JPH0430859A - 芳香器 - Google Patents

芳香器

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JPH0430859A
JPH0430859A JP2135241A JP13524190A JPH0430859A JP H0430859 A JPH0430859 A JP H0430859A JP 2135241 A JP2135241 A JP 2135241A JP 13524190 A JP13524190 A JP 13524190A JP H0430859 A JPH0430859 A JP H0430859A
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JP
Japan
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storage container
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operating rod
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JP2135241A
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Inventor
Haruo Nishimura
西村 晴雄
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Japan Chemical Industries Co Ltd
Original Assignee
Japan Chemical Industries Co Ltd
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建物、自動車、電車等の室内、あるいは衣料
や小物等を収納するロッカー等に配設し、芳香を発散さ
せるための芳香剤等の揮発性薬剤を収納・保持し、香気
を伴った気体を室内、車内空間等に放散することができ
る芳香器に関する。
[従来の技術] 従来、この種の芳香器としては、密封して販売される芳
香剤等の包装袋、箱、又は瓶などを、使用時に開封、開
栓したものを任意の場所に放置し、室内や車内空気を該
芳香剤に接触せしめて芳香を発散させるようにしたもの
が知られている。
また、揮発性薬剤を含浸させた媒体を容器内に設置し、
その揮発を促進しかつ上方へ放散誘導するために容器内
に圧電振動板を取り付け、うちわ動作により送風する方
式のものもある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記した芳香器においては、通常、一端
空中に放出した香気をさらに気体として拡散するための
ものであるため、容器外への放出口が大きく開設されて
いる。このため、芳香剤の自然放散により、室内に香り
が長時間充満したままとなり、快適であるべきはずの室
内空間が、過度の香料放出により逆に嫌悪感の場となっ
てしまうことがある。
本発明は以上のような従来の実情に鑑み、必要とすると
きのみ芳香を放散することができ、吐出停止後は芳香剤
等の揮発性薬剤の自然漏洩による放出をほぼ完全に防止
することができる芳香器を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明の芳香器は、所定の押圧
力を付与することによりケーシング内に配設した基板に
沿って所定ストローク移動可能に配設された作動杆と、
蓋部と本体部とからなり、該蓋部と本体部とが離間する
ことにより吐出口が開口されて、内部に収納した揮発性
薬剤の芳香気体が外部に放散可能であると共に、ケーシ
ング内部に着脱自由に配設される揮発性薬剤の収納容器
と、該収納容器の本体部と蓋部とのそれぞれに係合し、
蓋部を所定位置に固定保持する蓋用保持部材と、前記作
動杆に連結され、該本体部を該蓋部から離間可能な本体
用保持部材とからなる収納容器の保持部材と、タイマ装
置に接続されると共に、角部が前記作動杆に連結されて
該作動杆と連動可能に配設されたアングル部材と、前記
