JPH04308043A - ストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制御方法 - Google Patents
ストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制御方法Info
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- JPH04308043A JPH04308043A JP9621191A JP9621191A JPH04308043A JP H04308043 A JPH04308043 A JP H04308043A JP 9621191 A JP9621191 A JP 9621191A JP 9621191 A JP9621191 A JP 9621191A JP H04308043 A JPH04308043 A JP H04308043A
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- cooling
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Landscapes
- Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストリップに連続的に
熱処理を施すためのストリップ連続熱処理設備に於て、
加熱炉の後段に設けられた冷却炉にて冷却水または冷却
水と気体との混合気をストリップに向けて噴射して該ス
トリップを冷却する冷却ユニットの制御方法に関するも
のである。
熱処理を施すためのストリップ連続熱処理設備に於て、
加熱炉の後段に設けられた冷却炉にて冷却水または冷却
水と気体との混合気をストリップに向けて噴射して該ス
トリップを冷却する冷却ユニットの制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ストリップに対して熱処理を施すべく加
熱炉、冷却炉等の熱処理炉内を連続的に通板させるスト
リップ連続熱処理設備がある。
熱炉、冷却炉等の熱処理炉内を連続的に通板させるスト
リップ連続熱処理設備がある。
【0003】このような熱処理設備の一例としての鋼帯
の連続焼鈍処理設備にあっては、熱処理炉として加熱炉
、均熱炉、1次冷却炉、過時効炉及び2次冷却炉を有し
、鋼帯を各炉に連続的に通板させている。これらの炉の
うち例えば1次冷却炉に於ては、鋼帯の進行方向に沿っ
て多数配設された噴射ノズルをもって鋼帯に向けて冷却
水または冷却水と気体との混合気を噴射する所謂気水冷
却法を用いたものがある。この噴射ノズルは流量調整弁
を介して冷却水の供給手段に連通しており、板温や通板
速度などの状況に応じて各噴射ノズルへの水の供給/停
止及びその流量を変えていた。
の連続焼鈍処理設備にあっては、熱処理炉として加熱炉
、均熱炉、1次冷却炉、過時効炉及び2次冷却炉を有し
、鋼帯を各炉に連続的に通板させている。これらの炉の
うち例えば1次冷却炉に於ては、鋼帯の進行方向に沿っ
て多数配設された噴射ノズルをもって鋼帯に向けて冷却
水または冷却水と気体との混合気を噴射する所謂気水冷
却法を用いたものがある。この噴射ノズルは流量調整弁
を介して冷却水の供給手段に連通しており、板温や通板
速度などの状況に応じて各噴射ノズルへの水の供給/停
止及びその流量を変えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流量調
整弁の応答時間が遅い(20秒〜30秒)ことから、例
えば鋼帯が切換わる際に水を供給していなかった噴射ノ
ズルに水を供給する場合、流量調整弁のみを開くことに
より現鋼帯の通過中に水を供給し始めるとこの現鋼帯が
過冷却となり、次鋼帯が通過し始めるときに水を供給し
始めるとこの次鋼帯が冷却不足となる。
整弁の応答時間が遅い(20秒〜30秒)ことから、例
えば鋼帯が切換わる際に水を供給していなかった噴射ノ
ズルに水を供給する場合、流量調整弁のみを開くことに
より現鋼帯の通過中に水を供給し始めるとこの現鋼帯が
