酸と液体媒体中の酸化亜鉛とを混合し、液体媒体
を除去し、得られる反応生成物を微細に分割する諸工程
を含む弾性体組成物用の補佐剤の製造方法に関するもの
である。この参考文献は、液体媒体として水または揮発
性有機液体、たとえば炭化水素液体もしくはアルカノー
ルが可能であることを示唆している。
【0005】米国特許第4,191,671号はジエン
弾性体、非重合性カルボン酸またはその金属塩、α,β
−エチレン性不飽和カルボン酸、二価金属の化合物およ
び有機過酸化物よりなる混合物を加熱し、硬化させて製
造した、改良された耐曲げ疲労性を有する耐摩耗性ゴム
組成物を指向するものである。
【0006】本件記載の譲り受け人の所有に係る米国特
許第4,500,466号には、酸化亜鉛とメタクリル
酸との液体脂肪族炭化水素、たとえばヘキサン中におけ
る反応を含むメタクリル酸亜鉛の製造方法が提供されて
いる。
【0007】米国特許第4,501,866号は、炭化
水素溶媒中の1,3−ブタジエンを、カルボキシル化し
た金属オキシホウ酸塩化合物をニッケルまたはコバルト
、有機アルミニウム化合物、アルコール、少量の1,3
−ブタジエンおよび炭化水素溶媒、ならびに三フッ化ホ
ウ素のアルコールとの錯体よりなる共触媒と混合して生
成した、あらかじめ形成させたπ−アリル触媒とともに
反応系に連続的に供給する段階を含む高度シス−1,4
−ポリブタジエンを製造するための連続重合法を提供し
ている。
【0008】米国特許第4,720,526号は、改良
されたモデュラス特性を有する硬化ゴム組成物の製造方
法を指向している。この方法は、金属メタクリル酸塩と
過酸化物硬化剤とをゴム様重合体に添加し、ついでこの
混合物を硬化させる段階を含む。
【0009】最後に、日本特許第63‐223048号
はゴム、金属の酸化物、水酸化物または炭酸塩、アクリ
ル酸、およびゴム用の溶媒を混合する工程を含む方法を
指向している。この様式ではダストを含まないゴム架橋
剤、たとえば二アクリル酸亜鉛が形成される。ゴム生成
物に改良された物理的性質が与えられる。
【0010】カルボン酸の金属塩の存在およびそのゴル
フボールを含む多様な製品用のゴム重合体混和物におけ
る広範な使用にも拘わらず、この技術は重合体全体を通
して金属塩を均一に分布させる満足すべき方法をこれま
で提供していないが、満足すべき方法により強化された
硬質ゴルフボールは優れた物理的性質を有するのである
【0011】
【発明の開示】したがって、溶液マスターバッチを経由
して組み入れられた α,β−エチレン性不飽和カルボ
ン酸の金属塩よりなる強化用充填剤を含有する硬質ゴル
フボールを提供することが本発明の目標である。
【0012】改良された物理的性質を有する硬質ゴルフ
ボールを提供することが本発明の他の目標である。
【0013】改良された加工性を有し、より速い硬化時
間を有する加硫可能なゴム組成物からの硬質ゴルフボー
ルを提供することが本発明のその他の目標である。
【0014】α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金
属塩を、溶液マスターバッチを経由してゴム様重合体に
均一に組み入れる方法を提供することが本発明のその他
の目標である。
【0015】硬質ゴルフボールは一般に、適当な脂肪族
炭化水素溶媒中で重合体セメントを製造し、α,β−エ
チレン性不飽和カルボン酸の金属塩の上記の炭化水素溶
媒と混和し得る脂肪族炭化水素溶媒中の懸濁液を形成さ
せ、上記のセメントと上記の懸濁液とを混合し、ついで
、溶媒を除去して重合体中に均一に分散した金属塩を与
え、その後、これから硬質ゴルフボールを製造する各段
階よりなる方法により製造される。
【0016】本発明はまた、加硫可能なゴムと、溶液マ
スターバッチ法により組み入れられた、ゴムの100重
量部あたり約5ないし100重量部の α,β−エチレ
ン性不飽和カルボン酸の金属塩よりなる強化用充填剤と
よりなる硬質ゴルフボールをも提供する。
【0017】本発明のこれらの、および他の目標は、以
下の明細書の記述より明らかになるであろうその現状の
金属塩を超える利点とともに、以下に記述し、特許請求
する発明により達成される。
【0018】
【本発明の実施に関する好ましい具体例】本発明は、大
きな硬度および高い速度のような優れた性能を示す硬質
ゴルフボールを指向するものである。これらの、および
他の利点は溶液マスターバッチを経由してゴムに組み入
れられた α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属
塩、たとえば二メタクリル酸亜鉛を使用することにより
得られる。
【0019】金属塩粉末とゴム混和物との乾燥混合によ
る加工性が、酸化亜鉛とメタクリル酸とを重合体に直接
混入し、ここでこれを反応させて二メタクリル酸亜鉛を
形成させる工程内法よりも良好であることも観察されて
いる。上記のように、α,β−エチレン性不飽和カルボ
ン酸の金属塩を金属塩とゴムとの乾燥混合によりゴムに
組み入れる公知の技術はゴム全体にわたる塩の極めて均
一な分散を提供しない。これに替わる、メタクリル酸と
酸化亜鉛との添加を含む工程内法は、メタクリル酸が液
体であり、腐食性であって特殊な装置を必要とし、制御
が困難で性質が一様でなくなるために貧弱な加工性を有
する。本発明記載の方法は、重合体セメントを混和性の
金属カルボン酸塩懸濁液と混合する溶液マスターバッチ
技術を使用することにより、これらの欠点を克服してい
る。
【0020】ゴルフボールの製造に関して本発明記載の
金属塩が強化し得るゴムまたはゴム様重合体には天然ゴ
ム、エチレンプロピレンゴム(EPR)、エチレンプロ
ピレンジエンゴム(EPDM)、ニトリルゴム、ネオプ
レン、ジエンゴム、共役ジエンと少なくとも1種のモノ
オレフィンとの共重合体、およびこれらの混合物が含ま
れる。共役ジエンの共重合体は共役ジエン、たとえば1
,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(
イソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン
、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等、お
よびこれらのジエンの混合物から誘導することができる
。好ましい共役ジエンは1,3−ブタジエンであり、好
ましいゴム重合体は高度シスポリブタジエンおよび/ま
たは天然ゴムである。
【0021】上記の共重合体はビニル芳香族単量体、た
とえばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレ
ン、ビニルピリジン等;アクリル酸アルキルまたはメタ
クリル酸アルキル、たとえばアクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸ブチル等;不飽和ニトリル、たとえばアク
リロニトリル、メタクリロニトリル等;およびハロゲン
化ビニル、たとえば塩化ビニル、塩化ビニリデン等;な
らびにこれらのモノオレフィンの混合物を含む種々のモ
ノオレフィン性単量体から誘導することができる。上記
の共重合体は、共重合体の全重量を基準にして50重量
パーセント以内のモノオレフィンを含有することができ
る。好ましい共重合体は共役ジエン、特にブタジエンと
ビニル芳香族炭化水素、特にスチレンとの共重合体であ
る。
【0022】上記の共役ジエンの共重合体およびその製
造方法は、ゴムおよび重合体の技術において周知されて
いる。多くの重合体および共重合体が市販されている。
【0023】本件金属塩は亜鉛、鉄(II)および銅(
II)、ならびにアルカリ土類金属たとえばマグネシウ
ムおよびカルシウムよりなるグループから選択した金属
と約3ないし30個の炭素原子を有する α,β−エチ
レン性不飽和カルボン酸、好ましくはアクリル酸または
メタクリル酸との反応より誘導される。二メタクリル酸
亜鉛および二メタクリル酸マグネシウムが特に好ましい
【0024】二メタクリル酸亜鉛および二メタクリル酸
マグネシウムは公知のいかなる方法により製造したもの
であってもよい。一般には、二メタクリル酸亜鉛は酸化
亜鉛とメタクリル酸とをメタクリル酸1モルあたり酸化
亜鉛約0.5ないし約0.6モルの量で、液体媒体、た
とえば水または揮発性有機液体、たとえば液体炭化水素
中で撹拌しながら反応させ、得られる二メタクリル酸亜
鉛生成物を液体媒体から回収し、ついで生成物を乾燥し
て製造することができる。二メタクリル酸マグネシウム
は、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウムおよびメタ
クリル酸をメタクリル酸1モルあたり水酸化マグネシウ
ムまたは酸化マグネシウム約0.5ないし約0.6モル
の量で、液体媒体中で反応させることにより同様の手法
で製造することができる。所望ならば、二メタクリル酸
亜鉛および二メタクリル酸マグネシウムは微細に分割し
てこれらの物質がゴムに分散するのを助けることもでき
る。二メタクリル酸亜鉛の好ましい製造方法はヘイズ(
Hayes)らの米国特許第4,500,466号に記
載されており、その開示は引用文献として本発明に組み
入れられている。この方法は、酸化亜鉛とメタクリル酸
とをメタクリル酸1モルあたり酸化亜鉛約0.5ないし
約0.6モルの量で、液体脂肪族炭化水素、好ましくは
アルカン、特にヘキサン中で撹拌しながら反応させ、つ
いで得られる二メタクリル酸亜鉛を液体媒体から回収し
、これを乾燥させる各段階を包含している。
【0025】α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金
属塩をゴム様重合体に組み入れるための本発明の実施に
は、重合体の溶液を適当な脂肪族炭化水素溶媒、たとえ
ばヘキサン、ヘプタン等の中で製造してゴムセメントを
形成させることが必要である。この溶液は約14ないし
25重量パーセントの重合体を含有するが25重量パー
セントが好ましい。この溶液にゴム重合体溶媒と同一の
、またはこれと相溶性の有機溶液中の金属カルボン酸塩
の懸濁液を添加する。この懸濁液は約10ないし50重
量パーセントの金属塩を含有するが30重量パーセント
が好ましい。このようにして、乾燥混合技術においては
しばしば必要な加工助剤、たとえば脂肪酸を使用するこ
となく、金属塩がゴム様重合体中に十分に分散する。
【0026】上記の重合体セメントと α,β−エチレ
ン性不飽和カルボン酸金属塩を含有する溶液マスターバ
ッチとは、次の組合わせに直ちに使用することも貯蔵し
ておくこともできる。本発明の他の利点は、重合体の製
造に使用した溶媒がこの段階では除去されず、そうでな
ければ重合体の分離回収に費やされるはずの時間と経費
とを節約できることである。便宜的には、重合体を回収
するときに溶媒を重合体から除去するが、溶媒はまた金
属塩、たとえば二メタクリル酸亜鉛を製造したのちにも
除去しなければならない。ついで、これらの2種の成分
をミル加工または同様の技術で結合させる。本発明記載
の方法は、2種の溶液の結合とただ1回のみの溶媒除去
とを包含する。
【0027】所望ならば、ついで上記の溶液および懸濁
液を25ないし100℃で少なくとも30分ないし約1
00時間、窒素雰囲気下でともに激しく撹拌する。つい
で、数種の通常の方法、たとえばドラム乾燥、抽出、蒸
発、空気乾燥等の一つにより溶媒を除去して金属塩の重
合体中の分散を得る。好ましい溶媒除去はドラム乾燥ま
たは抽出法によるものである。この方法は、以下に例示
するように、バッチ法でも連続手法でも実施することが
できる。
【0028】ゴムに添加し得る本発明記載の金属塩の量
は、上記の型の塩のいずれを選択するかにより若干変化
するが、一般にはゴムの100重量部あたり(phr)
約5ないし100重量部の、好ましくは約10ないし7
0重量部の、最も好ましくは約20ないし60重量部の
範囲である。ゴムセメントと金属塩懸濁液との相対的量
