JPH04310620A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH04310620A
JPH04310620A JP7503691A JP7503691A JPH04310620A JP H04310620 A JPH04310620 A JP H04310620A JP 7503691 A JP7503691 A JP 7503691A JP 7503691 A JP7503691 A JP 7503691A JP H04310620 A JPH04310620 A JP H04310620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
tape
film
recording medium
width direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP7503691A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Shinohara
紘一 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7503691A priority Critical patent/JPH04310620A/ja
Publication of JPH04310620A publication Critical patent/JPH04310620A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体積記録密度向上を図
った薄型の磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、最も情報量の多い記録である映像
情報の記録再生においては、高画質,高音質化の要求に
加えて、記録再生,保存をよりコンパクトに行うことが
強く求められ、面記録密度と共に体積記録密度の向上が
続けられている。特に民生分野では長時間記録が進展し
、VHSフォーマットではテープ全厚が13μm近くに
、8ミリフォーマットでは9μm迄薄型化が進められて
きている。
【0003】これ迄薄型化は、高分子フィルムの剛性強
化及び、物性的に有利な素材への変更等によって達成さ
れてきたが更に薄型化した磁気テープで最も面記録密度
を高められるヘリカルスキャンアジマス記録を行うと、
高周波出力のエンベロープ波形がくずれ、十分なC/N
特性の確保が困難なことから、高密度記録特性に優れ、
かつヤング率も桁違いに大きい強磁性金属薄膜を磁気記
録層とした磁気テープが提案されている。特に両面に薄
膜を配し高分子フィルムの薄型化により劣化する機械強
度の補強を行ったものは有望視されている(特開昭59
−175032号公報、特開昭60−50717号公報
等参照)。
【0004】以下に従来の両面薄膜型の磁気記録媒体に
ついて説明する。図2は従来の磁気記録媒体の拡大断面
を示すものである。図2において、1はポリエチレンテ
レフタレート,ポリエチレンナフタレート,アラミド,
ポリイミド等の高分子フィルムで、必要に応じて微粒子
塗布層等を片面、又は両面に配したものでもよい。2は
Co−Ni−O,Co−Cr,Co−Pt−B−O等の
強磁性金属薄膜で、層構成法、磁化容易軸方向について
特に限定を受けるものではない。3は潤滑剤層で、パー
フルオロポリエーテル,脂肪酸等が用いられている。4
は蒸着補強層でBe,B,WC等のスパッタ膜や電子ビ
ーム蒸着膜で、5はプラズマ重合膜である。
【0005】以上のように構成された磁気記録媒体につ
いて、以下その動作について説明する。高分子フィルム
を例えば5μmとすると、その両側の面に配した薄膜は
、ヤング率が高分子フィルムの10倍以上あるので、例
え膜厚が0.2μmであってもヤング率と厚みの積は、
高分子フィルムの値と対比すると、等価的に2μmに近
い効果をもつ。従って全厚が9μmと等価的にみなすこ
とができ、現実に実用化されている9μmテープと同程
度以上の高周波出力のエンベロープ波形を得ることがで
きることになる。実際の厚みは5.4μmであり、大幅
に薄型化が出来る訳である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、回転ヘッドとの接触に関しては補強効果
が明確であり、高周波出力のエンベロープ波形も良好で
あるが、現状の磁気記録再生系は、テープ上に斜めに記
録パターンを配列するものであり、テープ走行は平面上
では行われず、3次元的にひねられることになり、テー
プに対しいわゆる座屈応力がかかり、その応力に対して
十分な補強効果が得られていない為に、エツジダメージ
が発生し狭トラック記録でのエラー発生確率が増大する
という問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、エッジダメージのない狭トラック記録での高密度記
録用の薄型の磁気記録媒体を提供することを目的とする
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気記録媒体は、高分子フィルムの一方に磁
気記録層、もう一方に蒸着膜と樹脂膜を積層配設して成
る磁気テープにあって、上記蒸着膜が幅方向に伸びた柱
状微粒子から成る構成を有している。
【0009】
【作用】この構成によって、本発明の磁気記録媒体は、
幅方向の応力によって座屈現象が起こりにくくなる。即
ち幅方向の応力に対し、幅方向に伸びた柱状微粒子の補
強効果が大きく作用し、座屈を誘起しなくなるものであ
る。これによって、テープ全厚をより薄く構成できるこ
とになるのである。
【0010】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例について
、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1において、6はポリエチレンテレフタ
レート,ポリエチレンナフタレート,ポリイミド,アラ
ミド等の高分子フィルムで、7は磁気記録層で、酸素雰
囲気中でCo,Co−Ni(Ni:10〜25wt%)