過冷却となり、次鋼帯が通過し始めるときに水を供給し
始めるとこの次鋼帯が冷却不足となる。
【0005】また、噴射ノズルに水の供給を停止する場
合、上記とは逆に、現鋼帯の通過中に水を絞り始めると
現鋼帯が冷却不足となり、また次鋼帯が通過し始めると
きに水を絞り始めると次鋼帯が過冷却となる問題があっ
た。
合、上記とは逆に、現鋼帯の通過中に水を絞り始めると
現鋼帯が冷却不足となり、また次鋼帯が通過し始めると
きに水を絞り始めると次鋼帯が過冷却となる問題があっ
た。
【0006】一方、上述した連続焼鈍処理設備に互いに
材質の異なる複数種類の鋼帯を通板させることがある。 その場合、上記1次冷却炉に於ける冷却パターンは通板
する鋼帯の材質に応じて変えることが望ましい。例えば
一般鋼からなる鋼帯は、徐冷した後に冷却することが一
般的であり、また、高張力鋼からなる鋼帯は冷却初期に
急冷する必要がある。
材質の異なる複数種類の鋼帯を通板させることがある。 その場合、上記1次冷却炉に於ける冷却パターンは通板
する鋼帯の材質に応じて変えることが望ましい。例えば
一般鋼からなる鋼帯は、徐冷した後に冷却することが一
般的であり、また、高張力鋼からなる鋼帯は冷却初期に
急冷する必要がある。
【0007】即ち、図5に示すように、鋼帯2の進行方
向に沿って、即ち上方から下方に向けて3つの部屋16
〜18に分割され、かつ各部屋に冷却ユニット20〜2
2の一部として、鋼帯2の幅方向に沿ってその表裏面に
向けて水を噴射するための多数の噴射ノズル23aを具
備する複数のヘッダ23が設けられた1次冷却炉8に一
般鋼からなる鋼帯2を通板する場合、1次冷却炉8に於
ける冷却ユニット20にあっては全てのヘッダ23に水
を供給せず、冷却ユニット21にあっては下流側から幾
つかのヘッダ23にのみ水を供給し、冷却ユニット22
にあっては全てのヘッダ23に水を供給している。
向に沿って、即ち上方から下方に向けて3つの部屋16
〜18に分割され、かつ各部屋に冷却ユニット20〜2
2の一部として、鋼帯2の幅方向に沿ってその表裏面に
向けて水を噴射するための多数の噴射ノズル23aを具
備する複数のヘッダ23が設けられた1次冷却炉8に一
般鋼からなる鋼帯2を通板する場合、1次冷却炉8に於
ける冷却ユニット20にあっては全てのヘッダ23に水
を供給せず、冷却ユニット21にあっては下流側から幾
つかのヘッダ23にのみ水を供給し、冷却ユニット22
にあっては全てのヘッダ23に水を供給している。
【0008】一方、高張力鋼は、α/γ2相域から急冷
して濃化したγ相からマルテンサイト、残留オーステナ
イトを生成する必要があることから、高張力鋼からなる
鋼帯2を通板する場合、図6に示すように、1次冷却炉
8に於ける冷却ユニット20及び21にあっては全ての
ヘッダ23に水を供給し、冷却ユニット22にあっては
上流側から幾つかのヘッダ23にのみ水を供給している
。
して濃化したγ相からマルテンサイト、残留オーステナ
イトを生成する必要があることから、高張力鋼からなる
鋼帯2を通板する場合、図6に示すように、1次冷却炉
8に於ける冷却ユニット20及び21にあっては全ての
ヘッダ23に水を供給し、冷却ユニット22にあっては
上流側から幾つかのヘッダ23にのみ水を供給している
。
【0009】従って、一般鋼と高張力鋼とが切替わる場
合、多くのヘッダ23が同時にON/OFFの切替えを
されることとなり、上述した冷却の過不足が品質の確保
上大きな問題となっていた。
合、多くのヘッダ23が同時にON/OFFの切替えを
されることとなり、上述した冷却の過不足が品質の確保
上大きな問題となっていた。
【0010】上述のような従来技術の問題点に鑑み、本
発明の主な目的は、互いに材質の異なる複数種類のスト
リップを各ストリップの材質に応じて連続的に冷却する
ことを可能とするべく応答性を改善したストリップ連続
熱処理設備用冷却ユニットの制御方法を提供することに
ある。
発明の主な目的は、互いに材質の異なる複数種類のスト
リップを各ストリップの材質に応じて連続的に冷却する
ことを可能とするべく応答性を改善したストリップ連続