はそれぞれの濃度、および全体的に望まれる加硫可能な
ゴム混和物の組成に応じて変化し得る。
【0029】重合体と結合させる溶液マスターバッチの
量を決定するためには、マスターバッチが若干の重合体
を含有していることに注意しなければならない。たとえ
ば、50パーセントの二メタクリル酸亜鉛と50パーセ
ントの重合体とよりなる溶液マスターバッチを仮定すれ
ば、その80重量部を選択すれば40部の二メタクリル
酸亜鉛塩が供給される。60部の重合体と結合させれば
、混和物は全量100部のゴムと40phrの二メタク
リル酸亜鉛塩とよりなるものとなる。正確な量の重合体
と二メタクリル酸亜鉛とよりなる溶液マスターバッチを
使用することももちろん可能ではあるが、溶液マスター
バッチを使用し、これを以下の実施例に示されるように
してゴムに添加するのが好ましい。
【0030】本発明記載の金属塩を含有する重合体混和
物は過酸化物で硬化する。本件組成物に使用し得る過酸
化物硬化剤には有機過酸化物、たとえば過酸化ジクミル
、ビス−(t−ブチルペルオキシ)−ジイソプロピルベ
ンゼン、過安息香酸 t−ブチル、過酸化ジ−t−ブチ
ル、過酸化2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチル
−ヘキサン等が含まれる。好ましい過酸化物硬化剤はビ
ス−(t−ブチルペルオキシ)−ジイソプロピルベンゼ
ンおよび過酸化ジクミルである。
【0031】組成物中に含まれる過酸化物硬化剤の量は
、使用するゴムの型に応じて変化するであろうが、広く
言えば、硬化に有効な量である。一般には、この量はゴ
ム様重合体の100重量部あたり約0.2ないし約10
重量部の範囲である。
【0032】本件組成物は任意に、ゴム組成物に一般的
に使用される他の添加剤、たとえば加工油および展延油
、酸化防止剤、ワックス、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム等を含有していてもよい。加えて、充填剤
または充填剤混合物も、ゴム様重合体100重量部あた
り約30ないし約70重量部の量使用することができる
【0033】本発明の実施態様を示すために、まず重合
体セメントを実施例1のようにしてバッチ法で、また実
施例2のようにして連続法で製造した。上記の米国特許
第4,500,466号と同様にして製造した二メタク
リル酸亜鉛粉末を使用して、実施例3のようにしてヘキ
サン中懸濁液を製造した。実施例4および5においては
、実施例3の懸濁液を実施例1および2の重合体セメン
トに添加してそれぞれ続く重合体への添加のための溶液
マスターバッチを形成させた。
【0034】
【実施例】
実施例  1 この実施例においては、7.6リットルのステンレスス
チール製反応器に温度計、撹拌器、導入口および排出口
を装着し、窒素雰囲気を与えた。1097.7グラムの
ヘキサン中の1,3−ブタジエンを含有する4536グ
ラムの混合物を装入し、続いてあらかじめ形成させた触
媒を装入した。この触媒は以下の二部の系に従って製造
したものである。
【0035】I部 828ccのクラウンキャップ付きの飲料用ビンに以下
の各成分を順次に装入した。
【0036】1)  18.4mlのヘキサン中トリイ
ソブチルアルミニウム(18%、11.2ミリモル)2
)  20グラムの単量体を含有する85グラムの1,
3−ブタジエン/ヘキサン混 合物 3)  0.56グラムのヘキサン中ニッケルボロアシ
レート(NiOB)(0.09モル) II 部 11.2ミリモルの三フッ化ホウ素と22.4ミリモル
のn−ヘキサノールとを混和して三フッ化ホウ素/n−
ヘキサノール錯体を形成させた(n−ヘキサノール対B
F3のモル比2:1)。
【0037】ついで、I部および II 部で得られた
あらかじめ形成させた触媒を上記の反応器に室温で装入
した。ついで、90ないし100℃で60分間重合を進
行させた。ついで、得られた重合体セメント(>95 
パーセントの転化率)を、アミン停止剤、たとえば脂肪
族ジアミンの1種と非汚染性酸化防止剤、たとえば遮蔽
フェノールの1種とを含有する3500mlのヘキサン
中に滴下した。上記のバッチ法により製造した重合体の
典型的な性質は以下のとおりであった: ML/4/100℃                
    41.0DSV              
                2.29[μ]TH
F                        
2.59赤外による微細構造 シス−1,4                   
     96.4%トランス−1,4       
               2.40 %ビニル 
                         
    1.2%実施例 2 24.6 リットルの連続撹拌タンク反応器中で、断熱
条件下で重合を実施した。26重量パーセントの1,3
−ブタジエンを含有する精製1,3−ブタジエン/ヘキ
サン混合物を反応器に連続的に計量導入した。あらかじ
め形成させた触媒組成物(I部および II 部)を別
個に、連続的に反応器中に計量導入した。≧102℃で
、45ないし60分の滞留時間で重合を実施した。別の
反応器で重合体セメントを回収し、アミン型の停止剤で
終結させ、非汚染性酸化防止剤を添加した。重合装入物
、重合条件および性質を示す表Iに報告した5種の試料
2A − 2Eを製造した。
【0038】
【表1】                          
        表  I             
      ポリブタジエンセメントの連続的製造実施
例番号                   2A 
     2B      2C      2D  
    2Eブタジエン重量%           
 22.0     22.4     22.6  
   23.6     23.6NiOBa、ミリモ
ル phgm      0.074    0.07
6    0.073    0.072    0.
