JPH04307940A - 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置

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JPH04307940A
JPH04307940A JP7274991A JP7274991A JPH04307940A JP H04307940 A JPH04307940 A JP H04307940A JP 7274991 A JP7274991 A JP 7274991A JP 7274991 A JP7274991 A JP 7274991A JP H04307940 A JPH04307940 A JP H04307940A
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Japan
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self
emitter
collector
diffusion layer
pattern
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JP7274991A
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Fumio Otsuka
文雄 大塚
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
製造方法および半導体集積回路装置技術に関し、特に、
ラテラルバイポーラトランジスタ(以下、単にラテラル
バイポーラ素子という)を有する半導体集積回路装置に
適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SOI(Silicon On Ins
ulator)基板上に形成された従来のラテラルバイ
ポーラ素子を図21に示す。
【0003】SOI基板50を構成する絶縁層51上に
は、例えばp形のシリコン(Si)単結晶からなる半導
体層52がエピタキシャル法等によって形成されている
【0004】半導体層52には、エミッタ拡散層52e
、ベース拡散層52bおよびコレクタ拡散層52cが並
設されている。
【0005】エミッタ拡散層52eおよびコレクタ拡散
層52cには、例えばn形不純物リンが導入されている
【0006】また、ベース拡散層52bには、例えばp
形不純物ホウ素が導入されており、半導体層52上の絶
縁膜53に穿孔された接続孔54を通じてベース電極5
5aが電気的に接続されている。
【0007】ベース電極55aは、例えばポリSiにp
形不純物ホウ素が導入され形成されている。
【0008】次に、このような従来のラテラルバイポー
ラ素子の形成方法を図22〜図25により説明する。
【0009】まず、図22に示すように、SOI基板5
0の半導体層52上に絶縁膜53を堆積した後、フォト
リソグラフィ技術によって、絶縁膜53に接続孔54を
穿孔する。
【0010】続いて、図23に示すように、SOI基板
50上にCVD法等によってポリSi膜55を堆積した
後、ポリSi膜55にp形不純物ホウ素を所定量イオン
注入する。
【0011】その後、SOI基板50に熱処理を施し、
図24に示すように、ポリSi膜55のp形不純物を半
導体層52に拡散させてベース拡散層52bを自己整合
的に形成する。
【0012】次いで、ポリSi膜55をフォトリソグラ
フィ技術によってパターンニングし、図25に示すよう
に、ベース電極55aを形成した後、ベース電極55a
をマスクとして半導体層52にn形不純物リン等をイオ
ン注入する。
【0013】続いて、SOI基板50に対して熱処理を
施し、図21に示したように、エミッタ拡散層52eお
よびコレクタ拡散層52cを半導体層52に自己整合的
に形成する。
【0014】なお、半導体集積回路装置の製造プロセス
における自己整合技術については、例えば株式会社  
工業調査会、1985年5月25日発行、「最新  L
SIプロセス技術」P326〜P335に記載があり、
ゲート電極をマスクとしてソース、ドレイン拡散層を自
己整合的に形成する方法やドープトポリSiの不純物を
半導体層に熱拡散させて拡散層を自己整合的に形成する
方法等、種々の自己整合技術について説明されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術においては、以下の問題があることを本発明者は見
い出した。
【0016】すなわち、従来は、ベース電極をマスクと
して、エミッタ拡散層およびコレクタ拡散層を自己整合
的に形成するので、ベース電極のパターン位置と、接続
孔の開口パターン位置との間に相対的な位置ずれが生じ
ると、エミッタ拡散層およびコレクタ拡散層と、ベース
