JPH04311535A - ロール冷却方法 - Google Patents
ロール冷却方法Info
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- JPH04311535A JPH04311535A JP10350991A JP10350991A JPH04311535A JP H04311535 A JPH04311535 A JP H04311535A JP 10350991 A JP10350991 A JP 10350991A JP 10350991 A JP10350991 A JP 10350991A JP H04311535 A JPH04311535 A JP H04311535A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷却ロールへの巻付けに
より金属帯の冷却を行なうロール冷却方法に関する。
より金属帯の冷却を行なうロール冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ストリップ等の金属帯の連続焼鈍を行な
う連続焼鈍ラインや連続亜鉛鍍金ライン等で、複数の冷
却ロールへの巻付けによって該金属帯の急冷処理が実施
された時に、金属帯板幅方向に不均一冷却が生ずると、
該金属帯の形状崩れを起こし、その後続ライン設備中で
蛇行や絞り等を発生して、ラインの安定操業を損ねるこ
とになる。
う連続焼鈍ラインや連続亜鉛鍍金ライン等で、複数の冷
却ロールへの巻付けによって該金属帯の急冷処理が実施
された時に、金属帯板幅方向に不均一冷却が生ずると、
該金属帯の形状崩れを起こし、その後続ライン設備中で
蛇行や絞り等を発生して、ラインの安定操業を損ねるこ
とになる。
【0003】この様な不均一冷却を生ずる原因として、
冷却ロール表面に対する金属帯の部分的な接触不良によ
る金属帯板幅方向における冷却不足部分の発生が考えら
れる。
冷却ロール表面に対する金属帯の部分的な接触不良によ
る金属帯板幅方向における冷却不足部分の発生が考えら
れる。
【0004】そのため特公昭62−48732号、特公
昭63−8172号、特公昭63−14052号、特公
昭63−20894号及び実開昭56−143255号
等では、ロール冷却の補助冷却手段として金属帯表面に
ガスジェット冷却を行なう方法が提案され、特に特公昭
62−48732号、特公昭63−14052号及び実
開昭56−143255号では、板温の高い部分にガス
ジェット冷却を集中的に行なわしめる等、板温の均一化
に有効な手段が開示されている。
昭63−8172号、特公昭63−14052号、特公
昭63−20894号及び実開昭56−143255号
等では、ロール冷却の補助冷却手段として金属帯表面に
ガスジェット冷却を行なう方法が提案され、特に特公昭
62−48732号、特公昭63−14052号及び実
開昭56−143255号では、板温の高い部分にガス
ジェット冷却を集中的に行なわしめる等、板温の均一化
に有効な手段が開示されている。
【0005】又特公昭63−8171号や特開平1−2
68820号も冷却ロールによる金属帯の冷却後におけ
る板温分布を測定し、冷却不足の箇所(温度が高い部分
)がある場合に、後続の金属帯に対してちょうど冷却不
足になると予測される部分にガスジェット冷却を行なう
技術が開示されている。
68820号も冷却ロールによる金属帯の冷却後におけ
る板温分布を測定し、冷却不足の箇所(温度が高い部分
)がある場合に、後続の金属帯に対してちょうど冷却不
足になると予測される部分にガスジェット冷却を行なう
技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】これはいずれもロー
ル冷却で発生する冷却不足の箇所をガスジェット冷却等
の補助的手段で補おうとするものであり、これらの補助
冷却手段では、以下の様な理由からその冷却能力に限界
を生じていた。
ル冷却で発生する冷却不足の箇所をガスジェット冷却等
の補助的手段で補おうとするものであり、これらの補助
冷却手段では、以下の様な理由からその冷却能力に限界
を生じていた。
【0007】■ 最初に示した特公昭62−4873
2号等の技術ではガスジェット冷却を実施するのに、図
6に示される様に冷却ロール1の曲率に応じて湾曲して
形成された冷却ノズル200から該冷却ロールに巻回さ
