JPH0430879Y2 - - Google Patents

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JPH0430879Y2
JPH0430879Y2 JP7051084U JP7051084U JPH0430879Y2 JP H0430879 Y2 JPH0430879 Y2 JP H0430879Y2 JP 7051084 U JP7051084 U JP 7051084U JP 7051084 U JP7051084 U JP 7051084U JP H0430879 Y2 JPH0430879 Y2 JP H0430879Y2
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hearing aid
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coupling
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、カスタム挿耳型補聴器(Custom In
The Ear)に関するものである。
(背景技術とその問題点) カスタム挿耳型補聴器とは、各個人の外耳道の
形状と聴力損失に合せて製作する補聴器をいう。
即ち当該補聴器を装用する個々人のそれぞれの外
耳道の形状に適合すべく製作された合成樹脂製の
耳型ケース中に、個々人の聴力損失に適合するマ
イクロホン、イヤホン、増幅器等でなる補聴器本
体部を組み込んだものをいう。尚この場合、耳型
ケースは耳型耳センとしての機能をも果たすこと
になる。
従来一般に使用されてきた補聴器を、その形状
から分類すると箱型、眼鏡型、耳掛型、挿耳型が
あるが、いずれも画一的に製作された、いわばで
きあいの耳セン、もしくは耳セン形状のイヤホン
を使用するものであつた。しかしながら、これで
は個々人の外耳道はそもそも個人差を有している
ため、耳センの装着に関し必ずしも緊密な適合が
得られるものではなく、従つて脱落し易く、また
装用感の良好なものではなかつた。
これに対し、個々人の外耳道に適合する如く製
作された合成樹脂製の耳型耳センが提案され、上
述の問題点を解消している。また従来の挿耳型補
聴器を上記耳型耳センに埋め込む方法も考えられ
ているが、補聴器全体の重量が重くなるので快適
な装着には不便であり、事実この方式は採用され
ていない。
ところでカスタム挿耳型補聴器は、以上の技術
的背景をもつて提案されたものであり、外耳道に
ピツタリと適合し、脱落しにくく、また目立たな
く好ましいものである。
従来、この補聴器は、第1図に示すごとく各個
人毎にシリコーン樹脂等の印象剤で外耳道の型を
とり、これを父型にしてさらに石膏等で母型を造
り、母型からアクリル樹脂等の即時重合レンジを
流しこんで1m/m程度の肉厚の挿耳型補聴器の
殻体1を作成する。この殻体1の開口部に、第2
図、第3図で示すイヤホン2、マイクロホン3、
増幅器4、電池ケース5、ボリウム調節スイツチ
6等の各コンポーネントを付設したアクリル樹脂
等の硬質合成樹脂でなるフエースプレート7を接
着結合する。殻体1からはみ出した余分なフエー
スプレート7は切り落し、更に研磨して製作され
る。
このような従来のカスタム挿耳型補聴器はアク
リル樹脂等の硬質合成樹脂で構成されている。即
ちフエースプレート7は各コンポーネントを安定
に保持する必要上、また殻体1はフエースプレー
ト7との接着結合上、アクリル樹脂等の硬質合成
樹脂を使用せざるを得ない。従つて硬質であるこ
とにより、耳に装着して話をしたり食事をしたり
すると、筋肉やあごの動きで外耳道が圧迫されて
不快感を伴うばかりでなく、人によつては痛く感
ずることがある。また外耳道に深く挿入できない
のでハウリングを起し易いため、高出力の補聴器
には適用できない。さらに各コンポーネントある
いは部品等の故障で修理する場合には、フエース
プレートと殻体の接着部分を切り離さなければな
らないので、この為に補聴器全体を破損に至らし
めることもある等の問題点を有していた。
かような欠点を是正する為には、殻体を塩化ビ
ニル、シリコン樹脂等の生体に対して安全で、か
つ軟質の合成樹脂で作り着脱可能にすることが望
ましい。しかし一方増幅器等の各コンポーネント
を付設したフエースプレートは、各コンポーネン
トを安定に保持する為に硬質合成樹脂で作る必要
がある。しかしながら軟質合成樹脂でなる殻体と
硬質合成樹脂でなるフエースプレートとの接着結
合は、両者なじみが悪く、かつ両者の簡単な着脱
は不可能であつた。
(考案の目的) 本考案は、上記問題点を解消してカスタム挿耳
型補聴器の装着性を向上せしめることを目的とし
