JPH0431405B2 - - Google Patents

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JPH0431405B2
JPH0431405B2 JP9198287A JP9198287A JPH0431405B2 JP H0431405 B2 JPH0431405 B2 JP H0431405B2 JP 9198287 A JP9198287 A JP 9198287A JP 9198287 A JP9198287 A JP 9198287A JP H0431405 B2 JPH0431405 B2 JP H0431405B2
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polarity
electric conductor
loop
coordinate detection
conductor wire
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、X、Y座標検出用の電気導体線を布
線したX、Y座標検出用板体を備えてなるタブレ
ツト上の、ペン又はカーソルを用いて指示した座
標を検出する電磁誘導形座標読取装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
この種の装置において、前記電気導体線を単に
蛇行状に布線しただけのタブレツトでは、その端
部(エツジ部)側で誤差が大きくなる。
そこで、このような誤差を補正するため、補正
用の電気導体線(ダミーセンスループ)を設けた
ものが考えられた(特開昭56−145474号公報参
照)。第4図はこのような補正用の電気導体線を
備えた従来装置の要部を示す平面図で、図中1及
び2はX(又はY)座標検出用の電気導体線、3
及び4は補正用の電気導体線である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第5図は、第4図に示すように電気導体線1〜
4が布線されたタブレツトの左右方向についての
有効、無効読取領域及び検出誤差の大きさを示す
図で、縦軸は検出出力の安定度、横軸なタブレツ
ト上の励磁装置(ペン又はカーソルなど)の位
置、イは無効読取領域、ロは有効読取領域、ハは
出力安定基準値を示す。この第5図から分かるよ
うに、検出出力が不安定になる無効読取領域イ
は、補正用の電気導体線3,4から、電気導体線
1,2のほぼ1ピツチ分Pの長さに及んでいる。
このように従来装置では、検出出力が不安定に
なるタブレツト端部側で読取制御回路が読取領域
の有効部分か無効部分かを誤判定し、ペンやカー
ソルが有効読取領域外を指示しているにもかかわ
らず、有効読取領域内の座標として出力すること
があるなど信頼性の面で問題点があつた。
本発明は、上述したような問題点を解消するた
めになされたもので、有効読取領域外の座標の出
力を禁止して信頼性を向上することができる電磁
誘導形座標読取装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕 第3図aに示すように、平面上に配置された電
気導体線11上をカーソルなどの励磁装置12が
横切ると、電磁誘導作用により、導体線11には
第3図bに示すような電圧が誘起される。すなわ
ち誘起電圧は、励磁装置12が導体線11に近づ
くにつれて漸増し、導体線11近傍で激減し、ま
た導体線11を中心に左右において極性(位相)
が反転するもので、これはよく知られている現象
である。
本発明は、このような現象に着目し、これを利
用して問題点を解決可能とすべく、座標検出用電
気導体線を各々布線したX軸用及びY軸用のベー
スを電気的に絶縁して重ね合わせてなるX、Y座
標検出用板体の板面に、前記電気導体線と電気的
に絶縁して、検出出力の安定領域を囲うように読
取領域判定用の電気導体線をループ状に設けると
共に、座標検出時にその電気導体線に誘導される
信号の極性を判定して所定の極性のときにはその
際検出された座標の出力を禁止させる極性判定回
路を設けてなるものである。
〔作用〕
上述したように読取領域判定用のループ状の電
気導体線を設けると共に、極性判定回路を設けれ
ば、これにより上述目的が達成される。すなわ
ち、座標検出に当たつて励磁装置の指示する位置
(座標)が前記ループ状電気導体線の内側か外側
かを、そのループ状電気導体線に誘導される信号
の極性から判定し、これに基づき有効読取領域外
の座標出力の禁止を行う。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。第1図は本発明による電磁誘導形座標読取装
置の一実施例の要部、すなわちタブレツトを一部
切り欠いて示す平面図で、図中21はX軸用ベー
スである。このX軸用ベース21は、X座標検出
用の電気導体線、ここでは電気角で90°位相をず
らした2本の電気導体線(以下、これを座標検出
用導線という)21a,21b及びそれらに接続
された補正用の電気導体線(以下、これらを補正
用導線という)21c,21dを備えてなる。
タブレツト20は、上述X軸用ベース21と、
これと同構成であるが座標検出用導線の配線方向
を90°違えてなるY軸用ベース(図示せず)と、
X、Y時セレクタ用ベース(図示せず)とを、そ
れらの各導線を電気的に絶縁して重ね合わせてな
るX、Y座標検出用板体22の板面に、ループ状
