JPH04311591A - めっき装置及びめっき方法 - Google Patents

めっき装置及びめっき方法

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JPH04311591A
JPH04311591A JP10384091A JP10384091A JPH04311591A JP H04311591 A JPH04311591 A JP H04311591A JP 10384091 A JP10384091 A JP 10384091A JP 10384091 A JP10384091 A JP 10384091A JP H04311591 A JPH04311591 A JP H04311591A
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JP
Japan
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plating
plating solution
cathode electrode
electrode
cylinder
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Application number
JP10384091A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Kamimura
裕彦 上村
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カソード電極とアノー
ド電極とをめっき液中に配し、電気めっきを行うめっき
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気めっきは、磁気装置及び薄膜の電気
素子の製造に永年使われている。ウェハ上に電気めっき
による精密めっきを施す場合、めっき液の攪拌,温度,
電流密度,及びpHを精密に制御する必要がある。特に
、合金等をめっきし、これを機能性膜として使用する場
合には、膜の組成等がその特性に大きく影響するため、
めっき条件の変動に対して敏感に組成が変動するめっき
浴では、めっき条件を変動させないために、より精密な
制御を行うことが必要とされる。例えば、薄膜磁気ヘッ
ド等に用いるNiFe合金めっきは、異常共析型に属し
、Niに比べてFeが析出し易く、めっき条件の変動に
対して敏感にその組成が変動する。
【0003】めっき条件の中で、その変動を防ぐことが
特に困難であるのは、再現性良くウェハ表面上にめっき
液の均一な流れを作るという条件である。この条件を実
現するための装置としては、めっき槽の中心部にて、均
一な速度で前後運動をするパドル式の攪拌器を備え、該
攪拌器の往復運動によってウェハを装着したカソード基
板上にめっき液の層状の流れを作るようにしたパドル式
往復運動攪拌めっき装置が提案されている(米国特許4
102756 号)。また、その他には、めっき液の流
れを与えるように固定された2つの壁材によって限定さ
れた流路を形成し、その流路の下方から上方へめっき液
を通流させて流路の上端からめっき液をオーバーフロー
させ、ウェハを装着したカソード電極上にめっき液の層
状の流れを作るようにした電解めっき槽が提案されてい
る(特開昭62−207895 号公報)。さらに、そ
の下面の入口からめっき液を導入し、その上端の、櫛歯
状をした部材から前記めっき液をオーバーフローさせる
、所謂カップを備えたカップ式噴流めっき装置において
、前記入口の上部に簡単な構造の整流器を配し、これに
よってめっき液の流れを制御し、これと共に、ウェハを
装着したカソード電極を回転させることにより、めっき
液の流れを制御し、めっき液の流れ全体の流速を均一と
するようにした装置が提案されている(特開平2−22
5693号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如きパドル式往復運動攪拌めっき装置及び電解めっき槽
では、めっき液の全流路に亘って層状の流れを作ること
ができないという問題がった。また、前述の如きカソー
