JPH04304Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH04304Y2 JPH04304Y2 JP12673184U JP12673184U JPH04304Y2 JP H04304 Y2 JPH04304 Y2 JP H04304Y2 JP 12673184 U JP12673184 U JP 12673184U JP 12673184 U JP12673184 U JP 12673184U JP H04304 Y2 JPH04304 Y2 JP H04304Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- supply line
- introduction path
- test water
- standard solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 43
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 30
- 239000012086 standard solution Substances 0.000 claims description 21
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 18
- 230000000813 microbial effect Effects 0.000 claims description 15
- 239000007853 buffer solution Substances 0.000 claims description 9
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims description 7
- 239000005416 organic matter Substances 0.000 claims description 7
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 claims description 6
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 claims description 6
- 238000005273 aeration Methods 0.000 claims description 3
- 239000000872 buffer Substances 0.000 claims description 2
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 6
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 4
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 239000003643 water by type Substances 0.000 description 2
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000008235 industrial water Substances 0.000 description 1
- 239000006193 liquid solution Substances 0.000 description 1
- 230000007269 microbial metabolism Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
- 239000002351 wastewater Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 考案の目的
(産業上の利用分野)
この考案は、有機物自動測定装置に関する。さ
らに詳しくは、有機物ことにBOD成分を微生物
電極を用いて簡便にかつ連続的に測定でき、各種
工業用水、排水、工程水中等の有機物量の測定や
管理に有用な有機物連続自動装置に関する。
らに詳しくは、有機物ことにBOD成分を微生物
電極を用いて簡便にかつ連続的に測定でき、各種
工業用水、排水、工程水中等の有機物量の測定や
管理に有用な有機物連続自動装置に関する。
(従来の技術)
従来から微生物電極を用いてBODを測定する
装置が種々提案されている。これらの一つとして
微生物電極を備えたフローセル中に、中性緩衝液
を流しておいて中性条件に保つと共に空気を吹き
込んで実質的に空気飽和の条件に保ち、この条件
下で被測定液を供給して該被測定液中のBOD成
