JPH0430999Y2 - - Google Patents

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JPH0430999Y2
JPH0430999Y2 JP17293587U JP17293587U JPH0430999Y2 JP H0430999 Y2 JPH0430999 Y2 JP H0430999Y2 JP 17293587 U JP17293587 U JP 17293587U JP 17293587 U JP17293587 U JP 17293587U JP H0430999 Y2 JPH0430999 Y2 JP H0430999Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、焼物製造装置に関し、特に、遠赤外
線による網焼装置に関する。また、本考案は、油
分の多い魚肉、焼鳥、鳥のもも肉、鳥のむね肉、
牛肉等の油分の多い食材用の焼物製造装置におけ
る油受け用の底板に関する。
(ロ) 従来の技術 鰻、穴子、秋刀魚、鯖等の油分の多い魚肉、焼
鳥、鳥のもも肉、鳥のむね肉、牛肉等の油分の多
い食材を焼く時、前記食材から油がたれて周囲を
汚すので、加熱領域には、金網等の格子下方に油
受用の底板が設けられている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、このように加熱領域の金網等の格子下
方に油受用の底板を設けると、底板に留まつた油
分が加熱されて、油分に引火する危険があるの
で、底板上に水を張り或は水を流して底板が引火
点に至らぬように冷却している。このように底板
上に水を張り或は水を流すと、油分の混入した水
となり、これは、その儘廃棄すると油膜を形成す
るなどして環境を破壊する危険があり問題であ
る。油分を分離するために底板の側壁の所定の高
さに穴を設けて、油分を穴から取出すことができ
るようにして底板が提案されているが、水分が蒸
発して水位が低くなると、油分への引火の危険が
生じ問題である。
本考案は、従来の焼物製造装置における底板に
係る問題点を解消することを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、油分に引火することなく、油分を速
やかに排出できる底板を備えた焼物製造装置を提
供することを目的としている。
すなわち、本考案は、加熱領域下方に油受用底
板を備える焼物製造装置において、油受用底板は
加熱領域下方で一方向に傾斜して、その下方に背
の低い側部から背の高い側部へとその断面を拡大
させている水套室を形成しており、前記水套室の
背の低い側部には複数の冷却用水供給口が形成さ
れると共に、背の高い側部には複数の排水口が形
成されていることを特徴とする焼物製造装置にあ
る。
本考案において、底板は、滴下した油分が速か
に流出するように傾斜して設けられている。傾斜
方向は何れの方向であつてもよいが、底板の傾斜
面の勾配をとり易くし、また、底板を加熱体から
所定距離離して設け易くするために、金網等の格
子の長さが短い側に傾斜させるのが好ましい。
本考案において、底板の傾斜面は、引火点に至
らぬように冷却させるために、その下方に水套室
が設けられる。水套室には冷却用水導入口と冷却
済水の排出口が設けられる。この場合、排出口を
水套室の背の高い側に設けると、水套室内に発生
する水蒸気を速やかに移動でき、空気溜等が形成
されることがないので好ましい。
本考案において、底板傾斜面は、油分けであ
り、該面上に開口する案内管路を、焼物装置の外
方に導き、集油管に集中接続することにより、加
熱時に食材から滴下する油分を収集し、適宜処理
することができる。
(ホ) 作用 本考案は、焼物装置の加熱領域の金網等の格子
下方に油受用の底板を傾斜させて設けると共にそ
の下方に冷却用の水套室を設けたので、底板は水
套室内の冷却水により絶えず冷却されることにな
り、仮令、油分の多い魚肉等の食材を焼いて、油
分が滴下するとしても、滴下する油分は、直ちに
冷却されることになり、引火点以上に加熱される
ことがない。
このように、本考案によると、滴下する油分
は、冷却されながら底板の傾斜面に沿つて速やか
に流出させられるので油分が、多量に滴下して
も、引火する危険がなく、また、油の収集を行う
ことも容易であり、環境上の問題を起こすことも
ない。
(ヘ) 実施例 次に添付図面を参照することにより、本考案の
実施の態様の一を説明するが、この説明及び例示
によつて、本考案は何ら制限を受けるものではな
い。
第1図は、本考案の一実施例についての説明の
ための概略の側断面図であり、第2図は、第1図
の例についての概略の正断面図であり、第3図及
び第4図は、第1図の例における底板ハウジング
及び遠赤外線ランプ取付け部の部分的拡大断面図
である。
魚焼器1は、正面側壁部2及び背面側壁部3に
入口4及び出口5を備え、天井部6に、排気口7