作動杆が所定量移動することにより、スイッチONされ
て駆動するファンと、を有してなり、前記作動杆に所定
の押圧力を付与することにより、前記収納容器の本体部
を蓋部から離間させ、芳香気体をケーシング内に放散さ
せると共に、同時にタイマ装置及びファンを作動させて
該芳香気体をケーシング外部に放出させ、所定時間経過
後、前記収納容器の本体部が蓋部に密接してその吐出口
が閉成され得るように設けたことを特徴とする。
[作 用] かかる構成では、作動杆を移動させると、収納容器の保
持部材のうち本体用保持部材が該収納容器の本体部を所
定量移動させて蓋部から離間させ、その吐出口を開口さ
せ揮発性薬剤の芳香気体を発散させる。また、この作動
杆の動作により、同時にアングル部材が移動してタイマ
装置を作動させると共に、駆動部を駆動させてファンを
作動させる。
これにより、タイマ装置が作動している間、芳香気体が
ケーシング外部へ放出される。そして、一定時間が経過
すると収納容器の本体部が蓋部と近接して芳香の発散が
停止すると共に、駆動部のスイッチがOFFされてファ
ンが停止する。
[実施例] 以下、図面に示した本発明の芳香器の一実施例に基づき
さらに詳細に説明する。
図において、1は本発明にかかる芳香器を示し、ケーシ
ング2、作動杆4、アングル部材8、芳香剤の収納容器
12の保持部材10,11、遅動装置22等を有して構
成される。
ケーシング2は、プラスチックや金属材料等により該芳
香器lの外箱として略方形に成形され、例えば、第2図
及び第3図に示すように、後壁部2aに、後述する収納
容器12を該ケーシング2内に装着するための取り外し
可能な蓋2bが、各収納容器12の個数に対応させて設
けられている。この場合、各収納容器12に対応させて
設けるのではなく後壁部2a全体を着脱可能とする構成
としてもよいことはもちろんである。
このケーシング2の上壁部2Cには、例えば平面略円形
に形成された押しボタン3を、常態においてその一部が
該土壁部2Cから突出させて配設するための開口部2d
が2個所に形成されている。なお、図示しないがケーシ
ング2の前壁部2eや上壁部2Cの一部等には、適宜幅
のスリット等を設は芳香気体の外部への吐出部を設ける
ものとする。
作動杆4は、一端部4aが該押しボタン3のそれぞれに
埋設固定されて2個一対配設されていると共に、例えば
、それぞれの略中央部から他端部付近において2箇所に
螺子挿通孔4b、4cが形成されている。そして、他端
部側がケーシング2内に立設固定して配設される基板6
の両端部に屈曲形成したガイド溝5内に位置するように
配設され、かつ該ガイド溝5の背面部5aに形成した縦
長の案内孔5bと上記螺子挿通孔4b、4cとが、螺子
7a、7bにより連結されて、該案内孔5bに沿って上
下方向に移動可能に配設されている。また、この各作動
杆4には、背面部5aの側縁のうち、後述の遅動装置2
2側に位置する側縁のみに、ガイド溝5の側面部5Cに
沿って側壁部4dが突出形成されている。
アングル部材8は、第1図に示すように正面略し字状に
形成されて2個一対配設されており、各角部8aが上記
作動杆4に対し軸ビン9を介して係止されると共に、後
端部8bには略U字状の係合溝80が形成され、該係合
溝80が後述の遅動装置22に取り付けられている支軸
36に係合されて配設されている。また、各先端部8d
は、該アングル部材8が作動杆4により移動せしめられ
ると、上記ガイド溝5内に侵入可能に形成されている。
さらに、このアングル部材8は第1図乃至第4図に示す
ように他の部材の妨げとならないように適宜部位におい
て屈曲形成されている。
ここで、10.11は後述する収納容器12を保持する
ための保持部材であり、lOは蓋用保持部材を、11は
本体用保持部材を示す。
蓋用保持部材10は、第5図(a)に示すように、正面
、背面及び下面の一部が開口された略コ字状の枠体より
形成されるとともに、上面部10aは、その一部10d
が略U字状に切欠かれて馬蹄形に形成されている。そし
て、下面の一部を支持部10bとして、ケーシング2内
において、基板6のガイド溝5の背面部5aに隣接して
載置固定されている。
本体用保持部材11は、第5図(b)に示すように、背
面板11aと底面板11bとから構成される側面略し字