拡散層との間にも相対的な位置ずれが生じ、ラテラルバ
イポーラ素子の電気的特性が劣化する問題があった。
【0017】また、そのような位置ずれの量は製造プロ
セス毎に変動するが、その位置ずれの量が変動すれば、
ベース拡散層とエミッタ拡散層およびコレクタ拡散層と
の間隔やそれら拡散層の接合界面における不純物濃度等
も変動するので、ラテラルバイポーラ素子の電気的特性
も製造プロセス毎に変動する問題があった。
【0018】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的は、ラテラルバイポーラ素子のベース
、エミッタおよびコレクタ拡散層の位置精度を向上させ
、その素子を有する半導体集積回路装置の電気的特性を
向上させることのできる技術を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、ラテラルバイポーラ
素子のベース、エミッタおよびコレクタ拡散層の位置精
度を向上させ、その素子を有する半導体集積回路装置の
製造上の再現性を向上させることのできる技術を提供す
ることにある。
【0020】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0022】すなわち、請求項1記載の発明は、半導体
基板の少なくとも一部にラテラルバイポーラ素子を形成
する際、前記半導体基板上に第一不純物の導入された第
一ドープトポリSi膜からなるエミッタ自己整合パター
ンおよびコレクタ自己整合パターンを形成した後、前記
エミッタ自己整合パターンおよびコレクタ自己整合パタ
ーンから前記半導体基板に前記第一不純物を拡散させて
エミッタ拡散層およびコレクタ拡散層を自己整合的に形
成する工程と、前記エミッタ自己整合パターンおよびコ
レクタ自己整合パターンの表面のみを分離用絶縁膜によ
って被覆する工程と、前記半導体基板上に第二不純物の
導入された第二ドープトポリSi膜を形成した後、前記
第二ドープトポリSi膜のベース自己整合パターン部か
ら前記半導体基板に前記第二不純物を拡散させてベース
拡散層を自己整合的に形成する工程とを順に行う半導体
集積回路装置の製造方法とするものである。
【0023】
【作用】上記した請求項1記載の発明によれば、従来と
異なり、エミッタ拡散層およびコレクタ拡散層を、ベー
ス電極のパターン位置に左右されることなく自己整合的
に形成することができるので、エミッタ拡散層、コレク
タ拡散層およびベース拡散層の相対的な位置精度を向上
させることが可能となる。
【0024】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるラテラルバイ
ポーラ素子を有する半導体集積回路装置の製造工程を示
す工程図、図2〜図12はその半導体集積回路装置の製
造工程中の要部断面図である。
【0025】本実施例の半導体集積回路装置の製造方法
は、ラテラルバイポーラ素子を有する半導体集積回路装
置の製造方法であり、図1に示すように、例えば五つの
工程1a〜1eを有している。
【0026】すなわち、エミッタ・コレクタ自己整合パ
ターン形成工程1a、エミッタ・コレクタ自己整合パタ
ーンから半導体層への不純物拡散工程1b、エミッタ・
コレクタ自己整合パターン表面の分離用絶縁膜の形成工
程1c、ベース自己整合パターン用ポリSi膜の形成工
程1d、ベース自己整合パターン部から半導体層への不
純物拡散工程1eである。
【0027】以下、本実施例においては、例えばSOI
基板にnpn形のラテラルバイポーラ素子およびnチャ
ネルMOS・FET(以下、nMOSという)素子を有
する半導体集積回路装置の製造方法を図1に沿って図2
〜図12により説明する。
【0028】図2は、図1に示したエミッタ・コレクタ
自己整合パターン形成工程1aの前工程におけるSOI
基板2の要部断面図を示している。
【0029】SOI基板2を構成する絶縁層3は、例え
ば二酸化ケイ素(SiO2)の単結晶からなり、その上
層には、例えばp形Si単結晶からなる半導体層4が形
成されている。
【0030】半導体層4において、フィールド絶縁膜5
a,5bに囲まれた素子領域LBは、後述するラテラル
バイポーラ素子を形成するための領域である。
【0031】また、フィールド絶縁膜5b,5cに囲ま
れた素子領域MFは、後述するnMOS素子を形成する
ための領域であり、素子領域MFの半導体層4上には、
例えばSiO2 からなるゲート酸化膜6が形成されて
いる。
【0032】ただし、ゲート酸化膜6は、素子領域MF
のみに形成され、素子領域LBには形成されていない。
【0033】SOI基板2上には、ポリSi膜(第一ド
ープトポリSi膜)7aがCVD(Chemical 
Vapor Deposition)法等によって堆積
されている。