れた金属帯X表面に直接冷却ガスを吹付けている構成を
用いている。しかし、装置構成上冷却ノズル200のロ
ール周方向の冷却長は固定とならざるを得ず、同図に示
される様に、金属帯Xに対する冷却ロール1の巻付け角
度を実線に示される状態から破線に示される状態に変更
した場合、冷却ノズル200が該金属帯Xに接触しない
ように該ノズル200を待避させる必要があり、その間
の距離Lが変化することになるため、冷却能力を一定に
保つことが困難になるという問題がある。特にラインス
ピードが変化した場合の巻付け角の変更(例えばロール
1本当りの温度降下量が一定であればスピード減は巻付
け角小となる)に対し、均一冷却の効果を維持すること
が困難になる。
2号等の技術ではガスジェット冷却を実施するのに、図
6に示される様に冷却ロール1の曲率に応じて湾曲して
形成された冷却ノズル200から該冷却ロールに巻回さ
れた金属帯X表面に直接冷却ガスを吹付けている構成を
用いている。しかし、装置構成上冷却ノズル200のロ
ール周方向の冷却長は固定とならざるを得ず、同図に示
される様に、金属帯Xに対する冷却ロール1の巻付け角
度を実線に示される状態から破線に示される状態に変更
した場合、冷却ノズル200が該金属帯Xに接触しない
ように該ノズル200を待避させる必要があり、その間
の距離Lが変化することになるため、冷却能力を一定に
保つことが困難になるという問題がある。特にラインス
ピードが変化した場合の巻付け角の変更(例えばロール
1本当りの温度降下量が一定であればスピード減は巻付
け角小となる)に対し、均一冷却の効果を維持すること
が困難になる。
【0008】■ 一方特公昭63−8171号等の後
者の技術では、ロール冷却入側部のガスジェット冷却に
より温度分布を制御しようとするものであるが、該構成
では冷却能力を大きくとれないため幅方向の板温偏差が
20〜40℃程度の軽微な状態にしか対応できないとい
う問題があった(仮りに局所的に板温を下げられたとし
ても、本来ロール冷却に要求される急冷開始温度の下限
を満足できないという別の問題も発生する)。
者の技術では、ロール冷却入側部のガスジェット冷却に
より温度分布を制御しようとするものであるが、該構成
では冷却能力を大きくとれないため幅方向の板温偏差が
20〜40℃程度の軽微な状態にしか対応できないとい
う問題があった(仮りに局所的に板温を下げられたとし
ても、本来ロール冷却に要求される急冷開始温度の下限
を満足できないという別の問題も発生する)。
【0009】その他、冷却ロール表面からの真空吸引に
より金属帯をロールに密着させて均一冷却を図る特開平
1−162728号等の構成もあるが、図7に示される
様にエッジ部がロール1面から浮上っている場合その浮
上ったエッジ部では開放端ということもあって周囲の雰
囲気ガスを吸引することになり、負圧を大きくとること
ができず、有効な吸着力を発生できないという問題があ
る。
より金属帯をロールに密着させて均一冷却を図る特開平
1−162728号等の構成もあるが、図7に示される
様にエッジ部がロール1面から浮上っている場合その浮
上ったエッジ部では開放端ということもあって周囲の雰
囲気ガスを吸引することになり、負圧を大きくとること
ができず、有効な吸着力を発生できないという問題があ
る。
【0010】本発明は従来技術の以上の様な問題に鑑み
創案されたもので、冷却ロール自身を直接冷却せしめ、
しかもその冷却能を局所的に高めんとするものである。
創案されたもので、冷却ロール自身を直接冷却せしめ、
しかもその冷却能を局所的に高めんとするものである。
【0011】
【問題点を解決するための手段】そのため本発明のロー
ル冷却方法は、冷却ロールの反巻付け側からロール幅方
向任意の部分の冷却を行なって金属帯板温の高い部分と
接触するロール表面温度を低下せしめることを基本的特
徴としている。
ル冷却方法は、冷却ロールの反巻付け側からロール幅方
向任意の部分の冷却を行なって金属帯板温の高い部分と
接触するロール表面温度を低下せしめることを基本的特
徴としている。
【0012】本発明の上記構成は上述した従来技術の様
に金属帯を直接冷却するものではなく、その意味からロ
ール冷却負荷が少ない場合に好適であるが、ロール表面
を金属帯巻付き側の反対で部分的に冷却してその部分の
冷却能をより向上させ、これによって金属帯の局所的な
冷却不足部分の冷却量を増やしてロール冷却を行ない、