の電気導体線(以下、ループと略称する)23を
配設してなる。この場合、ループ23は、従来装
置のタブレツトにおける無効読取領域イと有効読
取領域ロの境界近傍、ここでは出力安定基準値ハ
(第5図参照)となる部分に沿つた位置に矩形状
に配線されている。なお、このループ23も、前
記各導線と電気的に絶縁されている。
極性判定回路25は、座標検出時に前記ループ
23に誘導される信号の極性を判定して所定の極
性、ここでは正(+)極性、のときにはその際検
出された座標の出力を禁止させるべく、座標検出
処理回路26に信号を与える。
次に動作について説明するが、前記X、Y座標
検出用板体22による座標検出動作自体について
は、いわゆるセレクタ形座標検出手段の動作とし
て公知(例えば特開昭53−34855号公報など)で
あるので、ここではループ23の動作について説
明する。タブレツト20上の所望位置を励磁装置
24で指示すると、座標検出用導線(21a,2
1bなど)に座標を検出する信号が誘導されると
ともに、ループ23にも信号が誘導されるそして
第3図に基づいて説明したところから、励磁装置
24で指示する位置(以下、指示位置という)が
ループ23に対してどのあたりにあるかは、この
ループ23への上記誘導信号によつて知ることが
できる。以下、これについて第2図を併用して説
明する。すなわち、座標検出時のループ23への
誘導信号の振幅は、第2図に示すように、ループ
23の位置(ループ23上)にてその極性は反転
する。したがつて前記誘導信号の極性により、指
示位置がループ23の内側か外側かが、ここでは
正(+)極性の場合にループ23の外側であるこ
とが、分かる。
極性判定回路25は、座標検出時に前記誘導信
号の極性を判定し、正(+)極性であればその際
検出された座標の出力を禁止させるべく、座標検
出処理回路26に信号を与える。
これにより、指示位置がループ23の外側であ
るときに、その際検出された座標の出力を禁止さ
せるべく、極性判定回路25から座標検出処理回
路26に信号が与えられる。
なお上述実施例では、本発明を、いわゆるセレ
クタ形のものに適用した場合について述べたが、
その他、バーニア形(特開昭58−159191号公報参
照)などにも適用できることはもちろんである。
また本発明は、補正用の導線21c,21dのな
いものにも適用できる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明は、X、Y座標検出用
板体の板面に読取領域判定用のループを設けると
共に、そのループに誘導される信号の極性を判定
して所定の極性のときにはその際検出された座標
の出力を禁止あせる極性判定回路を設け、有効読
取領域外の座標の出力を禁止するようにしたの
で、信頼性を向上することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例の要部を一部切
り欠いて示す平面図、第2図は同上装置の動作説
明図、第3図は本発明装置の原理説明図、第4図
及び第5図は従来装置の説明図である。 20……タブレツト、21……X軸用ベース、
21a,21b……X座標検出用電気導体、22
……X、Y座標検出用板体、23……読取領域判
定用のループ状電気導体線、24……励磁装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 X座標検出用の電気導体線を布線したX軸用
    ベースと、Y座標検出用の電気導体線を布線した
    Y軸用ベースとを、両導体線を電気的に絶縁して
    重ね合わせてなるX、Y座標検出用板体の板面
    に、前記両導体線と電気的に絶縁して、読取領域
    判定用の電気導体線をループ状に設けると共に、
    座標検出時にその電気導体線に誘導される信号の
    極性を判定して所定の極性のときにはその際検出
    された座標の出力を禁止させる極性判定回路を設
    けたことを特徴とする電磁誘導形座標読取装置。
JP62091982A 1987-04-16 1987-04-16 電磁誘導形座標読取装置 Granted JPS63257821A (ja)

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JP62091982A JPS63257821A (ja) 1987-04-16 1987-04-16 電磁誘導形座標読取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0525413A3 (en) * 1991-07-09 1993-11-24 Seiko Instr Inc Coordinate input apparatus having correction sense line

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62139029A (ja) * 1985-12-13 1987-06-22 Alps Electric Co Ltd 座標入力装置

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JPS62139029A (ja) * 1985-12-13 1987-06-22 Alps Electric Co Ltd 座標入力装置

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