ド電極を回転させるカップ式噴流めっき装置では、カソ
ード電極を回転させるので、めっき液はカップの中心部
から外側へ向かって均一に流れるが、めっき液はカップ
の中心部から外側へ向かってめっき反応をしながら流れ
るから、めっき液の濃度等の特性が中心部から外側へ向
かうに従って変化するという問題があり、さらに、簡単
な構造の整流器は、ウェハ上の微妙な流れの制御ができ
ないため、めっき液の流れの変動に対してその組成が敏
感に変動する合金めっき等には、適していないという問
題があった。
【0005】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、回転式のカソード電極を用いてめっきを行う場
合に、カソード電極に沿って流れるめっき液の濃度等の
特性の変化を抑制することにより、ウェハ上に膜質,組
成及び膜厚が精密に均一なめっき膜を得ることを可能と
するめっき装置及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のめっ
き装置は、その一面に試料を装着して周方向に回転する
円盤状のカソード電極と、前記一面と対向配置されたア
ノード電極とをめっき液中に配し、カソード電極とアノ
ード電極との間に通電することにより電気めっきを行う
めっき装置において、前記カソード電極の回転軸線上に
配され、その内部に複数の円筒状の内壁を同軸的に設け
た筒体を備え、該筒体内の空間の夫々からめっき液をカ
ソード電極の前記一面に供給するようにしてあることを
特徴とする。
【0007】本発明に係る第2のめっき装置は、その一
面に試料を装着して周方向に回転する円盤状のカソード
電極と、前記一面と対向配置されたアノード電極とをめ
っき液中に配し、カソード電極とアノード電極との間に
通電することにより電気めっきを行うめっき装置におい
て、その内部に樋形状の内壁を同軸的に複数設けた扇状
断面の筒を前記カソード電極の回転軸線の回りに連設し
、隣合う筒の前記内壁の径を異ならせてある筒体を備え
、該筒体内の空間の夫々からめっき液を前記カソード電
極の一面に供給するようにしてあることを特徴とする。
【0008】本発明に係る第1のめっき方法は、請求項
1記載のめっき装置を用いてめっきを行う方法であって
、筒体内の空間のめっき液の供給量を、筒体内の内側か
ら外側に向かうに従って多くすることを特徴とする。
【0009】本発明に係る第2のめっき方法は、請求項
2記載のめっき装置を用いてめっきを行う方法であって
、筒体内の空間のめっき液の供給量を、筒体内の内側か
ら外側に向かうに従って多くすることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の第1のめっき装置では、カソード電極
が回転するので、その回転によって、めっき液は、中心
部から外周部へ向かって一様に流れるが、この場合、め
っき液は、めっき反応をしつつ流れるので、このめっき
反応によってその濃度等の特性が変化するが、めっき液
が中心部から外周部へ向かって流れるに従って筒体内の
空間の夫々から新たなめっき液が供給されるので、カソ
ード電極に沿って流れるめっき液の濃度等の特性は、そ
の中心部から外周部に亘って一様となる。
【0011】本発明の第2のめっき装置では、第1のめ
っき装置と同様にめっき液が中心部から外周部へ向かっ
て流れるに従って筒体内の空間の夫々から新たなめっき
液が供給されるので、カソード電極に沿って流れるめっ
き液の濃度等の特性は、その中心部から外周部に亘って
一様となり、さらに、筒体の隣合う筒にあってはその内
壁の径を異ならせてあるため、隣合う筒の空間からカソ
ード電極に供給されるめっき液は、夫々カソード電極の
径方向における異なる位置に到達することとなり、カソ
ード電極に沿って流れるめっき液の濃度等の特性は、そ
の中心部から外周部に亘ってさらに一様となる。
【0012】前記第1のめっき装置を用いてめっきを行
う場合、筒体内の外側の空間よりも内側の空間の方がめ
っき液の供給量が多いと、カソード電極に沿ってその中
心部から外周部へ向かって流れるめっき液の流れに遮ら
れて、筒体内の外側の空間から供給されるめっき液がカ