該金属帯の均一冷却を可能にするものである。
に金属帯を直接冷却するものではなく、その意味からロ
ール冷却負荷が少ない場合に好適であるが、ロール表面
を金属帯巻付き側の反対で部分的に冷却してその部分の
冷却能をより向上させ、これによって金属帯の局所的な
冷却不足部分の冷却量を増やしてロール冷却を行ない、
該金属帯の均一冷却を可能にするものである。
【0013】
【実施例】以下本発明法の具体的実施例につき説明する
。
。
【0014】図1及び図2はストリップXの連続焼鈍ラ
インのロール冷却設備に付設された本発明法の実施設備
の概要を示す説明図である。
インのロール冷却設備に付設された本発明法の実施設備
の概要を示す説明図である。
【0015】該ラインでは板サイズ1220mm(w)
×0.7mm(t)のストリップXを200m/min
のラインスピードで通板させ、ガスジェット帯(図示な
し)で徐冷した後、縦型に5本の冷却ロール1a乃至1
eの設置された上記ロール冷却設備で急冷(150℃板
温降下)せしめ、次の過時効処理帯(図示なし)に送っ
ている。
×0.7mm(t)のストリップXを200m/min
のラインスピードで通板させ、ガスジェット帯(図示な
し)で徐冷した後、縦型に5本の冷却ロール1a乃至1
eの設置された上記ロール冷却設備で急冷(150℃板
温降下)せしめ、次の過時効処理帯(図示なし)に送っ
ている。
【0016】このロール冷却設備では各冷却ロール1a
乃至1eのストリップ巻回側とは反対側に、これらのロ
ールの曲率に対応して弧状に形成され、且つ冷却長がこ
れらのロールの半周分の長さ(最大巻付時にとり得る最
大長)に設計された幅100mmのガスジェット冷却ノ
ズル2a乃至2eが、1のロールにつきロール幅方向で
各2つずつ設けられている。又各冷却ロール1a乃至1
eはその冷却量調整の実施を必要とする観点からストリ
ップXに対し各ロールを水平方向に動かす押込み量制御
ができるように設置されているが、その押込み量制御の
際、前記ガスジェット冷却ノズル2a乃至2eは各ロー
ルの移動方向と同じ方向に移動できる構成を備えており
、そのためロールの押込み量制御を妨げることなく、該
ロールとのギャップを常に10mmに保持しておくこと
ができ、他の条件が変わらなければ該押込み量制御によ
ってもそのギャップを一定に保てるようになる。即ち、
各ガスジェット冷却ノズル2a乃至2eは図1に示され
る基台20上のガイド溝21に沿って油圧シリンダ22
により進退するロッド23の先端に取付けられており、
冷却ロール1a乃至1eの各水平方向の移動に同期させ
て同方向に移動できる構成となっている。 更に上記基台20自身が図示しない駆動機構によりロー
ル幅方向に移動できるように設置されており、この様な
構成で図2に示される様に各ガスジェット冷却ノズル2
a乃至2eも同方向に移動可能な状態になっている。
乃至1eのストリップ巻回側とは反対側に、これらのロ
ールの曲率に対応して弧状に形成され、且つ冷却長がこ
れらのロールの半周分の長さ(最大巻付時にとり得る最
大長)に設計された幅100mmのガスジェット冷却ノ
ズル2a乃至2eが、1のロールにつきロール幅方向で
各2つずつ設けられている。又各冷却ロール1a乃至1
eはその冷却量調整の実施を必要とする観点からストリ
ップXに対し各ロールを水平方向に動かす押込み量制御
ができるように設置されているが、その押込み量制御の
際、前記ガスジェット冷却ノズル2a乃至2eは各ロー
ルの移動方向と同じ方向に移動できる構成を備えており
、そのためロールの押込み量制御を妨げることなく、該
ロールとのギャップを常に10mmに保持しておくこと
ができ、他の条件が変わらなければ該押込み量制御によ
ってもそのギャップを一定に保てるようになる。即ち、
各ガスジェット冷却ノズル2a乃至2eは図1に示され
る基台20上のガイド溝21に沿って油圧シリンダ22
により進退するロッド23の先端に取付けられており、
冷却ロール1a乃至1eの各水平方向の移動に同期させ
て同方向に移動できる構成となっている。 更に上記基台20自身が図示しない駆動機構によりロー
ル幅方向に移動できるように設置されており、この様な
構成で図2に示される様に各ガスジェット冷却ノズル2
a乃至2eも同方向に移動可能な状態になっている。
【0017】一方各冷却ロール1a乃至1eの出側には
ストリップXの幅方向板温を測定する板温計3a乃至3