069触媒組成物の比率 Al/Ni                    
11:1    10:1     9:1    1
0:1     9:1B/Ni          
           11:1    10:1  
  10:1    10:1     9:1重合条
件 温度、℃、反応器の頂部     103      
108      108      105    
  108滞留時間(分)             
 60       45       45    
   45       45%転化率       
             88.2     88.
0     88.2     89.6     9
1.3物理的性質 ML1+4,100℃              5
0.0     55.0     55.0    
 52.0     51.0DSV        
               2.28     2
.36     2.42     2.34    
 2.33ゲル%                 
      7.3      7.8      4
.6      3.8      4.3微細構造 シス−1,4 %                 
95.6     95.8     95.9   
  95.8     95.4トランス−1,4 %
              2.8      2.
8      2.8      2.8      
3.2ビニル %                 
   1.6      1.4      1.3 
     1.4      1.4     a)ニッケルボロアシレート 実施例  3 温度計、撹拌器、ならびに導入口および排出口を装着し
た378リットルのステンレススチール製反応器中で、
メタクリル酸亜鉛/ヘキサン懸濁液の製造を実施した。 反応中および反応後、この反応器を窒素雰囲気下に維持
した。上記の反応器に82.8リットルのヘキサン、1
5mlずつの界面活性剤トリトン(Triton)X−
15、トリトン X−45 およびトリトン X−10
0、4.5キログラムの酸化亜鉛、ならびに最後に9.
2キログラムのメタクリル酸を順次に添加した。上記の
トリトン成分はロームアンドハース社(Rohm & 
Haas Company)から入手し得る非イオン性
オクチルフェノキシポリエトキシエタノール界面活性剤
である。これらの反応剤は全て室温で添加した。僅かな
発熱に続いて、反応混合物を環境温度で24時間激しく
撹拌した。得られるメタクリル酸亜鉛のヘキサン中懸濁
液を、以下の実施例4および5の懸濁液マスターバッチ
の製造に直接に使用した。
【0039】実施例  4 撹拌器および添加口を装着した18.9リットルの反応
器に3629グラムの実施例1の重合体セメント(全固
体分13%、すなわち重合体472グラム)を装入した
。ついで、実施例3で製造したものと同様の二メタクリ
ル酸亜鉛のヘキサン中懸濁液(2000mlのヘキサン
中396グラム)を重合体セメント中に、窒素雰囲気下
、室温で激しく撹拌しながら15分かけて徐々に添加し
た。添加が完了したのち、この反応混合物をさらに30
分間撹拌した。得られた、重合体とメタクリル酸亜鉛と
を含有する白色の粘稠な生成物の平均粒子サイズを“磨
砕物の微細度ゲージ”を用いて検査し、10ミクロン以
下の平均粒子サイズを得た。ついで溶媒(ヘキサン)を
除去してマスターバッチを得た。除去は120℃または
145℃におけるドラム乾燥、室温における空気乾燥、
または押出し機乾燥を含む数種の方法の一つを用いて達
成することができる。このマスターバッチは45.62
重量パーセントの二メタクリル酸亜鉛と54.38重量
パーセントの高度シスポリブタジエンとよりなるもので
あった。重合体の100部を基準にすれば、この溶液マ
スターバッチは84部の二メタクリル酸亜鉛を含有する
ことになる。
【0040】実施例  5 この実施例においては、ヘキサン中の重合体セメント(
表Iの実施例2A)(固体分20%)13.6キログラ
ムを温度計、撹拌器、加圧手段、導入口および排出口を
装着した378リットルのガラス製反応器に添加し、窒
素雰囲気下に保った。ついで、この反応器に、実施例3
と同様にして製造したメタクリル酸亜鉛(ヘキサン中全
固体分20%)13.6キログラムを撹拌しながら添加
した。添加が完了したのち、反応混合物を環境温度でさ
らに20時間撹拌した。ついで、得られた溶液マスター
バッチを115ないし120℃でドラム乾燥して単離し
た。このマスターバッチを TGA により分析した結
果、99部のメタクリル酸亜鉛と100部の重合体とを
含有することが示された(理論的には100部のメタク
リル酸亜鉛および100部の重合体であろう)。
【0041】実施例6、7および8 最後に、本発明記載の溶液マスターバッチ加工の効果を
示すために、3種のゴム原料の比較を行った。実施例6
には本発明記載の塩の溶液マスターバッチ(SMB)を
使用した。特に、40重量部(45.62%)の二メタ
クリル酸亜鉛(ZMDA)と47.7重量部(54.3
8%)の高度シス1,4−ポリブタジエンとを含有する
実施例4の溶液マスターバッチ生成物87.7重量部を
日本合成ゴム(JSR)の高度シスポリブタジエンゴム
52.3重量部と混和して、2phrの硬化剤ダイカッ
プ(Dicup)40Cと結合した40phrの ZM
DA を有する全量100部のゴムを得た。実施例7で
は、100部の JSR ポリブタジエンゴムに40p
hrの ZMDA 塩を乾燥混合により添加し、実施例
8では40phrの ZMDA 塩を工程内法により添
加し、続いて、それぞれに2phrの硬化剤を添加した
。したがって、この3種の実施例のそれぞれに40ph
rの塩が存在した。
【0042】実施例8では、混合機に100部の重合体
を、ついで13.7重量部の酸化亜鉛を、続いて26.