状の枠体であり、また、該底面板11bは、その一部1
1fが略U字状に切欠かれて上記蓋部材IOの上面1f
i 10 aとほぼ同じ馬蹄形に形成されている。また
、本体用保持部材11は、該馬蹄形の底面板11bが、
蓋用保持部材IOの背面開口部10cから該蓋用保持部
材lOの枠体内に挿入されて配設される。さらに、該本
体用保持部材11の背面板11aには下方に突出してい
る突片11cが形成されており、該突片11cに穿設し
た螺子挿通孔lid、lieに、上記螺子7a、7bが
挿通され、基板6のガイド溝5の背面部5aに接して上
記作動杆4と共に、案内孔5bに沿って蓋用保持部材l
Oの枠体内を上下動するように配設される。
収納容器12は、第6図に示すように、本体部13と蓋
部材14とから構成される。
具体的には、該本体部13は次のような構造を有する。
すなわち、内部に液状の芳香剤を充填可能な上面開口で
有底筒状の芳香剤収納部15と、該芳香剤収納部15の
上面開口部に嵌合される断面凹状の中蓋17と、一端部
が該中蓋17を貫通してその外部へ突出していると共に
、他端部が該芳香剤と接触させて配設され、該収納部1
5の芳香剤を吸い上げて中蓋17の外部へ芳香気体を放
散するためのフェルト等から構成される芯部材16と、
該中蓋17のフランジ部17aを抑えてその離脱を防止
するための抑え部材17bと、該抑え部材17bに任意
部位が係合されて配設されると共に、側面の適宜位置に
スリット18aが形成されてなる筒部材18と、該筒部
材18の上端開口部を封止すると共に後述する蓋部材1
4の連結部14cを挿通可能な孔19aを有する環状の
封止部材19と、から構成される。
一方、蓋部材14は、平面略円形の外蓋部14a、筒部
材18内に位置する内蓋部14b及び側蓋部14a、1
4bをその略中央部において連結するため上記封止部材
19の挿通孔19aを通過している連結部14cとから
なる。また外蓋部14aは略皿状に形成されており、そ
の側周壁14dにより、筒部材18のスリット18aを
閉塞している。なお、本実施例ではこれらを一体成形し
た蓋部材14を示しているが別部材で形成してもよいこ
とはもちろんである。
ここで、20はスプリングであり、一端が上記本体部1
3の筒部材18と封止部材19との角部に係止されると
共に、他端が内蓋部14bに係止されて配設され、両者
を常態において離間方向に付勢している。これにより、
常態においては、第6図(a)に示すように、芯部材1
6の突出部16aから蒸散される芳香気体は中蓋17と
内蓋部14bとにより形成される気体室17cに留まる
ことになる。21は飾りキャップであり、芳香器1に装
着する際には取り外すが、非使用時においては芳香剤を
外部に蒸散させない機能を果だす。
また、収納容器12は上記したケーシング2の蓋2bを
開閉させて挿入され、蓋部材14の外蓋部14aのフラ
ンジ部14eが蓋用保持部材10の馬蹄形の上面板10
a上に位置し、かつ本体部13の中蓋抑え部材17bに
周設したフランジ部17dが本体用保持部材11の馬蹄
形底面板tibの下側に位置するように、各略U字状の
切欠き部10d、llfから挿入配設される。
遅動装置22は、タイマ装置として機能し、第1図乃至
第3図に示すように、基板6の底板6a上に載置されて
配設される。この遅動装置22は、ピストンロッド26
の突出端部26aに固着されたコ字状枠31の側板間に
挿通されている支軸36に、アングル部材8の後端部8
bに形成した係合溝80を係合して、アングル部材8と
連動して、該遅動装置22内に配設されたピストン24
が押し下げられ、所定の時間を要してゆっくりと元位置
に復帰動作するものあればどのような構成であってもよ
い。
かかる遅動装置22としては、例えば、第7図に示した
装置を用いることができる。この遅動装置22は、内部
に粘性液体が密閉的に収納されてなる有底筒状のシリン
ダ23と、該シリンダ23内に摺動可能に配設され、液
体通過孔として、大径通過孔24aと小径通過孔24b
が形成されているピストン24と、該大径通過孔24a
の中途に配設した弁部材27と、一端部がピストン24
に嵌合連結されていると共に、他端部がシリンダ23の
開口部から外方に突出しているピストンロッド26と、