てなされたものである。
(考案の概要) この目的を達成する為、本考案によれば、コン
ポーネントを付設するアクリル樹脂等の硬質合成
樹脂で成形されたフエースプレートと、塩化ビニ
ル等の軟質合成樹脂で成形された殻体とでなり、
前記殻体の一端部には音孔が形成され、他端部に
は殻体とフエースプレートの結合に供される結合
部位が形成されており、前記フエースプレートの
裏面から突出する結合部材と、前記殻体の結合部
位とを結合する様にする。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図に従つて説明する。
第4図、第5図は本考案実施例の補聴器に必要な
各コンポーネントを付設したフエースプレートの
平面及び側面を示した図である。図において、1
7はアクリル樹脂等の合成樹脂でなるフエースプ
レートで、イヤホン12、マイクロホン13、増
幅器14、電源となる電池を収納する電池ケース
15、ボリウム調節スイツチ16、等の補聴器に
必要な各コンポーネント及び裏面17aに複数本
の結合用のピン18を付設している。第6図は本
考案実施例の殻体の斜視図である。図において1
1は塩化ビニル樹脂、シリコン樹脂等の生体に対
して安全、かつ軟質合成樹脂で、各個人の外耳道
の印象型から作られた母型及び収納される各コン
ポーネント、及び結合するピンと音孔部の父型か
ら製作された殻体であり、平坦な面でなる一端部
11aに、イヤホン12、ボリウム調節スイツチ
16を収納する凹部11b、その中央部近傍に、
殻体11の他端部に貫通して音孔11c、マイク
ロホン13を収納する凹部11d、増幅器14、
電池収納ケースを収納する凹部11e、及びピン
18を嵌入する為の結合用の孔11fをそれぞれ
形成している。この場合、ピン18は孔11fか
ら容易に離脱しない為に先端部に凸部を形成した
り、あるいはピン18及び孔11fの相方それぞ
れに逆テーパを形成したりする。
これらの組立は、まずフエースプレート17に
付設された各コンポーネントで最も背の高いイヤ
ホン12から殻体11の凹部11bに続いて18
を孔11fに垂直に嵌入すると、各コンポーネン
トは殻体11のそれぞれの凹部に収納される。フ
エースプレート17と殻体11の結合後、殻体1
1よりはみ出している余分なフエースプレート1
7は、切り落してそのあとを研磨すれば第7図に
示すカスタム挿耳型補聴器ができあがる。この様
にすれば、フエースプレート17と殻体11は着
脱可能になる。
以上は、フエースプレートと殻体を結合する手
段として、フエースプレートの裏面に結合部材と
してピンを付設したが、結合部材としてねじを用
いてもよい。即ちフエースプレートの所定の位置
にねじを貫通させる為のねじ孔を孔設し、このね
じ孔に対応して殻体にねじのガイド用の孔を形成
し、フエースプレートと殻体とをねじによつて結
合するのである。
第8図は第2の実施例で、21は塩化ビニル樹
脂等の軟質合成樹脂でなる中空の殻体で、その殻
体21の外耳道に挿入される部位の先端に音孔2
1cを形成し、他端の開口部周囲には所要の肉厚
でなる縁部21aを形成し、その縁部21aのフ
エースプレート17の結合部材と対応する部位
に、結合部材即ちピンあるいはねじ用の孔21b
を形成する。
これらの組立は、第1の実施例と同じ手段で行
えばよい。
第9図は第3の実施例で、31は塩化ビニル樹
脂等の軟質合成樹脂でなる中空の殻体で、その殻
体31の外耳道に挿入される部位の先端に音孔3
1cを形成し、他端の開口部内壁に複数個の突出
した結合部位31a〜31anを形成し、その結
合部位31a〜31anのそれぞれにフエースプ
レート17の結合部位と対応する部位に、結合部
材即ちピンあるいはねじ用の孔31b〜31bn
を形成する。
これらの組立は、第1の実施例と同じ手段で行
えばよい。
この様にしてフエースプレートと殻体との結合
手段は種々考えられる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば外耳道と接
する殻体を軟質合成樹脂で形成することにより、
外耳道に殻体を装着しても不快感はなく、また外
耳道に深く挿入することが可能なため、ハウリン
グの発生を防止して高出力の補聴器を可能にし、
かつフエースプレートと殻体との着脱も可能なた
め、修理に際してもフエースプレート及び殻体を
破損することなく簡単に行える等、難聴者に対し
て有効な補聴器を提供することができ、その実用
上の効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の殻体を示す斜視図。第2図は同
じくフエースプレートを示す平面図、第3図は同
じくフエースプレートを示す側面図、第4図は本
