JPH04313924A - 遠隔制御増幅器及びその制御装置 - Google Patents

遠隔制御増幅器及びその制御装置

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JPH04313924A
JPH04313924A JP10837991A JP10837991A JPH04313924A JP H04313924 A JPH04313924 A JP H04313924A JP 10837991 A JP10837991 A JP 10837991A JP 10837991 A JP10837991 A JP 10837991A JP H04313924 A JPH04313924 A JP H04313924A
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control signal
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modulation
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Yoshitaka Iida
飯田 嘉高
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離れた位置から増幅器
に含まれている、例えば可変減衰器のような状態可変手
段を遠隔制御する装置に関し、特に複数の状態可変手段
を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように離れた位置から増幅
器を遠隔制御する装置としては、屋外に設けたアンテナ
で受けたテレビジョン放送信号を、アンテナの支柱等に
設けた増幅器で増幅する際に、この増幅器の利得を離れ
た屋内において制御するものがある。このような装置の
一例が、例えば実公昭58−52740号公報に示され
ている。 これは、図10に示すように電源トランス2の二次側に
発生した電圧の正の半波をダイオード4によって取り出
し、可変抵抗器6によってそのレベルを調整して利得調
整電圧とし、これをダイオード8によって取り出した負
の半波からなる動作用電圧と接続点10で合成し、高周
波阻止コイル12、伝送線路14を介して利得可変増幅
器16側に伝送する。伝送された電圧のうち負の半波は
、高周波阻止コイル18からダイオード20、コンデン
サ22からなる整流平滑回路で整流平滑されて、利得可
変増幅器16の電源端子23に供給される。一方、レベ
ルが調整されている正の半波は、高周波阻止コイル18
からダイオード24、コンデンサ26からなる整流平滑
回路で整流、平滑され、利得制御電圧入力端子28に供
給される。従って、可変抵抗器6によって調整された値
に応じた利得に利得可変増幅器16の利得が調整される
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
装置では、1台の可変利得増幅器の利得を調整すること
しかできない。特公昭61−54292号公報に示され
ているように、交流の正の半波と負の半波をそれぞれ利
得調整用電圧として使用したとしても、2台の増幅器の
利得しか調整することができない。テレビジョン放送信
号は、UHF帯と、VHF帯とがあり、しかも、VHF
帯は、ローチャンネルとハイチャンネルとに別れている
。従って、これら3つの帯域にそれぞれ増幅器を設け、
これらの利得を離れた場所から制御しようとする場合に
は、上記のような装置は実施できないという問題点があ
った。 なお、複数台の増幅器の利得を全て同一に制御する場合
には、上記のような装置も使用可能であるが、上記のよ
うにそれぞれ異なる帯域を増幅する増幅器の場合、それ
ぞれの増幅器で必要とする利得は、各々異なっているこ
とが多いので、上記のような装置では実質的に使用不可
能である。また、上記のような装置では、可変利得増幅
器に対して交流電源を供給することが前提となり、直流
電源を供給する場合には使用することができないという
問題点もある。
【0004】本発明は、複数台、特に3台以上の状態可
変手段での信号の状態を離れた位置からそれぞれ個別に
制御することができる上に、状態可変手段を有する増幅
器が直流電源及び交流電源のいずれの供給を受ける型の
ものであっても使用することができる遠隔制御増幅器及
びその制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の遠隔制御増幅器は、状態調整信号のレベ
ルに応じて状態が変化する複数台の状態可変手段を増幅