一端部25aがシリンダ23の内壁に圧着され、他端部
25bが該ピストンロッド26の周部に圧着されて配設
されるベロー25と、該ピストン24を境として、該シ
リンダ23内に形成された下部液体室23f及び上部液
体室23gと、ピストンロッド26の他端部26aを突
出させると共に該シリンダ23の後端開口部を閉塞する
栓部材28と、該シリンダ内に充填されるシリコンオイ
ル等からなる粘性液体29と、該シリンダ23の底壁部
23aとピストン24の先端面との間に配設される復帰
スプリング30と、から構成される。
なお、23bはシリンダ23の底壁23aに穿設した液
体注入孔であり、23cは該注入孔を閉塞する止め甥子
である。また、23dは固定螺子挿通用のタップ穴であ
る。
また、24eは該ピストン24に周設される略V字状の
パツキンであり、該ピストン24の周部に形成した凹溝
24cを、粘性液体29が上部液体室23gから下部液
体室23fに移動するときに、その開口部24fが拡開
し、該凹溝24cを閉塞するものである。
すなわち、上記アングル部材8が押しボタン3に押圧さ
れて作動杆4と共に下降することにより、該ピストンロ
ッド26が下降せしめられたときには、ピストン24も
スプリング30の弾発力に抗して押し下げられていくが
、粘性液体29は、弁部材27を開弁させると共に、パ
ツキン24eの開口部24fを閉塞方向に押圧するので
、大径通過孔24a及び凹溝24cを通過して下部液体
室23fから上部液体室23gに移動する。したがって
、該ピストン24及びピストンロッド26は粘性抵抗を
あまり受けることなく移動する。
その一方、ピストン24が一端下降した後、押しボタン
3の押圧力を解除した場合には、該ピストン24及びピ
ストンロッド26はスプリング30に弾発されて上昇す
る。このとき、弁部材27は閉弁作動し大径通過孔24
aを閉塞すると共に、凹溝24cも、パツキン24eの
開口部24fが液体に押圧されることにより拡開するた
め閉塞され、粘性液体29は小径通過孔24bのみを通
過して下方に移動しようとする。したがって、液体通過
時の抵抗及び粘性抵抗が大きなものとなり、該ピストン
24等がゆっくりと一定時間を要して上昇移動するもの
である。なお、本実施例の遅動装置22においては、該
小径通過孔24bの中途に海綿状の多孔質部材24dが
配設されているため、より大きな粘性抵抗を働かせるこ
とができるものである。
32はファンであり、基板6とケーシング2の前壁部2
eとの間に配設され、基板6に取り付けられたモータ3
3により駆動される。モータ33を駆動させる電源とし
ては、ケーシング2内の任意の位置に形成した電池ボッ
クス(図示せず)に収納される電池であってもよいし、
任意の外部電源と接続される構成としてもよい。また、
スイッチとしては、例えば、第1図乃至第4図に示すよ
うに、先端部に接点部34aが設けられ、基板6と隣接
して配設された取付板37の任意位置からアングル部材
8の下方を通過するように突設された舌片34と、基端
部35aが遅動装置22の支軸36に係合させた作用板
35とから構成されるリミットスイッチを用いることが
できる。
かかる構成からなる本実施例の芳香器lは次のように作
用する。
まず、任意種類の芳香剤が充填された収納容器I2を保
持部材10.11に装着する。
そして、押しボタン3の一方を押圧すると、作動杆4が
ガイド溝5の案内孔5bに沿って下降すると共に、これ
に連結された一方のアングル部材8も下降せしめられる
。アングル部材8は、その下縁部8eの一部が作動杆4
の側壁部4dによりその動きが規制されると共に、その
先端部8dが基板6のガイド溝5内に沿って垂直に移動
していくので、第1図において想像線で示す初期の配設
位置から平行に下降せしめられる。これにより、該アン
グル部材8の後端部8bに対し支軸36を介して係合さ
れている遅動装置22のピストンロッド26もスプリン
グ30の弾発力に抗して移動せしめられることになる。
なお、他方のアングル部材8は、他方の押しボタン3に
押圧力が付与されていないので、その先端部8dは下降
せず、上記ピストンロッド26の下降により、その後端
部8bの位置のみが変動することになる。