熱処理設備用冷却ユニットの制御方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的は、本発明
によれば、連続的に通板されるストリップに熱処理を施
すべく、加熱炉と、前記加熱炉の後段に設けられた冷却
炉とを有するストリップ連続熱処理設備の前記冷却炉に
て冷却水または冷却水と気体との混合気を前記ストリッ
プに向けて噴射ノズルをもって噴射する冷却ユニットの
制御方法であって、前記噴射ノズルへの冷却水の供給開
始時には、前記噴射ノズルと該噴射ノズルに冷却水を供
給する手段との間に設けられた流量調整弁をもって冷却
水の供給流量を定めた後、前記供給手段を前記噴射ノズ
ルまたは前記供給手段への戻し管路に選択的に連通する
べく前記流量調整弁と直列位置に設けられた三方弁をも
って前記供給手段を前記噴射ノズルに連通し、前記噴射
ノズルへの冷却水の供給停止時には、前記三方弁をもっ
て前記供給手段を前記戻し管路に連通することを特徴と
するストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制御方
法を提供することにより達成される。
によれば、連続的に通板されるストリップに熱処理を施
すべく、加熱炉と、前記加熱炉の後段に設けられた冷却
炉とを有するストリップ連続熱処理設備の前記冷却炉に
て冷却水または冷却水と気体との混合気を前記ストリッ
プに向けて噴射ノズルをもって噴射する冷却ユニットの
制御方法であって、前記噴射ノズルへの冷却水の供給開
始時には、前記噴射ノズルと該噴射ノズルに冷却水を供
給する手段との間に設けられた流量調整弁をもって冷却
水の供給流量を定めた後、前記供給手段を前記噴射ノズ
ルまたは前記供給手段への戻し管路に選択的に連通する
べく前記流量調整弁と直列位置に設けられた三方弁をも
って前記供給手段を前記噴射ノズルに連通し、前記噴射
ノズルへの冷却水の供給停止時には、前記三方弁をもっ
て前記供給手段を前記戻し管路に連通することを特徴と
するストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制御方
法を提供することにより達成される。
【0012】
【作用】このように、噴射ノズルへの冷却水の供給開始
時には、噴射ノズルへの冷却水の供給流量を定めた後、
三方弁をもって噴射ノズルに冷却水の供給手段を連通す
ることにより応答性が向上し(約5秒)、供給開始と略
同時に所要の供給量が得られる。また、同様に冷却水の
供給停止時の応答性も向上すると共に三方弁により水の
流路を切換えるのみであるから水の慣性によるウォータ
ハンマを生じる心配もない。
時には、噴射ノズルへの冷却水の供給流量を定めた後、
三方弁をもって噴射ノズルに冷却水の供給手段を連通す
ることにより応答性が向上し(約5秒)、供給開始と略
同時に所要の供給量が得られる。また、同様に冷却水の
供給停止時の応答性も向上すると共に三方弁により水の
流路を切換えるのみであるから水の慣性によるウォータ
ハンマを生じる心配もない。
【0013】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明が適用された鋼帯連続焼鈍
設備の概略構成を示す。この設備のライン入口に設置さ
れたペイオフリール1から鋼帯2が連続的に供給される
が、先の鋼帯の終端に後の鋼帯の先端が溶接接続装置3
にて重ね合わせて接続され、次いでクリーニング装置4
にて清浄化され、入側ルーパ装置5にて供給量が調節さ
れたうえで熱処理を行うための炉内に送り込まれる。そ
して加熱炉6、均熱炉7、1次冷却炉8、過時効炉9、
2次冷却炉10を経て所定の熱サイクルに従って熱処理
された鋼帯2は、出側ルーパ装置11にて繰出し量が調
節されたうえでスキンパスミル12に送り込まれる。こ
のスキンパスミル12にて調質圧延された後、検査精整
装置13にて分割あるいは不良部分が除去され、テンシ
ョンリール14に処理済みの鋼帯2が巻き取られる。各
炉内には、鋼帯2に適宜な張力を与えて連続的に走行さ
せるためのハースロール15が多数設けられている。
設備の概略構成を示す。この設備のライン入口に設置さ
れたペイオフリール1から鋼帯2が連続的に供給される