3部のメタクリル酸を添加して ZMDA 塩の工程内
製造を行った。6.0分間乾燥したのち、この混合物を
二ロールミルに入れ、硬化剤(ダイカップ40C、2p
hr)を添加して3分間混合した。
【0043】以下の各表には物理的性質、たとえば硬度
、ボール硬度、初速度、耐久性、ならびに混合条件およ
び硬化条件を含む種々の比較が記録されている。以下に
報告された硬化データおよび物理的性質は以下のように
定義される:ASTM ショア C 相当の JIS−
C(日本工業規格) ボール硬度−        100kgの応力(力)
を加えた場合のゴルフボールの圧縮量(mm単位)。低
い値が大きなボール硬度を示す。
【0044】 Tb−              破断時張力(kg
/cm2)。
【0045】 Eb−              破断時伸長度(%
)。
【0046】初速度−            ゴルフ
ボールを45メートル/秒のヘッド速度で叩く。これは
、ボールが音を立ててクラブを離れるときの速度である
【0047】硬化時間(T90)−これは日本合成ゴム
のキュラストメーターで測定した混和物の全量の90%
が硬化するまでの時間である。この機械はモンサントレ
オメーター(Monsanto Rheometer)
と同等であるが、無ローター型のキュロメーターである
【0048】硬化時間 IDX−   硬化中にゴルフ
ボールの中心が温度ピークに達するまでの時間。
【0049】ボールの耐久性−   これはボールをゴ
ルフクラブで叩く試験であり、ボールが破損するまでの
打撃の回数に等しい。
【0050】
【表2】                          
        表  II   二メタクリル酸亜鉛
の SMB と二メタクリル酸亜鉛の乾燥混合との比較
                         
          実施例6           
実施例7          組み入れの方法    
        SMB            乾燥
混合          ZMDA         
             40          
      40          重合体    
                   100   
            100          
ダイカップ 40C                
2                 2      
    混合時間                 
      6′00″          10′0
0″          硬化時間(T90)    
           6.2 分         
   7.7 分          JIS−C 硬
度                73      
          70          Tb 
                         
216.3             146.6  
        Eb               
           128           
     82          ボールの耐久性 
           > 400         
   > 200          ZMDA の分
散            優秀          
    貧弱          初速度      
                  72.11  
           71.73           a)  目視的観察による上に実
施例6において示したものと同様にして、実施例4の溶
液マスターバッチと付加的な JSR ポリブタジエン
ゴムとを実験室用混練機中、70℃で6分間混合した。 ついでこの混合物を二ロールミルに入れ、2phrのダ
イカップ40Cを添加して3分間混合した。ついでこの
混合物を鋳型に入れ、165℃で硬化させた。実施例7
においては、乾燥塩(ZMDA 40部)と重合体(1
00部)とを実験室用混練機中で10分間混合した。つ
いでこの混合物を二ロールミルに入れ、2phrのダイ
カップ40Cを添加して3分間混合を継続した。 ついでこの混合物を鋳型に入れ、165℃で硬化させた
。表 II から注意されるように実施例6は硬化時間
が短く、はるかに改良された分散が得られ、より硬い混
和物が得られ、はるかに改良された耐久性と初速度とを
有するゴルフボールが得られる。
【0051】
【表3】                          
       表  III  二メタクリル酸亜鉛の
 SMB と二メタクリル酸亜鉛の工程内添加との比較
                         
          実施例6           
実施例8          組み入れの方法    
        SMB             工
程内          ZMDA         
             40          
      40          重合体    
                   100   
            100          
ダイカップ 40C                
2                 2      
    混合時間                 
      6′00″          60′0
0″          硬化時間(T90)    
           6.2 分         
  16.6 分          硬化時間(指標
)              16.3 分    
       21.0 分          JI
S−C 硬度                73 
               70        
  ボール硬度                  
   2.46              2.88
          初速度            
            72.11        
     69.52   表 III において、実施例8は上記のようにし
て混合したものである。この混合物を鋳型に入れ、16
5℃で硬化させた。ここでも、結果は実施例6がより短
い時間で硬化し、より硬い混和物とより大きな初速度を
持つボールとが得られることを示している。
【0052】結論的には、上記の各実施例および明細書
の開示から、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金
属塩、特に二メタクリル酸亜鉛のゴム様重合体、たとえ
ば硬度シスポリブタジエンへの溶液マスターバッチを経
由する添加がゴム混和物のより良好な分散とより良好な
加工性、短縮された硬化時間、ならびに、金属塩を乾燥
混合および工程内技術により添加したゴム混和物から製
造したゴルフボールと比較して、より大きなボール硬度
、これから製造されたゴルフボールの耐久性とより高い
初速度を生む結果となることは明らかであろう。本発明
は、本件明細書中で例示した二メタクリル酸亜鉛と高度
シスポリブタジエンとに、または、本件明細書中に与え
た他の金属塩と典型的なゴム重合体との開示により限定
されるものではなく、与えられた実施例は単に本発明の
実施を示すに過ぎないと理解すべきである。当業者は、
上記の開示に従って容易に他の金属塩および/またはゴ
ム様重合体を選択することができる。
【0053】したがって本件明細書中に開示したいかな
る変量も、本件明細書中に開示し、記載した本発明の範
囲から逸脱することなく容易に決定し、制御し得ると考
えるべきである。さらに、本発明の範囲は添付の特許請
求の範囲の範囲内に入る全ての改良および変更を包含す
るであろう。
【0054】
【実施態様】
【0055】
【実施態様項1】  適当な脂肪族炭化水素溶媒中で重
合体セメントを製造し;α,β−エチレン性不飽和カル
ボン酸の金属塩の上記の炭化水素溶媒と混和し得る炭化
水素溶媒中の懸濁液を形成させ;上記の重合体セメント