また、作動杆4は、同時に、収納容器12の本体部13
を保持している本体用保持部材11をも案内孔5bに沿
って移動させる。これにより、該本体用保持部材11の
馬蹄形の底面板11bの下方に位置している収納容器1
2の抑え部材17のフランジ部17dが押し下げられる
ので、該本体部13は蓋部14から離間せしめられる。
したがって、吐出口となるスリ・ソト18aが開放状態
となるので、気体室17cに充満していた芳香気体が該
スリット18aからケーシング2の内部空間に放出され
る。このとき、他方の本体用保持部材11は他方の作動
杆4が作動しないため、その位置は変化せず、該本体用
保持部材11に収納容器12が保持されていても、その
本体部13と蓋部14とは離間せず、密接状態を維持し
ている。
一方、作動杆4が下降することにより、アングル部材8
が下降すると、遅動装置22の支軸36に取り付けられ
ているリミットスイ・ソチの作用板35も下降する。そ
して、該作用板35が舌片34の接点部34aに当接す
ると、スイッチONされ、モータ33が駆動し、ファン
32が回転せしめられる。
その結果、ケーシング2の内部空間に留まっていた芳香
気体が、該ケーシング2の前壁部2e等に形成した吐出
部から芳香器1の外部へ放散される。
一方、押しボタン3の押圧力を解除すると、遅動装置2
2のピストン24は復帰スプリング30に弾発されて元
位置に復帰しようとすると共に、収納容器12の本体部
13がスプリング20により蓋部材14に接近する方向
へ移動しようとする。このとき、本実施例の遅動装置2
2によれば、粘性液体29が上部液体室23gから下部
液体室23fへ小径通過孔24bのみを通過して移動す
るので、ピストン23及びピストンロッド26は所定の
時間を要してゆつ(つと復帰する。
なお、復帰時間は該小径通過孔24bの孔径を変化させ
ること等によって自由に調整することができる。
その結果、アングル部材8、作動杆4及び押しボタン3
も元位置に復帰し、これに伴い、収納容器12の本体部
13と蓋部材14が密接して吐出口たるスリット18a
が閉塞され、収納容器12からの芳香の発散が停止する
。また、これと同時に、リミットスイッチの作用板35
が舌片34の接点部34aから離間するのでファン32
の作動も停止する。したがって、所定時間経過後は芳香
がケーシング2の外部へ漏れることはない。
本発明の芳香器は上記した実施例に何ら限定されるもの
ではない。例えば、上記した実施例では、2個の収納容
器12を配設可能とし、作動杆4やアングル部材8等も
2個一対ずつ配設しているものを示したが、1個のみ配
設するこ、とができる構成としてもよいし、より他種類
の収納容器を装填可能とすることもできる。また、上記
実施例では押しボタン3の一方のみを押圧し収納容器1
2の一方のみから芳香が放散される場合の使用を説明し
たが、好みにより、他方からも、また両者から放散され
るように使用してもよい。さらに、本発明の芳香器lに
は、芳香剤に限らず、揮発性薬剤として消臭剤や脱臭剤
等が充填された収納容器12を用いることもできる。
また、タイマ装置として、液体を利用した遅動装置22
を用いたものを示したが、これに限らず、アングル部材
8を一定時間吸着保持し、所定時間経過後、復帰動作さ
せることができる装置であれば、如何なる構造のもので
あってもよい。
[発明の効果] 本発明の芳香器によれば、作動杆を作動させるのみで揮
発性薬剤の収納容器の吐出口を開口させると同時に、フ
ァンを作動させて芳香を外部に放散することができる。
しかも、同時にタイマ装置が作動して、所定時間のみ芳
香を外部に放散させることができ、かつ所定時間経過後
は芳香の放散をほぼ完全に停止させることができる。し
たがって、室内空間等に芳香が過剰放散されることはな
い。
また、多種類の揮発性薬剤を装着することができる態様
とすれば、好みにより選択して芳香を放散させることも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の芳香器の一実施例を示した断面図、第
2図は第1図■−■線断面図、第3図は第1図111−
 In線断面図、第4図は芳香器の内部構造を示す斜視
図、第5図(a)は収納容器の蓋用保持部材を示す斜視