手段に設けている。この増幅手段には、変調制御信号と
、増幅手段に対する動作電源出力とが重畳された重畳信
号から変調制御信号を抽出する抽出手段が設けられてい
る。変調制御信号は、状態可変手段と同数であって、そ
れぞれ異なる基本周波数を有し、個別に周波数偏移され
た制御信号の合成信号で搬送波を変調したものである。 また、本発明による遠隔制御増幅器は、抽出された上記
変調制御信号を上記合成信号に復調する復調手段と、復
調された上記合成信号を上記各制御信号に分波してから
、周波数偏移に応じたレベルを有する状態調整信号に変
換して、対応する上記状態可変手段に供給する分波変換
手段も、有している。また、本発明による制御装置は、
増幅手段とは離れた位置に設けられている。そして、上
記増幅手段に対する動作電源出力を生成する手段と、上
記状態可変手段と同数であって、それぞれ異なる基本周
波数を有し、これら基本周波数から個別に周波数偏移さ
せた制御信号を生成する手段と、上記各制御信号の合成
信号で搬送波を変調して変調制御信号を生成する手段と
、上記増幅手段に伝送するように、上記変調制御信号を
上記動作電源出力に重畳する重畳手段とを、具備してい
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、電源手段からの電源出力が線
路を介して増幅手段に供給される。また、制御手段が発
生したそれぞれ基本周波数から周波数偏移させた各制御
信号の合成信号で搬送波を変調した変調制御信号が、線
路を介して増幅手段側に供給される。各変調制御信号は
、復調手段によって合成制御信号に復調される。この合
成制御信号は、分波変換手段でそれぞれ分波され、周波
数偏移に応じたレベルの状態調整信号に変換され、対応
する状態可変手段に供給される。従って、各状態可変手
段での信号の状態を各制御信号の周波数偏移に応じて個
別に調整することができ、各増幅手段の可変調整作用を
する。
【0007】
【実施例】第1の実施例を図1乃至図6に示す。この実
施例は、図1に示すように、いわゆるブースタ30と、
その電源及び制御装置32とからなり、ブースタ30は
、アンテナ(図示せず)で受信したVHF帯のテレビジ
ョン放送信号と、UHF帯のテレビジョン放送信号を増
幅するもので、入力端子34から入力されたVHF帯の
テレビジョン放送信号は、分波器36によってローチャ
ンネルテレビジョン放送信号VL とハイチャンネルテ
レビジョン放送信号VH とに分波される。ローチャン
ネルテレビジョン放送信号VL は、前段増幅部38と
、後段増幅部40との間に、状態可変手段42を備えた
ローチャンネル用増幅器44で増幅される。同様にハイ
チャンネルテレビジョン放送信号VHは、前段増幅部4
6と、後段増幅部48との間に状態可変手段50を備え
たハイチャンネル用増幅器52で増幅される。このよう
に増幅されたローチャンネルテレビジョン放送信号VL
 と、ハイチャンネルテレビジョン放送信号VH とは
、混合器54で混合される。また、入力端子56から入
力されたUHF帯のテレビジョン放送信号は、バンドパ
スフィルター58、前段増幅部60、状態可変手段62
、中段増幅部64、後段増幅部66を備えるUHF用増
幅器68によって増幅される。この増幅されたUHF帯
のテレビジョン放送信号は、混合器70によって、混合
器54からのVHF帯のテレビジョン放送信号と混合さ
れ、重畳回路71のコンデンサ72を介して出力端子7
4に供給され、線路、例えば同軸ケーブル76を介して
電源及び制御装置32に供給される。
【0008】状態可変手段42、50、62としては、
例えば図2に示すような可変減衰器78を使用すること
ができる。この可変減衰器78は、PINダイオード8
0を有し、そのカソード側を抵抗器82を介して接地す
ると共に、アノード側に抵抗器84を介して直流電圧を
供給し、この直流電圧を変化させることによってPIN
ダイオード80の高周波抵抗値を変化させて、PINダ
イオード80のカソード側からアノード側に流れる高周
波信号の減衰量を変化させるものである。なお、86は
バイパスコンデンサであり、減衰量を制御する直流電圧
は、後述する分波変換部88から供給される。
【0009】再び図1に戻って、ブースタ30から同軸
ケーブル76を介して電源及び制御装置32に供給され
たUHF帯及びVHF帯のテレビジョン放送信号は、端
子90から重畳回路92に供給され、この回路92のコ
ンデンサ94を介して端子96に供給される。この端子
96は、例えばテレビジョン受像機に接続されているの
で、ブースタ30によって増幅されたUHF帯及びVH