及び8を備え、左右両側には扉9が取外し可能に
はめ込まれているハウジング10によつて形成さ
れている。ハウジング10内には、入口4から出
口5にかけてクロスバーチエーンコンベヤ11が
設けられている。クロスバーチエーンコンベヤ1
1は、所定間隔にクロスバー12をクロスバーチ
エーンコンベヤ11のチエーン13間に取付けら
れている。クロスバーチエーンコンベヤ11は、
表面が、テフロン加工されて、焼物が付着するこ
となく、その取外しが簡単かつ容易に行うことが
できるような金網が設けられている焼物用の載置
具14を、クロスバー12の上方に載置可能に形
成されている。クロスバーチエーンコンベヤ11
は、駆動側スプロケツト15と従動側スプロケツ
ト16間に掛け渡されており、アイドラ17によ
つて適当な張力を付されて運転される。
ハウジング10内には、排気口7及び8の間に
クロスバーチエーンコンベヤ走行路18の通路用
の穴19を備える隔壁20が設けられており、入
口4を有する第一の区画室21及び出口5を有す
る第二の区画室22及びそれらの間の中央区画室
23に区画されている。排気口7及び8には、
夫々、動力源(図示されていない。)に接続され
て、比例式排気ダンパー24及び25が回動可能
に設けられている。これらの排気ダンパーは、
夫々の区画室に設けられている温度センサ(図示
されていない。)によつて、区画室内の温度が一
定温度を越えたところを検出したところで開き、
一定温度より下つたところを検出して閉じるよう
に作動する。
クロスバーチエーンコンベヤベルト走行路18
の上方及び下方には、遠赤外線ランプ26及び2
7が遠赤外線ランプホルダ28及び29を介し
て、夫々複数列に遠赤外線ランプ支持枠30及び
31に取付けられて配設されている。遠赤外線ラ
ンプ支持枠30及び31は、夫々魚焼器1の天井
側梁部材32及び床側梁部材33夫々の上端及び
下端が固定されている支柱34にボルト35及び
36により固定されている(第2図及び第3図)。
この場合、支柱34にボルト案内用の長孔37を
設け、この長孔37内に固定用ボルト35及び3
6を挿通してナツト38及び39を螺着して、遠
赤外線ランプの位置を適宜調節できるように、遠
赤外線ランプ支持枠30及び31を、固定片40
を介して固定する。上方の遠赤外線ランプ26に
は、ランプ上方に反射板41設けられている。
上記遠赤外線ランプ27の下方には、コンベヤ
11の幅の一方向に傾斜している底板部材42を
上面に備える底板ハウジング43が形成されてい
る。この底板ハウジング43内は、底板部材の冷
却用に形成されており、低い側44には、冷却水
導入口45、排水口46が形成されている。
本例においては、底板ハウジング43の傾斜面
47は枠部材48で囲まれており、その低い側4
4には、油抜き用排出口49が形成されており、
傾斜面47に沿つて流下する油は、排出口49か
ら排出される。
本例においては、排水路50は、低い側44の
方から底板ハウジング34内に導入されて、高い
側の方に延びて一段高い断部51内に立ち上がり
開口部52が形成され、冷却水は、その上端開口
52内に溢流排出される。
本例において、底板ハウジング43の上方に
は、隔壁20内等で滴下する油を底板部材42上
に導き、また、底板部材42以外への油の飛散を
防止するように、案内板部材53及び54が、周
囲に設けられている。案内板部材53及び54へ
の油の滴下は極めて僅かであるが、案内板部材5
3及び54の取付けは、油が速やかに流下するよ
うに急勾配に形成されるので、案内板部材上で油
が燃焼しても然程大事に至らない。
また、本例においては、遠赤外線ランプ27の
上方に油避け用のカバー55が枠56に取外し可
能に設けられている。
本例の魚焼器1は、以上のように構成されてい
るので、各排気ダンパー24及び25を閉じ、遠
赤外線ランプ26及び27を点灯し、クロスバー
チエーンコンベヤ11に魚介類を載置した載置具
14を載置して、該コンベヤ装置を作動させるこ
とにより、魚介類を焼くことができる。
遠赤外線ランプ26及び27による加熱によ
り、夫々の区画室21,22及び23が、夫々の
所定温度を越えたところで、ダンパー24及び/
又は25を開き、温度を所定温度に低下させたと
ころで、ダンパー25及び/又は25を閉じて、
夫々の区画室21,22及び23の温度調節を行
うことができる。
焼物用の魚介類は載置具14に載置されて、入
口4の前方でクロスバーチエーンコンベヤ11上
に載置されて送られ、出口5の後方でクロスバー
チエーンコンベヤ11から取出される。
焼物用の魚介類は、載置具14の金網上に載せ
られ、遠赤外線ランプによつて加熱されて、油分
を滴下するが、この滴下された油分は底板ハウジ
ング43の底板部材42の傾斜面47上に落下す
るが、底板ハウジング43の傾斜面47は、導入
口45からノズル57を経て底板ハウジング43
内に供給され、排水路50から排出される水によ
り60℃以下内温度に保たれているので、傾斜面上