が、先の鋼帯の終端に後の鋼帯の先端が溶接接続装置3
にて重ね合わせて接続され、次いでクリーニング装置4
にて清浄化され、入側ルーパ装置5にて供給量が調節さ
れたうえで熱処理を行うための炉内に送り込まれる。そ
して加熱炉6、均熱炉7、1次冷却炉8、過時効炉9、
2次冷却炉10を経て所定の熱サイクルに従って熱処理
された鋼帯2は、出側ルーパ装置11にて繰出し量が調
節されたうえでスキンパスミル12に送り込まれる。こ
のスキンパスミル12にて調質圧延された後、検査精整
装置13にて分割あるいは不良部分が除去され、テンシ
ョンリール14に処理済みの鋼帯2が巻き取られる。各
炉内には、鋼帯2に適宜な張力を与えて連続的に走行さ
せるためのハースロール15が多数設けられている。
【0015】図2は1次冷却炉8の構造の一例を示す図
であり、図3は図2の一部を拡大すると共に管路構成を
示す図である。図2に示すように、1次冷却炉8は鋼帯
2の進行方向に沿って、即ち上方から下方に向けて3つ
の部屋16〜18に分割されている。部屋16〜18に
は、各々冷却ユニット20〜22の一部として、鋼帯2
の幅方向に沿ってその表裏面に向けて水を噴射するため
の多数の噴射ノズル23aを具備する複数のヘッダ23
が設けられている。
であり、図3は図2の一部を拡大すると共に管路構成を
示す図である。図2に示すように、1次冷却炉8は鋼帯
2の進行方向に沿って、即ち上方から下方に向けて3つ
の部屋16〜18に分割されている。部屋16〜18に
は、各々冷却ユニット20〜22の一部として、鋼帯2
の幅方向に沿ってその表裏面に向けて水を噴射するため
の多数の噴射ノズル23aを具備する複数のヘッダ23
が設けられている。
【0016】当該1次冷却炉8の入側端部及び出側端部
には板温計30、31が設けられ、後記する制御ユニッ
ト38に接続されている。
には板温計30、31が設けられ、後記する制御ユニッ
ト38に接続されている。
【0017】以下、各冷却ユニット20〜22は互いに
同様な構成であるので、冷却ユニット20について図3
を参照して説明する。冷却ユニット20の各ヘッダ23
は供給管路32を介して三方弁33の一つの口に接続さ
れている。この三方弁33のもう一つの口は、管路34
、流量計35、流量調整弁36を介して水の供給源41
に接続され、該供給源から所定圧で水が供給されるよう
になっている。三方弁33の残りの一つの口は上記水の
供給源への戻し管路37に接続されている。
同様な構成であるので、冷却ユニット20について図3
を参照して説明する。冷却ユニット20の各ヘッダ23
は供給管路32を介して三方弁33の一つの口に接続さ
れている。この三方弁33のもう一つの口は、管路34
、流量計35、流量調整弁36を介して水の供給源41
に接続され、該供給源から所定圧で水が供給されるよう
になっている。三方弁33の残りの一つの口は上記水の
供給源への戻し管路37に接続されている。
【0018】また、三方弁33は設定切換コントローラ
39を介してプログラマブルコントローラからなる制御
ユニット38に接続され、該制御ユニット38の命令に
より、管路34を供給管路32または戻し管路37に選
択的に連通し、水の流路を切換えるようになっている。 制御ユニット38は設定切換コントローラ39、流量調
整器40を介して流量計35及び流量調整弁36にも接
続され、各ヘッダ23に供給される水の流量を監視する
と共に調整し得るようになっている。
39を介してプログラマブルコントローラからなる制御
ユニット38に接続され、該制御ユニット38の命令に
より、管路34を供給管路32または戻し管路37に選
択的に連通し、水の流路を切換えるようになっている。 制御ユニット38は設定切換コントローラ39、流量調
整器40を介して流量計35及び流量調整弁36にも接
続され、各ヘッダ23に供給される水の流量を監視する
と共に調整し得るようになっている。
【0019】ここで、実際には各ヘッダ23には主に窒
素からなる気体の供給管路が接続され、この気体と水と
を所要の比で混合した混合気を鋼帯2の表裏面に向けて
噴射し、冷却することとなる。