F帯のテレビジョン放送信号がテレビジョン受像機に供
給される。
【0010】電源及び制御装置32は、商用交流電圧を
変圧する変圧器98を有し、この変圧器98の二次側に
誘起された交流電圧は、整流回路100によって整流さ
れ、さらにコンデンサ102と高周波チョーク104か
らなる平滑回路106によって直流電圧とされ、重畳回
路92の相互誘導結合回路108の一次側コイルである
高周波阻止コイル110、端子90、同軸ケーブル76
を介してブースタ30の出力端子74に供給される。
【0011】電源及び制御装置32は、制御部112を
有し、この制御部112は、それぞれ基本発振周波数が
、例えば4.75KHz (f1)、38KHz (f
2)、304KHz (f3)と8倍の周波数関係にあ
り、かつ状態可変手段42、50、62と同数の3つの
周波数可変発振回路114、116、118を有してい
る。この周波数可変発振回路114は、図3に示すよう
に、3つのインバータ120、122、124と、抵抗
器126と可変抵抗器128と、コンデンサ130とを
備え、抵抗器126、可変抵抗器128と、コンデンサ
130の値は、基本発振周波数が4.75KHz とな
るように選択され、可変抵抗器128の抵抗値を変化さ
せることによって周波数偏移するように構成されている
。この周波数偏移の幅Δf1は、例えば±2KHz と
されている。この周波数偏移発振信号、即ち制御信号は
、不要な高調波の発生を防止するために、ローパスフィ
ルター132を介して出力される。
【0012】周波数可変発振回路116、118も同様
な構成であるので、詳細な説明は省略するが、基本発振
周波数がそれぞれ38KHz 、304KHz とされ
、周波数偏移の幅Δf2、Δf3がそれぞれ±16KH
z 、±150KHz とされている点が周波数可変発
振回路114とは異なる。そして、周波数可変発振回路
116、118からの制御信号もローパスフィルター1
34、146を介して出力される。これらローパスフィ
ルター132、134、136を通過した各制御信号は
、コンデンサ138、140、142を介して減衰器1
44、146、148に供給されて、各制御信号のレベ
ルが調整されてから、減衰器144、146、148の
出力信号を結合することによって合成される。
【0013】この合成制御信号は、図1に示す変調部1
50の振幅変調回路152に供給される。この振幅変調
回路152は、図3に示すように合成制御信号を増幅す
る増幅回路154を有し、この増幅回路154は、トラ
ンジスタ156を含むもので、その増幅出力は、振幅変
調用トランジスタ158のエミッタに供給される。また
、変調回路152は、水晶発振回路160を有し、この
水晶発振回路160は、水晶振動子162と、発振用ト
ランジスタ164とを有し、VHF帯のテレビジョン放
送信号及びUHF帯のテレビジョン放送信号に影響を与
えないような周波数でテレビジョン放送信号より低い周
波数(f0)の搬送波を発振し、振幅変調用トランジス
タ158のベースに搬送波を供給している。従って、振
幅変調用トランジスタ158のコレクタから、搬送波を
合成制御信号で振幅変調した変調制御信号が得られる。 この変調制御信号の状態を図4に示す。周波数偏移させ
た制御信号で搬送波を振幅変調しているので、搬送波(
f0)の両側に周波数偏移に応じて、それぞれf0±f
1±Δf1の範囲内の側波帯、f0±f2±Δf2の範
囲内の側波帯、f0±f3±Δf3の範囲内の側波帯が
発生しており、この変調制御信号は、コンデンサ166
、バンドパスフィルター168を介して不平衡減衰回路
170に供給される。バンドパスフィルター168は、
不要な高調波の漏洩を防止するためのものである。
【0014】不平衡減衰回路170からの変調制御信号
は、相互誘導結合回路108の一次側の高周波阻止コイ
ル110と相互誘導結合している二次側の共振回路17
2に供給される。従って、平滑回路106からの直流電
圧に変調制御信号が相互誘導されたものが、端子90に
供給され、ここから同軸ケーブル76を介してブースタ
30の出力端子74に供給される。即ち、ブースタ30
へは、電源及び制御装置32から直流電圧に変調制御信
号を重畳させた信号が同軸ケーブル76を介して伝送さ
れる。なお、非対称な定数に選定した不平衡減衰回路1
70は、変調制御信号のレベルを減衰させるためのもの
であり、レベルを減衰させるのは変調制御信号が相互誘
導結合回路108の一次側の高周波阻止コイル110に
、良好に相互誘導結合するように平滑回路106の直流
出力とバランスをとるためと、変調制御信号の高調波を