ソード電極まで到達しない虞がある。本発明の第1のめ
っき方法では、筒体内の空間のめっき液の供給量を、筒
体内の内側から外側に向かうに従って多くするので、筒
体内の外側の空間から供給されるめっき液は、カソード
電極に沿って流れるめっき液に遮られることなくカソー
ド電極に到達する。
【0013】前記第2のめっき装置を用いてめっきを行
う場合、筒体内の外側の空間よりも内側の空間の方がめ
っき液の供給量が多いと、カソード電極に沿ってその中
心部から外周部へ向かって流れるめっき液の流れに遮ら
れて、筒体内の外側の空間から供給されるめっき液がカ
ソード電極まで到達しない虞がある。本発明の第2のめ
っき方法では、筒体内の空間のめっき液の供給量を、筒
体内の内側から外側に向かうに従って多くするので、筒
体内の外側の空間から供給されるめっき液は、カソード
電極に沿って流れるめっき液に遮られることなくカソー
ド電極に到達する。
【0014】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。図1は本発明に係るめっき装置の
構造を示す模式的縦断面図、図2はそのめっき槽の模式
的横断面図である。
【0015】図中1はアクリル樹脂製のめっき槽であり
、該めっき槽1は、有底円筒形の外槽11の内部に、そ
の底部を外槽11と共有し、その上端部12a の外径
が、それ以外の部分である本体部12b の外径よりも
大である段付き有底円筒形の内槽12を、同軸的に備え
ている。内槽12の本体部12b の内部には、内槽1
2の本体部12b 内の空間を、中心部の円柱状空間1
22 と、その周囲の複数の円筒状空間123,123
,…とに区分けする円筒形の複数の内壁121,121
,…が同軸的に備えられている。また内壁121,12
1,…の夫々の上端部は、上端へ向かうに従って所定量
拡径されている。
【0016】調整槽2にはその温度, 濃度及びpHが
管理されためっき液が貯留されており、調整槽2内のめ
っき液は、その中途部にポンプPを介設してなる流出管
21,ポンプPの出側の流出管21を分岐してなり、そ
の中途に流量制御用弁23,23,…を夫々介設してな
る導入管22,22,…とを介して、円柱状空間122
 及び円筒状空間123,123,…の夫々の底部から
内槽12内に導入されるようになっている。また、この
ようにして内槽12内に導入されためっき液は、内槽1
2からオーバーフローして前記外槽11と内槽12との
間の空間に溜まり、溜まっためっき液は、前記空間の底
部から導出管24を介して、調整槽2へ環流するように
なっている。
【0017】内壁121,121,…の上部における内
槽12の上端部12a 内には、円盤状のカソード電極
である回転電極3が配設されており、また、円柱状空間
122 内の下部及びその最も外側の空間を除く円筒状
空間123,123,…内の下部には夫々、その底部に
固定された金属棒40,40, …によって支持された
、Ni製の網状のアノード電極4,4,…が、前記回転
電極3と平行に配設されている。前記アノード電極4,
4,…は網状であるため、その網目の中をめっき液が通
過できるようになっている。前記金属棒40は、直流電
源6の負側端子と電気的に接続されており、アノード電
極4は金属棒40を介して直流電源6の負側端子と導通
されている。
【0018】前記回転電極3上面の中心部には、回転電
極3の回転軸30(ステンレス製)が取付けられている
。 回転軸30はサーボモータ5によって軸心回転させられ
るようになっており、回転電極3は回転軸30の軸心回
転に伴って回転するようになっている。また、回転軸3
0の軸長方向の中途部には、めっき槽1の上部に配され
てなり、回転軸30を支承する軸受部13が設けられて
いる。軸受部13は、円筒状の軸受ケース130 の内
部に、回転軸30を支承するボールベアリング131 
と、該ボールベアリング131 の上下に2段ずつ設け
られた腐食防止用のテフロンOリング132,132,
132,132 とを備えており、回転電極3の回転時
の偏心を防ぐ。
【0019】また、回転軸30の軸長方向における軸受
部13とサーボモータ5との間には、直流電源6からの