素からなる気体の供給管路が接続され、この気体と水と
を所要の比で混合した混合気を鋼帯2の表裏面に向けて
噴射し、冷却することとなる。
【0020】このような冷却ユニット20〜22に於て
、実際にヘッダ23に水及び気体を供給しているときに
、通常は板温計30、31や流量計35等からのデータ
に応じて通板速度、使用するヘッダ23の数、水及び気
体の流量を制御するようになる。このとき、現在水を供
給していないヘッダ23に接続された三方弁33は管路
34を戻し管路32に連通し、かつ流量調整弁36は閉
じている。
、実際にヘッダ23に水及び気体を供給しているときに
、通常は板温計30、31や流量計35等からのデータ
に応じて通板速度、使用するヘッダ23の数、水及び気
体の流量を制御するようになる。このとき、現在水を供
給していないヘッダ23に接続された三方弁33は管路
34を戻し管路32に連通し、かつ流量調整弁36は閉
じている。
【0021】この現鋼帯に対して水を供給していないヘ
ッダ23に次鋼帯の通板開始時には水を供給する場合、
図4に示すように、次鋼帯が前段にあるときに管路34
を戻し管路32に連通したまま予め流量調整弁36を開
き(P点)、所要の流量に調整した後、三方弁33をも
って管路34を供給管路32に連通している(Q点)。 従って、応答性が向上し(約5秒)、過冷却や冷却不足
のような鋼帯の板温外れを防止することができる。
ッダ23に次鋼帯の通板開始時には水を供給する場合、
図4に示すように、次鋼帯が前段にあるときに管路34
を戻し管路32に連通したまま予め流量調整弁36を開
き(P点)、所要の流量に調整した後、三方弁33をも
って管路34を供給管路32に連通している(Q点)。 従って、応答性が向上し(約5秒)、過冷却や冷却不足
のような鋼帯の板温外れを防止することができる。
【0022】また、現鋼帯に対しては水を供給している
ヘッダ23に次鋼帯の通板開始時には冷却水の供給を停
止する場合、三方弁33をもって水の流路を切換えた後
、流量調整弁を絞るのみで良い。
ヘッダ23に次鋼帯の通板開始時には冷却水の供給を停
止する場合、三方弁33をもって水の流路を切換えた後
、流量調整弁を絞るのみで良い。
【0023】ここで、冷却水の供給開始時及び供給停止
時に本発明では上述のように三方弁をもって冷却水の流
路を切換えるのみであることから、通常の開閉弁を使用
した場合と異なり、冷却水供給開始時の水の慣性による
応答遅れ及び供給停止時の所謂ウォータハンマを生じる
心配がない。
時に本発明では上述のように三方弁をもって冷却水の流
路を切換えるのみであることから、通常の開閉弁を使用
した場合と異なり、冷却水供給開始時の水の慣性による
応答遅れ及び供給停止時の所謂ウォータハンマを生じる
心配がない。
【0024】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明によるストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制
御方法によれば、噴射ノズルへの冷却水の供給開始時に
は、噴射ノズルへの冷却水の供給流量を定めた後、三方
弁をもって冷却水の供給手段に噴射ノズルを連通し、冷
却水の供給停止時には三方弁をもって冷却水の供給手段
に戻し管路を連通することにより、供給開始と略同時に
所要の供給量が得られ、応答性が向上することから、連
続する各ストリップの材質に応じて所望の冷却を行うこ
とができる。以上のことから本発明の効果は大である。
明によるストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制
御方法によれば、噴射ノズルへの冷却水の供給開始時に
は、噴射ノズルへの冷却水の供給流量を定めた後、三方
弁をもって冷却水の供給手段に噴射ノズルを連通し、冷
却水の供給停止時には三方弁をもって冷却水の供給手段
に戻し管路を連通することにより、供給開始と略同時に
所要の供給量が得られ、応答性が向上することから、連
続する各ストリップの材質に応じて所望の冷却を行うこ
とができる。以上のことから本発明の効果は大である。