除去するためである。
【0015】同軸ケーブル76を伝送された重畳信号は
、図1に示すように、ブースタ30内において、重畳回
路71の高周波阻止コイル172を介して復調部174
に供給される。この重畳信号の直流電圧は、図5に示す
ように高周波阻止コイル176によって分離され、抵抗
器178とコンデンサ180とからなる平滑回路181
によって、さらに平滑され、図1に示す各増幅部38、
40、46、48、60、64、66および帯域増幅回
路194、196、198に動作直流電圧として供給さ
れる。
【0016】また、図5に示すように重畳信号のうち変
調制御信号は、コンデンサ182、バンドパスフィルタ
ー184によって重畳信号から分離、即ち抽出され、ダ
イオード186、コンデンサ188、抵抗器190から
なる復調器192によって合成制御信号に復調される。 そして、この復調された合成制御信号は、分波変換部8
8に供給される。分波変換部88は、帯域増幅回路19
4、196、198を有し、帯域増幅回路194は、2
つのトランジスタ200、202と、2つの共振回路2
04、206とを有し、これら共振回路204、206
は、図6に示すように、その共振周波数が基本周波数が
4.75KHz である制御信号の周波数偏移Δf1の
最高周波数よりも若干高く選択されている。従って、基
本周波数が4.75KHz である制御信号が分波され
、しかもこの制御信号が周波数偏移Δf1の最高周波数
まで偏移したものであるとき、最も高いレベルの出力を
生じ、同じく最低周波数まで偏移したものであるとき、
最も低いレベルの出力を生じる。この出力は、トランジ
スタ202のエミッタから取り出され、ダイオード20
8、コンデンサ210からなる整流平滑回路212によ
って整流平滑され、状態可変手段42に減衰量制御の直
流電圧、即ち状態調整信号として供給される。
【0017】同様に帯域増幅回路196によって基本周
波数が38KHz である制御信号が分波され、その周
波数偏移に応じたレベルの出力が得られ、この出力は整
流平滑回路214で整流平滑され、状態可変手段50に
減衰量制御の直流電圧として供給される。また、帯域増
幅回路198によって基本周波数が304KHz であ
る制御信号が分波され、その周波数偏移に応じたレベル
の出力が得られ、この出力は整流平滑回路216によっ
て整流平滑され、状態可変手段62に減衰量制御の直流
電圧として供給される。なお、各帯域増幅回路194、
196、198への動作電圧は平滑回路181から供給
される。
【0018】基本周波数が4.75KHz の制御信号
は、周波数可変発振回路114によって周波数偏移され
ているので、その周波数偏移に応じたレベルの直流電圧
が整流平滑回路212から得られ、これが状態可変手段
42に供給されるので、この状態可変手段42の減衰量
、ひいてはVHF帯ローチャンネル増幅器44の利得は
、周波数可変発振回路114による周波数偏移に応じた
ものとなり、同様に状態可変手段50の減衰量、ひいて
はVHF帯ハイチャンネル増幅器52の利得は、周波数
可変発振回路116での基本周波数が38KHz の制
御信号の周波数偏移に応じたものとなり、同様に状態可
変手段62の減衰量、ひいてはUHF用増幅器68の利
得は、周波数可変発振回路118での基本周波数が30
4KHz の制御信号の周波数偏移に応じたものとなる
。このように、この実施例では3台の増幅器を備えてい
ても、各増幅器の利得を個別に調整することができる。
【0019】図7に第2の実施例を示す。第1の実施例
では、合成制御信号で搬送波を振幅変調したが、第2の
実施例では、合成制御信号で搬送波を周波数変調してい
る。そのため、電源及び制御装置32aにおいて、制御
部112の各周波数可変発振回路114、116、11
8からの各制御信号は合成されて、周波数変調回路15
2aに供給され、合成制御信号によって搬送波を周波数
変調して、変調制御信号を生成する。この変調制御信号
は、第1の実施例と同様にブースタ30aに供給される
。ブースタ30aでは、変調制御信号はコンデンサ18
2、バンドパスフィルター184によって重畳信号から
抽出され、振幅制限器218によって振幅が制限された
後、周波数弁別器192aによって復調された後、分波
変換部88の帯域増幅回路194、196、198に供
給され、以後第1の実施例と同様に処理が行われる。 周波数変調を用いているのは、次の理由による。ブース
タ30aと電源及び制御装置32aとの間の同軸ケーブ
ル76の長さが予定されていたよりも短く、同軸ケーブ
ル76での減衰が少なく、各状態可変手段の減衰量を大