分に対応するセル中の溶存酸素低下量すなわち微
生物の代謝によつて消費される溶存酸素量を隔膜
式酸素電極の出力として検出して測定する装置が
知られている。そしてこれらを自動的に測定でき
るようシーケンスコントローラにより制御した装
置が知られている。
装置が種々提案されている。これらの一つとして
微生物電極を備えたフローセル中に、中性緩衝液
を流しておいて中性条件に保つと共に空気を吹き
込んで実質的に空気飽和の条件に保ち、この条件
下で被測定液を供給して該被測定液中のBOD成
分に対応するセル中の溶存酸素低下量すなわち微
生物の代謝によつて消費される溶存酸素量を隔膜
式酸素電極の出力として検出して測定する装置が
知られている。そしてこれらを自動的に測定でき
るようシーケンスコントローラにより制御した装
置が知られている。
かゝる装置においては、通常意図する検水の
BOD値は、被測定液として洗浄液(通常、水)
を供給した際の出力をベース出力とし、これに対
してBOD既知の有機物含有液からなる1又は2
以上の標準液を供給した際の出力から出力−濃度
変換の較正を行ない、この後検水を供給すること
により行なわれている。そしてこれら標準液や検
水の供給は、必ず洗浄液の供給工程を介して行な
われている。
BOD値は、被測定液として洗浄液(通常、水)
を供給した際の出力をベース出力とし、これに対
してBOD既知の有機物含有液からなる1又は2
以上の標準液を供給した際の出力から出力−濃度
変換の較正を行ない、この後検水を供給すること
により行なわれている。そしてこれら標準液や検
水の供給は、必ず洗浄液の供給工程を介して行な
われている。
従つてこのような有機物自動測定装置において
は、標準液や検水のごとき有機物含有液と洗浄水
のごとき有機物未含有液とをそれぞれ切換可能に
供給できる手段を必要としており、従来は第4図
に示されるごとき多方バルブ型の流路切換器7a
が用いられていた。
は、標準液や検水のごとき有機物含有液と洗浄水
のごとき有機物未含有液とをそれぞれ切換可能に
供給できる手段を必要としており、従来は第4図
に示されるごとき多方バルブ型の流路切換器7a
が用いられていた。
(考案が解決しようとする問題点)
かような多方バルブ型の流路切換器において
は、1回の切換操作用信号入力で隣接にする流路
にしか切換設定を行なえないため検水供給ライン
Cや標準液供給ラインBの両側に洗浄水供給ライ
ンCをそれぞれ設定することが必要であり、第4
図に示すごとく一種類の標準液供給ライン及び洗
浄水供給ラインを用いる場合においても図に示す
ごとく5方バルブを用いる必要があり、さらに4
種類の標準液や検水供給ラインを構成した際には
8方バルブを用いる必要があり、流路構成が複雑
となる不都合があつた。あえて洗浄水供給ライン
を1つに限定した場合には洗浄水−標準液切換や
洗浄水−検水切換時に、意図しない流路を頻繁に
通過するため、コンタミネーシヨンが生じ易かつ
た。
は、1回の切換操作用信号入力で隣接にする流路
にしか切換設定を行なえないため検水供給ライン
Cや標準液供給ラインBの両側に洗浄水供給ライ
ンCをそれぞれ設定することが必要であり、第4
図に示すごとく一種類の標準液供給ライン及び洗
浄水供給ラインを用いる場合においても図に示す
ごとく5方バルブを用いる必要があり、さらに4
種類の標準液や検水供給ラインを構成した際には
8方バルブを用いる必要があり、流路構成が複雑
となる不都合があつた。あえて洗浄水供給ライン
を1つに限定した場合には洗浄水−標準液切換や
洗浄水−検水切換時に、意図しない流路を頻繁に
通過するため、コンタミネーシヨンが生じ易かつ
た。
さらに、かような多方バルブ型の流路切換器は
構造的に屈折部を内在しているため殊にBODの
測定を続けた場合、内部にスライムが発生し易く
場合によつては短期間で閉塞してしまう問題点が
あり、しかもスライムの発生状況を把握できない
欠点があつた。
構造的に屈折部を内在しているため殊にBODの
測定を続けた場合、内部にスライムが発生し易く
場合によつては短期間で閉塞してしまう問題点が
あり、しかもスライムの発生状況を把握できない
欠点があつた。
この考案は、かような従来の問題点を解消すべ
くなされたものである。
くなされたものである。
(ロ) 考案の構成
かくしてこの考案によれば、隔膜式酸素電極と
微生物膜とを組合せてなる微生物電極、液入口と
液出口とを有しかつそれらの間を通過する液が上
記微生物膜に接しうるように前記微生物電極に対
し配置されたフローセル、このフローセルの液入
口に接続される液導入路、この液導入路に緩衝液
を連続的に供給する緩衝液供給部及び曝気用空気
を供給する空気供給部、並びに上記導入路に、洗
浄液、標準液及び検水のいずれかを選択導入する