を斜め蒸着をして得られるもの、入射角を40°から0
°の範囲内で限定して垂直磁化可能にしたCo−O,C
o−Ni−O膜、スパッタ法や高温キャンに沿わせた状
態での電子ビーム蒸着法により得られるCo−Cr,C
o−Cr−Ta等の垂直磁化膜等の金属薄膜型の磁気記
録層はもとより強磁性金属粉末をポリウレタン,塩ビ,
酢ビ共重合樹脂等に無機微粒子等と共に分散させ溶剤で
希釈した塗布液をグラビュアコータ,ダイコータ等によ
り塗布,乾燥,硬化し、磁場配向処理,カレンダ処理等
を施して得られる塗布型磁気記録層のいずれでもよい。 8は、蒸着膜であり、Ni,NiCr,Cr,Ti,Z
r等の金属、SiOx,TiOx,ZrOx,WOx,
TaOx等の酸化物,窒化物,炭化物等の材料で、かつ
、柱状微粒子が幅方向に伸びた状態の薄膜で構成された
ものである。かかる構成の蒸着膜の形成は、幅方向に対
して斜め蒸着を行うことで得られ、必要であれば斜めス
パッタリング法によることもできる。9は、樹脂膜で、
走行性を改善する目的でカーボンや炭化やルシウムを分
散させ、必要であれば潤滑剤を含んだ構成でもよく、溶
液をダイコータ,リバースロールコータ等で塗布,乾燥
,硬化することで得られる。
【0012】厚み5.8μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを用い、一方にCo−Ni−O斜め蒸着膜
を配したものと、鉄微粒子を分散させた塗布膜を配した
ものとを準備した。Co−Ni−O膜は0.22μm,
保磁力1400(Oe),残留磁束密度4000(G)
,塗布膜は2.4μm,保磁力1550(Oe),残留
磁束密度2800(G)である。比較例として厚み8μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルム上に同じ塗布
膜を配したものも準備した。実施例については、もう一
方のフィルム面に、電子ビーム蒸着法で、テープの幅方
向に対して斜め蒸着を行って薄膜を0.2μm形成した
。薄膜の種類を変えて実施した上で、その上にカーボン
と炭化カルシウムを1:1の比率でポリエステル樹脂に
対して、フィラー量を等重量とした構成のバックコート
層を0.3μm形成し、Co−Ni−O膜上には、パー
フルオロポリエーテルを約50Å塗布し、夫々8ミリ幅
の磁気テープに加工し、市販の8ミリVTRを用いロー
ディングアンローディングの繰り返しによるテープダメ
ージの進行を評価した。尚比較例についてもバックコー
ト層は実施例と同一とした。ローディングアンローディ
ングを繰り返すと、テープの幅方向に応力がかかり、テ
ープ変形が起こり、強度が小さい場合には座屈が起こり
、エッジ折れや、いわゆるワカメ状変形が起こり、高密
度化を進める上で、S/N低下やエラー増の問題が起き
るが、実施例は補強蒸着膜が、柱状粒子を折るように作
用する応力に対して強く作用するため、上記した座屈に
対する抗力が大きくなりエッジダメージの発生を抑制で
きるのである。この作用が単に蒸着膜を配したことによ
るものでないことを明らかにするために、一部蒸着を一
般的に機械強度が大きくなるといわれている垂直蒸着で
行ったものを加え、それを含め評価結果を(表1)に比
較して示している。
【0013】
【表1】
【0014】この(表1)から明らかなように、本実施
例による磁気記録媒体は、テープダメージに対する耐力
のある薄型高密度記録の実用性の点で優れた効果が得ら
れる。
【0015】以上のように本実施例によれば、高分子フ
ィルムの一方に磁気記録層、もう一方に蒸着膜と樹脂膜
を積層配設してなる磁気テープにあって、上記蒸着膜を
幅方向に伸びた柱状微粒子で構成することにより、薄型
化した時のテープダメージを防ぎ、エラー増やS/N低
下等の性能劣化を防止し高密度磁気記録を高い信頼度で
繰り返し行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、テープの
幅方向に伸びた柱状微粒子から成る薄膜を磁気記録層と
反対側に設けることにより、薄型化テープの実用信頼性
を確保することができる優れた磁気記録媒体を実現でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気記録媒体の拡大
断面図
【図2】従来の磁気記録媒体の拡大断面図
【符号の説明】
6  高分子フィルム 7  磁気記録層 8  蒸着膜 9  樹脂膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高分子フィルムの一方に磁気記録層、もう
    一方に蒸着膜と樹脂膜を積層配設してなる磁気テープに
    あって、上記蒸着膜が幅方向に伸びた柱状微粒子から成
    る磁気記録媒体。
JP7503691A 1991-04-08 1991-04-08 磁気記録媒体 Pending JPH04310620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7503691A JPH04310620A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7503691A JPH04310620A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 磁気記録媒体

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Publication Number Publication Date
JPH04310620A true JPH04310620A (ja) 1992-11-02

Family

ID=13564574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7503691A Pending JPH04310620A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 磁気記録媒体

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