きくしても、端子90に供給される各テレビジョン放送
信号のレベルが予定よりも大きくなるようなことがある
。このような場合、ブースタ30aと、電源及び制御装
置32aとの間に減衰器を挿入する。或いは、同軸ケー
ブル76と電源及び制御装置32aの端子90の間に分
配器を挿入し、ブースタ30aの出力を他のテレビジョ
ン受像機に分配することもある。このような場合、ブー
スタ30a側に伝送される変調制御信号のレベルも小さ
くなり、変調制御信号が振幅変調信号の場合、ブースタ
30a側で復調された各制御信号のレベルも予定よりも
小さくなり、所望通りの利得調整を行えなくなる可能性
がある。しかし、周波数変調した変調制御信号をブース
タ30a側に伝送した場合、変調制御信号のレベルが減
少しても、所望の利得調整を行える。
【0020】上記の両実施例では、各状態可変手段とし
てPINダイオードを用いて連続的に減衰量を変化させ
られるものを示したが、例えば図8に示すように1つの
電子スイッチまたはリレー220を使用して、2段階に
減衰量を変化させる状態可変手段を使用することもでき
る。また、電子スイッチの数をさらに増加させて、多段
階に減衰量を変化させることも無論可能である。この場
合、各周波数可変発振回路114、116、118も、
電子スイッチを用いて各制御信号の周波数を段階的に偏
移させるようにすればよい。または図9に示すように2
つの電子スイッチまたはリレー222、224を使用し
て、増幅段間に帯域除去フィルター226を挿入した状
態と、挿入していない状態とに切り替えて、妨害波を除
去するように構成してもよい。また、上記の実施例では
、状態可変手段として可変減衰器を使用したが、可変利
得増幅器を使用することも可能である。また、上記の実
施例では、3台の状態可変手段の減衰量を変化させたが
、制御信号の数を増加させることによって更に多数の状
態可変手段の減衰量を変化させることができる。また、
上記の実施例では、各状態可変手段は、それぞれ異なる
増幅器に設けたが、1台の増幅器内に設けた複数の状態
可変手段の減衰量を調整してもよく或いは状態可変手段
の減衰量を調整すると共に、これら状態可変手段とは別
に状態可変手段として設けた帯域除去フィルターの挿入
、非挿入の切り替えによって妨害波の除去を併せて行っ
てもよい。さらに、上記の実施例では、増幅器の動作用
の直流電圧に変調制御信号を重畳したが、増幅器の動作
用の交流電圧に変調制御信号を重畳することもできる。 また、上記の実施例では、増幅器からの出力信号に、動
作用の電圧と変調制御信号とを重畳したが、動作用の電
圧と変調制御信号とだけを、増幅器からの出力信号の伝
送線路とは別の線路に重畳してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明による遠隔制御増
幅器では、それぞれ異なる基本周波数であって、それぞ
れ個別に周波数偏移させた複数の制御信号で変調した変
調制御信号を復調し、復調した変調制御信号を分波、変
換して、周波数偏移に応じたレベルの状態変更信号を得
ているので、複数の、特に3台以上の状態可変手段を有
する場合、これら状態可変手段をそれぞれ個別に調整す
ることができる。また、本発明による制御装置では、そ
れぞれ異なる基本周波数の信号を個別に周波数偏移させ
た制御信号で変調した変調制御信号を、電源出力に重畳
しているので、従来のもののように遠隔制御増幅器の電
源出力を交流電源に限る必要がなく、交流電源及び直流
電源いずれで作動する遠隔制御増幅器に対しても利得を
制御することができる。しかも、この変調制御信号の電
源出力への重畳は、相互誘導結合によって行っているの
で、遠隔制御増幅器側で電源出力と変調制御信号との重
畳信号から、変調制御信号を抽出する場合、直流抵抗の
大きな高周波チョークを使用する必要がなく、電源出力
に電圧降下が生じることがない。また、非対称な定数を
選定した不平衡減衰器を相互誘導回路と変調回路との間
に設けてインピーダンス操作を行っているので、変調制
御信号の高調波の漏洩が生じることがない。また、変調
回路に周波数変調回路を用いているので、伝送線路で変
調制御信号の減衰があっても、良好に状態可変手段を制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠隔制御増幅器及びその制御装置
の第1の実施例のブロック図である。
【図2】同第1の実施例に使用する状態可変手段の一例
を示す回路図である。
【図3】同第1の実施例に使用する制御部及び変調部の
詳細なブロック図である。
【図4】同第1の実施例に使用する変調制御信号の周波