図、第5図(b)は収納容器の本体用保持部材を示す斜
視図、第6図は収納容器を示す断面図、第7図は遅動装
置を示す断面図、 である。 1・・・・・・芳香器 2・・・・・・ケーシング 3・・・・・・押しボタン 4・・・・・・作動杆 5・・・・・・ガイド溝 6・・・・・・基板 8・・・−・・アングル部材 10・・・・・・蓋用保持部材 11・・・・・・本体用保持部材 12・・・・・・収納容器 13・・・・・・本体部 14・・・・・・蓋部材 22・・・・・・遅動装置 23・・・・・・シリンダ 24−−−−・・ピストン 26−−−−−・ピストンロッド 30・・・・・・復帰スプリング 32・・・・・・ファン 33・・・・・・モータ 34・・・・−・舌片 35・・・・・・作用板 36・・・・・・支軸 特許出願人二日本ケミカル工業株式会社代理人・弁理士
二千   1)     稔、Ω

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の押圧力を付与することによりケーシング内
    に配設した基板に沿って所定スト ローク移動可能に配設された作動杆と、 蓋部と本体部とからなり、該蓋部と本体部 とが離間することにより吐出口が開口され て、内部に収納した揮発性薬剤の芳香気体が外部に放散
    可能であると共に、ケーシング内部に着脱自由に配設さ
    れる揮発性薬剤の収納容器と、 該収納容器の本体部と蓋部とのそれぞれに 係合し、蓋部を所定位置に固定保持する蓋用保持部材と
    、前記作動杆に連結され、該本体部を該蓋部から離間可
    能な本体用保持部材とからなる収納容器の保持部材と、 タイマ装置に接続されると共に、角部が前 記作動杆に連結されて該作動杆と連動可能に配設された
    アングル部材と、 前記作動杆が所定量移動することにより、 スイッチONされて駆動するファンと、 を有してなり、前記作動杆に所定の押圧力を付与するこ
    とにより、前記収納容器の本体部を蓋部から離間させ、
    芳香気体をケーシング内に放散させると共に、同時にタ
    イマ装置及びファンを作動させて該芳香気体をケーシン
    グ外部に放出させ、所定時間経過後、前記収納容器の本
    体部が蓋部に密接してその吐出口が閉成され得るように
    設けたことを特徴とする芳香器。
  2. (2)前記収納容器が、有底筒状の芳香剤収納部と、該
    収納部の開口部に嵌合される中蓋 と、一端部が該中蓋を貫通してその外部へ突出している
    と共に、他端部が該収納部に充填された芳香剤と接触せ
    しめて配設された芯部材と、前記本体用保持部材に係止
    されるフランジ部と、適宜位置に吐出口が形成され該中
    蓋に対し固定配設された筒部材と、を有してなる本体部
    と、該筒部材内に位置して、筒部材の上端部との間に配
    設されたスプリングにより弾発付勢されて本体部の中蓋
    との間に気体室を形成する内蓋部と、該内蓋部に連結さ
    れ筒部材に形成した吐出口を閉塞すると共 に、その周囲に形成したフランジ部が前記蓋用保持部材
    に係止され得るように設けた外蓋部と、を有してなる蓋
    部材と、から構成される請求項1記載の芳香器。
  3. (3)前記収納容器を複数個取り付け可能に設けた請求
    項1または2記載の芳香器。
  4. (4)前記タイマ装置が、内部に粘性液体を密閉的に収
    納保持したシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に配設
    されると共に、液体通過孔を有し、所定位置に移動した
    後、復帰動作する際に、粘性液体が該液体通過孔を通過
    することにより発生する液体抵抗により所定時間を要し
    て遅動復帰せしめられるピストン と、該ピストンを復帰させるための復帰スプリングと、
    を有してなり、前記アングル部材の一端部に、該ピスト
    ンに連結したピストンロッドを連結させて配設される液
    体の抵抗を利用した遅動装置である請求項1〜3いずれ
    か1に記載の芳香器。
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