【図1】本発明が適用された鋼帯連続焼鈍設備の概略構
成図である。
成図である。
【図2】図1の一次冷却炉の構造の一例を示す概略構成
図である。
図である。
【図3】図2の一部を拡大してその管路構成及び制御系
を示す図である。
を示す図である。
【図4】図3の流量調整弁及び三方弁の作動タイミング
を示すタイムチャートである。
を示すタイムチャートである。
【図5】一般鋼からなる鋼帯を鋼帯連続焼鈍設備の1次
冷却炉に通板する際の各ヘッダの使用状態を示す図2と
同様な構成図である。
冷却炉に通板する際の各ヘッダの使用状態を示す図2と
同様な構成図である。
【図6】高張力鋼からなる鋼帯を鋼帯連続焼鈍設備の1
次冷却炉に通板する際の各ヘッダの使用状態を示す図2
と同様な構成図である。
次冷却炉に通板する際の各ヘッダの使用状態を示す図2
と同様な構成図である。
1 ペイオフリール
2 鋼帯
3 溶接接続装置
4 クリーニング装置
5 入側ルーパ装置
6 加熱炉
7 均熱炉
8 一次冷却炉
9 過時効炉
10 二次冷却炉
11 出側ルーパ装置
12 スキンパスミル
13 検査精整装置
14 テンションリール
15 ハースロール
16〜18 部屋
20〜22 冷却ユニット
23 ヘッダ
30、31 板温計
32 供給管路
33 三方弁
34 管路
35 流量計
36 流量調整弁
37 戻し管路
38 制御ユニット
39 設定切換コントローラ
40 流量調整器
41 水の供給源
Claims (1)
- 【請求項1】連続的に通板されるストリップに熱処理を
施すべく、加熱炉と、前記加熱炉の後段に設けられた冷
却炉とを有するストリップ連続熱処理設備の前記冷却炉
にて冷却水または冷却水と気体との混合気を前記ストリ
ップに向けて噴射ノズルをもって噴射する冷却ユニット
の制御方法であって、前記噴射ノズルへの冷却水の供給
開始時には、前記噴射ノズルと該噴射ノズルに冷却水を
供給する手段との間に設けられた流量調整弁をもって冷
却水の供給流量を定めた後、前記供給手段を前記噴射ノ
ズルまたは前記供給手段への戻し管路に選択的に連通す
るべく前記流量調整弁と直列位置に設けられた三方弁を
もって前記供給手段を前記噴射ノズルに連通し、前記噴
射ノズルへの冷却水の供給停止時には、前記三方弁をも
って前記供給手段を前記戻し管路に連通することを特徴
とするストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制御
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9621191A JPH04308043A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | ストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9621191A JPH04308043A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | ストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04308043A true JPH04308043A (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=14158915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9621191A Withdrawn JPH04308043A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | ストリップ連続熱処理設備用冷却ユニットの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04308043A (ja) |
-
1991
- 1991-04-02 JP JP9621191A patent/JPH04308043A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980711 |