【0034】ポリSi膜7aには、例えば第一不純物で
あるn形不純物リンまたはヒ素(As)が導入されてい
る。
【0035】このようなSOI基板2に対して、まず、
ポリSi膜7aをフォトリソグラフィ技術によりパター
ニングし、図3に示すように、エミッタ電極(エミッタ
自己整合パターン)8a、コレクタ電極(コレクタ自己
整合パターン)8bおよびゲート電極9aを同時にパタ
ーン形成する(図1の工程1a)。
【0036】続いて、SOI基板2に対して、例えば9
00℃、10分程度の熱処理を施し、エミッタ電極8a
およびコレクタ電極8bのn形不純物リンまたはAsを
、素子領域LBの半導体層4に拡散し、エミッタ拡散層
8cおよびコレクタ拡散層8dを自己整合的に形成する
(図1の工程1b)。
【0037】その後、図4に示すように、SOI基板2
上にフォトレジスト(以下、レジストという)パターン
10aを形成した後、そのレジストパターン10aと、
ゲート電極9aとをマスクとして、素子領域MFの半導
体層4に、例えばn形不純物Asを1〜10×1013
個/cm2 程度でイオン注入し、熱処理を施してソー
ス拡散層9bおよびドレイン拡散層9cを形成する。
【0038】次いで、レジストパターン10aの除去後
、図5に示すように、SOI基板2上に、例えばSiO
2 からなる絶縁膜11をCVD法等によって堆積する
【0039】続いて、その絶縁膜11をエッチバックし
て、図6に示すように、エミッタ電極8a、コレクタ電
極8bおよびゲート電極9aの表面のみを被覆する分離
用絶縁膜11aを形成する。
【0040】分離用絶縁膜11aを形成する方法として
は、エッチバック法に限定されるものではなく、例えば
選択酸化法、あるいは選択酸化法とエッチバック法とを
組み合わせた方法等、種々変更可能である(図1の工程
1c)。
【0041】その後、図7に示すように、SOI基板2
上にレジストパターン10bを形成した後、レジストパ
ターン10bと、ゲート電極9aおよび分離用絶縁膜1
1aをマスクとして、素子領域MFの半導体層4に、例
えばn形不純物リンを5×1015個/cm2 程度で
イオン注入し、熱処理を施してLDD(Lightly
 Doped Drain)構造のnMOS素子9を形
成する。
【0042】次いで、レジストパターン10bの除去後
、図8に示すように、SOI基板2上にCVD法等によ
ってポリSi膜7bを堆積し、そのポリSi膜7bに、
例えば第二不純物であるp形不純物ホウ素をイオン注入
する。この時点で、ポリSi膜7bは、第二ドープトポ
リSi膜となる(図1の工程1d)。
【0043】続いて、SOI基板2に対して、例えば9
00℃、10分程度の熱処理を施し、図9に示すように
、ポリSi膜7bのベース電極部(ベース自己整合パタ
ーン部)7b1 からその下方の半導体層4にp形不純
物ホウ素を拡散し、ベース拡散層8eを自己整合的に形
成する(図1の工程1e)。
【0044】その後、SOI基板2上のポリSi膜7b
をフォトリソグラフィ技術によってパターンニングし、
図10に示すように、ベース電極8fを形成し、素子領
域LBに、例えばnpn形のラテラルバイポーラ素子8
を形成する。
【0045】次いで、図11に示すように、SOI基板
2上に絶縁膜12を堆積し、その絶縁膜12にエミッタ
電極8a、コレクタ電極8b、ソース拡散層9bおよび
ドレイン拡散層9cに達する接続孔13を穿孔する。
【0046】続いて、例えばブランケットタングステン
CVD法等によってSOI基板2上に金属膜14を堆積
する。
【0047】その後、金属膜14をフォトリソグラフィ
技術によってパターンニングし、図12に示すように、
エミッタ引出し電極8g、コレクタ引出し電極8h、ソ
ース引出し電極9dおよびドレイン引出し電極9eを形
成する。
【0048】以上のようにしてSOI基板2上に、例え
ばnpn形のラテラルバイポーラ素子8およびnMOS
素子9を有する半導体集積回路装置を製造する。
【0049】このように本実施例によれば、以下の効果
を得ることが可能となる。
【0050】(1).エミッタ電極8aおよびコレクタ
電極8bからの不純物拡散によってその下方の半導体層
4にエミッタ拡散層8cおよびコレクタ拡散層8dを自
己整合的に形成した後、ベース電極部7b1 からの不
純物拡散によってその下方の半導体層4にベース拡散層
8eを自己整合的に形成することにより、従来と異なり
、エミッタ拡散層8cおよびコレクタ拡散層8dをベー
ス電極8fのパターン位置に左右されることなく自己整
合的に形成することができるので、エミッタ拡散層8c
、コレクタ拡散層8dおよびベース拡散層8eの相対的
な位置精度を向上させることが可能となる。
【0051】(2).上記(1) により、ラテラルバ
イポーラ素子9の電気的特性を向上させることができる
ので、ラテラルバイポーラ素子9を有する半導体集積回
