JP3026547U - 補聴器 - Google Patents
補聴器Info
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- JP3026547U JP3026547U JP1995008350U JP835095U JP3026547U JP 3026547 U JP3026547 U JP 3026547U JP 1995008350 U JP1995008350 U JP 1995008350U JP 835095 U JP835095 U JP 835095U JP 3026547 U JP3026547 U JP 3026547U
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- Japan
- Prior art keywords
- hearing aid
- ear canal
- module
- covering member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 補聴器を外耳穴に完全に収容される超小型形
態とし、その量産性を高める。 【解決手段】 超小型補聴器電子回路を収納した平均サ
イズの外耳穴より小さいモジュール2を、外耳穴3の形
状に適合する被覆部材4の中に封入する。
態とし、その量産性を高める。 【解決手段】 超小型補聴器電子回路を収納した平均サ
イズの外耳穴より小さいモジュール2を、外耳穴3の形
状に適合する被覆部材4の中に封入する。
Description
【0001】
本考案は補聴器、特に完全に外耳穴に収容可能な内管型超小型補聴器の構造に 関するものである。
【0002】
従来、小型の補聴器として外耳穴に一部または全部を差し込んで装着するもの が知られているが、実用上は完全に外耳内に収容できる超小型の補聴器が望まれ ている。このように完全に外耳内に収容できる補聴器は、従来、先ずシリコンで 外耳穴の凸型を取り、この凸型から凹型を作り、この凹型を温めその内側に所定 の樹脂を一定の厚みに形成し、それを補聴器本体のシェルとしてその内部に収納 する電子部品の大きさを勘案してこれに必要な切削加工を加えて、その蓋となる 部分に予めセットした電子部品を納めて組み立て、その後ポリマーとモノマーを 使用して本体シェル部分と蓋部を接着させて作っている。
【0003】
この製法では、電子回路部品のサイズに制約されて補聴器を外耳穴に完全に納 めることが困難であったので、外耳穴に挿入される部分を本体のシェルの外側と することしか方法がなく、このため、シェルが抜けやすく、圧迫感があり、また シェルの形状が各個人の耳穴の変化に追従しないという難点があった。したがっ て、この製造方法による限り、イントラ・カナルと呼ばれる耳穴型超小型補聴器 は個人の耳穴に合わせたシェルを作ることが前提となるカスタム商品となり、量 産することができないという問題点があった。
【0004】 したがって、個人の耳穴に合わせたシェルを作る必要がない、量産に適した、 外耳穴に完全に収容される超小型補聴器の実現が要望されている。
【0005】 本考案は、上記課題に鑑み、外耳穴に完全に収容される量産に適した超小型の 補聴器を提供することを目的とするものである。
【0006】
この課題を解決するため、本考案による超小型補聴器はカスタム化したシェル を作ってその中に電子回路を納めるという従来の方法を排し、超小型の補聴器電 子回路を収納したモジュールを平均的サイズの外耳穴より大幅に小さい大きさに 形成し、このモジュールを、外耳穴の形状に適合する被覆部材中に封入してなる ことを特徴とするものである。
【0007】 このような超小型の補聴器電子回路としては、例えば特開平4−269100 号に開示されているプログラマブルマイクロプロセッサを使用した補聴器用電子 回路を採用することができる。この超小型補聴器電子回路はフィルタ手段と増幅 手段を単一の集積回路で構成し、マイクロホンと音響再生変換器を備えたもので 、完全に外耳道に納まる大きさに形成されており、平均的サイズの外耳穴より大 幅に小さい大きさに形成することが可能である。
【0008】 被覆部材は外耳穴の形状通りに変形可能なシリコン材等の軟質材料で形成する のが好ましい。この場合はモジュールを被覆部材に封入した後に被覆部材自身の 自然変形により各個人の外耳穴の形状に適合するようにすることができる。さら に前記モジュールは外面に凹凸を有し、被覆部材をこの凹凸と係合して抜け止め として作用する内面を有するものとし、モジュールが被覆部材から容易に抜け落 ちることがないようにするのが望ましい。その被覆部材の内面は予めモジュール の凹凸と係合する形状の凹凸を有するものとし、弾力を持って適合するものとし てもよいし、自然に変形してモジュールの凹凸に適合するようにしてもよい。
【0009】 なお、前記被覆部材は装着されるべき外耳穴の形状に合わせて形成されたもの としてもよい。
【0010】
【発明の効果】 本考案による補聴器は超小型の補聴器電子回路を収納したモジュールを平均的 サイズの外耳穴より大幅に小さい大きさに形成したので、このモジュールは外耳 穴の形状に適合する大きさの被覆部材に封入することができ、その被覆部材を個 人の外耳穴に適合する形状に形成すれば、外耳穴に完全に収容される耳穴型超小 型補聴器を実現することができる。また、このモジュールを大量に生産しておい て、それを外耳穴の形状通りに変形するシリコン材のような変形自在の軟質材料 で形成した被服部材に収納すれば、カスタム補聴器の大量生産が可能となり、現 在1週間程度要する納期を大幅に短縮することができ、例えば、店頭で各顧客に 合う超小型補聴器をその場で提供することも可能になり、実用上の効果は極めて 大きい。
【0011】
以下、本考案による補聴器の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、 本考案による超小型補聴器の一実施の形態を示す概略断面図、図2はその補聴器 の使用状態を示す図、図3はその被覆部材のみを示す断面図、図4はその補聴器 モジュールのみを示す図である。
【0012】 図1に示すように、本実施の形態では超小型補聴器電子回路を収納した平均的 サイズの外耳穴より大幅に小さいモジュール2が、外耳穴の形状に適合するよう に変形可能な被覆部材4の中に封入されている。この被覆部材4は、図2および 3に示すように外耳穴もしくは外耳道3の方向両端に開口4aおよび4bを有し ている。モジュール2に収容される超小型補聴器電子回路は集積回路を使用した プログラマブルマイクロプロセッサを使用したもので極めて小さいサイズに構成 されており、それを被覆する被覆部材4が十分な厚さを有するものであっても、 完全に外耳穴の内部に装着することができるようになっている。