eが設けられており、各ロール1a乃至1e出側のスト
リップXの板温分布を測定している。
ストリップXの幅方向板温を測定する板温計3a乃至3
eが設けられており、各ロール1a乃至1e出側のスト
リップXの板温分布を測定している。
【0018】更に、各冷却ロール1a乃至1e毎に別個
に制御回路(図示なし)が設けられており、前記板温計
3a乃至3eの板温測定値が入力される。該制御回路は
入力された各ロール出側の板温分布に基づき、板温の高
い箇所に相当するロール面部分に各ガスジェット冷却ノ
ズル2a乃至2eが移動できる様に、基台20の駆動制
御機構へ制御信号を出力する。又これらの制御回路は冷
却処理を行なわないガスジェット冷却ノズル2a乃至2
eに対し、吐出ガス流速の低下や吐出停止の制御信号も
出力する。
に制御回路(図示なし)が設けられており、前記板温計
3a乃至3eの板温測定値が入力される。該制御回路は
入力された各ロール出側の板温分布に基づき、板温の高
い箇所に相当するロール面部分に各ガスジェット冷却ノ
ズル2a乃至2eが移動できる様に、基台20の駆動制
御機構へ制御信号を出力する。又これらの制御回路は冷
却処理を行なわないガスジェット冷却ノズル2a乃至2
eに対し、吐出ガス流速の低下や吐出停止の制御信号も
出力する。
【0019】本発明者等は上記ロール冷却設備で制御回
路によるガスジェット冷却ノズル2a乃至2eの移動及
び冷却処理制御を停止せしめて、手動により次の様な実
験を行なった。
路によるガスジェット冷却ノズル2a乃至2eの移動及
び冷却処理制御を停止せしめて、手動により次の様な実
験を行なった。
【0020】即ち、ガスジェット冷却装置2a乃至2e
の出力を停止せしめ、冷却ロール1a乃至1eにより急
冷されて出てくるストリップXの幅方向板温を板温計3
eにより測定したところ、その板温分布はエッジ部の板
温が高く、中央部とエッジ部との板温偏差は60℃あっ
た。
の出力を停止せしめ、冷却ロール1a乃至1eにより急
冷されて出てくるストリップXの幅方向板温を板温計3
eにより測定したところ、その板温分布はエッジ部の板
温が高く、中央部とエッジ部との板温偏差は60℃あっ
た。
【0021】次に本発明者等はガスジェット冷却ノズル
2a乃至2eの各2つを図3に示すように、ストリップ
Xの両エッジ側のロール表面部分であって且つこれらの
エッジから内側に100mmの幅の所に移動させ、ロー
ル1a乃至1eの表面部分へN2ガスジェット冷却を行
なった。この時のガス吐出流速を0から130m/sま
で上げながら実験を行なったところ、冷却ロール1e出
側のストリップXのエッジ部と中央部の板温偏差は吐出
ガス流速の上昇と共に減少し、110m/s以上では2
0℃のまま略一定となった(使用するN2ガスのガス流
量は流速に略比例するが、110m/sの時冷却ノズル
1個当り1400Nm3/Hの風量となった)。以上の
実験の際の吐出ガス流速と板温偏差の関係を図4に示す
。
2a乃至2eの各2つを図3に示すように、ストリップ
Xの両エッジ側のロール表面部分であって且つこれらの
エッジから内側に100mmの幅の所に移動させ、ロー
ル1a乃至1eの表面部分へN2ガスジェット冷却を行
なった。この時のガス吐出流速を0から130m/sま
で上げながら実験を行なったところ、冷却ロール1e出
側のストリップXのエッジ部と中央部の板温偏差は吐出
ガス流速の上昇と共に減少し、110m/s以上では2
0℃のまま略一定となった(使用するN2ガスのガス流
量は流速に略比例するが、110m/sの時冷却ノズル
1個当り1400Nm3/Hの風量となった)。以上の
実験の際の吐出ガス流速と板温偏差の関係を図4に示す
。
【0022】以上の実験結果から、ストリップXに局所
的な冷却不足部分がある場合に、その部分に接触する冷
却ロール表面の部分を冷却することで、該ロールで冷却
されるストリップXの局所的な冷却不足を解消すること
が可能なことがわかる。しかも巻付け側と反対側でロー
ルを直接冷却しているため、円周方向の冷却長は充分に
採れる長所がある。
的な冷却不足部分がある場合に、その部分に接触する冷
却ロール表面の部分を冷却することで、該ロールで冷却
されるストリップXの局所的な冷却不足を解消すること
が可能なことがわかる。しかも巻付け側と反対側でロー
ルを直接冷却しているため、円周方向の冷却長は充分に
採れる長所がある。
【0023】尚本実施例装置構成による実際の操業では