路装置の信頼性および歩留りを向上させることが可能と
なる。
【0052】(3).上記(1) により、エミッタ拡
散層8c、コレクタ拡散層8dおよびベース拡散層8e
の相対的な位置が製造プロセス毎にずれるのを抑制でき
るので、その位置ずれに起因するラテラルバイポーラ素
子9の電気的特性の変動を防止でき、ラテラルバイポー
ラ素子9を有する半導体集積回路装置の製造上の再現性
を向上させることが可能となる。
【0053】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0054】図13〜図19は本発明の他の実施例であ
る半導体集積回路装置の製造工程中の要部断面図である
【0055】以下、本実施例の半導体集積回路装置の製
造方法を図1に沿って図13〜図19により説明する。
【0056】図13は、図1のエミッタ・コレクタ自己
整合パターン形成工程1a後のSOI基板2の要部断面
図を示している。
【0057】本実施例においては、素子領域LBに酸化
膜6aが形成されている。酸化膜6aは、上記したゲー
ト酸化膜6の形成工程の際に素子領域LBの半導体層4
上に形成された膜である。
【0058】素子領域LBの酸化膜6a(ゲート酸化膜
)を残した理由は、ポリSi膜7a(図2参照)をパタ
ーンニングする際にエッチングガスによって素子領域L
Bの半導体層4の上部が浸食されるのを防止するためで
ある。
【0059】酸化膜6a上には、エミッタ自己整合パタ
ーン8iおよびコレクタ自己整合パターン8jが形成さ
れ、ゲート酸化膜6上には、ゲート電極9aが形成され
ている。これらパターン8i,8jおよび電極9aは、
前記実施例と同様、同一のポリSi膜7a(図2参照)
から形成されている。
【0060】ただし、エミッタ自己整合パターン8iお
よびコレクタ自己整合パターン8jには、例えばn形不
純物リンが導入され、ゲート電極9aには、例えばリン
よりも拡散係数の低いn形不純物Asが導入されている
【0061】また、エミッタ自己整合パターン8iおよ
びコレクタ自己整合パターン8jの不純物の導入工程に
際しては、例えば80KeV、5×1015個/cm2
 でイオン注入が行われ、ゲート電極9aの不純物の導
入工程に際しては、例えば25KeV、5×1015個
/cm2 でイオン注入が行われている。すなわち、ポ
リSi膜7a(図2参照)において、ゲート電極9aの
形成領域側に導入された不純物の方が、エミッタ自己整
合パターン8iおよびコレクタ自己整合パターン8jの
形成領域側に導入された不純物よりも、浅い位置に注入
されている。
【0062】このように、ゲート電極9aに対してリン
よりも拡散係数の低いAsを導入し、また、ゲート電極
9aの不純物の注入位置を浅くした理由は、エミッタ自
己整合パターン8iおよびコレクタ自己整合パターン8
jの不純物をその下方の半導体層4に熱拡散させる際、
ゲート電極9aの不純物がその下方の半導体層4に拡散
しないようにさせるためである。
【0063】このようなSOI基板2に対し、例えば9
00℃、10分程度の熱処理を施し、エミッタ自己整合
パターン8iおよびコレクタ自己整合パターン8jのn
形不純物リンを、その下方の半導体層4に酸化膜6aを
介して拡散させて、図14に示すように、エミッタ拡散
層8cおよびコレクタ拡散層8dを自己整合的に形成す
る(図1の工程1b)。
【0064】続いて、前記実施例と同様にして、図15
に示すように、素子領域MFにソース拡散層9bおよび
ドレイン拡散層9cを形成した後、エミッタ自己整合パ
ターン8i、コレクタ自己整合パターン8jおよびゲー
ト電極9aの表面のみに分離用絶膜11aを形成する(
図1の工程1c)。
【0065】その後、前記実施例と同様にして、図16
に示すように、素子領域MFにLDD構造のnMOS素
子9を形成した後、SOI基板2上にポリSi膜7bを
CVD法等によって堆積し、その膜7bに、例えばp形
不純物ホウ素をイオン注入する(図1の工程1d)。
【0066】次いで、本実施例においては、ポリSi膜
7bをフォトリソグラフィ技術によってパターンニング
して、図17に示すように、素子領域LBにベース自己
整合パターン(ベース自己整合パターン部)8kを形成
する。
【0067】続いて、SOI基板2に対して、例えば9
00℃、10分程度の熱処理を施し、ベース自己整合パ
ターン8kのp形不純物ホウ素をその下方の半導体層4
に酸化膜6aを介して拡散させてベース拡散層8eを形
成する。
【0068】このようにして、素子領域LBに、例えば
npn形のラテラルバイポーラ素子8を形成する(図1
の工程1e)。
【0069】その後、図18に示すように、SOI基板
2上に絶縁膜12を堆積した後、絶縁膜12および酸化
膜6aに対して、エミッタ拡散層8cおよびコレクタ拡
散層8dに近接する半導体層4に達する接続孔13を穿