電流を回転軸30に流すべく直流電源6の正側端子と接
続された、りん青銅製のブラシ7と、その外周がブラシ
7に接触するように回転軸30を内嵌した導通用鋼管8
とが配設されている。これにより、回転電極3は回転軸
30,導通用鋼管8及びブラシ7を介して直流電源6の
正側端子と導通している。回転軸30は、導通用鋼管8
が嵌入された部分及び回転電極3への取付け部分等の導
通部分以外の部分を、腐食防止のためにテフロン皮膜に
て絶縁してある。
【0020】図3は回転電極3の裏面図、図4は回転電
極3の要部拡大縦断面図である。回転電極3は樹脂製の
円盤状のウェハホルダ31の下面にこれと同径の導電板
32を取付けてなり、導電板32は、その中心部におい
て回転軸30と導通されている。ウェハホルダ31には
、その径よりも小径の、異なる2つの同心円上に夫々、
正方形の穴310,310 …を4等配してあり、また
、導電板32には、ウェハホルダ31に設けられた穴3
10,310 …よりも小さい正方形の穴320,32
0 …を前記2つの同心円上に夫々、4等配してあり、
ウェハホルダ31と導電板32とは穴310,310 
…と穴320,320…とが重なるように取付けられて
いる。 また、導電板32の下面の中心部及び外縁部等の図中斜
線にて示す箇所には、テフロン皮膜321 がマスキン
グされており、これらの箇所はめっき液と絶縁される。 そして、ウェハホルダ31の穴310,310 …の夫
々には、ウェハ9,9…が、穴320,320 …の縁
部によって支持されるように装入される。このようにウ
ェハホルダ31の穴310,310 …の夫々に装入さ
れたウェハ9,9…は、その下面が導電板32の穴32
0,320 …から回転電極3の下面側に露出する。ま
た、導電板32におけるウェハ9と接触する部分及びテ
フロン皮膜321が施されていない部分は、めっき液に
溶解しないように金めっきが施されている。
【0021】また、図4に示されるように、ウェハホル
ダ31における正方形の穴310 の夫々の上部には、
ねじ穴311 が形成されており、ウェハ9がウェハホ
ルダ31の穴310に装入された場合、ウェハ9の上に
緩衝用のOリング312 が載置され、夫々のねじ穴3
11 に円形の蓋313 が螺入されることにより、ウ
ェハ9はウェハホルダ31の穴310 内に装着される
ようになっている。
【0022】以上の如く構成されためっき装置を用いて
めっきを行う場合、内槽12の円柱状空間122 及び
円筒状空間123,123,…内にめっき液が導入され
、回転電極3がサーボモータによって回転させられる。 円柱状空間122 及び円筒状空間123,123,…
内に導入されためっき液は図5の如く流れる。図5は内
槽12内のめっき液の流れを示す模式図である。図中の
矢符にて示される如く、めっき液は、円柱状空間122
及び円筒状空間123,123,…内において夫々下方
から上方へ流れ、内壁121,121,…の上端部が拡
径されているために前記上端部においてその流れの方向
が内槽12の外周方向へ所定角度変化して流れる。そし
て、円柱状空間122 及び円筒状空間123,123
,…内から上方へ流れ出ためっき液は回転電極3の下面
にて合流し、回転電極3の下面に沿ってその中心部から
径方向外側へ向けて流れる。このように流れるめっき液
は、回転電極3に装着したウェハ9に対してめっき反応
し、ウェハ9にめっきが施される。
【0023】回転電極3の下面では、その回転によって
、めっき液が中心部から外周部へ向かって一様に流れる
。この場合、めっき液は、めっき反応をしつつ流れるが
、めっき液が中心部から外周部へ向かって流れるに従っ
て円筒状空間123,123,…の夫々から新たなめっ
き液がめっき液の流れに合流するので、回転電極3の下
面におけるめっき液の濃度等の特性は、その中心部から
外周部に亘って一様となる。
【0024】また、円柱状空間122 及び円筒状空間
123,123,…の夫々から回転電極3へ向けて流れ
るめっき液の流量は、内槽12の中心部(円柱状空間1
22 )から外周部へ向かうに従って多くなるようにす
るのが最適である。 これは、内槽12の中心側の空間の流量が多いと、その
外周側の空間からめっき液が回転電極3へ向けて供給で