被測定液導入部を備えてなり、 上記被測定液導入部は、前記液導入路と洗浄液
の供給ラインとを接続しその途中に各々分岐状に
結合した標準液供給ライン及び検水供給ラインを
有する選択流路と、これら接続部及び結合部の手
前の各ラインにそれぞれ付設されたピンチバルブ
型の電磁弁とで構成され、かつ上記分岐状の結合
部は透明管で構成されてなることを特徴とする有
機物自動測定装置が提供される。
微生物膜とを組合せてなる微生物電極、液入口と
液出口とを有しかつそれらの間を通過する液が上
記微生物膜に接しうるように前記微生物電極に対
し配置されたフローセル、このフローセルの液入
口に接続される液導入路、この液導入路に緩衝液
を連続的に供給する緩衝液供給部及び曝気用空気
を供給する空気供給部、並びに上記導入路に、洗
浄液、標準液及び検水のいずれかを選択導入する
被測定液導入部を備えてなり、 上記被測定液導入部は、前記液導入路と洗浄液
の供給ラインとを接続しその途中に各々分岐状に
結合した標準液供給ライン及び検水供給ラインを
有する選択流路と、これら接続部及び結合部の手
前の各ラインにそれぞれ付設されたピンチバルブ
型の電磁弁とで構成され、かつ上記分岐状の結合
部は透明管で構成されてなることを特徴とする有
機物自動測定装置が提供される。
上記洗浄液供給ライン、標準液供給ライン及び
検水供給ラインは可撓性のチユーブで構成するの
が適当である。また、標準液供給ラインや検水供
給ラインの分岐部は通常、T字状とするのが好ま
しく選択流路の長手方向に直列状に多数分岐した
構造とするのが好ましい。ただし、その配列自体
は第5図イ,ロのごとき各ラインが対向するよう
に直列状に結合してもよく、また段違いに設けて
もよい。さらにこれら各ラインの結合部は一体に
なつていなくてもよく少なくとも各ラインがT字
状の透明管部を介して一本の選択流路に接続され
るよう構成されていればよい。
検水供給ラインは可撓性のチユーブで構成するの
が適当である。また、標準液供給ラインや検水供
給ラインの分岐部は通常、T字状とするのが好ま
しく選択流路の長手方向に直列状に多数分岐した
構造とするのが好ましい。ただし、その配列自体
は第5図イ,ロのごとき各ラインが対向するよう
に直列状に結合してもよく、また段違いに設けて
もよい。さらにこれら各ラインの結合部は一体に
なつていなくてもよく少なくとも各ラインがT字
状の透明管部を介して一本の選択流路に接続され
るよう構成されていればよい。
上記ピンチバルブ型の電磁弁とは、各ラインを
構成する可撓性チユーブを外部から機械的に適宜
挟み込んだり押圧して内部の流路を開閉できる方
式の電磁弁を示すものである。また、透明管の材
質としてはプラスチツク管やガラス管が挙げられ
る。通常ガラス管を用いるのが好ましい。
構成する可撓性チユーブを外部から機械的に適宜
挟み込んだり押圧して内部の流路を開閉できる方
式の電磁弁を示すものである。また、透明管の材
質としてはプラスチツク管やガラス管が挙げられ
る。通常ガラス管を用いるのが好ましい。
なお、標準液供給ラインや検水供給ラインはそ
れぞれ複数設けられていてもよい。
れぞれ複数設けられていてもよい。
また、微生物膜に多孔性テフロン膜をさらに被
覆することにより、BODのみならず、揮発性有
機物量を測定することもできる。
覆することにより、BODのみならず、揮発性有
機物量を測定することもできる。
(実施例)
第1図に示す1はこの考案の一実施例である
BOD自動測定装置を示す構成説明図である。図
においてBOD自動分析装置1は基本的に、隔膜
式酸素電極21と微生物膜22とからなる微生物
膜電極2と、液入口31と液出口32とを有する
フローセル3と、液導入路4と、液導入路4に緩
衝液51を供給する緩衝液供給部5及び曝気用空
気を供給する空気供給部6と、洗浄液、標準液及
び検水のいずれかを導入する被測定液導入部7か
ら構成されてなる。被測定液導入部7は、液導入
路4からポンプ8を介して洗浄液供給ラインAま
で延設される一本の流路(72;選択流路)を備
え、この流路72の途中には、標準液供給ライン
B1〜B4及び検水供給ラインC1〜C2が該流路72
の長手方向に対して略等間隔に順次分岐し、これ
らは各々の貯留槽まで延設されている。これら各
ラインは可撓性を有する材料であるシリコンゴム
の細管で構成されている。
BOD自動測定装置を示す構成説明図である。図
においてBOD自動分析装置1は基本的に、隔膜
式酸素電極21と微生物膜22とからなる微生物
膜電極2と、液入口31と液出口32とを有する
フローセル3と、液導入路4と、液導入路4に緩
衝液51を供給する緩衝液供給部5及び曝気用空
気を供給する空気供給部6と、洗浄液、標準液及
び検水のいずれかを導入する被測定液導入部7か
ら構成されてなる。被測定液導入部7は、液導入