孔する。
【0070】次いで、接続孔13を通じて、例えばn形
不純物リンを半導体層4にイオン注入し、熱処理を施し
て拡散層8m,8nを形成する。
【0071】続いて、図19に示すように、nMOS素
子9のソース拡散層9bおよびドレイン拡散層9cに達
する接続孔13を穿孔した後、前記実施例と同様にして
、例えばタングステンからなるエミッタ引出し電極8g
、コレクタ引出し電極8h、ソース引出し電極9dおよ
びドレイン引出し電極9eを形成する。
【0072】以上のようにしてSOI基板2上に、例え
ばnpn形のラテラルバイポーラ素子8およびnMOS
素子9を有する半導体集積回路装置を製造する。
【0073】このように本実施例によれば、前記実施例
で得られた効果の他に、次の効果を得ることが可能とな
る。
【0074】すなわち、素子領域LBの半導体層4上の
酸化膜6aを残したことにより、ポリSi膜7a(図2
参照)のエッチング工程に際して、素子領域LBの半導
体層4の浸食を防止することができるので、その浸食に
起因するラテラルバイポーラ素子8の電気的特性劣化を
防止することが可能となる。
【0075】また、nMOS素子9のゲート電極9aに
、エミッタ自己整合パターン8iおよびコレクタ自己整
合パターン8jに導入された不純物よりも拡散係数の低
い不純物を導入したことにより、エミッタ拡散層8cお
よびコレクタ拡散層8dを形成する際に、ゲート電極9
aから半導体層4へ不純物を拡散させることなく、エミ
ッタ自己整合パターン8iおよびコレクタ自己整合パタ
ーン8jの不純物を半導体層4に拡散させることが可能
となる。
【0076】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0077】例えば前記各実施例においては、ラテラル
バイポーラ素子をnpn形とした場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、pnp形のラテラ
ルバイポーラ素子としても良い。
【0078】また、前記各実施例においては、SOI基
板にラテラルバイポーラ素子とnMOS素子とが形成さ
れた半導体集積回路装置に本発明を適用した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく種々適用
可能であり、例えば図20に示すように、SOI基板2
にラテラルバイポーラ素子8とnMOS素子9およびp
チャネルMOS(以下、pMOSという)素子15とを
有する半導体集積回路装置に本発明を適用することも可
能である。この場合、pMOS素子15のゲート電極1
5aには、例えばp形不純物ホウ素が導入されている。 また、pMSO素子15のソース拡散層15bおよびド
レイン拡散層15cにも、例えばp形不純物ホウ素が導
入されている。
【0079】また、前記各実施例においては、素子を形
成するための基板をSOI基板としたが、これに限定さ
れるものではなく、例えば半導体基板を用いても良い。
【0080】また、前記各実施例においては、エミッタ
、コレクタ、ソースおよびドレイン引出し電極をブラン
ケットCVDタングステンとした場合について説明した
が、これに限定されるものではなく種々変更可能であり
、例えばスパッタリング法やバイアススパッタリング法
等によるアルミニウム(Al)またはAl合金としても
良い。
【0081】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0082】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
従来と異なり、エミッタ拡散層およびコレクタ拡散層を
、ベース電極のパターン位置に左右されることなく自己
整合的に形成することができるので、エミッタ拡散層、
コレクタ拡散層およびベース拡散層の相対的な位置精度
を向上させることが可能となる。
【0083】このため、ラテラルバイポーラ素子の電気
的特性を向上させることができるので、ラテラルバイポ
ーラ素子を有する半導体集積回路装置の信頼性および歩
留りを向上させることが可能となる。
【0084】また、エミッタ拡散層、コレクタ拡散層お
よびベース拡散層の相対的な位置が製造プロセス毎に変
動する現象を抑制できるので、その変動に起因するラテ
ラルバイポーラ素子の電気的特性の変動を抑制でき、ラ
テラルバイポーラ素子を有する半導体集積回路装置の製
造上の再現性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるラテラルバイポーラ素
子を有する半導体集積回路装置の製造工程を示す工程図
である。
【図2】その半導体集積回路装置の製造工程中の要部断
面図である。