と上記の懸濁液とを混合し;溶媒を除去して上記の重合
体中に均一に分散した上記の金属塩を得;その後;これ
から硬質ゴルフボールを製造する各段階よりなる方法に
より製造した硬質ゴルフボール。
【0056】
【実施態様項2】  上記の重合体セメントを製造する
上記の段階が、天然ゴム、合成ゴム単量体およびこれら
の混合物よりなるグループから選択した加硫可能なゴム
単量体を重合させる段階を含むものであることを特徴と
する実施態様項1記載の硬質ゴルフボール。
【0057】
【実施態様項3】  上記の形成段階が亜鉛、鉄(II
)、銅(II)およびアルカリ土類金属よりなるグルー
プから選択した金属と3ないし約30個の炭素原子を有
する α,β−エチレン性不飽和カルボン酸との反応に
より形成された金属塩を選択する段階を含むものである
ことを特徴とする実施態様項2記載の硬質ゴルフボール
【0058】
【実施態様項4】  上記の金属が亜鉛であることを特
徴とする実施態様項3記載の硬質ゴルフボール。
【0059】
【実施態様項5】  上記の塩が二メタクリル酸亜鉛よ
りなるものであることを特徴とする実施態様項4記載の
硬質ゴルフボール。
【0060】
【実施態様項6】  上記の加硫可能なゴムの100重
量部あたり5ないし100重量部の上記の塩を有する実
施態様項5記載の硬質ゴルフボール。
【0061】
【実施態様項7】  上記の加硫可能なゴムの100重
量部あたり10ないし70重量部の上記の塩を有する実
施態様項6記載の硬質ゴルフボール。
【0062】
【実施態様項8】  上記の加硫可能なゴムの100重
量部あたり20ないし60重量部の上記の塩を有する実
施態様項7記載の硬質ゴルフボール。
【0063】
【実施態様項9】  上記の加硫可能なゴムの100重
量部あたり40重量部の上記の塩を有する実施態様項8
記載の硬質ゴルフボール。
【0064】
【実施態様項10】  上記の重合体がシス−1,4−
ポリブタジエンよりなるものであることを特徴とする実
施態様項9記載の硬質ゴルフボール。
【0065】
【実施態様項11】  上記の加硫可能なゴムの100
重量部あたり10ないし70重量部の上記の塩を有する
実施態様項10記載の硬質ゴルフボール。
【0066】
【実施態様項12】  上記の加硫可能なゴムの100
重量部あたり20ないし60重量部の上記の塩を有する
実施態様項11記載の硬質ゴルフボール。
【0067】
【実施態様項13】  上記の加硫可能なゴムの100
重量部あたり40重量部の上記の塩を有する実施態様項
12記載の硬質ゴルフボール。
【0068】
【実施態様項14】  上記の重合体がシス−1,4−
ポリブタジエンよりなるものであることを特徴とする実
施態様項13記載の硬質ゴルフボール。
【0069】
【実施態様項15】  天然ゴム、合成ゴムおよびこれ
らの混合物よりなるグループから選択した加硫可能なゴ
ム;および上記の加硫可能なゴムの100重量部あたり
約5ないし100重量部の α,β−エチレン性不飽和
カルボン酸の金属塩を含む強化用充填剤よりなる硬質ゴ
ルフボール。
【0070】
【実施態様項16】  上記の金属塩が亜鉛、鉄(II
)、銅(II)およびアルカリ土類金属よりなるグルー
プから選択した金属と3ないし約30個の炭素原子を有
する α,β−エチレン性不飽和カルボン酸との反応に
より形成されたものであることを特徴とする実施態様項
15記載の硬質ゴルフボール。
【0071】
【実施態様項17】  上記の金属が亜鉛であることを
特徴とする実施態様項16記載の硬質ゴルフボール。
【0072】
【実施態様項18】  上記の塩が二メタクリル酸亜鉛
よりなるものであることを特徴とする実施態様項17記
載の硬質ゴルフボール。
【0073】
【実施態様項19】  上記の加硫可能なゴムの100
部あたり10ないし70重量部の上記の塩を有する実施
態様項18記載の硬質ゴルフボール。
【0074】
【実施態様項20】  上記の加硫可能なゴムの100
部あたり20ないし60重量部の上記の塩を有する実施
態様項19記載の硬質ゴルフボール。
【0075】
【実施態様項21】  上記の加硫可能なゴムの100
部あたり40重量部の上記の塩を有する実施態様項20
記載の硬質ゴルフボール。
【0076】
【実施態様項22】  上記の重合体がシス−1,4−
ポリブタジエンよりなるものであることを特徴とする実
施態様項21記載の硬質ゴルフボール。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  適当な脂肪族炭化水素溶媒中で重合体
    セメントを製造し;α,β−エチレン性不飽和カルボン
    酸の金属塩の上記の炭化水素溶媒と混和し得る炭化水素
    溶媒中の懸濁液を形成させ;上記の重合体セメントと上
    記の懸濁液とを混合し;溶媒を除去して上記の重合体中
    に均一に分散した上記の金属塩を得;その後;これから
    硬質ゴルフボールを製造する各段階よりなる方法により
    製造した硬質ゴルフボール。
  2. 【請求項2】  天然ゴム、合成ゴムおよびこれらの混
    合物よりなるグループから選択した加硫可能なゴム;お
    よび上記の加硫可能なゴムの100重量部あたり約5な
    いし100重量部の α,β−エチレン性不飽和カルボ
    ン酸の金属塩を含む強化用充填剤よりなる硬質ゴルフボ
    ール。
JP4024665A 1991-01-29 1992-01-14 α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩を用い溶液マスターバツチを経由して強化したソリッドゴルフボール Expired - Lifetime JP3061920B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US647079 1991-01-29
US07/647,079 US5093402A (en) 1991-01-29 1991-01-29 Solid golf balls reinforced with metal salts of α,β-ethylenically unsaturated carboxylic acids via solution masterbatch

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04314465A true JPH04314465A (ja) 1992-11-05
JP3061920B2 JP3061920B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=24595608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4024665A Expired - Lifetime JP3061920B2 (ja) 1991-01-29 1992-01-14 α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩を用い溶液マスターバツチを経由して強化したソリッドゴルフボール

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5093402A (ja)
EP (1) EP0496947B1 (ja)
JP (1) JP3061920B2 (ja)
DE (1) DE69124593T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005523134A (ja) * 2002-04-25 2005-08-04 ファイヤーストーン ポリマーズ エルエルシー ゴルフボールの構成部材製造用ゴム組成物
US7238120B2 (en) 2003-12-19 2007-07-03 Fujifilm Corporation Rubber compound for solid golf balls and solid golf ball