【0013】 被覆部材4が外耳道3の方向の両端に開口4aおよび4bを有しているのは、 外方の開口4aが外部の音響をモジュール2に伝え、内方の開口4bがモジュー ル2内で増幅した音響を耳の鼓膜へ伝えるようにするためである。この被覆部材 4は外耳穴3の形状通りに変形可能なシリコン材等の軟質材料で形成され、十分 に小さいモジュール2を内蔵した被覆部材4を外耳穴3に挿入すると、被覆部材 4は十分に変形する余裕のある厚い材料で形成されているから、その外形は外耳 穴3の内面の形状に馴染んで変形し、容易には耳から抜け落ちないようになる。 図5に示す実施の形態は、モジュール12が外面12aに凹凸を有し、被覆部 材14がこの凹凸と係合して抜け止めとして作用する内面を有するものである。 この凹凸は、被覆部材14の内面にも設けて、両者が嵌合し合うようにしても よいが、モジュール12の外面12aのみに設けて、被覆部材14の内面には設 けないようにしてもよい。この場合は、被覆部材4を外耳穴3の形状通りに変形 可能なシリコン材等の軟質材料で形成する。
【0014】 モジュール2,12が被覆部材4,14から抜け落ちるのを防止する手段とし ては、図5のようなモジュール12の表面に凹凸を形成するものに限らず接着剤 を使用してもよいし、あるいは図5の実施の形態にも示すように、被服部材14 の外方の開口14aの周辺部14cを内方へ折り曲げてモジュール12が被覆部 材14から抜け落ちるのを防止するようにしてもよい。
【図1】本考案による超小型補聴器の一実施の形態を示
す概略断面図
す概略断面図
【図2】その補聴器の使用状態を示す図
【図3】その被覆部材のみを示す断面図
【図4】モジュールのみを示す図
【図5】本考案の他の実施の形態による補聴器の概略を
示す断面図
示す断面図
2,12 モジュール 3 外耳穴、外耳道 4,14 被覆部材 4a,14a 被覆部材の外方の開口
Claims (9)
- 【請求項1】 超小型補聴器電子回路を収納した平均的
サイズの外耳穴より大幅に小さいモジュールを、外耳穴
の形状に適合する外耳穴方向両端に開口を有する被覆部
材中に封入してなることを特徴とする補聴器。 - 【請求項2】 前記超小型補聴器電子回路がプログラマ
ブルマイクロプロセッサを使用したものであることを特
徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 前記被覆部材が、外耳穴の形状通りに変
形可能な軟質材料で形成されていることを特徴とする請
求項1記載の補聴器。 - 【請求項4】 前記軟質材料がシリコン材であることを
特徴とする請求項3記載の補聴器。 - 【請求項5】 前記モジュールが外面に凹凸を有し、前
記被覆部材が前記凹凸と係合して抜け止めとして作用す
る内面を有することを特徴とする請求項1記載の補聴
器。 - 【請求項6】 前記被覆部材が、前記モジュールを該被
覆部材に封入した後に自身の自然変形により前記凹凸と
係合する内面を形成する変形自在の軟質材料で形成され
ていることを特徴とする請求項5記載の補聴器。 - 【請求項7】 前記被覆部材が装着されるべき外耳穴の
形状に合わせて形成されたものであることを特徴とする
請求項1記載の補聴器。 - 【請求項8】 プログラマブルマイクロプロセッサを使
用した超小型補聴器電子回路と、この超小型補聴器電子
回路を収納した平均的サイズの外耳穴より大幅に小さい
モジュールと、前記モジュールを収納し、装着すべき外
耳穴の形状に適合する外耳穴方向両端に開口を有する被
覆部材と、前記モジュールが前記被覆部材から抜け落ち
るのを防止する手段とからなる補聴器。 - 【請求項9】 前記被覆部材が外耳穴の形状通りに変形
可能なシリコン材であることを特徴とする請求項8記載
の補聴器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995008350U JP3026547U (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 補聴器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995008350U JP3026547U (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 補聴器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3026547U true JP3026547U (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=43161700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995008350U Expired - Lifetime JP3026547U (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | 補聴器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026547U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03157098A (ja) * | 1989-08-30 | 1991-07-05 | Gn Danavox As | 音響帰還の補償を持つ補聴器 |
JPH0444880A (ja) * | 1990-06-12 | 1992-02-14 | Shinsei Ind:Kk | ラベラー |
JPH04199999A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-21 | Terumo Corp | 挿耳型音響機器 |
JPH04269100A (ja) * | 1990-11-23 | 1992-09-25 | Intrason Fr | プログラマブル小型補聴器用電子装置 |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP1995008350U patent/JP3026547U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03157098A (ja) * | 1989-08-30 | 1991-07-05 | Gn Danavox As | 音響帰還の補償を持つ補聴器 |
JPH0444880A (ja) * | 1990-06-12 | 1992-02-14 | Shinsei Ind:Kk | ラベラー |
JPH04269100A (ja) * | 1990-11-23 | 1992-09-25 | Intrason Fr | プログラマブル小型補聴器用電子装置 |
JPH04199999A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-21 | Terumo Corp | 挿耳型音響機器 |
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