路4からポンプ8を介して洗浄液供給ラインAま
で延設される一本の流路(72;選択流路)を備
え、この流路72の途中には、標準液供給ライン
B1〜B4及び検水供給ラインC1〜C2が該流路72
の長手方向に対して略等間隔に順次分岐し、これ
らは各々の貯留槽まで延設されている。これら各
ラインは可撓性を有する材料であるシリコンゴム
の細管で構成されている。
貯留槽は、洗浄液a、標準液b1〜b4及び検水c1
〜c2を各々貯留する槽からなり、これらは各ライ
ンA,B1〜B4,C1〜C2に対応している。なお、
標準液b1〜b4はそれぞれBOD濃度の異なる有機
物水溶液であり、検水c1〜c2はそれぞれ異なる検
水を示すものである。
〜c2を各々貯留する槽からなり、これらは各ライ
ンA,B1〜B4,C1〜C2に対応している。なお、
標準液b1〜b4はそれぞれBOD濃度の異なる有機
物水溶液であり、検水c1〜c2はそれぞれ異なる検
水を示すものである。
上記各ラインA,B1〜B4,C1〜C2と流路72
との接続構成は第2図に示されるごとくであり、
多数のT字状の分岐管を直列状に備えたガラス管
72aの一端に導入路4まで延設される管72b
を接続し、他端並びに分岐管にそれぞれ上記ライ
ンA,B1〜B4,C1〜C2を接続した構成からなる。
との接続構成は第2図に示されるごとくであり、
多数のT字状の分岐管を直列状に備えたガラス管
72aの一端に導入路4まで延設される管72b
を接続し、他端並びに分岐管にそれぞれ上記ライ
ンA,B1〜B4,C1〜C2を接続した構成からなる。
各ラインA,B1〜B4,C1〜C2の前記接続部の
手前には、それぞれピンチバルブ型の電磁弁74
が付設されてなり、該電磁弁74とポンプ8との
駆動により、所定の被測定液、すなわち、洗浄
液、標準液及び検水のいずれか一つが選択的に流
路72及び液導入路4を通じてフローセル3に供
給される。この電磁弁74の構成を第3図に示し
た。図において、742は上下動しうる押圧片を
示し、この内部には永久磁石743が埋設されて
おり図示しない電磁石のON,OFFにより破線位
置との間を上下動し、貫通口744に装着された
洗浄液供給ラインAの一点を適宜押圧してその流
路の開閉を行なう。他のラインにおける電磁弁も
同様である。なお、図中741は緩和用スプリン
グである。
手前には、それぞれピンチバルブ型の電磁弁74
が付設されてなり、該電磁弁74とポンプ8との
駆動により、所定の被測定液、すなわち、洗浄
液、標準液及び検水のいずれか一つが選択的に流
路72及び液導入路4を通じてフローセル3に供
給される。この電磁弁74の構成を第3図に示し
た。図において、742は上下動しうる押圧片を
示し、この内部には永久磁石743が埋設されて
おり図示しない電磁石のON,OFFにより破線位
置との間を上下動し、貫通口744に装着された
洗浄液供給ラインAの一点を適宜押圧してその流
路の開閉を行なう。他のラインにおける電磁弁も
同様である。なお、図中741は緩和用スプリン
グである。
これらの電磁弁及びポンプの制御、微生物電極
の出力−濃度変換及び較正並びに緩衝液・空気の
供給部の制御は、プログラムシーケンサを備えた
制御部10によりなされている。なお、図中、9
はドレインである。
の出力−濃度変換及び較正並びに緩衝液・空気の
供給部の制御は、プログラムシーケンサを備えた
制御部10によりなされている。なお、図中、9
はドレインである。
かかるBOD自動測定装置1において、緩衝液
供給部5及び空気供給部6の駆動により曝気され
た緩衝液がフローセル3に連続的に供給されてい
る状態下で、洗浄液a供給時の微生物電極の出力
をベースとして、標準液b1〜b4による較正及び検
水C1〜C2の測定がそれぞれなされるが、上記の
ごとき多数に分岐しかつピンチバルブ型の電磁弁
で流路選択が行なわれる選択流路を用いているた
め、例えば洗浄液−標準液切換時や洗浄液−検水
切換時においても各ライン間のコンタミネーシヨ
ンを実質的に生じることなく理想的に各液を液導
入路4を介してフローセル内に供給することがで
きることとなる。そして、洗浄液供給時には洗浄
液が選択流路72全体を通過するため、選択流路
72内の標準液や検水の残留を生じることもな
い。また、分岐部分73はT字状であるが従来の
多方バルブ型の流路切換器7aに比して、屈折も
なめらかであり管径も比較的大きく、さらに従来
の流路切換器7aの屈折部は共通流路となつて液
の通過量が多くなるのに比し上記構造では通過量
が分散されることになるため、スライムの発生が
低減されスライムによる閉塞を起こし難い。ま
た、分岐部分73が透明管で構成されているた
め、長期間の駆動時においても、スライム発生状
況を目視で確認することができ、不測の事態を招
くこともない。しかも、ピンチバルブ型の電磁弁