【図3】図2に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図4】図3に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図5】図4に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図6】図5に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図7】図6に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図8】図7に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図9】図8に続く半導体集積回路装置の製造工程中の
要部断面図である。
【図10】図9に続く半導体集積回路装置の製造工程中
の要部断面図である。
【図11】図10に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図12】図11に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図13】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の製造工程中の要部断面図である。
【図14】図13に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図15】図14に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図16】図15に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図17】図16に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図18】図17に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図19】図18に続く半導体集積回路装置の製造工程
中の要部断面図である。
【図20】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の要部断面図である。
【図21】従来のラテラルバイポーラ素子を有する半導
体集積回路装置の部分断面図である。
【図22】従来のラテラルバイポーラ素子を有する半導
体集積回路装置の製造工程中の部分断面図である。
【図23】図22に続く従来のラテラルバイポーラ素子
を有する半導体集積回路装置の製造工程中の部分断面図
である。
【図24】図23に続く従来のラテラルバイポーラ素子
を有する半導体集積回路装置の製造工程中の部分断面図
である。
【図25】図24に続く従来のラテラルバイポーラ素子
を有する半導体集積回路装置の製造工程中の部分断面図
である。
【符号の説明】
1a  エミッタ・コレクタ自己整合パターン形成工程
1b  エミッタ・コレクタ自己整合パターンから半導
体層への不純物拡散工程 1c  エミッタ・コレクタ自己整合パターン表面の分
離用絶縁膜の形成工程 1d  ベース自己整合パターン用ポリSi膜の形成工
程1e  ベース自己整合パターン部から半導体層への
不純物拡散工程 2  SOI基板 3  絶縁層 4  半導体層 5a  フィールド絶縁膜 5b  フィールド絶縁膜 5c  フィールド絶縁膜 6  ゲート酸化膜 6a  酸化膜(ゲート酸化膜) 7a  ポリSi膜(第一ドープトポリSi膜)7b 
 ポリSi膜(第二ドープトポリSi膜)7b1   
ベース電極部(ベース自己整合パターン部)8  ラテ
ラルバイポーラ素子 8a  エミッタ電極(エミッタ自己整合パターン)8
b  コレクタ電極(コレクタ自己整合パターン)8c
  エミッタ拡散層 8d  コレクタ拡散層 8e  ベース拡散層 8f  ベース電極 8g  エミッタ引出し電極 8h  コレクタ引出し電極 8i  エミッタ自己整合パターン 8j  コレクタ自己整合パターン 8k  ベース自己整合パターン(ベース自己整合パタ
ーン部) 8m  拡散層 8n  拡散層 9  nMOS素子(MOS・FET)9a  ゲート
電極 9b  ソース拡散層 9c  ドレイン拡散層 9d  ソース引出し電極 9e  ドレイン引出し電極 10a  レジストパターン 10b  レジストパターン 11  絶縁膜 11a  分離用絶縁膜 12  絶縁膜 13  接続孔 14  金属膜 15  pMOS素子(MOS・FET)15a  ゲ
ート電極 15b  ソース拡散層 15c  ドレイン拡散層 50  SOI基板 51  絶縁層 52  半導体層 52b  ベース拡散層 52c  コレクタ拡散層 52e  エミッタ拡散層 53  絶縁膜 54  接続孔 55  ポリSi膜 55a  ベース電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半導体基板の少なくとも一部にラテラ