、前記制御回路の制御により、各ガスジェット冷却ノズ
ル2a乃至2eの幅方向への移動及び吐出ガス流速の調
整がなされることで、上記板温偏差は更に小さくなるも
のと予想される。又特にストリップXの板幅サイズ変更
があった場合でも即時に対応可能となり、更にこのよう
なロール表面部の冷却が必要ない時は、ガスジェット冷
却ノズル2a乃至2eのガス吐出停止や後方への待避も
できる様になる。
、前記制御回路の制御により、各ガスジェット冷却ノズ
ル2a乃至2eの幅方向への移動及び吐出ガス流速の調
整がなされることで、上記板温偏差は更に小さくなるも
のと予想される。又特にストリップXの板幅サイズ変更
があった場合でも即時に対応可能となり、更にこのよう
なロール表面部の冷却が必要ない時は、ガスジェット冷
却ノズル2a乃至2eのガス吐出停止や後方への待避も
できる様になる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した本発明法によれば、ロール
表面を巻付け側とは反対側で部分的に冷却してその部分
の冷却能をより向上させ、これによって金属帯の局所的
な冷却不足部分に対する冷却量を増やしロール冷却を行
なうことになるため、金属帯の均一冷却が可能となる。 この他、本発明法を上述した実施例中に示すようなガス
ジェット冷却ノズルを用いて実施した場合、金属帯巻付
き側にこの様なノズルを設けた前記従来構成の場合に比
べて次の様な効果が得られることになる。 イ)従来ノズルの場合、図5に示される様に冷却ロール
1の金属帯X巻付き側に該ノズル200を設置している
ため、金属帯X原板形状や溶接部通過のことを考慮する
と、ロール・ノズル間のギャップLは最低でも40mm
前後とせざるを得ないのに対し、本発明法ではノズル2
による冷却対象が冷却ロール1そのものであるため両間
のギャップL′は10mm以下の状態まで近づけること
もできる(このギャップL′が5mmであり、従来ノズ
ルを使用した際のギャップLが40mmとして両者の冷
却能、即ち熱伝達係数を比較すると、同一のノズル構成
及び風量の場合で本発明は従来例の約2.4倍となる)
。 ロ)ロール周方向の冷却長に関しては、金属帯巻付け角
の制約をあまり受けることなく大きくとれ、前記実施例
のようにロール半周分(角度θ′)とすることも可能で
ある。従って前述のイ)の特徴と合わせて考慮すれば、
従来の場合に比べ高冷却能を実施できる。 ハ)本発明の場合、巻付け角やラインスピードの変更が
ある時に、冷却ノズルの位置を変えずに吐出ガス量の制
御のみで対応可能となる。 ニ)本発明の場合、上記実施例に示される様に、冷却ノ
ズルは冷却ロールと一体で移動する構成が採用できるた
め、金属帯巻付け角が変化しても冷却ノズルとロール間
のギャップは常に一定となり、簡素な構造で冷却能を一
定に保つことが可能となる。
表面を巻付け側とは反対側で部分的に冷却してその部分
の冷却能をより向上させ、これによって金属帯の局所的
な冷却不足部分に対する冷却量を増やしロール冷却を行
なうことになるため、金属帯の均一冷却が可能となる。 この他、本発明法を上述した実施例中に示すようなガス
ジェット冷却ノズルを用いて実施した場合、金属帯巻付
き側にこの様なノズルを設けた前記従来構成の場合に比
べて次の様な効果が得られることになる。 イ)従来ノズルの場合、図5に示される様に冷却ロール
1の金属帯X巻付き側に該ノズル200を設置している
ため、金属帯X原板形状や溶接部通過のことを考慮する
と、ロール・ノズル間のギャップLは最低でも40mm
前後とせざるを得ないのに対し、本発明法ではノズル2
による冷却対象が冷却ロール1そのものであるため両間
のギャップL′は10mm以下の状態まで近づけること
もできる(このギャップL′が5mmであり、従来ノズ
ルを使用した際のギャップLが40mmとして両者の冷
却能、即ち熱伝達係数を比較すると、同一のノズル構成
及び風量の場合で本発明は従来例の約2.4倍となる)
。 ロ)ロール周方向の冷却長に関しては、金属帯巻付け角
の制約をあまり受けることなく大きくとれ、前記実施例
のようにロール半周分(角度θ′)とすることも可能で
ある。従って前述のイ)の特徴と合わせて考慮すれば、
従来の場合に比べ高冷却能を実施できる。 ハ)本発明の場合、巻付け角やラインスピードの変更が
ある時に、冷却ノズルの位置を変えずに吐出ガス量の制