きなくなるからである。
【0025】次に、本発明のその他の実施例について説
明する。図6は本発明のその他の実施例を示すめっき槽
1の模式的横断面図である。図6に示されるめっき槽1
は、その内部に複数の樋形状の内壁124,124 …
を同軸的に設けた扇状断面の筒120,120 …を前
記回転電極3の回転軸30の軸線の回りに連設し、隣合
う筒120,120 の内壁124,124 …の径を
異ならせてある筒状の内槽12を備えている。このよう
な内槽12にあっては、隣合う筒120,120 内の
内壁124,124 …の径を異ならせてあるため、隣
合う筒120,120 内の扇状断面の空間である扇状
空間125,125,…から回転電極3に向けて供給さ
れるめっき液は、夫々回転電極3の径方向における異な
る位置に到達することとなり、回転電極3に沿って流れ
るめっき液の濃度等,反応率の特性は、その中心部から
外周部に亘ってさらに一様となる。また、このような構
成の内槽12を有するめっき装置にあっても、扇状空間
125,125,…の夫々から回転電極3へ向けて流れ
るめっき液の流量は、内槽12の中心部から外周部へ向
かうに従って多くなるようにするのが最適である。
【0026】次に、本発明に係るめっき装置及び2種類
の従来のめっき装置(米国特許4102756 号と同
様の第1の従来装置及び回転電極3を備えるが内壁12
1,121,…を備えない第2の従来装置)を使用して
実際にパーマロイ合金めっきを行った結果について説明
する。
【0027】まず、このめっきにおけるめっき条件につ
いて説明する。本発明のめっき装置においては、ウェハ
9には下地としてパーマロイ合金皮膜がスパッタ法によ
り予め成膜されている。アノード電極4,4,…は、2
mm厚のNi 金属網板を用いた。めっき液は、金属イ
オンとしてNiCl2 ・6H2 Oが60g/l 、
FeSO4 ・7H2 Oが1.5g/l添加されてお
り、また、pH緩衝剤としてほう酸が添加してあり、3
.00〜3.02pHに調整されてある。また、膜中の
応力を緩和するために、サッカリンナトリウムを応力緩
和剤として添加し、その他に電解支持剤として塩化ナト
リウム、表面の濡れ特性のためにラウリル硫酸ナトリウ
ムを界面活性剤として添加した。めっき液の温度は、ペ
ルティエ素子を用いた電子恒温装置を使用して、23±
0.1 ℃以内に調整した。めっき液への流量は、内槽
12をその中心部から外周部へ10層に分け(間隔:4
0mm, 槽内径200mm)、中心部から0.02l
/min ( 第1層),0.1 l/min ( 第
2層),0.2 l/min ( 第3層),0.4 
l/min ( 第4層),0.5l/min ( 第
5層),0.6 l/min ( 第6層),0.7 
l/min ( 第7層),0.9 l/min( 第
8層),1.0 l/min ( 第9層),1.1 
l/min ( 第10層)とした。また、第1の従来
装置及び第2の従来装置のめっき装置では、前述の如き
本発明のめっき装置におけるめっき条件と略等しいめっ
き条件でめっきを行った。
【0028】このようなめっき条件でめっきを行った結
果、第1の従来装置では、膜厚で最大7%,組成で最大
1wt%の分布があった。第2の従来装置では、中心部
から外周部へ向かう方向に対して膜厚で最大9%,組成
で最大2wt%の分布があった。また、本発明のめっき
装置では、中心部から外周部へ向かう方向に対して膜厚
で最大2%,組成で最大0.3wt %の分布があった
。この結果から明らかな如く本発明にあっては、従来装
置よりも膜厚及び組成の均一化が図れる。
【0029】なお、本実施例においては、めっき槽1を
アクリル樹脂製としたが、これに限らず、めっき槽1は
、塩化ビニール樹脂,ポリプロピレン樹脂及びテフロン
樹脂等、非導電性,非磁性で酸性めっき液と反応しない
その他の材料を用いても良い。また、本実施例において
は、アノード電極4,4…をNi製としたが、これに限
らず、めっきされる単体金属又は合金と同じものであれ
ば良い。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の第1のめっ