数及びそのレベルを示す図である。
【図5】同第1の実施例に使用する復調部及び分波変換
部の詳細なブロック図である。
【図6】同第1の実施例に使用する帯域増幅回路の周波
数特性図である。
【図7】同第2の実施例のブロック図である。
【図8】同両実施例に使用する状態可変手段の他の例を
示す回路図である。
【図9】同両実施例に使用する状態可変手段のさらに別
の例を示す回路図である。
【図10】従来の遠隔制御増幅器及びその制御装置の回
路図である。
【符号の説明】
30  30a  ブースタ 32  32a  電源及び制御装置 42  50  62  状態可変手段74  出力端
子 88  分波変換部 92  重畳回路 112  制御部 150  変調部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  状態調整信号のレベルに応じて状態が
    変化する複数台の状態可変手段を有する増幅手段と、上
    記状態可変手段と同数であってそれぞれ異なる基本周波
    数を有しこれら基本周波数から個別に周波数偏移させた
    制御信号の合成信号で搬送波を変調した変調制御信号と
    上記増幅手段に対する動作電源出力とが重畳された重畳
    信号から上記変調制御信号を抽出する抽出手段と、抽出
    された上記変調制御信号を上記合成信号に復調する復調
    手段と、復調された上記合成信号を上記各制御信号に分
    波してから上記周波数偏移に応じたレベルの状態調整信
    号に変換して対応する上記状態可変手段に供給する分波
    変換手段とを、具備する遠隔制御増幅器。
  2. 【請求項2】  離れた位置に設けられ内部に状態調整
    信号のレベルに応じて状態が変化する複数台の状態可変
    手段を有する遠隔制御増幅器に対する動作電源出力を生
    成する手段と、上記状態可変手段と同数であってそれぞ
    れ異なる基本周波数の発振信号を個別に周波数偏移させ
    た各制御信号を生成する手段と、上記各制御信号の合成
    信号で搬送波を変調して変調制御信号を生成する手段と
    、上記遠隔制御増幅器に伝送するように上記変調制御信
    号を上記動作電源出力に重畳する重畳手段とを、具備す
    る遠隔制御増幅器の制御装置。
  3. 【請求項3】  請求項2記載の遠隔制御増幅器の制御
    装置において、上記重畳手段が上記変調制御信号を上記
    動作電源出力に相互誘導結合によって行うことを特徴と
    する遠隔制御増幅器の制御装置。
  4. 【請求項4】  請求項3記載の遠隔制御増幅器の制御
    装置において、上記重畳手段と上記変調手段との間に不
    平衡減衰器を設けたことを特徴とする遠隔制御増幅器の
    制御装置。
  5. 【請求項5】  状態調整信号のレベルに応じて状態が
    変化する複数台の状態可変手段を有する増幅手段と、こ
    の増幅手段の出力が伝送される伝送線路と、この伝送線
    路の上記増幅手段とは反対側に設けられ上記伝送線路に
    供給する上記増幅手段に対する動作電源出力を生成する
    手段と、この動作電源出力生成手段側に設けられ上記状
    態可変手段と同数であってそれぞれ異なる基本周波数の
    発振信号を個別に周波数偏移させた各制御信号を生成す
    る手段と、上記各制御信号の合成信号で搬送波を変調し
    て変調制御信号を生成し上記動作電源出力と重畳して上
    記伝送線路によって上記増幅手段側へ伝送する手段と、
    上記増幅手段側に設けられて上記伝送線路を伝送された
    上記動作電源出力と上記変調制御信号との重畳信号から
    上記変調制御信号を抽出して上記変調制御信号を上記合
    成信号に復調する復調手段と、復調された上記合成信号
    を上記各制御信号に分波してから上記周波数偏移に応じ
    たレベルの状態調整信号に変換して対応する上記状態可
    変手段に供給する分波変換手段とを、具備する遠隔制御
    増幅器及びその制御装置。
  6. 【請求項6】  請求項5記載の遠隔制御増幅器及びそ
    の制御装置において、上記変調手段が振幅変調手段であ
    ることを特徴とする遠隔制御増幅器及びその制御装置。
  7. 【請求項7】  請求項5記載の遠隔制御増幅器及びそ
    の制御装置において、上記変調手段が周波数変調手段で
    あることを特徴とする遠隔制御増幅器及びその制御装置
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