JP2010285630A (ja) * 2010-08-12 2010-12-24 Bridgestone Sports Co Ltd ソリッドゴルフボール用ゴム組成物の製造方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6194504B1 (en) * 1997-04-28 2001-02-27 Sartomer Technologies, Inc. Process for compounding metal salts in elastomers
US6465546B1 (en) 2000-10-16 2002-10-15 Callaway Golf Company Process for manufacturing a core for a golf ball
US6623380B2 (en) 2001-04-04 2003-09-23 Acushnet Company Golf ball core composition having copper
US7361711B2 (en) * 2001-09-13 2008-04-22 Acushnet Company Compositions for use in golf balls
US7358308B2 (en) * 2001-09-13 2008-04-15 Acushnet Company Compositions for use in golf balls
US20080261722A1 (en) * 2001-09-13 2008-10-23 Bulpett David A Compositions for use in golf balls
US20080176678A1 (en) * 2003-05-14 2008-07-24 Bulpett David A Compositions for Use in Golf Balls
US7157514B2 (en) * 2004-05-12 2007-01-02 Acushnet Company Golf ball core compositions
US7226975B2 (en) * 2004-05-12 2007-06-05 Acushnet Company Golf ball core compositions
US20060035997A1 (en) * 2004-08-10 2006-02-16 Orlowski Jan A Curable acrylate polymer compositions featuring improved flexural characteristics
US7358309B2 (en) 2005-06-13 2008-04-15 Acushnet Company Compositions for use in golf balls
US7358310B2 (en) * 2005-06-13 2008-04-15 Acushnet Company Compositions for use in golf balls
US8039529B2 (en) * 2007-11-09 2011-10-18 Bridgestone Sports Co., Ltd. Method of manufacturing a golf ball
US9415268B2 (en) * 2014-11-04 2016-08-16 Acushnet Company Polyester-based thermoplastic elastomers containing plasticizers for making golf balls
US9567449B2 (en) * 2012-04-30 2017-02-14 Nike, Inc. Zinc diacrylate dispersed in oil

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1318385A (fr) * 1961-04-21 1963-02-15 Phillips Petroleum Co Procédés d'obtention de mélanges de polymères en solution
US3823122A (en) * 1971-10-01 1974-07-09 Nalco Chemical Co Synthetic rubbers
US4056269A (en) * 1972-05-04 1977-11-01 Princeton Chemical Research, Inc. Homogeneous molded golf ball
US4266772A (en) * 1972-08-28 1981-05-12 Uniroyal, Inc. Solid golf ball
CA1050687A (en) * 1974-02-11 1979-03-13 Terence Melvin Method of making adjuvant for elastomeric composition
US4065537A (en) * 1975-08-07 1977-12-27 Princeton Chemical Research, Inc. Process for producing molded golf balls exhibiting isometric compression
US4192790A (en) * 1976-02-25 1980-03-11 Uniroyal, Inc. Elastomeric composition having reduced Mooney viscosity
JPS52121653A (en) * 1976-04-07 1977-10-13 Bridgestone Corp Wear-resistant rubber articles
US4141559A (en) * 1976-12-27 1979-02-27 Uniroyal, Inc. Two-piece solid golf ball
DE2713320A1 (de) * 1977-03-25 1978-09-28 Duerr Dental Kg Vorrichtung in zahnaerztlichen sauganlagen zum anschliessen und halten von saugduesenschlaeuchen und/oder zum filtern
US4713409A (en) * 1982-09-21 1987-12-15 The Firestone Tire & Rubber Company Vulcanizable polymeric compositions containing a zinc dimethacrylate adjuvant and method for preparing the adjuvant
US4500466A (en) * 1982-09-21 1985-02-19 The Firestone Tire & Rubber Company Method for preparing a zinc dimethacrylate powder having a specific surface area range
US4529770A (en) * 1983-01-10 1985-07-16 The Firestone Tire & Rubber Company Vulcanizable polymeric compositions containing zinc dimethacrylate and fillers
US4495326A (en) * 1984-01-09 1985-01-22 The Firestone Tire & Rubber Company Rubber compounds containing zinc dimethacrylate