    ルバイポーラ素子を形成する際、前記半導体基板上に第
    一不純物の導入された第一ドープトポリシリコン膜から
    なるエミッタ自己整合パターンおよびコレクタ自己整合
    パターンを形成した後、前記エミッタ自己整合パターン
    およびコレクタ自己整合パターンから前記半導体基板に
    前記第一不純物を拡散させてエミッタ拡散層およびコレ
    クタ拡散層を自己整合的に形成する工程と、前記エミッ
    タ自己整合パターンおよびコレクタ自己整合パターンの
    表面のみを分離用絶縁膜によって被覆する工程と、前記
    半導体基板上に第二不純物の導入された第二ドープトポ
    リシリコン膜を形成した後、前記第二ドープトポリシリ
    コン膜のベース自己整合パターン部から前記半導体基板
    に前記第二不純物を拡散させてベース拡散層を自己整合
    的に形成する工程とを順に行うことを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】  前記半導体基板にMOS・FETを形
    成する際には、前記MOS・FETの素子領域の半導体
    基板上にゲート酸化膜を形成した後、そのゲート酸化膜
    形成工程によって前記ラテラルバイポーラ素子の素子領
    域の半導体層上に形成された酸化膜を除去する工程と、
    前記第一ドープトポリシリコン膜を半導体基板上に形成
    した後、前記第一ドープトポリシリコン膜から前記エミ
    ッタ自己整合パターン、コレクタ自己整合パターンおよ
    び前記MOS・FETのゲート電極を同時にパターン形
    成する工程とを順に行うことを特徴とする請求項1記載
    の半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】  前記半導体基板にMOS・FETを形
    成する際には、前記MOS・FETの素子領域の半導体
    上にゲート酸化膜を形成した後、前記半導体基板上に前
    記エミッタ自己整合パターン、コレクタ自己整合パター
    ンおよび前記MOS・FETのゲート電極を形成するた
    めのノンドープトポリシリコン膜を堆積し、前記ノンド
    ープトポリシリコン膜において前記MOS・FETのゲ
    ート電極が形成される領域に、前記エミッタ自己整合パ
    ターンおよびコレクタ自己整合パターンが形成される領
    域に導入される不純物よりも拡散係数の低い不純物を導
    入することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】  前記分離用絶縁膜をエッチバック法、
    前記半導体基板上のポリシリコンのみを酸化する方法ま
    たはそれらを組合せた方法によって形成することを特徴
    とする請求項1,2または3記載の半導体集積回路装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】  前記半導体基板に代えて絶縁層上に半
    導体層が形成されたSOI基板を用いたことを特徴とす
    る請求項1,2,3または4記載の半導体集積回路装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】  半導体基板に並設されたエミッタ拡散
    層、コレクタ拡散層およびベース拡散層からなるラテラ
    ルバイポーラ素子を有する半導体集積回路装置であって
    、前記エミッタ拡散層およびコレクタ拡散層上に、それ
    ぞれの拡散層を自己整合的に形成するための第一ドープ
    トポリシリコン膜からなるエミッタ自己整合パターンお
    よびコレクタ自己整合パターンを配置させ、かつ、前記
    ベース拡散層上に、その拡散層を自己整合的に形成する
    ための第二ドープトポリシリコン膜からなるベース自己
    整合パターンを配置させ、前記エミッタ自己整合パター
    ンおよびコレクタ自己整合パターンと、前記ベース自己
    整合パターンとを、前記エミッタ自己整合パターンおよ
    びコレクタ自己整合パターンの表面を被覆する分離用絶
    縁膜によって電気的に分離させたことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  7. 【請求項7】  前記半導体基板に代えて絶縁層上に半
    導体層を有するSOI基板を用いたことを特徴とする請
    求項6記載の半導体集積回路装置。
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