御のみで対応可能となる。 ニ)本発明の場合、上記実施例に示される様に、冷却ノ
ズルは冷却ロールと一体で移動する構成が採用できるた
め、金属帯巻付け角が変化しても冷却ノズルとロール間
のギャップは常に一定となり、簡素な構造で冷却能を一
定に保つことが可能となる。
【図1】ロール冷却設備に適用された本発明法の実施設
備概要を示す概略図である。
備概要を示す概略図である。
【図2】本実施例設備におけるガスジェット冷却ノズル
の付設状態を示す斜視図である。
の付設状態を示す斜視図である。
【図3】本実施例でガスジェット冷却ノズルによるロー
ル表面冷却箇所を示す説明図である。
ル表面冷却箇所を示す説明図である。
【図4】本実施例で得られた吐出ガス流速と板温偏差の
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図5】本発明の実施例中で用いられた冷却ノズルと従
来の冷却ノズルの付設位置関係を示す説明図である。
来の冷却ノズルの付設位置関係を示す説明図である。
【図6】ロール冷却設備の補助冷却装置として用いられ
た従来の冷却ノズルの設置状態を示す説明図である。
た従来の冷却ノズルの設置状態を示す説明図である。
【図7】真空吸引により冷却ロール表面に金属帯を密着
させようとする従来例におけるエッジ部の浮上り状態を
示す説明図である。
させようとする従来例におけるエッジ部の浮上り状態を
示す説明図である。
1、1a〜1e 冷却ロール2a〜2e、2
00 ガスジェット冷却ノズル3a〜3e
板温計
00 ガスジェット冷却ノズル3a〜3e
板温計
Claims (1)
- 【請求項1】 冷却ロールの巻付けにより金属帯の冷
却を行なうロール冷却方法において、該冷却ロールの反
巻付け側からロール幅方向任意の部分の冷却を行なって
金属帯板温の高い部分と接触するロール表面温度を低下
せしめることを特徴とするロール冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10350991A JPH04311535A (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | ロール冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10350991A JPH04311535A (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | ロール冷却方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04311535A true JPH04311535A (ja) | 1992-11-04 |
Family
ID=14355942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10350991A Withdrawn JPH04311535A (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | ロール冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04311535A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998041661A1 (fr) * | 1997-03-14 | 1998-09-24 | Nippon Steel Corporation | Dispositif de traitement thermique par jet de gaz |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP10350991A patent/JPH04311535A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998041661A1 (fr) * | 1997-03-14 | 1998-09-24 | Nippon Steel Corporation | Dispositif de traitement thermique par jet de gaz |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980711 |