US4501866A (en) * 1984-07-23 1985-02-26 The Firestone Tire & Rubber Company Continuous method for preparing high cis-1,4 polybutadiene
US4546980A (en) * 1984-09-04 1985-10-15 Acushnet Company Process for making a solid golf ball
US4616048A (en) * 1985-04-29 1986-10-07 The Firestone Tire & Rubber Company Solution compounding process for achieving uniform, fine particle size dispersion of curing agents
US4688801A (en) * 1985-09-23 1987-08-25 Pony Ind Inc Production of homogeneous molded golf balls
US4770422A (en) * 1985-11-01 1988-09-13 Acushnet Company Composition for making durable golf balls and other products
US4715607A (en) * 1986-02-18 1987-12-29 Acushnet Company Golf ball composition
US4720526A (en) * 1986-06-02 1988-01-19 The Firestone Tire & Rubber Company Cured rubber compositions of high modulus
JPH0733457B2 (ja) * 1987-03-12 1995-04-12 住友ゴム工業株式会社 ゴム架橋剤の製法
JP2644226B2 (ja) * 1987-05-02 1997-08-25 住友ゴム工業株式会社 ソリツドゴルフボール
DE3809710A1 (de) * 1988-03-23 1989-10-05 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur herstellung pulverfoermiger, rieselfaehiger kautschuk-fuellstoff-mischungen ausgehend von kautschuk-loesungen
JP2657823B2 (ja) * 1988-06-09 1997-09-30 日本ゼオン株式会社 加硫性ゴム組成物
JP2620352B2 (ja) * 1988-12-28 1997-06-11 住友ゴム工業株式会社 ワンピースソリッドゴルフボール
US4955613A (en) * 1989-03-06 1990-09-11 Acushnet Company Polybutadiene golf ball product
US4971329A (en) * 1989-12-11 1990-11-20 Acushnet Company Solid golf ball

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005523134A (ja) * 2002-04-25 2005-08-04 ファイヤーストーン ポリマーズ エルエルシー ゴルフボールの構成部材製造用ゴム組成物
US7238120B2 (en) 2003-12-19 2007-07-03 Fujifilm Corporation Rubber compound for solid golf balls and solid golf ball
JP2010285630A (ja) * 2010-08-12 2010-12-24 Bridgestone Sports Co Ltd ソリッドゴルフボール用ゴム組成物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69124593T2 (de) 1997-05-28
EP0496947A1 (en) 1992-08-05
DE69124593D1 (de) 1997-03-20
US5093402A (en) 1992-03-03
JP3061920B2 (ja) 2000-07-10
EP0496947B1 (en) 1997-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3061920B2 (ja) α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の金属塩を用い溶液マスターバツチを経由して強化したソリッドゴルフボール
US8735494B2 (en) Polymers functionalized with nitrile compounds containing a protected amino group
EP2382241B1 (en) Polymers functionalized with polycyano compounds
US9127100B2 (en) Polymers functionalized with nitroso compounds
US8933181B2 (en) Branched polymers and methods for their synthesis and use
US9650456B2 (en) Process for producing polydienes
EP0248271A1 (en) Cured rubber compositions of high modulus
JP7473582B2 (ja) コールドフロー耐性の向上したシス-1,4-ポリジエン
US20200407473A1 (en) Aged lanthanide-based catalyst systems and their use in the preparation of cis-1,4-polydienes
US20220153885A1 (en) Process for producing functionalized polymers
US20170335032A1 (en) Bulk polymerization of polyisoprene with preformed catalyst
JP3178857B2 (ja) α,β−エチレン性不飽和カルボン酸金属塩のポリマーへの混合法
JP3014796B2 (ja) α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の無水金属塩及びその製法
US9505859B2 (en) Process for producing polydienes
US3470144A (en) Process for producing copolymer
JP3026876B2 (ja) α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の無水金属塩で強化した硬質ゴルフボール
US20170073443A1 (en) Process for producing polydienes
JPS61148213A (ja) 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂およびその製造法
US4065444A (en) Graft copolymer on butadiene-piperylene elastomer
JP2625869B2 (ja) 耐衝撃性芳香族ビニル系樹脂の製造方法
US20120196995A1 (en) Process for producing polydienes

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 12