考案実施例のフエースプレートを示す平面図、第
5図は同じくフエースプレートを示す側面図、第
6図は同じく殻体を示す斜視図、第7図は本考案
のカスタム挿耳型補聴器、第8図は本考案第2実
施例の殻体を示す斜視図、第9図は同じく第3実
施例の殻体を示す斜視図。 11……殻体、11b,11d,11e……凹
部、11c……音孔、12……イヤホン、13…
…マイクロホン、14……増幅器、15……電池
ケース、16……ボリウム調節スイツチ、17…
…フエースプレート、18……ピン、21,31
……殻体、11f……孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コンポーネントを付設するアクリル樹脂等の
    硬質合成樹脂で成形されたフエースプレート
    と、 塩化ビニル等の軟質合成樹脂で成形された殻
    体とでなり、 前記殻体の一端部には音孔が形成され、他端
    部には殻体とフエースプレートの結合に供され
    る結合部位が形成されており、 前記フエースプレートの裏面から突出する結
    合部材と、前記殻体の結合部位とが結合される
    ことを特徴とするカスタム挿耳型補聴器。 (2) 前記結合部材が前記フエースプレートと一体
    にして形成されてなる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のカスタム挿耳型補聴器。 (3) 前記殻体の結合部位に前記結合部材に対応す
    る結合用の孔を形成してなる実用新案登録請求
    の範囲第1項及び第2項記載のカスタム挿耳型
    補聴器。 (4) 前記結合部材が前記フエースプレートを貫通
    して前記殻体の結合部位に挿入される螺子でな
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のカスタ
    ム挿耳型補聴器。 (5) 前記殻体の結合部位に前記螺子に対応するガ
    イド用の孔を形成してなる実用新案登録請求の
    範囲第1項及び第4項記載のカスタム挿耳型補
    聴器。 (6) 前記殻体が中空に形成されており、しかも開
    口部周囲に一定の縁部を形成してなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のカスタム挿耳型補
    聴器。 (7) 前記殻体が中空に形成されており、しかも前
    記結合部位が内壁に複数個突出して形成されて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載のカス
    タム挿耳型補聴器。 (8) 前記殻体の他端部に前記コンポーネントが収
    納される凹部を形成し、凹部以外の前記他端面
    が前記結合部位となる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のカスタム挿耳型補聴器。
JP7051084U 1984-02-23 1984-05-15 カスタム插耳型補聴器 Granted JPS60182000U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7051084U JPS60182000U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 カスタム插耳型補聴器
DE19853505099 DE3505099A1 (de) 1984-02-23 1985-02-14 Hoergeraet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7051084U JPS60182000U (ja) 1984-05-15 1984-05-15 カスタム插耳型補聴器

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Publication Number Publication Date
JPS60182000U JPS60182000U (ja) 1985-12-03
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JP5205142B2 (ja) * 2008-06-30 2013-06-05 リオン株式会社 耳あな型補聴器

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JPS60182000U (ja) 1985-12-03

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