を用いているため、多方バルブ型の切換器に比し
て閉塞を起こし難く管理も容易となる。
供給部5及び空気供給部6の駆動により曝気され
た緩衝液がフローセル3に連続的に供給されてい
る状態下で、洗浄液a供給時の微生物電極の出力
をベースとして、標準液b1〜b4による較正及び検
水C1〜C2の測定がそれぞれなされるが、上記の
ごとき多数に分岐しかつピンチバルブ型の電磁弁
で流路選択が行なわれる選択流路を用いているた
め、例えば洗浄液−標準液切換時や洗浄液−検水
切換時においても各ライン間のコンタミネーシヨ
ンを実質的に生じることなく理想的に各液を液導
入路4を介してフローセル内に供給することがで
きることとなる。そして、洗浄液供給時には洗浄
液が選択流路72全体を通過するため、選択流路
72内の標準液や検水の残留を生じることもな
い。また、分岐部分73はT字状であるが従来の
多方バルブ型の流路切換器7aに比して、屈折も
なめらかであり管径も比較的大きく、さらに従来
の流路切換器7aの屈折部は共通流路となつて液
の通過量が多くなるのに比し上記構造では通過量
が分散されることになるため、スライムの発生が
低減されスライムによる閉塞を起こし難い。ま
た、分岐部分73が透明管で構成されているた
め、長期間の駆動時においても、スライム発生状
況を目視で確認することができ、不測の事態を招
くこともない。しかも、ピンチバルブ型の電磁弁
を用いているため、多方バルブ型の切換器に比し
て閉塞を起こし難く管理も容易となる。
なお、第1図に示した実施例におけるプログラ
ムシーケンサのフローチヤートを第6図に示し
た。
ムシーケンサのフローチヤートを第6図に示し
た。
(ハ) 考案の効果
以上述べたごとく、この考案の有機物自動測定
装置によれば、従来の多方バルブ型の流路切換器
を用いたものに比して、意図する被測定液に対応
する数の送液ラインを設定するだけでよく、流路
構成が簡単になる利点を有している。さらに従来
に比してライン間のコンタミネーシヨンや、屈折
部に生じ易いスライムの発生も抑制されており長
期間の測定に有利である。しかもピンチバルブ型
の電磁弁や透明管を用いているため管理し易い利
点も備えたものである。
装置によれば、従来の多方バルブ型の流路切換器
を用いたものに比して、意図する被測定液に対応
する数の送液ラインを設定するだけでよく、流路
構成が簡単になる利点を有している。さらに従来
に比してライン間のコンタミネーシヨンや、屈折
部に生じ易いスライムの発生も抑制されており長
期間の測定に有利である。しかもピンチバルブ型
の電磁弁や透明管を用いているため管理し易い利
点も備えたものである。
第1図は、この考案の一実施例のBOD自動測
定装置を示す構成説明図、第2図及び第3図は、
それぞれ第1図の装置の要部を示す構成説明図、
第4図は、従来のBOD自動測定装置を例示する
構成説明図、第5図イ,ロはそれぞれこの考案の
装置の要部の変形例を示す構成説明図、第6図
は、第1図の装置における制御部のプログラムシ
ーケンスを示すフローチヤート図である。 1……BOD自動分析装置、2……微生物電極、
3……フローセル、4……液導入路、5……緩衝
液供給部、6……空気供給部、7……被測定液導
入部、72……選択流路、72a……ガラス管、
72b……管、74……電磁弁、A……洗浄液供
給ライン、B1〜B4……標準液供給ライン、C1〜
C2……検水供給ライン。
定装置を示す構成説明図、第2図及び第3図は、
それぞれ第1図の装置の要部を示す構成説明図、
第4図は、従来のBOD自動測定装置を例示する
構成説明図、第5図イ,ロはそれぞれこの考案の
装置の要部の変形例を示す構成説明図、第6図
は、第1図の装置における制御部のプログラムシ
ーケンスを示すフローチヤート図である。 1……BOD自動分析装置、2……微生物電極、
3……フローセル、4……液導入路、5……緩衝
液供給部、6……空気供給部、7……被測定液導
入部、72……選択流路、72a……ガラス管、
72b……管、74……電磁弁、A……洗浄液供
給ライン、B1〜B4……標準液供給ライン、C1〜
C2……検水供給ライン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 隔膜式酸素電極と微生物膜とを組合せてなる微
生物電極、液入口と液出口とを有しかつそれらの
間を通過する液が上記微生物膜に接しうるよう前
記微生物電極に対し配置されたフローセル、この
フローセルの液入口に接続される液導入路、この
液導入路に緩衝液を連続的に供給する緩衝液供給
部及び曝気用空気を供給する空気供給部、並びに
上記導入路に、洗浄液、標準液及び検水のいずれ
かを選択導入する被測定液導入部を備えてなり、 上記被測定液導入部は、前記液導入路と洗浄液