き装置では、めっき液が中心部から外周部へ向かって流
れるに従って筒体内の空間の夫々から新たなめっき液が
供給されるようになっているので、カソード電極上を流
れるめっき液の濃度等の特性は、その中心部から外周部
に亘って一様となり、また、本発明の第2のめっき装置
では、これに加えて筒体の隣合う筒にあってはその内壁
の径を異ならせてあるため、隣合う筒の空間からカソー
ド電極に供給されるめっき液は、夫々カソード電極の径
方向における異なる位置に到達することとなり、カソー
ド電極上を流れるめっき液の濃度等の特性は、その中心
部から外周部に亘ってさらに一様となる。また、本発明
の第1のめっき方法及び本発明の第2のめっき方法では
、筒体内の空間のめっき液の供給量を、筒体内の内側か
ら外側に向かうに従って多くするので、筒体内の外側の
空間から供給されるめっき液は、カソード電極に沿って
流れるめっき液に遮られることなくカソード電極に到達
するため、カソード電極上を流れるめっき液の濃度等の
特性は、その中心部から外周部に亘って一様となる。 このように、本発明においては、回転式のカソード電極
を用いてめっきを行う場合に、カソード電極に沿って流
れるめっき液の濃度,反応率等の特性が一様となること
により、ウェハ上に膜質,組成及び膜厚が精密に均一な
めっき膜を得ることが可能となる等、本発明は優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るめっき装置の構造を示す模式的縦
断面図である。
【図2】めっき槽の模式的横断面図である。
【図3】回転電極の裏面図である。
【図4】回転電極の要部拡大縦断面図である。
【図5】内槽内のめっき液の流れを示す模式図である。
【図6】本発明のその他の実施例を示すめっき槽の模式
的横断面図である。
【符号の説明】
3  回転電極 4  カソード電極 9  ウェハ 12  内槽 30  回転軸 120   筒 121,124   内壁 122   円柱状空間 123   円筒状空間 125   扇状空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  その一面に試料を装着して周方向に回
    転する円盤状のカソード電極と、前記一面と対向配置さ
    れたアノード電極とをめっき液中に配し、カソード電極
    とアノード電極との間に通電することにより電気めっき
    を行うめっき装置において、前記カソード電極の回転軸
    線上に配され、その内部に複数の円筒状の内壁を同軸的
    に設けた筒体を備え、該筒体内の空間の夫々からめっき
    液をカソード電極の前記一面に供給するようにしてある
    ことを特徴とするめっき装置。
  2. 【請求項2】  その一面に試料を装着して周方向に回
    転する円盤状のカソード電極と、前記一面と対向配置さ
    れたアノード電極とをめっき液中に配し、カソード電極
    とアノード電極との間に通電することにより電気めっき
    を行うめっき装置において、その内部に樋形状の内壁を
    同軸的に複数設けた扇状断面の筒を前記カソード電極の
    回転軸線の回りに連設し、隣合う筒の前記内壁の径を異
    ならせてある筒体を備え、該筒体内の空間の夫々からめ
    っき液を前記カソード電極の一面に供給するようにして
    あることを特徴とするめっき装置。
  3. 【請求項3】  請求項1記載のめっき装置を用いてめ
    っきを行う方法であって、筒体内の空間のめっき液の供
    給量を、筒体内の内側から外側に向かうに従って多くす
    ることを特徴とするめっき方法。
  4. 【請求項4】  請求項2記載のめっき装置を用いてめ
    っきを行う方法であって、筒体内の空間のめっき液の供
    給量を、筒体内の内側から外側に向かうに従って多くす
    ることを特徴とするめっき方法。
JP10384091A 1991-04-08 1991-04-08 めっき装置及びめっき方法 Pending JPH04311591A (ja)

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