に滴下した油は、直ちに60℃以下の温度に冷却さ
れ、該傾斜面47に沿つて流出する。したがつ
て、本例においては、滴下した油分が引火燃焼す
ることがない。
本例においては、遠赤外線ランプによる加熱温
度の調節を該ランプの上下方向の移動によつて行
えるように、上下方向位置調節可能に、遠赤外線
ランプ26及び27を取付けているが、固定にし
て、供給電力を調節して温度調節をはかることが
できる。もとより、遠赤外線ランプ26及び27
を上下方向調節可能に取付けて、さらに電力調節
により温度調節を行うこともできる。
本例においては、区画室当り一箇の排気口を設
けているが、複数個排気口を設けてもよく、焼物
の種類に応じて、ハウジング10内の細かい温度
調節を可能にするために、二以上の区画室に形成
することもできる。また、隔壁を設けないで、全
体一室に形成することもできる。
本例においては、遠赤外線ランプ27上方に油
避け用のカバー55が取外し可能に配置されてお
り、焼物製造時に滴下する油分がカバー55上で
燃焼を起こす場合は、カバー55を取外すことが
できる。
(ト) 考案の効果 本考案は、クロスバー等の格子下方に油受用の
底板を傾斜させて設けると共にその下方に冷却用
の水套室を設けたので、従来の焼物製造装置に比
して油分の多い食材を焼いても、滴下した油分に
引火することがなく、安全である。また、排出さ
れる油分には、従来のように冷却水が混入しない
ので、排出された油分を処理するとしても、その
処理は簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例についての説明の
ための概略の側断面図であり、第2図は、第1図
の例について概略の正断面図であり、第3図及び
第4図は、第1図の例における底板ハウジング及
び遠赤外線ランプ取付け部の部分的拡大断面図で
ある。 図中の符号について、1は魚焼器、2は正面側
壁部、3は背面側壁部、4は入口、5は出口、6
は天井部、7及び8は排気口、9は扉、10はハ
ウジング、11はクロスバーチエーンコンベヤ、
12はクロスバー、13はチエーン、14は焼物
用の載置具、15は駆動側スプロケツト、16は
従動側スプロケツト、17はアイドラ、18はク
ロスバーチエーンコンベヤ走行路、19は穴、2
0は隔壁、21は第一の区画室、22は第二の区
画室、23は中央区画室、24及び25は比例式
排気ダンパー、26及び27は遠赤外線ランプ、
28及び29は遠赤外線ランプホルダ、30及び
31は遠赤外線ランプ支持枠、32は天井側梁部
材、33は床側梁部材、34は支柱、35及び3
6は固定用ボルト、37は長孔、38及び39は
ナツト、40は固定片、41は反射板、42は底
板部材、43は底板ハウジング、44は低い側、
45は冷却水導入口、46は排水口、47は傾斜
面、48は枠部材、49は排出口、50は排水
路、51は一段高い段部、52は開口部、53及
び54は案内板部材、55は油避け用のカバー、
56は枠、57はノズルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱領域下方に油受用底板を備える焼物製造装
    置において、油受用底板は加熱領域下方で一方向
    に傾斜して、その下方に背の低い側部から背の高
    い側部へとその断面を拡大させている水套室を形
    成しており、前記水套室の背の低い側部には複数
    の冷却用水供給口が形成されると共に、背の高い
    側部には複数の排水口が形成されていることを特
    徴とする焼物製造装置。
JP17293587U 1987-11-12 1987-11-12 Expired JPH0430999Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17293587U JPH0430999Y2 (ja) 1987-11-12 1987-11-12

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JP17293587U JPH0430999Y2 (ja) 1987-11-12 1987-11-12

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Publication Number Publication Date
JPH0176729U JPH0176729U (ja) 1989-05-24
JPH0430999Y2 true JPH0430999Y2 (ja) 1992-07-27

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JP17293587U Expired JPH0430999Y2 (ja) 1987-11-12 1987-11-12

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