の供給ラインとを接続しその途中に各々分岐状に
結合した標準液供給ライン及び検水供給ラインを
有する選択流路と、これら接続部及び結合部の手
前の各ラインにそれぞれ付設されたピンチバルブ
型の電磁弁とで構成され、かつ上記分岐状の結合
部は透明管で構成されてなることを特徴とする有
機物自動測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12673184U JPS6142457U (ja) | 1984-08-21 | 1984-08-21 | 有機物自動測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12673184U JPS6142457U (ja) | 1984-08-21 | 1984-08-21 | 有機物自動測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6142457U JPS6142457U (ja) | 1986-03-19 |
JPH04304Y2 true JPH04304Y2 (ja) | 1992-01-07 |
Family
ID=30685403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12673184U Granted JPS6142457U (ja) | 1984-08-21 | 1984-08-21 | 有機物自動測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6142457U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011140422A2 (en) * | 2010-05-06 | 2011-11-10 | Precision Biosystems, Llc | Fluid delivery system and apparatus to perform the same |
CN115092980A (zh) | 2016-03-11 | 2022-09-23 | Wota株式会社 | 水处理装置管理系统和家用水处理装置 |
-
1984
- 1984-08-21 JP JP12673184U patent/JPS6142457U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6142457U (ja) | 1986-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7056472B1 (en) | Device for feeding a treatment liquid to medical appliances | |
JPH04304Y2 (ja) | ||
JP2001198573A (ja) | 殺菌水供給装置 | |
FI71199C (fi) | Anordning foer provtagning ur vaetska | |
JP3289522B2 (ja) | Bod測定装置 | |
JP2000166421A (ja) | 水槽管理システム | |
CN211978896U (zh) | 一种快速获得活性污泥最大呼吸速率装置 | |
JP3409989B2 (ja) | 定量送液装置 | |
JP4150445B2 (ja) | 残留塩素計およびこれを用いた液体殺菌装置 | |
JPH03123850A (ja) | Bod測定装置 | |
CN215905912U (zh) | 一种水处理用加药控制装置 | |
JP3497806B2 (ja) | 水質監視装置 | |
JPS6318473Y2 (ja) | ||
JPH044209Y2 (ja) | ||
CN211477725U (zh) | 一种污泥比耗氧速率集成采样检测装置 | |
JPS6315813Y2 (ja) | ||
JPS6121600Y2 (ja) | ||
KR200145916Y1 (ko) | 습식각처리장치 | |
JPH0747731Y2 (ja) | 電解質濃度測定装置 | |
JPS6116523Y2 (ja) | ||
JPS6470021A (en) | Washing and disinfection apparatus for endoscope | |
JP3139292B2 (ja) | バイオセンサのフローセルのスライム付着抑制方法 | |
FI82304B (fi) | Luftfuktare. | |
RU2060534C1 (ru) | Дозирующее устройство в проточной среде | |
JP2023129914A (ja) | 流体ポンプシステム |